JPS61257423A - 熱処理炉のコイル加熱・冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、バッチ式定置炉型の熱処理炉、とくに焼鈍炉
に最適なコイル加熱・冷却装置に関する。

（従来技術） 従来、」１記のような焼鈍炉としては、第６図及び第７
図に示すように、炉本体１の装入扉２を開き、複数のコ
イル３．・・・ｔ３を積載した台車（不図示）を炉内に
走行させ、該コイル３を炉底部のコイル置台４．・・・
、４」二に積み代え、台車を炉外に走行させ、装入扉２
を閉じ、炉内を還元性雰囲気に保った後、炉上部に略水
平配置された複数のラジアントチューブ（加熱・冷却管
）５．・・・、５を加熱腰同時に炉内ガスを７アン６で
循環させてラジアントチューブ５で加熱し、コイル３に
上方がら吹外付けてコイル３をＡ１変態点程度まで昇温
さ田、この加熱工程の後、冷却工程で、ラジアントチュ
ーブ５を冷却し、同時に炉内ガスをファン６で循環させ
てクーラ７及びラジアントチューブ５で冷却し、コイル
３に」１方から吹と付けてコイル３を抽出可能温度まで
冷却するようにしたものがある（特公昭５２−２０９２
５号公報参照）。

ところで、上記のような焼鈍炉において、ラジアントチ
ューブ５は、コイル３の上方にのみ配置されているので
、コイル３は主として上面側から加熱、冷却されていた
。

従って、コイル３の下面側が加熱、冷却されにくいので
、コイル３内の温度差か大きくなるうえ、加熱、冷却時
間が長くかかり、エネルギーロスも大ぎいという問題が
あった。

またラジアントチューブ５の本数も限られるので、負荷
がかかりすぎてチューブ、バーナの寿命が低下し、炉の
コイル３．・・・、３間の温度差も大ぎいという問題も
あった。

（発明の目的） 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
コイルを均一かつ短時間で加熱、冷却するとともに、チ
ューブ等の寿命向上を図ることを目的とするものである
。

（発明の構成） このため本発明は、炉床部に、コイル端面が炉床に垂直
になるようにコイルを縦置きするコイル置台を設け、該
コイルの両端面に対向してラジアントチューブを配置し
て構成したものである。

（発明の効果） 本発明によれば、縦置外されたコイルの両端面に対向し
てラジアントチューブが配Ｗされているから、コイルの
両端面から同時に加熱、冷却されるので、コイルが均一
に加熱、冷却されるとともに、加熱、冷却時間も短縮さ
れ、省エネルギーが図れるようになる。

また、ラジアントチューブの本数も増加可能であるから
、各バーナの熱焼量を低下させることかでと、チューブ
、バーすの寿命か向−１ニするとともに、炉のコイル間
の温度差も低減するようになる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添０１図面について詳細に説明
する。

第１図、第２図及び第３図に示すように、焼鈍炉１０は
、密閉状の炉本体１１を備え、該炉本体１１の前壁１１
ａには装入扉］２が設けられ、炉本体１１内の炉底部１
１１〕には縦、検者３本、計９本のコイル１３．・・・
、１３をＢ置するボール状のコイル置台１４．・・・、
１４が立設されている。

上記炉本体１１内の炉」二部１．１ｄには、コイル置台
１４に縦置されたコイル（タイトコイル）１３の両端面
に対向してＵ字状に垂下する複数のラジアントチューブ
２０．・・・、２０が、炉長手方向に所定の間隔で略垂
直に配置されている。

なお、ラジアンチューブ２０は、炉底部１１１〕から立
上る構成、後壁１１ｃから側出する構成であってもよい
。

該各ラジアントチューブ２０．・・・、２０の一端口に
は、バーナ２１．・・・、２１がそれぞれ設けられると
ともに、他端口は、レキュペレータ２２に連結されてい
る。

上記炉本体１１の後壁１１Ｃの下部には循環ファン１５
が設けられ、該後壁１１．ｃの上部には、加熱工程時は
炉外へ退避され、冷却工程時は炉内へ突出するように駆
動装置１６で駆動されるクーラ１７が設けられている。

」１記コイル１３は、第４図（ａ）に示すように、コイ
ル１３の内側にリング２５を通し、置台２６上に支持し
て縦置きする構成でもよい。特に、重いコイルでは、リ
ング２５の中に補強材を設置するのが好ましい。

また、第４図（１））に示すように、コイル１３の内側
にリング２５を通し、さらにリング２５の中に芯枠２７
を通して、芯枠２７を置台２８で支持して縦置外する構
成でもよい。

いずれの縦置外方法でも、コイル１３に悪影響を及ぼさ
ずに焼鈍が可能である。

上記のような構成であれば、炉本体１１の装入扉１２を
間外、コイル１３を積載した台車を炉内に走行させ、コ
イル１３をコイル置台１４上に縦積みして、台車を炉外
に走行させ、装入扉１２を閉じ、炉内を還元性雰囲気に
保つ。

そして、クーラ１７を炉外に退避さぜた状態でバーナ２
１によりラジアントチューブ２０を加熱すると同時に、
循環７アン１５を駆動させる。

そうすると、コイル置台１４上に縦積みされたコイル１
３は、両端面がラジアントチューブ２０の輻射熱で同時
に加熱される一方、炉内ガスがファン１５により上方へ
吹き上げられて、ラジアントチューブ２０で加熱され、
コイル１３の両端面及び局面に吹と付けられてから、コ
イル置台１４の開から７アン１５に吸引されて循環する
。

一方、加熱工程の後、冷却工程では、ラジアントチュー
ブ２０にエアーを通して冷却すると同時に、クーラ１７
を炉内に突入させてファン１５を駆動させる。

そうすると、コイル１３の両端面がラジアントチューブ
２０の輻射熱で冷却される一方、炉内ガスかファン１５
により上方へ吹き上げられて、クーラ１７で冷却され、
コイル１３の両端面に吹外１」けられてから、コイル置
台１４の間から７アン１５に吸引されて循環する。

このように、ラジアントチューブ２０により、縦置きさ
れたコイル１３の両端面が同時に加熱。

冷却されるので、第５図に鎖線で示す従来方法によるコ
イルの」二端面ａ゛と下端面ｂ゛の昇温変化に比べて、
実線で示す本案方法によるコイルの両端面ａ、１〕の昇
温変化の方か、早く、かつ温度差が少ない。

従って、本案方法によれば、従来方法に比べて、昇温時
の温度差が半減し、昇温時間が約８時間短縮するので、
品質及び生産性が大幅に向」ニするとともに、約１９％
も省エネルギーが図れるようになった。

また、ラジアントチューブ２０．バーナ２１の本数か、
例えば２４本から３６本に増やせるので、−７＝ 各バーナ２１の燃焼量を低犬させることかでと、チュー
ブ２０、バーナ２１の寿命が、従来方法では３年であっ
たものが５年に延長するようになった。　さらに、ラジ
アントチューブ２０等の本数増加により、炉のコイル１
３開の温度差も低減するようになり、この点からも品質
及び生産性が向上するようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る焼鈍炉の側面断面図、第２図は第
１図の正面断面図、第３図は第１図の平面断面図、第４
図（ａ）及び第４図（１〕）はコイルの縦置き方法を示
す斜視図、第５図はコイル昇温効果を示すグラフ、第６
図は従来の焼鈍炉の側面断面図、第７図は第６図の正面
断面図である。 １０・・・焼鈍炉、１１・・・炉本体、１３・・・コイ
ル、１４・・・コイル置台、２０・・・ラジアントチュ
ーブ、２１・・・バーナ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）炉床部に、コイルをコイル端面が炉床に垂直とな
   るようにコイルを縦置きするコイル置台が設けられ、該
   コイルの両端面に対向してラジアントチューブが配置さ
   れていることを特徴とする熱処理炉のコイル加熱・冷却
   装置。