JPS6213537A

JPS6213537A - コイル焼鈍炉

Info

Publication number: JPS6213537A
Application number: JP4283085A
Authority: JP
Inventors: Tetsuro Yaegashi; 八重樫　哲朗
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 1985-03-06
Filing date: 1985-03-06
Publication date: 1987-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、圧延された鋼板コイル等を無酸化雰囲気中で
調質、焼鈍、焼入及び脱炭等の作業に用いるコイル焼鈍
炉に関するものである。

［゛従来の技術］従来、第３図（Ａ）（Ｂ）で示す焼鈍炉が用いられてい
る。第３図（Ａ）は加熱状態を示すもので、炉体ベース
ａに被処理材Ｃを天井クレーンにて搬送載置した後イン
ナカバーｂ及び耐火物ｄで構成された加熱カバー〇を天
井クレーンにより被処理材を覆うように炉体ベースａ上
に載置する。その後加熱カバーｄの外壁下部に設けたバ
ーナｇ及び循環ブロワｈにより被処理材を加熱するよう
になっている。一方冷却時には前記加熱カバー〇を天井
クレーンにより待機場所へ移動した後第３図（Ｂ）に示
す冷却カバーｋを待機場所より天井クレーンで加熱カバ
ー〇を取外した後に被処理材を覆うように載置し冷却用
ファンｌ及び冷却水ｍの循環により被処理材Ｃを冷却す
るようになっている。また、第４図、第５図に示す台車
挿入抽出式の雰囲気ガス間接加熱式熱処理炉に於いては
、ｌｉｎを開開して被処理材Ｃを挿入、抽出を行い、加
熱、冷却作業をするが、加熱する場合、加熱用バーナ０
、間接加熱用のラジアントチューブｐにより炉内雰囲気
ガスを加熱する一方循環フアンｑと整流板ｒとにより炉
内雰囲気ガスを循環させて加熱効率を高めるようにして
いる。また冷却時にはタープを収納室ｔより図示しない
駆動装置により炉内に突出させて作動させ、前記加熱時
と同様に循環ファンｑと整流板ｒとにより炉内雰囲気ガ
スを循環さＶて冷却効率を高めるようにしている。この
場合前記循環ファンの駆動装置りとタープ収納室ｔは炉
体枠Ｗの必要空間と別個に室を設けて設置されている。

［発明が解しようとする問題点］しかし第３図（Ａ）（Ｂ）で示す焼鈍炉では、加熱カバ
ー８１冷却カバーｋ及び被処理材Ｃ等のハンドリングは
総て天井クレーンで行うこととなり、それ等の荷重に耐
える連室及び天井クレーンが必要となるが、設備費が大
きくなり、また、操業時には、クレーン操作等の作業員
が必要となり、さらに危険がともなっていた。また、第
４図に示す台車挿入抽出式の雰囲気ガス間接加熱式熱処
理炉では、加熱に必要な機器以外に附帯設備が必要とな
るばかりか、そのための余分な空間が必要となり、設備
費の増大と共に加熱に要するエネルギー以外に余分なエ
ネルギーを消費していた。

Ｌ問題を解決するための手段］上述の従来の問題点を解決するため本発明では、圧延さ
れた鋼板コイル等を熱処理するためのコイル焼鈍炉に於
いて、該焼鈍炉の炉壁内部に沿わせて加熱・冷却兼用の
ラジアントチューブを複数本設けると共に、前記焼鈍炉
の底部に雰囲気ガス循環用のファンを設置し、さらに前
記ラジアントチューブと被処理材との間に整流板を備え
た。

［作　　　用］熱の伝達はラジアントチューブの内外面で炉内雰囲気ガ
スと熱交換し、整流板外面を上昇した雰囲気ガスは、炉
床中央部のベース金物空間部に設置された循環ファンに
よって吸引するようにして、雰囲気ガスを循環させて被
処理材の加熱または冷却を行う。これにより炉体以外の
附帯設備や人的操作を行うことなく、被処理材の加熱・
冷却を容易かつ安全に行うことができる。

［実　施　例］以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例であり、炉体１は
耐火材２で内張すされており前面に開閉自在な扉３を有
し、炉床４は支持柱５で基礎（又は架台）上に固定され
る。前記炉床４上に鋼板コイル等の被処理材Ｃの移動用
レール６を設けた耐熱鋼製のベース金物７を設置し、該
ベース金物７上に炉内の雰囲気ガスの流れ方向を均一に
するため、炉床中心部上端に円形開口部８を設けたコル
ゲート状竪形の整流板９を載置固着すると共に、前記ベ
ース金物７の炉床中心空間部に基礎（又は架台）上に設
置された駆動装置１０により回転される循環ファン１１
を設ける。

一方炉体１の耐火材２の内壁に沿わせて加熱及び冷却を
兼用できるラジアントチューブ１２を適宜数配設する。

該ラジアントチューブ１２は一端を炉体１の下部の壁面
に、他端を炉体の天井部に突出させて設けると共に、炉
体下部側の一端を分岐させて一方の突出部に加熱用のバ
ーナ１３を、他方の突出部に冷却用の空気供管（図示せ
ず）との接続と排水口を兼用する接続口１４を設ける。

また、ラジアントチューブ１２の天井部突出端部には熱
交換器１５を接続しである。１６は低温時冷却の際使用
する冷却水の取入口である。

以上のように構成したので、炉体１前面の扉３を開き図
示しない台車により被処理材Ｃを炉内に挿入し、扉を開
じた後バーナ１３に点火しラジアントチューブを加熱す
る。これにより炉内の雰囲気ガスは加熱される。この加
熱された雰囲気ガスは循環ファン１１を回転させること
により炉内上部から被処理材Ｃの中心を通して吸引され
、フルゲート状竪形整流板９の外側に被処理材で吸熱さ
れた雰囲気ガスを吹出させるよう（矢印×で示す方向。

）に循環させ被処理材の加熱を行う。次に冷却する場合
を述べると先ず被処理物が高温時には接続口１４に図示
しない空気供給管を接続し、冷却空気をラジアントチュ
−ブ内に導入して熱交換器１５の方向へ排出させること
により炉内雰囲気ガスを冷却すると同時に循環ファン１
１を回転させることにより、加熱時と同様に炉内上部か
ら被処理物の中心を通して吸引し、コルゲート状竪形整
流板の外側に被処理材で加熱された雰囲気ガスを吹き出
させるよう（矢印×で示す方向。）に循環させて被処理
材の冷却を行う。被処理材の温度が２５０℃以下の場合
には、冷却水取入口１６から冷却水をラジアントチュー
ブ１２内に導入し接続口１４を排水口とするよう切替え
て、この部分から排水するようにする。こうすることに
より低温部における冷却速度を高めることができる。ま
たラジアントチューブ１２の炉体天井部突出端部に設け
た熱交換器では加熱用高温ガスの熱回収を行い回収され
た熱はさらに必要個所（例えば排熱ボイラ）等に使用す
ることもで゛きる。

［発明の効果］以上述べたように炉内壁に沿わせて加熱、冷却兼用のラ
ジアントデユープ、炉床中心下部に雰囲気ガス循環ファ
ン及びコルゲート状の竪形整流板を設けであるので、本
発明のコイル焼鈍炉によれば下記の如き種々の優れた効
果を発揮する。

（Ｉ）加熱、冷却を同一チャンバー内で行うことができ
るので設備全体が簡素化する。

（ＩＩ）加熱、冷却の際、人手による操作あるいは機械
的に別途の操作を必要としないので安全性が高い。

（Ｉ［Ｉ）設備全体が簡素化することにより附帯設備に
要するエネルギーが節減できる。

（ＩＶ）操業に要する作業員の数が少なくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の焼鈍炉の一実施例の説明図、第２図は
第１図のＩ−Ｉ方向矢視図、第３図は従来のコイル焼鈍
炉の一例を示す説明図、第５図は第４図の■−■方向矢
視図である。１は炉体、３は扉、４は炉床、７はベース金物、９はコ
ルゲート状竪形整流板、１１は循環ファン、１２はラジ
アントチューブ、１３はバーナ、１４は空気取入口及び
排水口、１５は熱交換器、１６は冷却水取入口を示す。出願人　石川ｒ、扛口重工業株式会社第２図第３■ 第４図　　　　　　第５図手続補正書く方式）１、事件の表示昭和６０年特許願第４２８３０号２、発明の名称コイル焼鈍炉３、補正をする者事件との関係　　特許出願人東京都千代田区大手町二丁目２番１＠昭和６１年７月２日（発送日６１・７・２９）５、補正
の対象明細」の図面の簡単な説明の欄６、補正の内容明細書の図面の簡単な説明の欄の補正第８頁第１６行〜第１７行における「従来の・・・・・・矢視図である。」を下記の如く補
正する。「従来のコイル焼鈍炉の一例を示す説明図・第４図は従
来の雰囲気ガス間接加熱式熱処理炉の一例を示す説明図
、第５図は第４図の■−■方向矢視図である。」

Claims

【特許請求の範囲】

圧延された鋼板コイル等を熱処理するためのコイル焼鈍
炉に於いて、該焼鈍炉の炉壁内部に沿わせて、加熱・冷
却兼用のラジアントチューブを複数本設けると共に、前
記焼鈍炉の底部に雰囲気ガス循環用のファンを設置し、
さらに前記ラジアントチューブと被処理材との間に整流
板を備えたことを特徴とするコイル焼鈍炉。