JPS61256259A - 免疫学的分析方法 - Google Patents

免疫学的分析方法

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JPS61256259A
JPS61256259A JP9807485A JP9807485A JPS61256259A JP S61256259 A JPS61256259 A JP S61256259A JP 9807485 A JP9807485 A JP 9807485A JP 9807485 A JP9807485 A JP 9807485A JP S61256259 A JPS61256259 A JP S61256259A
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JP
Japan
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reaction
sample
reagent
substance
antigen
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JP9807485A
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Takashi Yamada
隆 山田
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、サンプル中の複数種類の被検物質を同時に定
量分析する免疫学的分析方法に関するものである。
〔従来技術〕
免疫学的反応を利用して各種生体成分を定量分析する方
法が実用化され、生体成分の分析結果は各種疾患の早期
診断や薬物投与計画の作成に役立っている。
一方、各種疾患の診断には複数の生体成分の分析結果を
利用する場合がある。例えば糖尿病の診断ではブドウ糖
負荷前後におけるインシュリンの変化量へインシュリン
及びグルコースの変化量Δグルコースとを共に測定し、
Δインシュリン、/Δグルコース値を求め、このΔイン
レユリン/Δグルコース値を利用して診断を行なってい
る。また、肝臓病疾患の診断においては血清中のα−フ
ェ1−プロテインロ及びGPTl、GOTIを検出して
診断を行なっている。従って、サンプル中の複数の被検
物質を同時に定量分析できる免疫学的分析方法の開発が
強く要請されている。
サンプル中に含まれる複数種類の生体成分を同時に定量
する方法として、サンプル中の特定の被検物質と特異的
に抗原抗体反応を起す複数種類の抗原又は抗体を不溶性
担体にそれぞれ固相化し、複数種類の抗原抗体反応を同
時に進行させ、B・F分離した後各被検物質をそれぞれ
別々に定量分析する方法が提案されている。しかし、こ
の分析方法は、特異的な抗原抗体反応をおこす複数種類
の被検物質を分析する場合だけに適用され、グルコース
、GOT、GPTのように生化学反応に基いて分析され
る生体成分を同時に定量分析することは不可能である。
〔発明が解決しようとする問題点] 上述したように糖尿病の診断では、血液中に含まれるイ
ンシュリン及びグルコースをそれぞれ定量分析し、これ
らの分析結果を用いて診断を行なっている。しかし、血
液中に含まれるインシュリンは抗原抗体反応を利用して
定温分析され、グルコースは酵素を融媒とする生化学反
応に基いて定量分析されるため従来の分析装置ではサン
プル中のインシュリン及びグルコースを同時に定量分析
することが不可能であった。このため免疫学的分析装置
及び生化学分析装置の2台の分析装置を用いてインシュ
リン及びグリコースをそれぞれ別々に定量分析しなけれ
ばならず、分析操作が煩雑になり、検体や分析結果を取
り達えたりする種々のトラブルを発生する欠点があった
。更に2台の分析装置を用いるため、装置のコストが高
価になると共に2台分のスペースを必要とする欠点もあ
った。特にグルコースは数分〜数十分で分析結果が得ら
れるのに対し、インシュリンは数時間〜数十時間を要す
るので上述したトラブルが発生し易くなっている。
従って、本発明の目的は上述した欠点を除去し、1台の
分析装置でサンプル中の免疫学的反応によって定員され
る被検物質と生化学反応によって定量される被検物質と
を同時に定量分析できる免疫学的分析方法を提供するも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本発明による免疫学的分析方法は、サンプル中に含まれ
る複数の被検物質を同時に分析するにあたり、免疫学的
反応に基いて定量される第1の被検物と特異的に抗原抗
体反応を起こす抗体又は抗原を固相化した不溶性担体と
、非免疫学的反応に基いて定量される第2の被検物質に
作用する試薬とを共存させて反応試薬とし、この反応試
薬とサンプルとを反応させて得られる反応液に基いてサ
ンプル中の第2被検物質を定量すると共に、前記担体に
結合した第1被検物質を定量して第1被検物質を定mす
ることを特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明では、サンプル中に含まれる免疫学的反応に基い
て定量される第1の被検物質と特異的に抗原抗体反応を
起す抗体又は抗原を固相化した不溶性担体と、サンプル
中に含まれる生化学反応に基いて定量される第2の被検
物質に特異的に作用する発色試薬とを共存させて反応試
薬とする。そして、反応容器内でサンプルと反応試薬と
を反応させ、免疫学的反応と生化学反応とを同時に進行
させる。反応終了後に反応液を比色測定して第2の被検
物質を定lする。次に洗浄によってB−F分離打ない担
体に結合した第1被検物質を定量してサンプル中の第1
被検物質の量を求める。このように構成することにより
、免疫学反応と生化学反応とを同時に進行させると共に
サンプル中の第1及び第2の被検物質をそれぞれ別々に
取り出して定量するため、第1及び第2の被検物質を同
時且つ正確に定量分析することができる。
〈実施例) 本例では第1の種類の被検物質であるインシュリン及び
第2の種類の被検物質であるグルコースを同時に定量分
析する場合について説明5゛る。インシュリンは特異的
な抗原抗体反応を利用、1゛るヘテロジニアス酵素免疫
分析法により定量し、グルコースは酵素触媒の存在下に
お【プる発色作用を利用した生化学反応により定mを行
なう。
第1図はインシュリンを定量するためのへテロジニアス
酵素免疫分析法の過程を示す線図である。
不溶性担体1にサンプル中のインシュリン(抗原)と特
異的に抗原抗体反応を起す抗体を予め固相化し、この担
体1とサンプル中のインシュリン2により抗原抗体反応
を行なわせてサンプル中のインシュリン2を担体1に結
合させる。次に1回目のB−F分離を行なって反応によ
り担体1に結合したインシュリンと未反応のインシュリ
ンとを分離する。次に担体1をインシュリン2と抗原抗
体反応を起す物質を酵素で標識した標識試薬3と作用さ
せて抗原抗体反応を行なわせ、その後第2回目のB−F
分離を行なってから結合した酵素標識試薬3と反応する
発色試薬を加えて反応させた後、その反応液を比色測定
して標識酵素の酵素活性を求めてインシュリン2を定量
する。尚、担体1とサンプル中のインシュリン2とを反
応させるに際し、リン酸塩等によりp )−17,0前
後の中性付近に緩衝化した溶液にアルブミン等の蛋白質
や塩化ナトリウム等の塩類を含ませた緩衝液を用い、こ
の緩衝液のもとで担体1とサンプル中のインシュリンと
を反応させる。
次にグルコースの定量について説明する。グルコースの
定量原理は次式に基く。
GOD グルコース+02 +H20→ グルコン酸十8202 H202+4・アミノアンチピリン+ OD フェノール−酸化縮合体+H20 リン酸塩等によりp H7,0前後の中性付近に緩衝化
された溶液にグルコース酸化酵素(GOD)とペルオキ
シダーゼ(POD>の2種類の酵素、4−アミノアンチ
ピリン及び色原体であるフェノールを含むグルコース測
定試薬にサンプルを加えて反応させる。反応により酸化
縮合体が生成され、生成した酸化縮合体とフェノールと
により発色が生ずるので、比色測定により酸化縮合体の
生成量を求め、グルコース量を定量する。尚、触媒酵素
としてヘキソキナーゼ(HK)とグルコース−6−リン
酸脱水素酵素(G−6−PDI−1)との2種類の酵素
の組合せでもよい。
本発明では固相化担体、緩衝液及びグルコース測定試薬
を共存させて反応試薬とし、この反応試薬とサンプルと
を反応させて1回目の反応を行なわせる。担体1に固相
化した抗体は特異的にサンプル中のインシュリンとだけ
抗原抗体反応を起こすからグルコース測定試薬に含まれ
る酵素と反応することなく共存でき、グルコース測定試
薬に含まれる酵素もインシュリンに対して作用すること
がなく共存できる。従って、反応中においてサンプル中
のインシュリンは担体1と抗原抗体反応を起こし、グル
コースは上述した過程を経て酸化縮合体を生成し発色現
象を呈する。反応後、反応液を比色測定してグルコース
を定理する。次にB・F分離を行なってから、2回目の
抗原抗体反応を行ない担体1に結合したインシュリンと
標識試薬3とを反応させる。次に2回目のB−F分離を
行なった後発色試薬を加えて反応させ、その反応液を比
色測定してサンプル中のインシュリンを定量する。
次に免疫学的自動分析装置を用いて本発明の詳細な説明
する。本例では以下の成分の反応試薬液を用いる。
10m Mリン酸緩衝液(p H7,0)牛アルブミン
  :10n+a/lぶ 塩化ナトリューム:  8mg/mぶ POD:  0,8U/n+2 GOD  :  10U/m  n 4−アミノアンチピリン: 48m(1/m℃7xノー
ル:  85Qm(]/In !Q。
第2図は本発明を実施するため酵素免疫自動分析装置の
一例の構成を示す線図である。
本例では反応ラインをシングルとして単一項目を分析す
る。反応容器は大口部11aおよび小口部11bを有す
るU字管11を24個用い、これらを反応管ディスク1
2の同一円周上に等間隔に保持する。
反応管ディスク12はU字管11を恒温槽10(第4図
)に浸しながら水平面内で矢印で示す方向に所定のピッ
チ(例えば15秒)で間欠的に回動させる。この反応管
ディスク12の間欠的回動によりU字管11の定位置を
符号81〜S24で示す。本例では停止位置$1にある
U字管11に、サンプル分注装置13によりサンプラ1
4の所定のサンプル吸引位置にあるサンプルカップ15
からサンプルを選択的に分注する、なおサンプラ14は
反応管ディスク12に保持するU字管数と同数の24個
のサンプルカップを同一円周上に等間隔に保持し、−反
応管ディスク12の回動と同期して矢印方向に間欠的に
回動する。
また、停止位置S3にあるU字管11には酵素標識試薬
分注装置16によりサンプル中のインシュリンと抗原抗
体反応を起こす酵素標識試薬17を選択的に分注し、停
止位@S 4にあるU字管11には発色試薬分注装置1
8により発色試薬19を選択的に分注する。更に、停止
位置S17にあるU字管11にはその大口部11aから
担体投入器20に多数収容されているプラスチック等の
合成樹脂やガラスピーズ等の不溶性の担体21を1個選
択的に投入する。
なお、担体21はU字管11の大口部11aから容易に
出し入れでき、かつ小口部11bには入らない大きさと
し、その表面には上述したようにサンプル中の被検物質
と抗原抗体反応を起こす抗体または抗原を予め固定化し
ておくと共に、担体投入器20内においては緩衝液で湿
潤させておく。
また、停止位置819にあるU字管11からは、これに
収容されている反応液を比色計22に選択的に吸引しサ
ンプル中のインシュリン及びグルコースの儂を比色測定
する。更に停止位置820にあるU字管11からは、こ
れに収容されている担体21を担体取出器23により選
択的に取出して排出する。
更にまた、停止位置S22にあるU字管11には洗浄ポ
ンプ24により、イオン交換水、免疫分析用緩衝液、生
理食塩水等の洗浄液を選択的に注入し、また停止位置8
24にあるU字管には反応試薬液分注装置25により前
述した成分の反応試薬液26を選択的に分注する。更に
、停止位置82〜S5にある各々のU字管11は、その
小口部11bをそれぞれ共通の攪拌用エアーポンプ27
に着脱自在に連結し、同様に停止位置822および82
3にある各々のU字管11はその小口部11bをそれぞ
れ共通の排液ポンプ28に着脱自在に連結する。
次に、第2図に示す酵素免疫自動分析装置の動作を第3
図A−Eを参照しながら説明する。
反応管ディスク12の1回転目においては、先ず停止位
置817において第4図Aに示すように担体投入器20
から緩衝液で湿潤されている担体21を順次0字管11
に、その大口部11aから1個ずつ投入する。担体21
が投入されたU字管11には、停止位置822において
洗浄ポンプ24の作動によりその大口部11aから洗浄
液をシャワー状に間欠的に注入すると共に、この洗浄液
を廃液ポンプ28の作動により小口部11bを経て吸引
排出してU字管11を洗浄し、次の停止位置823にお
いて更に小口部11bを経て排液ポンプ28により吸引
することにより洗浄液をほぼ完全に排出する。このよう
にU字管11を洗浄することにより、予め担体21に湿
潤した緩衝液を洗い流し、後段の反応試薬分注後のU字
管11内の反応試薬量を一定に保つ。次に、第4図Bに
示すように停止位置S24において反応試薬液分注装置
25により反応試薬液26を大口部11aから一定量分
注した後、停止位置S1においてサンプル分注装置13
により、サンプラ14の所定のサンプル分注装置にある
サンプルカップ15から一定量のサンプルを大口部11
aから分注する。停止位置S1においてサンプルが分注
されたU字管11は、次の停止位置S2においてその小
口部11bを攪拌用エアーポンプ27に連結し、該エア
ーポンプにより小口部11bを経てエアーを噴出させる
ことによりU字管11内に収容された担体21、反応試
薬液26およびサンプルを攪拌して1回目の抗原抗体反
応を開始させる。この攪拌は停止位置83゜S4および
S5においても順次行なう。なお、担体投入器20、反
応試薬液分注装置25、サンプル分注装置13およびサ
ンプラ14は各U字管に対して1回作動させた後は不作
動にしておく。
U字管11が停止位置S17において担体21を受けて
から1回転して再び停止位置817に移動した後の2回
転目においては、第3図Cに示1ように先ず停止位置1
9においてサンプル中のグルコースと反応試薬26中の
グルコース測定試薬との反応による発色ωを比色測定す
る。比色測定は、U字管11内の反応液を比色計22に
吸引して行なう。比色計22は、例えば第3図Cに示す
ように反応液を通すフローセル22aを介して光源22
bおよび検知器22cを配置し、光源22bからの光を
500nmの波長だけを透過する緩衝フィルタ22dを
介してフローセル22aに投射し、該フローセル22a
からの透過光をライトガイド22eを経て検知器22c
で受光4るように構成する。
次に停止位置S 22に移動して第3図Cに示すように
U字管11内の反応液を小口部11bを経て排液ポンプ
28により吸引して排出すると共に、大口部11aから
洗浄ポンプ24により洗浄液をシャワー状に間欠的に分
注し、この分注された洗浄液を、該停止位置S22およ
び次の停止位置823において同様に小口部11bを経
て排液ポンプ28により吸引して排出することによりU
字管11および担体21を洗浄して第1回目のB−F分
離を行なう。このB−F分離によりU字管11内には担
体21及び担体21に結合したインシュリンだけが存在
する。その後停止位MS3において第3図りに示すよう
に大口部11aから酵素標識試薬分注装置16により酵
素標識試薬17を一定量分注すると共に、該停止位置S
3および次の順次の停止位置84.85において小口部
11bから攪拌用エアーポンプ27によりエアーを噴出
させて担体21と酵素標識試薬17とを撹拌し、2回目
の抗原抗体反応を開始させる。
このように、停止位置S3において酵素標識試薬17の
分注を受けて第2回目の抗原抗体反応を開始したU字管
11が、停止位置S+7に移動して3回転目に入ったら
、停止位置822およびS23において上述したと同様
に洗浄ポンプ24による洗浄液の分注および排液ポンプ
28によるU字管11内の反応液および分注された洗浄
液の吸引排出を?テなってU字管11および担体21を
洗浄して第2回目のB−F分離を行なう。次に、停止位
置84において第3図Eを示すように大口部11aから
試薬分注装置18により発色試薬19を一定量分注する
と共に、該停止位置S4および次の停止位置S5におい
て攪拌用エアーポンプ27によりエアーを噴出させて担
体21と発色試薬19とを攪拌して、担体21に結合し
た酵素標識試薬17中の標識酵素と発色試薬19との反
応を開始させる。
発色試薬19の分注を受けたU字管11が、停止位置8
17に移動して4回転目に入ったら、先ず停止位置S’
9においてU字管11内の反応液を比色計22に吸引し
て比色測定する。比色計22はグルコースの定量を用い
た比色計を用いるが、干渉フィルタ22dを発色試薬1
9の吸収ピーク波長である435nmの波長光を透過さ
せるフィルタに自動的に切り換えて比色測定を行なう。
次に、停止位置S20においてU字管11内に残存する
担体21を大口部11aから担体取出器23により取出
す。その後、停止位@822において洗浄ポンプ24に
より洗浄液をシャワー状に間欠的に分注すると共に、こ
の分注された洗浄液を該停止位置322および次の停止
位置S23において排液ポンプ28により吸引排出して
LJ ′r−管11を洗浄し、次のサンプル分析におけ
る担体の投入に備える。
このように、本実施例では免疫学的反応によって定量6
れる第1被検物質と生化学反応よって定量される第2被
検物質とを共に比色測定により定量する構成としている
から、装置全体を小型かつ構成が簡単でしかも安価にで
きる。
尚、本発明は上述した実施例だけに限定されるものでは
なく幾多の変更や変形が可能である。例えば上述した実
施例では血液中のインシュリンとグルコースとを同時に
定量する例を以って説明したが、インシュリン及びグル
コースだけに限定されるものではなく例えば肝臓疾患の
診断に利用される血清中のα〜フェトプロティンとGP
T、G○Tとを定量分析する場合にも本発明による免疫
学的分析方法を用いることができる。
また、上述した実施例ではサンプル中の免疫学的反応に
より定量される1種類の被検物質と生化学反応によって
定量分析される1種類の被検物質とを同時に定量分析す
る例について説明したが、免疫学的反応によって定」さ
れる被検物質は複数種類の被検物質であってもよい。こ
の場合被検物質と特異的に免疫反応を起す抗原又は抗体
をそれぞれ固相化した複数の担体を用いればよい。
更に、上述した実施例ではサンドウィッチ法によりイン
シュリンを定量する構成としたが、競合法による定量す
ることも可能である。この場合には生化学反応に作用し
ない標識酵素を選択する必要がある。
更に、上述した実施例では、標識物質として標識酵素用
いたが、放射性同位元素、螢光物質等を標識酵素として
用いることもできる。また、生化学反応も酵素反応だけ
に限られるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明し°たように本発明によれば、免疫学的反応に
基いて定量される第1の被検物質と特異的に反応する抗
原又は抗体と、生化学反応によって定量される第2の被
検物質に作用する試薬とを共存させて反応試薬としてい
るから、反応容器内で免疫学的反応と生化学反応とを同
時に進行させることができ、しかも反応した第1及び第
2の被検物質をそれぞれ別々に取り出して定量している
から、サンプル中の免疫反応により定量される被検物質
と生化学反応によって定量される被検物質とを同時に正
確に定量分析できる。
この結果、1台の分析装置によって免疫反応によって定
量される被検物質と生化学反応によって定量される被検
物質とを同時に定量分析できるので、分析操作が簡単に
なり、検体の取り違え等のトラブルを回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインシュリンを定量するためのへテロジニアス
酵素免疫分析法の過程を示す線図、第2図は本発明を実
施する酵素免疫自動分析装置の一例の構成を示す絵図、 第3図A−Eはその動作を説明するための線図である。 10・・・恒温槽     11・・・U字管12・・
・反応管ディスク 13・・・サンプル分注装置14・
・・サンプラ  、15・・・サンプルカップ16・・
・酵素標識試薬分注装置 17・・・酵素標識試薬  18・・・発色試薬分注装
置19・・・発色試薬    20・・・担体投人器2
1・・・担体      22・・・比色計23・・・
担体取出器   24・・・洗浄ポンプ25・・・反応
試薬液分注装装置 26・・・反応試薬液   27・・・攪拌用エアーポ
ンプ28・・・排液ポンプ 第1 (M原MLんト反央0(4九原1官本反広9図 第3図 A 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、サンプル中に含まれる複数の被検物質を同時に分析
    するにあたり、免疫学的反応に基いて定量される第1の
    被検物と特異的に抗原抗体反応を起こす抗体又は抗原を
    固相化した不溶性担体と、非免疫学的反応に基いて定量
    される第2の被検物質に作用する試薬とを共存させて反
    応試薬とし、この反応試薬とサンプルとを反応させて得
    られる反応液に基いてサンプル中の第2被検物質を定量
    すると共に、前記担体に結合した第1被検物質を定量し
    て第1被検物質を定量することを特徴とする免疫学的分
    析方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002148267A (ja) * 2000-08-30 2002-05-22 Nippon Kayaku Co Ltd インスリン作用不足の検出法

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