JPS61255327A - 全固体型エレクトロクロミック表示素子 - Google Patents

全固体型エレクトロクロミック表示素子

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JPS61255327A
JPS61255327A JP60097356A JP9735685A JPS61255327A JP S61255327 A JPS61255327 A JP S61255327A JP 60097356 A JP60097356 A JP 60097356A JP 9735685 A JP9735685 A JP 9735685A JP S61255327 A JPS61255327 A JP S61255327A
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sodium
potassium
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JP60097356A
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Akira Yamada
瑛 山田
Junko Shigehara
淳孝 重原
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は全固体型エレクトロクロミック表示素子に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のエレクトロクロミック表示素子は、第2図に示す
ような液相電解質型と第3図に示すような固体電解質型
に分類される。
液相電解質型においては、電解質イオンの移動が速いた
め応答速度に優れるが、液もれ等の障害、あるいはそれ
を防止するための加工工程の複雑さ、等の欠点が指摘で
きる。また第2図において、この型のエレクトロクロミ
ック表示素子では最も一般的な表示電極(色調変化物質
)としてW Os、電解質溶液として過塩素酸リチウム
のプロピレンカーボネート溶液を用いた場合を一例とし
て説明すると、電圧印加による発色は式(2)により表
わされる。このとき、対電極側では酸化反応が起こるは
ずであり、例えば式(3)で表わされる。
y  −WQ、 +  x  −Li”  +  xe
−−Li、I−(WO3)、   (2)(透明)  
        (ブルー)x  −Cl1O*−xe
−−x  −C1O*         (3)この結
果性じるCl1O#  あるいはそれより誘起される分
解物等は、電解質溶液及び対向電極を劣化させることに
なり、製品の寿命を短かくする。
式(3)の反応はど顕著でないとしても、対カチオンを
失ったCZO4自体が相当の反応性を具有するであろう
ことは容易に予想され、やはり既述のような劣化、短寿
命化を招く。
固体電解質型においては、電解質イオンの移動が遅いた
め応答速度に問題は残るが、液もれ等の障害は無く、ま
た製品とする加工工程も容易である。第3図において、
この型のエレクトロクロミック表示素子では最も一般的
な固体電解質としてLi3Nを、色調変化物質としてW
O,を用いた場合を一例として説明すると、電圧印加に
よる発色は式(2)と同形式である。この際、固体電解
質側では式(4)のような酸化反応が起きていると考え
られる。
Li、N −x −Li″″−xe−→(Lis−xN
)”  (4)式(2)の発色反応において、その応答
速度の大部分を決定するのは固体電解質層の抵抗値であ
る。
一般には、固体電解質層の厚さを極めて薄くすることに
よりこの問題は解決できるが、そのようにすると必然的
に式(2)の反応に寄与するLi”量が減少することに
なり、発色の色あいが淡くなる。従って固体電解質層の
厚みは0.1〜数μmより薄くすることができず、それ
がため発色速度が小さくなっているのである。また、電
圧印加を取り去った後の消色(元の色調に戻る)反応は
、式(5)で表わせると考えられる。
この過程はLi”が−〇、中の格子欠陥や自由体積を伝
わって移動し、さらに同様にLi xN側の格子欠陥や
自由体積を伝わって移動して(Li3−!N)”4部分
に到達することになり、非常にエネルギー的に不利な拡
散を強いられることになる。従って電圧印加を取り去っ
て元の色調に戻る回復時間は、むしろ発色に要する時間
より長く、例えば逆電圧の印加によりこの過程を早くす
る試みも提案されているほどである。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は10−”s/am以上の高いアル
カリイオン伝導性を有する0、 18m以下100Å以
上の厚さの高分子−アルカリ金属塩ノ1イブリッド固体
電解質を用い、〔アルカリ金属電極〕/〔固体電解質〕
/〔色調変化物質〕の基本構成より成り、4.5ボルト
程度以下の印加電圧あるいは電圧印加を取り去ることに
より100ミリ秒以下の速度で色調が変化する全固体型
エレクトロクロミック表示素子を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明は、一方の電極としてリチウム、ナトリフ−80
〜95重量部と該アルカリ金属電極と同種のアルカリ金
属イオンの塩でありかつ過塩素酸リチウム、過塩素酸ナ
トリウム、過塩素酸カリウム、テトラフロロホウ酸リチ
ウム、テトラフロロホウ酸ナトリウム、テトラフロロホ
ウ酸カリウム、ヘキサフロロリン酸リチウム、ヘキサフ
ロロリン酸ナトリウム、ヘキサフロロリン酸カリウム、
トリフロロ酢酸リチウム、トリフロロ酢酸ナトリウム、
トリフロロ酢酸カリウム、トリフロロメタンスルホン酸
リチウム、トリフロロメタンスルホン酸ナトリウム、ト
リフロロメタンスルホン酸カリウム、トルエンスルホン
酸リチウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエン
スルホン酸カリウム、チオシアン酸リチウム、チオシア
ン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウムより選ばれるア
ルカリ金属塩20〜5重量部の混合物を重合してなるハ
イブリッド型イオン伝導体を、もう一方の電極として、
酸化還元に伴うアルカリ金属イオンの流出入によって色
調が変化する物質を透明導電性基板上に薄膜形成させた
ものを用い、これらを圧着して、〔アルカリ金属電極〕
/〔固体電解質〕/〔色調変化物質−透明導電性基板〕
の構成により成ることを特徴とする全固体型エレクトロ
クロミック表示素子である。
但し式(1)において、4≦n≦22、■≦a≦2.2
≧b≧1、a+b=3、Rは炭素数2〜4の直鎖ないし
枝分れアルキレン基、R゛は水素またはメチル基を示す
固体電解質は前記アルカリ金属塩20〜5重量部と、式
(1)のリン酸エステルマクロマー80〜95重量部の
均一混合物を重合して後、あるいは重合時に、0.1μ
m〜100人の薄膜状としたのである。色調変化物質は
、その電圧印加による色調変化前の形を基本形としたば
あい、その基本形かは鉄、オスミウム、あるいはルテニ
ウム)、M3+・ (オクタシアノフタロシアニン)3
−などで表わされる化合物である。
アルカリ金属電極は、金属塊より薄板状に切り出したも
のでも良いが、白金、金、グラッシーカーボン、グラフ
ァイト等の導電性基板上に、200〜104人程度の厚
さに蒸着等で薄膜形成させたものが好ましい。
色調変化物質層は、SnO□ネサガラス、インジウムス
ズ酸化物ネサガラス、TiO□ネサガラス等の透明導電
性基板上に0.05〜0.5μmの厚さに薄膜形成させ
たものが好ましく、最も好適には0.075〜0.15
μm厚である。h・(W(h)yにおいては、WO3を
既述の厚さにスパッタリングで薄膜形成させ、後述する
ように本発明のエレクトロクロミック表示素子が構成さ
れたときに1・(WOs)yに変化する。台、+・(オ
クタシアノフタロシアニンシーにおいては、オクタシア
ノフタロシアニンの0.5〜1. On+g/ m I
t tM度のジメチルホルムアミドないしN−メチルピ
ロリドン溶液より既述の導電性基板上にスピンコーティ
ングないしキャスティングにより既述の厚さに薄膜形成
させ、後述するように本発明のエレクトロクロミック表
示素子が構成されたときにM?・ (オクタシアノフタ
ロシアニン)3−に変化する。なお、オクタシアノフタ
ロシアニンの合成法は、D、ヴエーレ他、マクロモレキ
ュラー・ケミストリー(D、W5hrle他、Makr
omol。
ずつ含む水溶液中にて、既述の透明導電性基板をの薄膜
を構成させ、後述するように本発明のニレ本発明に用い
られる固体電解質は、既述のリン酸エステルマクロマー
とアルカリ金属塩より合成される。リン酸エステルマク
ロマーの製造方法は参考例をもって詳述する。リン酸エ
ステルマクロマーとアルカリ金属塩を既述の割合で非プ
ロトン性有機溶媒、例えばTI(F、ジオキサン、クロ
ロホルム、アセトニトリルなど、好ましくはTHFに溶
解し、減圧下に殆んど溶媒を留去して粘稠な液体を得る
。これをテフロン板上に流延して0.1torr以下の
真空下に8〜20時間、60〜80℃で重合して柔軟な
膜を得、テフロンローラーで延伸処理を行って0.05
〜0.1μm厚の固体電解質薄膜を得る。この薄膜は本
発明に用いられるアルカリ金属及び色調変化物質との接
着力に優れ、例えば平滑なリチウム電極との接着力は8
0〜110dyne/cm程度である。この薄膜を既述
のアルカリ金属電極及び色調変化物質を担持した透明導
電性電極の間に設置して、約2〜10kg/cdの圧力
で圧着し、端子等を設ければ、第1図に示す本発明の全
固体型エレクトロクロミック表示素子の基本構成が出来
上る。
ローラー延伸による薄膜化では、既述の範囲の薄膜を形
成するのが難しい場合がある。それは主に式(1)にお
いて2≧b≧1.5のマクロマーを用いたときである。
このような場合は、既述の非プロトン性有機溶媒の溶液
か、あるいは溶媒を減圧留去して得られる粘稠な液体を
直接色調変化物’It”4層の表面に塗布し、既述の条
件で重合を行って100人〜0.1μmの厚さの固体電
解質層を形成し、これをさらにアルカリ金属電極と既述
の圧力で圧着すれば、第1図に示す本発明の全固体型エ
レクトロクロミック表示素子の基本構成が出来上る。
本発明の全固体型エレクトロクロミック表示素0.2ボ
ルト(対5EC1i掻、以下同じ)に、オクタシアノフ
タロシアニンは−0,6ボルトに還元電位を有し、他方
アルカリ金属の還元力は−2,8〜−2,5ボルトに及
ぶ。WO8の場合は還元電位を明確に指摘できないが、
少くとも−0,8ボルトで完全に還元される。従って、
第1図においてスイッチ8を下方の端子に接続して端子
7と7゛を直接導通させると、アルカリ金属電極が放電
して「を固体電解質層へ放出し、電子を7−7゛−透明
導電層5−色調変化物質薄層4の方向に放出し、その結
果式(6)〜(8)の反応が生起して、色調変化物質層
は既述した基本型になる。
M争            + 6−  + W O
3= M”  (W O3)−(6)(固体電解質層よ
り)  (無色)  (ブルー)従って本発明のエレク
トロクロミック表示素子では、式(6)〜(8)に示す
ごとく、それぞれバックトーンはブルー、無色、ブルー
である。次にスイッチ8を上方へ、直流電源により色調
変化物質層が酸化されるように接続したときは、式(6
)〜(8)の逆方向の反応が進行し、それぞれ無色、ブ
ルー−赤紫〜青紫、グリーンに色調が変化する。このと
きに必要とされる電圧は約3.5ボルト以上であり、好
ましくは3.5〜5ボルトの範囲、最も好適には4.5
ボルトである。この後、スイッチ8をニュートラルの状
態に置くとこの色調は保゛持され、スイッチ8を下方に
接続すると再び式(6)〜(8)の反応によって元のブ
ルー、無色、ブルーの色調に迅速に回復する。
〔発明の効果〕
以上、本発明の全固体型エレクトロクロミック表示素子
の特徴をまとめると、 1)  4.5ボルト程度の電圧印加により、100ミ
リ秒以下の時間内で迅速に色調が変化する。
2) 色調変化後にオーブンサーキットの状態にすると
その色調が長時間保持される。
3)色調変化後にショートサーキットの状態にすると1
00ミリ秒以下の短時間で元の色調に迅速に復帰する。
このように本発明によれば、4.5ボルト程度以下の印
加電圧により、あるいは印加電圧を取り去ることにより
、100ミリ秒以下の短時間で色調が変化する全固体型
エレクトロクロミック表示素子が得られる。
〔実施例の説明〕
次に本発明の全固体型エレクトロクロミック表示素子を
実施例をもって説明するが、それに先立ち、式(1)の
リン酸エステルマクロマーの製造方法、固体電解質の製
造方法、色調変化物質層の製造方法、等を参考例により
説明する。
参考例1 ポリサイエンス(Poly 5ciences Inc
、)社(米国)製、分子量350の片末端メチルエーテ
ルのオリゴエチレンオキシド35g(0,1モル)、2
−ヒドロキシエチルメタアクリレート6.5g(0,0
5モル)、トリエチルアミン18.4 g(0,165
モル)を150m1の脱水THFに溶解する。乾燥管付
コンデンサ、攪拌器、滴下ロート、窒素導入管を装えた
5 Q 0m1l 4ツロフラスコに、オキシ塩化リン
8.43 g (0,055モル)の脱水THF 15
0mj溶液を入れ、水冷、攪拌下に乾燥窒素を通じなが
ら先の混合溶液を滴下ロートより1時間かけて加え、滴
下終了後常温で13時間反応させた。溶液を20℃以下
で減圧濃縮し、21の脱水酢酸エチル中に攪拌しながら
滴下し、生じる白色沈澱を濾去、濾液をCHCl3を加
えながら減圧濃縮して最終的にはCHCl5の濃厚溶液
とし、φlQcmX45clIの塩基性アルミナ(メル
ク社#1076)カラムに入れ、CH(1!3を溶媒と
して流出させた。Rf=0.65、Rf=0.42の第
一、第二流出部を減圧留去して、ジ(2−ヒドロキシエ
チルメタアクリレート)モノ(オリゴエチレンオキシド
)リン酸トリエステル(Iと略)を2.6g(7,8%
、但し0.05モルを収率100%として計算)、モノ
 (2−ヒドロキシエチルメタアクリレート)ジ(オリ
ゴエチレンオキシド)リン酸トリエステル(■と略)を
29.6g(67,7%)得た。
シc−o−c 120O NMR(δ+ppm):メタクリルーCH31,9(6
H)、メタクリルビニル・cH,5,6,6,1(48
)、エチレンオキシド末端−CH33,34(3H)。
−P−0−C1h及び−COO−CH雪−4,1〜4.
4(10)1) 、その他の−Cllt−3,62(2
6,8H)Hff U   cth=c NMR(δ、ppm):Iと全く同じ、但しプロトン数
はそれぞれ3H,2H,6H,8H。
53.6H(順序同前) 参考例2 参考例1と全く同様の操作を行った。但し分子量350
の片末端メチルエーテルのオリゴエチレンオキシド17
.5g(0,05モル)、2−ヒドロキシエチルメタア
クリレート13.0g(0,1モル)を用いた。参考例
1と同様にカラム分離し、■を24.5g(73,5%
)、■を4.2g(9,6%)得た。
参考例3 参考例1と全く同様の操作を行った。但しポリサイエン
ス(Poly 5ciences Inc、)社製分子
量550の片末端メチルエーテルのオリゴエチレンオキ
シド55g(0,1モル)、2−ヒドロキシプロピルア
クリレート6.46 g (0,05g)を用い、水冷
下の滴下に1.5時間、室温での反応に16時間かけた
。参考例1と同様にカラム分離し、第一流出部(Rf=
0.57)、第二流出部(Rf =0.36)にそれぞ
れジ(2−ヒドロキシプロピルアクリレート)モノ (
オリゴエチレンオキシド)リン酸トリエステル(■と略
)を4.6g(10,8%)、モノ (2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート)ジ(オリゴエチレンオキシド)
リン酸トリエステル(■と略)を45.2g(71,0
%)得た。
CL(OCHzCH2h、、、O/ NMR(δ+ ppm) :イソブロビレンーCHi 
1.8(6n) 、アクリルビニル=CHz 5.5.
6.0(4H)。
アクリルビニル÷CI+及びイソプロピレン−CH4,
9〜5.3(4H) 、−P−0−CHz4.2(6H
) 、エチレンオキシド末端−CHz 3.34(3H
)、その他の−cu、3.62(45,2)1) (CH3(OCHzCHF104 する他は全く同じ。
NMR(δ+ ppm) :イソプロピレンーCH:I
 1.82(3H)、アクリルビニル=cozs、s、
6.0 (2H)、アクリルビニル=C1(及びイソプ
ロピレン−CII4.9〜5.3 (2H)、p−o−
cnz4.2〜4.4 (6H)、エチレンオキシド末
端−CH33,34(3H)、その他の=Cut3.6
2(90,4H) 参考例4 参考例1と全く同様の装置で、ポリサイエンス(Pol
y 5ciences Inc、)社(米国)製分子量
750の片末端メチルエーテルのオリゴエチレンオキシ
ド37.5g(0,05モル)、4−ヒドロキシブチル
メタアクリレート15.8g(0,1モル)、ピリジン
14.2g(0,18モル)、THF150nl!の混
合溶液を滴下ロートより0〜5℃に冷却、攪拌した容器
内のオキシ塩化リンフ、67 g (0,05モル)の
THF 150mj!に約1.2時間を要して滴下し、
室温下に18時間反応させた。この後は ゛参考例1と
全く同様にカラム分離を行い、第一流出部(Rf=0.
53)、第二流出部(Rf =0.29)にそれぞれジ
(4−ヒドロキシブチルメタアクリレート)モノ (オ
リゴエチレンオキシド)リン酸トリエステル(■と略)
、モノ(4−ヒドロキシブチルメタアクリレート)ジ(
オリゴエチレンオキシド)リン酸トリエステル(■と略
)をそれぞれ33.2g(59,8%) 、6.3 g
 (7,4%)得た。
NMR(δ+pp爾):メタクリルビニル11.9(6
H)、メタクリルビニル−C1(g5.6.6.1(4
H)、メタクリル−COO−C−CHz−2,6(41
1)、メタクリル−COO−C−C−CHz−2,2(
4H) 、エチレンオキシド末端−CH,3,34(3
H)、−P−0−C8t−及び−Coo−CHz−4,
05〜4.4(IOH)、その他の−CH2(63,2
H)CH5 NMR(δ+ ppm) :メタクリルビニル、 1.
9(38) 、メタクリルビニル=C1(,5,6,6
,1(2H)、メタクリル−Coo−C−CHz  2
.6 (2B)、メタクリル−C00−C−C−C11
2,15(21()、エチレンオキシド末端−ctts
 3.34−(611)、−P−0−C1h−及び−C
OO−CHz−4,05〜4.4 (8H)、その他の
−CHt−(126,48) 参考例5 トリエチレングリコールモノメチルエーテル16.4g
(0,1モル)を用いた他は参考例1と全く同様にして
第一流出部(Rf=0.72)、第二流出部(Rf=0
.49)にジ(2−ヒドロキシエチルメタアクリレート
)モノ (オリゴエチレンオキシド)リン酸トリエステ
ル(■と略)、2.1g(10,6%)、モノ (2−
ヒドロキシエチルメタアクリレート)ジ(オリゴエチレ
ンオキシド)リン酸トリエステル(■と略) 、15.
2g (53,1%)をそれぞれ得た。
IR(cae−’)ニジ、、、 1703.  シc−
c 1630.  δHt 1440、1445.1450.  シル−o及びP・
0 1260、1190.  シc−o−c 1205NM
R(δ、pp糟):メタクリルー〇f131.9 (6
H)、メタクリルビニル−011□5.6.6.1 (
4H)、エチレンオキシド末端−C1h 3.34(3
H)、−p−o−cut−及び−COO−CHt−4,
1〜4.4(IOH)、その他の−CI(、−3,62
(IOH) する他は■と同じ NMR(δ+ ppm) :メタクリルーCH31,9
(3H)、メタクリルビニル=CH15,6,6,1(
2H)、エチレンオキシド末端−CH23,32(6H
)、−P−0−CHt−及び−coo−co、−4,1
〜4.4(8H) 、その他の−cn、−3,60(2
0H) 参考例6 塩化第二鉄、フェリシアン化カリウムを各々1〇−6ず
つ溶解した9H4の・塩酸水に、表面積1−、シート抵
抗10Ω/sq、のインジウムスズ酸化物ネサガラス、
白金板、SCEをそれぞれ作動電極、対電極、参照電極
として設置し、窒素雰囲気下有する厚さ700人の薄膜
が形成された電極を得た。
参考例7.8 参考例6と同様に、但し15秒間及び35秒間電解重合
を行って厚さ500人及び1300人の薄膜が形成され
た電極をそれぞれ得た。
参考例9.10 参考例11 D、ヴエーレ他、マクロモレキュラー・ケミスト・リー
 (D、W#rble他、Makrotsol、 Ch
ew、 ) 誌、12127  (1980)に従って
合成したオクタシアノフタロシアニンの0.7 s m
g/ m i v14度のN−メチルビロリドン溶液を
10μ2、表面積1a!、シート抵抗100Ω/dのS
n0wネサガラス上に展開し、溶媒を常温で蒸散させて
850人厚0薄膜が形成された電極を得た。
実施例1 参考例6で得た色調変化物質の薄膜を有する透明電極の
端の11111程をけずり、インジウムスズ酸化物層を
露出させた。参考例1で得た■を1.74g、過塩素酸
リチウム0.26 gを2.5 m lの脱水THFに
溶解し、10μlを先の露出部に触れないように注意し
ながら色調変化物質層の上に塗布し、THFを蒸散させ
た後Q、l torr以下の真空下、80℃にて14時
間加熱、重合させ、厚さ0.075μmの固体電解質層
を作成した0表面積2d、厚さ0.5m−の白金板の片
面に金属リチウムを蒸着し、厚さ650人の薄層を形成
させた。この後、乾燥アルゴン雰囲気下で、先の透明電
極/色調変化物質層/固体電解質の構成の電極と、この
金属リチウム蒸着1掻を、先に述べた露出部が覆われな
いように5kg/−の圧力で圧着し、基本構成が第1図
で示されるエレクトロクロミック表示素子を作成した。
露出部よりの端子と、白金面よりの端子を接続したとこ
ろ瞬時に色調がブルーから白(無)色に変化した。次に
各々の端子を直流定電圧電源に接続し、色調変化物質層
側で酸化反応が起きるように4.5ボルトの直流をlO
ミリ秒、50ミリ秒、75ミリ秒、100ミリ秒間与え
た。この後直ちにオープンサーキットの状態として、可
視分光光度計により反射スペクトルの測定を行った。
その結果、100ミリ秒の場合はブルーに色調変化し、
その相対吸収強度を1とするなら、50ミリ秒、75ミ
リ秒では各々0.96.0.99であり、10ミリ秒の
ものは0.35であった。また、この色調の強度はオー
ブンサーキット後、少くとも2時間を経ても94%まで
しか減じないことがわかった0次にあらかじめ1秒間4
.5ボルトの直流を与えて色調変化させておいた表示素
子の各々の端子を、リレーを用いて100ミリ秒、20
0ミリ秒、500ミリ秒直接短絡した。その結果いずれ
の場合も肉眼観察では無色に戻っており、仮に色調変化
を起こさせる前の反射スペクトルの相対吸収強度を0、
完全に起こさせた時を1.0とすると、lOOミリ秒の
もので0.02であり、他は少くとも0.01以下であ
った。
以上のことから、本発明のエレクトロクロミンク表示素
子は ■ 4.5ボルトの直流印加により50ミリ秒以内に殆
んど完全に色調変化を起こす。
■ 色調変化後オーブンサーキットの状態にするとその
色調を長時間保持する。
■ 色調変化後ショートサーキットの状態にする、と1
00ミリ秒以内に殆んど完全に元の色調に回復する。
特徴を有することが理解される。なお、今後■に関し、
相対吸収強度が90%を起えるための直流印加時間を色
調変化時間、■に関し、オープンサーキット後その色調
の相対吸収強度が元の色調の50%に戻るのに必要な時
間を減衰時間、■に関し、相対吸収強度が元の色調の9
0%に戻るのに必要な時間を回復時間と呼ぶことにし、
以後の実施例ではこれらを以て説明する。
実施例2 ■を1.74g、ヘキサフロロリン酸リチウム0、26
 gを2.5 m ItのTHFに?理解したちのIO
μlを用いた他は実施例1と全く同様にしてエレクトロ
クロミック表示素子を構成した。直流4.2ボルトの印
加により瞬時に無色からブルーに変化し、その色調変化
時間は75ミリ秒以下であった。
また直流4,2ボルトを1秒間印加後直ちにオーブンサ
ーキットとした時の減衰時間は7,5時間であり、また
ショートサーキット後の回復時間は約80ミリ秒であっ
た。この後、4.2ボルト印加、ショートサーキットを
各1秒ずつ1万回行なった後色調変化時間、減衰時間、
回復時間を測定したが、既述の結果と全(同一であった
実施例3〜21 アルカリ金属薄膜を蒸着により実施例1と同様に第1表
に示すように作成し、第1表に示すようにリン酸エステ
ルマクロマーxgとアルカリ金属塩ygを2.5mβの
THFに溶解した溶液10μlを用い、第1表に示すよ
うに参考例6〜11のいずれかに記載の色調変化物質を
担持した透明電極を用い、Zkg/cdの圧力で圧着し
てエレクトロクコミック表示素子を作成した他は実施例
1と同様に色調変化時間、減衰時間、回復時間を求めた
結果を第1表に示した。
第1表(つづき 3    炉間7     3.2      85 
    7.24     8    4゜1    
  96    10.45    9   3.8 
   80   6.56    10   5.0 
   60   5.57    11   2.5 
   50   6.5B     7   3.5 
   50    ?、29    7   3.5 
   50   6.510    7   3.5 
   65   7.011     ?    3.
5    45   6.512    7   3.
5    50   5.013    9   4.
4    45   7.014    9   4.
4    50   6.515    9   4.
4    60   7.016    10   3
.7    75   9.0I7    10   
3.7    80   7.518    10  
 3.7    80   8.019    11 
  5.0    45   7.520    11
   5.0    50   8.0訂    11
   5.0    60   9.5105    
  4.3      白Qつ色→ブル−95    
  4、Q           〃90     4
.4        無色→赤紫80     4.5
       無色←青紫75      3.0  
      ブルー−グリーン75      4.5
         白色←ブル−80      4.
5            〃85      4.3
            ”90      4.3 
           ”95      4.3  
          〃100      4.5  
       無色←→赤紫80      4.5 
           〃80      4.5  
         −85      4.2    
     無色←青紫75      4.2 70      4.2           〃90
      3.1        ブルー←→グリー
ン100      3.1           〃
100      3.1           〃実
施例22 表面積1.0 cd、シート抵抗30Ω/sq、のイン
ジウムスズ酸化物ネサガラス上に−0,が650人厚0
薄膜化された色調変化物質担持電極(松崎真空■製)を
用いた他は実施例1と全く同様にエレクトロクロミック
表示素子を構成した。色調変化時間は85ミリ秒、減衰
時間は7.5時間、回復時間は95ミリ秒であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全固体型エレクトロクロミック表示素
子の基本的構成を示す図面であり、第2図は従来の代表
的な液相電解質型エレクトロクロミック表示素子の基本
的構成を示す図面であり、第3図は従来の代表的な固体
電解質型エレクトロクロミック表示素子の基本的構成を
示す図面である。 1・・・導電性基板、2・・・アルカリ金属薄層、3・
・・固体電解質薄層、4・・・色調変化物質薄層、5・
・・透明導電層、6・・・ガラス基板、7.7′ ・・
・接続端子、8・・・スイッチ、11・・・透明基板、
12・・・スペーサー、13・・・色調変化物質層、1
4・・・対向電極、15・・・電解質溶液の注入口(後
に封じる)、16・・・電解質溶液、21・・・固体電
解質層、22・・・色調変化物質層、23・・・透明導
電性基板、24・・・ガラス基板、25・・・接続端子
。 1:導電性基板 2:アルカリ金属薄層 3:固体電解質薄層 4:色調変化物質薄層 5:透明導電層 8:スイッチ 11:透明基板 12ニスペーサ 13:色調変化物質層 14:対向電極 15:電解質溶液注入0 16二電解質溶液

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方の電極としてリチウム、ナトリウム、カリウ
    ムより選ばれるアルカリ金属を、固体電解質として式(
    1)で表わされるリン酸エステルマクロマー80〜95
    重量部と該アルカリ金属電極と同種のアルカリ金属イオ
    ンの塩でありかつ過塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウ
    ム、過塩素酸カリウム、テトラフロロホウ酸リチウム、
    テトラフロロホウ酸ナトリウム、テトラフロロホウ酸カ
    リウム、ヘキサフロロリン酸リチウム、ヘキサフロロリ
    ン酸ナトリウム、ヘキサフロロリン酸カリウム、トリフ
    ロロ酢酸リチウム、トリフロロ酢酸ナトリウム、トリフ
    ロロ酢酸カリウム、トリフロロメタンスルホン酸リチウ
    ム、トリフロロメタンスルホン酸ナトリウム、トリフロ
    ロメタンスルホン酸カリウム、トルエンスルホン酸リチ
    ウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホ
    ン酸カリウム、チオシアン酸リチウム、チオシアン酸ナ
    トリウム、チオシアン酸カリウムより選ばれるアルカリ
    金属塩20〜5重量部の混合物を重合してなるハイブリ
    ッド型イオン伝導体を、もう一方の電極として、酸化還
    元に伴うアルカリ金属イオンの流出入によって色調が変
    化する物質を透明導電性基板上に薄膜形成させたものを
    用い、これらを圧着して成る、〔アルカリ金属電極〕/
    〔固体電解質〕/〔色調変化物質−透明導電性基板〕の
    構成を 有する全固体型エレクトロクロミック表示素子。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 但し式(1)において、4≦n≦22、1≦a≦2、2
    ≧b≧1、a+b=3、Rは炭素数2〜4の直鎖ないし
    枝分れアルキレン基、R′は水素またはメチル基を示す
  2. (2)色調変化物質が、その電圧印加による色調変化を
    起こす前の構造がM_x(WO_3)_y(但しMはア
    ルカリ金属イオン、0.5≦x/y≦1.0)、単位組
    成がM_4・Fe^II_4〔M′^II(CN)_6〕_
    3(但しM′は鉄、オスミニウムまたはルテニウム)の
    配位高分子またはM_3・(オクタシアノフタロシアニ
    ン)^3^−(Mはアルカリ金属イオン)である特許請
    求の範囲第(1)項に記載のエレクトロクロミック表示
    素子。
JP60097356A 1985-05-08 1985-05-08 全固体型エレクトロクロミック表示素子 Granted JPS61255327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000506629A (ja) * 1996-03-15 2000-05-30 エコール ポリテクニーク フェデラル ドゥ ローザンヌ エレクトロクロミックまたはフォトエレクトロクロミック装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000506629A (ja) * 1996-03-15 2000-05-30 エコール ポリテクニーク フェデラル ドゥ ローザンヌ エレクトロクロミックまたはフォトエレクトロクロミック装置
JP2007072473A (ja) * 1996-03-15 2007-03-22 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne エレクトロクロミックまたはフォトエレクトロクロミック装置

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