JPS61254370A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は電子機器、さらに詳細には記録紙を機器本体に
装着する記録紙保持部材を有し記録紙にデータ記録を行
なう記録装置を備えた、例えば印字装置付電子式卓上計
算機等の電子機器に関す［開示の概要］ 本明細書及び図面は、印字装置付電子式卓上計算機等の
電子機器において、記録紙保持部材をスイッチとして機
能させ保持部材が所定の使用位置になった時のみ記録装
置を動作可能にすることにより記録紙が装着できない非
使用状態では記録装置が動作できないようにする技術を
開示するものである。

［従来技術］ 従来このような電子機器では、印字時に記録紙を装着す
るために、機器筐体に回動自在に設けられた記録紙ホル
ダを使用位置に回動させ、この記録紙ホルダに記録紙を
挿入して印字を行なうようにしている。この場合電源ス
ィッチを押すことにより機器全体に給電が行なわれ、続
いてプリンタ専用のボタンを操作するか或いはこの電源
スィッチをオン・オフすることによりプリンタを断続さ
せることができるように構成されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしこのような従来の装置では記録するためのスイッ
チは記録紙が装着されているか否かに関わらず操作され
るため、場合によっては記録紙がない状態の時でも印字
を行なってしまうという欠点がある。従って印字軸がサ
ーマルヘッド等の印字部を損傷したり、プリンタ自身に
印字してしまうためプリンタをインクで汚したり又この
ような状態で記録紙を挿入するとそれによって記録紙自
体も汚してしまうという問題点があった。

従って本発明はこのような従来の問題点を解決するため
に成されたもので、記録紙が装着されない非使用状態で
は記録を行なうことができないようにし、記録部を損傷
させたり記録装置ないしは記録紙を汚してしまうことが
防止できる電子機器を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は上述した問題点を解決するために、記録紙を装
着する記録紙保持部材をスイッチとして機能させ、記録
紙保持部材が所・定の使用位置になった時に記録装置を
動作可能にする構成を採用した。

［作　用］ 本発明では、記録紙保持部材が非使用位置にあって収納
されている状態では記録装置を動作させる回路をオフ状
態にし、一方記録紙保持部材が回動してそこに記録紙が
装着できる使用位置になった場合に記録装置を作動させ
る回路を接続させることにより、記録紙保持部材自身を
スイッチとして機能させている。それによって記録紙が
記録紙保持部材に装着される所定の使用位置になった時
のみ記録装置が動作可能となるので、記録紙保持部材の
み使用位置では記録装置は動作せず、従って記録紙が装
着されていないのに印字を開始するような問題点を解決
することができる。

［実施例］ 以下図面に示す実施例に従い本発明の詳細な説明する。

第１図には本発明に関わる電子機器、例えば印字装置付
電子式卓上計算機の外観が図示されており、同図におい
て符号１．２で示すものはそれぞれ電子機器の上ケース
、下ケースであって、上ケースの上方部にはプリンタの
蓋３が設けられ、印字用のインクローラを交換する時な
どはこの蓋３を外すことができるように構成されている
。

一方４はペーパーカッターで、印字部の記録紙を切断す
ることが可能である。上ケース１の中央部に設けられた
表示窓６には入カキ−で入力されたデータが演算された
結果等のデータが表示され、又下方部には入力キ一群７
′や電源やプリンタを押させる電源スィッチ７が配置さ
れる。また電子機器の先端部には記録紙ホルダ５が取り
付けられ、この記録紙ホルダ５は下ケースに設けられた
軸を中心に回動可能で、図示した位置ではこの記録紙ホ
ルダ５にロール状の記録紙を装着することができ、この
記録紙を印字装置に導いて記録紙に印字を行なうことが
可能になる。

第２図には記録紙ホルダ５の取り付は状態を示す構造が
詳細に図示されており、記録紙ホルダ５は、下ケース２
に設けられた回転溝２ｄに挿入され、記録紙ホルダ係合
体２ｃに圧入され、この係合体２Ｃを中心とルて回動で
きるように構成されている。この記録紙ホルダ５は導体
又は表面に金属メッキ等の導体処理が施されている。ホ
ルダ５の回動軸上には、接触体９が設けられ、この接触
体は同様に導体又は表面に金属メッキ等の導体処理が施
されていて、記録紙ホルダ５に圧入接触させるようにし
て係合され、下ケース２に設けられたポス２ａに挿入さ
れ、記録紙ホルダ５の端部を保持させる。リード線１１
の端子１０ａは接触体９の上もしくは下からポス２ａに
同時に挿入され、ポス２ａを溶かすことにより溶着して
接触体９とリード線端子１１ａの導通を図ると同時に下
ケース２に固定する。このようにして接触体９は常に記
録紙ホルダ５と接触しており電気的導通が図られている
。

また接触体９と同様な構成の接触体８が設けられており
、この接触体８は記録紙ホルダ５に接触するように上か
ら係合され下ケースに設けられたポス２ａに挿入される
。この時同時にリード線の端子１０ａも挿入し接着する
ことにより接触体８とリード線端子１０ａの電気的導通
を図ると同時に下ケース２に固定する。接触体８と記録
紙ホルダ５の接触は、記録紙ホルダ５が回動され所定位
置まで持ち上げられた時に接触して電気的導通が図られ
、一方記録紙ホルダ５を下方に回動させ収納状態にした
場合には接触体８と記録紙ホルダ５の接触が断たれるよ
うに構成されている。尚符号２ｅで示すものは記録紙ホ
ルダ５が折り畳まれ下ケースに収納される時の記録紙ホ
ルダ用溝である。

次にこのように構成された電子機器の使用方法を説明す
る。

第３図には記録紙ホルダ５をセットした状態が図示され
ており、記録紙ホルダ５は係合体２Ｃを中心としてＡ方
向に回転され、接触体８に圧入接触され、ホルダ５と接
触体８の電気的導通が図られる。この場合接触体８に係
合片（凸部）を設けることにより記録紙ホルダ５の保持
力を向上させることができる。一方記録紙ホルダ５と接
触体９は常に接触が図られているので、このようにして
リード線１０と１１を電気的に短絡させることができ、
このリード線１０．１１をプリンタを作動させるプリン
ト基板上の回路に接続し、それにより記録紙ホルダ５を
プリンタのスイッチとして使用することが可能になる。

即ち記録紙ホルダ５が所定の位置にきて記録紙が装着で
きるようにされる時のみプリンタを作動させることがで
きる。

一方記録紙が挿入されず記録紙ホルダ５が収納される場
合には、第４図に図示したように記録紙ホルダ５はＢ方
向に折り畳まれ、下ケースに設けられた収納溝２ｅに収
納される。この場合記録紙ホルダ５と接触体８の接触が
断たれることにより、リード線１０．１１は遮断されプ
リンタを作動することができない。

第５図にはこのような構成を組み込んだ電子機器のスイ
ッチの配列が図示されており、電源スィッチ７を押すこ
とにより各回路に電圧を供給することができる。続いて
電源スィッチ７をオン・オフすることによりプリンタを
動作することができるが、プリンタは第３図に図示した
ように記録紙ホルダ５が回動され記録紙が装着できる・
ような状態になった時のみ動作させることができる。一
方電源を遮断する時は隣接したスイッチ７′を押すこと
により行なわれる。

又第６図（ａ）〜（Ｃ）にはスライド式のスイッチが図
示されており、第６図Ｃ＆）では電源はオフの状態とな
っており、又（ｂ）では電源はオンの状態となるが、印
字はまだ行なわれず、（Ｃ）に図示した位置で電源、並
びに印字もオンの状態になるが、この時も第３図に図示
したように記録紙ホルダ５が持ち上げられた時にのみプ
リンタは作動されることになる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば記録紙を保持する記
録紙保持部材がスイッチとして機能しており、記録紙保
持部材が所定の位置になった時のみ記録装置を動作可能
な状態にしているので、記録紙がセットされず、記録動
作になっていない場合には、電源スイッチ或いは特別に
設けられたプリンタのスイッチを動作しても、記録装置
自体は動作することができず、それによりプリンタに記
録が行なわれたり、又プリンタ並びに記録紙を汚してし
まうことがなく確実な記録を保証することが可能になる
。

【図面の簡単な説明】

各図はいずれも本発明の実施例を示すもので、第１図は
本発明に関わる電子機器の外観を示す斜視図、第２図は
記録紙ホルダを中心とした要部の構成を示す分解斜視図
、第３図及び第４図は記録紙ホルダの使用位置並びに未
使用位置における断面図、第５図は押ボタン式のスイッ
チの配列図、第ＳＩＮ　（ａ）〜（Ｃ）はスライド式ス
イッチの動作説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録紙を機器本体に装着する記録紙保持部材を有し、前
   記記録紙にデータ記録を行なうことが可能な記録装置を
   備えた電子機器において、記録紙保持部材をスイッチと
   して機能させ、保持部材が所定の使用位置になった時の
   み記録装置を動作可能にしたことを特徴とする電子機器
   。