JPS61252616A - 軟磁性薄膜用材料 - Google Patents
軟磁性薄膜用材料Info
- Publication number
- JPS61252616A JPS61252616A JP9220985A JP9220985A JPS61252616A JP S61252616 A JPS61252616 A JP S61252616A JP 9220985 A JP9220985 A JP 9220985A JP 9220985 A JP9220985 A JP 9220985A JP S61252616 A JPS61252616 A JP S61252616A
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- Japan
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- rare earth
- thin film
- corrosion resistance
- mechanical strength
- permeability
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- Pending
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- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は薄膜磁気ヘラp 6るいは強磁性薄膜抵抗素子
1例えば磁気スイッ%、各種検出器等に用いられるFe
−8i−At 系合金か゛らなる軟磁性薄膜用材料に関
する゛ものである。
1例えば磁気スイッ%、各種検出器等に用いられるFe
−8i−At 系合金か゛らなる軟磁性薄膜用材料に関
する゛ものである。
〈従来技術〉
近年を磁気応用分野で゛は磁心が小型化、高周波什、恵
密麿什十A栢自r木り一馨r継偵艷易4野では高記録密
度化に伴い、狭トラツーク、短波長。
密麿什十A栢自r木り一馨r継偵艷易4野では高記録密
度化に伴い、狭トラツーク、短波長。
高周波帯域の方向にある。例えば、固定ヘッド型デジタ
ルオーディオ、 PCM 、垂直磁気記録分野等でいる
。 “ 磁性−子の小型化、高周波化に対しては、軟磁性材料の
薄板、薄帯が利用されつつおるが、十分に対応できる材
料であるとはいえない。そこで注目されているのが、ス
パッタ法、蒸着法、メッキ法等によシ製造される軟磁性
薄膜でおる。この薄膜は低周波領域では保磁力、透磁率
の点゛で劣るが。
ルオーディオ、 PCM 、垂直磁気記録分野等でいる
。 “ 磁性−子の小型化、高周波化に対しては、軟磁性材料の
薄板、薄帯が利用されつつおるが、十分に対応できる材
料であるとはいえない。そこで注目されているのが、ス
パッタ法、蒸着法、メッキ法等によシ製造される軟磁性
薄膜でおる。この薄膜は低周波領域では保磁力、透磁率
の点゛で劣るが。
その形状の有利さから高周波領域では格段に優れている
。すなわち薄膜は、電気抵抗の低い金属材料に特有のう
ず電流損失を著しく低減することが可能であるために、
高周波帯域における透磁率の低下をおさえることができ
る。 ′一般に、薄膜材料は薄膜磁性素子の
主要構成要素でち)、その中でも軟磁性薄膜は磁性素子
の性能を決定するものであるOこれには、Ni−Fe系
合金、Fe−8i−AI系合金、さらにはアモルファス
系磁性薄膜が試作、検討されている。
。すなわち薄膜は、電気抵抗の低い金属材料に特有のう
ず電流損失を著しく低減することが可能であるために、
高周波帯域における透磁率の低下をおさえることができ
る。 ′一般に、薄膜材料は薄膜磁性素子の
主要構成要素でち)、その中でも軟磁性薄膜は磁性素子
の性能を決定するものであるOこれには、Ni−Fe系
合金、Fe−8i−AI系合金、さらにはアモルファス
系磁性薄膜が試作、検討されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところで、上記軟磁性薄膜用材料にはそれぞれ一長一短
があシ、これまでの報告では必ずしも満足のできる結果
が得られていない。なかでも。
があシ、これまでの報告では必ずしも満足のできる結果
が得られていない。なかでも。
Fe−8i−AL系合金は、媒体の高抗磁力化に対応で
きる飽和磁束密度の高い材料として期待されているにも
かかわらず、透磁率、耐蝕性の点に問題がある・またり
この合金は機械的強度が高いが。
きる飽和磁束密度の高い材料として期待されているにも
かかわらず、透磁率、耐蝕性の点に問題がある・またり
この合金は機械的強度が高いが。
薄膜素子、特に薄膜ヘッドとして用いる場合には膜形成
後に微細加工を施す必要がちシ、取り扱いの容易さt加
工の容易さの面でよシ一層機械的強度を高くする必要が
ある・ 上記問題点および課題を解消し得る軟磁性薄膜用材料が
実現できれば、薄膜磁性素子、特に薄膜磁気ヘッドの実
用化に貢献できる。
後に微細加工を施す必要がちシ、取り扱いの容易さt加
工の容易さの面でよシ一層機械的強度を高くする必要が
ある・ 上記問題点および課題を解消し得る軟磁性薄膜用材料が
実現できれば、薄膜磁性素子、特に薄膜磁気ヘッドの実
用化に貢献できる。
従って本発明はこのような実状に鑑みなされたもので、
その主たる目的は透磁率が高く、耐蝕性に優れ、しかも
機械的強度の高い軟磁性薄膜用材料を提供することにあ
る@ く問題点を解決するだめの手段〉 上記目的は軟磁性薄膜用材料の合金組成を9重量比でS
tを4〜12%、AI、を5〜10%、Crを0.1〜
3%、希土類元素の1種もしくは2種以上を0.01〜
2チ含み、残部Feとすることにょシ達成される(以下
9重量%を単にチで示す◎)。
その主たる目的は透磁率が高く、耐蝕性に優れ、しかも
機械的強度の高い軟磁性薄膜用材料を提供することにあ
る@ く問題点を解決するだめの手段〉 上記目的は軟磁性薄膜用材料の合金組成を9重量比でS
tを4〜12%、AI、を5〜10%、Crを0.1〜
3%、希土類元素の1種もしくは2種以上を0.01〜
2チ含み、残部Feとすることにょシ達成される(以下
9重量%を単にチで示す◎)。
すなわち軟磁性薄膜用材料として、 Fe −St −
A1合金に0.1〜3俤のCrと0.01〜2チの希土
類元素を同時に添加することによシ、透磁率、耐蝕性。
A1合金に0.1〜3俤のCrと0.01〜2チの希土
類元素を同時に添加することによシ、透磁率、耐蝕性。
機械的強度を大きく向上させることができる。
Siの量、ktの量はそれぞれ9〜11%、6〜10I
sの範囲で透磁率が高くなるのでこの組成範囲がよシ好
ましい。Crは機械的強度を向上させないが、耐蝕性、
透磁率を改善し、o、1%未満ではその効果が明確でな
く、3チを越えて添加した場合は耐蝕性はさらに改善さ
れるがその反面、飽和磁束密度の低下が著しいために添
加量は0.1〜3チの範囲がよい。希土類元素は透磁率
、耐蝕性。
sの範囲で透磁率が高くなるのでこの組成範囲がよシ好
ましい。Crは機械的強度を向上させないが、耐蝕性、
透磁率を改善し、o、1%未満ではその効果が明確でな
く、3チを越えて添加した場合は耐蝕性はさらに改善さ
れるがその反面、飽和磁束密度の低下が著しいために添
加量は0.1〜3チの範囲がよい。希土類元素は透磁率
、耐蝕性。
機械的強度の改善のために添加するもので0.011未
満ではその効果が明確でなく、2%を越えて添加しても
前記特性の飛躍的な向上は認められないので、添加量は
0901〜2チの範囲がよい。また。
満ではその効果が明確でなく、2%を越えて添加しても
前記特性の飛躍的な向上は認められないので、添加量は
0901〜2チの範囲がよい。また。
希土類元素を添加すると、特にスバ、ツタ法を用いて成
膜する場合、スパッタ成膜時に用いられるターゲットの
結晶粒径を200μm以下と細かくできよル均−、高性
能の薄膜をつくることができることができる・ またp本発明の軟磁性薄膜を製造する方法は特に規定し
ないが、スパッタ法、蒸着法、メッキ法等によシ任意に
選択できる。
膜する場合、スパッタ成膜時に用いられるターゲットの
結晶粒径を200μm以下と細かくできよル均−、高性
能の薄膜をつくることができることができる・ またp本発明の軟磁性薄膜を製造する方法は特に規定し
ないが、スパッタ法、蒸着法、メッキ法等によシ任意に
選択できる。
〈実施例〉
以下1本発明をスパッタ法を用いた実施例によシ詳しく
説明する。
説明する。
実施例−1
基板として5crn四方のポリイミドフィルムを用い、
この上にスパッタ法によシ表に示した組成の合金を厚さ
3μm被着した。なお、 Crおよび希土類元素の添加
効果を明確にするためにう合金A10゜11.12を除
きSi量は9.5チt At量は7チと一定にした。
この上にスパッタ法によシ表に示した組成の合金を厚さ
3μm被着した。なお、 Crおよび希土類元素の添加
効果を明確にするためにう合金A10゜11.12を除
きSi量は9.5チt At量は7チと一定にした。
これらのスパッタ膜を分析した結果1表に示した元素の
他に3 ppm以下のS w 5 ppm以下のCが検
出された。Sec等の不純物が多く含まれていると一〇
rを添加してもこれらの不純物に起因する孔食が発生し
、また希土類元素の添加はかえって耐蝕性を害すること
になるので好ましくない。また、スパッタ膜の組織観察
によシ第2相の析出は認められなかった。膜形成後、非
酸化性雰囲気中で300〜800℃の範囲で、熱処理を
施し以下の試験に供した。
他に3 ppm以下のS w 5 ppm以下のCが検
出された。Sec等の不純物が多く含まれていると一〇
rを添加してもこれらの不純物に起因する孔食が発生し
、また希土類元素の添加はかえって耐蝕性を害すること
になるので好ましくない。また、スパッタ膜の組織観察
によシ第2相の析出は認められなかった。膜形成後、非
酸化性雰囲気中で300〜800℃の範囲で、熱処理を
施し以下の試験に供した。
これらのスIJ?ツタ膜について、耐蝕性試験を行った
・耐蝕性試験としては塩水噴霧試験法(JISZ 2
371 )を用いた。評価方法は、試料墓1の腐食面積
Q100として相対腐食面積を算出した。
・耐蝕性試験としては塩水噴霧試験法(JISZ 2
371 )を用いた。評価方法は、試料墓1の腐食面積
Q100として相対腐食面積を算出した。
また、同時に作成した同一組成のスパッタ膜について引
張試験を行い9合金膜にクラックが発生するときの強度
を測定した。評価方法は合金属1の強度ft100とし
て相対評価した・これらの結果を表に示す・この結果よ
’)tFe−8i−At合金にCrと1種もしくは2種
以上の希土類元素を同時に添加することによシ、耐蝕性
および機械的強度が向上することがわかる。この結果よ
り 、 Fe−8i−At合金に希土類元素であるCe
をCrとともに0.01%以上添加することによシ。
張試験を行い9合金膜にクラックが発生するときの強度
を測定した。評価方法は合金属1の強度ft100とし
て相対評価した・これらの結果を表に示す・この結果よ
’)tFe−8i−At合金にCrと1種もしくは2種
以上の希土類元素を同時に添加することによシ、耐蝕性
および機械的強度が向上することがわかる。この結果よ
り 、 Fe−8i−At合金に希土類元素であるCe
をCrとともに0.01%以上添加することによシ。
無添加あるいはCr及び希土類元素であるCeを単独で
添加したFe−8t−At合金に比べて耐蝕性および機
械的強度が向上していることがわかる0また。2チを越
えて添加しても耐蝕性9機械的強度は変化していないこ
とがわかる(A8 、9 )。一方pcrは耐蝕性の向
上には寄与するが機械的強度にはほとんど寄与していな
いことがわかる( A 5 =10.11.12)。
添加したFe−8t−At合金に比べて耐蝕性および機
械的強度が向上していることがわかる0また。2チを越
えて添加しても耐蝕性9機械的強度は変化していないこ
とがわかる(A8 、9 )。一方pcrは耐蝕性の向
上には寄与するが機械的強度にはほとんど寄与していな
いことがわかる( A 5 =10.11.12)。
以下余日
実施例−2
外径10鵡、内径6 +m v厚さ0.5+a+のガラ
ス基板を用いて、これに実施例−1と同一条件で合金膜
を3μm被着し、同様の条件で熱処理を施した後。
ス基板を用いて、これに実施例−1と同一条件で合金膜
を3μm被着し、同様の条件で熱処理を施した後。
5 MHzにおける実効透磁率を測定した。この結果を
表に示す・表から明らかなようにCrと1種もしくは2
種以上の希土類元素を同時に添加すると実効透磁率は向
上していることがわかる。
表に示す・表から明らかなようにCrと1種もしくは2
種以上の希土類元素を同時に添加すると実効透磁率は向
上していることがわかる。
〈発明の効果〉
以上説明したように1本発明による軟磁性薄膜用材料に
よれば、従来の軟磁性薄膜用材料に比べて優れた耐蝕性
2機械的強度、高透磁率という実用的薄膜にとって欠か
すことのできない3つの条件を同時に満たす高性能な薄
膜材料を提供できる。
よれば、従来の軟磁性薄膜用材料に比べて優れた耐蝕性
2機械的強度、高透磁率という実用的薄膜にとって欠か
すことのできない3つの条件を同時に満たす高性能な薄
膜材料を提供できる。
Claims (1)
- 1、重量比でSiを4〜12%、Alを5〜10%、C
rを0.1〜3%、及び希土類元素の1種もしくは2種
以上を0.01〜2%含み、残部Feからなる軟磁性薄
膜用材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9220985A JPS61252616A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 軟磁性薄膜用材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9220985A JPS61252616A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 軟磁性薄膜用材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61252616A true JPS61252616A (ja) | 1986-11-10 |
Family
ID=14048051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9220985A Pending JPS61252616A (ja) | 1985-05-01 | 1985-05-01 | 軟磁性薄膜用材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61252616A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779143A (en) * | 1980-11-05 | 1982-05-18 | Hitachi Metals Ltd | Magnetic thin film |
-
1985
- 1985-05-01 JP JP9220985A patent/JPS61252616A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5779143A (en) * | 1980-11-05 | 1982-05-18 | Hitachi Metals Ltd | Magnetic thin film |
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