JPS61252387A - パルプの蒸煮及び漂白方法 - Google Patents

パルプの蒸煮及び漂白方法

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JPS61252387A JP61100821A JP10082186A JPS61252387A JP S61252387 A JPS61252387 A JP S61252387A JP 61100821 A JP61100821 A JP 61100821A JP 10082186 A JP10082186 A JP 10082186A JP S61252387 A JPS61252387 A JP S61252387A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、蒸煮部及び漂白部からの廃液を回収し、その
化学物質を蒸煮及び漂白化学物質として再循環させるべ
く再生するパルプの蒸煮及び漂白方法に関する。
［従来の技術及び解決すべき問題点］ 漂白において有機クロレ（ｃｈｌｏｒｅ）化合物により
生ずる問題は長い間存在しており、異なる分野でとられ
ている処置により有機クロレ化合物の量は事実上減少さ
れた。かかる処置は特にクロレの代わりに漂白化学物質
としてＣｌＯ２及゛び０２を増量して用いることから成
る。漂白における活性クロレに対する要求も蒸煮を続け
ることにより減少された。更に、塩素漂白化学物質の使
用を完全に回避する試みもなされているが、しかしなが
ら満足すべき漂白結果を得るためには将来において少な
くともＣｌＯ２漂白化学物質が必要となりそうである。
さらし硫酸塩パルプを製造する既存のプラントは、最適
の場合でさえ漂白中に生成する有機クロレ化合物は、環
境保護に関して不十分に回収されると一般に言われてい
る。
これは、漂白に使用されるクロレ化合物、その製造及び
クロレ原料選択に際しての特殊な必須条件に主として起
因する、適した方法の欠点及び複雑さに依るものである
。
廃液を漂白から蒸煮化学循環へと通過させる数多くの方
法が公知である。かかる閉回路では。
Ｃｌ濃度は上昇し壱すく、Ｃｌ化合物を該循環から分離
しなければ、例えば装置の腐食をひき起こす。
閉硫酸塩パルプ法からの塩化ナトリウムの除去は特に米
国特許明細書第３８９８９！９５号、３７４８８１２号
及び３９０９３４４号に記載されている。しかしながら
、多大な蒸発用蒸気と高い投資価格が必要なため、これ
らの方法の効率は制限される。
更に、ＺＡ特許明細書第８３／７７４２号（ＦＩ明細書
第８７７３２号に相当）は、グリーン液（ｇｒｅｅｎｌ
ｉｑｕｏｒ　）から塩化ナトリウムを分離することによ
り、化学循環のＣｌ濃度を減少させることのできる方法
を開示する。該開示された方法は、高分離度の塩化物を
用いてグリーン液から塩化ナトリウムを分離させるもの
であり、塩化物の分離には硫化水素の形で硫化物の分離
が伴なうものである。提案された方法はなお、分離され
た硫化水素を最終的にナトリウム又はヒドロキシ溶液中
に再吸収させ、それを更にかせい化する必要があるとい
う欠点を有する。
従って本発明は、パルプ蒸煮及び漂白の廃液から及び特
に硫酸塩蒸煮及び塩素漂白溶液からでる黒液を燃焼させ
ることにより得られるグリーン液から化学物質を回収し
、これらの化学物質を蒸煮及び漂白化学物質として再循
環させるのに適するようにするために再生する、より効
率のよい方法を達成することを目的とする。
［問題点の解決手段］ 本発明に従う方法は、分離した硫化水素を本方法に再吸
収させることなくグリーン液から塩化ナトリウムをＺ　
Ａ　−８３／７７４２に相当するレベルまで高分離させ
ることができ、かせい化の必要性を減じ、装置を削減さ
せると同時に塩化ナトリウムの分離をより簡便にする。
本発明の主な特徴は本特許請求の範囲に記載されている
。
本発明に従う方法では、繊維パルプ材料を蒸煮液で蒸煮
し、生成したパルプを分離し、パルプを漂白からでてく
る廃液で洗浄し、二酸化塩素で及びおそらくｌ又は数種
のクロ１のない漂白化学物質、例えば０２で漂白し、そ
れによりさらしパルプを生成する。
本発明に従えば、蒸煮及び洗浄から得られる溶液を合わ
せて蒸発させることにより濃縮し、二酸化塩素の製造か
ら生ずる二次生成物を該濃縮廃液と合わせる。続いて得
られる廃液を、融成物及び煙道ガスを生成するために燃
焼する。
廃液を燃焼させることにより得られる融成物を溶解させ
て濃厚な高硫化物、高塩化物グリーン液を生成する。こ
のグリーン液の一部を第１かせい化装置中で、石灰マッ
ドを燃焼させることにより得られるＣａＯでかせい化し
、続いて得られる白色液を蒸煮部に導く、残りの濃厚グ
リーン液を廃液の燃焼部からでてくる煙道ガスにより清
澄した後プレ炭化（ｐｒｅｃａｒｂｏｎｉｚｅ）する１
次いで以下の反応が起こる。
２Ｎａ２　Ｓ＋Ｈ２＋ＧＯ２４２Ｎ＆Ｈ５＋Ｎａ２　Ｃ
Ｏ３ 得られるプレ炭化したグリーン液をＮａＨＣＯ３含有溶
液で処理し、硫化水素を該溶液からストリップする０次
いで以下の反応が起こる。
ＮａＨＳ＋ＮａＨＣＯ３＋Ｎａ２　ＣＯ３＋２　Ｓ 本反応に必要なＮａＨＣＯ３は、以下の反応Ｎａ２　Ｃ
Ｏ３＋ＣＯ２＋Ｈ２０ ＋２ＮａＨＣＯ３ に従い冷却した煙道ガスによって硫化水素を分離するこ
とにより得られるナトリウム溶液を処理することにより
製造される。
本発明に従えば、分離した硫化水素から凝縮により水蒸
気を分離し、得られるＨ２　Ｓガスを燃焼させてＳＯ２
にする。ＳＯ２ガスを冷却し一部をＨ２Ｓｏｎの製造部
に導く、得られるＨ２　ＳＯａをＣｌ２の製造に用いる
。ＳＯ２ガスの残りの部分をＣｌＯ２の製造部に直接導
く。
本発明に従うストリップした溶液を第２かせい化装置中
で、石灰マッドを燃焼させることにより得られるＣａＯ
でかせい化し、続いて該かせい化及びストリップした溶
液を蒸発結晶化してＮａ２ＣＯ３とＮａ２　ＳＯ２を分
離する。
Ｎａ２ＣＯ３とＮａｚ　５ｏ４（７）結晶化液を蒸発結
晶化してＮａＣｌ結晶を得る。所望によりＮａＣｌ結晶
を分離及び洗浄して、それにより洗浄液をストリップト
溶液のかせい化部に導く、得られるＮａＣｌ結晶は液体
を製造するために用い、その液体からＮａＣｌＯ３を電
解的に製造し、ＮａＣｌＯ３をＣｌＯ３の製造に用いる
。
主としてＮａｏ）（を含有する、ＮａＣｌ蒸発結晶化の
結晶化液は、必要なＮａＯＨ分としてパルプの漂白に用
い、過剰分は有利には第１かせい化装置で得られる蒸煮
液の硫化物及びクロレ濃度を減少させるために用いる。
漂白部からの廃液はパルプ材料の蒸煮部で得られるパル
プの洗浄に使用し、それにより漂白部からのアルカリ廃
液の一部を、第１かせい化装置を通過する濃厚なグリー
ン液及び／又は蒸煮液の濃度を減少させるために用いる
ことができる。
本発明の好適な実施態様に従えば、廃液の燃焼部で生成
される煙道ガス中に含まれる固体物質の大部分を煙道ガ
スから分離し、分離した固体物質を廃液の燃焼部に再循
環させる。減少した濃度の固体物質を有する煙道ガスを
続けて洗浄し、酸性のＣｌ含有液を生成させる。この液
を分離して、ストリップト溶液のかせい化部で得られる
ＣａＣＯ３で中和する。続いて、かせい化したストリッ
プト溶液から蒸発結晶化により分離された炭酸ナトリウ
ムから製造された炭酸ナトリウム含有液で、減少したＣ
ｌ濃度を有する煙道ガスを洗浄する。この洗浄段階で得
られるＳＯ２含有液を、グリーン液と一緒にかせい化さ
れる過程に戻し、蒸煮液を製造する。Ｃｌ及びＳＯ２濃
度の減少した煙道ガスを上記炭酸化及びプレ炭酸化反応
におけるＣ０２源として使用する。
上記Ｈ２ＳＯ４製造部の煙道ガスは有利にはＳＯ２水の
製造部へと導き、続いて製造されたＳＯ２はパルプを酸
性化するために漂白部にいおいて用いる。
廃液の燃焼部で得られる融成物は、例えばかせい化した
ストリップト溶液の蒸発結晶化部で得られる水溶液で溶
解させることができる。
本発明の方法に従えば、パルプ材料の蒸煮部、塩素漂白
液及び二酸化塩素の製造部で得られる第二次生成物から
でてくる廃液を燃焼させることにより得られた融成物を
溶解させて、多くの硫化物及びクロレを含有するグリー
ン液を生成させる。このグリーン液を２つの流れに分け
、一方を第１かせい化装置中にてかせい化して白色液を
生成し、それを蒸煮段階へ戻す０本発明に従えば、他方
の第２のグリーン液流の中に含有される硫化物を硫化水
素として分離し、それを更に燃焼させて二酸化硫黄にし
、それを二酸化塩素の製造のために及びパルプの酸性化
の漂白段階に使用する。
次いでこの第２のグリーン液流の中に含有される塩化物
を塩化ナトリウムとして分離し、続いてそれから塩素酸
ナトリウムを電解的に製造し、それを二酸化塩素の製造
のために使用する。このようにしてこの第２グリーン液
流中に含有される硫化物及び塩化物を漂白に使用できる
化学物質に変換する０本発明の方法に従えば、蒸煮部及
び漂市部の廃液中に含まれる化学物質は再生されて蒸煮
及び漂白化学物質として再循環され、そして本発明に従
う化学循環により、科学的均衡のために硫黄、ナトリウ
ム及びクロレ化合物を除去する必要はなくなる。
補助化学物質として硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム及
び硫黄を本方法に供給することにより、科学的損失を補
うことができる。
本発明に従う方法を施用する為のプロセスチャートを例
示する図面を参照しつつ実施例により本発明を更に詳細
に説明する。
［実施例］ 木材チップｌを、１３５８０　ｋｇＮａＯＨ／時間及び
５７００ｋ　ｇ　Ｎ　ａｚ　Ｓ／時間並びに総化学物質
１５１１２　ｋ　ｇ　Ｎ　ａ／時間、２８２８ｋｇ５／
時聞及び２７８０ｋ　ｇ　Ｃｌ　７時間を含有する蒸煮
液６２で９０．９ｔ／時間蒸煮する。
４２．１ｔ／時間のパルプ材料３が得られ、そこから廃
液を分離し、２５１０ｋｇ有機物／時間、１４２０ｋ　
ｇ　Ｎ　ａ　７時間、ｓｅｋｇｓ／時間及び５９２ｋｇ
Ｃｌ／時間を含有する、パルプの漂白部からでてくる中
和された廃液４でパルプを洗浄する０分離された廃液６
は二酸化塩素の製造部７から得られるＳＯ２９０　ｋｇ
の有機二次生成物８（有機二次生成物は４４０ｋｇＮａ
／時間、　３８０　ｋｇｓ／時間及び８８ｋｇＣｌ／時
間を含有する）を含有する。
廃液９は２６０ｋｇ／時間の補給Ｎａ２ＳＯ４７０とと
もに燃焼させ１０、融成物と煙道ガス１１を生成させる
。煙道ガス中に含有される大部分の固体物質を分離し、
その分離した固体物質を廃液の燃焼部に戻す、１１３ｋ
ｇＮａ／時間、２００ｋｇ５／時間及び１７２ｋｇＣｌ
７時間を含有する減少した固体物質濃度の煙道ガス１１
を洗浄して１２．１４ｋｇＮａ／時間、２０ｋｇ５／時
間及び１８０ｋｇＣｌ７時間を含有する酸性Ｃｌ含有液
１３を製造し、該液を分離する。ｃｉ濃度を減少させた
２　ｋｇＮａ／時間、１８０ｋｇ５／時間及び１２ｋｇ
Ｃｌ７時間を含有する煙道ガス１４を洗浄して６８．３
２０ｋｇＮａ／時間、４０ｋｇ５／時間及び１２ｋｇＣ
ｌ７時間を含有する炭酸ナトリウム含有液１６を該洗浄
段階に加えることにより、３２０ｋｇ／時間、２００ｋ
ｇ５／時間及び１２ｋｇＣｌ／時間を含有するＳＯ２含
有液１５を製造する。
１８８４０　ｋｇＮａ／時間、ＳＯ８４ｋｇ５／時間及
び３２０８ｋ　ｇ　Ｃｌ　７時間を含有する廃液が燃焼
部で得られる融成物を溶解させて濃厚な１８８ｋｇＮａ
２０／ｍ３．高硫化物、高塩化物グリーン液１８を生成
させる。
１９．１ｍ３７時間、２１３３４ｋ　ｇ　Ｎ　ａ　７時
間、４８８ｋｇ５／時間及びＳＯ８ｋｇＣｌ／時間を含
有する一部のグリーン液１９を清澄にし２０、清澄にし
たグリーン液２１を煙道ガスで処理して２２．２３２１
００ｍ２　ｎ　／時間ＮａＨ５７１３３ｋｇ／時間を含
有するプレ炭醜化液２４を製造する。プレ炭酸化グリー
ン液をＮａＨＣＯ３２２９０ｋｇ／時間含有液２６で処
理し２５、そしてその液から、蒸発結晶５１で得られる
蒸気をコンプリメート（ｃａｍｐｒｉｍａｔｅ）するこ
とにより製造された蒸気２７を用いて硫化水素２８４８
３ｋｇ／時間をストリップする。Ｈ２Ｓ含有蒸気２８は
導かれて結晶化段階５１の加熱蒸気になり、濃縮された
Ｈ２　Ｓは補給硫黄７１２０ｋｇ５／時間とともに導か
れて燃焼して２９ＳＯ２ＳＯ９１２　ｋｇ／時間となる
。
ＳＯ２ガスを冷却して３１冷却したＳＯ２ガス３２の一
部ＳＯ４　ｋｇｓＯｚ　７時間をＨ２５Ｏ４３３の製造
部３４へ導き、その製造部の廃ガス１５２　ｋｇｓＯ２
／時間をＳＯ２水３６の製造部３７へ導く。
ＳＯ２ガスの残りの部分３８１ＳＯ８　ｋｇｓＯ２／時
間をＣｌ０２３９の製造部７へ導く。
製造されたＨ２　ＳＯ４３３２３３ｋｇ／時間をＣｌＯ
２の製造に使用し、Ｓｏ、）水３６１５２ｋｇＳＯ２／
時間をパルプを酸性化するための漂白部５で使用する。
硫化水素の分離２５に必要なＮａＨＣＯ３２６は、硫化
水素の製造部１８００ｋｇＮａＣＯ３／時間で得られる
ナトリウム溶液４２を４３〜４５℃に冷却した煙道ガス
２ＳＯ００　ｍ３　ｎ／時間により処理することにより
製造する。
２３８５ｋ　ｇ　Ｎ　ａ　７時間、５２ｋｇ５／時間及
びＳＯ８ｋｇＣｌ／時間を含有する残りのストリップト
溶液４５を、ＣａＣＯ３４７（７）燃焼部４８で得られ
るＣａ０４９２？８５ｋｇＣａｏ／時間でかせい化する
４６゜ かせい化したストリップト溶液ＳＯ２０．２ｍ３７時間
を蒸発水ＩＬ１ｔ／時間により蒸発結晶化させて５１、
Ｎａ２　ＣＯ３及びＮａｚ　Ｓｏｐを分離する１６゜ Ｎａｚ　ＣＯ３、Ｎａｚ　Ｓｏ４結晶化の液５２７．１
　ｍ３７時間を蒸発水５．８ｔ／時間により蒸発結晶化
させて５３１例えば蒸発した水蒸気を圧縮して、その圧
縮した蒸気を熱蒸気として使用することにより、ＮａＣ
ｌ結晶を製造する５４゜ＮａＣｌ結晶を分離及び洗浄し
５５、洗浄液５６をストリップト溶液のかせい化部に導
く。
洗浄したＮａＣｌ結晶から製造される溶液５７７７８ｋ
ｇＮａＣｌ／時間を補給ＮａＣｌ’７２３３８　ｋｇＮ
ａＣｌ／時間とともにＮａＣｌ０３（７）製造部５８へ
導き、製造されたＮａＣｌ０３２０２８ｋｇ／時間を、
必要なＣｌ０２ｎ３９１１２０ｋｇ／時間の製造部７を
通してパルプ材料４０の漂白部に使用する。
主としてＮａＯＨを含有するＮａＣｌ蒸発結晶化の結晶
化液５３を、１４５８ｋ　ｇ　Ｎ　ａ／待時間８　’Ｋ
ｇＳ／時間及び１６ｋｇＣｌ／時間を含有するパルプ４
０の漂白ＳＯのために必要なＮａＯＨ６０として使用し
、並びに５５２ｋｇＮａ／時間、４　ｋｇｓ／時聞及び
１８ｋｇＣｌ／時間を含有する過剰分６１を、蒸煮６２
に使用する液体６２の硫化物及びクロレ濃度を減少する
ために使用する。
２３２ｋｇＮａ／時間、２８ｋｇ５／時間及び５２ｋｇ
Ｃｌ／時間を含有する漂白部のアルカリ廃液の一部６３
をかせい化部６５に導かれる濃厚グリーン液６４の濃度
及び蒸煮液として使用される結晶化液６１の濃度を減少
させるために使用する。
ストリップト溶液のかせい化から得られる一部ｃ７）Ｃ
ａＣＯ３６６１５４ｋｇ／時間をＨＣｌ排出液１３の中
和６７に用いる。漂白でのＣｌＯ２の必要性を減じるた
めに酸素２００ｋｇ／時間を用いる。さらしパルプ４０
４０ｔ／時間は種々の目的に使用される。
［発明の効果］ 本発明に従いさらしパルプを製造すると、蒸煮及び漂白
から廃液を完全に回収するほかに、その化学物質を蒸煮
及び漂白化学物質として再循環させるために再生するこ
ともでき、科学的均衡のために硫化物、ナトリウム及び
クロレ化学物質を除去する必要がないという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の実施例の工程を示すブロック図である
。 １：繊維パルプ材料　　２：蒸煮段階 ３：パルプ　　　　　　４：廃液 ５：漂白部　　　　　　６：液 ７：二酸化塩素の製造　８：二次生成物ｌＯ：燃焼　　
　　　　ｌｌ：煙道ガス１８：高値化物、高塩化物のグ
リーン液１９：残りの濃厚グリーン液 ２０：清澄 ２１：清澄したグリーン液 ２２：処理　　　　　　２３：煙道ガス２４：炭酸化溶
液　　　２５：処理 ２６：ＮａＨＣＯ３含有溶液 ２８：硫化水素　　　　２９：燃焼 ３２：ＳＯ２ガスの一部 ３３：Ｈ２ＳＯ４ ３４：ＨｙＳＯａの製造部 ３８：ＳＯ２３９：Ｃｌ０２ ４０：さらしパルプ　　４１：処理 ４２：ナトリウム溶液　４３：冷却 ４４：煙道ガス ４５：ストリップト溶液 ４６二かせい化部　　　４７：ＣａＣＯ５４８：燃焼部
　　　　　４９：ＣａＯ ＳＯ：ストリップト溶液 ５１：蒸発結晶化　　　５２：結晶化液５３二蒸発結晶
化　　　５４：ＮａＣｌ結晶５９　：　ＮａＣｌ０３６
０：　ＮａＯＨ６１：過剰分　　　　　６２：蒸煮液 ６３：アルカリ廃液の一部 ６４；グリーン液の一部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）蒸煮部及び漂白部からの廃液を回収し、その化学
    物質を蒸煮及び漂白用化学物質として再循環させるべく
    再生するパルプの蒸煮及び漂白において、以下の段階： 繊維パルプ材料を蒸煮液で蒸煮し、蒸煮段階で生成する
    パルプを分離し、パルプの漂白部から出てくる廃液で洗
    浄し、そして二酸化塩素及びおそらく１又は数種のクロ
    レを含有しない漂白化学物質で漂白してさらしパルプを
    生成する； 蒸煮部及び洗浄部から得られる液を濃縮し、二酸化塩素
    の製造で得られる二次生成物と一緒に燃焼させて融成物
    及び煙道ガスを生成する； 燃焼部で得られる融成物を溶解させて濃厚な高硫化物，
    高塩化物のグリーン液を生成し；グリーン液の一部をか
    せい化して、パルプ材料の蒸煮部へと導き；残りの濃厚
    グリーン液を清澄し、清澄したグリーン液を煙道ガスで
    処理してＮａＨＳを含有するプレ炭酸溶液を生成する； プレ炭酸化グリーン液をＮａＨＣＯ＿３含有溶液で処理
    し、その溶液から硫化水素をストリップし、そのＮａＨ
    ＣＯ＿３含有溶液は、冷却した煙道ガスを用いて硫化水
    素を分離することにより得られるナトリウム溶液を処理
    することにより製造する； 硫化水素を燃焼させてＳＯ＿２にし；ＳＯ＿２ガスの一
    部をＨ＿２ＳＯ＿４の製造部へ導き、製造されるＨ＿２
    ＳＯ＿４をＣｌＯ＿２の製造に用い；残りのＳＯ＿２を
    ＣｌＯ＿２の製造部へ導く； ストリップト溶液を、ＣａＣＯ＿３の燃焼部で得られる
    ＣａＯでかせい化し、かせい化したストリップト溶液を
    蒸発結晶化してＮａ＿２ＣＯ＿３とＮａ＿２ＳＯ＿４を
    分離する； Ｎａ＿２ＣＯ＿３とＮａ２ＳＯ＿４の結晶化液を蒸発結
    晶化してＮａＣｌ結晶を生成し；ＮａＣｌ結晶を所望な
    らば分離及び洗浄し、洗浄液をストリップト溶液のかせ
    い化部へ導き；ＮａＣｌＯ＿３をＮａＣｌから製造し、
    パルプの漂白に使用するＣｌＯ＿２の製造に使用する； 主としてＮａＯＨを含有するＮａＣｌ蒸発結晶化の結晶
    化液をパルプの漂白に必要なＮａＯＨとして使用し、過
    剰分は蒸煮に使用する液の硫黄及び塩化物濃度を減少さ
    せるのに有利に使用する；漂白部からの廃液は蒸煮部で
    得られるパルプを洗浄するのに使用し、それにより漂白
    部からのアルカリ廃液の一部は、かせい化部を通過する
    濃厚グリーン液の濃度及び／又は蒸煮液として使用され
    る結晶化液の濃度を減少させるために使用することがで
    きる； を組み合わせることを特徴とする方法。
  2. （２）廃液の燃焼部で製造される煙道ガスから大部分の
    固体物質を分離し、その分離した固体物質を廃液の燃焼
    部に再循環させることを特徴とする特許請求の範囲第１
    項記載の方法。
  3. （３）煙道ガスを洗浄してＣｌ濃度を減少させ、減少し
    たＣｌ濃度を有する煙道ガスをかせい化したストリップ
    ト溶液からでてくる炭酸ナトリウム含有溶液で洗浄し、
    それによりＳＯ＿２含有溶液を得、それをかせい化部に
    導いて蒸煮液を製造することを特徴とする特許請求の範
    囲第１又は２項記載の方法。
  4. （４）煙道ガスの洗浄部で生成される酸性Ｃｌ含有溶液
    を分離して、ストリップト溶液のかせい化部で得られる
    ＣａＣＯ＿３で中和することを特徴とする特許請求の範
    囲第３項記載の方法。
  5. （５）Ｈ＿２ＳＯ＿４の製造部からの廃ガスをＳＯ＿２
    水の製造部に導き、製造されたＳＯ＿２水を漂白部に導
    いてパルプの酸性化に用いることを特徴とする特許請求
    の範囲第１項記載の方法。
  6. （６）廃液の燃焼部で得られる融成物を、かせい化した
    ストリップト溶液の蒸発結晶化により得られる水溶液で
    溶解されることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
    の方法。
  7. （７）補助化学物質として硫酸ナトリウム、硫黄元素及
    び塩化ナトリウムを本方法に供給することを特徴とする
    特許請求の範囲第１〜６項のいずれかに記載の方法。
  8. （８）硫酸ナトリウムを廃液の燃焼部へ硫黄元素を硫化
    水素の燃焼部へ及び塩化ナトリウムを塩素酸ナトリウム
    の製造部へ供給することを特徴とする特許請求の範囲第
    ７項記載の方法。
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