JPS6125193Y2 - - Google Patents

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JPS6125193Y2
JPS6125193Y2 JP9410377U JP9410377U JPS6125193Y2 JP S6125193 Y2 JPS6125193 Y2 JP S6125193Y2 JP 9410377 U JP9410377 U JP 9410377U JP 9410377 U JP9410377 U JP 9410377U JP S6125193 Y2 JPS6125193 Y2 JP S6125193Y2
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JP
Japan
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heating chamber
metal plate
voltage transformer
frequency
frequency oscillator
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JP9410377U
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JPS5421250U (ja
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、加熱室内にヒーターを設けた高周波
加熱装置において、ヒーター通電時に機械室、つ
まり高周波発振器や高圧トランスや他の電子部品
を収納した取付空間の温上昇、および磁気騒音を
簡単な構成により防止する事を目的とする。
加熱室内にヒーターを設けた高周波加熱装置で
はヒーター通電時、ヒーターの熱により上記取付
空間の温度が異常に上昇する可能性がある。従つ
て、この種の従来の高周波加熱装置では上記取付
空間を加熱室の側方または下方に設け、さらに両
者の間に熱しやへい構造を施す事が一般的に行わ
れている。第1図はこの従来例を示す要部断面図
であり、この第1図に示すように加熱室壁1と取
付空間2との間に仕切用の金属板3が入れられ、
さらに加熱室壁1と金属板3との間に石綿等の断
熱材4が入れられている。しかしながらこの構造
では次のような2つの問題がある。つまり断熱材
4が高価なため製品自体を高価にするとともに、
金属板3に磁気騒音が生じる。この磁気騒音につ
いて説明すると、一般に上記金属板3としては鉄
板が使われるが、これが高圧トランス5からの漏
洩磁気によつて振動し、騒音を発生するのであ
る。従つて、高圧トランス5に面する部分のみ磁
石に吸引されない金属、例えばステンレス
SUS304等で置きかえる等の手段が取られるがス
テンレスを用いれば上記断熱材4の値段とあいま
つてきわめて高価になる。
そこで、本考案はこれらの欠点を解決するため
に第2図に示す構造をとるものである。つまり、
第1図の断熱材4を取り去り、金属板6は高圧ト
ランス5より上部分だけ設けるものである。この
構造における取付空間2中央部の温度上昇は第1
図におけるそれとほとんど差がなく、次にこの理
由をのべる。
第1図の構造においては加熱室内の熱は先ず加
熱室壁1に伝わり、次にここから断熱材4を介し
て金属板3に伝わり、その後この部分まで伝わつ
た熱が取付空間2内の空気を上昇させると考えら
れる。これに対して第2図の構造では加熱室壁1
の熱が、これに接した空気を温ため、この空気は
軽くなつて上昇して加熱室壁1と金属板6で囲ま
れた空間Aに行きつく。つまり、この構造の場合
には加熱室内の熱は空気の流れによつて上方の空
間Aに運ばれ、この結果水平方向、すなわち取付
空間2に伝わるものは比較的少なくなる。これに
対して第1図のものは断熱材4があるため、上方
への熱の伝達は阻止され、水平方向への流れが主
となると考えられる。この場合、断熱材4があれ
ば水平方向への熱伝達は大きく阻止されると思わ
れるが、それは短時間で見た場合であり、電気用
品取締法等で定められている様に温度飽和するま
で時間をかけると、水平方向への熱伝達はやはり
大きくなるのである。以上の理由から、第2図の
構造でも第1図のものと同程度の温度上昇防止効
果が得られ、しかもこの場合には高圧トランス5
によつて金属板6に磁気振動がおきることはなく
なる。つまり、この金属板6は高圧トランス5よ
り上方に設けたので磁束が通過しにくくなり、こ
の結果上述のごとく磁気振動がおきなくなるので
ある。
次に、この第2図の構造を高周波加熱装置に適
用した具体的構成を第3図〜第5図を用いて説明
する。なお、第1図、第2図と同一構成部分には
同一番号を付して説明する。
第3図は、高周波加熱装置本体の左右及び上面
を形成する箱体を取り去り、主要部品のみを取付
けた状態の斜視図である。この実施例において
は、前面には縦開きのドア7と、高周波発振器8
の短時間(15分用)タイマ9と、高周波発振器8
の長時間(2時間)タイマ10と、加熱室11内
に設けた上・下ヒータ(第4図12・13)のタ
イマ(1時間)14とが設けられている。
また、この前面には上記上・下ヒータ12・1
3の上下切替スイツチ15,上・下ヒータ12・
13の温度調節ツマミ16、上記高周波発振器8
の作動スイツチ17、作動ランプ18等が設けら
れている。さらに、取付空間2には高圧トランス
5、上記高周波発振器8、導波管19が設けら
れ、またこの第3図には他に底板20、裏板2
1、加熱室上面板22、同補強板23及び金属板
6等が見える。第4図は第3図のA−A′に対応
する要部断面図である。シーズヒータでできた上
ヒータ12、および下ヒータ13の差込用穴2
3、脚ゴム24等が見える。第5図は金属板6の
斜視図である。仕切板16は大きくわけて4つの
部分からなる。つまり、フランジ部25、上仕切
部26、取付部27、下仕切部28とから成り、
取付部27に設けたビス穴29により加熱室上面
板22にビス30(第3図)で固定する。また、
この第5図の穴31は導波管19及び補強板22
の逃げであり、下仕切部28の角穴32は、高周
波発振器8の冷却風を加熱室11内に導びくため
のエアーガイド(図示せず)を通すためのもので
ある。さらにフランジ部25は高周波加熱装置本
体の外箱上面(第3図はこれを取去つた状態)と
狭い間隔を保つて対向し、第4図の左側から右
側、つまり取付空間2に熱気が侵入しないように
している。なお、フランジ部25の上に弾性を有
する材料、例えば耐熱スポンジ等を置けばこの熱
気侵入防止効果はより高くなる。
また、本実施例においては、底板20から測つ
て高圧トランス5の高さは約14(cm)、加熱室上
面板22の高さは約29(cm)、金属板6の下端ま
での高さは約19(cm)、となつているので上述の
ごとくこの金属板6で磁気振動はおきない。さら
に、加熱室壁1はステンレスSUS304で形成し、
その厚さは0.4(mm)、金属板6は亜鉛メツキ鉄板
で形成し、その厚さは0.8(mm)となつてい。な
お、この実施例において、上・下ヒータ12,1
3により、加熱室11の中央部の平均温度を250
℃に保つた時、取付空間2の中央部の温度は第1
図とほぼ同じの35(℃)になつた。
以上のように本考案によればわざわざ断熱材を
設けなくても各部品の取付空間の温度上昇を充分
に押えることができるので断熱材、およびその取
付作業が不必要となり、結果として安価に提供で
きる。また、一般に、ヒーターを具備した加熱室
は、その上面壁が最も高温になるが、本実施例に
おいては、導波管上部の対流を防ぐ事ができるの
で、加熱室の断熱(温度上昇防止)に大きな効果
を有する。
また、金属板を非磁性の金属で形成しなくても
この金属板は高圧トランスからでる磁束によつて
磁気振動をおこすことはなく、したがつてこの点
からも安価な高周波加熱装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部断面図、第2図は本考案
の一実施例にかかる高周波加熱装置の要部断面
図、第3図は同装置の全体斜視図、第4図は第3
図A−A′線に沿つて切断した断面図、第5図は
同装置の金属板の拡大斜視図である。 1…加熱室壁、2…取付空間、5…高圧トラン
ス、6…金属板、8…高周波発振器、11…加熱
室、12,13…上・下ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波加熱装置本体と、この本体内に設けられ
    た加熱室と、この加熱室内に設けたヒーターと、
    この加熱室内に高周波電磁波を供給する高周波発
    振器と、この高周発振器と加熱室とを結ぶ導波管
    と、この高周波発振器に高電圧を供給する高圧ト
    ランスとを備え、上記高圧トランスを上記加熱室
    外壁と本体内壁との間に設けた取付空間の下部に
    設置するとともに、この高圧トランスと加熱室外
    壁との間に金属板を設け、この金属板は前記導波
    管を貫通させるための穴をあけるとともに、高圧
    トランスより上方に位置せしめたことを特徴とす
    る高周波加熱装置。
JP9410377U 1977-07-14 1977-07-14 Expired JPS6125193Y2 (ja)

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JP9410377U JPS6125193Y2 (ja) 1977-07-14 1977-07-14

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JP9410377U JPS6125193Y2 (ja) 1977-07-14 1977-07-14

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Publication Number Publication Date
JPS5421250U JPS5421250U (ja) 1979-02-10
JPS6125193Y2 true JPS6125193Y2 (ja) 1986-07-29

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