JPS61251689A - オルガノジシランからのオルガノシラン及びオルガノポリシランの製造法 - Google Patents

オルガノジシランからのオルガノシラン及びオルガノポリシランの製造法

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JPS61251689A
JPS61251689A JP60114431A JP11443185A JPS61251689A JP S61251689 A JPS61251689 A JP S61251689A JP 60114431 A JP60114431 A JP 60114431A JP 11443185 A JP11443185 A JP 11443185A JP S61251689 A JPS61251689 A JP S61251689A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
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    • C07F7/121Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20
    • C07F7/125Preparation or treatment not provided for in C07F7/14, C07F7/16 or C07F7/20 by reactions involving both Si-C and Si-halogen linkages, the Si-C and Si-halogen linkages can be to the same or to different Si atoms, e.g. redistribution reactions

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオルガノジシランからのオルガノシラン及びオ
ルガノポリシランの製造方法に関する。
従来の技術 オルガノハロジシランからオルガノシラン及び/又は任
意にヒドロオルガノシランを製造する種々の方法がすで
に述べられてきた。
特に、とりわけジシランを含む化合物の混合物から成る
メチルクロロシラン(米国物1’l−2,380,99
5号及び同2.488.487号に記載される銅の存在
における塩化メチルとケイ素との反応)の直接合成から
の残分を処理加工する程々の方法が、例えば、7ランス
特許1.094399号、同2,163,579号及び
同2,342,981号に記載されている。
すなわち、フランス特許1.094399号によれば、
ジシランを塩酸の存在におい′C2006〜300℃の
間の温度に加熱して開裂させる。
フランス特許2.16&579号によれば、ジシランを
白金又はパラジウム又は白金、ノ(ラジウム及びニッケ
ルのホスフィン複合体の存在においてハロゲン化物と反
応させる。
フランス特許2.542.981号によれば、ジシラン
をヘキサメチルホスホリックトリアミド等の非プロトン
性塩基の存在において加圧下で水素ガスと反応させる。
公知の方法で成果を生ずることが可能であるが、以下の
不利益の内の少くとも1つを有しているニ一方法は、工
業的に使用することを困難かつ高価なものにさせる温度
又は圧力条件を必要とする;−使用する触媒及び/又は
反応体が有毒であり、高価であり及び/又は空気中で不
安定である;−反応時間が長過ぎる及び/又は収率が並
である。
本発明の目的はオルガノハロジシランからオルガノシラ
ン及びポリ7ランを製造する方法であって、上述した従
来技術の方法の不利を持たず、かつ塩化水素酸ガスの不
存在において、わずかに高い温度及び大気圧、短い反応
時間で実施することができ、ジシランの高い開裂度に続
くオルガノハロシランの収率が良好な方法を提供するも
のである。
これやあれやの目的が本発明によって達成される。事実
、本発明は、不活性雰囲気中で、少くともC1)1種の
次式のジシラン: (R)、 Si = Si  (R)、     (I
)(式中、R基はC,−C,のアルキル基から選ぶ炭化
水素基、水素原子、113−ト1)yルオロプロビル基
、トリメチルシロキシ基及びフッ素、塩素、臭素及びヨ
ウ素から選ぶハロゲン原子を表わし、同一でも異っても
よい) を、(2)以下: (a)  少くとも1a[の次式のイオン性無機塩:M
+A− (式中、M+はリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビ
ジウム及びセシウムから選ぶアルカリ金属のカチオンを
表わし、かつA−はフッ化物、塩化物、臭化物及びヨウ
化物のアニオンから選ぶハロゲン化物のアニオンを表わ
す)と、 (b)  前記の塩(aJのM カチオンを錯化する(
c omp −Iexing)少くとも1徨の化合物 とを含む触媒的に有効量の触媒系と接触させるオルガノ
シラン及びオルガノポリシランの製造方法に関する。
好ましくは、上記(I)式において、R基の内の少くと
も1つは水素原子であって、ヘキサハイドロカーボンを
基材とするジシランを除く。
好ましくは、上記(I)式において、2つのケイ素原子
の内の少くとも1つに付いたR基の内の少くとも1つ、
なお一層好ましくは少くとも2つがハロゲン原子である
@ 発明の方法を(I)式においてR基をメチル基及び塩素
原子から選ぶジシランに適用するのが好ましい。これら
のジシランは周知の生成物であり、%に、メチル及び塩
素置換基を含有する上記のジシランはクロロシランの直
接合成からの残分中に存在する。
発明による方法において用いるのに好ましいジシランは
テトラメチル−12−ジクロロジシラン(CI(CH,
)2)2Si2.  ) I)メチル−1,1,2−)
 IJジクロロジシランH,CI、5iStC1(CH
3)2、テトラクロ四−12−ジメチルジシラン(C1
2CH,Si)、、テトラメチル−i、1−ジクロロジ
シランCHs (−12b 1 b t (CHs )
 s  を単独で又は混合して用いる。
これらのジシランは、主に、151°〜155℃、好ま
しくは152°〜154℃の間で蒸留する直接合成から
の残分の留分中に混合状態で見出すことができる。
本発明による触媒系における好適なアルカリ金属はリチ
ウムであり、かつ好適な無機塩はフッ化リチウム、塩化
リチウム及び臭化リチウムである。
不活性雰囲気とは、ジシランと触媒系との接触を実質的
に無水の状態下のアルゴン、窒素又はヘリウム等の不活
性ガス下で行うことを意味するものと解釈する。実質的
に無水の状態とは、実際上完全に水分の無い意味に解釈
するが、痕跡の水は許容できる。
発明による方法を開裂性化合物の非常に富んだ(およそ
90モル%を越える)混合物に適用する場合に、通常、
出発ジシランの重量に対して約45〜85重量%のモノ
シランの重量収率が得られ、残りは主にメチルクロロシ
リレン単位CH,ClSiを含有するポリシランに転化
される。
得られるシランは、次いで、主に、メチルトリクロロシ
ラン及びジメチルジクロロシランで、これらはシリコー
ンの合成に必須の原料である。
発明の第1の特別かつ好適な実施態様によれば、使用す
る錯生成化合物(b)は次式の金属イオン封鎖剤である
: N (−CHR,−CHR2−0(CHR,−CHR4
−0)n−R5)、  (II)〔式中、nは0〜10
(それぞれを含む)の整数であり、R1、R2、R5及
びR4は水素原子、C1〜C4のアルキル基から選び、
同一でも異ってもよ<、R6はC1〜C12のアルキル
又はシクロアルキル基、又はアルキルフェニル又はフエ
ニA/ 7 A/ キル基(アルキル部分はC1〜C1
2である)から選ぶ基である〕。
触媒系に使用する(n)式の錯生成剤は周知の生成物で
あり、特に参考に挙げるフランス特許1、502,36
5号及び同ス45Q、120号に記載されている。
発明の好適な実施態様によれば、(IF)式においてR
1、R2、R3及びR4が水素原子又はメチル基を表わ
し、R6及びnが先の意味を有する金属イオン封鎖剤を
使用する。
徒者の助剤の中で、一層大きな採択は、nが0に等しい
か又はそれよりも大きくかつ6に等しいか又はそれより
も小さく、及びR3が1〜4の炭素原子を含有するアル
キル基を表わすところの金属イオン封鎖剤の使用に与え
られる。
挙げることができるのは次の通りであるニー次式のトリ
ス(3−オキサブチル)アミン:N(CH7−CH2−
0−CHs) 。
−次式のトリス(46−シオキサヘグチル)アミン: N (CH2−C)12−0−CH2−CH2−0−C
H,) 。
−次式のトリス(3,49−)リオキサデシル)アミン
: N(CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−CH2
−CH2−0−CH,) 。
−次式のトリス(46−シオキサオクチル)アミン: N (CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−C2
H5) 。
−次式のトリス(工6.9− )リオキサウンデシル)
アミン: N(CH,−CH2−0−CH2−CH2−0−CH2
−CH2−0−C2H5) 。
−次式のトリス(3,6−シオキサノニル)アミン=N
(CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−C,Hア
)3−次式のトリス(&6.9− )リオキサドデシル
)アミン: N(CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−CH2
−CH2−0−C3H,) 。
−次式のトリス(へ6−シオキサデシル)アミン:N(
CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−C4)1.
 ) 。
−次式のトリス1,49−トリオキサトリデシル)アミ
ン: N(CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−CH2
−CH2−0−C4H,) 。
−次式のトリス(3,49,12−テトラオキサトリデ
シル)アミン: N−(CH2−CH2−0(G(2−CH2−0) 、
 −CH,) 3−次式のトリス(3,6,9,12,
15,18−ヘキサオキサノナデシルアミン: N−(CH,−CH2−0−(CH,−CH2−0) 
5CH3) 5−次式のトリス(3,6−シオキサー4
−メチルヘプチル)アミン: N−(CH2−CH2−OCH−(CH3)−CH2−
0−CH,)。
−次式のトリス(3,6−シオキサー2.4−ジメチル
ヘプチル)アミン: N−(CH2CH−(CH,) −0CH(CH,”)
−CH2−0−CH,) 、。
発明の特別の実施態様によれば、架橋有機ポリマー基幹
(5ubstrate )にクラフトさせる金属イオン
封鎖剤を錯生成化合物として使用する。これらのグラフ
ト化錯生成化合物は特に欧州特許出願第46,706号
に記載されているものであり、該欧州特許出願を参考と
して挙げる。
欧州特許出願第44706号に記載されるグラフト化金
属イオン封鎖剤は、架橋有機ポリマー基幹と該基幹に固
定させる複数の以下の一般式(III)の官能基とから
成ることを特徴とする:〔式中、躬、弓、Rシ、R1、
現及び現は水素原子、1〜4の炭素原子を含有するアル
キル基力)ら選び、同一でも異ってもよく、Rシ及び+
;、 &を水素原子、1〜12の炭素原子を含有するア
ルキル又はシクロアルキル基、フェニル基、アルキルフ
ェニル又はフェニルアルキル基(ここで、アルキル部分
はC4〜C12である)から選び、同一でも異ってもよ
く、n’、m’及びpl  は1に等し〜・力1又はそ
れよりも大きくかつ10に等しいか又はそれよりも小さ
い〕。
これを完全には示さなかったが、発明は、錯生成剤がイ
オン性無機塩のM カチオンを錯化しかつ塩を解離させ
、反応媒質中に塩を少くとも一部可溶化させるという事
実に基づくものと思われる。
発明の別の好適な実施態様によれば、架橋有機ポリマー
基幹と、該基幹に固定させた一般式(2))において、
R;、R′2、R二、R二、呪及びH′、が水素原子又
はメチル基を表わし、”同一でも異ってもよく、)(シ
及びHシが水素原子又はC4〜C4のアルキル基を表わ
し、同一でも異ってもよいものの複数の官能基とから成
る支持(5upported )金属イオン封鎖剤を使
用する。発明の別の好適な実施態様によれば、n’、m
’及びpl  は1に等しいか又はそれよりも大きく、
かつ6に等しいか又はそれよりも小さく、同一°でも異
ってもよい。
官能基の例として、以下の式の基を挙げることができる
: /CH2−CH,−0− /CH2−CH2−0− 7CH2−CH2−0−CH2−CH2−0−7CH,
−CH2−0−CH,−CH2−0−CH2−CH,−
0−基幹は(III)式の官能基により置換し得る基を
含有する任意の架橋有機ポリマーから誘導することがで
きる。
本発明に適した有機ポリマーの例として、ビニル芳香族
化合物、例えばスチレン、メチルスチレン、ビニル芳香
族化合物とC4〜C6の共役ジエンとの共重合体、例え
ばスチレンとブタジェンとの共重合体、スチレンとイソ
プレンとの共重合体を挙げることができる。
使用する最も特別に好ましい有機ポリマーはポリスチレ
ンであり、次に架橋剤は、好ましい実施態様によればジ
ビニルベンゼンである。架橋度は重要な要因である。ポ
リスチレンにグラフトさせる(m)式の官能基は、実際
、活性でなければならない。これがそうなるために、以
下に詳細忙述べる用途において支持される金属イオン封
鎖剤が用いられるところの溶剤の分子がポリマーの内部
に浸透することが必要である。このため釦、架橋度は、
溶剤及び反応体が入り込むのを妨げないように、あまり
高くなってはならない。ポリスチレンのジビニルベンゼ
ンによる架橋度がおよそ10%よりも低いものを用いる
ことが好ましい。架橋度がおよそ5Xよりも低いことが
なお一層好ましい。
置換し得る基は、好ましくは、ポリスチレンのベンゼン
核に結合させたクロロ−又はブロモメチル基−CH2C
1又は−CH2Brにおける塩素又は臭素である。
官能基を運ぶポリスチレン中のベンゼン核の百分率が5
Nよりも大きいことが特に好ましい。この百分率が1O
Nよりも大きいことがなお一層好ましい。
好ましい支持金属イオン封鎖剤は次式によって表わすこ
とができる: 発明の第2の特別の実施態様によれば、錯生成化合物(
b)は、環内Vc15〜30の原子を含有し、かつ4〜
10の一〇−X単位(ここで、Xは−CHR6−CHR
,−カ或バー CH)C6−CHR8−CR,R,−ノ
トちらかであり、R6、R7、R8及びR2は水素原子
又は1〜4の炭素原子を含有するアルキル基であり、同
一でも異ってもよく、Xの内の1つはO−X 単位カー
0−CHR6−CHR,基を含有する場合に−CHR6
−CHR,−CR,R,−になることができる)から成
る大環状ポリエーテルである。
発明の第5の特別な実施態様によれば、錯生成化合物(
b)は一般式IIa又はubO大環状又は二環式化合物
である: (ここで、 −YはN又はPを表わし、 −Aは1〜3の炭素原子を含有するアルキレン基を表わ
し、 −りはO,S又はN−R,、(ここで、R11は1〜6
の炭素原子を含有するアルキル基を表わす)を表わし、 −R,。は1〜6の炭素原子を含有するアルキル基を表
わし、ps qs’は1〜5の整数であり、同一でも異
ってもよい。) 発明の第4の特別の実施態様によれば、使用する錯生成
化合物(b)は大環状ポリエーテル(「クラウンエーテ
ル」とも呼ばれる)及び架橋有機ポリマー基幹にクラフ
トさせる大環状又は二環式化合物(「クリプタント(c
ryptant )Jとも呼ばれる)である。これらの
グラフト化錯生成化合物は、該化合物がクラウンエーテ
ル又はグラフト化クリプタントである場合は、本質的に
、アンギュー、ケミカル、インターナショナル、エディ
ジョン、エンジニアリング(Angew、 Chem、
 Int、 Ed、Eng、)、18巻、421−42
9頁(1979)の報文中に記載されているものである
発明による方法で用いることができる大環状ボ+) z
 −7−’# ハrクラウンエーテル」の一般名で知ら
れており、かつ第2.02 +S、 481号で公表さ
れたフランス特許69743879号に記載されている
発明に従って用いることができるクラウンエーテルの例
として次を挙げることができる:大環状及び二環式化合
物は第2.05λ947号で公表されたフランス特許7
0 / 21079号に記載されている。かかる化合物
の例として以下を発明による方法の使用と関連させて挙
げることができる。
発明の別の好適な実施態様によれば、大環状ポリエーテ
ル又は適当なアミン誘導体、大環状ポリエーテル或は大
環状又は二環式化合物なりロロメチル化ポリスチレンと
反応させて得られるポリスチレンから成る架橋有機ポリ
マーにグラフトさせた大環状又は二環式化合物を使用す
る。これらの好適な支持生成物は以下の式によって表わ
すことができる: 及び 発明による方法は溶剤の存在において或は不存在におい
て用いることができる。後者の場合には、溶剤として働
くのは出発ジシラン又はジシランの混合物である。第3
の溶剤を使用する場合、後者は数多くの条件を満足しな
ければならない:溶剤は出発ジシランを可溶化しなけれ
ばならず;溶剤は、また、導入され又は形成されるシラ
ン及びポリシランに対して化学的に不活性でなければな
らない。
例えば、アニソール、クロロベンゼン、オルト−ジクロ
ロベンゼン、トルエン、ジクロロベンゼン、ジオキサン
又はジメトキシエタン等の溶剤を選ぶのが好ましい。ア
ニソール及びクロロベンゼンが好ましい溶剤である。
発明による方法においズ使用するのに最適な(n)式の
金属イオン封鎮剤の選定は、その上、イオン性無機塩に
おけるカチオンの大きさを考慮に入れて行う。カチオン
の大きさが大きくなる程、金属イオン封鎖剤中に存在す
る酸素原子の数が多くならなければならない。
好ましくは、発明による方法は温度80’ 〜200℃
、好ましくは100°〜150℃の間で実施する:これ
は、発明による方法の利点の内の1つを構成する。
操作は大気圧で行うのが好ましい。大気圧よりも高い圧
力或は低い圧力を除外しないことはもち論である。
錯生成剤(b)は、錯生成剤対イオン性無機塩のモル比
が、好ましくは、[LDCM〜10の間になるような量
で使用する。なお一層好ましくは、この比はQ、02〜
2の間である。
イオン性無機塩対出発ジシランのモル比は、好ましくは
1〜10010間である。なお一層好ましくは、この比
はQ、5〜α01の間である。
分断反応によって得られるシランは、反応媒質への溶解
性に劣りかつ十分に揮発性である場合は形成されたまま
で分離し得るか、或は反応の終了時に、当業者に周知の
技術、例えば蒸留、選択溶解等によって分離することが
できる。
末完F!AK従って使用するグラフト化錯生成剤は好ま
しくは塔での連続操作を可能にさせるが、未グラフト化
(ungrafted )錯生成剤は好ましくは不連続
操作を可能にする。
上述した通り、本発明はジシランをわずかに高い温度で
かつ少量の触媒を使用して顕著な収率で開裂させること
を可能にする。
本発明のその他の特徴及び利点は、以下の例を読むこと
によって一層明瞭になるものと思う。以下の例は例示す
るもの、で何ら制限を意味するものでない。
例1 中央橿拌器、温度計、ラシツヒリングを充填した塔、凝
縮器、受は器、アルゴン入口を装着した1リツトルの反
応装置に以下から成るジシラン150Iを装入するニ ートリメチルー1.1.2−トリクロロジシラン119
8モル 一テトラクロロー12−ジメチルジシラン0.439モ
ル 一トリス(3,6−シオキサヘプチル)アミン(本明細
書中以降TDA、と呼ぶ)7.5.@、すなわち、0.
0250モル 一無水フッ化リチウム1g、すなわち、Q、0384モ
ル 加熱しながら全体を攪拌し、かつ反応装置内約110℃
テ目ニツく程ノ量ノモノシラン(C12Si(cF13
)2及び(H,5iC1,)が留出し始める。9分後、
反応装置内の温度が150℃に達した際に反応を停止す
る。主にポリメチルクロロシランから成る固体残分が反
応装置の底部に得られる。導入したジシランの重量に対
するモノシランの重量収率(分断度)は55.6Xであ
る。開裂したジシランの重量を基準にすれば、メチルク
ロロシランの重量収率は796Xであり、かつジメチル
ジクロロジシランの重量収率は87.69f;である。
例2〜9 ハロゲン化アルカリ金属の性質を変える以外は、反応体
及び触媒系のモル数を同じにして例1の操作手順を再現
する。結果を下記の表Iに一緒にする。この表から、T
DA、+ LiBr又はLiC1又はbiFの糸が最も
活性のあることが見られる。
例9は、金属イオン封鎖剤の存在することが触媒系にお
いて必須であることを示す比較例である。
表I 例10 アニソール200 wIlをあらかじめ反応装置に装入
する他は例1の操作手順を再現する。
得られた結果は、浴剤無しで操作を行う例1で得た結果
と実質上同一である。
例11〜14 これらの例では、連続にジシランを供給する系と、連続
に液相な抜き出す系と、ラシツヒ■(Raschig■
)リングを充填した蒸留塔とを組込み、かつ攪拌を続け
る1リツトルのガラス反応装置において、発明の方法を
還流比を変えて連続に実施する。
連続に供給したジシラン混合物は次の重量による組成を
有するニ ー12−ジメチルテトラクロロジシラン:4<5.6X −その他のジシラン        :14.IX触媒
(T DA、 K溶解したハロゲン化アルカリ金属)を
ジシランと混合して導入する。
例11〜14において、以下の条件を変更した:例11
及び12:ハロゲン化物(フッ化物及び塩化物)の性質 例12.13及び14:反応装置における滞留時間、温
度及び塔の還流比。
運転条件及び結果を以下の表IIK−緒にして掲載する
: 表■ 「1)  反応装置内の反応混合物の合計型t(触媒系
の重量を含む)K対する触媒系の重量%(2)重量比 手続補正書(方式) %式% 事件の表示 昭和60年 特願第114451号補正を
する者

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オルガノジシランを触媒系の存在において接触させ
    るオルガノシラン及びオルガノポリシランの製造方法に
    おいて、不活性雰囲気中、少くとも(1)1種の次式の
    ジシラン: (R)_3Si−Si(R)_3( I ) (式中、R基はC_1−C_6のアルキル基から選ぶ炭
    化水素基、水素原子、3,3,3−トリフルオロプロピ
    ル基、トリメチルシロキシ基及びフッ素、塩素、臭素及
    びヨウ素から選ぶハロゲン原子を表わし、同一でも異つ
    てもよい) を、(2)以下: (a)少くとも1種の次式のイオン性無機塩:M^+A
    ^− (式中、M^+はリチウム、ナトリウム、カリウム、ル
    ビジウム及びセシウムから選ぶアルカリ金属のカチオン
    を表わし、かつA^−はフッ化物、塩化物、臭化物及び
    ヨウ化物のアニオンから選ぶハロゲン化物のアニオンを
    表わす)と、 (b)前記の塩(a)のM^+カチオンを錯化する(c
    omp−lexing)少くとも1種の化合物 とを含む触媒的に有効量の触媒系と接触させることを含
    むことを特徴とする前記方法。 2、錯生成化合物(b)が次式の金属イオン封鎖剤:N
    −〔CHR_1−CHR_2−O(CHR_3−CHR
    _4−O)_n−R_5〕_3(II)〔式中、nは0〜
    10(それぞれを含む)の整数であり、R_1、R_2
    、R_3及びR_4は水素原子、C_1−C_4のアル
    キル基から選び、同一でも異つてもよく、R_5はC_
    1−C_1_2のアルキル又はシクロアルキル基、及び
    アルキルフェニル又はフェニルアルキル基(アルキル部
    分はC_1−C_1_2である)から選ぶ基である〕 である特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、錯生成化合物が、環内に15〜30の原子を含有し
    、かつ4〜10の−O−X単位(ここで、Xは−CHR
    _6−CHR_7−か或は−CHR_6−CHR_8−
    CR_9R_7−のどちらかであり、R_6、R_7、
    R_8及びR_9は水素原子又は1〜4の炭素原子を含
    有するアルキル基であり、同一でも異つてもよく、Xの
    内の1つはO−X単位が−O−CHR_6−CHR_7
    −基を含有する場合に−CHR_6−CHR_8−CR
    _9R_7−になることができる)から成る大環状ポリ
    エーテルである特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、錯生成化合物が一般式IIa又はIIbの大環状又は二
    環式化合物である: ▲数式、化学式、表等があります▼(IIa) ▲数式、化学式、表等があります▼(IIb) (式中、 −YはN又はPを表わし、 −Aは1〜3の炭素原子を含有するアルキレン基を表わ
    し、 −DはO、S又はN−R_1_1(ここで、R_1_1
    は1〜6の炭素原子を含有するアルキル基を表わす)を
    表わし、 −R_1_0は1〜6の炭素原子を含有するアルキル基
    を表わし、p、q、rは1〜5の整数であり、同一でも
    異つてもよい。) 特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、錯生成化合物を架橋有機ポリマー基幹にグラフトさ
    せた金属イオン封鎖剤、大環状ポリエーテル、大環状又
    は二環式化合物から選ぶ特許請求の範囲第1項記載の方
    法。 6、( I )式のジシランにおけるケイ素原子の内の少
    くとも1つに付いたR基の内の少くとも1つ、好ましく
    は少くとも2つがハロゲン原子である特許請求の範囲第
    1〜5項のいずれか一項記載の方法。 7、( I )式においてR基がメチル基又は塩素原子を
    表わす特許請求の範囲第1〜6項のいずれか一項記載の
    方法。 8、( I )式のジシランをテトラメチル−1,2−ジ
    クロロジシラン、トリメチル−1,1,2トリクロロジ
    シラン、テトラクロロ−1,2−ジメチルジシラン及び
    テトラメチル−1,1−ジクロロジシランから選ぶ特許
    請求の範囲第7項記載の方法。 9、イオン性無機塩M^+A^−におけるカチオンがリ
    チウムである先に記載の特許請求の範囲のいずれか一項
    記載の方法。 10、イオン性無機塩をフッ化リチウム、塩化リチウム
    及び臭化リチウムから選ぶ特許請求の範囲第9項記載の
    方法。 11、(II)式においてR_1、R_2、R_3及びR
    _4基が水素原子又はメチル基を表わし、nが0〜6(
    それぞれを含む)であり、R_5がC_1〜C_4のア
    ルキル基である特許請求の範囲第2項記載の方法。 12、(II)式の金属イオン封鎖剤が、以下の一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R_1′、R_2′、R_3′、R_4′、R
    _6′及びR_7′は各々水素原子又は1〜4の炭素原
    子を含有するアルキル基であり、同一でも異つてもよく
    、R_5′及びR_6′は水素原子、1〜12の炭素原
    子を含有するアルキル又はシクロアルキル基、フェニル
    基、フェニルアルキル又はアルキルフェニル基(ここで
    、アルキル部分はC_1〜C_1_2である)を表わし
    、同一でも異つてもよく、n′、m′及びp′は1に等
    しいか又はそれよりも大きくかつ10に等しいか又はそ
    れよりも小さい〕 の官能基の複数により架橋有機ポリマー基幹にグラフト
    させる特許請求の範囲第5項記載の方法。 13、(III)式においてR_1′、R_2′、R_3
    ′、R_4′、R_6′及びR_7′が水素原子又はメ
    チル基を表わし、同一でも異ってもよく、R_5′及び
    R_6′が水素原子又はC_1〜C_4のアルキル基を
    表わし、同一でも異つてもよく、n′、m′及びp′は
    1〜6(それぞれを含む)であり、同一でも異つてもよ
    い特許請求の範囲第12項記載の方法。 14、前記接触を、導入又は形成されるシラン及びポリ
    シランに対し化学的に不活性な有機溶剤中で行う先の特
    許請求の範囲のいずれか一項記載の方法。 15、前記溶剤がアニソール又はクロロベンゼンである
    特許請求の範囲第14項記載の方法。 16、前記接触を温度80°〜200℃の間、好ましく
    は100°〜150℃の間で行う先の特許請求の範囲の
    いずれか一項記載の方法。 17、イオン性無機塩(a)対出発ジシランのモル比が
    1〜0.001、好ましくは15〜0.01であり、か
    つ錯生成剤(b)対イオン性無機塩(a)のモル比が0
    .001〜10、好ましくは0.02〜2である先の特
    許請求の範囲のいずれか一項記載の方法。
JP60114431A 1984-05-30 1985-05-29 オルガノジシランからのオルガノシラン及びオルガノポリシランの製造法 Granted JPS61251689A (ja)

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