JPS61247530A - 乗物の座席調節装置 - Google Patents

乗物の座席調節装置

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JPS61247530A
JPS61247530A JP61038141A JP3814186A JPS61247530A JP S61247530 A JPS61247530 A JP S61247530A JP 61038141 A JP61038141 A JP 61038141A JP 3814186 A JP3814186 A JP 3814186A JP S61247530 A JPS61247530 A JP S61247530A
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JP
Japan
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seat
adjustment device
slider
gear
vehicle
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JP61038141A
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フレデリツク ウイリアム バブス
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COX T I Ltd
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COX T I Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、座席の位置を調節する手段を含む、乗物の座
席取付装置に関する。斯かる座席取付装置は、自動車の
前部座席又はその他乗物の運転席の前後及び高さの調節
のために設けられる。
[従来の技術] 公知の座席取付装置では、乗物の床に固定された固定ス
ライダと、上に座席が固定された骨組の一側を支持する
可動スライダとから各々成る一対のスライダアセンブリ
が設けられる゛。
座席の前後調節は相対的な摺動によって行われ、座席の
高さ調節は可動スライダの前後端に各々一端が枢着され
た扇形の歯付レバーによって行われる。各レバーの他端
は座席支持骨組の各々前後の隅に固定される。座席の一
側での高さ調節が前後のトルク管によって伝達されて他
側の調節が行われる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の取付装置は、自動車後部座席の乗客が足を置く場
所が侵ろのトルク管によって制限されるという不都合を
こうむっている。同様に、両トルク管のために座席下の
収納スペースには手が届かない。更に、機構が座席下の
空間に剥き出しなのでそこに置かれるものはラックに塗
られた潤滑剤と接触しがちである。
[問題点を解決するための手段] 斯かる欠点を克服する座席調節装置を提供するのが本発
明の1つの目的である。
この座席調節装置は、モータによって電気的に駆動して
もよいし、或は、手動の解除機構を用いると共に座席占
有者が座席上での自分の体重の掛は方を調節することに
よって機械的に駆動してもよい。
本発明の1つの局面によれば、座席機構の種々の調節可
能な構成要素が、一対の前後調節スライダの一方を成す
ケーシング内にある。
床と係合する部材が前後調節機構を成すと好都合である
し、手動で解除した場合に座席占有者が座席を取付部に
対して前方又は後方に押すことができる機械的に制御さ
れる機構であると好都合である。
本発明のもう1つの局面によれば、一方が機械的に他方
が電気的に操作される一対の座席調節装置が設けられ、
これらの機構は、それぞれ床又は壁及び座席前後に接続
するための手段を有し、互換性があって、使用者は電気
的な機構を使うか機械的な機構を使うか選択することが
できる。
本発明の別の局面によれば、座席調節装置は座席の各側
に1つずつ配した2個の同等な高さ調節機構を有する。
これらの高さ調節機構各々は座席前後の高さを独立して
調節する手段を含む。又、座席の両側にある対応する構
成要素の角度合わせのため横断して延びる相互連結部材
を設けることもできる。
本発明のもう1つの局面によれば、床又は壁と係合する
部材と、座席前後に固着する部材とから成る一対の調節
機構が、各々独立した前後の高さ調節機構と、座席占有
者が座席の前後のどちらかの高さのみを調節するのに使
用できるが両方の同時調節はできない単一の操作部材と
を含む。
本発明のもう1つの局面によれば、固定スライダと可動
スライダとを有する座席の前後調節機構が、ラック・ご
ニオンを含み、ごニオンが一方のスライダ内に取付けら
れラックが他方のスライダ又はその一部に取付けられる
ピニオンはモータから例えばウオームによって動かされ
る。このようなウオームはウオームホイールを駆動し、
このウオームホイールがピニオンを含む遊星歯車装置の
一部である遊星歯車を駆動する。
本発明のもう1つの局面によれば、座席調節装置は、床
又は壁と係合する部材と、座席前後に固着する部材とか
ら成り、且つ独立した前後の高さ調節機構を含む。各高
さ調節機構は座席の前又は後ろを所定高さに保つための
施錠部を有する。施錠部を解除するレバーが設けられる
が、このレバーは一方の高さ調節機構の施錠部が解除さ
れているときは他方の高さ調節機構の施錠部を解除しな
いよう構成されている。
高さ調節機構各々は、一対の係合可能な構成要素から成
る。その一方が動くことにより高さ調節が行なわれるが
、それは他方と係合しているときは移動不可能であり、
施錠部は解除になるまでこれら2つの構成要素の係合を
保持する。
レバーは2つの施錠部の間にそれらと連結配置される。
レバーには、座席占有者が容易に手動操作できるように
把手を設けると好都合である。
係合する構成要素は係合をもたらすためにばね偏寄され
ている。ばねの偏寄は、対応する施錠部が解除された場
合に座席占有者の体重によって打ち勝てる程度のもので
ある。レバーがフリーになった場合には、ばね偏寄によ
ってレバーは自動的に中心位置に来る。
このような機械的駆動型の座席調節装置は座席の一側の
、床と座席底部との間に配置することができ、この場合
の接続位置は前記した電気的駆動型の座席調節装置と全
く同じであるから両者には互換性がある。
座席調節装置を座席両側に全く同様に設けてもよい。
本発明のもう1つの局面によれば、 くω 相対的に摺動可能で略閉じた空間を両者で画定す
る2つのスライダと; (b)  一方のスライダと一体であるか或はそれに取
付けられ従って閉じた空間内にある固定歯車と、該固定
歯車と噛合し他方のスライダに取付けられた駆動可能な
歯車と、該駆動可能な歯車を駆動するよう連結されるが
駆動可能な歯車からは駆動されず、駆動可能な歯車の駆
動により両スライダが相対的に摺動を起こす歯車列とを
含む前後調節歯車手段と:(C)  座席前部の対応側
の高さを維持し又変えるために配置された被動歯車と、
駆動可能なギヤとを有し、両歯車はいずれかのスライダ
により支持され前記した閉じた空間内で噛合し合ってお
り、果には又、駆動可能な歯車を駆動するために連結さ
れるが駆動可能な歯車からは駆動されず、駆動可能な歯
車の駆動により座席前部の対応側を昇降できる歯車列を
含む前部高さ調節歯車手段と; (小 座席後部の対応側の高さを維持し又変えるために
配置された被動歯車と、駆動可能なギヤとを有し、両歯
車はいずれかのスライダにより支持され前記した閉じた
空間内で噛合し合っており、更には又、駆動可能な歯車
を駆動するために連結されるが駆動可能な歯車からは駆
動されず、駆動可能な歯車の駆動により座席後部の対応
側を昇降できる歯車列を含む後部高さ調節歯車手段と: を各々含む、一対の細長スライドアセンブリから成る、
座席を移動可能に支持するための乗物の座席調節装置が
提供される。
この装置においては、前後調節歯車手段は、スライダに
よって画定される空間内に少なくともほぼ含まれるので
、ラックが剥き出しになることによる危険や汚れの可能
性を除去できる。
前後の高さ調節手段が座席の各側において独立している
のでトルク管で連絡する必要がなくなり、従って座席下
の空間に手が届くようになる。
望ましい例として、本発明は、各々フレキシブルな駆動
ケーブルによって2個の前後調節歯車手段に連結されて
それらを同期回転させる第1のモータを含む乗物の座席
調節機構を提供する。
本発明は、同様に望ましい例として、各々フレキシブル
な駆動ケーブルによって2個の前部高さ調節歯車手段に
連結されてそれらを同期回転させる第2のモータを含む
乗物の、座席調節機構を提供する。
本発明は、同様に望ましい例として、各々フレキシブル
な駆動ケーブルによって2個の後部高さ調節歯車手段に
連結されてそれらを同期回転させる第3のモータを含む
乗物の座席調節機構を提供する。
フレキシブルな駆動ケーブルなのでモータをは適宜位置
に配置できる。
もう1つの望ましい例として、本発明は、前後調節歯車
手段の固定歯車と、噛合する駆動可能な歯車とがラック
・ビニオンである乗物の座席調節装置を提供する。
ビニオンは環状歯車であって、ラックに噛合する外歯と
、当該環状歯車を他方のスライダに回転可能に支持する
複数の歯車と噛合する内歯とを持つことが望ましい。
前記複数の歯車のうちの1つが他方のスライダに回転可
能に取付けられると共に対応する歯車列を介して第1の
モータに連結され、残りの歯車ホイールは浮いており、
これら歯車全てが中心の太陽歯車と噛合する遊星歯車装
置を構成する。
もう1つの望ましい例として、本発明は、駆動可能な歯
車を駆動するための歯車列がスライダ側面に取付けられ
たハウジング内に収容される乗物の座席調節装置を提供
する。
歯車列がウオームとウオームホイールから成る歯車列で
あることが望ましい。
もう1つの望ましい例として、本発明は、前後の高さ調
節手段の駆動可能な歯車が、枢着取付けされたレバーの
一端で担持されたセクタ歯車から成る乗物の座席調節装
置を提供する。
本発明は、上記特徴のいずれか又はそれらの組合せによ
って構成されると見なせる。
本発明は、種々の仕方で実施し得るが、例としていくつ
かの実施例について、添付図面を参照しつつ以下説明す
る。
[実 施 例] 調節装置は、座席支持骨組4の前後の隅に各々接続され
る2個のスライダアセンブリ1Gと、2個の前後調節手
段30と、2個の前部高さ調節手段50と、2個の後部
高さ調節手段70と、2本のフレキシブルな駆動ケーブ
ル2を有する、3個のモータ3,5.7とから成る。
座席の各側には、−個のスライダアセンブリと、フレキ
シブルな駆動ケーブル2の一方によって駆動されるよう
配した各調節手段30.50.70の一方がある。
各スライダアセンブリ10は固定スライダ12と可動ス
ライダ22から成る。固定スライダ12ハ、第3図に示
したように、底部14、側面16及び内向き部分18を
有するほぼ溝形断面を有する。固定スライダ12は各端
が乗物の床に固着し、残りの部分が床かられずか高めに
支持されるようになっている。底部14の中心に沿って
一連の開口又は窓20が約12.5mmの一定間隔で切
欠かれる。
これら開口の機能については、以下で前後調節手段30
に関連して記述する。
可動スライダ22は逆T字型断面を有しその頭部は摺動
可能に固定スライダ12内に受は入れられ、またその柄
部分は、第3図に示したように、固定スライダ12の内
向き部分18によって画定される隙間を通って上向きに
延びる。
可動スライダ22は金属薄板を折り曲げて2つの近接し
た壁24を有する深い逆U字型の溝を画定し、次いで壁
24の両端の2ケ所を同じように垂直に曲げて底部26
と外側の壁28を有する2つのU字型溝を構成すること
によって形成される。
可動スライダ22は、固定スライダ12の底部14と可
動スライダ22の底部26との間に延びるローラ13に
よって固定スライダ22内に摺動可能に支持される。ス
ライダアセンブリ10は、がたつきを防ぐために、固定
スライダ12の内向き部分18と可動スライダ22のU
字型溝底部及び外壁28との間に形成されるレース内に
置かれた玉軸受15によって予荷重を加えられている。
各前後調節手段30は対応するスライダアセンブリ10
に組込まれ、第2図及び第3図に示すように、ウオーム
32とウオームホイール34、遊星歯車機構36、ラッ
ク38及びピニオン40から成る。
ウオーム32はスピンドル42に固定されたウオームホ
イール34と係合し、これら全体は可動スライダ22壁
24の一方の外側にあるケーシング44内に取付けられ
る。スピンドル42は可動スライダ22の壁24によっ
て支持され且つ壁24を通って延びる。
歯車機構は第4図、第5図及び第6図に詳細に示されて
いる。
ウオームホイール34はスピンドル42を中心に回転す
ることができ太陽歯車61に固着している。
太陽歯車61はナイロン板63の孔を通過して突き出、
ナイロン板63には環状歯車64を画定する内歯が形成
されている。板63はケーシング44の開いた側面を閉
じる。遊星担持板62は、4個の遊星歯車65を担持し
、それら遊星歯車65各々は板62に担持される軸上で
フリーな状態になっている。
遊星歯車65は、太陽歯車61のまわり及び固定の環状
歯車64内側に噛合し、太陽歯車61がモータによって
ウオーム32及びウオームホイール34を介して駆動さ
れると、遊星担持板62はそれと共に遊星歯車65を支
えながら回転する。
遊星担持板62は、壁24の間、従って可動スライダ2
2の柄部分内にある歯車46と固着している。
歯車46は、同様に可動スライダ22の柄部分内に配さ
れたピニオン40の内向き環状歯48及び自由に回転す
る太陽歯車47と噛合する。太陽歯車47は、壁24内
で端が支えられた軸49を中心に回転することができる
3個のその他の自由に回転する遊星歯車45が同様に可
動スライダ22の柄部分内に取付けられ、これらの自由
に回転する遊星歯車45は、被動遊星歯車46と共にピ
ニオン40を支持する。ピニオン40は外周に歯を有し
、これらの歯が、ラック38を形成する固定スライダ1
2底部の開口20と噛合する。
使用の際、調節装置は、例えば乗物の床に固着されて前
後位置、高さ及び前後の角度傾斜が調節される座席(図
示せず)を支持する。
前後調節は、各々の前後調節手段30を2本の対応する
フレキシブルな駆動ケーブル2で駆動するモータ3によ
って行われる。その経路は第1図に一点鎖線で示しであ
る。各駆動ケーブル2はウオーム32のうちの対応する
1つを駆動する。
環状歯車48を駆動すると、ピニオン40がランク38
に対して回転し、可動スライダ22が固定スライダ12
に対して摺動する。ウオームギヤと2つの遊星歯車装置
は各々減速をもたらすと同時に駆動時におけるスライダ
を動かそうとする力によるバックローディングを減少さ
せる。
前部の高さ調節手段50は前後調節手段30と同様にし
てスライダアセンブリ10内に収容されている。モータ
5はフレキシブルな駆動ケーブル2によってウオームに
接続され、ウオームはウオームホイールと噛合し、ウオ
ームホイールは可動スライダ22の壁24の間に配した
、前後駆動における遊星歯車46と同様の歯車52を遊
星駆動装置を介して駆動する。遊星駆動装置は上記の駆
動装置61−65に類似している。しかしながら、第2
の遊星駆動装置を駆動する代りに、歯車52が、同様に
壁24の間にあるレバー56の一端の弧状ラック54と
噛合する。レバー56は、可動スライダ22の壁24に
よって支持されるスピンドル57に枢着している。レバ
ー56の他端58は、可動スライダ22の前端を越えて
延び、弧状の移動補償リンク60のスロット内に枢支接
続され、移動補償リンク60の上端は座席支持骨組4に
枢支接続される。
後部の高さ調節手段70は前部の高さ調節手段50と類
似してい、る。モータ7はケーブル、ウオーム並びにウ
オームホイールを介して歯車72を回転させるよう接続
され、歯車72はレバー76の一端で弧状ラック74と
噛合する。構成要素72゜74.76はいずれも可動ス
ライダ22の壁24の間にある。レバー76の他端78
は可動スライダ22の後端を越えて延び、座席支持骨組
4に取付けられて延びるリンク80に枢支接続される。
座席支持骨組4の高さの調節は、モータ5,7によって
前部と後部の調節装置50.70の両方を動かして行な
われる。モータ5は各々の前部の調節手段50をフレキ
シブルな駆動ケーブル2を経て駆動する。その経路は、
第1図に一点鎖線で示している。
各ケーブル2はウオームの1つを駆動し従ってウオーム
ホイールと歯車52を駆動し、歯車52はレバー56を
スピンドル57を中心に旋回させる。
レバー56が旋回するとその他端58が移動し、この移
動はリンク60によって座席支持骨組4に伝えられる。
モータ7は各々の後部の調節手段70をフレキシブルな
駆動ケーブル2を経て駆動する。経路は第1図に一点鎖
線で示しである。また各ケーブル2はウオームの1つを
駆動し従って歯車72を駆動し、更にレバー76を旋回
させる。
レバー76が旋回するとその他端78が移動し、この移
動はリンク80により座席支持骨組4に伝えられる。
モータ3又は5を独立に動かすと、座席支持骨組4が所
望の角度に傾けられる。
第7図は変形例を示すもので、レバー56の平らな端5
8がリンク59に対して旋回させられ、従つてリンク5
9が座席支持骨組4に対して旋回させられる。
第8図は第2図と同様の図であるが、ここでは既に記述
した第2図の電気的調節装置の代りに機械的調節装置を
用いである。この装置は、第2図のそれと同じ調節、即
ち前後の調節と前後の高さ調節とを行うことができる。
又これら両装置は互換性があって、製造者は第2図及び
第3図の電気的調節装置を採るか或は第8図の機械的調
節装置を採るかを、座席支持骨組4やスライダアセンブ
リ10の設計を変更せずに選択し得る。第2図及び第8
図から明らかなように、各、調節装置を所定の位置に配
すると座席支持骨組とスライダは相応する位置になる。
第2図の装置の構成要素に対応する第8図の装置の構成
要素には、第2図の場合と同じ参照符号を付しである。
前後の調節は座席前部の下に延びる横棒82を持ち上げ
ることで行なう。即ち、これを持ち上げると、横棒82
の両側で後ろに向って延びる脚83が可動スライダ22
上でピボット84を中心に旋回し、座席の各側にて、脚
83と歯付レバー86との間のボール・ソケット継手8
5のボールとソケットを下げる。レバー86はピボット
87で可動スラ5イダ22に枢着しており、又レバー8
6の後部には2つの下向き歯88があって固定スライダ
12の隣接開口20に噛合しているので、ボール・ソケ
ット継手85が以上のようにして下げられると歯88が
持ち上げらる。従って、座席占有者は可動スライダ22
を固定スライダ12に沿って動かすことができる。所望
の位置で横棒82を再び下げることにより歯88を新し
い位置にある開口20に噛合させることができる。
前後の高さ調節はある程度第2図のものと類似している
。前部リンク60はピボット58で枢支接続され、リン
ク66内のスロットが歯付ラックを有するレバー56に
担持されるピンと噛合する。
後部では、後部座席リンク80が歯付ラック74を担持
するレバー76の後部にピボット78で枢支接続される
。2本のレバー56.76は可動スライダ22上にピボ
ット89.90で枢支される。レバー56゜76は、可
動スライダ22にピボット94及び95で各々枢支取付
けされた歯付振り子アーム92.93によって、ピボッ
ト89及び90を中心に角度位置を選択保持される。こ
れらは便宜上振り子アームとして記述されているが、実
際には後部のアーム93がピボット95から下がりアー
ム92がピボット94から立ち上がっていればよい。こ
のようにすれば構成がよりコンパクトなものになるにも
かかわらず、効果は振り予成のものと同じである。
各振り子アーム92又は93は、ピボット98又は99
で可動スライダ22に枢支取付けされたカム96又は9
7によって各ラック54又は74の歯と噛合保持される
連結ロッド101又は102は一端がカム96又は97
のアームに枢支接続され、又他端が可動スライダ22に
ピボット106で枢支取付けされている板105の一対
の弧状スロット103又は104の内を摺動する。座席
の一側で把手107が板105に固着され、板105を
ピボット106を中心に第8図の時計回り又は反時計回
りに動かし得るようになっている。
カム96.97は図示しないばねによって、振り子アー
ム92.93をラック54.74に噛合保持する第8図
←示した位置へと押圧され、従って座席の前後の高さが
保持される。把手、107を放すと、カム96.97に
働くばねの偏寄によって把手107は自動的に中心位置
に来る。
把手107を前へ、即ち、第8図の反時計回りに動かす
と連結ロッド101は前へと押されて、カム96をピボ
ット98を中心に時計回りに鎖線で示した位置へ動かす
ので、振り子アーム92はラック54から自由となり、
座席占有者が自分の体重を再配分することによって座席
前部の高さを調節できる。把手107と板105をこの
ように動かすことによってスロット104の後端が連結
ロッド102の前端に接触し、カム97を後ろの振り子
アーム93へ押圧するのでラック14は噛合し続け、座
席後部の高さは調節できない。
同様に、把手107が第8図の時計回りに動かすと、座
席前部の高さを保ちつつ座席後部の高さを調節すること
ができる。
把手107がフリーにされ機構が自動的に第8図に示し
た中心位置へと来ると、ばねの偏寄力によりカム96.
97は振り子アーム92.93を歯付ラック54.74
に噛込ませるのでがたつきがない。
各側にある後部歯付レバー76は座席後部を持ち上げよ
うとする力を働かせるラジアルバイアスばねを備えてい
るので、座席占有者が自分の体重の配分を極めてわずか
調節することによって座席後部を容易に調節することが
できる。
座席の両側に各々配した前部高さ調節機構50はイギリ
ス特許第821617号に記載のビン連結を有する横方
向のプラグ−イントルク管によって相互連結されること
により座席各側のレバー56同志が正確に半径方向に相
互対応できる。
このように、前部の座席高さ調節は両側がバランスされ
、前部の座席高さ調節がなされている間は後部高さは各
側ともカム97によって固定されている。
後部の高さ調節をする場合、各側の前部レバー56はカ
ム96によって施錠されているため座席後部は座席前部
と平行に移動させられ両側にて一緒に調節される。
把手107は座席の一側にのみ配される。当該側にある
板105が3線管(trifilar tube) 1
10によって他側にある板105と相互連結されるので
両板105は一緒に動く。
3線管110の後部で座席の両側間の下側を横方向に延
びるものはないので、そのスペースには後部座席に座っ
ている人が足を置くことができる。
把手107が上記のようにしてフリーにされるとき板1
05は自動的に中心に来る。実際には、使用時にカムが
摩耗しても良いようスロット103.104は連結ロン
ド101,102に対しわずかの隙間を有する。従って
自動センタリングは単に不完全なものとなり得るが、別
個に設けた横方向に延びるばね付玉端プランジャが板1
05の凹所と協働して最終的な自動センタリングをもた
らす。
第9図及び第10図は第8図に示したものの代替例を示
しており、構成要素の多くは第8図のものと同−或は類
似であって同じ機能を果たすのでそれらの構成要素には
第8図のと同じ参照符号を付しである。
変更になっているのはカム96と97の制御装置である
。カム96.97はピボット98.99で可動スライダ
22に枢支取付けされ、又第10図に示した位置におい
て振り子アーム92.93を歯付レバー56、76と噛
合させるよう働く。各カム96.97はピン112を有
し、このピン112が可動スライダ22に形成された弧
状スロット111と協働してピボット98.99まわり
でのカム移動範囲を限定する。これらのピン112は湾
曲ワイヤスプリング113の各端によって押圧されてい
るため、カム96、97は第10図に示した位置にあっ
て振り子アーム92.93を押圧しレバー56.76と
噛み合わせる。
第8図の実施例の板105の替わりに、第9図及び第1
0図の実施例ではロッカ114が用いられる。ロッカ1
14は各スライダアセンブリ10に1個ずつ設けられ、
横方向の管110によって可動スライダ22に点115
で枢支取付けされている。
横方向の管110は第9図における端116で把手によ
って動かされ、両可動スライダ22の軸受内で回転する
ため、両口ツカ114は把手と共に回転する。ロッカ1
14が回転するとばね113の一端が押圧されるので、
カム96又は97が旋回することにより振り子アーム9
2又は93が解除され、前又は後部での座席高さの調節
を行なうことができる。ばね113による自動センタリ
ングの構成は第8図の場合と同様である。
第9図及び第10図の構成は上向きに座席後部を偏寄さ
せようとするトーションバー設備を備えているので、座
席占有者が座席後部から自分の体重をいくらか除きカム
97を解除するだけで、座席後部は容易に持ち上げ得る
2本のトーションバー118が設けられ、第9図から明
らかなように各トーションバー118は座席構成要素の
下側を上向きに圧するクランク端119を有し前方へと
延びてからほぼ直角に曲って座席後部の下側を横方向に
延び、他端で二重パックルーフ121を構成している。
二重パックループ121は後部のレバー76に形成され
た開口112内を制限的に垂直動じ得る。
各可動スライダ22の内側にアセンブリブロック123
が設けられる。各ブロック123に形成したノツチ12
4にトーションバー118の直角に曲がる直前の横方向
部分が載る。更に、各ブロック123はトーションバー
118のループ端121を収容するスロット125を有
する。
この配置は第9図で見ると最もわかりやすい。
トーションバー118は引張られるので、各ループ端1
21は座席の一側で開口122の上縁に押圧され、一方
クランク端119は座席の他側で座席を上向きに押圧す
る。
これは使用時に非常に便利な偏寄構成であり、後部で座
席の下にトーションバー118を延ばすことにまったく
不都合はない。同様に第9図に示したように、三線管1
26が座席の各側に1つずつある2個の歯付レバー78
の間に延びるため、調節時には両レバー78は一緒に動
く。
第7図と第10図から明らかなように、電気的調節機構
と機械的調節機構は、各スライダと乗物の床との接続点
127と、スライダと座席フレームとの接続点128が
両機構において相互に相応する位置にあるため、乗物支
持骨組や座席にいかなる変更も施すことなく設計者はど
ちらの機構を用いることができる。即ち、電気的調節機
構と機械的調節機構との間には互換性がある。
構成要素105.96.92.56.101 、102
.97.93.74.86゜114、113は、第3図
の電気的調節装置の実施例における歯車類の取付と同様
に、可動スライダ22の側壁24間に配置される。
このように、スライダアセンブリ10からは横棒82接
続部、把手107接続のための管1101そして床及び
座席への接続部127と128のみが突出する。
[発明の効果] 以上から明らかなように本発明によれば、自動車後部座
席の乗客が足を置く場所が制限されることがない、座席
下の収納スペースに充分手が届く、調節機構が座席下の
空間に剥き出でないのでそこに置かれるものがラックに
塗られた潤滑剤と接触するなどして汚れることがない、
等積々の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電気的駆動の、本発明による乗物の座席調節
装置の概略平面図、第2図は第1図のII−I矢視図、
第3図は第1図の■−■矢視図、第4図は第3図の要部
を示す図、第5図は第4図の■−■矢視図、第6図は第
4図のVl−■矢視図、第7図は第2図の代替例を説明
する図、第8図は機械的駆動による第2図に類似した本
発明の乗物の座席調節装置を示す図、第9図は第8図の
実施例の変更例を示す図、第10図は第9図の側面図で
ある。 図中、2はフレキシブルな駆動ケーブル、3−5はモー
タ、10はスライダアセンブリ、12は固定スライダ、
20は開口、22は可動スライダ、29は壁、32はウ
オーム、24はウオームホイール、36は遊星歯車機構
、40はピニオン、45は遊星歯車、46は歯車、47
は太陽歯車、48は環状歯車、56はレバー、61は太
陽ギヤ、62は遊星担持板、63はナイロン板、64は
環状歯車、65は遊星歯車、72は歯車、88は歯、9
2.93は振り子アーム、101.102は連結ロッド
、105は板、107は把子、114はロッカ、127
.128は接続点を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対的に摺動可能で略閉じた空間を画定する2つの
    スライダと、前記閉じた空間に収容された調節手段とか
    ら成ることを特徴とする乗物の座席調節装置。 2)閉じた空間が、一方のスライダの一対の離間した壁
    の間に画定される特許請求の範囲第1)項に記載の乗物
    の座席調節装置。 3)調節手段が、一方のスライダに取付けられ且つ閉じ
    た空間から張出して他方のスライダの歯と噛合する歯を
    有する歯車を含む特許請求の範囲第1)項又は第2)項
    に記載の乗物の座席調節装置。 4)他方のスライダの歯が、一方のスライダの張出した
    歯と噛合するために、閉じた空間を部分的に画定する他
    方のスライダの一部に沿つて延びる一連の開口によつて
    画定される特許請求の範囲第3)項に記載の乗物の座席
    調節装置。 5)相対的に摺動可能な2つのスライダと、該スライダ
    の一方を他方に対して調節するための遊星歯車装置とを
    有し、該遊星歯車装置は環状歯車、太陽歯車及び1つ又
    は複数の遊星歯車を含むと共に調節を行うために遊星歯
    車の1つを駆動する手段を含むことを特徴とする乗物の
    座席調節装置。 6)2つの座席調節装置が各々、座席への第1の接続部
    と、基部又は床への第2の接続部と、前記第1の接続部
    の位置を第2の接続部に対して調節する手段とを含み、
    一方の座席調節装置における調節手段はモータ駆動に適
    した駆動軸を含み、他方の座席調節装置における調節手
    段は第1の接続部に連結された座席の占有者が調節を行
    なえる手動解除手段を含み、両座席調節装置はいずれも
    相互に相応した位置に第1及び第2の接続部を有してい
    るので座席を基部に取付ける製造者は座席や基部の設計
    を変更する必要なしにどちらの座席調節装置を使用する
    か選択できることを特徴とする乗物の座席調節装置。 7)相対的に摺動可能な2つのスライダを有し、一方の
    スライダはその長さ方向に沿って延びてラックギヤを構
    成する一連の開口を含み、他方のスライダは前後調節を
    行うためにラックギヤと噛合する歯を有したピニオンを
    担持することを特徴とする乗物の座席調節装置。 8)座席の各側に座席調節装置を1つずつ設け、各座席
    調節装置が、相対的に摺動可能な2つのスライダと、調
    節を行うための駆動入力部とを有し、更に両座席調節装
    置の各駆動入力部に各々接続された2つの駆動出力部を
    有するモータ手段を設けたことを特徴とする乗物の座席
    調節装置。 9)床と係合する部材と、座席前後に固着した部材とで
    構成され、更に独立した前後の高さ調節機構と、座席占
    有者が座席前後のどちらかの高さ調節ができるが両方の
    高さ調節を同時に行うことはできない単一の操作部材を
    含むことを特徴とする乗物の座席調節装置。 10)相対的に摺動可能な2つのスライダと、該スライ
    ダの一方を他方に対して摺動させるモータと、モータか
    ら一方のスライダへの駆動をもたらす一連の減速歯車機
    構とから成ることを特徴とする乗物の座席調節装置。
JP61038141A 1985-02-22 1986-02-22 乗物の座席調節装置 Pending JPS61247530A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8504625 1985-02-22
GB858504625A GB8504625D0 (en) 1985-02-22 1985-02-22 Vehicle seat adjustment system
GB8506431 1985-03-13

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Publication Number Publication Date
JPS61247530A true JPS61247530A (ja) 1986-11-04

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ID=10574930

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GB (1) GB8504625D0 (ja)

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GB8504625D0 (en) 1985-03-27

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