JPS6124729A

JPS6124729A - マンホ−ルの構築方法

Info

Publication number: JPS6124729A
Application number: JP14657884A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Hosono; 細野　昭彦
Original assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Current assignee: Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date: 1984-07-13
Filing date: 1984-07-13
Publication date: 1986-02-03
Also published as: JPH0243851B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、く体ブロック、直壁ブロック、斜壁ブロック
等の複数のコンクリート製ブロックを積み重ねて構築さ
れる組立式マンポールの構築方法に関するものである。

［従来の技術］この種のマンホールは、例えば、掘削した地盤の底部に
栗石基礎等を打設し、この基礎、Ｌに底版ブロックを敷
設し、この底版ブロック上に、〈体ブロック、直壁ブロ
ック、斜壁ブロック等の複数のコンクリート製ブロック
を積み重ねるという手順を経て構築され、しかる後に、
前記ブロックの周囲に土を埋戻して使用に供されるのが
一般的である。

ところが、近時の埋戻し作業は、ブルドーザ等の重機を
用いて行なわれるため、作業中、積み上げたブロックに
偏土圧が作用し易い。そのため。

前記各ブロック同士を強固に接合しておかないと埋戻し
作業中に各ブロック間にずれが生じるという問題かある
。

このような問題を解決するために、上下に隣接するブロ
ックの接合部外周に帯板を巻装したり、あるいは、」二
段のブロックから下段のブロックにわたって外周に連結
板を添接させて各ブロックを直結し、各ブロック間のず
れを防ぐようにするものが考えられている。しかしなが
ら、このような方法で−１−１下のブロフクを接合する
場合には、前記両ブロックを積上げｆ段階で、これら両
ブロック間に位置ずれが生じ易い。そのため、ブロック
の相互位置に狂いを残したままで両ブロックを接合して
しまったり、前記連結板等の装着が困難になって、ブロ
ックの位置修正に手間と時間を要するという問題が生じ
る。

また、このようなものでは、現場でボルトをナツトに螺
合させて締付けるという作業が不可欠となるため、この
点からも作業が煩雑になるという不具合がある。

また、これらの方法による場合には、必ず据付施工時に
各ブロックを外部から連結しなければならないために、
連結作業を行なうための空間の分だけ余計に地面を掘削
しなければならず、また、ブロックの外部に連結作業の
足場を設ける必要がりるので、それだけ、施工に手間が
がかり、しがも作業中に側＋が崩れて惨事を招くおそれ
があるといった不都合がある。

［発明が解決しようとする問題点］本発明は、以上述べたような不都合の内、特に、ボルト
の締付けによる作業・の煩雑化という不都合と、ブロッ
ク同士を積上げた段階で発生するブロックの位置ずれに
起因する問題点、すなわち、出来上がったマンホールに
ブロック同士の周方向の位置ずれが残ったり、接合緊締
前にブロックの位置ずれを修正する作業が必要になって
構築作業の能率に悪影響が及ぶという問題点を簡単かつ
確実に解消することを目的にしている。

［問題点を解決するための手段］未発明は、以上のような問題を解消丈るために、〈体ブ
ロック、直壁ブロック、斜壁ブロック笠の複敬のコンク
リート製ブロックを積み重ねてマンホールを構築する場
合において、接合面同士を突合せて上、下に隣接すべき
ブロックの一方の接合面に、軸部と該軸部より径の大き
い頭部メを。

有する１１−着具を該頭部と接合面との間に楔挿入部を
残した状態で抜出不能に立設しておくとともに、他方に
、孔付の端壁を前記接合面に表出させたボックスを該ブ
ロックの周面に開口させて設けておき、前記両プロツク
を突合せて前記止着具の頭部を前記孔を通して前記ボッ
クス内に突出させ、この止着具の頭部と前記ボックスの
端壁との間に該１１−着具の軸部が挿通可能な切欠部を
有した断面楔状の座金を該止着具の軸線と直交する方向
から打込んで便蓋し、この座金のくい活力によって１１
ｆ記両ブロック同士を緊締連結するようにしたことを特
徴とする。

［作用］このような手段によれば、プロ・ツクを積み重ねる際に
、＋ｉ？ｉ記ブロツブロックの接合面に立設した１１−
着具が位置決めピンの役割をはたすことになり、ブロッ
クの位置ずれが防止される。そして、この止着具は、楔
挿入部を残した状態で立設されているため、前記ポンク
ス内に挿入した該１着具の頭部とボックスの端壁間に存
する該楔挿入部に切欠部を有した断面楔状の座金を便蓋
するだけの筒中な操作によって、隣接するブロック同士
を強固に接合させることができる。

［実施例］以ｒ、本発明の一実施例を第１図〜第５図を参昭して説
明する。

第１図に示すマンボー２しｌは、複数のコンクリート袈
ブロツク、つまり、底版ブロック２と、イ体ブロツク３
と、直壁ブロック４（！：、胴壁プロ・ツク５とを順次
に積み重ねて構築されている。

詳述すれば、前記底版ブロフク２は、栗石基礎６！−に
、敷モルタル層７を介して敷設された円板状のもので　
その上面外周縁部に環状の接合面２ａを有しているとと
もに該接合面２ａの外周縁には位置決め用の突条２ｂが
環状に突設されている。

また、前記〈体ブロック３は、下端部を前記底版プロ、
り２の突条２ｂの内側に嵌合させて下端側の接合面３ａ
を前記底版ブロック２の接合面２ａに接合させた円筒体
状のもので、その周壁所要箇所には、下水道を構成する
管８が接続されている。そして、この〈体ブロック３内
の底部には、前記管８に連続する逆アーチ形の溝９を有
したインバート１１が打設されている。また、前記直壁
ブロック４は、その下端側の接合面４ａを前記〈体ブロ
ック３の上端部側の接合面３ｂに突合せて該〈体ブロフ
ク３Ｌ：に載設された円筒体状のものである。さらに、
前記斜壁ブロック５は、その下端側の接合面５ａを前記
直壁ブロック４の一ト端側の接合面４ｂに突き合せて該
直壁ブロック４上に載設されたもので、上端側を偏心さ
せた略截頭円錐形の筒状体に形成されている。そして、
この斜壁ブロック５の一ヒ端側の接合面５ｂには、蓋体
１２を開閉可能に保持する受枠１３がコンクリート製の
調整リング１４と複数枚の調整ゴム１５を介して４ｔｉ
　Ｈされ受枠ポル）１６を用いて固定されている。

二のように複数のブロック２，３．４．５を積み重ねて
マンホールを構築する場合において、次のような構築方
法を採用している。すなわち、接合面同士を付き合わせ
て上、−ドに隣接すべきブロフク４．５の一方、例えば
、直壁ブロフク４に該接合面４ｂに開口する袋ナンド１
７を円周方向に等角間隔をあけた３個所に埋設するとと
もに、これら各袋ナツト１７に１ト着具であるポルト１
８を楔挿入部２０を残した状態で抜出不能に螺装してお
く（第２図）。ポルト１８は、先端に六角柱のレンチ掛
け１８ａを有した円柱状の頭部１８ｂと　この頭部１８
ｂよりも小径で外周にねじを刻設した軸部１８ｃとを具
備してなる。また、他方のブロフク、つまり、斜壁ブロ
ック５の前記容袋すット１７に対応する３個所に鉄製の
ポンクス“１９を埋設しておく。ボックス１９は、前記
斜壁ブロック５の内周面に開口する鐘形のもので、その
端壁１９ａの外面を該ブロフク５の接合面５ａに表出さ
せている。そして、この端壁１９ａには、前記ポルｈ１
８の頭部１８ｂが貫通可能な小判形の孔１９ｂを穿設し
ている（第２図）。なお、−このボックスエ９の他方の
端壁１９　ｃの外面には、該ボンクス１９を前記直壁ブ
ロック４に強固に埋設するためのアンカ２１が溶接等に
よって固着しである。そして、前記斜壁ブロック５を前
記直壁ブロック４■−に接合面５ａ、４ｂ同士を突合わ
せて載設する際に、前記各ポルト１８の頭部１８ｂを前
記名札１９ｂを通して対応するポンラス１９内にそれぞ
れ突出させる（第３図）。しかる後に、これら各ポルト
１８の頭部１８ｂと前記ボックス１９の端壁１９ａ内面
との間に存する楔挿入部２０に座金２２を打ち込む。（
第４図）。座金２２は、外周を円形に成形された断面喫
状のもので、その外周縁に開口する長孔状の切欠部２２
ａを為している。すなわち、この座金２２は、前記切欠
部２２ａの開口端側か薄肉となるテーパ形状をなしてい
る。しかして、この切欠部２２ａの開口幅Ｗは、前記ポ
ルト１８の軸部１８ｃの径と頭部１８良の径との中間寸
法に設定してあり、この切欠部２２ａに前記軸部１８ｃ
の楔挿入部２０を挿通させ得るようにしている。したが
って、前記切欠部２２ａを前記楔挿入部２０に対応させ
て該座金２２を前記ポルト１８の軸心と直交する方向か
ら打ち込むことによって、該座金２２を前記ポルト１８
の頭部１８ｂと前記ボックス１９の端壁１９ａ内面との
間に楔着させ、前記直壁ブロック４と前記斜壁ブロック
５とを強固に接合することができる。なお、この実施例
では、前記直壁プロ・ツク４と前記〈体ブロック３とを
積み重ねる場合、および、前記〈体ブロック３と前記底
版ブロック２とを積み重ねる場合にも、前記と同様な構
築方法を採用している。

なお、２３は、前記楔着固定後に各ボックス１９内に充
填したモルタルである。また、２４は、　　１′１つ向
きの接合面２　ａ　、　３　ｔ＋、　４　ｂに環状に設
けたシール溝、２５は、下向きの接合面３ａ　、　４ａ
　。

５ａに環状に設けた突条である。この突条２５は前記各
プロツタ２．３．４．５を接合させた場合に前記シール
溝２４に嵌合するようになってる。

そして、前記袋ナツト１７および前記ポーツクス１９を
設けた部分だけは、前記シール溝２４および前記突条２
５を省略しである。また、２６は、点検用の足掛である
。

しかして、前述したような構築方法によれば、ブロック
２．３．４．５を積み重ねる際に、前記ナラ）１７に螺
装したボルト１８が対応するポー２クス１９の孔１９ｂ
に係合して位置決めピンの役割をはたすことになるので
、ブロック２と３．３と４．４と５の位置ずれが確実に
防止される。しかも、その後は、座金２２を模挿入部２
０に打ち込んで便蓋するだけで、隣接するブロック同士
を強固に接合させることができる。したがって、ブロッ
クを積み重ねた後に、該ブロックの位置ずれを修正した
り、帯板や連結板を所要個所に添接させるとともに所定
のナツトにボルトを螺着するというような作業が一切不
要となり、能率よく、しかも、確実にマンホールを構築
することができるものである。さらに、連結のためにボ
ルトを回動させて締付けるという操作も全く不要であり
、この点からも、各ブロックの連結を迅速かつ簡単に行
なうことができるという効果が得られる。そして、この
ようにして構築されたマンホールｌは、そのブロック２
と３．３と４．４と５同士がそれ。

それボルト１８により強固に連結されることになるので
、埋戻し作業時に発生する偏土圧によってブロック２．
３，４．５間にずれが生じるようなこともなくなるのは
勿論である。

なお、本発明は、以上の実施例に限定されるものではな
く、次のような変形が考えられる。

まず、一方のブロックに設ける止着具はボルトに限られ
ず、例えば、第６図および第７図に示すように、１軸部
２７ａ、２８ａの先端に大径な頭部２７　’ｂ、２８ｂ
を設けたピン２７．２８等であってもよい。しかして、
前記ピン２７は、その軸部２７ａの基端側なブロック４
内に埋設することによって固定されている。また、前記
ピン２８は、前記ブロック４にドリルで穴２９を穿設し
、この穴２９にそゆ軸部２８ａを挿入してエポキシ樹脂
３０等の接着剤により固定することにより　抜出不能に
立設されている。

また、前記実施例では上、下に隣接するブロックの下側
のブロックに止着具を、上側のブロックにボックスをそ
れぞれ設けた場合について説明したが、逆に、下側ブロ
ックにボックスを設けるとともに、に側のブロックに１
Ｆ着具を設けたものも本発明に含まれる。

さらに、ＩＦ着具およびボックスによって連結する個所
は３個所に限られず、２個所あるいは４個所以）−でも
よい。

また、ボックスは鉄製に限られず、ブロックに固足する
方法もアンカーを埋設するものに限られない。そして、
その端壁に穿設する孔は、小判形に限らず円形のもので
あってもよいが、小判形にすればボルト等の止着具との
係合が容易になる。

また、座金の形状も前記のものに限られず１例えば、第
８図に示すような四角形の座金３１等であってもよい。

［発明の効果］本発明は、以上のような構成であるから、ブロック同士
を積上げた段階で発生するブロックの位置ずれに起因す
る問題点、すなわち、出来りがったマンホールにブロッ
ク同士の周方向の位置ずれが残ったり、接合緊締前にブ
ロックの位置ずれを修正する作業が必要になって構築作
業の能率に悪影響が及ぶという問題点と、各ブロックの
連結に手間がかかるという問題点を簡単かつ確実に解消
することができるマンホールの構築方法を提供すること
ができるものである。

また、前記実施例のようにボックスをブロックの内周面
側に開口させておけば、ボルトの締付作業をブロック内
部において行なうことができるため、ブロック外部から
連結するもののように、地面の掘削や作業用の足場を設
けるのに手間がかったり、連結作業中に測十が崩れて惨
事を招くおそれがあるという不都合をなくすことができ
る。

４、面の簡単な説明第１図〜第５図は本発明の一実施例を示し、第１図は断
面図、第２図〜第４図はブロック接合緊締作業の工程説
明図、第５図は要部を示す分解した斜視図である。第６
図および第７図は本発明に係る１Ｆ着具のそれぞれ他の
実施例を示す部分断面図である。第８図は本発明に係る
座金の他の実施例を示す斜視図である。

ｌ・・・マンホール　２・・争底版ブロック２ａ・拳・
接合面　　３・・・〈体ブロック３ａ、３ｂ＊＊・接合
面４・・・直壁ブロック４ａ、４ｂΦ・・接合面５Φ・φ斜壁ブロック　５ａ・・・接合面６・・・栗石
基礎　　７拳・Ｑ敷モルタル層８・・・管　　　　９・
・勝溝１１・・ｅインバート１２Φ・・蓋体　　　１３・争・受枠１４・・・調整リング１５・・・調整ゴム　１６・・・受枠ポルト１７・ｅ中
ナツト　（袋ナツト）１８・・・１ト着具（ボルト）１８ａ・・・レンチ掛け１８ｂ−φ・頭部　　１８ｃ・・・軸部１９−・・ポ町
りス　１９ａ・・場端壁１９ｂ・命・孔　　　１９ｃ・
・・端壁２０・・ＩＩ櫻挿入部　２１・・・アンカー２
２・・・座金　　　２２ａ・・・切欠部２３・・・モル
タル　２４・・・シール溝２５・・・突条　　　２６＠
・・足掛２７．２８Φ・・止着具（ピン）２７ａ、２８　ａ＊　ａ　＊軸部２７ｂ、２８ｂ・・・頭部２９・・・穴　　　　３０・・・エボギシ樹脂３１会・
・座金

Claims

【特許請求の範囲】

く体ブロック、直壁ブロック、斜壁ブロック等の複数の
コンクリート製ブロックを積み重ねてマンホールを構築
する場合において、接合面同士を突合せて上、下に隣接
すべきブロックの一方の接合面に、軸部と該軸部より径
の大きい頭部とを有する止着具を該頭部と接合面との間
に楔挿入部を残した状態で抜出不能に立設しておくとと
もに、他方に、孔付の端壁を前記接合面に表出させたボ
ックスを該ブロックの周面に開口させて設けておき、前
記両ブロックを突合せて前記止着具の頭部を前記孔を通
して前記ボックス内に突出させ、この止着具の頭部と前
記ボックスの端壁との間に該止着具の軸部が挿通可能な
切欠部を有した断面楔状の座金を該止着具の軸線と直交
する方向から打込んで楔着し、それによって前記両ブロ
ック同士を緊締連結するようにしたことを特徴とするマ
ンホールの構築方法。