JPS6124684Y2 - - Google Patents

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JPS6124684Y2
JPS6124684Y2 JP15719584U JP15719584U JPS6124684Y2 JP S6124684 Y2 JPS6124684 Y2 JP S6124684Y2 JP 15719584 U JP15719584 U JP 15719584U JP 15719584 U JP15719584 U JP 15719584U JP S6124684 Y2 JPS6124684 Y2 JP S6124684Y2
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diaphragm
pressure
exhaust gas
exhaust
orifice
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JP15719584U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は排気ガス中の一部を吸気系に還流させ
ることによつて排気ガス中の窒素酸化物(以下
NOxと記す)濃度を減少させる自動車エンジン
用排気ガス還流装置に係る。
従来、自動車用排気ガス還流装置としては各種
の方式が研究され、製品化されてきたが、NOx
規制の強化と共に還流率が大きくなり、きめの細
い制御が必要となつてきた。第1回に示す還流シ
ステムは現在、多くのカーメーカが採用している
排圧制御方式を呼ばれる優れた排気ガス還流装置
の一例であるが、現状より更にNOx規制が強化
される場合には自動車の運転性その他の不具合が
生じるため更に改良する必要がある。この排圧制
御方式を第1図、及び第2図によつて簡単に説明
すると第1図において、排圧制御排気ガス還流装
置は、排気系と吸気系を連結する排気還流通路8
にオリフイス9、圧力制御部6を設け、オリフイ
ス9と排気ガス制御弁体11の間の通路10の圧
力をほぼ大気圧にコントロールするものである。
エンジンの吸入空気はエアクリーナ2、気化器1
を通り絞り弁20で計量されて、吸気マニホール
ド3を経てエンジン4に吸入される。排気マニホ
ールド5より分岐した一部の排気ガスは排気ガス
還流通路8を通過してオリフイス9、圧力制御部
6の排気ガス制御弁体11、バルブシート24を
経て吸気管内に再循環される。圧力制御部6は排
気ガス制御弁体11をロツド23で直結した駆動
ダイヤフラム12、スプリング13などより構成
され、気化器絞弁近傍の負圧ポート19を負圧を
駆動源とする圧力サーボバルブである。圧力制御
部6のダイヤフラム室14にかかる負圧は更に圧
力トランスデユーサ7によつて制御される。圧力
トランスデユーサ7は排圧ダイヤフラム41によ
り区画された2室即ち、通路10に通路25を介
して通じる圧力室16とスプリング17と排圧ダ
イヤフラム41の中央部に一体に設けた空気制御
弁体18、バルブシート15を内蔵した大気に通
じる大気室42より構成され、圧力トランスデユ
ーサ7及び圧力制御部6により通路10の圧力を
一定にしている。即ち、通路10の圧力がスプリ
ング17に荷重に打勝つほど高くなると排圧ダイ
ヤフラム41は上方に移動しバルブシート15が
閉じられ、負圧通路21を介して連通するダイヤ
フラム室14の負圧が大気へのブリードがなくな
つて上昇し、排気ガス制御弁体11が上方に変位
して、通路10の排気ガスはバルブシート24を
通過して多量に吸気マニホールド3に流れるた
め、オリフイス9の下流の圧力は下る。逆にオリ
フイス9の下流の通路10の圧力がスプリング1
7の荷重より低くなり過ぎると排圧ダイヤフラム
41は下方に変位し、空気制御弁体18が開きダ
イヤフラム室14は大気に開放されるため、排気
ガス制御弁体11が閉じる方向に変位して、オリ
フイス9を下流の圧力は上昇する。以上の動作を
繰返しながら、オリフイス9下流の圧力は、圧力
トランスデユーサ7のスプリング17の荷重に見
合つた値にコントロールされることになる。今仮
りにオリフイス9下流の圧力Pc、オリフイス上
流の排圧をPe、エンジンの吸入空気量をQa、還
流する排ガス流量Qgとし、計量オリフイス面積
をAとすると Pe∝Qa2 ……(1) Qg=CA√− ……(2) となり、Pcを大気圧に近い値に制御すれば、還
流率Qg/Qaはほぼ一定の値に制御されることに
なる。しかしQg/Qaの値が一定になる範囲は圧
力制御部6を駆動する負圧源である絞弁20近辺
の負圧ポート19に発生する負圧が制御に必要な
値以上のときであり、アイドリング状態とか絞弁
開度が大きいときは負圧が下りQg/Qaの値も減
少する。第1図で示された排圧制御方式による還
流率特性の一例を第2図に示した。図中部が負
圧ポート19の負圧が高いときでほぼ一定の還流
率となつている。のラインは還流を開始するラ
インである。以上の説明のように排圧制御方式に
よれば、排気ガスを還流する範囲ではほぼ一定の
還流率に制御することが可能であるが、理想的に
はNOxが多量に排出される加速状態で、やや還
流率を大きくし、定常状態では、少なめの環流率
として減速域では還流させないのがよい。
このような要求を満足するため、例えば特開昭
51−49321号公報にあるような装置が提案されて
いる。
この装置は圧力トランスデユーサの排気圧力室
に加えて吸気負圧室を形成し、この吸気負圧室に
絞り弁の下流の吸気負圧を導びいて圧力トランス
デユーサによる大気リーク量を補償し、結果的に
圧力制御部の弁体とオリフイスの間の圧力を制御
するものである。
しかしながら、この装置においては吸気負圧室
に吸気負圧が常時直接的に作用しているので、圧
力トランスデユーサは吸気負圧の変化に常に依存
することになる。したがつて、圧力トランスデユ
ーサによる大気リーク量も吸気負圧の変化に常に
依存する形となり、排気ガスの還流過多、過少を
生じる問題がある。
本考案の目的は吸気負圧の変化に応じた時間だ
け圧力トランスデユーサによる大気リーク量を補
償することで適正な排気ガスの還流量を得ること
にある。
本考案の特徴は、排気系と吸気系を結ぶ排気ガ
ス還流通路と、前記排気ガス還流通路の排気ガス
の流れに沿つて設けられたオリフイスと排気ガス
制御弁体と、前記排気ガス制御弁体を駆動する駆
動ダイヤフラムと、前記オリフイスと前記排気ガ
ス制御弁体の間の圧力によつて動く排圧ダイヤフ
ラムと、前記駆動ダイヤフラムに導びかれる負圧
を大気で希釈する空気制御弁体を有する大気ダイ
ヤフラムと、前記排圧ダイヤフラムと前記大気ダ
イヤフラムの間に設けられた補償ダイヤフラム
と、前記排圧ダイヤフラム、前記大気ダイヤフラ
ムおよび補償ダイヤフラムを一体的に結合するロ
ツドと、前記排圧ダイヤフラムと前記補償ダイヤ
フラムの間の室に吸気負圧を導びく通路と、前記
補償ダイヤフラムの両面に形成された室を結ぶオ
リフイスとよりなる排気ガス還流装置にある。
以下、本考案を第3図によつて説明する。図中
で第1図の排圧制御弁方式と相異する点は圧力ト
ランスデユーサ26の構造にあり、3枚のダイヤ
フラムすなわち、排圧ダイヤフラム31、補償ダ
イヤフラム32および大気ダイヤフラム41を使
用してオリフイス9の下流に通じる排圧室30と
大気に通じる大気室27の間に2つの室を設けて
いる。排圧ダイヤフラム31および大気ダイヤフ
ラム41の有効面積を小さくし、中央の補償ダイ
ヤフラム32は有効面積を大きくすると同時に中
央部をロツド43により固定し同時に動くように
してある。図のようにオリフイス9下流の通路1
0に通じる排圧室30に排圧ダイヤフラム31を
介して隣接する負圧室29はオリフイス40を経
て吸気マニホールド3に通じている。又、負圧室
29と大気室27に挾まれた第4の室28は小孔
34を介して負圧室29に通じている。大気室2
7内部の構造は排圧制御方式の第1図に示す圧力
トランスデユーサにおける大気室42と全く同じ
で大気ダイヤフラム41中央部に設けた空気制御
弁体18により、圧力制御部6のダイヤフラム室
14の圧力を大気にブリードする量を加減してい
る。以上の圧力トランスデユーサ26の構造によ
れば、排圧ダイヤフラム31、大気ダイヤフラム
41の有効面積が同じである場合には、エンジン
の定常運転状態では、負圧室29と第4の室28
は小孔34を介して同じ圧力になつているため、
圧力トランスデユーサ26の機能は全く第1図の
場合と同じであり、還流率特性も全く排圧制御型
と同じである。加速状態においては、吸気マニホ
ールド3内の圧力は急激に大気圧に近づき負圧は
低下するため、負圧室29内の負圧も急激に小さ
くなるが、オリフイス40に比較して小孔34は
はるかに小さいオリフイス径に選んであるため加
速前の負圧を短時間維持しようとする。従つて加
速のときは大補償ダイヤフラム32の表裏に圧力
差を生じ、ロツド43は上方に変位してバルブシ
ート15を空気制御弁体18で閉じて大気へのブ
リードを減少し、圧力制御部6のダイヤフラム室
14内の負圧を高めることにより、圧力制御部6
の排気ガス制御弁体11が開き、計量オリフイス
9の下流の圧力が低下する。その結果、還流率は
定常状態より増加することになるが、この時の時
間は吸気負圧の大きさに依存している。逆に定常
状態より減速運転に移るときは、全く逆方向に動
作するため還流率は減少する。圧力トランスデユ
ーサ26の負圧室29と吸気マニホールド3に通
じる通路41中にオリフイス40との間に大気に
ブリードするオリフイス39を設けてあるのは、
このオリフイスの大きさによつて加減速時におけ
る還流率の増減量を選択するためのものである。
又、図に示していないが、圧力トランスデユーサ
26中の小孔34と並列に負圧室29方向にのみ
開く弁を設けることにより、連続的に加減速を繰
返すとき、加速時の還流率低下を防ぐことが可能
である。以上のように排圧制御方式をベースと
し、圧力トランスデユーサを改良することによ
り、簡単な手段で理想的な還流率特性を得ること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の排気ガス還流装置を示す断面
図、第2図は還流特性図、第3図は本考案を実施
した排気ガス還流装置の断面図である。 1……気化器、3……吸気マニホールド、5…
…排気マニホールド、6……圧力制御部、8……
排気ガス還流通路、9……オリフイス、11……
排気ガス制御弁体、12……駆動ダイヤフラム、
31……排圧ダイヤフラム、32……補償ダイヤ
フラム、34……オリフイス、41……大気ダイ
ヤフラム、43……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気系と吸気系を結ぶ排気ガス還流通路8と、
    前記排気ガス還流通路8の排気ガスの流れに沿つ
    て設けられたオリフイス9と排気ガス制御弁体1
    1と、前記排気ガス制御弁体11を駆動する駆動
    ダイヤフラム12と、前記オリフイス9と前記排
    気ガス制御弁体11の間の圧力によつて動く排圧
    ダイヤフラム31と、前記駆動ダイヤフラム12
    に導びかれる負圧を大気で希釈する空気制御弁体
    18を有する大気ダイヤフラム41と、前記排圧
    ダイヤフラム31と前記大気ダイヤフラム41の
    間に設けられた補償ダイヤフラム32と、前記排
    圧ダイヤフラム31、前記大気ダイヤフラム41
    および補償ダイヤフラム32を一体的に結合する
    ロツド43と、前記排圧ダイヤフラム31と前記
    補償ダイヤフラム32の間の室に吸気負圧を導び
    く通路41と、前記補償ダイヤフラム32の両側
    に形成された室を結ぶオリフイス34とよりなる
    排気ガス還流装置。
JP15719584U 1984-10-19 1984-10-19 排気ガス還流装置 Granted JPS6098763U (ja)

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JP15719584U JPS6098763U (ja) 1984-10-19 1984-10-19 排気ガス還流装置

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JPS6098763U JPS6098763U (ja) 1985-07-05
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