JPS6124644Y2 - - Google Patents

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JPS6124644Y2
JPS6124644Y2 JP915381U JP915381U JPS6124644Y2 JP S6124644 Y2 JPS6124644 Y2 JP S6124644Y2 JP 915381 U JP915381 U JP 915381U JP 915381 U JP915381 U JP 915381U JP S6124644 Y2 JPS6124644 Y2 JP S6124644Y2
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steam
pipe
gland
steam pipe
cover
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JP915381U
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【考案の詳細な説明】 本考案は低圧の蒸気タービンの低圧排気室内に
配管されるグランド蒸気管装置に係り、特にグラ
ンド蒸気管のタービン排気流による過冷却と、排
気流に含まれる水滴等による浸食の防止を計つた
グランド蒸気管装置に関する。
蒸気シール方式を採用している蒸気タービンに
おける一般的なグランド蒸気系統を第1図を参照
して説明する。高圧タービン1からのリーク蒸気
は高圧ロータ2とグランドラビリンスパツキン3
との間隙を通つて降圧され、ライン4に導かれ
る。また、蒸気加減弁からのステムリークもライ
ン5に導かれ、シール蒸気ヘツダ6に合流し、そ
の一部はライン7を介して低圧タービン8に導か
れ、残りは復水器又は給水加熱器Aへ導かれる。
またライン9は大気圧より低い圧力に設定するこ
とにより、高圧タービン1からのリーク蒸気と大
気中の空気の両方を吸込み、グランド蒸気復水器
10へ導くことにより、リーク蒸気の外部への流
出を防止している。低圧タービン側のライン11
も同様にグランド蒸気復水器へと導き、外部空気
の内部への流入を防止する。
地熱タービンにあつては、通常、低圧低温蒸気
を使用するため、第1図にて低圧タービン8のみ
の構成となり、シール蒸気ヘツダ6へのシール蒸
気の供給は低圧タービンへの主蒸気供給ラインか
ら、主蒸気を減圧して供給している。シール蒸気
が低圧タービン内へ入るライン7の構造を具体的
に示したのが第2図及び第3図である。
第1図のライン7および11に相当する第2図
のグランド蒸気管12のグランドシール用蒸気供
給管12aおよび戻り管12bは、低圧タービン
8の最終段羽根13から出る矢印で示されている
排気流に直接さらされる。この排気流は通常の復
水タービンにあつては低温低圧で、かつ水滴を含
んでいるのが普通である。原子力タービン、地熱
タービンなどに用いられる主蒸気は、火力タービ
ンに比較して低温、低圧の蒸気であり、かつ飽和
蒸気あるいは過熱度の少ない蒸気を用いるため、
タービン段落群で仕事をした後の排気流の湿り度
は火力タービンに比べて高くなる。従つて、排気
流とグランド蒸気管12との熱伝達率は、火力タ
ービンに比べて原子力タービン、地熱タービンな
どではかなり高い。このため、グランド部14a
へ行くためにグランド蒸気管12の中を流れるシ
ール蒸気は、復水器15からタービン排気室14
を通る間に排気流に冷却されて、液化することが
ある。このような場合、蒸気の比容積は急激に小
さくなり、結果としてシール蒸気が不足する状態
となる。足りなくなつた蒸気量は他の蒸気源から
補給しなければならず、従つて、そのプラント全
体の効率を低下することになる。グランド蒸気管
12内で発生した水はその蒸気管12を内部から
浸食するのみならず、低圧ロータおよびグランド
構成部品(図示せず)をも浸食することになる。
一方、排気流にも多量の水滴が混つているため、
グランド蒸気管12を外部からも浸食するという
不具合もあつた。
本考案はグランド蒸気管内のシール蒸気と外部
排気流との熱伝達を防止し、グランド蒸気管の水
滴による浸食およびグランド蒸気管内を流れる蒸
気の液化による効率の低下を防止できるグランド
蒸気管装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の一実施例については、第4図お
よび第5図を参照して説明する。尚グランド蒸気
管の配置は第2図および第3図の通りであるの
で、これも参照されたい。
本実施例においては、第2図および第3図にて
示したタービン排気室14のグランド部14aを
第4図および第5図に示すように、円すい形板1
8と側板19とで形成し、タービンの最終段羽根
13を通る排気流を円すい形板18に沿つて下方
に導き、第3図に示す復水器15へ流す。グラン
ド蒸気管12は軸受台内部17を通し、排気室1
4内部へと導く。このとき第4図の矢印で示した
排気流に直接接触しないように、横断面が半円形
のカバー16にて排気室14側を覆う。側板19
には通気穴20を設けて、軸受台内部17を大気
側21と連通させる。
このようにするとグランド蒸気管12は円すい
形板18とカバー16によつて排気流との接触を
断つており、しかもそのグランド蒸気管12の周
囲は大気側21と連通させたので、グランド蒸気
管12と排気流との間の熱伝達率を低く抑えるこ
とが可能となる。従つてグランド蒸気管12の内
外部ともに水滴が付着することがなくなるため、
グランド蒸気管12やグランド構成部品が浸食さ
れることがなく、かつプラント全体の効率を低下
させることもなくなる。
尚、本考案は上記し、かつ図面に示した実施例
のみに限定されるものではなく、例えば、グラン
ド蒸気管12を円すい形板18の外側に配置し、
カバー16を屈曲してその外側迄延長して覆つて
もよいし、又は、カバー16の形状を第6図のよ
うに断面円形の管体物にしたり、第7図のように
側板19の1部を切欠いた構造にしてもよい等、
その要旨を変更しない範囲で、種々変形して実施
できることは勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、グラン
ド蒸気管に覆いをつけ、この覆いとグランド蒸気
管との空間を大気に開放することにより、グラン
ド蒸気管とタービンの排気流との直接接触をさけ
ることができ、グランド蒸気管内のシール蒸気の
液化を防ぎ、プラトン効率を維持すると共に、シ
ール蒸気中の水滴によるグランド構成部品の浸食
を防ぎ、更には排気流に含まれる多量の水滴によ
るグランド蒸気管外部からの浸食をも防止するこ
とができ、実用上、多大の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般のタービンの蒸気シール系統を示
す系統図、第2図は従来のグランド蒸気管装置を
示す上面図、第3図はその立面図、第4図は本考
案のグランド蒸気管装置の一実施例を示す縦断面
図、第5図は第4図A−A線に沿う矢視拡大断面
図、第6図および第7図はそれぞれ異なる他の実
施例の要部を示す断面図である。 12……グランド蒸気管、12a……供給管、
12b……戻り管、13……最終段羽根、14…
…排気室、14a……グランド部、16……覆い
の一部であるカバー、18……覆いの一部である
円すい形板、19……覆いの一部である側板、2
0……通気穴、21……大気側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気タービンの低圧排気室内に配管されるグラ
    ンドシール用蒸気供給管及び戻り管から成るグラ
    ンド蒸気管を備えたグランド蒸気管装置におい
    て、グランド蒸気管の外側に覆いを設け、それら
    の管と覆いとの間を大気に開放したことを特徴と
    するグランド蒸気管装置。
JP915381U 1981-01-27 1981-01-27 Expired JPS6124644Y2 (ja)

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JP915381U JPS6124644Y2 (ja) 1981-01-27 1981-01-27

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JPS57123902U JPS57123902U (ja) 1982-08-02
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