JPS61246077A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、インクシートと記路紙を用いた熱転写記録
装置に関し特にそれのインクシートと記録紙の剥離機構
の改良に関する。

［従来の技術］ 第４図は従来の熱転写記録装置を示す断面図であり、図
において（１）は筐体底板、（２）はプラテンローラ、
（３）は底抜（１）に取り付けられたヒンジ。

（４）はヒンジ（３）に軸支されたアーム（４ａ）を一
端に有し、ばね（５）によりプラテンローラ（２）に圧
接するよう底板（１）に弾性的に支持されているサーマ
ルヘッド、（６）はインクシート、（７）はインクシー
ト供給ロール、（８）はインクシート巻取ロール、（９
）はインクシート（６）ガイド用バランサ、（１ｏ）（
１０）はインクシート搬送ローラ、（１１）は記録紙、
（１２）は紙ロール、（１３）は紙ガイド、（１４）は
プラテンローラ（２）に圧着しているガイドローラであ
る。

次にその動作について説明する。供給ロール（７）から
のインクシート（６）はバランサ（９）を介し、紙ロー
ル（１２）から紙ガイド（１３）を通過しガイドローラ
（１４）をへた記録紙（１１）と重ね合わされ、サーマ
ルヘッド（４）とプラテンローラ（２）との間で圧接さ
れた状態でサーマルヘッド（４）からインクシート（６
）に印加される熱パルスに応じてインクが溶融し、記録
紙（１１）に転写される。この後図中Ｐ点でインクシー
ト（６）は記録紙（１１）から剥離されインクシート搬
送用ローラ（１０）　（ｔｏ）の圧接部を通過し、巻取
ロール（８）に巻き取られる。

ｒｉ明が解決しようとする問題点コ 熱転写記録装置におけるインクシートと記録紙の剥離条
件は、記録画面に対し非常に大きな影響を及ぼす。上記
のような従来の熱転写記録装置では排出側記録紙を規制
するものがなく、記録紙の剛性などにより、剥離する位
置や角度などの条件が一定でない。そのため、記録画質
が劣る。不安定になるなどの問題点があった。また、サ
ーマルヘッドの温度により、印加するパルス幅を変化さ
せる制御も剥離条件により影響されるという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、インクシートと記録紙との剥離位置が固定さ
れ、記録画質を安定させ、サーマルヘッドへの印加パル
ス幅制御を高精度で行なうことができる熱転写記録装置
を得ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明にかかる熱転写記録装置は、重ね合わされたイ
ンクシートと記録紙を、プラテン上での転写位置に対す
る所定位置にて剥離させるための剥離手段を設けたもの
である。

［作　用］ この発明においては重ね合わされたインクシートと記録
紙がプラテンローラとサーマルヘッドとの圧接位置でサ
ーマルヘッドより熱パルスが印加され転写されてから所
定位置まで重ね合わされた状態で一定時間搬送され、そ
れから強制的に剥離される。このように熱パルス印加か
ら剥離される迄の距離、即ちその間の重ね合わされて搬
送される時間が常に一定に保たれるため、記録画面が安
定する。

［実施例コ 以下この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図で、（１）〜
（９）及び（１１）〜（１４）は第４図示の従来のもの
と全く同一である。（１５）は、ピンチローラ（２）と
サーマルヘッド（４）との圧接点から一定距離へだてた
所定位置に設けられた剥離用ローラ、　（１６）はこの
ローラ（１５）と圧接し１重ね合わされたインクシート
（６）と記録紙（１１）を搬送するインクシート搬送ロ
ーラ、（１７）は剥離用ローラ（１５）とローラ（１６
）とは別の位置で圧接する記録紙搬送ローラである。

次にその動作について説明する。インクシート（６）は
、記録紙（１１）と重ね合わされ、サーマルヘッド（４
）とプラテンローラ（２）との間で圧接された状態で、
サーマルヘッド（４）から、インクシート（６）に印加
される熱パルスに応じてインクが溶融し、記録紙（１１
）に転写される。その後、インクシート（６）と記録紙
（１１）は重ね合わされたまま搬送され。

インクシート搬送ローラ（１６）と剥離用ローラ（１５
）の接点である図中のＰ点で、強制的に剥離される。

このため転写されてから剥離されるまでの距離、つまり
冷却時間と剥離角度が常に一定に保たれる。

その後、インクシート（６）は巻取ロール（８）に巻取
られ、記録紙（１１）は、記録紙搬送ローラ（１７）に
より排出される。

なお、上記実施例では、剥離用ローラ（１５）をインク
シート搬送ローラ（１６）と記録紙搬送ローラ（１７）
に圧接した場合を示したが、インクの特性によって冷却
時間が短いものや、記録紙の排出方向の異なるものにつ
いてもこの発明を適用することができる。

第２図はインクの特性により冷却時間の短い場合の他の
実施例を示す断面図で、インクシート（６）と記録紙（
４）はプラテンローラ（２）とインクシート（６）との
接点である図中のＰ点で剥離される。インクシート搬送
ローラ（１０）　（１０）は第４図同様一対とし、別に
一対の記録紙搬送ローラ（１ｇ）（１８）を設ける。

第３図は、記録紙（１１）の排出方向がインクシート巻
取ロール（８）の方向の場合の実施例を示す断面図で、
この場合も第１図の実施例と同様インクシート搬送ロー
ラ（１０）　（１０）でインクシート（６）と記録紙（
１１）を重ねて搬送し、その出口点Ｐで剥離し、剥離さ
れたインクシート（６）は巻取ロール（１２）で巻取り
、記録紙（１１）は別の一対の記録紙搬送ローラ（１，
８）（１８）で搬送する。

第２図、第３図の実施例の場合も剥離条件が一定に保た
れるので所期の目的を達する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、インクシートと記録
紙がサーマルヘッドにより転写されてから剥離ローラに
より強制的に剥離されるため、冷却時間や剥離角度など
の剥離条件が常に一定に保たれるので、記録画面が安定
するという効果がある。また、この剥離条件が一定のた
め、サーマルヘッドの温度に対する印加パルス幅制御が
高精度になるため、記録画質が向上するという効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図、第
３図は、それぞれこの発明の他の実施例を示す断面図、
第４図は従来の熱転写記録装置を示す断面図である。 図において、（２）はプラテンローラ、（４）はサーマ
ルヘッド、（６）はインクシート、（７）はインクシー
ト供給ロール、（８）はインクシート巻取ロール、（１
０）（１，６）はインクシート搬送ローラ、（１１）は
記録紙、（１２）は紙ロール、（１３）は紙ガイド、（
１５）は剥離用ローラ、　（１７）（１８）は記録搬送
ローラである。 図中同一符号は同−或は相当部分を示す。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）サーマルヘッドとこのヘッドに対向して配置され
   、サーマルヘッドに対して、それぞれ搬送されてきたイ
   ンクシートと記録紙とを重ねて押し付けるプラテンロー
   ラとを備え、上記サーマルヘッドからの熱パルスに応じ
   て上記インクシートのインクを熱的に変化させて記録を
   行なう熱転写記録装置において、重ね合わされたインク
   シートと記録紙を、上記プラテン上での転写位置に対す
   る所定位置にて剥離させるための剥離手段を設けたこと
   を特徴とする熱転写記録装置。
2. （２）上記剥離手段は所定位置に設けられた剥離用ロー
   ラと、このローラに圧接し、上記重ね合わされたインク
   シートと記録紙を搬送するインクシート搬送ローラと、
   上記剥離用ローラの別の位置に圧接し、上記インクシー
   ト搬送ローラ出口で剥離された記録紙を搬送する記録紙
   搬送ローラとからなるものである特許請求の範囲第１項
   記載の熱転写記録装置。
3. （３）上記剥離手段は、それぞれ異なった所定位置に設
   けられ、上記プラテンロール上で剥離されたインクシー
   トと記録紙をそれぞれ圧接搬送する一対のインクシート
   搬送ローラと一対の記録紙搬送ローラとからなるもので
   ある特許請求の範囲第１項記載の熱転写記録装置。
4. （４）上記剥離手段は所定位置に設けられ、上記重ね合
   わされたインクシートと記録紙を搬送する一対のインク
   シート搬送ローラと、このインクシート搬送ローラとは
   別の所定位置に設けられこのインクシート搬送ローラ出
   口で剥離された記録紙を搬送する一対の記録紙搬送ロー
   ラとからなるものである特許請求の範囲第１項記載の熱
   転写記録装置。