JPS61245506A - 円筒状コアの製造方法 - Google Patents

円筒状コアの製造方法

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JPS61245506A
JPS61245506A JP60087253A JP8725385A JPS61245506A JP S61245506 A JPS61245506 A JP S61245506A JP 60087253 A JP60087253 A JP 60087253A JP 8725385 A JP8725385 A JP 8725385A JP S61245506 A JPS61245506 A JP S61245506A
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JP
Japan
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core
hollow cylindrical
gap
cut
cylindrical member
Prior art date
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Pending
Application number
JP60087253A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Endo
純一 遠藤
Tadayoshi Yamazaki
山崎 ▲ただ▼良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は同軸型回転トランスなどに適用される円筒状コ
アの製造方法に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 磁気記録再生装置例えばビデオテープレコーダなどに使
用される同軸型回転トランスの断面図を第11図に示す
。同図1はその外壁に凹溝を並設して成る内側コア(例
えば固定コア)、2はその内壁に凹溝を並設して成る外
側コア(例えば回転コア)であり、両者は所定の間隙を
おいて相対向し同軸型構成をとるものである。また、内
側コア1及び外側コア2の凹溝にはそれぞれコイル1a
2aが巻装されている。
ところで、内側コア1及び外側コア2の内径。
外径の同芯度は30μm以下と極めて高い精度が要求さ
れる。なぜならば、回転トランスは従来使用されていた
ブラシとスリップリングのように高速で相対運動を行な
いながら接触する部分がないので、信号の伝達がきわめ
て安定しており、雑音や信号の部分的欠如は発生しない
が、この回転トランスは損失を少なくするために、外側
コアと内側コアとが相対向する部分の間隙はきわめて小
さく(通常数十分の一ミリ程度が望まれる。)しなけれ
ばならず、よって構成各部の工作精度及び組立精度はき
わめて高度なものが要求されているのである。
そこで従来は、同軸型回転トランスにお(プる円筒状コ
アを製造するにあたり、その内外径が最終製品としての
寸法よりGo、6mm程度の余裕を有してコア材料より
筒状体を焼成し、この筒状体外周面をセンターレスグラ
インダーで粗研削し、次に、粗研削された外周面を基準
として筒状体の内周面を内径研削盤で粗研削し、そして
内外周面のそれぞれを特殊な専用研削盤で仕上げ研削す
ることにより、円筒状コアたる外側コア又は内側コアの
最終製品としての寸法精度を得ている。
特に外側コアの内径と、内側コアの外径の寸法精度は±
5μm程度を要求されており専用研削盤での仕上げ加工
は極めて困難であり、以上のよう電 な多くの研削工程、研削時間をAやしているにもかかわ
らず、寸法の要求仕様を必ずしも満足するものではなく
、加エエ、数の増大1歩留りの低下に起因して最終製品
の低価格化が図れないという問題がある。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、その目
的とするところは、円筒状コアの加工工数の減少を図る
ことができ、機械的精度の優れた円筒状コアを容易に製
造することができる製造方法を提供することにある。
[発明の概要コ 上記目的を達成するための本発明の概要は、コア材より
一体形成された中空円筒部材の軸心方向に切れ目を設け
、切れ目の設けられた中空円筒部材内にゲージを挿入し
て切れ目間隙を広げることにより、中空円筒部材の内径
又は外径を所定寸法に調整し、切れ目間隙を間隙固定手
段で固定するコトを特徴とするものである。
[発明の実施例] 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例たる製造方法を説
明するための説明図である。
先ず、コア材より焼成されかつ内径寸法Aが所定の最終
内径寸法値より数μmから数10μm小さ目に研削され
た中空円筒部材4の軸心6方向に切れ目を設ける。切れ
口5は故意にクラック(きれつ)を入れることで設ける
ことができる。
次に、切れ目5の設けられた中空円筒部材4内に第2図
、第3図に示すようなゲージ7を挿入する。
第2図、第3図はそれぞれゲージ7の正面図。
側面図である。同図に示すようにこのゲージ7は、両端
面の直径差(B−C)が20μm程度のテーバ状を成し
たものである。このようなゲージ7を中空円筒部材4内
に挿入すると、第4図にその挿入状態を示すように、中
空円筒部材4の内壁がゲ一ジ7の周面によって押圧され
て中空円筒部材4における切れ口5の間隙が広がる。
切れ口5の間隙が広がることにより中空円筒部材4の内
径が拡大される。
上記工程において中空円筒部材4の内径を最終製品とし
ての所定の寸法に調整するのであるが、中空円筒部材4
の内径が所定寸法となる場合のゲージ7上の位置に予め
マーキングなどしておくのが好ましい。
次に、上記工程において調整された切れ口5の間隙を間
隙固定手段例えば接着剤などによって固定する。本工程
において用いる接着剤としては、硬化時間の短い瞬間接
着剤などが好ましい。
接着剤の硬化後、ゲージ7を抜き取り、信頼性の高い接
着剤を切れ口5の間隙に充填して補強することにより、
所定の内径で形成された円筒状コアを容易に得ることが
できる。
ここに、切れ口5の間隙における対向面は、ある程度の
間隙を維持したまま接着剤により固化されるものである
から、前記ゲージ7での固定状態をそのまま維持してい
るため高精度の実現が可能である。
また、回転トランスを構成Jるためのコイル装着みぞの
形成は、その寸法精度は±50μm程度の要求であるた
め木考案とは直接関係なく行なわれて差支えないが、一
般的には内径、外径の最終精度に近い値が得られた時点
で、断面凹凸状の研削砥石によって研削し円筒状コアの
周方向全長にわたる複数のコイルみぞを設()ることに
より、第11図に示す同軸型回転1〜ランスにお()る
外側コアを形成することができる。  ′ 尚、同軸型回転トランスの内側コア1と外側コア2との
間におりる磁気回路は第5図の8で示すようになるから
切れ口5を中空円筒部材4の軸心6方向に設ける限りに
おいてはトランスとしての結合上特に問題とはならない
実際の作業に於ては、切れ口5を1ケ所に入れることは
むずかしく、第6図9a、9t+に示すように切れ目を
入れるためのガイドみぞを設けて機械的に二分割した後
一方の切れ目を接着し、残った切れ目で内径を調整する
ことが実用的であり、更に二分割することにより、第7
図に示すコイル2aを、第8図に示すコイルみぞにはめ
込み、もう一方の分割されたコアを分割面10.11で
合わせればコイルの装着も極めて簡単に行い得るという
効果も有する。分割面10.11は細かい凹凸状になっ
ているが、凹凸状の夫々の部分が完全に合致す′るため
、位置の固定にはむしろ好都合である。
さらに、第9図に示すように切れ目を入れるためのガイ
ドみぞ9a 、9bを若干ずらして設け、大きさを異な
らせて2分割し、大ぎい方の分割コアにコイル2aを装
着するようにすれば、コイル2aの安定装着が可能であ
る。
このように本実施例にあっては、最終仕上げ内径寸法の
一歩手前(数μm〜数十μmだけ小さい)まで加工され
た中空円筒部材4の軸心6方向に切れ目を設け、この中
空筒部材4内にテーパー状ゲージ7を挿入して切れ口5
の間隙をコアの弾力性を利用してわずかに広げることに
より中空円筒部材4の内径を所定寸法に調整し、切れ目
5の間隙、接着剤を充填することにより円筒状コアを形
成するものであるから、従来のJ:うに±5μmの精度
を得るため筒状体(中空円筒部材4に相当)の外周、内
周をそれぞれ粗研削し、次に特殊専用機にて長時間の精
研削を必要としていたのに比して、粗研削の精度を若干
向上させる程度で従来品以上の精度にまで容易に実現す
ることができ、本円筒状コアを外側コア2として適用す
る同軸型回転トランスの低価格化を図ることができる。
また作業のバラツキにより、切れ目を広げなくとも丁度
所定の寸法になってしまうものもあるがその場合はあえ
て切れ目を広げる必要はない。
特に、このにうな場合には、切れ目を接着剤で固定する
よりも、例えば第10図に示すように、熱収縮チューブ
13で中空円筒部材4を包囲するのが好ましい。接合部
に接着剤が介入しないので、特性上極めて有利となる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、8一 本発明の要旨の範囲内で適宜に変形実施が可能であるの
はいうまでもない。
上記実施例では同軸型回転トランスの外側コアの場合を
例として説明したが、内側コアの場合も同様にして製造
することができる。内側コアの場合、外径寸法が特に重
要となるので、第4図のように中空円筒部材4内にゲー
ジ7を挿入した際に、中空円筒部−材4の外径が所定の
寸法となる位置で接着剤などにより切れ目5の間隙を固
定するようにすれば良い。
尚、本発明に係る製造方法によって製造された円筒状コ
アは機械的精度が極めて高いものであり、同軸型回転ト
ランス以外にも適用可能であるのはいうまでもない。
[発明の効果] 以上、詳述したように本発明によれば、円筒状コアの加
工工数の減少を図ることができ、機械的精度の優れた円
筒状コアを容易に製造することができるものであるから
、最終製品の低価格化を容易に達成することが可能とな
る。特に、同軸型回転トランスにおける内側コア及び外
側コアの製造工程に本発明を適用することにより、機械
的特性の優れた同軸型回転トランスを低価格にて製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例たる製造方法を説
明するための説明図、第5図は同軸型回転トランスにお
ける磁気回路を示す説明図、第6図乃至第10図は本発
明の詳細な説明するための説明図、第11図は同軸型回
転トランスの断面図である。 4・・・中空円筒部材、5・・・切れ目、6・・・軸心
、7・・・ゲージ。 代理人 □弁理士  三  澤  正  義第1図 第2図 第  3 図 第11図 2a−−]−一−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コア材より一体形成された中空円筒部材の軸心方
    向に切れ目を設け、切れ目の設けられた中空円筒部材内
    にゲージを挿入して切れ目間隙を広げることにより、中
    空円筒部材の内径又は外径を所定寸法に調整し、切れ目
    間隙を間隙固定手段で固定することを特徴とする円筒状
    コアの製造方法。
  2. (2)前記切れ目は、前記中空円筒部材を軸心方向に2
    分割し、一方の分割対向面同志を接合することにより得
    られるものである特許請求の範囲第11に記載の円筒状
    コアの製造方法。
  3. (3)前記間隙固定手段は接着剤である特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の円筒状コアの製造方法。
  4. (4)前記円筒状コアは、外側コアとこの外側コア内に
    配置される内側コアとを所定の間隙を保つて相対向せし
    めて成る同軸型回転トランスにおける内側コア又は外側
    コアの少なくとも一方である特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の円筒状コアの製造方法。
JP60087253A 1985-04-23 1985-04-23 円筒状コアの製造方法 Pending JPS61245506A (ja)

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