JPS61245318A - 特殊糸の製造装置 - Google Patents

特殊糸の製造装置

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JPS61245318A
JPS61245318A JP8480085A JP8480085A JPS61245318A JP S61245318 A JPS61245318 A JP S61245318A JP 8480085 A JP8480085 A JP 8480085A JP 8480085 A JP8480085 A JP 8480085A JP S61245318 A JPS61245318 A JP S61245318A
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Hirotaka Nishikawa
西川 宏隆
Hachiro Yokoyama
横山 八朗
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Howa Machinery Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/32Regulating or varying draft
    • D01H5/36Regulating or varying draft according to a pre-arranged pattern, e.g. to produce slubs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、スピンドルまわりをトラベラが周回すると
共に昇降して管糸成形をする紡績機において、紡出糸の
番手(太さ)が連続的に変化する特殊糸(一般にスラブ
ヤーン、ストラフチャーヤーンあるいはスラブ入りスト
ラフチャーヤーンと称するものなど)の製造装置に関す
るものである。
従来の技術 従来このように紡出途中で、紡出糸の番手を所定範囲で
変更する装置にあっては、所定範囲のはぼ中間の所定番
手用のトラベラ(例えばIO’sから40’sの範囲で
番手変化をさせる時には、20′S用のトラベラ)を使
用してトラベラ回転数を一定にして全範囲の番手を紡出
するようにしである。
ところで、この所定番手用のトラベラ(以下、使用トラ
ベラと記す、ここでは20’s用)で他の番手(例えば
10’s、 40’s)を紡出するときのスピンドル回
転数(トラベラ回転数)について考えてみる。一般に2
0’s用トラベラで20’sだけを紡出する時にはその
生産量が高くとれるようにスピンドル回転数もそれに最
適な高い値R20(第8図参照)となっているが、この
回転数R20で20′sよりも細番手(例えばIO’s
)を紡出すれば、糸にかかる紡出張力が過大となって糸
切れを生じ易くなり、また、この回転数Rで20′Bよ
りも太番手(例えば40″S)を紡出すればバルーニン
グが過大となり糸切れ、あるいは糸質に悪影響を及ぼす
、従って、所定番手(20’g)用トラベラにて他番手
を紡出する時に、これらの問題点を生じないようにする
ためのスピンドル回転数と紡出番手との関係を実験的に
求めると例えば第8図(a)に示すようになり、前記し
た特殊糸の製造装置ではスピンドル回転数が図のR40
,つまり40’sを紡出する回転数であって、この一定
のスピンドル回転数に対してフロントローラ及びバック
ローラの周速を変更して番手変更とそれに対応する撚数
を得るようにしていた。
発明の解決しようとする問題点 前記従来の技術によれば、所定範囲の番手変更に対して
スピンドル回転数が使用トラベラによる紡出番手との条
件の最も悪い(つまり最も低い)40’s用の一定回転
に設定され、40′Bより他の番手に紡出途中で変更し
てもやはり40′Sのスピンドル回転数で回転している
ため、糸の生産量が低下し、能率の悪い運転状態となっ
ていた。
本発明は紡出中に番手変化をさせる特殊糸の製造装置に
おいて能率のよい運転状態を実現し、紡出糸の生産量を
従来より向上させ、しかも糸切れ本発明は、第1図に示
すようにスピンドル回転数を変更可能な第1可変速モー
タと、該スピンドル回転数に対するフロントローラ周速
を変更可能な第2可変速モータと、該フロントローラ周
速に対するバックローラ周速を変更可能な第3可変速モ
ータと、糸パターン設定手段と、使用トラベラによるス
ピンドルの番手変化に対するパターンを設定する回転数
パターン設定手段と、これらのパターンを表わす制御デ
ータを記憶させる記憶手段と、紡出長さを測定する測長
装置と、この測長装置からの信号に関連し前記記憶手段
の制御データに基づいてスピンドル回転数、撚数を番手
に適応したものになるように第1、第2可変速モータを
制御する第1、第2モータ制御手段と、前記紡出糸の番
手が設定パターンと対応するように第3可変速モータを
制御する第3モータ制御手段とにより構成される。
作用 前記構成によれば、紡出糸の番手パターンを糸パターン
設定手段により設定すると共に、スピンドル回転のパタ
ーンを回転数パターン設定手段により設定し、これらの
パターンを表わす制御データを記憶手段に記憶させ、測
長装置からの紡出長さに関する信号に関連して前記制御
データを読出し、このデータに基づいて第1、第2モー
タ制御手段から信号を出力し、第1.第2可変速モータ
を制御してスピンドル回転数、撚数を番手に適応させる
と同時に、第3モータ制御手段から信号を出力し第3可
変速モータを制御して番手を糸パターンに対応させる。
実施例 以下、実施例について説明するが、本実施例では20番
手用トラベラを用いて10番手から40番手の間で番手
変更をする特殊糸を紡出する場合について説明する。
第2図は精紡機におけるスピンドル1とドラフト部2の
駆動装置3を示し、トラベラ9がスピンドル1まわりを
周回しつつ昇降して管糸成形をするものである。この駆
動装置3は第1可変速モータ4を含む駆動系Aと第2.
第3可変速モータ5゜6を含む駆動系Bとに分割されて
いる。スピンドル1は第1可変速モータ4から伝動ベル
ト7、駆動軸8等を介して回転され第1可変速モータ4
の回転を変えることでスピンドル1の回転を変えるよう
にしである。
駆動系Bはバックローラ10の回転を制御する変速機構
11により、第2可変速モータ5から変速機構11の入
力ギヤ13に至ると共にフロントローラ14に到る区間
15と、変速機構11の出力ギヤ12に噛合するギヤ1
6からバックローラ10及びセカンドローラ17に至る
区間18とに区分される。
変速機構11は第3可変速モータ6によって変速制御さ
れる差動ギヤ19によって構成されている。この差動ギ
ヤ19は第3図に示すようにインナーギヤ20が停止し
ている状態で入力ギヤ13が回転されると、主軸21及
びサンホイルギヤ22が一体的に回転されてプラネタリ
ギヤ23を回転させ、この回転によりインナーギヤ20
の内周をプラ〜リギャ23は遊星運動して出力ギヤ12
を入力ギヤ13と同方向に所定速度で回転させ。
また、このように入力ギヤ13が回転している状態でイ
ンナーギヤ20を入力ギヤと同方向又は逆方向へ回転さ
せると夫々前記出力ギヤ12の回転速度を増速又は減速
するようになっている。このインナーギヤ20外周には
ギヤ24が形成され、このギヤ24は第3可変速モータ
6により駆動されるウオームホイール25の軸端に固設
したギヤ26と噛合し、この第3可変速モータ6の正逆
転で差動ギヤ19の出力ギヤ12の回転数を変更し得る
ようになっている。入力ギヤ13にはフロントローラ1
4の回転数を測定して紡出糸の紡出長さに対応する測長
信号としての測長パルスを発信するパルサー27が噛合
され、このパルサー27から発信される測長パルスは、
フロントローラ14が紡出糸を後述のパターン設定にお
ける基準単位長さく例えば1c■)だけ送り出す毎に発
信されるようになっている。また、28は区間15の中
でフロントローラ14の駆動部途中に介設された電離ク
ラッチで、この電磁クラッチ28は紡出糸にスラブを形
成する為のもので、一時的に開放してフロントローラ1
4の回転を停止、若しくは減速することによって紡出糸
にスラブを形成するようになっている。尚、この電磁ク
ラッチ28はスラブ形成を必要としない場合は省いても
構わない。
次に上記第1〜第3可変速モータ4.5.6及び電磁ク
ラッチ28の作動を制御して例えば第4図に示すような
特殊糸29を製造する電気的制御装置30について説明
する。この電気的制御装置30は第7図に示すように製
造すべき特殊糸29のパターン及び使用トラベラに適し
た、番手変化に対するスピンドルの回転数パターン(第
8図(a))を設定する為の第1コンピユータ装置31
とこの第1コンピユータ装置31によって設定されたパ
ターンを表わす制御データを記憶し、紡出中にその記憶
パターンの制御データによって第1〜第3可変速モータ
4〜6及び電磁クラッチ28の作動を制御する為の第2
コンピユータ装置32とで構成されている。上記第1コ
ンピユータ装置31は市販のポケットコンピュータ等の
手持式コンピュータ装置で構成して製造コストの低減を
図っている。またこの第1コンピユータ装置31は複数
機台の第1コンピユータ装置として兼用し。
この第1コンピユータ装置31を各機台の第2コンピユ
ータ装!!32の近く迄持ち運ぶことによって設定パタ
ーンの制御データを楯2コンピュータ装置32に直接入
力させ得るようになっている。
なお上記第1コンピユータ装置31は卓上式マイコンで
構成し、制御データの受渡しの為にカセットテープを利
用しても良い、上記第1コンピユータ装置31は製造す
べき特殊糸29の長さに関する番手変化のパターンとス
ラブ形成のパターンとを設定する糸パターン設定手段、
及び使用トラベラに適した、番手変化に対するスピンド
ル回転数変化のパターン(つまりトラベラ回転数のパタ
ーン)を設定する回転数パターン設定手段とを構成して
おり、中央演算装置33と記憶装置34から成るマイク
ロコンピュータ35.キーボード等の入力装置!36、
出力装置37及びテープレコーダー38を備えている。
この記憶装置34のROM(読み出し専用メモリ)には
第6図に示すフローチャートのプログラムが書き込まれ
ている。このプログラムに基づく特殊糸29のパターン
及びスピンドル回転数パターンの設定は次のようにして
行う、先ず、第7図に示すように縦軸に基準番手に対す
る番手変化の割合A(パーセント)をとり横軸に紡出長
さL(センチメートル)をとったグラフを準備し、この
グラフ上に製造を希望する特殊糸29のパターンを折数
線39で表現する。この場合、番手変化の割合は基準番
手を0とし、これより太い場合をプラス値、これより細
い場合をマイナス値で示し、また紡出長さLの基準単位
長さLaを例えばIC閣とし、パターン設定長さLnの
最大長さを70mとする0次に、上記折れ線39の各屈
折点PO,PL、P2.・・・Pnにおける紡出長さの
値LO1LL、L2.・・・Lnと番手変化の割合AO
1A1、A2、・・・Anを求める。また上記折れ線3
9上にスラブ形成箇所を示す点SP1、SF3、・・・
SPnを記入し、これらの点SP1、SF3、・・・S
Pnにおける紡出長さの値SLL、SL2.・・・SL
nとスラブ長さくフロントローラ7の回転を止める時間
長さ)SL、S2゜・・・Snを求める。その後、上記
マイクロコンピュータ35の第6図に示すプログラムを
スタートさせる。このプログラムのスタートによって先
ずステップので「糸データ」を入力するかどうがを選択
し、そうであればステップ■で「キー人力」をするかテ
ープから読込むか選択し、「キー人力」ならステップ■
でスタート時点での基準番手に対する番手変化の割合A
O(第7図では零)を入力装置36から入力する。この
ようにAOが入力されると紡出長さLOは零に設定され
る。この初期入力が行われると1次のr番手データLn
、An入力」のステップ■に進み、このステップ■では
上記グラフ上のパターンの第1番目の屈折点P1におけ
る紡出長さLlと番手変化の割合A1を入力する。この
LlとA1の入力が行われると次の「終了判別Jのステ
ップ■に進み、このステップ■で終了信号の入゛力が無
いと再びrLn、An入力」のステップ■に戻り、今度
は第2番目の屈折点P2における紡出長さL2と番手変
化の割合A2を入力する。上記の繰り返しによって総て
の屈折点P1〜Pnにおける紡出長さL1〜Lnと番手
変更の割合A1〜Anの入力が終了したときには「終了
判別」のステップ■で終了信号を入力する。この終了信
号によって次の「スラブデータSLn、Sn入力」のス
テップ■に進み、このステップ■では上記グラフ上のパ
ターンの第1番目のスラブ形成点SPIにおける紡出長
さSLIとスラブ長さSlを入力する。このSLIと8
1の入力が行われると次の「終了判別」のステップ■に
進み、このステップ■で終了信号の入力が無いと再びr
sLn、Sn入力」のステップ■に戻り、今度は第2番
目のスラブ形成点SP2における紡出長さSL2、スラ
ブ長さS2を入力する。上記の繰り返しによ′って総て
のスラブ形成点SPI〜SPnにおける紡出長さSLI
〜SLnとスラブ長さ81〜Snの入力が終了したとき
には上記「終了判別」のステップ■で終了信号を入力す
る。
このようにトて入力された各データL O” L n 
AO=An、SL1〜SLn、Sl−Snは記憶装置3
4におけるRAMに記憶される0次いで「糸データ転送
」 「回転数データ転送」 「データ確認」 「テープ
書込」 「平均太さ計算」 「入力つづき」など種々の
作業を選択し得る「作業選択」ステップ■へ進む。ここ
でスピンドル回転数パターン入力のために「入力つづき
」ステップ■を選びステップの、■を経てステップ■、
@でスピンドル回転数パターンを入力する。このパター
ンは。
使用するトラベラ(本実施例では20番手用)を用いて
他の番手(ここでは10番手から40番手)を紡出する
場合に、バルーニングの増大による糸への悪影響や番手
が細くなることで生じる糸切れ等の不都合を生じないよ
うに実験的に求められるもので1例えば第8図(a)の
ようなパターンで、番手に対し、スピンドル回転数を次
々と入力する。こうして紡出される番手に対応するスピ
ンドル回転数パターンが入力され、このパターンも記憶
装置i34のRAMに記憶され、再び「作業選択」ステ
ップ0番)、る。ここで後述するメインプログラムにお
いてステップ■、O及びステップ[F]、θで「糸パタ
ーン」と「回転数パターン」とを第1コンピユータ31
から第2コンピユータ32へ転送する場合について説明
する。転送に先立ち出力装置37を第2コンピユータ装
置32に接続し、「糸データ転送」を選択すると、マイ
クロコンピュータ35の中央演算装置33が記憶装置3
4に記憶されている番手変化のデータLO〜Ln及びA
 O” A nに基いて紡出長さの基準単位長さLa(
例えば1c脂)ごとの番手変化の割合を計算しつつその
割合の値を制御データとして出力装置37から順次出力
して第2コンピユータ装置32に順に記憶させる。即ち
、特殊糸29のパターン設定長さLnを例えば70mと
すると、この70mの特殊糸29を基準単位長さLa(
lam)で刻んだ7001箇所における番手変化の割合
を示す制御データao−a7001が演算処理されつつ
出力され、この7001個の番手変化に関する制御デ憶
装[34に記憶されているスラブ形成に関する制御デー
タSL1〜SLn、S1〜Snも出力されて第2コンピ
ユータ装置32に記憶される。このスラブ形成の為のデ
ータSLI〜SLn、Sl〜Snは上記基準単位長さL
aごとの番手データao −a7001 ト共ニXラフ
形成(7)有fi (ON、OFF信号)として変換さ
れ記憶されるようになっている。また、「回転数データ
転送」を選択すると、前記回転数パターンがそのまま第
2コンピユータ32へ転送される。こうして製造すべき
特殊糸のパターン及びこの特殊糸の紡出番手範囲に対す
るスピンドル回転数のパターン設定が夫々完了する。尚
、前記第1コンピユータ31に入力された糸パターン2
9と回転数パターンは、ステップ■にて「テープ書込」
を選択することでカセットテープに書込まれ、後日この
カセットテープを用いて同一データを第1コンピユータ
31に記憶させることができる。このように特殊糸のパ
ターン設定は所望のデータを入力装置36から入力する
ことでもって種々の極めて変化に富んだパターンを容易
かつ短時間に設定でき、また、こうした種々のパターン
と共にスピンドル回転数の変化パターンもカセットテー
プに書込んで保管しておくことで製造すべき特殊糸のパ
ターン変更が極めて短時間に行なうことができる。
次に上記第2コンピユータ装置!32は機台に対応して
設置されたコンピュータ装置で構成され、第5図に示す
ように中央演算装置40と記憶装置41から成るマイク
ロコンピュータ42、入力装置43、出力装置44.操
作盤45、機台制御装置46、第1可変速モータ4を制
御する第1モータ制御装置(本実施例ではインバータ)
47、第2可変速モータ5を制御する第2モータ制御装
置(本実施例ではインバータ)48、第3可変速モータ
(サーボモータ)6を制御する第3モータ制御装[49
及びクラッチ制御装置50を備えている。上記記憶装置
41のRAMは上記第1コンピユータ装[31によって
設定されたパターンの制御データを記憶する記憶手段を
構成しており、第1コンピユータ装置31から入力され
る制御データを順次記憶するようになっている。また上
記記憶装置41のROMには第9図に示すフローチャー
トのメインプログラムが書き込まれている。このメイン
プログラムは精紡機の紡出運転を開始した後操作盤45
のスタートスイッチをON操作することによってスター
トする。
次に上記メインプログラムに基いた駆動装置3の作動に
ついて説明する。操作盤45からのスタート指令でメイ
ンプログラムがスタートし、ステップ◎で「初期設定値
入力」を行う、ここでは紡出糸の基準番手Ae(本実施
例では20番手)、基準ドラフトD、撚係数Kを夫々入
力する。ここで基準番手Aeや基準ドラフトDは、第3
可変速モータ6を作動させない状態でフロントローラ1
4とバックローラ10間のチェンジギヤの交換等によっ
て設定され、また、撚係数にはその基準番手Asを考慮
した所定の大きさに設定される1次いでステップ■及び
@で、先に第1コンピユータ31内に記憶されている特
殊糸のパターン及びスピンかドル回転数の変化パターン
をロードしたい場合には操作盤45よりロード信号を入
力してステップ■とOで前述したように出力装置37を
入力装置43に接続して「データ転送」を行ない、そう
でない場合(既に各パターンが入力しである時)にはス
テップOで基準番手Asに対応する最適トラベラを用い
た時のスピンドル回転数をスピンドル回転数の変化パタ
ーンを参照して読出して、スピンドル回転数がR20と
なるように第1可変速モータ4の回転数Nelを求めて
第1モータ制御装置47に出力し、また前記スピンドル
回転数R20と撚係数Kを基に、フロントローラ14の
周速とスピンドル回転数との比が撚係数Kを実現するよ
うに第2可変速モータ5の回転数N e 2を求めて第
2モータ制御装置48に出力して、第1、第2可変速モ
ータ4.5を駆動して、基準番手Aれ′ばステップ■へ
進むが以下、基準番手から番手変化の割合が81となる
場合について説明する。
ステップOにおいてパルサー27(測長装置)から測長
パルスが発信されると次の「スラブデータセット、第1
〜第3可変速モータ回転数Nl、N2、N3算出」ステ
ップOへ進む。この測長パルスは紡出糸が基準単位長さ
La (本実施例ではIC腸)分紡出されるごとに発信
される。このステップのでは、測長パルスの発信によっ
て測長される紡出長さ位置でのスラブ形成データの有無
(ONorOFF)を中央演算装置40にセットし、第
1〜第3可変速モータ4〜6の回転数N1〜N3を計算
する。先ず紡出長さ位置での番手変化に対する制御デー
タa1を読出し、この制御データa1に対応する番手B
l(20番手より僅かに太い番手)を算出し、スピンド
ル回転数がスピンドル回転数の変化パターン線図におい
て前記番手B1に対応する値R1となるように制御する
大きさに第1可変速モータ4の回転数N1が算出される
また、第2可変速モータ5の回転数N2は、前記フロン
トローラ14の周速が撚係数Kを実現させる値となるよ
うに制御する大きさに算出される。
更に第3可変速モータ6の回転数N3は、第2可変速モ
ータ5の回転数N2から算出されるフロントローラ14
の周速と前記番手変化に関する制御データa1を基に、
バックローラ10及びセカンドローラ17の回転数を紡
出糸が制御データa1に対応する番手になるように制御
する大きさに算出される0次いでステップθにて前記第
1〜第3可変速モータ4〜6の回転数N1〜N3に対応
する制御値を第1〜第3モータ制御装置47〜49に出
力する。この出力によって第1モータ制御装置47は第
1可変速モータ4の回転を制御してスピンドル1の回転
数を紡出番手B1に対応した値にし、また、第2モータ
制御装置48は第2可変速モータ5の回転を制御して紡
出糸の撚数が撚係数Kに対応した値になるようにフロン
トローラ14の回転数を制御し、更に、第3モータ制御
装置次に、ステップのへ進み、操作盤45からスラブ要
求信号(スラブを入れるかどうか)が入力されていると
、「スラブデータ出力」のステップ[相]に進み、前記
ステップ[株]でセットされたスラブデータ(ON o
r 0FF)が出力され、スラブデータがONであれば
クラッチ制御装置50は電磁クラッチ28を一時的に外
してフロントローラ14の回転を停止又は減速して紡出
糸にスラブを形成するが、上記測長パルス発信時にはス
ラブ形成データはないので、電磁クラッチ28は外され
ない。
なお、スラブ形成データがONの時には、前記パルサー
27から発信される測長パルスは番手変化信号発信の為
の測長信号としては利用されず、スラブの大きさを制御
するための測長信号として利用されるようになっている
。次いでステップOへ進み、所定長(全長)終了したか
を判別し、そうであれば終了、そうでなければ再びステ
ップOヘラによる番手変化に対するスピンドル回転数及
びスラブ形成の有無が制御され、パターン設定手段で予
め設定されたパターンの特殊糸が紡出され、しかも使用
トラベラによる番手に対する最適な巻取速度で巻取られ
る。
なお、上記実施例では第1コンピユータ装置31で糸パ
ターン及び回転数パターン設定手段を構成したが、第2
コンピユータ装置32の記憶容量を大きくして第2コン
ピユータ装置内にこれらのパターン設定手段を設けても
よい、また変速装置11は図示のような差動歯車を使用
しない別の機構でもよい、更に、スピンドル回転数パタ
ーンは前記したように使用トラベラに対応する番手で最
大となるようなパターンのほか1例えば第8図(b)に
示すように、一定範囲間は一定の回転でそれ以外の番手
ではその番手に対応するスピンドル回転数となるような
パターンなど、従来、最悪ノ条件で一定回転にしていた
ものに比べ、生産能率の向上するパターンであれば、ど
のようなパタラに対するパターンを複数設定しておき、
メインプログラムで初期値入力の時の番手設定により。
適正な回転数パターンを選択するようにしてあってもよ
い。
なお、ドラフトパート及びスピンドルを駆動する駆動系
についても本願実施例に限らず、第10図のようにスピ
ンドル1とフロントローラ14を接続する駆動系に第2
可変速モータ5を備えた変速機構111を有し、バック
ローラ10は第3可変速モータ6にて独立して駆動する
もの、第11図のようにスピンドル1.フロントローラ
14、バックローラ10を夫々独立した第1〜第3可変
速モータ4〜6にて駆動するもの、第12図のように第
1可変速モータ4にて全体を駆動し、スピンドル1から
フロントローラ14及びフロントローラ14からバック
ローラ10に至る夫々の駆動系統中に夫々第2.第3可
変速モータ5,6を備スピンドル1とバックローラ10
を駆動する途中に第3可変速モータ6を備えた変速機構
112を有し、フロントローラ14を独立した第2可変
速モータ5で駆動するようにしたものなどであってもよ
い。
発明の効果 以上のように本抛明にあっては、スピンドル回転数を変
更可能な第1可変速モータと、該スピンドル回転数に対
するフロントローラの周速を変更可能な第2可変速モー
タと、該フロントローラの周速に対するバックローラの
周速を変更可能な第3可変速モータとを備え、第1可変
速モータを。
予め設定された特殊糸のパターン及び使用トラベラに適
した、番手変化に対するスピンドル回転数の変化パター
ンを表わす制御データに基づいて制御してスピンドル回
転数を回転数パターンに対応するように変化させると共
に、第2可変速モータを前記制御データに基いて制御し
て紡出糸の撚数をその番手に適応するように変化させ、
更に、第に変化させるようにしたので、所望の特殊糸の
パターンを予め設定することによって一本の紡出糸に所
望の番手変化をつけることができ、しかもその紡出糸の
撚係数が所望の大きさになるように番手変化に伴なって
撚数を変化させることができ、これにより実用的な特殊
糸を紡出でき、しかも。
番手変化に伴なってスピンドル回転数を糸の風合の低下
や糸切れのない、適した回転数に制御でき、巻取りのト
ラブルが少なく高い運転能率を実現することができる。
また1番手変化のパターンを設定する糸パターン設定手
段と、スピンドル回転数の変化パターンを設定する回転
数パターン設定手段と、これらのパターンを表わす制御
データを記憶する記憶手段を備え、この記憶手段の制御
データにより第1〜第3可変速モータを制御するように
したので1種々異なる特殊糸のパターンを設定して記憶
手段に記憶させることでもって、それら短時間かつ容易
に行うことができ、多品種少量生産が要求されるこの種
の装置として大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明の構成を示す機能ブロック図、第2図は駆
動装置を示す斜視図、第3図は変速装置の断面図、第4
図は特殊糸の一例を拡大した図。 第5図は電気制御装置を示すブロック図、第6Wiはパ
ターン設定用のフローチャート、第7図は特殊糸の設定
パターンの一例を示す説明図、第8図はスピンドル回転
数の変化パターンの一例を示す図、第9図は特殊糸製造
用のフローチャート、第10〜13図は駆動系の他の実
施例である。 1・・・スピンドル、 4,5.6・・・第1、第2、
第3可変速モータ、  10・・・バックローラ、 1
4・・・フロントローラ、27・・・パルサー、31・
・・第1コンピユータ装置、 32・・・第2コンピュ
ータ装置、41・・・記憶装置、 47.48.49・
・・第1、第2、第3モータ制御装置 特許出願人   豊和工業株式会社 第3WJ プ11、 1I6WJ 第9図 第1011 第121Kl @13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、スピンドルまわりをトラベラが周回しつつ昇降して
    管糸成形する紡績機において、スピンドルの回転数を変
    更可能な第1可変速モータと、該スピンドル回転数に対
    するフロントローラの周速を変更可能な第2可変速モー
    タと、該フロントローラの周速に対するバックローラの
    周速を変更可能な第3可変速モータと、紡出すべき特殊
    糸の長さに関する番手変化のパターンを設定する糸パタ
    ーン設定手段と使用トラベラに適した、番手変化に対す
    るスピンドル回転数変化のパターンを設定する回転数パ
    ターン設定手段と、これらのパターン設定手段によるパ
    ターンを表わす制御データを記憶する記憶手段と、紡出
    長さを測定する測長装置と、この測長装置からの信号に
    関連し前記記憶手段の制御データに基づいてスピンドル
    回転数が番手に対応するように第1可変速モータを制御
    する第1モータ制御装置と、測長装置からの信号に関連
    し前記記憶手段のデータに基づいて紡出糸の撚数が番手
    に適応するように第2可変速モータを制御する第2モー
    タ制御装置と、測長装置からの信号に関連し前記記憶手
    段のデータに基づいて紡出糸の番手が設定パターンに対
    応するように第3可変速モータを制御する第3モータ制
    御装置とを備えて成ることを特徴とする特殊糸の製造装
    置。
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