JPH0835132A - 紡績機の駆動装置 - Google Patents
紡績機の駆動装置Info
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- JPH0835132A JPH0835132A JP18528094A JP18528094A JPH0835132A JP H0835132 A JPH0835132 A JP H0835132A JP 18528094 A JP18528094 A JP 18528094A JP 18528094 A JP18528094 A JP 18528094A JP H0835132 A JPH0835132 A JP H0835132A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】インバーター２を介して１つのモーター３によ
り、ドラフトローラーｂ、ｍ、ｆ、デリベリローラー
ｄ、巻取りローラーｔ等のローラーを回転駆動するよう
にした紡績機の駆動装置に関するものである。 【効果】インバーターを介して１つのモーターにより、
ドラフトローラー、デリベリローラー、巻取りローラー
等のローラーを回転するようにしたので、電圧変動によ
り、各ローラーの回転比が変動することがない。
り、ドラフトローラーｂ、ｍ、ｆ、デリベリローラー
ｄ、巻取りローラーｔ等のローラーを回転駆動するよう
にした紡績機の駆動装置に関するものである。 【効果】インバーターを介して１つのモーターにより、
ドラフトローラー、デリベリローラー、巻取りローラー
等のローラーを回転するようにしたので、電圧変動によ
り、各ローラーの回転比が変動することがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラフトローラー、デ
リベリローラー、巻取りローラー等を駆動制御するため
の紡績機の駆動装置に関するものである。
リベリローラー、巻取りローラー等を駆動制御するため
の紡績機の駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、バックローラー、ミドルローラ
ー、フロントローラー等からなるドラフト装置等が、１
つのモーターによりギアボックスを介して駆動されるよ
うな紡績機の駆動装置或いはドラフト装置等の各ローラ
ーを個々のモーターにより別個に駆動するようにした紡
績機の駆動装置が知られている。
ー、フロントローラー等からなるドラフト装置等が、１
つのモーターによりギアボックスを介して駆動されるよ
うな紡績機の駆動装置或いはドラフト装置等の各ローラ
ーを個々のモーターにより別個に駆動するようにした紡
績機の駆動装置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の紡績機の駆動装
置においては、例えば、ドラフト装置のドラフト比を変
更する場合には、ギアボックスの歯車を交換することに
よりギア比を変更し、ドラフト比を変更しているため
に、ドラフト比の変更には相当の時間と熟練を要してい
る。また、上記のドラフト装置のドラフト比の変更と紡
出速度等の変更は、それぞれ、別々の場所に配設されて
いるギアボックスとデリベリローラー等の制御装置とを
操作することにより行わなければならないため、これら
の変更に時間を要し、紡績機の作業効率の低下を惹起し
ている。更には、個々のモーターにより別個にドラフト
装置等の各ローラーを駆動するものにあっては、電圧変
動により各ローラーの回転数が変動すると、ドラフト比
或いは紡出速度等が変わってしまい、品質の一定した紡
績糸が紡出されないという問題がある。
置においては、例えば、ドラフト装置のドラフト比を変
更する場合には、ギアボックスの歯車を交換することに
よりギア比を変更し、ドラフト比を変更しているため
に、ドラフト比の変更には相当の時間と熟練を要してい
る。また、上記のドラフト装置のドラフト比の変更と紡
出速度等の変更は、それぞれ、別々の場所に配設されて
いるギアボックスとデリベリローラー等の制御装置とを
操作することにより行わなければならないため、これら
の変更に時間を要し、紡績機の作業効率の低下を惹起し
ている。更には、個々のモーターにより別個にドラフト
装置等の各ローラーを駆動するものにあっては、電圧変
動により各ローラーの回転数が変動すると、ドラフト比
或いは紡出速度等が変わってしまい、品質の一定した紡
績糸が紡出されないという問題がある。
【０００４】本発明の目的は、上述したような従来の紡
績機の駆動装置が有する課題を解決するとともに、保守
管理の簡単な紡績機の駆動装置を提供することにある。
績機の駆動装置が有する課題を解決するとともに、保守
管理の簡単な紡績機の駆動装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、紡績機の駆動装置において、インバ
ーターを介して１つのモーターにより、ドラフトローラ
ー、デリベリローラー、巻取りローラー等のローラーを
回転駆動するようにしたものであり、また、ドラフトロ
ーラーのうち、少なくともバックローラー及びミドルロ
ーラーを無段変速機を介して回転駆動するようにしたも
のであり、更には、ドラフトローラー、デリベリローラ
ー、巻取りローラー等のローラーの駆動制御を１つの制
御装置により行うようにしたものである。
を達成するために、紡績機の駆動装置において、インバ
ーターを介して１つのモーターにより、ドラフトローラ
ー、デリベリローラー、巻取りローラー等のローラーを
回転駆動するようにしたものであり、また、ドラフトロ
ーラーのうち、少なくともバックローラー及びミドルロ
ーラーを無段変速機を介して回転駆動するようにしたも
のであり、更には、ドラフトローラー、デリベリローラ
ー、巻取りローラー等のローラーの駆動制御を１つの制
御装置により行うようにしたものである。
【０００６】以下に、本発明の紡績機の駆動装置の駆動
系統を示す構成図である図１を用いて本発明の実施例に
ついて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、
本実施例に限定されるものではない。
系統を示す構成図である図１を用いて本発明の実施例に
ついて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、
本実施例に限定されるものではない。
【０００７】一例としてのドラフト装置は、バックロー
ラーｂ、ミドルローラーｍ及びフロントローラーｆによ
り構成されており、ドラフト装置によりドラフトされ、
図示されていない加撚装置により加撚され紡出された紡
績糸は、デリベリローラーｄから引き出された後、巻取
りローラーｔにより回転駆動されるパッケージｐに巻き
取られる。
ラーｂ、ミドルローラーｍ及びフロントローラーｆによ
り構成されており、ドラフト装置によりドラフトされ、
図示されていない加撚装置により加撚され紡出された紡
績糸は、デリベリローラーｄから引き出された後、巻取
りローラーｔにより回転駆動されるパッケージｐに巻き
取られる。
【０００８】１は、マイクロコンピューター等を有する
制御装置であり、２は、制御装置１からの指令に基づい
て制御されるインバーターであり、３は、インバーター
２から出力される周波数により駆動される三相誘導モー
ター等のモーターである。４は、モーター３の出力軸５
に取着された歯付きプーリーであり、６は、デリベリロ
ーラーｄの回転軸７に取着された歯付きプーリーであ
り、歯付きプーリー４と歯付きプーリー６との間にはタ
イミングベルト８が張設されている。従って、モーター
３の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、
歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、デリベ
リローラーｄが回転するように構成されている。
制御装置であり、２は、制御装置１からの指令に基づい
て制御されるインバーターであり、３は、インバーター
２から出力される周波数により駆動される三相誘導モー
ター等のモーターである。４は、モーター３の出力軸５
に取着された歯付きプーリーであり、６は、デリベリロ
ーラーｄの回転軸７に取着された歯付きプーリーであ
り、歯付きプーリー４と歯付きプーリー６との間にはタ
イミングベルト８が張設されている。従って、モーター
３の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、
歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、デリベ
リローラーｄが回転するように構成されている。
【０００９】９は、デリベリローラーｄの回転軸７に取
着された歯付きプーリーであり、１０は、巻取りローラ
ーｔの回転軸１１に取着された歯付きプーリーであり、
歯付きプーリー９と歯付きプーリー１０との間にはタイ
ミングベルト１２が張設されている。従って、モーター
３の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、
歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、
回転軸７の回転が、歯付きプーリー９、タイミングベル
ト１２、歯付きプーリー１０を介して回転軸１１に伝達
され、巻取りローラーｔが回転するように構成されてい
る。
着された歯付きプーリーであり、１０は、巻取りローラ
ーｔの回転軸１１に取着された歯付きプーリーであり、
歯付きプーリー９と歯付きプーリー１０との間にはタイ
ミングベルト１２が張設されている。従って、モーター
３の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、
歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、
回転軸７の回転が、歯付きプーリー９、タイミングベル
ト１２、歯付きプーリー１０を介して回転軸１１に伝達
され、巻取りローラーｔが回転するように構成されてい
る。
【００１０】１３は、同じく、デリベリローラーｄの回
転軸７に取着された歯付きプーリーであり、１４は、フ
ロントローラーｆの回転軸１５に取着された歯付きプー
リーであり、歯付きプーリー１３と歯付きプーリー１４
との間にはタイミングベルト１６が張設されている。従
って、モーター３の回転が、歯付きプーリー４、タイミ
ングベルト８、歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝
達され、更に、回転軸７の回転が、歯付きプーリー１
３、タイミングベルト１６、歯付きプーリー１４を介し
て回転軸１５に伝達され、フロントローラーｆが回転す
るように構成されている。
転軸７に取着された歯付きプーリーであり、１４は、フ
ロントローラーｆの回転軸１５に取着された歯付きプー
リーであり、歯付きプーリー１３と歯付きプーリー１４
との間にはタイミングベルト１６が張設されている。従
って、モーター３の回転が、歯付きプーリー４、タイミ
ングベルト８、歯付きプーリー６を介して回転軸７に伝
達され、更に、回転軸７の回転が、歯付きプーリー１
３、タイミングベルト１６、歯付きプーリー１４を介し
て回転軸１５に伝達され、フロントローラーｆが回転す
るように構成されている。
【００１１】１７は、フロントローラーｆの回転軸１５
に取着された歯付きプーリーであり、１８は、減速機１
９の入力軸２０に取着された歯付きプーリーであり、歯
付きプーリー１７と歯付きプーリー１８との間にはタイ
ミングベルト２１が張設されている。２２は、減速機１
９の出力軸２３に取着された可変プーリーであり、２４
は、ミドルローラーｍの回転軸２５に取着されたプーリ
ーであり、可変プーリー２２とプーリー２４との間には
可変ベルト２６が張設されている。従って、モーター３
の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、歯
付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、回
転軸７の回転が、歯付きプーリー１３、タイミングベル
ト１６、歯付きプーリー１４を介して回転軸１５に伝達
され、更にまた、回転軸１５の回転が、歯付きプーリー
１７、タイミングベルト２１、歯付きプーリー１８を介
して減速機１９の入力軸２０に伝達され、減速機１９に
より所望の回転数に減速された減速機１９の出力軸２３
の回転が、可変プーリー２２、可変ベルト２６、プーリ
ー２４に伝達され、ミドルローラーｍが回転するように
構成されている。
に取着された歯付きプーリーであり、１８は、減速機１
９の入力軸２０に取着された歯付きプーリーであり、歯
付きプーリー１７と歯付きプーリー１８との間にはタイ
ミングベルト２１が張設されている。２２は、減速機１
９の出力軸２３に取着された可変プーリーであり、２４
は、ミドルローラーｍの回転軸２５に取着されたプーリ
ーであり、可変プーリー２２とプーリー２４との間には
可変ベルト２６が張設されている。従って、モーター３
の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、歯
付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、回
転軸７の回転が、歯付きプーリー１３、タイミングベル
ト１６、歯付きプーリー１４を介して回転軸１５に伝達
され、更にまた、回転軸１５の回転が、歯付きプーリー
１７、タイミングベルト２１、歯付きプーリー１８を介
して減速機１９の入力軸２０に伝達され、減速機１９に
より所望の回転数に減速された減速機１９の出力軸２３
の回転が、可変プーリー２２、可変ベルト２６、プーリ
ー２４に伝達され、ミドルローラーｍが回転するように
構成されている。
【００１２】２７は、ミドルローラーｍの回転軸２５に
取着された回転板であり、２８は、回転板２７に対向し
て配設された回転軸２５の回転数を検出する検出器であ
り、検出器２８により検出されたミドルローラーｍの回
転軸２５の回転数は、制御装置１に入力される。また、
２９は、可変プーリー２２の移動軸を回転させる正逆回
転可能なモーターであり、正逆回転可能なモーター２９
を適宜回転させることにより、移動軸を回転させて、可
変プーリー２２を構成する２枚の円板の間隔を変えて、
可変ベルト２６の周速を変速し、プーリー２４の回転数
を変更して、ミドルローラーｍの回転数を無段で変更す
ることができるように構成されている。なお、正逆回転
可能なモーター２９は、制御装置１により制御される。
取着された回転板であり、２８は、回転板２７に対向し
て配設された回転軸２５の回転数を検出する検出器であ
り、検出器２８により検出されたミドルローラーｍの回
転軸２５の回転数は、制御装置１に入力される。また、
２９は、可変プーリー２２の移動軸を回転させる正逆回
転可能なモーターであり、正逆回転可能なモーター２９
を適宜回転させることにより、移動軸を回転させて、可
変プーリー２２を構成する２枚の円板の間隔を変えて、
可変ベルト２６の周速を変速し、プーリー２４の回転数
を変更して、ミドルローラーｍの回転数を無段で変更す
ることができるように構成されている。なお、正逆回転
可能なモーター２９は、制御装置１により制御される。
【００１３】３０は、フロントローラーｆの回転軸１５
に取着された歯付きプーリーであり、３１は、減速機３
２の入力軸３３に取着された歯付きプーリーであり、歯
付きプーリー３０と歯付きプーリー３１との間にはタイ
ミングベルト３４が張設されている。３５は、減速機３
２の出力軸３６に取着された可変プーリーであり、３７
は、バックローラーｂの回転軸３８に取着されたプーリ
ーであり、可変プーリー３５とプーリー３７との間には
可変ベルト３９が張設されている。従って、モーター３
の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、歯
付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、回
転軸７の回転が、歯付きプーリー１３、タイミングベル
ト１６、歯付きプーリー１４を介して回転軸１５に伝達
され、更にまた、回転軸１５の回転が、歯付きプーリー
３０、タイミングベルト３４、歯付きプーリー３１を介
して減速機３２の入力軸３３に伝達され、減速機３２に
より所望の回転数に減速された減速機３２の出力軸３６
の回転が、可変プーリー３５、可変ベルト３９、プーリ
ー３７に伝達され、バックローラーｂが回転するように
構成されている。
に取着された歯付きプーリーであり、３１は、減速機３
２の入力軸３３に取着された歯付きプーリーであり、歯
付きプーリー３０と歯付きプーリー３１との間にはタイ
ミングベルト３４が張設されている。３５は、減速機３
２の出力軸３６に取着された可変プーリーであり、３７
は、バックローラーｂの回転軸３８に取着されたプーリ
ーであり、可変プーリー３５とプーリー３７との間には
可変ベルト３９が張設されている。従って、モーター３
の回転が、歯付きプーリー４、タイミングベルト８、歯
付きプーリー６を介して回転軸７に伝達され、更に、回
転軸７の回転が、歯付きプーリー１３、タイミングベル
ト１６、歯付きプーリー１４を介して回転軸１５に伝達
され、更にまた、回転軸１５の回転が、歯付きプーリー
３０、タイミングベルト３４、歯付きプーリー３１を介
して減速機３２の入力軸３３に伝達され、減速機３２に
より所望の回転数に減速された減速機３２の出力軸３６
の回転が、可変プーリー３５、可変ベルト３９、プーリ
ー３７に伝達され、バックローラーｂが回転するように
構成されている。
【００１４】４０は、バックローラーｂの回転軸３８に
取着された回転板であり、４１は、回転板４０に対向し
て配設された回転軸３８の回転数を検出する検出器であ
り、検出器４１により検出されたバックローラーｂの回
転軸３８の回転数は、制御装置１に入力される。また、
４２は、可変プーリー３５の移動軸を回転させる正逆回
転可能なモーターであり、正逆回転可能なモーター４２
を適宜回転させることにより、移動軸を回転させて、可
変プーリー３５を構成する２枚の円板の間隔を変えて、
可変ベルト３９の周速を変速し、プーリー３７の回転数
を変更して、バックローラーｂの回転数を無段で変更す
ることができるように構成されている。なお、正逆回転
可能なモーター４２は、制御装置１により制御される。
取着された回転板であり、４１は、回転板４０に対向し
て配設された回転軸３８の回転数を検出する検出器であ
り、検出器４１により検出されたバックローラーｂの回
転軸３８の回転数は、制御装置１に入力される。また、
４２は、可変プーリー３５の移動軸を回転させる正逆回
転可能なモーターであり、正逆回転可能なモーター４２
を適宜回転させることにより、移動軸を回転させて、可
変プーリー３５を構成する２枚の円板の間隔を変えて、
可変ベルト３９の周速を変速し、プーリー３７の回転数
を変更して、バックローラーｂの回転数を無段で変更す
ることができるように構成されている。なお、正逆回転
可能なモーター４２は、制御装置１により制御される。
【００１５】以下に、上述した実施例の作動について説
明する。制御装置１からの指令により、インバーター２
で作成された所定の周波数により、所望の回転数でモー
ター３を回転させる。このモーター３の回転により、上
述したような伝達手段を経てデリベリローラーｄを回転
させるとともに、巻取りローラーｔを回転させてパッケ
ージｐに紡績糸を巻き取る。
明する。制御装置１からの指令により、インバーター２
で作成された所定の周波数により、所望の回転数でモー
ター３を回転させる。このモーター３の回転により、上
述したような伝達手段を経てデリベリローラーｄを回転
させるとともに、巻取りローラーｔを回転させてパッケ
ージｐに紡績糸を巻き取る。
【００１６】ドラフト比は、モーター３の回転により、
上述したような伝達手段を経て回転されるフロントロー
ラーｆを基準に決められる。即ち、フロントローラーｆ
を基準として、所望のドラフト比となるように、制御装
置１からに指令により、正逆回転可能なモーター２９を
適宜回転させることにより、可変プーリー２２を構成す
る２枚の円板の間隔を所定の間隔に設定して、可変ベル
ト２６を介してミドルローラーｍを所定の回転数で回転
させる。同様に、フロントローラーｆを基準として、所
望のドラフト比となるように、制御装置１からの指令に
より、正逆回転可能なモーター４２を適宜回転させるこ
とにより、可変プーリー３５を構成する２枚の円板の間
隔を所定の間隔に設定して、可変ベルト３９を介してバ
ックローラーｂを所定の回転数で回転させる。このよう
にして、所望のドラフト比によりドラフト装置を駆動す
る。
上述したような伝達手段を経て回転されるフロントロー
ラーｆを基準に決められる。即ち、フロントローラーｆ
を基準として、所望のドラフト比となるように、制御装
置１からに指令により、正逆回転可能なモーター２９を
適宜回転させることにより、可変プーリー２２を構成す
る２枚の円板の間隔を所定の間隔に設定して、可変ベル
ト２６を介してミドルローラーｍを所定の回転数で回転
させる。同様に、フロントローラーｆを基準として、所
望のドラフト比となるように、制御装置１からの指令に
より、正逆回転可能なモーター４２を適宜回転させるこ
とにより、可変プーリー３５を構成する２枚の円板の間
隔を所定の間隔に設定して、可変ベルト３９を介してバ
ックローラーｂを所定の回転数で回転させる。このよう
にして、所望のドラフト比によりドラフト装置を駆動す
る。
【００１７】ドラフト比を変更する場合には、制御装置
１からの指令により、上述したように、正逆回転可能な
モーター２９を適宜回転させることにより、可変プーリ
ー２２を構成する２枚の円板の間隔を変えて、可変ベル
ト２６の周速を変速し、プーリー２４の回転数を変更し
て、ミドルローラーｍの回転数を変更する。同様に、正
逆回転可能なモーター４２を適宜回転させることによ
り、可変プーリー３５を構成する２枚の円板の間隔を変
えて、可変ベルト３９の周速を変速し、プーリー３７の
回転数を変更して、バックローラーｂの回転数を変更す
る。
１からの指令により、上述したように、正逆回転可能な
モーター２９を適宜回転させることにより、可変プーリ
ー２２を構成する２枚の円板の間隔を変えて、可変ベル
ト２６の周速を変速し、プーリー２４の回転数を変更し
て、ミドルローラーｍの回転数を変更する。同様に、正
逆回転可能なモーター４２を適宜回転させることによ
り、可変プーリー３５を構成する２枚の円板の間隔を変
えて、可変ベルト３９の周速を変速し、プーリー３７の
回転数を変更して、バックローラーｂの回転数を変更す
る。
【００１８】実際に、所望のドラフト比に変更されたか
どうかは、実際のミドルローラーｍの回転数を、回転板
２７に対向して配設され検出器２８により測定するとと
もに、同じように、実際のバックローラーｂの回転数
を、回転板４０に対向して配設され検出器４１により測
定する。そして、この測定結果を制御装置１に入力し、
フロントローラーｆの回転数を基準にしてドラフト比を
演算し、所望のドラフト比と比較し、異なる場合には、
制御装置１からの指令により、正逆回転可能なモーター
２９を適宜回転させることにより、可変プーリー２２を
構成する２枚の円板の間隔を所定の間隔に修正して、ミ
ドルローラーｍの回転数を調整し、また、同様に、制御
装置１からの指令により、正逆回転可能なモーター４２
を適宜回転させることにより、可変プーリー３５を構成
する２枚の円板の間隔を所定の間隔に修正して、バック
ローラーｂの回転数を調整する。このようにして、ドラ
フト比を所望の比に変更することができる。
どうかは、実際のミドルローラーｍの回転数を、回転板
２７に対向して配設され検出器２８により測定するとと
もに、同じように、実際のバックローラーｂの回転数
を、回転板４０に対向して配設され検出器４１により測
定する。そして、この測定結果を制御装置１に入力し、
フロントローラーｆの回転数を基準にしてドラフト比を
演算し、所望のドラフト比と比較し、異なる場合には、
制御装置１からの指令により、正逆回転可能なモーター
２９を適宜回転させることにより、可変プーリー２２を
構成する２枚の円板の間隔を所定の間隔に修正して、ミ
ドルローラーｍの回転数を調整し、また、同様に、制御
装置１からの指令により、正逆回転可能なモーター４２
を適宜回転させることにより、可変プーリー３５を構成
する２枚の円板の間隔を所定の間隔に修正して、バック
ローラーｂの回転数を調整する。このようにして、ドラ
フト比を所望の比に変更することができる。
【００１９】また、制御装置１からの指令により、イン
バーター２で作成される周波数を変更することにより、
デリベリローラーｄ及び巻取りローラーｔの回転数を変
更して、紡出速度を変えることができる。この場合、ド
ラフト比が所望の比からずれないように、上述したよう
に、実際のミドルローラーｍ及びバックローラーｂの回
転数を、それぞれ、検出器２８及び検出器４１で測定
し、この測定結果を基に、制御装置１により演算、比較
を行い、ドラフト比が変わらないように、上述したよう
に、正逆回転可能なモーター２９、４２を適宜回転させ
ることにより、可変プーリー２２、３５を構成する２枚
の円板の間隔を所定の間隔に修正して、ミドルローラー
ｍ及びバックローラーｂの回転数を調整する。
バーター２で作成される周波数を変更することにより、
デリベリローラーｄ及び巻取りローラーｔの回転数を変
更して、紡出速度を変えることができる。この場合、ド
ラフト比が所望の比からずれないように、上述したよう
に、実際のミドルローラーｍ及びバックローラーｂの回
転数を、それぞれ、検出器２８及び検出器４１で測定
し、この測定結果を基に、制御装置１により演算、比較
を行い、ドラフト比が変わらないように、上述したよう
に、正逆回転可能なモーター２９、４２を適宜回転させ
ることにより、可変プーリー２２、３５を構成する２枚
の円板の間隔を所定の間隔に修正して、ミドルローラー
ｍ及びバックローラーｂの回転数を調整する。
【００２０】なお、上述した実施例においては、フロン
トローラーｆを基準として、ドラフト比を設定した例に
ついて説明したが、ミドルローラーｍ或いはバックロー
ラーｂを基準とすることもできる。また、無段変速機と
して可変プーリー２２、３５を使用したが、公知の種々
の無段変速機を使用することができる。勿論、プーリー
２４、３７を可変プーリーとして、より大きな変速比を
得るように構成することもできる。
トローラーｆを基準として、ドラフト比を設定した例に
ついて説明したが、ミドルローラーｍ或いはバックロー
ラーｂを基準とすることもできる。また、無段変速機と
して可変プーリー２２、３５を使用したが、公知の種々
の無段変速機を使用することができる。勿論、プーリー
２４、３７を可変プーリーとして、より大きな変速比を
得るように構成することもできる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【００２２】インバーターを介して１つのモーターによ
り、ドラフトローラー、デリベリローラー、巻取りロー
ラー等のローラーを回転するようにしたので、電圧変動
により、各ローラーの回転比が変動することがない。ま
た、ドラフトローラーを無段変速機を介して回転させる
ようにしたので、ドラフト比を容易に、迅速に変更する
ことができる。更に、ドラフトローラー、デリベリロー
ラー、巻取りローラー等のローラーの駆動制御を、１つ
の制御装置により行うようにしたので、同一場所で回転
数の変更等を行うことができ、従って、駆動制御作業の
作業性が向上する。
り、ドラフトローラー、デリベリローラー、巻取りロー
ラー等のローラーを回転するようにしたので、電圧変動
により、各ローラーの回転比が変動することがない。ま
た、ドラフトローラーを無段変速機を介して回転させる
ようにしたので、ドラフト比を容易に、迅速に変更する
ことができる。更に、ドラフトローラー、デリベリロー
ラー、巻取りローラー等のローラーの駆動制御を、１つ
の制御装置により行うようにしたので、同一場所で回転
数の変更等を行うことができ、従って、駆動制御作業の
作業性が向上する。
【００２３】
【図１】図１は本発明の紡績機の駆動装置の駆動系統を
示す構成図である。
示す構成図である。
ｂ・・・・・・・・・・バックローラー ｄ・・・・・・・・・・デリベリローラー ｆ・・・・・・・・・・フロントローラー ｍ・・・・・・・・・・ミドルローラー ｔ・・・・・・・・・・巻取りローラー ｐ・・・・・・・・・・パッケージ １・・・・・・・・・・制御装置 ２・・・・・・・・・・インバーター ３・・・・・・・・・・モーター ２２、３５・・・・・・可変プーリー
Claims (3)
- 【請求項１】インバーターを介して１つのモーターによ
り、ドラフトローラー、デリベリローラー、巻取りロー
ラー等のローラーを回転駆動するようにしたことを特徴
とする紡績機の駆動装置。 - 【請求項２】ドラフトローラーのうち、少なくともバッ
クローラー及びミドルローラーを無段変速機を介して回
転駆動するようにしたことを特徴とする請求項１に記載
の紡績機の駆動装置。 - 【請求項３】ドラフトローラー、デリベリローラー、巻
取りローラー等のローラーの駆動制御を１つの制御装置
により行うようにしたことを特徴とする請求項１又は請
求項２に記載の紡績機の駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18528094A JPH0835132A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 紡績機の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18528094A JPH0835132A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 紡績機の駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0835132A true JPH0835132A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=16168079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18528094A Pending JPH0835132A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 紡績機の駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0835132A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2358878A (en) * | 2000-02-03 | 2001-08-08 | Truetzschler Gmbh & Co Kg | Apparatus for feeding slivers to a spinning machine including drive motors whose speeds are jointly adjustable |
| US6453513B2 (en) * | 2000-02-03 | 2002-09-24 | TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG | Apparatus for introducing sliver into a textile processing machine |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP18528094A patent/JPH0835132A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2358878A (en) * | 2000-02-03 | 2001-08-08 | Truetzschler Gmbh & Co Kg | Apparatus for feeding slivers to a spinning machine including drive motors whose speeds are jointly adjustable |
| US6453513B2 (en) * | 2000-02-03 | 2002-09-24 | TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG | Apparatus for introducing sliver into a textile processing machine |
| GB2358878B (en) * | 2000-02-03 | 2003-11-19 | Truetzschler Gmbh & Co Kg | Apparatus for feeding slivers to a spinning machine |
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