JPS61245305A - 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法 - Google Patents

全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法

Info

Publication number
JPS61245305A
JPS61245305A JP8537685A JP8537685A JPS61245305A JP S61245305 A JPS61245305 A JP S61245305A JP 8537685 A JP8537685 A JP 8537685A JP 8537685 A JP8537685 A JP 8537685A JP S61245305 A JPS61245305 A JP S61245305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
bristles
temperature
aromatic polyamide
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8537685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0413443B2 (ja
Inventor
Susumu Norota
野呂田 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP8537685A priority Critical patent/JPS61245305A/ja
Priority to US06/854,839 priority patent/US4751760A/en
Priority to DE8686303073T priority patent/DE3675976D1/de
Priority to EP86303073A priority patent/EP0200472B1/en
Publication of JPS61245305A publication Critical patent/JPS61245305A/ja
Publication of JPH0413443B2 publication Critical patent/JPH0413443B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、ポリメタフェニレンイソフタルアミド系全芳
香族ポリアミド(PMIAと略称)からなる新規な剛毛
及びその新規な製造方法に関するものである。
b、従来技術 yN IJメタフェニレンイソフタル7ミト系全全芳香
族ポリアミド以下’PMIA’と略称することがある)
は、ガラス転移点が約280℃、融点と熱分解点かはと
んと同じで約420℃、限界酸素fiiI数が約30で
あるため、耐熱性や艙燃性に優れており、また分子の剛
直性も適当なこともあって、Nomex(2)(デュポ
ン社島 フーネツクス■(帝人)等の名称で繊維として
大tKli遺し、市販されている。これら市販繊維は、
例えば特公昭38−870号、特公昭47−50219
号、米Li1l脣許第3.360.598号及び特公昭
46−38612号等の明細書に記載されているように
湿式や乾式、あるいは特公昭42−815号記載のよう
な乾式ジェット−湿式紡糸法も知られているが、いずれ
にしてもいわゆる耐液紡糸法によって製造されている。
このようにPMI Aの繊維化を溶液紡糸法にたよらざ
るを得ない最大の理由は、融点が高くしかも熱分解点と
近接しているために、溶融紡糸がきわめて困難なことで
ある。
f#液液紡糸法問題点としては、溶剤の回収あるいは中
和設備の投資、生産性の低さ等によるコスト扁があげら
れるが、他に見のがすことの出来ない点をいくつかあげ
ることができる。すなわち、その第1は30 de以上
、殊に50 do以上の太デニール繊維(剛毛)の製造
がきわめて困難なことである。溶液紡糸後の脱溶媒過程
では、一般に繊維の外皮部の溶媒が優先的に逃散するか
ら、外皮がまず厳初に凝固し始めるため、繊維が太くな
るほど芯部の脱溶媒が次第(遅れる結果となり、脱溶媒
工程を異常に長くとらざるを得なくなり、実際問題とし
て生産困難となるばかりか、物性的には表面と内部の脱
溶媒差によって微細構造に大きな差が生じて極端なスキ
ンコア構造となり、使用に耐えない程度になってしまう
からである。
その第2は、溶g紡糸に使用した有機溶剤や易溶化助剤
としての無機塩類が最1%製品に残ってしまうことであ
る。PMIAの溶液紡糸に使用される溶剤としては前記
引用文献に記載されている如<、ジメチルホルムアミド
ジメチルアセトアミド、N−メチルビクリトン等の極性
非プロトン溶剤が使用され、また無機塩類としては、塩
化リチウム、塩化カルシウム等の周期律表第■族又は■
族の金属のハロゲン化塩が使用されている。これらの溶
剤や無機塩類が1IIk終製品に残留していることは、
分析結果から明らかであり、特に溶剤が1チ近く残留し
ている事実は耐熱性等への悪影響のみならず、医療2食
品関係の使用が懸念される。
本発明者の知るところによれば、湿式や乾式等の溶液紡
糸法によって、完全に溶剤の残留しないPMIA繊維を
得ることは、実際問題としてきわめて困素である。上記
市販繊維の場合はたかだか10 da程度であるが、本
発明の対象とする繊維は50 do以上の剛毛であるか
らその困難性は一層増大される。
溶液紡糸法の問題点の第3は、太デニール化するほど繊
維断面が歪んでくることである。
本発明で対象とする剛毛の用途は植々あるが特に先端産
業用資材では断面の真円度がIL4II視されることが
多いから、きわめて問題といわざるな得ない。
一方、本発明者は、かつて他の共同研究者とともに、全
芳香族ポリアミド重合体を溶融紡糸して剛毛を製造すべ
く植々検討し、これに成功し特開昭57−192436
号、特開昭58−109618号、4I開昭58−10
9619号及び特開昭59−144607号において提
案した。
上記提案における製造方法の要点は、[実質的に固体状
の全芳香族ポリアミドを、通電加熱された薄いメツシュ
状の紡糸口金で瞬間的に溶融し、該全芳香族ポリアミド
が実質的に繊維形成能な失わない時間内に該メツシュ状
紡糸口金の多数の細隙から吐出させ、強制引取りしつつ
ただちに冷却固化する方法である。
上記のようKして得られた剛毛は上記公開公報に記載の
如く、その長さ方向く沿って不規則な周期的に断面積の
大きさの変化を有しており、繊維円断面変動係数Cvψ
つが0.05〜1.0の範囲にあり、形成された繊維の
断面はおおむね非円形である。
このような提案によるPMIA系剛毛は、従来の溶液法
による細デニール繊維では考えられなかった用途分野に
糧々適用され得ることがわかったが、太さが均一で真円
度の高い剛毛のニーズに対しては対応できなかった。
そこで本発明者は、本ニーズに答えるべく研究を進めた
。その結果、上記本発明者等の提案から大きく発想を転
換するに至り、本発明の太さが均一で真円度の高いPM
IA系剛毛の成形に成功し本発明に到達したものである
。・C0発明の目的 本発明の目的は、医療分野2食品分野のニーズに答える
べく、有機溶剤等の有害物質を実質的に含有せすか゛つ
耐熱性、m燃性及び太さの均一なポリメタフェニレンイ
ンフタルアミド系全芳香族ポリアミド(PMIA)の剛
毛な提供することである。
本発明の他の目的は、高度先端産業技術分野のニーズに
答えるべく、上記特性(加え、真円度の高いPMIA剛
毛を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、耐熱ブラシ等のニーズに答
えるべく、広い温度範囲及び長時間の使用に対して弾性
回復性、耐疲労性の優れたPMI A剛毛な提供するこ
とである。
本発明のさらに他の目的は、上記特性を有するPMI 
A剛毛の新規な渠造方法を提供することである。
i1発明の構成 本発明者の研究結果によれば、上記本発明の目的は、全
繰返し単位の85モルチ以上がメタフェニレンイソフタ
ルアミド単位である全芳香族ポリアミドを主成分とする
平均繊度が50d* 〜100.0(10deの剛毛で
あって、極性非プロトン溶剤な実質的に含有せず且つ断
面変動係数(CV )が0.05以下であることを特徴
とする全芳香族ポリアミド剛毛によって連成される。
本発明のさらに他の目的は、全繰返し単位の85モル係
以上がメタフェニレンインフタルアミド単位である全芳
香族ポリアミドを主成分どする成形物を、予熱ゾーン、
軟化ゾーンおよび保温ゾーンよりなる紡糸工mKMQ供
給して、平均繊度が50de 〜100t(+00de
の剛毛であつ【極性非プロトン溶剤を実質的に含有せず
且つ断面変動係数(CV)が0.05以下である全芳香
族ポリアミド剛毛を得るために、下記(a)〜(flの
条件を満足することな峙徴とする全芳香族ポリアミド剛
毛の製造方法により【達成される。
(a)  該成形物は、空隙率(εチ)が5%以下であ
り且つ少くとも一方向が一様な断面を有する形状を有し
たものであり、 (b)  該成形物を、該成形物の定められた一様な断
面の垂直方向く実質的に形態を保持したまま移動し得る
通路を有する予熱ゾーンに強制的に押込み、 (c)  該予熱ゾーンにおいては、該成形物を、全芳
香族ポリアミドのガラス転移点(T、Vt、)より20
℃高い温度(Tp+20℃)を越えない予熱温度(Tp
℃)まで漸次予熱しつつ予熱ゾーンの末端部まで移動さ
せ、 (d)  次いで、予熱された該成形物を、少くとも末
端部がオリフィスで構成された細化通路を有する少くと
も長さ3fiの軟化ゾーンに圧入させ、 <4)  該軟化ゾーンにおいては、予熱温度(Tp℃
)の成形−を、下記式を満足する軟化温度(Ta”C)
に至るまで該加熱細化通路内で急速加熱して、該オリフ
ィスから保温ゾーンへ吐出させ、 (T、?+40℃)≦TI<(Tm−20℃)≦t) 
 該保温ゾーンにおいては、該オリフィスの吐出口近傍
温度(Tk℃)をT Ii<Tk <(Tm −20℃)を 満足する範1alK維持しつつ吐出させた全芳香族ポリ
アミドを少くとも2のドラフト比で引取る。
本発明におけるポリメタフェニレンイン7タルアミド系
全芳香族ポリアミド(PMIAと略称)は、全繰返し単
位の85モルチ以上がメタフェニレンイソフタルアミド
単位であるホモボリアミド又はコポリアミドである。こ
のPMIAは、アミン成分としてメタフェニレンジアミ
ンを用いるか又はそれと他の芳香族ジアミンを用い、酸
成分としてはイン7タル酸又はそれと他の芳香族二塩基
酸又はその誘導体を用いて冨縮合したものである。
本発明のPMIAの具体的製造法は、特公昭47−10
863号公報記載の界面重合法が好ましい。なぜならば
、この方法によれば、本発明の剛毛を製造する際の原料
となる成形物を成形する為にきわめて好適な多孔質凝集
粒子状を呈し、しかも極性非プロトン溶剤を実質的に含
有しないPMIAが得られるからである。
多孔質凝集粒子状のPMIAがテトラヒドロフラy、 
NvN−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ
トアミド、テトラメチル尿素。
N−メチルビクリトン、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホルアミド等の極性非プロトン溶剤を含むか
否かは、λ縮合法及び精製法によって推定できるが、ガ
スクロマトグラフィー等の分析手段によって知ることが
できる。たとえば本発明の剛毛の素原料として好適な多
孔質凝集粒子のPMIAtai造する界面重合法では、
メタフェニレンジ7ξノ及びイソフタル酸クロライドの
溶剤としてテトラヒトミフランを用いるのが好しいが、
界面重合によって得られた粒子の水洗・乾燥物には沸点
の低い(bp66℃)テトラヒトミフランの残留は認め
られない(ガスクロマトグラフィの分析ではl−以下)
。本発明における剛毛はその製造工程に#剤を便用する
ことが全くないから、素原料KW剤が含まれない限り、
剛毛自身に解削が含まれる可能性は全くないが、テトラ
ヒトミフランのように沸点の低い溶剤であれば素原料で
あるPMIAの粒子に若干含まれていても本発明の方法
によれば、実質的に溶剤を含まない剛毛が得られる。
本発明のPMIA剛毛は上記の如く、実質的に極性非プ
ロトン溶剤な含まないことを特徴とするが、ここで実質
的に溶剤を含まない剛毛とは、ガスクロマトグラフィ等
の分析手段で検出される浴剤量が0,01ij1%以下
、好ましくは00001111%以下であるものをいう
本発明者の研究結果によれば、用途的忙は医療分野2食
品分野に関してはo、ootfiitチ以下が望まれる
が、剛毛自身の粘弾性的性質への影響の観点からは残留
溶剤量を0.01重量qb以下にすべきである6#!l
液法で製造されているPMIA繊維に残留する浴剤は、
 N、N−ジメチルアセトアミドやN−メチルビクリト
ン等の高沸点の溶剤が多いが、正確に分析してみると染
色仕上加工した織物からでさえ、o、a%程度、普通の
先締で1〜5%の含有が認められる。この1俤前後の残
留溶剤が、PMIA繊維の粘弾性的性質に悪影響な及ぼ
していることが明らかとなったがその詳細は後述する。
本発明の剛毛は平均繊度が50 de〜100e000
 doである。50d*未滴の繊維は、単にデニールを
目的とするのであれば従来の溶液法でも製造不可能では
ないが、溶液法で得たものは本発明の目的とする他の優
れた特徴の有用性も半減してしまう。一方10G、00
0do  より太い剛毛は、太すぎて本発明の特徴を有
効に発揮し得る剛毛とはいい難く、むしろ成形aラドの
範ちゅうに入ってしまう。またこのような成形aラドは
圧縮成形等の手段で製造することも不可能ではない。
本発明のPMIA剛毛の他の重要な特徴は、剛毛の量さ
方向に垂直な断面の変動係数(以下単に断面変動係数(
CV )と称す)が0.05以下であることである。こ
の断面変動係数(CV)は剛毛の長さ方向の繊度の変動
すなわち繊度むらを示す尺度である。
本発明のPMIA剛毛は、きわめて長いモノフィラメン
ト状あるいはフィラメントの集束体、あるいは足長にカ
ットされた集束体等積々の集合様式をとることができる
そこで、本発明における断面変動係数は、まず上記のよ
うな集合様式をとるPMIA剛毛の集合の中から、任意
の3ca長の剛毛(i)を選び出し、それをl+o+間
隔毎に切断して各断面積を測定し、その30gの断面積
の平均値(Al)と標準偏差(σ1)を求めて下記式か
ら任意の剛毛(i)の変動係数CViな算出する。
CVI = ai/Ai 同様にして合計10本の任意の剛毛を選び出し、本発明
の断面変動係数Cvを下記式で求める。
Σ(Cvす Cv= かくして求められる本発明のPMIA剛毛の断面変動係
数(CV)は0.05以下であり、好ましくは0.01
以下である。このような低い断面変動係数のPMI A
剛毛は、本発明者及びその他の共同研究者が共に提案し
た特開昭57−192436号、特開昭58−1096
18号。
特開昭58−109619号及び特開昭59−1446
07号公報記載による方法では製造できなかったが、本
発明の製造方法によって容易製造できることがわかった
。その大きな理由は、本発明の方法によって口金内での
熱分解が全く心配する必要がなくなったために、口金を
厚くすることが可能になり、従ってインレット角やラン
ド長を最適に設計して精密加工したオリフィスプレート
やノズルを用いることが可iI@になったこと及びオリ
フィスから吐出されたPMIAを保温ゾーンでゆっくり
かつなめらかにドラフトすることができるようになった
ためである。
本発明の剛毛は、上記特性に、円係数(f)が少くとも
0.901好ましくは0.95以上の真円度特性を付加
することができる。本発明における円係数は、まず断面
変動係数と同様KPMIA剛毛の集合の中から、任意W
rIMilJt選び出し、その面積(Ai)、これに接
する外接円の直径(d)を測定して次式によりその断面
(j)の円係数(fj )を下記式で算出する。
fjEAj/に(d/2)” 同様にして合計10コの任意断面を選び出し、PMIA
剛毛の円係数(f)を下記式で求める。
円係数(f)が少くとも0.90の高真円度剛毛は0.
05以下の断面変動係数が達成できる理由に加え、PM
IAの吐出温度が軟化温度(Ta℃)である本発明の方
法によって始めて達成される。
(Tp+40℃) <: Ts <(Tm −20℃)
すなわち、精密加工された高真円度オリフィスから吐出
される軟化したPMIAはきわめて高粘度であるから、
重力や外気の影響をほとんど受けないため高真円度を保
持したままドラフトされつつ固化するからである。
本発明のPMI A剛毛は上記特性に優れた粘弾性的性
質を付加することができる。
一般く、高分子物質の粘弾性的性質を、長いタイムスケ
ールあるいは広い温度領域にわたって評価する手段とし
ては、動的v:、績法がよく用いられ、特に繊維状物に
対しては、あらかじめ試料に静的張力を加えて静的弾性
ひずみ6oを与え、これを基準として一定周波数の強制
振動ひずみを与えて複素動的弾性率を測定する方法が一
般的に採用されている。本発明者が用いた粘弾性測定装
置は、岩本製作所@M、スペクトaメーターYES−F
であって、測定条件は下記の通りである。
初荷重: 0.25 p/d。
試   長 :3.0CII 動的ひずみ:±0.1% 周波数:10ム 昇温速度=1.6℃/騙 上記粘弾性測定装置によって、動的弾性率b’p動的損
失E′、損失正接−δ等の特性値が各温度に対応して得
られる。
ところで、本発明の目的の1つである耐熱ブラシ等のニ
ーズ(答えるための広い温度範囲、長時間範囲での弾性
回復性、耐疲労性は、一般によく知られているように動
的損失E′あるいは損失正接−δで評価することができ
る。
41に同一重合体での評価では、動的損失E′と動的弾
性率E′の比である損失正接−δ==E#/glが、測
定誤差が少く信頼性があり、この値で十分評価ができる
従来の溶液法によって#遺された1〜40デニールのP
MIA#lI維と本発明のPMIA剛毛に関し、上記方
法で測定したtamJの値を比較してみると、両者にき
わめて明瞭な差違があることがわかった。まず常温(3
0℃)にお(するーδ(3o)に関しては、 N、N−
ジメチルアセトアミドやN−メチルビクリトンが約11
fi留している溶液法による延伸繊維の場合、−6(3
0)は0.1)1前後であり、未延伸糸でも0.005
程度に達する。−1本発明の剛毛では0.003程度で
ある。
さら(明瞭な差違は、PMIAのT、9近傍におげろ−
δの1直に認められる。すなわち、−δの主分散のピー
クはF)MIAのT& (270〜280℃)付近にあ
られれると考えられるが、溶液法による繊維の場合はピ
ークの立上り温度がかなり低温側にずれて来る。このこ
とを定量的に示すために260℃における一一(260
)の値を比較してみると、溶液法による繊維の延伸糸は
−(260)=0.04程度であり、未延伸糸に至って
は230 ℃で急速なフa−が発生し測定不能となった
(230℃の−6の値でO,OS )のに対し、本発明
の剛毛はO,02程度であった。
本発明者の詳細な研究結果によれば、PMIAの−δの
値にはPMIAKfi留した極性非プロトン溶剤が微量
であっても大きな影響なSよぼ丁ことがわかったが、剛
毛の製造方法とも深くか〜わっている。すなわち、ただ
単に残留溶剤がなげれば、本発明の剛毛が有する一一の
f直の範囲を満足するというものではない。基本的には
、成形時の熱分解を最小限におさえつつ成形し、張力を
加えつつT、9以上の温度で十分熱処理し、内部構造を
安定させることが肝要であり、これKは本発明の方法が
きわめて有効である。
本発明の方法によれば、30℃および260℃における
損失正接(tamJ(30)およびtanδ(260)
)が、下記式を満足するPMI Aの剛毛ができる。
taa(30)≦;、0.(+05およびtanδ(2
60)く0,035本発明者が更に詳細な研究を進めた
結果によれば、本発明の方法以外の方法によるPMI 
A繊維では、tanδ(30)が0.005以下であっ
てもtma(260)が0.035以下VC遅しなかっ
たり、あるいはその通の場合はありたが上式を満足する
ものはなかった。
以上述べた本発明のPMIA剛毛が1本発明の新規な製
造方法によってはじめて得られることは下記の詳細な説
明及び実施例から明らかとなろう。
本発明の方法に用いられるPIVIIAの成形物は第1
図及び第2図に示すように、少くとも一方向(図面では
Y方向)が一様な断面を有する形状を有し、かつ空隙率
(196)が5チ以下のものである。ここでいう空隙率
(εL)とは、成形物の見掛けの体積なVa  、成形
物を構成するPMIA成分及びその他の第2成分の真の
体積なVr  としたとき下記式で定義される。
本発明の剛毛な製造するためには、Iが5チ以下、好ま
しくはl優以下の成形物を原料とすべきである。eが5
%以上を越えた成形物を用いた場合は、製造過程で剛毛
内に多数ガスが混入し、断面変動係数が0.05以上に
なったり、円係数が0.90以下になったり、損失正接
(−δンが目標の範囲に入らなかったりするばかりでな
く、成形物の力学的性質が低下して目的とする剛毛の製
造が困JlliK:なる場合がある。
上記PMI A成形物の製造方法は特定されるものでは
ないが、極性非プロトン溶剤を含有させるべきではない
ので、界面重合法による多孔質の凝集粒子状粉体を圧縮
成形する方法が好ましい。圧縮成形の条件は、成形物の
形状によって種々異るが、PMIAのガラス転移点(T
Ii”C)以上融点以下の温度及び20〜1000に9
/criの圧力で実施すべきである。
成形物の一様な断面は第1図の如き長方形や第2図の如
き円形のはかに、三角形や六角形、あるいは楕円形等如
何なる形状でもよいが、長さ方向に実質的に一様である
ことが必要である。またこの成形物は特別の場合を除い
て有限の長さを有するから、原料としての複数の成形物
の一様なyR面の形状及び面積は実質的九同−でなけれ
ばならない。
このような成形物を原料として用いる本発明の方法の具
体例として、典型的な第1図及び第2図の成形物な採用
した襄遺例なとりあげ、以下図面とともに詳#alK説
明する。
第3図は第1図の板状成形物を原料としてPMIA剛毛
を製造する装置の概略図である。
第3図において、第1図の如きPMIAの板状成形物1
は、定められた一様な断面の垂直方向(2方向ンを上に
向けて、すべり台2上に図の如く多数釜べられる。この
ように並べられた成形vJ1は、ガイド壁3に沿って順
次下万忙供給され、押込ローラ一群4(図面では3組の
1対ローラー)に至り、ローラー間で把持されつつ強制
的に予熱ゾーン(Zp )に押込まれる。この際、予熱
ゾーンは該成形物lの定められた一様な断面の垂直方向
(2方向)K実質的忙形態を保持したまま移動し得る通
路を有することが必要であり、第3図の装置は、その通
路な成形物の定められた一様な断面(aXb)より若干
大きい程度の相似形断面空間を有する予熱ボックス5で
形成している。この予熱ボックスの壁にはヒーター5′
がうめ込まれ℃おり、通路の温度は正確にコアトロール
される。
この通路は必ずしも第3図のようなボックス形である必
要はなく、予熱ゾーン内の成形物が常に一定の路を正確
に移動するようVC規制され【おればよい。たとえば、
同じようなボックス製であっても内壁が波型な呈してい
てもよい。
このような予熱ボックス5によって形成された予熱ゾー
ンにおいて、PMIA成形物は。
PMIAのガラス転移点(Tg℃)より20℃高い温度
を越えない予熱温度(Tp″C)まで漸次予熱されつつ
予熱ゾーン(Zp )の末端部まで移動される。
この予熱温度(Tp”C)は、PMIAの成形物の内部
温度を測定して制御すべきであるが、予熱ゾーンの長さ
く Zp )すなわち予熱ボックスの長さを十分量くと
り、通路の温度をTpに制御することにより間接的に制
御可能である。
好ましい予熱温度(Tp)は、予熱ゾーン内の成形物が
高い押込み圧によっても、実質的に断面が変らない最大
の温度にすべきである。
もしTp  が高すぎると、予熱ゾーン内の成形物が熱
により軟化してその断面形態を大きく変えてしまい、予
熱ボックスの内壁と粘着しあるいは座屈して通路内でつ
まってしまうし、逆にTpが低すぎると次の軟化ゾーン
であまりにも急速に温度を上げざる9を得なくなり、昇
温むらが発生する。
予熱温度Tp  及び久の工程の軟化温度Tsの追歯な
範囲はPMIA成形物の熱的変化にともなう種々の挙動
を詳細に検討することによって見出された。
たとえは、示差熱分析(DTA)や示差走置熱量測定(
DSC)によれば、ガラス転移点(Tg )や融点(T
m )を知ることができる。
DTAやDSCで得られるT# ’P Tmは測定東件
によって若干異ることがあるので本発明では、理学電気
■襄T)IER綽0FLF、X DSC−8230を用
い、チッソ中で2ミリグラムのサンプルをlO℃/分の
速度で昇温させ測定したDSC曲線において、ガラス転
移温度領域(280℃附近)の変化曲線からT、?+と
T、9−を読みとりその中点をもってTII  と定め
、融解温度領域(420℃附近]の吸熱ピークをもって
Tm  と定めた。
また、熱重量分析(TGA)から熱分解点が求められ、
PMIAに関してはTm  とはy同じであることがわ
かる。なお、昇温速度10℃/ ateによる空気中の
TGA曲線を詳細に調べてみると、このようなおそい昇
温速度では380℃附近からゆるやかな重量減少傾向が
みられる。従ってこの程度の温度状態を長く保持するこ
とは好ましいことではないことがわかる。
さらに動的粘弾性測定装置(前記)や熱機械分析装置(
たとえば、理学電機型のサーモフレックスTMA装置に
よれば、PMIAの成形物の試料片に関し、一定荷重下
の伸び(収#)曲線が得られる)によればPMIAの熱
的変化にともなう力学的性質の応答を知ることができる
。これらの測定結果によれば約(TI−10℃)から弾
性率の些)下が大きくなり始めるが約(Tp+20℃ン
までは粘性的な抵抗が強く外力に対してあまり大きくは
変形しない。しかしながら約(Tg+40℃)からきわ
めて急速に軟化しはじめ流動性が発生する。
本発明者はこの温度をPMIAの軟化点と呼んでいる。
以上のよ5な基健的検討結果をふまえ、PMIA成形物
の予熱温度Tp  を種々変えて押込み実験をした結果
によれば、予熱温度がT、9 + 20℃を越えるとP
MIAを押出す(必要な最低の圧力(約20Xll/c
d)でも成形物は予熱ゾーン円で圧縮変形し、成形物の
断面が拡大したり座屈したりして、予熱ゾーンの通路の
内11に粘着し、通路での移動がなめらかに行われなく
なる。
予熱温度の具体的な設定にあたっては、軟化したPMI
Aをオリフィスから押出すのに必要な圧力を考慮する必
要がある。この圧力は軟化ゾーンの構造や軟化温度等檀
々の要因によって変るが、本発明者の実験結果によれば
20kJiJ/cd〜1G00時/dの範囲であり、必
要な圧力は押込a−ラー1#4の数の増大によって得ら
れる。予熱ゾーンの成形物の基本的役割は、軟化したP
MIAをオリフィスから押出す為のいわばプランジャー
の如きものであるから実質的にその形態を保持している
ことが重要である。従って高圧押出しの際は、弾性率の
低下が大きくなりはじめる温度(T&−10℃)以下に
すべきである。しかしながら予熱温度をあまり低くしす
ぎると軟化ゾーンでの昇温が困緬となり、押出し速度が
あげにくくなる。予熱温度の好ましい範囲は(Tg−3
0℃)乃至CT&−10℃)であ6゜本発明における予
熱ゾーンの長さZp  は、成形物の内部の温度を上記
の予熱温度まで昇温させるに十分な長さを有している。
従って予熱ゾーン内を定速で移動する成形物の温度は、
予熱ボックスの温度をTp  に設定してお−すば、予
熱ゾーンの途中でTp  に達し、この温度を保持した
まま予熱ゾーンの末端部まで移動する。ここでいう予熱
ゾーンの末端部とは、次の工程の軟化ゾーンの入口へ至
る約10■以内の箇所をいう。理想的くは予熱温度Tp
  は予熱ゾーンの完全な末趨までTIi+20℃を越
えない温度に保持されるのが望ましいが、軟化ゾーンの
入口へ至る約10n以内の部分なら、熱伝導の関係で若
干越えてもさしつかえない。しかしながら゛予熱温度T
pは軟化ゾーンのできるだけ直前までT、? + 20
℃を越えないように工夫すべきであり、本発明者の検討
結果によれば、第1に予熱温度を上記好ましい範囲、T
、9−30℃乃至T、9−10℃に設定すること、第2
に予熱ゾーンと軟化ゾーンの境界?!/$ 3図6の如
き断熱材で断熱すること、第3に後述の如く軟化ゾーン
での加熱体のエネルギーの消費を成形物の昇温に集中さ
せることの3点が有効である。
さ【、以上の如き予熱温度Tp  に予熱された成形物
は、第3図の長さZs  で示される軟化ゾーン7に圧
入される。この軟化ゾーンは、少くとも末端部がオリフ
ィスで構成された細化通路を有する少(とも長さ3nの
軟化押出し部である。
この軟化ゾーンの役割は、第一に予熱されたPMI A
成形物を軟化温度T8  まで急速加熱して軟化するこ
とであり、第二に軟化されたPMIA成形物の内部に細
かいすり変形や伸び変形を与えて成形物の形をくずし分
子相互を混練することによって、不連続な多数のPMI
A成形物を連続軟化物に変換することであり、第三に該
連続軟化物をオリフィスから均一に吐出させることであ
る。
以上の役割を有効にはたさせるために種々工夫を要する
が、1例を第3図の軟化ゾーンの拡大図である第4図で
示す。すなわち、予熱ゾーンにおいてTp  に予熱さ
れた成形物は、第4図の如く通電加熱金網Mが入口に設
置された軟化ゾーンに到達する。
この金網にはPMIA成形物の温度なTp  からTs
、すなわちPMIAをオリアイスから押出し得る軟化温
度(TI9+40℃<Ts≦Tm−20℃]まで急速加
熱するに必要かつ十分なジュール熱を発生させるための
電流が紙面垂直方向に流されている。この金網の巾は成
形物lの厚さaと実質的に等しくしであるから、発生す
るジュール熱はきわめて有効に消費される。ところで、
この金網の直下には、電気絶縁性セラミックスからなる
オリフィスプレー)CKインレットIとオリフィスOが
もうけられており、Tsに軟化されたPMIAはこれら
の細化通路を経てオリフィス口から吐出される。
軟化ゾーンの前記第二の役割は、主として金網のメツシ
ュ間、インレット部及びオリフィスのランド部等の細化
通路を通過する際にはたされる。
また第三の役割は、第二の役割による PMIA温度の混練均一化効果とメルトフラクチャー防
止の為の比較的小さなインレット角#(5°〜45°)
及び比較的長いオリフィスランドのL/D(1〜5)、
さらにはインレット及びランド表面の非粘着加工等によ
ってはたされる。第二、第三の役割をはたさせるために
は、軟化ゾーンの長さZsは少くとも3n以上、好まし
くは5〜20m必要である。
zIBが3fiより短かい場合特罠注意すべきは成形物
の@接部がオリフィスから吐出されたとき、ドラフトに
より切断してしまうことである。
PMIAの軟化温度T8は、前記PMIAの熱的変化に
ともなう種々挙動から明らかなように、T#+40℃く
TsくTm−20℃ の範囲に設定すべきであるが、T
、?+50℃<Ts<Tm−50℃の範囲が均一で物性
の優れたPMIA剛毛な製造する上で好ましい。なお、
PMIAの軟化温度Tsは第4図の例ではインレット部
に測温体Aを導入して測温し、その結果を金網Mへの通
電量にフィードバックしてコントa−ルする。この際オ
リフィスプレートそのものの温度はTsと等しいかもし
くは若干低く目にしておくことが肝要である。
軟化ゾーンで軟化されたPMIAはオリフィスから保温
壁8で囲まれた長さZk  の保温ゾーンに吐出され、
引取りa−ラー9によって少くとも2のドラフト比で強
制引取りされる。
この際、該保温ゾーンにおいては、該オリフィスの吐出
口近傍温度(Tk℃)を、T& < Tk<(Tm−2
0℃)の範囲に維持すべきである。
ここでオリフィスの吐出口近傍温度とは、オリフィスの
吐出口から3u乃至10mはなれた箇所の空間温度をい
う。TkがPMIAのガラス転移点T、9以下の場合は
、オリフィスプレート表面の冷却による吐出むらが発生
したり、急冷のためドラフトがあがらないばかりかむら
が発生しやすくなり断面変動係数(CV)がo、os以
下ノPMIAllFI毛が得られなくなる。TkがTm
 −20℃を越えると保温ゾーンにおいて熱分解しやす
くなり、本発明の目的とする物性を有する剛毛は得られ
ない。
Tkの好ましい範囲はT、9+50℃<Tk<Tm−5
0℃であって、軟化ゾーンにおける軟化温度Tsとtt
 x等しく設定するのがよい。
このような温度に設定された保温ゾーンの効果は、単純
にオリフィスプレートの表面温度を一定に保持する効果
だけではなり、Tsなる軟化温度で吐出されたPMI 
Aのドラフト性を大巾に向上せしめる効果を有する。軟
化温度Tsは前記の如(PMIAの融点よりかなり低い
温度であるから、紡糸張力は普通の溶融紡糸における張
力よりかなり高く、むしろ延伸張力の領域に低い。この
ような高張力下における高ドラフトは断面変動係数の減
少や円係数の増大等形態的な均一性に寄与するだけでな
く物性の向上にも大きく寄与する。本発明の剛毛の30
℃および260℃における損失正接(tanδ(30)
およびtanδ(260))が、txra (30)≦
0.0 (15、およびtanδ(260)≦0.03
5を満足するのは、そのあられれの1つである。
オリフィスプレートのオリフィスから吐出されるPMI
Aは、上記理由によって少くとも2以上のドラフト比(
DR)で強制引取りされるべきであるが、好ましくは5
〜50の範囲である。ここで、ドラフト比(DR)は下
記式で定義される。
保温ゾーンの長さくZk)は少くともlog属以上、好
ましくは50m〜100誼であるが、温度の管理を厳格
にすれば100Bを越えても特に問題はない。すなわち
Zkが長いものはオリフィスプレートの表面近傍(Tk
 )から出口に向って漸次温度を下げる等の工夫を要す
る。
なお、保温ゾーンを通過して引取られる剛毛10は引取
りa−ラー9に違する前に十分冷却しておくべきであり
、必要に応じて空冷。
水冷等の積極的な冷却手段をもうけてもよい。
もし未冷却のまま引取りa−ラーで把持されると円係数
が減少することがあるので注意を要する。
以上第3図にもとづく本発明の製造方法例は、多数の剛
毛の集束体を製造するものであるが本発明の方法によれ
ば、モノフィラメント状の剛毛も製造できる。
第5図は第2図の如きロッド状成形物を原料としてモノ
フィラメント状の剛毛な製造する装置の1例を示す略図
である。
第5図において、ロッド状成形物11は、ホッパー12
内に直列に並べられて入れられ、供給a−ラー13によ
って把持されて次々と前部固定シリンダー14に供給さ
れる。この供給ローラー13はロッド状成形物11を、
後述する強制回転シリンダー15のめねじ構造部にかみ
込ませる為のもので、ロッド状成形物が連続体の場合は
必ずしも必要としない。
前部固定シリンダー14の内径はロッド状成形物1の外
径より大きくなければならない。
前部固定シリンダーの内部にはロッド状成形物の回転を
防止する為の突起20が具備されている。もし、ロッド
状成形物が単純な円形断面を有するものであるならば、
該突起20の先端はナイフェツジ状のシャープな先端を
有する形状くすべきである。また1、突起の数は少くと
も1個必要であるが、フッド状成形物ノ回転を確実に防
止しつつ、これなシリンダーの中心に固定するためには
3個が好ましい。
次に、前部固定シリンダー14を通過したロッド状成形
物11は、該前部固定シリンターの直後で同軸に設置さ
れた回転シリンダー15に達する。この回転シリンダー
15は上下のベアリング16.17で支えられ工おり、
該シリンダーに固定されたスプロケット18に連続した
モーター(図面では省略)で強制的に回転される。この
回転シリンダー15の内部は、前部固定シリンダーの内
径より小さな径のめねじ構造を呈するが、本実施態様で
はとのめねじ構造部が2つにわけられている。
すなわち第1のめねじ構造部(回転シリンターの先端部
側の内部)15−1はねじ切りダイス減構造を呈してい
る。このねじ切りダイス型構造とは普通の金属丸棒圧お
ねじを切る工具と基本的に同一のものである。
第1のめねじ構造部15−1の次には、第2のめねじ構
造部15−2が形成されている・この第2のめねじ構造
部はねじ切りダイス臘構造である必要はなく、普通のめ
ねじ構造であって、めねじとしての寸法(規格)が第。
のめねじ構造部と同一であればよい。
以上のようなめねじ構造を有する回転シリンダー15に
ロッド状成形物が進入すると、前記固定シリンダー14
によって回転が防止されている該成形物は、第1のめね
じ構造部15−1すなわちねじ切りダイス屋構造部の切
刃によって強制的におねじ構造が形成されつつ、第5図
の下方向に進行し、やがて第2のめねじ構造部に遅しこ
のめねじ構造とロッド状成形物のおねじ構造がしっかり
とかみあって確実に進行する。
第5図において、回転シリンダー15から、上記の如く
定量的に供給されるロッド状成形物は、該回転シリンダ
ーの直後で同軸に設置された後部固定シリンダー1,9
に達する。この後部固定シリンダー9の構造は実質的に
前部固定シリンダーと同じでよい。
すなわち、後部固定シリンダー19の内部忙は前部固定
シリンダーと同様な突起20′が具備されており、回転
シリンダー15から供給されてくるロッド状成形物の回
転な防止する役割を演する。この突起20’の形状及び
位置は、前部固定シリンダーと実質的に同じであること
が望ましい。なぜならば、前部固定シリンダーの突起2
0によって形成されたみぞに後部固定シリンダーの突起
20′を一致させることが、ロッド状成形物の回転をよ
り強固く防止できるからである。
この後部固定シリンダー19に具備され工いる突起20
′はロッド状成形物が不連続体である場合には不可欠で
ある。何故ならば、1本のロッド成形物の末端が前部固
定シリンダー14に具備されている突起20を通過した
とき、この成形物の先端が後部固定シリンダーの突起2
0′でしっかりと固定されていなければ、回転シリンダ
ー15の回転にっれて回転してしまい。ラド状成形物は
全く進行しなくなってしまうからである。このことから
理解されるよ5に、aラド状成形物の長さは、少くとも
前部シリンダーの突起20の後端から後部シリンダーの
突起20′の先喝までの長さより長(しておく必要があ
る。
後部固定シリンダー19を通過したaラド状成形物は、
断熱リング22%’経℃予熱ゾーンな形成する予熱シリ
ンダー23(ヒーター23′内III)に導入され、第
3図の板状成形物の場合と同様に、Tp <T& + 
20℃を満足する温度、好ましくはT、9−30℃乃至
T、9−10℃の範囲の予熱温度Tpに予熱される。
TpK予熱されたaラド状成形智は次に第5図の長さZ
+sで示される軟化ゾーンに圧入される。
この軟化ゾーンは、図面でz8  の範囲で示されるイ
ンレット部lとオリフィス部Oからなり、次の保温ゾー
ン(Zk )も連結された通電加熱ノズル24によって
形成されている。
この通電加熱ノズル24は、ステンレス、ニッケルクロ
ム等からなり図面では省略されているが、固定変圧器、
可変変圧器、電流制御装置等によって構成された通電装
置からの端子25.25’が図の如くノズルの入口、丁
なわち軟化ゾーンの入口とノズルの出口すなわち保温ゾ
ーンの出口に接続されているため、通電によって自由に
ジュール熱が発生するようKなっている。このノズルの
各部に発生する熱量はノズル壁の電気抵抗すなわちノズ
ル壁の形状によって異るから、軟化ゾーン(圧入されて
くるPMIAをTpから所望の軟化温度Tsまで昇温さ
せるに必要かつ十分な熱量が発生するよう的確に設計す
べきである。尚、軟化ゾーン内のPMIA温度は#I温
体26によって検出され、通電装置にフィードバックさ
れる。
この通電ノズル方式の利点は、ノズル壁を5すくし全体
を保温(図面では省略)することによって、PMIAの
温度なTpからTsへ上げるに必要なエネルギーのみを
ジュール熱でまかなえばよいことである。その結果余分
な熱が外部へ流れることが少くなり予熱ゾーンと軟化ゾ
ーンの温度をそれぞれ独立にコントクールしやすくなる
わけである。
このような通電ノズルで形成された軟化ゾーンですり変
動をうけつつオリフィス口から吐出されたPMIAは、
同じノズルの先端部の保温ゾーンKを経て引取りa−ラ
−26にドラフト比2以上で引取られモノフィラメント
状剛毛になる。
e、実施例 (1)  メタフェニレンジアミンとイソフタル酸りク
リドをテトラヒトミフラン/水の界面で重合して得たポ
リメタフェニレンイン7タルアミドの平均粒子径が50
μmの多孔質凝集粒子を素原料として採用した。このP
MIA粒子(N−メチルビcr 17ドン中で測定した
固有粘度が1.35 )を320℃。
100 kg/d圧で圧縮成形し、第1図の如き板状成
形物(a=8+o+、  b=100nt。
c=1006.  g=0.1 % )を多数裏通した
。この成形物のガラス転移点T&及び融点Tm&DSC
で測定したところTII=277℃及びTm = 42
3℃であった。
次にこのような成形物を原料として第3図の装置を用い
、第1表の条件でPMIAの剛毛糸束体を製造した。得
られた剛毛の物性を#1定した結果は、第2表に示され
るようKきわめて満足すべきものであった。
第1表 第2表 (2)  実施例(1)と同じPMIAを用い、第2図
の如きOラド状成形物(直径p=10m、長さ100m
、空隙率g = 0.05 To )を多数圧M成形し
た。
次にこの成形物を原料として第4図の装置を用い、第3
表の条件でPMIAのモノフィラメント剛毛を製造した
得られたモノフィラメントの物性は第4表に示されるよ
うKきわめて満足すべきものであった。
第3表 第4表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に用いられるPMIA成形で板状
形状を呈するものの例であり、第2図はaラド状形状を
呈するものの例である。 第3図は第1図の板状成形物を凍科として本発明のPM
IA剛毛集束体を製造する装置の概略図である。 #g4図は、第2図のaラド状成形物を原料として本発
明のPMIA七ノフイノフィラメント剛毛する装置の概
略図である。 第5図は、第2図の如きaット状成形物を原料として剛
毛な製造するための装置の1例を示す略図である。 特杵出麗人 帝人株式会社・・″−゛−第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、全繰返し単位の85モル%以上がメタフェニレンイ
    ソフタルアミド単位である全芳香族ポリアミドを主成分
    とする平均繊度が50de〜100,000deの剛毛
    であつて、極性非プロトン溶剤を実質的に含有せず且つ
    断面変動係数(CV)が0.05以下であることを特徴
    とする全芳香族ポリアミド剛毛。 2、断面の円係数(f)が少くとも0.90である第1
    項記載の剛毛。 3、30℃および260℃におけるそれぞれの損失正接
    (tanδ(30)およびtanδ(260))が、下
    記式を満足する第1項記載の剛毛。 tanδ(30)≦0.005およびtanδ(260
    )≦0.0354、全繰返し単位の85モル%以上がメ
    タフェニレンイソフタルアミド単位である全芳香族ポリ
    アミドを主成分とする成形物を、予熱ゾーン、軟化ゾー
    ンおよび保温ゾーンよりなる紡糸工程に順次供給して、
    平均繊度が50de〜100,000deの剛毛であつ
    て極性非プロトン溶剤を実質的に含有せず且つ断面変動
    係数(CV)が0.05以下である全芳香族ポリアミド
    剛毛を得るために、下記(a)〜(f)の条件を満足す
    ることを特徴とする全芳香族ポリアミド剛毛の製造方法
    。 (a)該成形物は、空隙率(ε%)が5%以下であり且
    つ少くとも一方向が一様な断面を有する形状を有したも
    のであり、 (b)該成形物を、該成形物の定められた一様な断面の
    垂直方向に実質的に形態を保持したまま移動し得る通路
    を有する予熱ゾーンに強制的に押込み、 (c)該予熱ゾーンにおいては、該成形物を、全芳香族
    ポリアミドのガラス転移点(Tg℃)より20℃高い温
    度(Tg+20℃)を越えない予熱温度(Tp℃)まで
    漸次予熱しつつ予熱ゾーンの末端部まで移動させ、 (d)次いで、予熱された該成形物を、少くとも末端部
    がオリフィスで構成された細化通路を有する少くとも3
    mmの長さの軟化ゾーンに圧入させ、 (e)該軟化ゾーンにおいては、予熱温度 (Tp℃)の成形物を、下記式を満足する軟化温度(T
    a℃)に至るまで該細化通路内で急速加熱して、該オリ
    フイスから保温ゾーンへ吐出させ、 (Tg+40℃)≦Ts≦(Tm−20℃) (f)該保温ゾーンにおいては、該オリフィスの吐出口
    近傍温度(Tk℃)を Tg≦Tk≦(Tm−20℃) を満足する範囲に維持しつつ、吐出させた全芳香族ポリ
    アミドを、少くとも2のドラフト比で引取る。
JP8537685A 1985-04-23 1985-04-23 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法 Granted JPS61245305A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8537685A JPS61245305A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法
US06/854,839 US4751760A (en) 1985-04-23 1986-04-23 Wholly aromatic polyamide fibers and composite fibers, process for production thereof and use thereof
DE8686303073T DE3675976D1 (de) 1985-04-23 1986-04-23 Fasern und verbundfasern aus vollaromatischen polyamiden, verfahren zur herstellung und anwendung derselben.
EP86303073A EP0200472B1 (en) 1985-04-23 1986-04-23 Wholly aromatic polyamide fibers and composite fibers, process for productiion thereof and use thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8537685A JPS61245305A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61245305A true JPS61245305A (ja) 1986-10-31
JPH0413443B2 JPH0413443B2 (ja) 1992-03-09

Family

ID=13857003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8537685A Granted JPS61245305A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61245305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007089008A1 (ja) * 2006-01-31 2009-06-25 帝人テクノプロダクツ株式会社 高温加工性に優れたメタ型全芳香族ポリアミド繊維及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007089008A1 (ja) * 2006-01-31 2009-06-25 帝人テクノプロダクツ株式会社 高温加工性に優れたメタ型全芳香族ポリアミド繊維及びその製造方法
JP4820379B2 (ja) * 2006-01-31 2011-11-24 帝人テクノプロダクツ株式会社 高温加工性に優れたメタ型全芳香族ポリアミド繊維及びその製造方法
US8802233B2 (en) 2006-01-31 2014-08-12 Teijin Limited Meta-type wholly aromatic polyamide fiber excellent in high-temperature processability, and method for producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0413443B2 (ja) 1992-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101932760B (zh) 碳纤维母体纤维及碳纤维及它们的制造方法
US3437725A (en) Melt spinning apparatus and method
CN107938002A (zh) 一种异组分复合丝及其制备方法
CN107075743A (zh) 聚苯硫醚单丝及其制造方法、以及卷装体
CN107190340A (zh) 一种发光吸热锦纶长丝的生产设备及其生产方法
EP1379713A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur herstellung von cellulosefasern und cellulosefilamentgarnen
EP2167710B1 (en) Thermally stable polyterafluoroethylene fiber and method of making same
US4751760A (en) Wholly aromatic polyamide fibers and composite fibers, process for production thereof and use thereof
KR101992445B1 (ko) 폴리페닐렌 설파이드 필라멘트 섬유 제조방법 및 이에 의한 섬유
KR100310725B1 (ko) 테트라플루오로에틸렌에의한열가소성중합체의다중필라멘트사와그로부터얻어진섬유
JPS61245305A (ja) 全芳香族ポリアミド剛毛及びその製造方法
US11649567B2 (en) Method for producing a multifilament yarn
EP2940199B1 (en) Drawing device and drawing method
JP2001172821A (ja) ポリオキシメチレン繊維の製造方法
JP3969799B2 (ja) 高強度アクリル繊維、及びそれを用いた炭素繊維の製造方法
CN115704116A (zh) 一种芳香族聚砜酰胺纤维的制造方法
Gupta Solution-spinning processes
JPH0437163B2 (ja)
JP2009084774A (ja) アクリル耐炎糸の製造方法および炭素繊維の製造方法
JP3061182B2 (ja) モノフィラメント捲縮糸の製造方法および製造装置
CN103934938B (zh) 芳香族聚-1,3,4-噁二唑流延薄膜的干燥定型工艺
JPS6312713A (ja) 全芳香族ポリアミド扁平糸とその製造方法
JPH07109616A (ja) ポリビニルアルコール系繊維とその製造方法及び乾湿式紡糸用紡糸口金
KR101838500B1 (ko) 고강도 방향족 폴리아미드 멀티 필라멘트의 제조방법
JP4934853B2 (ja) 弗素系樹脂モノフィラメントの製造方法