JPS6124519Y2 - - Google Patents

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JPS6124519Y2
JPS6124519Y2 JP3801182U JP3801182U JPS6124519Y2 JP S6124519 Y2 JPS6124519 Y2 JP S6124519Y2 JP 3801182 U JP3801182 U JP 3801182U JP 3801182 U JP3801182 U JP 3801182U JP S6124519 Y2 JPS6124519 Y2 JP S6124519Y2
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JP
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shaft
core tube
small
small roller
roller
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JP3801182U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はシート巻取軸に関し、軸の外周にシ
ート巻取用芯管をはめた時、芯管を軸に結合、解
放するため巻取有効長全長にわたつて多数の小ロ
ーラ入り凹陥部を配設したもので、その凹陥部に
納めた小ローラを単純な鋼ローラとし、凹陥部か
らの脱落防止手段として凹陥部底面に永久磁石を
埋めたことが本出願人の同種先願と異る。
この種巻取軸は旧来の、芯管(紙管)内面に軸
方向に沿う刃先を食込ませて軸に結合する方式に
比べ、芯管の着脱が容易で、芯管内面を傷つけな
い利点があり、本出願人は種々の型式のものを開
発している。
その一種で、ボールクラツチ式に、芯管と軸の
間に鋼球を食込ませて結合する方式は、芯管をは
ずした時、鋼球を軸から脱落させない手段とし
て、凹陥部両上縁を少し内側へ叩き出せばよい。
しかし、芯管内面に溝を作りやすいボールクラツ
チ式よりも、ローラクラツチ式の方が好ましい。
たゞローラを使う場合、その脱落防止手段が複雑
になる問題がある。本発明者は両端面に突起をも
つ特殊ローラを使い、凹陥部側壁がその突起を制
して脱落防止する各種型式のものを開発した。
今回の考案は、特殊ローラを用いず、ローラも
凹陥部形状も最も簡素にし、そのローラの脱落防
止は永久磁石の埋込みによつたのである。次に図
面を参照しつゝ、この考案の構成、実施態様を説
明する。
第1〜4図はこの考案の基本的実施例で、軸1
の周方向、長手方向夫々にほゞ等間隔に配設た多
数の凹陥部2に夫々、小ローラ3を納め、軸1外
周にシート幅に等しい長さの芯管Cをはめ、軸1
を巻取り又は巻出し方向へ相対回転させれば、芯
管C内面に小ローラ3が摩擦により凹陥部2の浅
い位置へ転進して芯管Cを軸1に拘束し、逆方向
へ相対回転させれば小ローラ3が凹陥部2の深い
位置へ移つて芯管Cを軸1から解放するようにな
つている。そして、その小ローラ3は凹陥部2両
側壁を案内とするに適した寸法の鋼製小円柱又は
円筒体であり、凹陥部2底面には小ローラ3吸着
用永久磁石4が埋められている。なお第1図の全
体図では永久磁石4や、第2,3図に示す小ロー
ラ制止用止ネジ5の図示を略した。
第2〜4図に拡大して示すように、この実施例
の凹陥部2は軸1の周面を接線方向にミリングカ
ツターで切込み、所要深さに達して戻したもので
ある。凹陥部2の両端壁は底面に対し垂直で、小
ローラ3の案内面として働く。小ローラ3は凹陥
部2の奥の深い位置に当つて停まり、また入口の
方の浅い位置では止ネジ5に当つて停まる。小ロ
ーラ3が転動する底面に掘つた二本の溝に夫々、
角棒状永久磁石4を埋めているから、芯管Cを軸
1から取はずしても、小ローラ3が脱落しない。
もつとも、軸1を使用しない時でも、小ローラ保
護のため不用の長い芯管Cをはめて保管するとよ
い。外力による小ローラ脱落を防げるだけでな
く、凹陥部2への塵あい付着も防げる。
第5図の実施例は、上記実施例の止ネジ5を用
いず、凹陥部2の深い位置、浅い位置ともに行き
どまりになるよう掘込んだ点、また磁石4が円板
状のもの二枚になつている点で前例と異る。第6
図のものは逆に通り抜け凹陥部2の前後を止ネジ
5,5aで止めている。これらに限らず、凹陥部
の作り方、永久磁石の埋め方は設計者に任せてよ
く、例えば、凹陥部を掘込みによらず、軸の随所
に作つた平面に所要形状の凹陥部をもつ部材を取
付けてもよい。また磁石を小ローラの転進行程全
長に埋めず、軸から芯管がはずされる時の小ロー
ラの位置、つまり凹陥部の深い位置の底面だけに
埋めてもよい。小ローラ、凹陥部の軸方向長さ
や、小ローラを丸棒にするか、管材にするか等
も、設計条件に応じて決められる。
次にこの考案をスリツター付巻取機のトルク制
御可能な複合巻取軸に適用した第7〜9図の実施
例について説明する。複合巻取軸とは、駆動軸の
巻取有効長全体を、外挿した多数の仲介カラーで
覆い、そのカラー外周に芯管をはめる型式のもの
をさす。
第7図の複合巻取軸11は、駆動軸12の外周
に多数のカラー15をはめ、そのカラー15外周
に巻取るべきシートSと同幅の芯管Cを所要位置
にはめている。その芯管Cを軸側に拘束したり解
放したりするため、第5,6図と同様な小ローラ
入り凹陥部2を各カラー15外周に三個ずつ等間
隔に設けている。
第8,9図に拡大した断面を示すが、駆動軸1
2は中空で、そこに厚肉ゴム管13を通し、これ
を空気圧で膨張させた時、放射状に三方へ向けて
摩擦ラグ14を押出すようにしている。摩擦ラグ
14は第9図のように、駆動軸12の三方への貫
通孔18から先端を軸周面に出し、周面にはまつ
たカラー15内周を押したり押さなかつたりす
る。ゴム管13の内圧が高いほどカラー15内周
を強く押し、強い摩擦力によりカラー15を回
し、カラー15に拘束された芯管Cを回す。従つ
て、ゴム管への空気圧を制御する事により各摩擦
ラグ14による芯管駆動トルク、つまり巻取トル
クが制御できる。そして、各摩擦ラグ14、各カ
ラー15の軸方向長さが小さいほど、芯管、シー
ト幅と巻取トルクの比例関係を理論値に近づけら
れる。この考案の凹陥部、小ローラが簡素で小型
化に適する事は、トルク制御の基礎的部分を理論
的値に近づける効果をもつているのである。
なお、この実施例はカラー15を四個ずつ止め
論16によりまとめて軸方向移動を防ぐよう、軸
12外周に周溝17を作つているが、カラー15
全数をまとめて両端の止め輪で抑えてもよいので
ある。
カラー15の内周は摩擦ラグ14先端により摩
耗させられるので、この例では内周に摩擦リング
19をはめ摩耗時、交換するようにしている。こ
の摩擦リング19はカラー15同士を密着させな
い働きもしているが、これは、芯管Cがはまつた
カラー15と、はまつていない隣接カラー15と
が摩擦するのを避けるためである。
カラー15の凹陥部2、小ローラ3、永久磁石
4を第10図に拡大して示す。又、カラー15の
別の実施例として、凹陥部2をU形溝でなくL形
溝とし、隣接カラーと共同でU形溝を形成するも
のを第11図に示す。この例では、凹陥部2の底
面の永久磁石4のほか、側壁にも磁石4aを埋め
て脱落防止作用を強めている。
次にこの考案の巻取軸の作用、効果をまとめて
説明する。第1〜4図の実施例は巻取軸そのもの
にはトルク制御機能がなく、単に芯管Cの軸1へ
の着脱、拘束、解放を容易にしたものである。
即ち、小ローラ3が凹陥部2の深い位置にある
時(図の実線位置)は軸1の周面から僅に突出し
ているだけであるから、芯管Cの着脱移動は容易
である。実際の作業では芯管Cを少しずつ回転さ
せ、小ローラ3を凹隔部2の深い奥へ押しつけな
がら移動させるとよい。所要位置に停めた芯管C
を逆方向、つまり小ローラ3を凹陥部2の浅い方
へ進めるように回すと、小ローラ3が第2図鎖線
位置へ進もうとして芯管C、凹陥部2底面間にク
サビとして入込む。
小ローラ3は軸の周方向に等間隔で複数個同時
に上記クサビ作用をするので、芯管Cが偏りなく
軸1に拘束される。
拘束を解く時は芯管C又はその上に巻取つたシ
ートロールを回し小ローラ3を凹陥部2の深い位
置へ進めるのであるが、回しながら抜取ると小ロ
ーラ3を転進させる摩擦駆動力が斜方向に向う。
しかし、この考案の小ローラ3はその端面が凹陥
部2の両側壁により充分、規制されるため、偏向
して途中で動かなくなる、といつた故障が起り得
ない。即ち最も単純な形の小ローラであるから、
側壁との間隙を最小限にし、偏向防止を完全に行
えるのでである。
また凹陥部2底面に埋めた永久磁石4は軸1か
ら芯管Cをはずした時、機能する。軸1に多少衝
撃を与えても小ローラ3を吸着し続ける強さの永
久磁石4を用いる事は望ましい。しかし、芯管C
をはずす時や、はずした後の巻取軸を特に乱暴に
扱わない限り、小ローラ3の脱落を防ぐ磁石4は
市販のもので充分である。あるいは軸の保管時、
前述のように不用芯管をはめておけば、塵よけに
もなる。もし小ローラ3が脱落し紛失したとして
も、その単純な形により、市販のベアリング用ロ
ーラその他を利用するとか、丸鋼か小径鋼管を切
断して、これに当てる等、補充は容易である。
第7〜9図の実施例の場合も同様な作用、効果
がある訳で、さらに前述のように凹陥部、小ロー
ラを小さく作れるのでカラー幅を小にし、芯管幅
に比例する巻取駆動力を与えるという巻取制御技
術上の要請を満たす。これはスリツター付巻取機
のように、軸の各位置で異る幅のシートを巻取
り、各シートを正確に巻取張力制御する場合、重
要な特性である。
この考案は本考案者自身が開発した同種巻取軸
に比し最も簡素化され小型化に適したものである
が、これを現在一般に採用されている通称エアシ
ヤフト、つまり第8,9図の駆動軸12外周に直
接、芯管Cをはめ、これを摩擦ラグ14に似たラ
グで押上げて軸に拘束し、ゆるめて解放する巻取
軸(トルク制御機能なし)に比べると、この考案
の進歩性がよく分かる。すなわち現用のエアシヤ
フトは軸に芯管を拘束するだけの目的で圧縮空気
設備、中空軸内のゴムホース、押上ラグ、そのた
めの軸の貫通孔作りを必要とし、その芯管拘束力
は圧縮空気圧により上限が低く故障要因も多いの
であるが、同じ目的の本考案第1〜6図の実施例
によれば、上記各部品、加工がなく、軸への加工
は貫通孔より簡単な凹陥部作り、永久磁石埋込み
ですみ、その凹陥部で丸棒か鋼管を切つた小ロー
ラごを納めれば完成である。
使用時も、軸に対し芯管を一方に回せば拘束、
他方へ回せば解放と簡単で、その拘束力はクサビ
方式ゆえ絶大で、寿命は半永久的であり、設備
費、運転経費とも最低になるのであつて、シート
巻取軸として本考案は画期的と称し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の基本的実施例全体図、第2
図はその横断面図、第3図は部分平面図、第4図
は第3図のX−X断面図、第5,6図は別の二実
施例の局部横断面図、第7図は複合巻取軸の実施
例説明図、第8図はその部分縦断面図、第9図は
そのY−Y断面図、第10図は同じくカラー断面
説明図、第11図はカラーの別の実施例断面図で
ある。 1,11……巻取軸、2……凹陥部、3……小
ローラ、4……永久磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸の周方向、長手方向夫々に適当間隔で配設し
    た多数の凹陥部に夫々、小ローラを納め、該軸外
    周に芯管をはめ、該軸を巻取り又は巻出し方向へ
    相対回転させれば、該芯管内面に接した上記小ロ
    ーラが摩擦により上記凹陥部の浅い位置へ転進し
    て芯管を軸に拘束し、逆方向へ相対回転させれば
    小ローラが凹陥部の深い位置へ移つて芯管を軸か
    ら解放する巻取軸であつて、上記小ローラは上記
    凹陥部両側壁を案内とするに適した寸法の鋼製小
    円柱又は円筒体であり、上記凹陥部底面には小ロ
    ーラ吸着用永久磁が埋められている事を特徴とす
    るシート巻取軸。
JP3801182U 1982-03-19 1982-03-19 シ−ト巻取軸 Granted JPS58144548U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3801182U JPS58144548U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 シ−ト巻取軸

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JP3801182U JPS58144548U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 シ−ト巻取軸

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JPS58144548U JPS58144548U (ja) 1983-09-29
JPS6124519Y2 true JPS6124519Y2 (ja) 1986-07-23

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ID=30049374

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JP3801182U Granted JPS58144548U (ja) 1982-03-19 1982-03-19 シ−ト巻取軸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2795401B2 (ja) * 1995-04-13 1998-09-10 正次 宮本 フイルム等の巻取り装置

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JPS58144548U (ja) 1983-09-29

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