JPS6124380Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6124380Y2 JPS6124380Y2 JP1983001050U JP105083U JPS6124380Y2 JP S6124380 Y2 JPS6124380 Y2 JP S6124380Y2 JP 1983001050 U JP1983001050 U JP 1983001050U JP 105083 U JP105083 U JP 105083U JP S6124380 Y2 JPS6124380 Y2 JP S6124380Y2
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- JP
- Japan
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- welding
- cast iron
- annular body
- rotating body
- iron pipe
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 claims description 34
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
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- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鋳鉄管の挿口部のような回転体に環
状突起(以下スピゴツトリングという)のような
環状体を外嵌して溶接固定するときに、この環状
体を回転体にクランプさせるクランプ装置に関す
る。
状突起(以下スピゴツトリングという)のような
環状体を外嵌して溶接固定するときに、この環状
体を回転体にクランプさせるクランプ装置に関す
る。
耐震用、ガス供給用の鋳鉄管の挿口外周には、
地震、地盤沈下等による地盤の移動に対応するた
め、離脱防止用のスピゴツトリングを周方向に設
けてある。従来、鋳鉄管の挿口に周方向ひとつ割
りのスピゴツトリングを外嵌して溶接固定するに
は、 (i) 周方向2〜3個所を予め仮溶接しておく。
地震、地盤沈下等による地盤の移動に対応するた
め、離脱防止用のスピゴツトリングを周方向に設
けてある。従来、鋳鉄管の挿口に周方向ひとつ割
りのスピゴツトリングを外嵌して溶接固定するに
は、 (i) 周方向2〜3個所を予め仮溶接しておく。
(ii) バンドでスピゴツトリングを締め付ける。
等により仮付けし、その後本溶接を行なつてい
る。ところが、仮溶接の場合には、本溶接の時に
仮溶接個所が円滑な溶接作業を阻害するため、ピ
ンホール等の欠陥が発生し易くなつて人手による
補修溶接を必要とし、また締め付けの場合には、
溶接作業時の温度上昇によりスピゴツトリングと
締付バンドが熱膨張し、締付効果を発揮し得ない
という欠点がある。
る。ところが、仮溶接の場合には、本溶接の時に
仮溶接個所が円滑な溶接作業を阻害するため、ピ
ンホール等の欠陥が発生し易くなつて人手による
補修溶接を必要とし、また締め付けの場合には、
溶接作業時の温度上昇によりスピゴツトリングと
締付バンドが熱膨張し、締付効果を発揮し得ない
という欠点がある。
そこで本考案は、上記従来技術における欠点を
解決するためになされたものであり、簡便な構成
により仮溶接や締付バンドを全く必要とせず、ス
ピゴツトリングを鋳鉄管の所定位置にクランプ
し、鋳鉄管の1回転の本溶接作業により、能率良
く、かつ品質的にも安定して溶接固定することを
目的とするものである。
解決するためになされたものであり、簡便な構成
により仮溶接や締付バンドを全く必要とせず、ス
ピゴツトリングを鋳鉄管の所定位置にクランプ
し、鋳鉄管の1回転の本溶接作業により、能率良
く、かつ品質的にも安定して溶接固定することを
目的とするものである。
この目的を達成するため本考案は、鋳鉄管等の
回転体に環状体を外嵌して溶接固定するときのク
ランプ装置に、前記環状体に係合可能な溝部を有
する溝付ローラと、前記環状体に対応した適当数
の溝付ローラが取り付けられた固定ブラケツト
と、前記環状体に対応した他の適当数の溝付ロー
ラが取り付けられ、前記固定ブラケツトとの間に
前記回転体を挾んで、溝付ローラにより環状体を
回転体に押圧し、この環状体を回転体の軸心方向
に位置決めさせてこの回転体に保持させる可動ブ
ラケツトと、この可動ブラケツトを回転体に離間
接近移動させる駆動装置とを設けたものである。
回転体に環状体を外嵌して溶接固定するときのク
ランプ装置に、前記環状体に係合可能な溝部を有
する溝付ローラと、前記環状体に対応した適当数
の溝付ローラが取り付けられた固定ブラケツト
と、前記環状体に対応した他の適当数の溝付ロー
ラが取り付けられ、前記固定ブラケツトとの間に
前記回転体を挾んで、溝付ローラにより環状体を
回転体に押圧し、この環状体を回転体の軸心方向
に位置決めさせてこの回転体に保持させる可動ブ
ラケツトと、この可動ブラケツトを回転体に離間
接近移動させる駆動装置とを設けたものである。
したがつて、次の装置効果を得ることができる
ものである。
ものである。
(i) 仮溶接のための人手を省略することができ
る。
る。
(ii) 仮溶接個所がないため、全周にわたつて円滑
な溶接作業を行なうことができ、美麗な溶接が
可能となる。したがつて、仮溶接部に発生し易
いピンホール等の欠陥を除去でき、補修溶接を
不要にできる。
な溶接作業を行なうことができ、美麗な溶接が
可能となる。したがつて、仮溶接部に発生し易
いピンホール等の欠陥を除去でき、補修溶接を
不要にできる。
(iii) スピゴツトリングを溝付ローラで押え付ける
ため、管の所定の位置に正確に溶接でき、仮溶
接を行なう時のように、不慣れの場合にスピゴ
ツトリングが移動することを防止できる。
ため、管の所定の位置に正確に溶接でき、仮溶
接を行なう時のように、不慣れの場合にスピゴ
ツトリングが移動することを防止できる。
(iv) 補修を要する管が少なくなつて作業時間を短
縮でき、生産ラインにおける製品の流れを円滑
化できる。
縮でき、生産ラインにおける製品の流れを円滑
化できる。
(v) 周方向ひとつ割りの環状体(スピゴツトリン
グ)を複数の溝付ローラで回転体の外周に押圧
するものであるため、この環状体と回転体との
間に隙間が生じていても、この環状体を変形さ
せて回転体の外周に密接させることができ、こ
のため環状体、回転体の寸法公差を吸収して環
状体を回転体の軸心方向所定位置に確実に保持
させることができる。
グ)を複数の溝付ローラで回転体の外周に押圧
するものであるため、この環状体と回転体との
間に隙間が生じていても、この環状体を変形さ
せて回転体の外周に密接させることができ、こ
のため環状体、回転体の寸法公差を吸収して環
状体を回転体の軸心方向所定位置に確実に保持
させることができる。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図において、1は紙面に垂直な方向
に搬送された鋳鉄管であり、高さ調節可能な一対
の管受ローラ2,3にて水平方向に支持されてい
る。鋳鉄管1の挿口4には周方向ひとつ割りのス
ピゴツトリング5が外嵌され、かつこの挿口4は
管口径に応じて取替可能なクランプコーン6にて
支持されている(第4図参照)。7はクランプコ
ーン6の回転駆動装置である。回転駆動装置7の
近傍に立設された支柱8には、溶接装置9が取り
付けられており、この溶接装置9には、スピゴツ
トリング5と挿口4とを隅肉溶接可能な一対の溶
接トーチ10,11が、3次元位置および角度を
調節可能に設けられている。
明する。第1図において、1は紙面に垂直な方向
に搬送された鋳鉄管であり、高さ調節可能な一対
の管受ローラ2,3にて水平方向に支持されてい
る。鋳鉄管1の挿口4には周方向ひとつ割りのス
ピゴツトリング5が外嵌され、かつこの挿口4は
管口径に応じて取替可能なクランプコーン6にて
支持されている(第4図参照)。7はクランプコ
ーン6の回転駆動装置である。回転駆動装置7の
近傍に立設された支柱8には、溶接装置9が取り
付けられており、この溶接装置9には、スピゴツ
トリング5と挿口4とを隅肉溶接可能な一対の溶
接トーチ10,11が、3次元位置および角度を
調節可能に設けられている。
12は鋳鉄管1の受口13の支持装置であり、
シリンダ装置14により管軸方向に移動させる遊
転式のクランプコーン15を有している。このク
ランプコーン15が受口13に押し付けられるこ
とにともなつて、前述の挿口4がクランプコーン
6に押し付けられ、これにより鋳鉄管1は両クラ
ンプコーン6,15に支持され、かつ回転駆動装
置7から回転力の伝達を受けることになる。鋳鉄
管1が両クランプコーン6,15に支持されたと
きには、この鋳鉄管1は管受ローラ2,3から5
〜10mm程度浮き上がるように構成され、管胴部の
楕円歪等が上記回転に悪影響を及ぼさないように
考慮されている。
シリンダ装置14により管軸方向に移動させる遊
転式のクランプコーン15を有している。このク
ランプコーン15が受口13に押し付けられるこ
とにともなつて、前述の挿口4がクランプコーン
6に押し付けられ、これにより鋳鉄管1は両クラ
ンプコーン6,15に支持され、かつ回転駆動装
置7から回転力の伝達を受けることになる。鋳鉄
管1が両クランプコーン6,15に支持されたと
きには、この鋳鉄管1は管受ローラ2,3から5
〜10mm程度浮き上がるように構成され、管胴部の
楕円歪等が上記回転に悪影響を及ぼさないように
考慮されている。
一方、16は支持装置12と同一の基台17上
に設けられた管抜き装置であり、シリンダ装置1
8により管軸方向に移動される管抜き金具19を
有し、この管抜き金具19が受口13のフランジ
20に係合することにより、挿口4がクランプコ
ーン6から引き抜かれることになる。
に設けられた管抜き装置であり、シリンダ装置1
8により管軸方向に移動される管抜き金具19を
有し、この管抜き金具19が受口13のフランジ
20に係合することにより、挿口4がクランプコ
ーン6から引き抜かれることになる。
第2図〜第3図は、溶接装置9を詳細に示した
ものである。ここで21は鋳鉄管1の表面を倣う
倣いローラであり、鋳鉄管1の僅かな楕円に対し
ても、溶接トーチ10,11の先端との被溶接部
との距離を一定に保ち、安定したアークを供給可
能としている。また22は倣いセンサであり、ス
ピゴツトリング5を側面を管軸方向に倣つて、こ
の管軸方向の溶接トーチ10,11位置を調整可
能としている。
ものである。ここで21は鋳鉄管1の表面を倣う
倣いローラであり、鋳鉄管1の僅かな楕円に対し
ても、溶接トーチ10,11の先端との被溶接部
との距離を一定に保ち、安定したアークを供給可
能としている。また22は倣いセンサであり、ス
ピゴツトリング5を側面を管軸方向に倣つて、こ
の管軸方向の溶接トーチ10,11位置を調整可
能としている。
第4図〜第5図は本考案にもとづくクランプ装
置を示すものである。すなわち、23は第1のベ
ツド24から立設された支柱25に対しある程度
の範囲で揺動可能に取り付けられた固定ブラケツ
ト、また26は固定ブラケツト23との間に鋳鉄
管1を挾む可動ブラケツトである。可動ブラケツ
ト26は、駆動装置27により鋳鉄管1に離間接
近移動されるように構成されている。すなわち、
28は基端部が第2のベツド29に揺動自在に取
り付けられたアームであり、このアーム28の先
端には、前述の可動ブラケツト26がある程度の
範囲で揺動可能に取り付けられている。第2のベ
ツド29にはシリンダ支持板30が立設され、こ
の支持板30にはアーム28の中央部に連結され
たシリンダ装置31が取り付けられている。した
がつて、シリンダ装置31の伸縮により、可動ブ
ラケツト26が鋳鉄管1に離間接近移動されるこ
とになる。
置を示すものである。すなわち、23は第1のベ
ツド24から立設された支柱25に対しある程度
の範囲で揺動可能に取り付けられた固定ブラケツ
ト、また26は固定ブラケツト23との間に鋳鉄
管1を挾む可動ブラケツトである。可動ブラケツ
ト26は、駆動装置27により鋳鉄管1に離間接
近移動されるように構成されている。すなわち、
28は基端部が第2のベツド29に揺動自在に取
り付けられたアームであり、このアーム28の先
端には、前述の可動ブラケツト26がある程度の
範囲で揺動可能に取り付けられている。第2のベ
ツド29にはシリンダ支持板30が立設され、こ
の支持板30にはアーム28の中央部に連結され
たシリンダ装置31が取り付けられている。した
がつて、シリンダ装置31の伸縮により、可動ブ
ラケツト26が鋳鉄管1に離間接近移動されるこ
とになる。
各ブラケツト23,26には、スピゴツトリン
グ5に係合可能は溝部32を有する溝付ローラ3
3が、上下に各一対ずつ合計4個取り付けられて
いる。したがつて、駆動装置27の作用により、
溝付ローラ33を介して、スピゴツトリング5が
鋳鉄管1の外周に押圧されてクランプされること
になる。なお、このとき、固定ブラケツト23は
支柱25に、また可動ブラケツト26は、アーム
28の先端に、それぞれ揺動可能に取り付けられ
ているため、各一対の溝付ローラ33はスピゴツ
トリング5に均一に押し付けられることになり、
片当りが防止される。
グ5に係合可能は溝部32を有する溝付ローラ3
3が、上下に各一対ずつ合計4個取り付けられて
いる。したがつて、駆動装置27の作用により、
溝付ローラ33を介して、スピゴツトリング5が
鋳鉄管1の外周に押圧されてクランプされること
になる。なお、このとき、固定ブラケツト23は
支柱25に、また可動ブラケツト26は、アーム
28の先端に、それぞれ揺動可能に取り付けられ
ているため、各一対の溝付ローラ33はスピゴツ
トリング5に均一に押し付けられることになり、
片当りが防止される。
両ブラケツト23,26の形状、溝付ローラ3
3の寸法、各一対の溝付ローラ33どうしの間隔
等は、たとえば口径100〜250mmの鋳鉄管1に対応
可能に構成されており、この範囲を超える鋳鉄管
1については、両ブラケツト23,26を取り替
えたり、溝付ローラ33を寸法違いのものと交換
することにより対応可能とされている。また鋳鉄
管1の口径や管種を変更する場合に、スピゴツト
リング5の管軸方向の位置決めはクランプコーン
6の形状により調整可能であるが、必要に応じて
両ベツド24,29を移動させてもよい。
3の寸法、各一対の溝付ローラ33どうしの間隔
等は、たとえば口径100〜250mmの鋳鉄管1に対応
可能に構成されており、この範囲を超える鋳鉄管
1については、両ブラケツト23,26を取り替
えたり、溝付ローラ33を寸法違いのものと交換
することにより対応可能とされている。また鋳鉄
管1の口径や管種を変更する場合に、スピゴツト
リング5の管軸方向の位置決めはクランプコーン
6の形状により調整可能であるが、必要に応じて
両ベツド24,29を移動させてもよい。
なお、図面が煩雑になるのを防止するため、第
1図〜第3図では本考案によるクランプ装置を図
示せず、省略し、かつ第4図〜第5図では溶接装
置9を図示せず省略している。
1図〜第3図では本考案によるクランプ装置を図
示せず、省略し、かつ第4図〜第5図では溶接装
置9を図示せず省略している。
次に作用を説明する。生産ラインにおいて、輪
台上を転送されたり、クレーン等により搬送され
てきた鋳鉄管1は、第1図に示す装置の手前で一
旦停止され、整列される。この位置で挿口4にス
ピゴツトリング5を外嵌しておく、図示していな
い管搬入、搬出装置により、鋳鉄管1は1本ずつ
自動的に管受ローラ2,3上に載せられる。
台上を転送されたり、クレーン等により搬送され
てきた鋳鉄管1は、第1図に示す装置の手前で一
旦停止され、整列される。この位置で挿口4にス
ピゴツトリング5を外嵌しておく、図示していな
い管搬入、搬出装置により、鋳鉄管1は1本ずつ
自動的に管受ローラ2,3上に載せられる。
ここで支持装置12のシリンダ装置14を作用
させ、クランプコーン15を受口13に当接さ
せ、この状態で鋳鉄管1をクランプコーン6に向
けて押せば、挿口4がクランプコーン6に嵌め合
わされることになり、鋳鉄管1は管受ローラから
浮き上がつた状態で両クランプコーン6,15に
支持されることになる。
させ、クランプコーン15を受口13に当接さ
せ、この状態で鋳鉄管1をクランプコーン6に向
けて押せば、挿口4がクランプコーン6に嵌め合
わされることになり、鋳鉄管1は管受ローラから
浮き上がつた状態で両クランプコーン6,15に
支持されることになる。
その後本考案のクランプ装置のシリンダ装置3
1を作用させ、前述のように溝付ローラ33にて
スピゴツトリング5をクランプさせる。この操作
により、スピゴツトリング5の押圧と軸方向への
芯出しが行なわれる。
1を作用させ、前述のように溝付ローラ33にて
スピゴツトリング5をクランプさせる。この操作
により、スピゴツトリング5の押圧と軸方向への
芯出しが行なわれる。
回転駆動装置7により鋳鉄管1を回転させると
同時に、溶接トーチ10,11に溶接ワイヤを供
給し、スピゴツトリング5を鋳鉄管1の溶接す
る。このとき、倣いローラ21と倣いセンサ22
の作用により、確実な溶接が行なわれる。なお、
溶接のスタート個所は、第6図に示すように、ス
ピゴツトリング5の分割部34を巻き込む方向
に、分割部34の先方40mm以内が望ましく、これ
により分割部34が温度上昇のために拡大するの
を防止できる。また、溶接は、必要に応じスピゴ
ツトリング5の片側、両側のいずれも可能であ
る。溶接ヒユームは図外の集塵ダクトより捕集さ
れる。溶接は、たとえば口径150mmの鋳鉄管1の
場合には、電流220A、電圧28V、Fe−Ni1.2φワ
イヤ、アルゴンガス中にて行なわれる。
同時に、溶接トーチ10,11に溶接ワイヤを供
給し、スピゴツトリング5を鋳鉄管1の溶接す
る。このとき、倣いローラ21と倣いセンサ22
の作用により、確実な溶接が行なわれる。なお、
溶接のスタート個所は、第6図に示すように、ス
ピゴツトリング5の分割部34を巻き込む方向
に、分割部34の先方40mm以内が望ましく、これ
により分割部34が温度上昇のために拡大するの
を防止できる。また、溶接は、必要に応じスピゴ
ツトリング5の片側、両側のいずれも可能であ
る。溶接ヒユームは図外の集塵ダクトより捕集さ
れる。溶接は、たとえば口径150mmの鋳鉄管1の
場合には、電流220A、電圧28V、Fe−Ni1.2φワ
イヤ、アルゴンガス中にて行なわれる。
鋳鉄管1が1回転されて溶接が完了すると、溶
接トーチ10,11を上昇させてから本クランプ
装置を解除する。次にクランプコーン15を後退
させた後あるいは後退させながら、管抜き装置1
6を作用させて挿口4とクランプコーン6より引
き抜き、鋳鉄管1を管受ローラ2,3上に載せ
る。この鋳鉄管1は図示されていない管搬入、搬
出装置により図外の輪台上に搬出され、これと同
時に新しい鋳鉄管1が搬入される。以下、同様の
操作を繰り返すが、この操作は、手動、自動のい
ずれにても可能である。
接トーチ10,11を上昇させてから本クランプ
装置を解除する。次にクランプコーン15を後退
させた後あるいは後退させながら、管抜き装置1
6を作用させて挿口4とクランプコーン6より引
き抜き、鋳鉄管1を管受ローラ2,3上に載せ
る。この鋳鉄管1は図示されていない管搬入、搬
出装置により図外の輪台上に搬出され、これと同
時に新しい鋳鉄管1が搬入される。以下、同様の
操作を繰り返すが、この操作は、手動、自動のい
ずれにても可能である。
以上述べたように本考案によると、次のような
効果を得ることができる。
効果を得ることができる。
(i) 仮溶接のための人手を省略することができ
る。
る。
(ii) 仮溶接個所がないため、全周にわたつて円滑
な溶接作業を行なうことができ、美麗な溶接が
可能となる。したがつて、仮溶接部に発生し易
いピンホール等の欠陥を除去でき、補修溶接を
不要にできる。
な溶接作業を行なうことができ、美麗な溶接が
可能となる。したがつて、仮溶接部に発生し易
いピンホール等の欠陥を除去でき、補修溶接を
不要にできる。
(iii) スピゴツトリングを溝付ローラで押え付ける
ため、管の所定の位置に正確に溶接でき、仮溶
接を行なう時のように、不慣れの場合にスピゴ
ツトリングが移動することを防止できる。
ため、管の所定の位置に正確に溶接でき、仮溶
接を行なう時のように、不慣れの場合にスピゴ
ツトリングが移動することを防止できる。
(iv) 補修を要する管が少なくなつて作業時間を短
縮でき、生産ラインにおける製品の流れを円滑
化できる。
縮でき、生産ラインにおける製品の流れを円滑
化できる。
(v) 周方向ひとつ割りの環状体(スピゴツトリン
グ)を複数の溝付ローラで回転体の外周に押圧
するものであるため、この環状体と回転体との
間に隙間が生じていても、この環状体を変形さ
せて回転体の外周に密接させることができ、こ
のため環状体、回転体の寸法公差を吸収して環
状体を回転体の軸心方向所定位置に確実に保持
させることができる。
グ)を複数の溝付ローラで回転体の外周に押圧
するものであるため、この環状体と回転体との
間に隙間が生じていても、この環状体を変形さ
せて回転体の外周に密接させることができ、こ
のため環状体、回転体の寸法公差を吸収して環
状体を回転体の軸心方向所定位置に確実に保持
させることができる。
第1図はスピゴツトリングの鋳鉄管への取付加
工装置の全体図、第2図は溶接装置を詳細に示す
正面図、第3図は右側面図、第4図は本考案によ
るクランプ装置の平面図、第5図はその右側面
図、第6図は溶接のスタート個所を示す図であ
る。 1……鋳鉄管(回転体)、5……スピゴツトリ
ング(環状体)、23……固定ブラケツト、26
……可動ブラケツト、27……駆動装置、32…
…溝部、33……溝付ローラ。
工装置の全体図、第2図は溶接装置を詳細に示す
正面図、第3図は右側面図、第4図は本考案によ
るクランプ装置の平面図、第5図はその右側面
図、第6図は溶接のスタート個所を示す図であ
る。 1……鋳鉄管(回転体)、5……スピゴツトリ
ング(環状体)、23……固定ブラケツト、26
……可動ブラケツト、27……駆動装置、32…
…溝部、33……溝付ローラ。
Claims (1)
- 鋳鉄管等の回転体に周方向ひとつ割りの環状体
を外嵌して溶接固定するときのクランプ装置であ
つて、前記環状体に係合可能な溝部を有する溝付
ローラと、前記環状体に対応した適当数の溝付ロ
ーラが取り付けられた固定ブラケツトと、前記環
状体に対応した他の適当数の溝付ローラが取り付
けられ、前記固定ブラケツトとの間に前記回転を
挾んで、溝付ローラにより環状体を回転体に押圧
し、この環状体を回転体の軸心方向に位置決めさ
せてこの回転体に保持させる可動ブラケツトと、
この可動ブラケツトを回転体に離間接近移動させ
る駆動装置とを設けたことを特徴とするクランプ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP105083U JPS59106686U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP105083U JPS59106686U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59106686U JPS59106686U (ja) | 1984-07-18 |
JPS6124380Y2 true JPS6124380Y2 (ja) | 1986-07-22 |
Family
ID=30132787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP105083U Granted JPS59106686U (ja) | 1983-01-07 | 1983-01-07 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59106686U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3667053B2 (ja) * | 1997-10-02 | 2005-07-06 | 株式会社クボタ | 管の挿口の外周へのリングの位置決めローラ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038382A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-09 | ||
JPS51128657A (en) * | 1975-05-02 | 1976-11-09 | Mitsui Shipbuilding Eng | Method of producing cylindrical objects |
JPS5536090A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-13 | Kobe Steel Ltd | Automatic welding equipment of cylindrical welded body whose shaft core has been deflected, and cylindrical or flange-shape weldment |
-
1983
- 1983-01-07 JP JP105083U patent/JPS59106686U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5038382A (ja) * | 1973-08-08 | 1975-04-09 | ||
JPS51128657A (en) * | 1975-05-02 | 1976-11-09 | Mitsui Shipbuilding Eng | Method of producing cylindrical objects |
JPS5536090A (en) * | 1978-09-06 | 1980-03-13 | Kobe Steel Ltd | Automatic welding equipment of cylindrical welded body whose shaft core has been deflected, and cylindrical or flange-shape weldment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59106686U (ja) | 1984-07-18 |
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