JPS6124363Y2 - - Google Patents

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JPS6124363Y2
JPS6124363Y2 JP13253483U JP13253483U JPS6124363Y2 JP S6124363 Y2 JPS6124363 Y2 JP S6124363Y2 JP 13253483 U JP13253483 U JP 13253483U JP 13253483 U JP13253483 U JP 13253483U JP S6124363 Y2 JPS6124363 Y2 JP S6124363Y2
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JP
Japan
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cylinder
die
punch
main body
movable
Prior art date
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JP13253483U
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JPS6042448U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は“ス”のないダイカストとして注目を
あつめつつある無孔性ダイカスト法において使用
される金型に関わる。
現在、産業上のあらゆる分野にダイカスト製品
は進出しており、換言すれば、ダイカスト製品の
未進出分野はないと言つても過言ではない状況で
ある。これ程普及したのはその利点が極めて大き
いからであるが、決して欠点が皆無という訳では
ない、その一番の欠点とは、ダイカスト製品には
“ス”が必らず存在するということである。そし
てこの“ス”の存在がダイカスト製品にとつてあ
らゆる弊害の根源となつているのも事実である。
今まで、ダイカストには“ス”が付きものという
考え方があり、確かにダイカスト法上“ス”が発
生する理由は数多くあげられる。しかし、本当に
“ス”はなくせないのであろうか、という見地に
立脚して研究が進められ、開発されている無孔性
ダイカスト法としてPF法、アキユラツド法、真
空ダイカスト法、ダイカストフオージング法と呼
ばれるものがある。
本考案はダイカストフオージング法において、
より効果的なものとするために、ダイカスト金型
に工夫をこらしたものである。以下、図面に従つ
てその一実施例を説明する。19は金型のダイベ
ース1,1′に嵌入された中子2,2′によつて形
成されているキヤビテイー(製品部)である。金
型には該キヤビテイー19を挾持して一対の可動
中子が装着されており、一方は鍛造成形用の可動
中子であり、他方は鍛造時において製品材料の逃
げ場となる逃げ部18成形用の可動中子である。
本考案の限目となるべくこの後者の可動中子の構
成は、可動スリーブ5に内挿された支持ポンチ3
の一端を本体6に固着させ、該本体6には金型が
締まつているときにダイベース1に形成されてい
るバツク止め23に当接するバツク止め面20を
形成するのと同時に複数の棒体26を貫通させ、
該棒体26の一端は前記の可動スリーブ5の端面
に当接しており、他端はシリンダー駆動部11に
接合されている。該シリンダー駆動部11には大
径部12・小径部29を有する突状体13が形成
されており、本体6に形成されているストツパー
室14へ該大径部12が遊嵌されている。15は
シリンダー24固定用のブロツクでダイベース
1′へ固着されている。また、鍛造成形用の可動
中子には、ダイペース1′へ固着されているブロ
ツク22に固定されたシリンダー25へ鍛造用ポ
ンチ4が直結されている。
また、28は溶湯射出用の射出シリンダーであ
り、湯口27を介してキヤビテイー19内へ溶湯
が鋳込まれる。
45,46,47,48はダイペース1,1′
の位置決め用のガイドピンである。
次に作用を説明する。本実施例は円筒状の製品
を製作する場合の例である。ダイカスト前の金型
を開いた状態は第1図にようになつている。金型
を締める場合、シリンダー24に油(空)圧が充
填されることにより、逃げ部18成形用の可動中
子は、大径部12がストツパー室14の壁面30
を押圧し、支持ポンチ3の先端がキヤビテイー1
9部の端面まで移動する。一方、鍛造成形用の可
動中子は鍛造用ポンチ4の先端がキヤビテイー1
9部の端面へ位置した状態となつている(第2
図)。この状態で溶湯を湯口27よりキヤビテイ
ー19内へ鋳込み、製品部が固相状態になつた時
点(冷却が進まないうち、あるいは半溶融状態の
方が鍛造性は良好である。)で鍛造用ポンチ4を
シリンダー25の油(空)圧力により製品部へ押
し出す(鍛造工程)。このとき、鍛造工程に伴い
生じる製品材料の流れる力は中子2,2′、支持
ポンチ3、可動スリーブ5、湯口27内部の残留
材料において受圧することとなるが、中子2,
2′はダイベース1,1′により固持され、支持ポ
ンチ3は本体6に固着されており、本体6はバツ
ク止め面20がダイベース1のバツク止め23に
より固持されており、また、湯口27内部の残留
材料はダイカストマシンの溶湯射出用射出シリン
ダー28により固持されている。これに対し、可
能スリーブ5はシリンダー駆動部11に接合され
た棒体26の一端が当接して固持されており、ま
た、シリンダー駆動部11に形成されている突状
体13の大径部12は本体6のストツパー室14
へ遊嵌されているため、逃げ部18成形用の可動
中子に装着されているシリンダー24の油(空)
圧力を調整することにより、製品材料の流れる力
が可動スリーブ5を押圧し、可能スリーブ5のみ
が摺動して製品材料の逃げ部18を形成すること
となる。このとき、製品材料の逃げ部18への逃
げ量及び、製品材料にかかる圧力が最適になるよ
うにシリンダー24の油(空)圧力を調整する。
また、第5図に示すように逃げ部18の外回り
にヒーター通路31を設け、該ヒーター通路31
内にヒーター32を内挿させ、鍛造工程時にヒー
ター32に電流を流し逃げ部18を加熱すると、
製品材料の温度低下速度が遅くなる。これは製品
材料の流れがよくなり、鍛造用ポンチの加圧力も
少なくて済むため、油(空)圧装置あるいは金型
を小型化にできるメリツトがある。以上のように
成形された製品は、両可動中子を金型外周方向へ
移動させたのち、金型を開いて得られるものであ
る。
次に効果を述べる。本実施例のように円筒形状
の製品を製作する場合、従来タイプの装置では、
可動スリーブ5を固定させておき、支持ポンチ3
を移動させることにより製品材料の逃げ部18を
設けて成形するものであつた。この装置では、製
品の中空部分の材料がそのまま支持ポンチ3の位
置していた部所へ水平移動するに過ぎない。つま
り、製品円筒部の材料はデツドメタル的な挙動と
なることにより、その内部欠陥(ス、結晶構造、
他)はほとんど変化しないものである。ところ
が、本考案の装置によれば、製品の中空部分の材
料は単なる水平移動ではなく、一度、製品円筒部
へ密集移動し、それから端部より逃げ部18へ移
動していく。つまり、デツドメタル的挙動はほん
の一部にとどまり、製品部の内部欠陥も縮小され
る。例えば、“ス”は材料移動の密集化により縮
小され、この密集化により金属組織は強化され、
かつ、結晶構造は鍛造工程のため塑性学上でいる
“流れ線”を分断されることもないのである。要
約すると、本考案によれば従来のダイカストに比
べ“ス”の極めて少ない製品ができ、また、従来
の無孔性ダイカストに比べ大きな機械的強度を有
する製品ができるなど、産業上に貢献する所が甚
だ大きいものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は金型を開いたときの正面横断面図、第2図は金
型を締めたときの正面横断面図、第3図は固定側
金型の正面部分断面図、第4図は鍛造工程中を示
す金型の正面横断面図、第5図はヒーター部を設
けた他の一実施例を示す要部部分正面横断面図、
第6図は要部分解斜視図である。 1,1′……ダイベース、2,2′……中子、3
……支持ポンチ、4……鍛造用ポンチ、5……可
動スリーブ、6……本体、11……シリンダ駆動
部、12……大径部、13……突状体、14……
ストツパー室、15,22……ブロツク、18…
…逃げ部、19……キヤビテイー、20……バツ
ク止め面、23……バツク止め、24,25……
シリンダー、26……棒体、27……湯口、29
……小径部、30……壁面、31……ヒーター通
路、32……ヒーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の可動中子を設け、少なくとも一つの可動
    中子に鍛造用ポンチを装着し、少なくとも他の一
    つの可動中子に支持ポンチを装着し、該支持ポン
    チはバツク止め面を有す本体に固着し、かつ、可
    動スリーブを外挿し、該可動スリーブに当接する
    複数の棒体を前記本体を貫通してシリンダー駆動
    部に接合し、該シリンダー駆動部には本体と遊嵌
    する突状体を形成し、該シリンダー及び鍛造用ポ
    ンチに直結したシリンダーはダイべースに固着さ
    れた複数のブロツクに固定されていることを特徴
    とする無孔性ダイカスト用金型。
JP13253483U 1983-08-27 1983-08-27 無孔性ダイカスト用金型 Granted JPS6042448U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13253483U JPS6042448U (ja) 1983-08-27 1983-08-27 無孔性ダイカスト用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13253483U JPS6042448U (ja) 1983-08-27 1983-08-27 無孔性ダイカスト用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6042448U JPS6042448U (ja) 1985-03-26
JPS6124363Y2 true JPS6124363Y2 (ja) 1986-07-22

Family

ID=30299263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13253483U Granted JPS6042448U (ja) 1983-08-27 1983-08-27 無孔性ダイカスト用金型

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JP (1) JPS6042448U (ja)

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Publication number Publication date
JPS6042448U (ja) 1985-03-26

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