JPS6124150B2 - - Google Patents

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JPS6124150B2
JPS6124150B2 JP3430377A JP3430377A JPS6124150B2 JP S6124150 B2 JPS6124150 B2 JP S6124150B2 JP 3430377 A JP3430377 A JP 3430377A JP 3430377 A JP3430377 A JP 3430377A JP S6124150 B2 JPS6124150 B2 JP S6124150B2
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JP
Japan
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adhesive
wet
parts
abrasive
abrasive material
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Application number
JP3430377A
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English (en)
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JPS53119491A (en
Inventor
Tsutomu Maruyama
Yoshimasa Kinaga
Kyotaka Naito
Osamu Isozaki
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP3430377A priority Critical patent/JPS53119491A/ja
Publication of JPS53119491A publication Critical patent/JPS53119491A/ja
Publication of JPS6124150B2 publication Critical patent/JPS6124150B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重合性接着剤を使用し、研摩砥材を接
着せしめ、紫外線あるいは電子線を照射すること
により接着剤を硬化させて研摩材を製造する方法
に関するものである。
従来の研摩材を製造する方法としては、基材に
研摩砥材を接着させるのにゼラチンやフエノール
系樹脂を用いている。ゼラチンなどを使用すると
耐水、耐熱性など良好なものが得られていない。
フエノール樹脂などを用いると接着剤の機能とし
ては満足なものは得られるが、その硬化工程は極
めて長時間を要し、工程的にもはんざつで揮散時
の溶剤臭だけでなくフオルマリン臭が激しく悪臭
が大きい。
電子線を照射して接着剤を硬化させて研摩材を
製造する方法も知られているがこの方法では特に
研摩材粒度の大きい粗粒タイプ(JIS R6001にお
ける粒度が#60より粗いもの)用いた場合、研摩
砥材の下にある接着剤を完全に硬化させるのに非
常にエネルギーの大きい電子線(1.5MeV以上)
が必要となり、それによつて設備投資、しやへい
などがぼう大となり、経済的に極めて不利であ
る。
光照射においても研摩材の裏側のかげになる部
分には光が到達しにくく、光の吸収は指数関数的
に減少するので特に厚塗りにした場合とか砥材が
粗粒になるとかげの部分は硬化が十分に進まな
い。一方、電子線照射設備の経済性を考えればエ
ネルギーが低い方が、設備投資、ランニングコス
トなどが安価になり、経済的に有利であつて、か
かる低エネルギー加速器としては100KV〜500KV
程度が好ましく(500KV,300KV,150KVのエネ
ルギーを有する電子線の有効透過深さは比重を1
とするとそれぞれ約1000μ,400μ,150μ程度と
なり実際には空気中での電子線のエネルギーの低
下があるので、さらにこれより小さな値となる。
かかる低エネルギーによる研摩材の製造方法の開
発が望まれている。
本発明者等は、かかる状況に鑑みて、上記の欠
陥の解消を目的に研究を行なつた結果、粒径の大
きい砥材を用いても低エネルギーの電子線または
紫外線の照射により容易に硬化し、しかも性能の
すぐれた研摩材の製法を開発し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、研摩材基材に下塗接着剤
層を形成せしめ、その表面に研摩砥材を付着せし
め、次いで上塗接着剤を塗布したのちに電子線ま
たは紫外線の照射により硬化させてなる研摩材の
製法であつて、上記下塗接着剤層中には重合性不
飽和結合を有する樹脂組成物、ビニル単量体、重
合開始剤、重合促進剤および0.05〜10重量%
NCO基をインシアネート化合物により含有せし
めたものであり、かつ照射する電子線が50〜
1000KeV、または紫外線の波長が500mμ以下で
あることを特徴とする研摩材の製造に関するもの
である。
本発明の特徴は、下塗接着剤層に重合開始剤、
重合開始促進剤および遊離NCO基を有するイソ
シアネート化合物を含有せしめたところにあり、
それによつて、粒径の大きい研摩砥材を該層表面
に付着せしめても光または低エネルギーの電子線
照射により容易に硬化させることができた。すな
わち、かかる下塗接着剤を用いることにより、そ
の表面および光または電子線が透過する部分はそ
れらのエネルギーにより容易に硬化し、さらに、
光または電子線が透過しない部分(たとえば砥材
の底部)は重合開始剤および促進剤の作用により
すみやかに硬化するのである。また、遊離NCO
基を有する化合物も含有せしめてあるので、該化
合物は下塗接着材層と基材および砥材との接着性
を向上させているのである。さらに、本発明にお
いておどろくべきことは、下塗接着剤層に上記各
成分を含有せしめておくことにより、光または電
子線を照射すると硬化性が著しく向上したことで
ある。これは、単に重合開始剤のみを含有させた
場合には認められなかつた現象であり、それによ
つて、光または低エネルギーの電子線を照射して
も十分に硬化せしめることが可能になつたのであ
る。
下塗接着剤に用いる重合開始剤としては、過酸
化物系として例えば過酸化べンゾイル、t―ブチ
ルハイドロパーオキサイド、ジ―t―ブチルパー
オキサイド、t―ブチルパーオキシベンゾエー
ト、クメンハイドロパーオキサイド、ラウリルパ
ーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、メ
チルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパー
オキサイド、などがあげられる。窒素化合物とし
てはアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメ
チルバレロニトリル、1,1′―アゾビスシクロヘ
キサンカーボニトリルなどがあげられる。これら
の化合物は単独もしくは2種以上の混合物として
も使用できる。これらの重合開始剤の添加量は下
塗接着剤に対して0.05〜10重量%が望ましい。
重合促進剤としては金属塩化合物、アミン類な
どの還元剤があげられる。
金属塩化合物類としては例えばナフキン酸、オ
クトイン酸、あまに油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ト
ール油脂肪酸などの金属(例えばコバルト、鉛、
マンガン、カルシウム、亜鉛、鉄、ジルコニウ
ム、セリウム、銅)塩化合物であり、これらの化
合物から選ばれた1種または2種以上の混合物が
用いられる。これらの金属塩の添加量は下塗接着
剤層の0.05〜10重量%の範囲であることが望まし
い。
またアミン類としてはP―,m―,o―フエニ
レンジアミン、ベンジルアミン、アニリン、ジメ
チルアニリン、ジフエニルアミン、α―フチルア
ミンなどの芳香族アミン類、ジメチルアミン、ジ
メチルアミノプロピルアミン、n―ブチルアミ
ン、ジーn―ブチルアミン、ジエチルアミノプロ
ピルアミン、ヘキサメチルレンジアミン、ヘキサ
メチレンテトラミン、トリエチルアミン、ジイソ
プロピルアミン、トリエチレンテトラミン、など
の脂肪族アミン類などがあり、これらの化合物か
ら選ばれた1種または2種以上の混合物が用いら
れる。これらのアミン類の添加量は下塗接着剤層
の0.05〜10重量%の範囲で用いるのが望ましい。
本発明における下塗接着剤のビヒクル成分は重
合開始剤、紫外線、電子線照射によつて硬化する
重合性不飽和結合を有する樹脂組成物であればよ
く、代表的なものとしては例えば不飽和ポリエス
テル、不飽和エポキシ樹脂、ポリブタジエン系、
不飽和アクリル樹脂、不飽和シリコン樹脂、不飽
和フエノール樹脂、不飽和ビニル樹脂、ジアリル
フタレートプレポリマー、不飽和アルキド樹脂な
どがあげられ、必要があればこれらにビニル単量
体、飽和重合体、可塑剤などと併用して用いられ
る。
ビニル単量体としては、アクリル酸またはメタ
クリル酸、またはこれらと1〜4価アルコールと
のモノ、ジ、トリまたはテトラエステル類、スチ
レン、ビニルトルエンなどの芳香族系、酢酸ビニ
ル、ビニルエーテル類、アリル化合物などが使用
できる。また多塩基酸(たとえば無水フタル酸、
アジピン酸)とヒドロキシビニルモノマーとの反
応物も可能である。
本発明では、下塗接着剤層に遊離のNCO基を
含有させる必要があり、これは基材および研摩砥
材との密着性を著しく向上させる。NCO基の導
入はNCO基を有するイソシアネート化合物を添
加することによつて行なわれ、かかる化合物とし
ては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、
2.4―ジイソシアネート―1―メチルシクロヘキ
サン、2.6―ジイソシアネート―1―メチルシク
ロヘキサン、ジイソシアネートシクロブタン、テ
トラメチルレンジイソシアネート、o―mおよび
p―キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキ
シルメタンジイソシアネート、ジメチルジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネートおよびリジンジ
イソシアネート―アルキルエステルなどのような
脂肪族または脂環式イソシアネート。トリレン―
2.4―ジイソシアネート、トリレン―2.6―ジイソ
シアネート、ジフエニルメタン―4.4′―ジイソシ
アネート、3―メチルジフエニルメタン4.4′―ジ
イソシアネート、m―およびp―フエニレンジイ
ソシアネート、クロロフエニレン―2.4―ジイソ
シアネート、ナフタリン―1.8―ジイソシアネー
ト―3.3′―ジメチルジフエニル、1.3.5―トリイソ
プロピルベンゼン―2.4―ジイソシアネートおよ
びジフエニルエーテルジイソシアネートのような
芳香族ポリイソシアネート。また、これらのポリ
イソシアネートの過剰をエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロ
ールプロパン、グリセリン、プチレングリコー
ル、ヘキサングリコール、ペンタングリコール、
トリメチロールメタン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、
ペンタエリスリトールなどのポリヒドロキシ化合
物と反応させることによつて得られたポリイソシ
アネートなどである。またイソシアヌレート環を
含むポリイソシアネートやビユレツト基を含むポ
リイソシアネートなども使用できる。これらのイ
ソシアネート基の含有量(NCO=42)が接着剤
層中に0.05重量%以下ではその効果が期待でき
ず、又、10重量%以上では硬化不足あるいは重合
中あるいは後に発泡などが起こり、好ましくな
い。
本発明における下塗接着剤層は、重合開始剤、
重合促進剤および遊離NCO基を有するイソシア
ネート化合物を重合性不飽樹脂組成物(ビヒクル
成分)に加えてなるものであるが、該層の形成方
法としては、上記各成分の混合物を塗布する、
重合開始剤、イソシアネート化合物およびビヒ
クル成分の混合物と重合促進剤およびビヒクル成
分の混合物を2層以上に塗り重ねるなどがある。
これらの塗布方法はスプレー、2頭式スプレーガ
ン、カーテンフローコーター、2頭式カーテンフ
ローコーター、ロールコーター、静電塗装機など
で行なえる。また、下塗接着剤層の塗布量は30〜
600g/が好ましい。
下塗接着剤層表面に付着せしめる研摩砥材とし
ては天然品としてはダイヤモンド、エメリー、ス
ピネル、ザクロ石、ヒウチ石、粘土類、タルク、
微粒シリカなどがあり、人造品としては溶融アル
ミナ(コランダム)、炭化硅素(カーボランダ
ム)炭化ホウ素、その他の炭化物、酸化鉄、酸化
クロム、アルミナ等である。アルミナ質研削材と
しては、かつ色アルミナ質、白色アルミナ質、淡
紅色アルミナ質、解砕型アルミナ質、人造エメリ
ー研削材などがあり、炭化硅素質研削材としては
黒色炭化けい素質、緑色炭化けい素研削材があ
る。本発明ではこれらの研摩砥材として粒度の特
に大きな粗粒の研摩材を用いた場合でも容易に硬
化し、粒度の範囲は#8〜#220(JIS R6001に
よる)までが望ましく、特に#10〜#54の範囲の
ものを用いると本発明の効果が顕著である。必要
があればこれらの研摩砥材をビニルモノマー、重
合性接着剤中に浸してがんしんされてもよい。
砥材の下塗接着剤層への付着(散布)はモルタ
ルシリンガン、フルイ機等で容易に行なえ、また
手で散布してもよい。散布する量はその使用目的
によつて異なるが、一般には砥材が均一にしかも
緻密に付着させることが望ましい。
砥材を散布させた表面に塗布する上塗接着剤
は、砥材の固着を十分に行なうためのものであつ
て、下塗接着剤が未硬化の状態で塗布する必要が
ある。上塗接着剤としては、電子線または紫外線
の照射により硬化する重合性不飽和基を有する樹
脂組成物であつて、具体的には上記した下塗接着
剤におけるビヒクル成分が適用できる。さらに、
この上塗接着剤にもイソシアネート化合物、重合
開始剤、重合促進剤を添加してもよい。上塗接着
剤の塗布量は30〜700g/m2が好ましい。
本発明において、紫外線照射により硬化せしめ
る場合には、上記各接着剤中に光増感剤を添加し
ておく必要があり、光増感剤としては通常のもの
が使用できる。光増感剤の添加量は重合性接着剤
に対して0.1〜10重量%の範囲が望ましい。
紫外線の照射により接着剤を硬化させる場合に
は紫外線として500mμ以下の範囲の波長をもつ
光線が好適である。これらの紫外線発生装置とし
ては高圧水銀灯、低圧水銀灯、キセノンランプ等
が照射光線として最適である。
電子線を照射して接着剤を硬化させる場合に
は、電子線加速器としてコツククロフト型、コツ
ククロフトワルトン型、絶縁コア変圧器型、ダイ
ナミトロン型、高周波型およびリニアフイラメン
ト型などがあり、これから放出される50KeV〜
1000KeVの加速エネルギーをもつた電子線(好ま
しくは150KeV〜500KeVのエネルギーの電子線)
を接着剤に照射して硬化させるのが望ましい。
本発明における重合性接着剤に着色顔料、染
料、充てん剤、添加剤などを含有させてもさしつ
かえない。
本発明で製造した研摩材をさらに後加熱するこ
とは一向にさしつかえなく、例えば40℃〜150℃
位の温度で加熱すると、短時間に安定状態に到達
することができる。
本発明によれば、低エネルギーの電子線または
紫外線照射により容易に硬化するので従来に比べ
て設備コストが安価になり生産性が向上し、しか
も得られた研摩材の研さく性、耐脱粒性も良好な
ものであつた。
以下、製造例、実施例をあげて本発明を詳細に
説明する。
接着剤の製造法 無水フタル酸2モル、無水マレイン酸8モル、
プロピレングリコール10.5モル、アマニ油脂肪酸
0.5モルを常法により加熱縮合して不飽和ポリエ
ステルを得た。この不飽和ポリエステル550
部にスチレン450部を添加混合溶解して不飽和ポ
リエステルワニスを得た。この不飽和ポリエス
テルワニス910部、タケネートD―103(NCO
基含有量約13%,武田薬品社製)80部、メチルエ
チルケトンバーオキサイド10部を混合して接着剤
を得た。
接着剤の製造法 不飽和ポリエステルワニス910部、タケネー
トD―103 80部、ナフテン酸コバルト液10部を混
合して接着剤を得た。
接着剤の製造法 不飽和ポリエステルワニス900部、トリメチ
ロールブロパントリメタクリート100部、微粉シ
リカ20部を混合して接着剤を得た。
接着剤の製造法 エポン#1001(シエル化学社製)エポキシ基と
等当量のアクリル酸を反応させ不飽和エポキシ樹
脂を得た。この樹脂400部、スチレン100部、
エチレングリコールジアクリレート300部、メチ
ルメタクリレート100部、ブチレングリコールジ
メタクリレート100部と混合溶解して不飽和エポ
キシ樹脂ワニスを得た。この樹脂ワニス865
部、タケネートD―103、120部、過酸化ベンゾイ
ル10部、ジメチルアニリン5部を混合して接着剤
を得た。
接着剤の製造法 無水フタル酸4モル、無水マレイン酸6モル、
ネオペンチルグリコール9モル、ジエチレングリ
コール1.5モルを常法により加熱縮合して、不飽
和ポリエステルを得た。この不飽和ポリエステ
ル500部、スチレン400部、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート100部を混合して、不飽和ポ
リエステルワニスを得た。不飽和ポリエステル
ワニス900部、マイカ粉50部、スチレン30部、
t―ブチルパーオキシベンゾエート20部を混合し
て接着剤を得た。
接着剤の製造法 テトラヒドロ無水フタル酸2モル、無水フタル
酸2モル、フマル酸6モル、エチレングレコール
7モル、ネオペンチルグリコール3モルを常法に
より加熱縮合して不飽和ポリエステルを得た。
この樹脂550部とスチレン300部、1,6ヘキサ
ンジオールジメタクリレート150部とを混合溶解
して不飽和ポリエステルワニスを得た。この不
飽和ポリエステルワニス750部、タケネートD
―110N(武田薬品社製品、NCO%約11.5%)240
部、メチルエチルケトンパーオキサイド5部、ナ
フテン酸コバルト5部を配合し、混合して接着剤
を得た。(NCO基含有量約2.7%) 接着剤の製造法 不飽和ポリエステルワニス760部、タケネー
トD―103 210部、t―ブチルハイドロパーオキ
サイド10部、ベンゾイン20部を配合混合して接着
剤を得た。
接着剤の製造法 不飽和ポリエステルワニス760部、タケネー
トD―103 220部、ナフテン酸コバルト10部、ベ
ンゾイン10部を配合混合して接着剤を得た。
接着剤の製造法 不飽和エポキシ樹脂ワニス500部、不飽和ポ
リエステルワニス500部、スチレン100部を混合
して不飽和ワニスを得た。不飽和ワニス920
部、タケネートD―103 70部、ベンゾイルパーオ
キサイド10部を配合して接着剤を得た。
接着剤の製造法 不飽和ワニス990部にn―ブチルアミン10部
を混合して接着剤を得た。
接着剤の製造法 メタクリル酸メチル260部、アクリル酸エチル
50部、メタクリル酸グリシジル24部をキシレン中
で、重合開始剤を用いて加熱常法により重合さ
せ、ついでメタクリル酸14.5部を加えて付加反応
を行なつた後、キシレンを除去して不飽和アクリ
ル樹脂を得た。この樹脂100部にトリレンジ
イソシアネート26部、トリメチロールプロパント
メタクリレート80部、ブチレングリコールジアク
リレート40部を配合してワニスを製造した。こ
のワニス中のNCO基含有量は約5%であつた。
実施例 1 基材(加工紙)の上に接着剤をカーテンコー
ターにより160g/m2の塗布量で塗り、ついでウ
エツトオンウエツトで接着剤をカーテンコータ
ーで160g/m2塗布した。ついで、人造コランダ
ム#16の研摩材を散布し、接着剤をカーテンコ
ーターで300g/m2塗布した。これに300KVの電
子線(電流値45nA)を15Mrad照射して接着剤を
硬化させた。
実施例 2 基材(加工紙)の上に接着材をロールコータ
ーにより100g/m2の塗布量で塗布し、さらにウ
エツトオンウエツトで接着剤をカーテンフロー
コーターにより100g/m2の塗布量で塗布した。
人造コランダム#46を散布し、接着剤をカーテ
ンコーターにより、170g/m2の塗布量で塗布
し、300KVの電子線(60mA)を12Mrad照射し
た。ついで、100℃、40分加熱して研摩材を得
た。
実施例 3 基材(加工紙)に接着剤をロールコーターに
より、130g/m2の塗布量で塗布し、さらに接着
剤をウエツトオンウエツトでカーテンコーター
により130g/m2の塗布量で塗布し、さらにウエ
ツトオンウエツトで、カーテンコーターにより接
着剤を140g/m2の塗布量で塗布した。研摩材
(人造コランダム)#10を散布し、ウエツトオン
ウエツトで接着剤をカーテンコーターで塗布量
400g/m2で塗布した。ついで500KVの電子線を
15Mrad照射(20mA)し、80℃、60分後加熱して
研摩材を得た。
実施例 4 基材(加工紙)に接着剤をスプレーにより、
塗布量220g/m2となるように塗布し、#80の人
造コランダムの研摩材を散布した。ついでウエツ
トオンウエツトで接着剤をカーテンコーターに
より、塗布量230g/m2となるように塗布し、
300KVの電子線(45mA)を12Mrad照射し、その
後60℃、30分加熱して研摩材を得た。
実施例 5 基材(加工紙)の上に接着剤をカーテンコー
ターにより塗布量120g/m2で塗布し、ウエツト
オンウエツトで接着剤をカーテンコーターによ
り140g/m2塗布した。その上に人造コランダム
#20の研摩材を散布し、ウエツトオンウエツトで
接着剤をカーテンコーターにより270g/m2
布した。ついで300KVの電子線(45mA)を
15Mrad照射して、120℃、15分加熱して研摩材を
得た。
実施例 6 加熱紙の上に接着剤をスプレーにより、240
g/m2塗布量で塗布した。人造コランダムの粗粒
#24を散布し、ウエツトオンウエツトで接着剤
を、塗布量240g/m2で塗布した。これに800KV
の電子線(60mA)を12Mrad照射して、50℃、80
分加熱して研摩材を得た。
実施例 7 基材(加工紙)の上に接着剤をカーテンコー
ターにより、塗布量170g/m2で塗布した。ウエ
ツトオンウエツトで接着剤をカーテンコーター
により、塗布量160g/m2でカーテンコーターに
より塗布した。人造コランダムの粗粒#14を散布
し、接着剤をカーテンコーターにより塗布し
た。(塗布量220g/m2)これに高圧水銀灯
(80W/cm)で2秒間照射して研摩材を得た。
実施例 8 加工紙の上に接着剤をロールコーターによ
り、塗布量80g/m2で塗布し、ウエツトオンウエ
ツトで接着剤をカーテンコーターにより80g/
m2の塗布量で塗布した。研摩材粗粒(カーボラン
ダム)#60を散布し、ウエツトオンウエツトで、
接着剤をカーテンコーターにより、塗布量140
g/m2で塗布し、300KVの電子線を13Mrad照射
した。さらに100℃、40分加熱して研摩材を得
た。
実施例 9 加工紙の上に接着剤をカーテンコーターによ
り70g/m2の塗布量し、ウエツトオンウエツト
で、接着剤をカーテンコーターにより、70g/
m2の塗布量で塗布した。アルミナ質粗粒研摩材
#80を散布し、ウエツトオンウエツトで接着剤
をカーテンコーターにより、130g/m2の塗布量
で塗布した。300KVの電子線(45mA)を14Mrad
照射して研摩材を得た。
実施例 10 加工紙の上に接着剤をロールコーターにより
50g/m2の塗布し、ウエツトオンウエツトで接着
剤をカーテンコーターにより、塗布量60g/m2
となるように塗布し、粗粒研摩材(アルミナ質研
削材)#90を散布し、ウエツトオンウエツトで上
塗用接着剤をカーテンコーターにより、塗布量
110g/m2で塗布し、300KVの電子線(45mA)
を15Mrad照射し、その後100℃、15分後加熱し
た。
実施例 11 加工紙の上に接着剤を塗布量30g/m2となる
ようにロールコーターによつて塗布し、ウエツト
オンウエツトで接着剤をカーテンコーターによ
り塗布量50g/m2で塗布した。粗粒研摩材(アル
ミナ質、#120)を散布し、上塗用接着剤をカ
ーテンコーターにより、塗布量80g/m2で塗布
し、200KV(80mA)の電子線を13Mrad照射し、
70℃、80分後加熱を行なつて研摩材を得た。
実施例 12 加工紙の上に下塗として接着剤を塗布量30
g/m2となるようロールコーターで塗布し、ウエ
ツトオンウエツトで塗布量40g/m2となるようカ
ーテンコーターにより接着剤を塗布した。粗粒
研摩材(アルミナ質#150)を散布し、ウエツト
オンウエツトで上塗として接着剤をカーテンコ
ーターにより、塗布量50g/m2で塗布した。これ
に150KVの電子線(6mA)を15Mrad照射し、140
℃、10分後加熱を行なつた。
実施例 13 加工紙の上に下塗として接着剤をロールコー
ターにより、塗布量20g/m2で塗布した。ウエツ
トオンウエツトで、カーテンコーターにより上塗
として接着剤を塗布量40g/m2で塗布し、粗粒
研摩材(アルミナ質、#180)を静電散布し、ウ
エツトオンウエツトで、カーテンコーターによ
り、上塗接着剤を塗布量50g/m2で塗布し、
150KV(10mA)の電子線を13Mrad照射し、50
℃、30分加熱を行ない研摩材を得た。
実施例 14 基材(布)に下塗として接着剤をロールコー
ターにより、20g/m2の塗布量で塗布し、下塗と
した接着剤をスプレーにより、20g/m2の塗布
量でウエツトオンウエツトで塗布した。粗粒研摩
材(アルミナ質#220)を静電散布し、ウエツト
オンウエツトで上塗接着剤をスプレー塗布し
た。(塗布量30g/m2)150KVの電子線(6mA)
を14Mrad照射して研摩材を得た。
実施例 15 加工紙に下塗用接着剤としてをカーテンコー
ターにより、塗布量140g/m2で塗布し、ウエツ
トオンウエツトで下塗用接着剤を、カーテンコ
ーターにより、塗布量140g/m2で塗布した。つ
いで粗粒研摩材(アルミナ質、#20)を1%のt
―ブチルパーオキシベンゾエートを含有するメチ
ルメタクリレートの中に浸せきさせ、(10時間)
これをとり出して、下塗接着剤の上に散布した。
ウエツトオンウエツトで、上塗接着剤をカーテ
ンコーターにより、塗布量280g/m2で塗布し
た。300KVの電子線(45mA)を15Mrad照射し
て、100℃、40分加熱して、研摩材を得た。
実施例 16 加工紙に下塗接着剤をカーテンコーターによ
り、塗布量120g/m2で塗布し、ウエツトオンウ
エツトで、下塗接着剤をカーテンコーターによ
り、塗布量120g/m2で塗布した。粗粒研摩材
(アルミナ質、#30)を1%のメチルエチルケト
ンパーオキサイドを含有するトリメチロールプロ
パントリメタクリートに1時間しんせきし、これ
をとり出して、上記塗接着剤の上に散布した。つ
いでウエツトオンウエツトで上塗接着剤をカー
テンコーターにより、塗布量280g/m2で塗布
し、300KV(60mA)の電子線を10Mrad照射し、
80℃、50分加熱して研摩材を得た。
これらの実施例で得られた研摩材を用いてデイ
スクサンダーで研摩(回転数2800rpm)したとこ
ろ砥粒が脱落することなく良好な研削性を示し
た。
比較例 実施例1〜16において使用した各接着剤からイ
ソシアネート化合物および重合促進剤を除いたも
のを用いて、実施例と同様の条件で塗布、硬化せ
しめて研摩材を製造した。このものを用いてデイ
スクサンダーでL型鋼(回転数2800rpm)したと
ころ、硬化が不十分なために、砥粒が脱落して十
分な研摩が行なわれなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 研摩材用基材に下塗接着剤層を形成せしめ、
    その表面に研摩砥材を付着せしめ、次いで上塗接
    着剤を塗布したのちに電子線または紫外線の照射
    により硬化させてなる研摩材の製法であつて、上
    記下塗接着剤層中には重合性不飽和結合を有する
    樹脂組成物、ビニル単量体、重合開始剤、重合促
    進剤および0.05〜10重量%NCO基をイソシアネ
    ート化合物により含有せしめたものであり、かつ
    照射する電子線が50〜1000Kev、または紫外線の
    波長が500mμ以下であることを特徴とする研摩
    材の製法。
JP3430377A 1977-03-28 1977-03-28 Method of manufacturing abraisives Granted JPS53119491A (en)

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