JPS61241438A - 燃料噴射弁の制御方法および装置 - Google Patents

燃料噴射弁の制御方法および装置

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JPS61241438A
JPS61241438A JP8143285A JP8143285A JPS61241438A JP S61241438 A JPS61241438 A JP S61241438A JP 8143285 A JP8143285 A JP 8143285A JP 8143285 A JP8143285 A JP 8143285A JP S61241438 A JPS61241438 A JP S61241438A
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fuel injection
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和英 渡辺
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猪頭 敏彦
Yasuyuki Sakakibara
榊原 康行
Masahiro Takigawa
滝川 昌宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関における燃料噴射弁の制御方法ならび
に装置に関し、特に電歪式アクチュエータの伸縮作用に
よって弁の開閉が行われ、それによって所定の燃料が噴
射される燃料噴射弁の制御方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、この種の燃料噴射弁を用いた内燃機関は例え
ば第13図に示されるように構成されている。
すなわち第13図において、1は電歪式アクチュエータ
2によって駆動されて開閉する噴射弁である。該噴射弁
1はディーゼル機関5の筒内にノズルから燃料を噴射す
るように該ディーゼル機関5に取り付けてあり、この噴
射弁1にはアキュームレータ32から高圧の燃料が供給
されている。
このアキュームレータ32には内燃機関によって駆動さ
れる高圧ポンプ31から、例えば200ky / ct
Aの燃料圧が供給され蓄圧されている。
次に第14図は、該噴射弁1の側断面図である。
電歪式アクチュエータ2は制御回路4によって印加電圧
が制御されており、その印加電圧が一200Vのときに
噴射弁1は開弁して噴口116から内燃機関の筒内に燃
料を噴射し、また、印加電圧が+500Vのときに噴射
弁1は閉弁して燃料噴射を停止する。
第14図において、噴射弁1は電歪式アクチュエータ2
の伸縮により動作する。電歪式アクチュエータ2は電歪
効果を有する薄い円盤状の圧電素子を積層したものであ
る。たとえば圧電素子としてPZTと称されるチタン酸
ジルコン酸鉛を焼結したセラミックを用い、その直径を
151m、厚さを0.5 wrとした場合、厚さ方向に
500V印加すると約0.5μm伸長し、逆に、−20
0V印加すると約0.5μm収縮する。従って、このよ
うな素子を100枚積層すれば、100倍の伸縮が得ら
れる。
電歪式アクチュエータ2の各圧電素子の両面には銀電極
が形成されており、その1つはリード線201に接続さ
れ、他の1つは接地されている。
リード線201はグロメット101を介してケーシンン
グアッパ102を貫通して外部へ取出されて制御回路4
に接続されている。電歪式アクチュエータ2の伸縮動作
はピストン104に直接伝達され、この結果、ピストン
104は上下往復運動を行う。
ピストン104はケーシングアッパ102内のシリンダ
103内を摺動し、ポンプ室105の容積を拡大および
縮小してポンプの作用を行う。ポンプ室105内には電
歪式アクチュエータの収縮方向にピストン104を付勢
する皿ばね106が設けられている。これにより、電歪
式アクチュエータ2の伸長力に比べて弱い収縮力を補っ
ている。
ポンプ室105は円盤状のディスタンスピース107を
介してノズルボディ110のニードルシリンダ111内
に導通している。ニードルシリンダ111内にはノズル
ニードル113が摺動可能に収納されており、このノズ
ルニードル113の上端面にポンプ室105の圧力が作
用する。
ディスタンスピース107の軸方向には導通孔108が
設けられており、これにより、ポンプ室105とニード
ルシリンダ111とが導通している。
ノズルニードル113の中央部より下部は外径が細くな
っている。ノズルニードル113の上端部はフラット面
であり、ノズルニードルが上方へ移動した時、ディスタ
ンスピース107の下端面と密着するようになっており
、このとき導通孔108は閉じられるようになっている
。ノズルニードル113の上部はニードルシリンダ11
1内を摺動するようになっているが、外周上の一部が二
面幅のように削られており、わずかながらクリアランス
112を有している。ノズルニードル113の下端部は
テーパー状になっており、ノズルボデー110のシート
面115と密着すムようになっているため、ノズルニー
ドル113が下方に移動した時には、噴口116は閉じ
られ、ノズルニードル113が上方へ移動した時には噴
口116は開かれる。
ニードルシリンダ111の中央部には、リング状に拡大
した燃料だまり114が設けられており、この燃料だま
り114は、燃料通路118に導通している。燃料通路
118は、ノズルボデー110、ディスタンスピース1
07およびケーシングアッパ102を貫通している。
上述のケーシングアッパ102、ディスタンスピース1
07およびノズルボデー110は同径であって、この順
序で積み重ねられ、そして、袋状のケーシングロア12
0によって軸方向に押圧されて固定される。このとき、
ケーシングロア120の雌ねじはケーシングアッパ10
2の雄ねじにねじ込まれる。さらに、ケーシングロア1
20の外周に雄ねじ121が形成されており、これによ
り、ディーゼル機関5に固定することができる。
なお、119は0リング、109はノックピン、117
はケーシングアッパ102に設けられた燃料入口である
次に、第14図の燃料噴射弁の動作を説明する。
始めに、電歪式アクチュエータ2に+500Vを印加す
ると、電歪式アクチュエータ2は伸長し、従って、ポン
プ室105の容積は縮少してこの中の燃料圧は高くなる
。この高□圧はノズルニードル113の上端面に作用し
てノズルニードル113をニードルシリンダ111の下
端面に押圧させる。
この結果、噴口116は閉じて燃料噴射は行われない、
このとき、燃料だまり114には燃料通路118を介し
てアキュムレータ32によって200kg / dの燃
料が供給されており、この燃料圧はノズルニードル11
3のクリアランス112を介してノズルニードル113
の上端面全体に作用するので、ノズルニードル113の
下端のテーパ面はニードルシリンダ111のシート面1
15に密着し続ける。
上述の状態において、電歪式アクチュエータ2に一20
0vの電圧を印加すると、電歪式アクチュエータ2は収
縮し、従って、ポンプ室105の容積が拡大する。この
結果、ノズルニードル113は上方に吸い上げられる。
このとき、ノズルニードル113のクリアランス112
を介して燃料だまり114の燃料も吸引されるが、ノズ
ルニードル113がニードルシリンダ111の下端に密
着しているときのノズルニードル113の上端とディス
タンスピース107の下端との距離は大体0.2Nであ
り且つクリアランス112の通路面積はわずかであるた
め、クリアランス112を介して吸引される燃料量は無
視できる。さらに、このとき、ノズルニードル113の
上端面がディスタンスピース107の下端面に密着すれ
ば、導通孔108は閉じられる。従って、この状態では
、ノズルニードル113の下面全体に200 kg/J
の燃料圧が作用するので、ノズルニードル113の上端
面はディスタンスピース107の下端面に密着し続け、
この間、噴口116から燃料噴射が行われる。
第14図に戻り、制御回路4には4個のセンサ51〜5
4からそれぞれ信号Ss、〜SS4が入力されている。
センサ51は例えばマグネ、トピックア、プ等を用いた
角度センサであって、内燃機関の回転速度Nt (rp
m)に対応した角度信号SSIを発する。
この角度センサ51はエンジン・クランクシャフトの1
72の回転に同期して1回転するシャフト55に装着さ
れたシグナルプレート56の近傍に配置され、該シグナ
ルプレート56の外周部に刻設された突起部57を検出
してシグナルプレートの1回転あたり720個のパルス
からなる角度信号SS+を発生するものであり、この角
度信号SS+の1パルスはエンジン・クランクシャフト
の1’CAの回転に対応している。
センサ52は例えばマグネットピックアップ等を用いた
基準センサであり、上記のシグナルプレート56に設け
られた1個の突起部58を検出し、基準信号SSZを発
生する。この基準信号ss!は基準位置、例えば本実施
例では内燃機関の圧縮上死点前30@CAに発生される
ようになっており、そのための適当な位置に突起部58
が設けである。
センサ53は例えばアクセルペダル59と連動するポテ
ンショメータを用いた負荷センサであり、アクセルペダ
ルの開度θ(deg)に対応した電圧の信号SS2を発
生する。
センサ54はサーミスタ等を用いた温度センサであり、
内燃機関のウォータジャケットに設置されており、内燃
機関の冷却水の温度T(@K)に対応して抵抗値が変化
して信号SSaを発生する。
なお、この温度センサ54は該冷却水の代わりに吸入空
気の温度を検出する構成となっていてもよい。
制御回路4は、内燃機間の回転速度Nt1アクセル開度
θ、冷却水温Tにそれぞれ相当する各センサ51,53
.54からの出力信号S Si  S 113.4に基
づいて適正なる噴射燃料量(1(g/st)を計算し、
該燃料量qを噴射するために必要な噴射時間τ(μ5e
c)を計算する。同時に適正なる燃料噴射開始時期を計
算して、その時期の到来を回転速度センサ51および基
準位置センサ52により判断し、その噴射開始時期に電
歪式アクチュエータ2に所定の電圧を印加して噴射弁1
を開弁する。
上記構成における燃料噴射の従来例を第15図に示す。
この場合噴射率(単位時間当りの噴射量)は、噴口11
6の面積と燃料供給圧力(200kg / cal )
で決まってしまい常に二定の値である。
この点を更に詳細に説明すると、第16図はノズルニー
ドル113のリフト量に対する噴射量の関係を示したグ
ラフである。同時にリフト量は電歪式アクチュエータの
印加電圧に対応していることも示しているリフト量が小
さい領域では、通路面積がシート部で制限されるためリ
フト量に比例して噴射量が増加していく。さらにリフト
量を大きくしていき、0.15mを越えると通路は噴口
116の開口面積で制限されるため噴射率は一定となる
。そして上記従来例においてはフルリフト0.2鶴のと
ころで使用されている。
また第17図は、従来より用いられていた電歪式アクチ
ュエータ駆動回路であり、その構成作動について説明す
る。噴射信号が“1”レベルになると(第18図(A)
) 、それに同期してトリガ発生回路490から第2ト
リガ信号が発生しく第18図(B)) 、第2サイリス
タ492を導通させる。電歪式アクチュエータ2の電圧
が+500■であったとすると、コイル494と電歪式
アクチュエータ2の容量分とで直列共振を起こし、電歪
式アクチュエータ2の電圧は負電圧まで振れる。
損失がなければ−5oovまで振れるはずであるが、実
際には一200V程度である。(第18図(D))電歪
式アクチュエータ2の電圧が+500vから−200V
まで低下したことにより電歪式アクチュエータ2は収縮
し、ポンプ室105の圧力低下によりノズルニードル1
13がリフトし噴口116から燃料を噴射する。(第1
8図(E))次に、噴射信号が“0”レベルになるとこ
れに同期してトリガ発生回路490から第1トリガ信号
が発生しく第18図(C))第1サイリスタ491を導
通させる。これによりコイル493と電歪式アクチュエ
ータ2とで直列共振を起こし、電源495(350V)
から電流が供給され電歪式アクチュエータ2の電圧は+
500vまで上昇する。(第18図(D))これにより
電歪式アクチュエータ2は伸長し、ポンプ室105の圧
力が上昇しノズルニードル113を下方へ押し下げ噴口
116は閉じられるため燃料噴射を停止する。(第18
図(E))このように従来の駆動回路は、電源電圧の約
2倍の振幅の電圧を電歪式アクチュエータ2に供給でき
るという優れたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来例においては第18図(E)に示
されるようにその噴射率は一定(矩形波状)にしかなら
ず、換言すれば低速低負荷時でも高速高負荷時でも同じ
噴射率で噴射することになる。
一般に、高速高負荷時の出力を引きだすためは噴射期間
に制限があることから、噴射率は高速高負荷時に適正と
なるようにマツチングさせる。したがって、低速低負荷
時に対しては該噴射率が高くなりすぎ、短時間で噴射が
終わってしまい、そのために騒音、エミッションが悪化
するという問題点を生ずる。これを回避する対策として
、噴射を2回以上に分けて行なういわゆるバイロフト噴
射を行なえば効果があることは既に知られているが、こ
の場合にも前述の噴射弁1の最小噴射量が、適正なパイ
ロット噴射量(約1m″)以下でないと制御できないこ
とになり、したがって極めて短時間で応答することが要
求されるという問題点が残される。
本発明は、この点に鑑み、電歪式アクチュエータの収縮
量を2段階に制御し、ノズルニードル113のリフト量
を微小とフルとに制御し、もって噴射率を可変とするこ
とで噴射期間を長くし主に低回転低負荷時の騒音、振動
、エミッションの改善を計ることを目的とするものであ
る。
さらに本発明においては、それほど高速応答が必要でな
くなるため、安定に噴射する領域を使用でき調量精度も
向上することになる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の一形態によれば、電歪式アクチュエータの収縮
量に応じてノズルニードルをリフトさせ所定の燃料を噴
射するようにした燃料噴射弁の制御方法であって、該燃
料の噴射信号としてパイロット噴射信号とメイン噴射信
号とを用い、該パイロット噴射信号にもとづく該電歪式
アクチュエータに対する印加電圧によっては該ノズルニ
ードルのリフト量をフルリフト時より低減させ、該メイ
ン噴射信号にもとづく該電歪式アクチュエータに対する
印加電圧によって該ノズルニードルをフルリフトさせる
ようにして、異なる噴射率での燃料噴射を行わせるよう
にした燃料噴射弁の制御方法が提供される。
また本発明の他の形態によれば、電歪式アクチュエータ
の収縮量に応じてノズルニードルをリフトさせ所定の燃
料を噴射するようにした燃料噴射弁の制御装置であって
、該電歪式アクチュエータを充電するために直流電源と
該電歪式アクチュエータとの間に直列に設けられた第1
の電流制限素子(例えば第1のコイル)および第1のス
イッチ素子(例えば第1のサイリスタ)と、該電歪式ア
クチュエータの電荷を放電するために該電歪式アクチュ
エータの両端間に直列に設けられた第2の電流制限素子
(例えば第2のコイル)および第2のスイッチ素子(例
えば第2のサイリスタ)と、該電歪式アクチュエータの
電荷の一部を抜くためのコンデンサと、該電歪式アクチ
ュエータと該コンデンサとの間に直列に設けられた第3
の電流制限素子(例えば第3のコイル)および第3のス
イッチ素子(例えば第3のサイリスタ)と、該コンデン
サの電圧を所定の電圧になるように制御する回路とから
なり、該電歪式アクチュエータに対する印加電圧を変化
させて異なる噴射率での燃料噴射を行わせるようにした
燃料噴射弁の制御装置が提供される。
〔作 用〕
上記構成の制御方法によればパイロット噴射信号とメイ
ン噴射信号とによって電歪式アクチュエータへの印加電
圧を異なる値に制御して低噴射率の噴射と高噴射率の噴
射すなわちノズルニードルフルリフト時の噴射とが行わ
れる。
その場合、上記構成の制御装置によれば該第3のスイッ
チ素子を閉じて電歪式アクチュエータに充電された電圧
を該コンデンサの電圧まで下げ(この特低噴射率の噴射
が行われる)、次に第2のスイッチ素子を閉じて該電歪
式アクチュエータの印加電圧を更に低下させて該ニード
ルリフトをフルリフトさせ(この特高噴射率の噴射が行
われる)、更に噴射終了時には第1のスイッチ素子を閉
じて再び該電歪式アクチュエータを充電する。
このようにして電歪式アクチュエータの印加電圧を変化
させてその収縮量を変え、異なる噴射率での噴射が行わ
れる。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかる燃料噴射弁制御装置に用いられ
る駆動回路47の1実施例を示すもので、477は35
0vの高電圧電源、478は前記高電圧電源477に並
列に接続された大容量のコンデンサで、電歪式アク・チ
ェエータ2を駆動する際に必要な過渡的な大電流を供給
する。471は第1サイリスタで、そのゲート入力には
、後述のトリガ発生回路43より第1トリガ信号が接続
されている。474はインダクタンスを有する第1のコ
イルである。コンデンサ478、第1サイリスタ471
、第1コイル474、電歪式アクチュエータ2は各々直
列に接続されている。475は同じく第2のコイルであ
る。472は第2サイリスタで、そのゲート入力にはト
リガ発生回路43からの第2トリガ信号が接続されてい
る。電歪式アクチュエータ2、第2コイル475、第2
サイリスタ472もまた各々直列に接続されている。
476は第3のコイル、473は第3サイリスタで、そ
のゲート入力にはトリガ発生回路43から第3トリガ信
号力j接続されている。479は電歪式アクチュエータ
2の電荷を所定の量だけ抜きとるためのコンデンサで、
その静電容量は電歪式アクチュエータ2の約3倍にしで
ある。電歪式アクチュエータ2、第3のコイル476、
第3サイリスタ473、コンデンサ479もまた図のよ
うに各々直列に接続されている。480はコンデンサ4
79の電圧を制御するためのトランジスタで電流制限用
抵抗481を介してコレクタがコンデンサ479の高圧
側に接続されている。トランジスタ480のエミッタは
接地されている。484はオペアンプでその出力は抵抗
485を介してトランジスタ480のベースに接続され
ている。オペアンプ484の非反転入力は抵抗482.
483により分圧されたコンデンサ479の高圧が接続
されている。オペアンプ484の反転入力には基準電圧
vlIが端子486を介して印加されている。
次にトリガ発生回路43について説明する。第2図はト
リガ発生回路43の回路図である。パイロット噴射信号
およびメイン噴射信号がそれぞれ端子431および43
2を通して入力されており、パイロット噴射信号の立上
りで第1ワンシヨツトマルチ436がトリガされる。百
出力に、コンデンサ441、抵抗442で決まるパルス
幅(約30μs)の“0”レベルの信号が出力される。
この信号は抵抗445,451を介してトランジスタ4
48のベースに接続されている。トランジスタ448の
エミッタは電源に接続されており、コレクタはパルスト
ランス454の1次側に接続されている。第1ワンシヨ
ツトマルチ436のζ出力が“0”レベルのとき、トラ
ンジスタ448が導通し、パルストランス454の1次
側に電流が流れ、2次側に信号が発生する。この信号は
グイオ−ド463.抵抗464を介して第3サイリスタ
473のゲート入力に接続される。抵抗465、コンデ
ンサ466はノイズ防止用である。メイン噴射信号の立
上りで第2ワンシツツト435がトリガされ、同様な回
路により第2サイリスタ473のゲート入力に第2トリ
ガ信号が供給される。パイロット噴射信号とメイン噴射
信号は2人力ORゲート433により論理和がとられ第
3ワンシツツトマルチ434に入力される。この信号の
立下りに同期して、すなわちパイロット噴射信号の立下
りとメイン噴射信号の立下りに同期して第1サイリスタ
471のゲート入力にトリガ信号が供給される。
次にバイロフト噴射信号、メイン噴射信号の発生回路に
ついて説明する。第3図にコンピュータ部の構成を示し
た。411は入力インターフェースで、負荷センサ53
からのアクセル開度に対応した電圧およ、び、温度セン
サ54からの水温に対応した電圧をAD変換してパスラ
イン415に接続する。さらに基準センサ52と角度セ
ンサ51からの信号によりエンジン回転数を計数し、パ
スライン415に接続する。412はCPUで、前記入
力インターフェース411からのデータをとりこみ、各
種データおよびプログラムを格納したROM413に従
い演算を行なう。414はCPU412の演算に用いる
RAMである。415はパスラインで、入力インターフ
ェース411等各種構成回路間でデータをやりとりする
経路である。
416は出力インターフェースで、前記CPU412の
演算した噴射信号のデータがセットされると、所定のカ
ウント動作を行ない、定められたタイミングでパイロッ
ト噴射信号およびメイン噴射信号を出力する。
以上の構成による作動について説明する。説明の都合に
より第1図において、コンデンサ479の電圧は325
vに充電されており、電歪式アクチュエータ2の電圧は
500vであるとする。このため電歪式アクチュエータ
2は伸張し噴射は停止している。パイロット噴射信号の
立上りで第3トリガ信号が発生しく第4図(C)) 、
第3サイリスタ473が導通する。電歪式アクチュエー
タの電圧は5oovであり、コンデンサ448の電圧は
325vであるから、第3コイル476を介して電歪式
アクチュエータ2からコンデンサ479へ電流が流れる
。電歪式アクチュエータ2およびコンデンサ479は容
量性であり、第3コイル476は誘導性であるため、直
列共振を起こし、回路には正弦波状の電流が流れ、その
電流値が0となった時点で第3サイリスタ476は転流
して非導通となる。このとき、電歪式アクチュエータ2
の電圧は、コンデンサ479の容量が無限大で、回路の
損失がなければ+150vまで下がることになるが、実
際にはコンデンサ479は電歪式アクチュエータ2の3
倍の容量であるし、その電圧も電流が流れるにつれて上
昇するため、最終的には電歪式アクチュエータの電圧は
325Vに(第4図(F)) 、コンデンサ479の電
圧は380V程度になる(第4図(G))。したがって
、電歪式アクチュエータ2の電圧は175■電圧が減少
したことになり、この電圧の減少分に対応した収縮を生
じる。第16図よりこのときのインジェクタ1のニード
ルリフト量はフルリフトの1/3となり、噴射量も1/
3となる(第4図(H))。
この噴射量特性を第5図に示す。応答性の制約からリフ
ト量0.2 Mでは最小噴射量が3m”であったのがリ
フト量0.05mにすると最小噴射量として1w″を噴
射することができる。これを実現するには電歪式アクチ
ュエータ2の印加電圧を制御し収縮量を細かく制御する
必要があるが、本発明によってこれを実現することが可
能となる。
次に所定のパイロット噴射量(例えば1鶴3)に対応し
た時間τp(例えば100μ5ec)経過後、パイロッ
ト噴射信号は“0″レベルに立下る(第4図(A))、
、これに同期して第1トリガ信号が発生しく第4図(D
)) 、第1サイリスタ471が導通する。そして電源
から第1コイル474を介して電流が流れ、電歪式アク
チュエータは再び+500Vまで充電されるため(第4
図(F))、最初の長さまで伸長し、ノズルニードル1
13を押し下げ噴射は停止する(第4図(H))。次に
所定のパイロット噴射とメイン噴射との間隔τd経過後
、今度はメイン噴射信号が“1”レベルとなる(第4図
(B))。これにより第2トリガ信号が発生しく第4図
(E))第2サイレスタ472が導通する。このため電
歪式アクチュエータ2、第2コイル475から成る直列
共振回路が形成され、電歪式アクチュエータ2の電圧は
一200vまで低下する(第4図(F)’)、第16図
よりこのとき、ノズルニードル113はフルリフト(0
,2鶴)シメイン噴射を行なう。メイン噴射量はメイン
噴射信号の“1”レベルの時間τmで決定される。メイ
ン噴射信号の立下りに同期して、第1トリガ信号が発生
しく第4図(D))第1サイリスタ471が導通ずる。
そして先と同様にして電歪式アクチュエータ2に+50
0vが印加され伸長するため、ノズルニードル113を
押し下げ噴射を終了する(第4図(H))。ところで、
コンデンサ479は380vに充電されているため、こ
のままでは次回のパイロット噴射量の噴射量はさらに少
なくなってしまう。最初に説明したように325vにし
てやる必要がある。その作動について以下説明する。コ
ンデンサ479の電圧(380V)は抵抗482.48
3により例えば1 /100に分圧されてオペアンプ4
84の非反転入力に接続されている0反転入力には基準
電圧V、が接続されており、この電圧が3.25 Vで
あるとすると、オペアンプ484の出力は高くなり抵抗
485を介してトランジスタ480を導通させる。した
がりて、コンデンサ479の電荷は電流制限抵抗481
を介して放電され、コンデンサ479の電圧は低下して
いく。この電圧が325vまで低下するとオペアンプ4
84の出力は低くなりトランジスタ480はカットオフ
し、それ以上電圧は低下しなくなる。すなわち、基準電
圧VmX100倍の電圧値に制御されることになる。電
流制限抵抗481の抵抗値を100Ω、コンデンサ47
9の容量を3μFとすると、放電に要する時間は300
μsec以下ですみ、次の噴射行程までにはコンデンサ
479の電圧は元の325vになっており、毎回安定し
たパイロット噴射を実現することができる。
パイロット噴射信号、メイン噴射信号の演算は前述の演
算回路41 (第3図)で行なう、入力インターフェー
ス411より、エンジン回転数N!、およびアクセル開
度θ、水温Tを読みこみ、予め台上試験で求めROM4
13に記憶しておいたマツプから所定のエンジン条件に
おける、パイロット噴射時期θp、パイロット噴射期間
τp、パイロット−メイン噴射間隔τd、メイン噴射期
間τ曽を計算する。これらの値を出力インターフェース
416に出力する。出力インターフェース416は基準
信号、角度信号、基準クロック信号により所定のタイミ
ングでパイロット噴射信号、メイン噴射信号を出力する
以上説明したように、電歪式アクチュエータの電荷を、
一定の初期電圧値に制御されたコンデンサ479に放電
させることにより、電歪式アクチュエータの伸縮量を従
来に比べて少ない量に制御することが可能となるため、
インジェクタの噴射動作をパイロット噴射とメイン噴射
という流量の異なる2段階に切り替えることができ、と
くにパイロット噴射では、従来できなかった微小量の噴
射を安定に高精度に行なえるという優れた効果がある。
次に本発明の他の実施例について説明する。先の実施例
では基準電圧v1は例えば3.25 V一定であったが
、この電圧を変えることで、噴射率を連続的に変化させ
ることができる。第6図は基準電圧vllを変えたとき
の噴射率の関係を示したグラフである0本来、vlIを
O■にすれば噴射率は従来のフルリフトと同じレベル(
Aで示した部分)になるはずであるが、コンデンサ47
9の容量が無限大でないため、2/3ぐらいにしかなら
ない。
基準電圧が2.5v以上では、はぼリニアに噴射率を制
御できる。したがって、この部分を使うことにより、基
準電圧vlIによりインジェクタの噴射率を制御するこ
とができる。本実施例の駆動回路は第1図のものと同じ
であるが、演算回路は第3図とは異なっており、第7図
に示したようにDA変換回路417により基準電圧■8
を発生するようになっている。第7図においてDA変換
回路417はパスライン415に接続されており、CP
U412の演算した噴射率に応じた基準電圧Vlを出力
する。
制御方法について説明する。上述したようにエンジンが
高回転時には出力の向上を図るために所定の最大噴射量
(30m”とする)をある限られた噴射期間(30°C
A)以内に噴射してやらなければならない。この制約の
ために、インジェクタの噴射率は最高回転時(5000
rpm)の最大噴射量時にあわせてあり、そのために低
速時には噴射期間が短かくなりすぎあるいは最小噴射量
の下限がパイロット噴射をやるには大きすぎるという問
題があるが、本実施例によれば、高速時には従来通りフ
ルリフトにより最大噴射率で噴射を行なうが、低速時に
は噴射率をエンジン回転数に応じて下げてやり、緩慢な
燃焼を行なわせることで騒音振動の低減を図ることがで
きる。
今、エンジンの要求する最大噴射量を30m”とし、こ
の噴射量を30sCA以内に噴射することを考える。噴
射量をq(fi3)、噴射率をQ(m” /5ec)、
噴射期間をr(see)、エンジン回転数をN (rp
m)とすると q = Q Xτ         ・−(1)式を代
入すると Q−6N           ・・・(2)式となる
。したがって、エンジン回転数Nと基準電圧V、の関係
は第8図のようになる。なお1000rpn+以上では
騒音振動はあまり問題とならないので、従来通りフルリ
フトで制御を行なう、上記制御は第7図に示した演算回
路41′で行なう。CPU412はエンジン回転数N、
アクセル開度θ、水温Tを入力インターフェース411
よりとりこみ、エンジンが要求する噴射量qと噴射時期
θを演算する。また、エンジン回転数Nが、11000
rp以上かを判別し、11000rp以上ならQ−30
000ms37secとして(1)式より噴射期間τを
計算し、出力インターフェース416のメイン噴射信号
に出力する。エンジン回転数Nが1100Orp以下で
あれば(2)式より噴射率Qを計算し、さらに(1)式
より噴射期間τを求め、出力インターフェース416の
バイロフト噴射信号に出力する。同時に、第8図から、
エンジン回転数Nに対する基準電圧vlIを求め、DA
変換回路417へ出力する0以上の作動による噴射率の
変化を第9図に示す。
次に本発明の第3の実施例について説明する。
第1.第2の実施例は、インジェクタのノズルがホール
ノズルの場合であったが、本実施例は、スロットルノズ
ルに適用したものである。一般にスロットルノズルのニ
ードルリフトに対する噴射率の関係を第20図に示す。
ホールノズルと異なりスロットル部を有するため低噴射
率の部分(第20図A)と高噴射率の部分(第20図B
)を有している。スロットルノズルに第1実施例を適用
すれば、パイロット噴射時において電歪式アクチュエー
タの伸縮量が多少変動しリフト量がばらついても噴射率
への誤差が少ないという特徴があるが、本実施例は電歪
式アクチュエータの伸縮量を2段階に制御することによ
り第10図のような噴射パターンを実現するものである
第19図はスロットルノズルを用いたインジェクタの構
造図である。第14図のホールノズルを用いたものとほ
とんど同じ構造であるため相異点だけを説明する。11
0’はノズルボデーで、その中心軸上にニードルシリン
ダ111′がありニードルシリンダ111′内にはノズ
ルニードル113′が摺動可能に収納されており、ノズ
ルニードル113′の上端面にポンプ室105の圧力が
作用する。ノズルニードル113′の上端面はフラット
面でありノズルニードル113′が上方へ移動した時デ
ィスタンスピース107の下端面と密着するようになっ
ている。このとき導通孔108は閉じられるようになっ
ている。ノズルニードル113゛はニードルシリンダ1
11′内を摺動するようになっているが外周上の一部は
二面幅のように削られておりわずかながらクリアランス
112 ’を有している。ノズルニードル113′の下
部はテーパ状になっておりノズルボデー110′のシ−
ト部115′と密着するようになっているためノズルニ
ードル113′が下方に移動した時には噴口116′は
閉じられ、ノズルニードル113′が上方へ移動した時
には噴口116′が開かれ燃料を噴射する。ノズルニー
ドル113′の下端には噴口116′よりもわずかなが
ら小径のスロットル部122があり、さらにその先端に
は噴霧角を拡げるためのテーパ状の突起123がある。
スロットル部122と噴口116′とのすきまにより絞
りが形成され低噴射率の領域となる。ノズルニードル1
13′がリフトしていくとスロットル部122と噴口1
16′との重なる部分がな(なり絞り効果がなくなるた
め高噴射率の領域となる。
ニードルシリンダの下部にはリング状に拡大した燃料だ
まり114′が設けられており、この燃料たまり114
′は燃料通路118に導通している。
以上が第14図と構造上具なる点である。次に作動につ
いて説明するが、作動も第1実施例での説明と同様であ
る。ただノズルニードル113′のリフト量は2倍であ
る0、4鶴にしである。
次に制御回路について説明する。演算回路41は第3図
のものと同じであり、パイロット噴射信号とメイン噴射
信号を発生する。ただし、パイロット噴射信号はその立
上りのタイミングのみが重要でパルス幅は意味をもたな
い。駆動回路47は第1図のものとはトリガ発生回路4
3のみが異なる。第11図に本実施例におけるトリガ発
生回路43′を示した。第2図と異なるのは、2人力O
Rゲートがなくなり、第3ワンシヨツトマルチ434の
トリガ入力にメイン噴射信号が直接接続された点である
。上記構成における作動について以下説明する。
第12図は説明に供するタイムチャートである。
説明にあたり、電歪式アクチュエータ2は500■に、
コンデンサ479は325vに、■えは3.25Vにな
っているものとする。まずパイロット噴射信号の立上り
で第3トリガ信号が発生する(第12図(C))。これ
により第3サイリスタ473が導通し、第1実施例で述
べたように電歪式アクチュエータの電圧は・325vま
で低下する(第12図(F))。このため、フルリフト
の1/4である0、1鶴だけニードル113′はリフト
し、第20図で示したように低噴射率の領域で噴射を行
なう(第12図(H))。次にメイン噴射信号の立上り
で第2トリガ信号が発生しく第12図(D))、第2サ
イリスタ472を導通させる。このため電歪式アクチュ
エータ2の電圧は一200Vまで低下しく第12図(F
)) 、ニードル113′はフルリフトするため第20
図の高噴射率の領域で噴射を行なう(第12図(H))
。所定の噴射期間後メイン噴射信号が立下がると第1ト
リガ信号が発生しく第12図(E)”) 、第1サイリ
スタ471が導通する。そして電歪式アクチュエータ2
は500■に充電されるため(第12図(F))、ニー
ドル113′は押し下げられ噴射は停止する(第12図
(H))。コンデンサ479の電圧は次の噴射行程まで
に所定の325■に戻されるのは第1実施例で説明した
通りである。
以上のように、第3実施例においては、スロットルノズ
ルの低噴射率領域と高噴射率領域とを利用することによ
り、−噴射期間中に噴射率を変えることができるため、
初期噴射率を下げることができ騒音振動の低減に有効で
ある。さらに、低噴射率領域においてはリフト量が多少
変動しても、スロットル部のために噴射率が変化せず、
誤差が少ないという特徴がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、単一の電源を用い
ていながら、電歪式アクチュエータへの印加電圧を応答
性良く広範囲に変化させることができ、インジェクタに
適用することによりその噴射率を自由に変えることがで
きるため、従来の方法に比べ、ダイナミックレンジを拡
大できるという効果がある。特に低速時に噴射率を下げ
ることができるため、エンジンの騒音振動の低減および
エミッションの改善に著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる制御方法を実施するのに使用
される燃料噴射弁制御装置における電歪式アクチュエー
タの駆動回路の一実施例を示す回路図、 第2図は、同じく上記燃料噴射弁制御装置におけるトリ
ガ信号発生回路の一実施例を示す回路図、第3図は、同
じく上記燃料噴射弁制御装置におけるパイロット噴射信
号とメイン噴射信号を演算発生する回路の1実施例を示
すブロック図、第4図は、第2図に示されるトリガ信号
発生回路によって第1図に示される駆動回路を駆動した
場合の動作を説明するためのタイミング図、第5図は、
第1図に示される駆動回路を用いた場合の燃料噴射弁の
噴射量特性を示す図、第6図は、第1図に示される駆動
回路に入力される基準電圧を変えた場合の噴射特性を示
す図、第7図は、上記パイロット噴射信号とメイン噴射
信号の演算発生回路の他の実施例を示すブロック図、 第8図は、第7図に示される回路を用いてエンジン回転
数に応じて上記基準電圧を変化させる場合の対応関係を
説明する図、 第9図は、第7図に示される回路を用いてエンジン回転
数に応じて噴射率を制御する場合の1例を示すタイミン
グ図、 第10図は、本発明をスロットルノズル型の燃料噴射弁
に適用した場合の該噴射弁の動作を説明するためのタイ
ミング図、 第11図は、第2図に示されるトリガ信号発生回路の他
の実施例を示す回路図、 第12図は、第11図に示されるトリガ信号発生回路に
よって第1図に示される駆動回路を駆動した場合の動作
を説明するためのタイミング図、第13図は、本発明に
よって制御される燃料噴射弁を含む内燃機関の全体構成
を概略的に示す図、。 第14図は、本発明によって制御される燃料噴射弁の構
成を示す断面図、 第15図は、従来技術によって燃料噴射弁を制御する場
合の1例を示すタイミング図、第16図は、第14図に
示される燃料噴射弁の噴射特性を示す図、 第17図は、従来技術における電歪式アクチュエータの
駆動回路の一例を示す図、 第18図は、第17図に示される駆動回路の動作を説明
するためのタイミング図、 第19図は、本発明によって制御されるスロットルノズ
ル型の燃料噴射弁の構成を示す断面図、第20図は、第
19図に示される燃料噴射弁の噴射特性を示す図である
。 (符号の説明) 1・・・燃料噴射弁 2・・・電歪式アクチュエータ 4・・・制御回路   ′ 41.41’・・・演算回路 43.43’・・・トリガパルス発生回路47・・・電
歪式アクチュエータ駆動回路471・・・第1サイリス
タ 472・・・第2サイリスタ 473・・・第3サイリスタ 479・・・アクチュエータの電荷の一部を抜くコンデ
ンサ 484・・・オペアンプ 49・・・従来の電歪式アクチュエータ駆動回路5・・
・ディーゼル機関

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電歪式アクチュエータの収縮量に応じてノズルニー
    ドルをリフトさせ所定の燃料を噴射するようにした燃料
    噴射弁の制御方法であって、該燃料の噴射信号としてパ
    イロット噴射信号とメイン噴射信号とを用い、該パイロ
    ット噴射信号にもとづく該電歪式アクチュエータに対す
    る印加電圧によっては該ノズルニードルのリフト量をフ
    ルリフト時より低減させ、該メイン噴射信号にもとづく
    該電歪式アクチュエータに対する印加電圧によって該ノ
    ズルニードルをフルリフトさせるようにして、異なる噴
    射率での燃料噴射を行わせるようにしたことを特徴とす
    る燃料噴射弁の制御方法。
  2. 2.所定量の燃料噴射を、該パイロット噴射信号にもと
    づく低噴射率の噴射と、該メイン噴射信号にもとづく高
    噴射率の噴射とに分けて行なうことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の燃料噴射弁の制御方法。
  3. 3.所定量の燃料噴射を行なうにあたり、その初期に該
    低噴射率の噴射を行ない、その後、該高噴射率の噴射を
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の燃
    料噴射弁の制御方法。
  4. 4.エンジン回転数が所定の値以上では、該メイン噴射
    信号にもとづく高噴射率の噴射を行い、所定の値以下で
    は、該パイロット噴射信号にもとづく低噴射率の噴射を
    行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃
    料噴射弁の制御方法。
  5. 5.エンジン回転数が低下するほど、該低噴射率の割合
    を低下させることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の燃料噴射弁の制御方法。
  6. 6.該燃料噴射弁のノズルとしてスロットルノズルが用
    いられることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    燃料噴射弁の制御方法。
  7. 7.電歪式アクチュエータの収縮量に応じてノズルニー
    ドルをリフトさせ所定の燃料を噴射するようにした燃料
    噴射弁の制御装置であって、該電歪式アクチュエータを
    充電するために直流電源と該電歪式アクチュエータとの
    間に直列に設けられた第1の電流制限素子および第1の
    スイッチ素子と、該電歪式アクチュエータの電荷を放電
    するために該電歪式アクチュエータの両端間に直列に設
    けられた第2の電流制限素子および第2のスイッチ素子
    と、電歪式アクチュエータの電荷の一部を抜くためのコ
    ンデンサと、該電歪式アクチュエータと該コンデンサと
    の間に直列に設けられた第3の電流制限素子および第3
    のスイッチ素子と、該コンデンサの電圧を所定の電圧に
    なるように制御する回路とからなり、該電歪式アクチュ
    エータに対する印加電圧を変化させて異なる噴射率での
    燃料噴射を行わせるようにしたことを特徴とする燃料噴
    射弁の制御装置。
  8. 8.該電歪式アクチュエータが圧電素子で構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の燃料噴
    射弁の制御装置。
  9. 9.該第1乃至第3のスイッチ素子のいずれか又はすべ
    てがサイリスタであることを特徴とする特許請求の範囲
    第7項記載の燃料噴射弁の制御装置。
  10. 10.該第1乃至第3の電流制限素子のいずれか又はす
    べてがインダクタンスを有するコイルであることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の燃料噴射弁の制御装
    置。
  11. 11.該コンデンサの電圧が可変とされ、それによって
    該低噴射率の割合が制御されることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の燃料噴射弁の制御装置。
  12. 12.該コンデンサの電圧がエンジン回転数に応じて変
    化させられることを特徴とする特許請求の範囲第11項
    記載の燃料噴射弁の制御装置。
  13. 13.該燃料噴射弁のノズルとしてスロットルノズルが
    用いられることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載
    の燃料噴射弁の制御装置。
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