JPS61241347A - 発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組成物 - Google Patents
発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組成物Info
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- JPS61241347A JPS61241347A JP8337185A JP8337185A JPS61241347A JP S61241347 A JPS61241347 A JP S61241347A JP 8337185 A JP8337185 A JP 8337185A JP 8337185 A JP8337185 A JP 8337185A JP S61241347 A JPS61241347 A JP S61241347A
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- resin composition
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、発色性および耐熱分解性に優れる樹脂組成物
に関する0 〔従来の技術〕 非ジエン系ゴムであるエチレン−プロピレン系ゴムに芳
香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物等t、!合し
て得られるグラフト1合体、または、かかるグラフト1
合体と芳香族ビニル−シアン化ビニル系共重合体との混
合物であるAES@脂は、優れた耐候性、耐衝型性なら
びに耐薬品性を有しており、広い応用分野が期待されて
いるが、発色性に劣り鮮明な色に着色することが難しい
といった重大な欠点を有している0 このため、すでに、AES樹脂にポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)−i配合することにより、発色性に優
れる組成物が得られることが提案されている。
に関する0 〔従来の技術〕 非ジエン系ゴムであるエチレン−プロピレン系ゴムに芳
香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物等t、!合し
て得られるグラフト1合体、または、かかるグラフト1
合体と芳香族ビニル−シアン化ビニル系共重合体との混
合物であるAES@脂は、優れた耐候性、耐衝型性なら
びに耐薬品性を有しており、広い応用分野が期待されて
いるが、発色性に劣り鮮明な色に着色することが難しい
といった重大な欠点を有している0 このため、すでに、AES樹脂にポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)−i配合することにより、発色性に優
れる組成物が得られることが提案されている。
しかしながら、PMMAを配合したAES樹脂組成物は
、造粒および成形時の耐熱分解性、特に成形機中に滞留
した際の耐熱分解性に劣る。
、造粒および成形時の耐熱分解性、特に成形機中に滞留
した際の耐熱分解性に劣る。
本発明者らは、かかる欠点を解決すべく鋭意研究した結
果、PMMAを配合したAES樹脂組成物に特定の化合
物を配合してなる組成物が、発色性および耐熱分解性に
優れることを見出し、本発明に到達したものである。
果、PMMAを配合したAES樹脂組成物に特定の化合
物を配合してなる組成物が、発色性および耐熱分解性に
優れることを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、非ジエン系ゴム強化樹脂囚と不飽
和カルボン酸アルキルエステル化合物単独またはこれと
芳香族ビニル化合物からなる1合体(B)とからなる組
成物100重量部当択分子中にフェノール構造とエステ
ル結合を有する化合物(C)t−0゜01〜5][置部
配合してなることを特徴とする発色性ならびに耐熱分解
性に優れる樹脂組成物を提供するものである。
和カルボン酸アルキルエステル化合物単独またはこれと
芳香族ビニル化合物からなる1合体(B)とからなる組
成物100重量部当択分子中にフェノール構造とエステ
ル結合を有する化合物(C)t−0゜01〜5][置部
配合してなることを特徴とする発色性ならびに耐熱分解
性に優れる樹脂組成物を提供するものである。
本発明につき、さらに詳細に説明する。
0非ジ工ン系ゴム強化樹脂(A)
本発明で用いられる非ジエン系ゴム強化樹脂(4)とは
非ジエン系ゴムの存在下に芳香族ビニル化合物、シアン
化ビニル化合物ならびに他の重合性単量体化合物のうち
少なくとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合物
t−X合して得られるグラフト重合体(a)またはこれ
と芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物ならびに
他の重合性単量体化合物のうち少なくとも二群よシ選ば
れるおのおの一種以上の化合物を重合して得られる共重
合体(b)からなる樹脂組成物である0 本発明で用いられるクラフト重合体(a)を構成する非
ジエン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合体
、ジシクロペンタジェンやエチリデンノルボルネンの非
共役ジエンを含むエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共1合体、ポリブチル
アクリレートに代表されるアクリル酸アルキルエステル
重合体、塩素化ポリエチレン等々を挙げることができ、
一種又は二種以上用いることができる。特にエチレン−
プロピレン共重合体およびエチレン−プロピレン−非共
役ジエン共1合体が好ましい。
非ジエン系ゴムの存在下に芳香族ビニル化合物、シアン
化ビニル化合物ならびに他の重合性単量体化合物のうち
少なくとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合物
t−X合して得られるグラフト重合体(a)またはこれ
と芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物ならびに
他の重合性単量体化合物のうち少なくとも二群よシ選ば
れるおのおの一種以上の化合物を重合して得られる共重
合体(b)からなる樹脂組成物である0 本発明で用いられるクラフト重合体(a)を構成する非
ジエン系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重合体
、ジシクロペンタジェンやエチリデンノルボルネンの非
共役ジエンを含むエチレン−プロピレン−非共役ジエン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共1合体、ポリブチル
アクリレートに代表されるアクリル酸アルキルエステル
重合体、塩素化ポリエチレン等々を挙げることができ、
一種又は二種以上用いることができる。特にエチレン−
プロピレン共重合体およびエチレン−プロピレン−非共
役ジエン共1合体が好ましい。
金物としては、スチレン、α−メチルスチレン、α−ク
ロルスチレン、P−メチルスチレン、p−t−7”チル
スチレン、O−クロルスチレン、p−クロルスチレン、
2.5−ジクロルスチレン、3.4−ジクロルスチレン
、2.5−ジブロムスチレンなどが挙げられ、1種又は
2種以上用いることができる。特にスチレンが好ましい
。
ロルスチレン、P−メチルスチレン、p−t−7”チル
スチレン、O−クロルスチレン、p−クロルスチレン、
2.5−ジクロルスチレン、3.4−ジクロルスチレン
、2.5−ジブロムスチレンなどが挙げられ、1種又は
2種以上用いることができる。特にスチレンが好ましい
。
シアン化ビニル系化合物としては、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、マレオニトリル、フマロニトリル
などが挙げられ、1種又は2種以上用いることができる
。特にアクリロニトリルが好ましい。
メタクリロニトリル、マレオニトリル、フマロニトリル
などが挙げられ、1種又は2種以上用いることができる
。特にアクリロニトリルが好ましい。
他の重合性単量体化合物としては、不飽和カルボン酸゛
アルキルエステル、例エバ、(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロ
ピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ
)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル
酸グリシジル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸
ブチルなどが挙げら汰1種又は2種以上用いることがで
きる。特にメタクリル酸メチルが好ましい。
アルキルエステル、例エバ、(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロ
ピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸
ラウリル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ
)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル
酸グリシジル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸
ブチルなどが挙げら汰1種又は2種以上用いることがで
きる。特にメタクリル酸メチルが好ましい。
非ジエン系ゴム強化樹脂(A)における非ジエン系ゴム
と化合物との組成比には特に制限はないが、非ジエン系
ゴム5〜80重量%および化合物95〜20重量%であ
ることが好ましい。また、重合に供される化合物におけ
る各化合物の組成比にも特に制限はないが、芳香族ビニ
ル化合物25〜85ft%およびシアン化ビニル化合物
および/または他の重合性単量体化合物75〜15重量
%であることが好ましい。
と化合物との組成比には特に制限はないが、非ジエン系
ゴム5〜80重量%および化合物95〜20重量%であ
ることが好ましい。また、重合に供される化合物におけ
る各化合物の組成比にも特に制限はないが、芳香族ビニ
ル化合物25〜85ft%およびシアン化ビニル化合物
および/または他の重合性単量体化合物75〜15重量
%であることが好ましい。
非ジエン系ゴムの存在下、かかる化合物から選ばれた二
種以上の化合物を1合してなるグラフト1合体(a)は
公知の重合方法、例えば乳化重合法、懸濁1合法、溶液
重合法、塊状重合法およびそれらの組合せによって得ら
れる。
種以上の化合物を1合してなるグラフト1合体(a)は
公知の重合方法、例えば乳化重合法、懸濁1合法、溶液
重合法、塊状重合法およびそれらの組合せによって得ら
れる。
共重合体(b)においては、芳香族ビニル化合物、シア
ン化ビニル化合物ならびに他の重合性単量体化合物のう
ち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合
物が用いられる。これら化合物の1量比には特に制限は
ないが、好ましくは、芳香族ビニル化合物25〜85に
1%とシアン化ビニル化合物および/または他の重合性
単量体化合物75〜15重量%である0共1合体(b)
の固有粘度(30℃、ジメチルホルムアミド)は特に制
限されるものでないが、好ましくは0.40〜1.10
である。かかる共重合体(b)は公知の重合方法、例え
ば乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法お
よびそれらの組合せによって得られる。
ン化ビニル化合物ならびに他の重合性単量体化合物のう
ち少なくとも二群より選ばれるおのおの一種以上の化合
物が用いられる。これら化合物の1量比には特に制限は
ないが、好ましくは、芳香族ビニル化合物25〜85に
1%とシアン化ビニル化合物および/または他の重合性
単量体化合物75〜15重量%である0共1合体(b)
の固有粘度(30℃、ジメチルホルムアミド)は特に制
限されるものでないが、好ましくは0.40〜1.10
である。かかる共重合体(b)は公知の重合方法、例え
ば乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、塊状重合法お
よびそれらの組合せによって得られる。
0不飽和力ルボン酸アルキルエステル系重合体(B)゛
を構成する不飽和カルボン酸アルキルエステル化合物と
しては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)
アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミンエチル、マレイン酸ブチ
ル、ルイン酸エチル、マレイン酸ブチルなどが挙げられ
、1種又は2種以上用いることができる。特にメタクリ
ル酸メチルが好ましい。
しては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アク
リル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)
アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミンエチル、マレイン酸ブチ
ル、ルイン酸エチル、マレイン酸ブチルなどが挙げられ
、1種又は2種以上用いることができる。特にメタクリ
ル酸メチルが好ましい。
また、不飽和カルボン酸アルキルエステル化金物と共重
合される芳香族ビニルl化合物としてハ、スチレン、α
−メチルスチレン、α−クロルスチレン、p−メチルス
チレン、p−t−ブチルスチレン、0−クロルスチレン
、p−クロルスチレン、2.5−ジクロルスチレン、3
.4−ジクロルスチレン、2.5−ジブロムスチレンな
どが挙げられ、1種又は2種以上用いること色性改良の
面より好ましくは30!!量チ以上、特に好ましくは5
0fii%以上である0かかる重合体(B)は公知の重
合方法、例えば乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、
塊状重合法およびそれらの組合せによって得られる。
合される芳香族ビニルl化合物としてハ、スチレン、α
−メチルスチレン、α−クロルスチレン、p−メチルス
チレン、p−t−ブチルスチレン、0−クロルスチレン
、p−クロルスチレン、2.5−ジクロルスチレン、3
.4−ジクロルスチレン、2.5−ジブロムスチレンな
どが挙げられ、1種又は2種以上用いること色性改良の
面より好ましくは30!!量チ以上、特に好ましくは5
0fii%以上である0かかる重合体(B)は公知の重
合方法、例えば乳化重合法、懸濁重合法、溶液重合法、
塊状重合法およびそれらの組合せによって得られる。
0フエノール構造とエステル結合を有する化合物(C)
本発明に用いる分子中にフェノール構造とエステル結合
を有する化合物(C)はプロピオン酸、アクリル酸等の
カルボン酸またはその低級アルキルエステル、もしくは
その酸クロライドとメチレンビスフェノール、ブチリデ
ンビスフェノール、チオビスフェノール等のビスフェノ
ール類もしくはその核アルキル置換体を既知の方法で反
応することによって製造された化合物である。特に、一
般式 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で示
されるアクリル酸と2.2−メチレン−ビス−(4−ア
ルキル−6−t−ブチルフェノール)のモノエステル、
すなわち2−t−ブチル−60キシベンジル)−4−ア
ルキルフェニルアクリレートが好ましい0また、一般式
で示される化合物において、置換基Rはメチル基または
エチル基が好ましく、とりわけメチル基が好ましい0 0組 成 本発明の樹脂組成物は非ジエン系ゴム強化樹脂(4)と
不飽和カルボン酸アルキルエステル系重合体(B)とか
らなる組成物100:Jlr量部当りフェノール構造と
エステル結合を有する化合物C】を0.01〜5重量部
、好ましくは0.05〜22量部配合してなる組成物で
ある。
を有する化合物(C)はプロピオン酸、アクリル酸等の
カルボン酸またはその低級アルキルエステル、もしくは
その酸クロライドとメチレンビスフェノール、ブチリデ
ンビスフェノール、チオビスフェノール等のビスフェノ
ール類もしくはその核アルキル置換体を既知の方法で反
応することによって製造された化合物である。特に、一
般式 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。)で示
されるアクリル酸と2.2−メチレン−ビス−(4−ア
ルキル−6−t−ブチルフェノール)のモノエステル、
すなわち2−t−ブチル−60キシベンジル)−4−ア
ルキルフェニルアクリレートが好ましい0また、一般式
で示される化合物において、置換基Rはメチル基または
エチル基が好ましく、とりわけメチル基が好ましい0 0組 成 本発明の樹脂組成物は非ジエン系ゴム強化樹脂(4)と
不飽和カルボン酸アルキルエステル系重合体(B)とか
らなる組成物100:Jlr量部当りフェノール構造と
エステル結合を有する化合物C】を0.01〜5重量部
、好ましくは0.05〜22量部配合してなる組成物で
ある。
樹脂組成物における非ジエン系ゴム強化樹脂体と不飽和
カルボン酸アルキルエステル系重合体(B)との組成比
には特に制限はないが、非ジエン系ゴム強化樹脂(A)
5〜80][31%、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル系重合体(B) 95〜20][1%であることが好
ましい。不飽和カルボン酸アルキルエステル系1合体(
B)が95″1!E1%を超えると耐衝撃性が低下する
とともに非ジエン系ゴム強化樹脂(A)の相溶性が悪く
なり、成形品表面が真珠光沢状を示すようになり本発明
の目的とする良好な発色性を有する樹脂組成離が発生し
、かつ発色性不足といった問題は何ら解決されず、鮮明
な着色は出来ない。
カルボン酸アルキルエステル系重合体(B)との組成比
には特に制限はないが、非ジエン系ゴム強化樹脂(A)
5〜80][31%、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ル系重合体(B) 95〜20][1%であることが好
ましい。不飽和カルボン酸アルキルエステル系1合体(
B)が95″1!E1%を超えると耐衝撃性が低下する
とともに非ジエン系ゴム強化樹脂(A)の相溶性が悪く
なり、成形品表面が真珠光沢状を示すようになり本発明
の目的とする良好な発色性を有する樹脂組成離が発生し
、かつ発色性不足といった問題は何ら解決されず、鮮明
な着色は出来ない。
0混 合
非ジエン系ゴム強化樹脂体)、不飽和カルボン酸アルギ
ルエステル系重合体(B)およびフェノール構造とエス
テル結合を有する化合物(Qの混合方法としては、バン
バリーミキサ−1押出機等を用いた公知の混合方法が挙
げられる。
ルエステル系重合体(B)およびフェノール構造とエス
テル結合を有する化合物(Qの混合方法としては、バン
バリーミキサ−1押出機等を用いた公知の混合方法が挙
げられる。
本発明においては公知の染顔料を用いることができ、い
ずれの染顔料においても本発明の組成物は優れた発色性
と耐熱分解性を有する。特に、染顔料中の不純物が樹脂
組成物の分解を促進する場合には格別の効果を発揮する
。
ずれの染顔料においても本発明の組成物は優れた発色性
と耐熱分解性を有する。特に、染顔料中の不純物が樹脂
組成物の分解を促進する場合には格別の効果を発揮する
。
また混合時、染顔料のみならず公知の安定剤、可塑剤、
帯電防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、充填剤等の添加も十
分可能である。
帯電防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、充填剤等の添加も十
分可能である。
以下に実施例を用いて本発明を具体的に説明するが本発
明はこれらによって何ら制限されるものではない。
明はこれらによって何ら制限されるものではない。
実施例および比較例
グラフト1合体(a)またはこれと共重合体(b)から
なる非ジエン系ゴム強化樹脂(A)、不飽和カルボン酸
アルキルエステル系1合体(B)およびフェノ−ル構造
とエステル結合を有する化合物(Qを表−1に示す配合
比率に基きバンバリーミキサ−(200℃、4分間)に
て着色混練し、各種組成物を得た0顔料処方(樹脂組成
物100重量部当V)Re d Sカドミレッド
1.5 fi量部Blue :群青$2000
0.3重量部Black :カーボン#45 1.5
1景部得られた組成物を用いて射出成形機にて試験片を
作成した。
なる非ジエン系ゴム強化樹脂(A)、不飽和カルボン酸
アルキルエステル系1合体(B)およびフェノ−ル構造
とエステル結合を有する化合物(Qを表−1に示す配合
比率に基きバンバリーミキサ−(200℃、4分間)に
て着色混練し、各種組成物を得た0顔料処方(樹脂組成
物100重量部当V)Re d Sカドミレッド
1.5 fi量部Blue :群青$2000
0.3重量部Black :カーボン#45 1.5
1景部得られた組成物を用いて射出成形機にて試験片を
作成した。
成形条件は以下の如くである・ オ2、成 形
機:日本製鋼製N−140A型射出成形機(71−)
成形温度:250℃ 射出圧カニ 100 kW/ ca (ゲージ)射出ス
ピード: FCV 8 成形サイクル:1分(滞留なし)及び10分(滞留あり
) 同様に市販のABS樹脂、住友ノーガタック社製〃クラ
ラスチックMH’を用いて着色樹脂組成物を得、発色性
評価のための標準とした。
機:日本製鋼製N−140A型射出成形機(71−)
成形温度:250℃ 射出圧カニ 100 kW/ ca (ゲージ)射出ス
ピード: FCV 8 成形サイクル:1分(滞留なし)及び10分(滞留あり
) 同様に市販のABS樹脂、住友ノーガタック社製〃クラ
ラスチックMH’を用いて着色樹脂組成物を得、発色性
評価のための標準とした。
試験結果を表−1r/c示す。なお、発色性以外の特性
は、すべてRed着色品によるものである。
は、すべてRed着色品によるものである。
〈非ジエン系ゴム強化樹脂体〉
クラフト重合体(a−1)
ヨウ素価8.0、ムーニー粘度61、プロピレン含有1
i43重量%、ジエン成分としてエチリデンノルボルネ
ンを含むEPDM370重量部fcn−ヘキサン300
0重量部および二塩化エチレン1500重量部に溶解し
、スチレン250重量部、アクリロニトリル130重量
部および過酸化ベンゾイル13重量部を加え、67℃、
10時間窒素雰囲気中で重合した。重合液を大過剰のメ
タノールと接触させ、析出した沈殿物を分離、乾燥後グ
ラフト重合体(a−1)を得た0 グラフト重合体(a−2) 水450重量部に、懸濁分散剤(ヒドロキシエチルセル
ロース) 0.35重量部、平均3ml角に粉砕したエ
チレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン’EPD
M“(ヨウ素価8.5、ムーニー粘度61、プロピレン
含有量43重量%)100重量部、スチレン75重量部
、アクリロニトリル40重量部および開始剤としてt−
ブチルパーオキサイド2.3重量部を加え、26℃で1
時間攪拌したのち、さらに110℃に加熱し、重合を行
った。その後反応物を室温Kiで冷却し、濾過、乾燥を
経て、グラフト重合体(a−2)を得た。
i43重量%、ジエン成分としてエチリデンノルボルネ
ンを含むEPDM370重量部fcn−ヘキサン300
0重量部および二塩化エチレン1500重量部に溶解し
、スチレン250重量部、アクリロニトリル130重量
部および過酸化ベンゾイル13重量部を加え、67℃、
10時間窒素雰囲気中で重合した。重合液を大過剰のメ
タノールと接触させ、析出した沈殿物を分離、乾燥後グ
ラフト重合体(a−1)を得た0 グラフト重合体(a−2) 水450重量部に、懸濁分散剤(ヒドロキシエチルセル
ロース) 0.35重量部、平均3ml角に粉砕したエ
チレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン’EPD
M“(ヨウ素価8.5、ムーニー粘度61、プロピレン
含有量43重量%)100重量部、スチレン75重量部
、アクリロニトリル40重量部および開始剤としてt−
ブチルパーオキサイド2.3重量部を加え、26℃で1
時間攪拌したのち、さらに110℃に加熱し、重合を行
った。その後反応物を室温Kiで冷却し、濾過、乾燥を
経て、グラフト重合体(a−2)を得た。
グラフト重合体(a−3)
クラフト重合体(a−2)のスチレン75重量部をスチ
レン35重量部とメチルメタクリレート40重量部に代
えた以外は同様の操作を行ってグラフト重合体(a−3
)を得た。
レン35重量部とメチルメタクリレート40重量部に代
えた以外は同様の操作を行ってグラフト重合体(a−3
)を得た。
共重合体(b−1)
スチレン70重量%およびアクリロニトリル30重量%
を混合した溶液100重量部に1−ドデシルメルカプタ
ン0.1重量部、過酸化ベンゾイル0.3重量部を加え
水分散系で10時間30℃から90℃まで温度を上昇さ
せて重合した。脱水後固有粘度0.50の共重合体(b
−1)を得た。
を混合した溶液100重量部に1−ドデシルメルカプタ
ン0.1重量部、過酸化ベンゾイル0.3重量部を加え
水分散系で10時間30℃から90℃まで温度を上昇さ
せて重合した。脱水後固有粘度0.50の共重合体(b
−1)を得た。
共重合体・(b−2)
水200重量部に乳化剤としてラウリル硫酸ナトリウム
、3.0重量部、開始剤として過硫酸カリウム0.4重
量部を加えた後、α−メチルスチレン75重量部、アク
リロニトリル25重量部、t−ドデシルメルカプタン0
.2重量部から成る混合モノ7−溶液の30チを添加し
、65℃、1時間窒素雰囲気中で重合した。さらに残り
の混合モノ1−を3時間連続添加して重合し、70℃、
3時間熟成棲、硫酸アルミニウムで塩析、乾燥して固有
粘度0.48の共重合体(b−2)を得た。
、3.0重量部、開始剤として過硫酸カリウム0.4重
量部を加えた後、α−メチルスチレン75重量部、アク
リロニトリル25重量部、t−ドデシルメルカプタン0
.2重量部から成る混合モノ7−溶液の30チを添加し
、65℃、1時間窒素雰囲気中で重合した。さらに残り
の混合モノ1−を3時間連続添加して重合し、70℃、
3時間熟成棲、硫酸アルミニウムで塩析、乾燥して固有
粘度0.48の共重合体(b−2)を得た。
〈不飽和カルボン酸アルキルエステル系重合体(均〉市
販のポリメチルメタクリレート樹脂、住人化学社製〃ス
ミペックスB−LG’。
販のポリメチルメタクリレート樹脂、住人化学社製〃ス
ミペックスB−LG’。
〈フェノール構造とエステル結合を有する化合物(C]
〉アクリル酸と2.2−メチレン−ビス−(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)を反応して得られたフェ
ノール構造とエステル結合を有する化合物である2−t
−ブチル−6−(3−t−ブチル−51−メチル−2′
−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレ
ート。
〉アクリル酸と2.2−メチレン−ビス−(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)を反応して得られたフェ
ノール構造とエステル結合を有する化合物である2−t
−ブチル−6−(3−t−ブチル−51−メチル−2′
−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレ
ート。
l)非ジエン系ゴム強化樹脂囚と不飽和カルボン酸アル
キルエステル系重合体CB)の合計量100重量部に対
する添加量。
キルエステル系重合体CB)の合計量100重量部に対
する添加量。
2)ABS樹脂着色品との色差をΔEで表示。
なお、Black Kついては肉眼にて漆黒塵を判定。
3)射出成形試験片に発生したシルバーストリークの程
度を肉眼にて判定0 4)V4I厚み、23℃にて測定。
度を肉眼にて判定0 4)V4I厚み、23℃にて測定。
5)210℃、30却/−にて測定0
6)ウェザオメータ1000時間照射後のμl厚み、ノ
ツチなしアイゾツト衝撃強度を一10℃にて測定、照射
前の強度との対比より保持率算出。
ツチなしアイゾツト衝撃強度を一10℃にて測定、照射
前の強度との対比より保持率算出。
グラフト重合体とスチレン−アクリロニトリル共重合体
からなるブレンド型AES樹脂は、比較例−1にも示さ
れるとおりABS樹脂と同程度の耐熱分解性および物性
を有し、しかも優れた耐候性を有しているoしかしなが
ら、発色性が著しく劣る。
からなるブレンド型AES樹脂は、比較例−1にも示さ
れるとおりABS樹脂と同程度の耐熱分解性および物性
を有し、しかも優れた耐候性を有しているoしかしなが
ら、発色性が著しく劣る。
比較例−2に示されるとおりPMMAを配合することに
より発色性が改善される反面、耐熱分解性および物性が
著しく低下する0 このような従来の組成物に比べ、本発明の組成物は、優
れた発色性、耐熱分解性、物性ならびに耐候性を有する
。
より発色性が改善される反面、耐熱分解性および物性が
著しく低下する0 このような従来の組成物に比べ、本発明の組成物は、優
れた発色性、耐熱分解性、物性ならびに耐候性を有する
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)非ジエン系ゴム強化樹脂(A)不飽和カルボン酸ア
ルキルエステル化合物単独またはこれと芳香族ビニル化
合物からなる重合体(B)とからなる組成物100重量
部当り、分子中にフェノール構造とエステル結合を有す
る化合物(C)を0.01〜5重量部配合してなること
を特徴とする発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組
成物。 2)化合物(C)が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示す。) で示されるアクリル酸と2,2−メチレン−ビス−(4
−アルキル−6−t−ブチルフェノール)のモノエステ
ルである特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337185A JPS61241347A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8337185A JPS61241347A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61241347A true JPS61241347A (ja) | 1986-10-27 |
Family
ID=13800560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8337185A Pending JPS61241347A (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 発色性ならびに耐熱分解性に優れる樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61241347A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5281646A (en) * | 1991-09-24 | 1994-01-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited And Sumitomo Dow Limited | Production of thermoplastic resin having high impact resistance |
KR100263436B1 (ko) * | 1998-03-20 | 2000-08-01 | 권문구 | 바닥재용 내후성 고무조성물 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117557A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
JPS57139139A (en) * | 1981-02-23 | 1982-08-27 | Sumitomo Naugatuck Co Ltd | Thermoplastic resin composition having excellent color developing property |
JPS5971341A (ja) * | 1982-10-16 | 1984-04-23 | Sumitomo Chem Co Ltd | 合成樹脂の安定化法 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP8337185A patent/JPS61241347A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57117557A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
JPS57139139A (en) * | 1981-02-23 | 1982-08-27 | Sumitomo Naugatuck Co Ltd | Thermoplastic resin composition having excellent color developing property |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5281646A (en) * | 1991-09-24 | 1994-01-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited And Sumitomo Dow Limited | Production of thermoplastic resin having high impact resistance |
KR100263436B1 (ko) * | 1998-03-20 | 2000-08-01 | 권문구 | 바닥재용 내후성 고무조성물 |
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