JPS61241301A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JPS61241301A
JPS61241301A JP1417486A JP1417486A JPS61241301A JP S61241301 A JPS61241301 A JP S61241301A JP 1417486 A JP1417486 A JP 1417486A JP 1417486 A JP1417486 A JP 1417486A JP S61241301 A JPS61241301 A JP S61241301A
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reaction
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Takuma Sasaki
琢磨 佐々木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗腫瘍剤に関する。
本発明の目的は容易に大量生産でき、しかもほとんど毒
性のない抗腫瘍剤を提供するにある。
アルカリ土類金属もしくはアグロバクテリウム属に属す
る微生物の株がβ−1,8−結合を主な結合様式として
有する水不溶性、加熱凝固性(thermo−gela
ble )のグルカン(以下’I’AK−Nと略称する
)を生産することは、日本特許出願公告昭43−700
0号、同48−82678号、同48−32674号お
よび英国特許第18529(8号によってすでに知られ
ている。しかしながら、その医薬的用途は未だ全く知ら
れていない。
本発明者らは、’I’AK−N、それを部分的に加水分
解した低重合体(以下TAK−Dと略称する)のカルボ
キシメチル化誘導体(以下OMTAKと略称する)につ
いて種々研究を重ねた結果、これらが強力な抗腫瘍作用
を有することならびにそれらの示す腫瘍阻止率ならびに
腫瘍消失効果が著しく高いことを見出し、鋭意研究を続
行して遂に本発明を完成するに至った。
本発明は、水不溶性、平均重合度的170において加熱
凝固性のβ−1,3−グルカンもしくはその部分氷解低
重合体のカルボキシメチル化誘導体を含有する抗腫瘍剤
である。
本発明に用いられる水不溶性、加熱凝固性のβ−1,3
−グルカン(TAK−N)は、上記の特許公報類に詳述
されている通り、アグロバクテリウム“ラジオバクター
(IFO18127,ATOO6466)、アグロバク
テリウム・ラジオバクター・U−19(IFO1812
6,ATOO21679゜微工研菌寄第1166号)、
アルカリゲネス・フェカリス・パル・ミクソゲネス・N
TK−u (I Fo 18140、ATOO2168
0,微工研菌寄第1168号)あるいはアルカリゲネス
・フェカリス・パル・ミクソゲネス・Kなどの培養によ
って生産されるもので、β−1,3−結合を主な結合様
式として有し、水に不溶性で、多くのものは水分と共に
加熱するとゲル化して凝固するという、他のβ−1,3
−グルカンには見られない特性を有している。
TAK−Nの重合度は製造法の違いによって変動しうる
。たとえば、マナーズらの方法(カーボハイドレート・
リサーチ、第17巻、109頁、1971年)で測定し
た場合、その平均重合度は約70−1,000を示すが
、300−500の場合が多い。そして、これらは一般
に加熱凝固性であるが、平均重合度が低下すると凝固性
を失う。たとえば平均重合度113においては非凝固性
であるが、約170においては凝固性を有する。
本発明者らは、OMTAKが強い抗腫瘍作用を有するこ
とを見出した。
TAK−Dは’rAK−Nの加水分解によって製造され
る。その加水分解手段としては、従来からよく知られて
いる酸加水分解、アルカリ加水分解もしくはβ−1,3
−グルカナーゼによる酵素加水分解などがある。
反応混合物からTAK−Dを分離するには、多糖類、寡
糖類の精製や分画に用いられる厘々の手段、たとえば、
酸性における沈澱、エタノール添加による沈澱、ゲル濾
過などを用いうる。このように手段により所望の平均重
合度を持つ各種の低重合体を分離することができる。
本発明にいうT A K−DはTAK−Nの部分加水分
解によって生成するあらゆる種類の低重合体を包含して
いる。
前記のように、微生物の培養物から得られるTAK−N
の平均重合度は広い範囲にわたっている。
そして、培養物中に生成したβ−1,3−グルカンは培
養時間の延長と共に加水分解される傾向があるので、前
記の範囲よりもさらに低重合度のTAK−Nを製造する
こともできる。
一方、TAK−DはTAK−Nの加水分解によって製造
されるから、その平均重合度は原料TAK−Nのそれよ
りも当然小さいが、一般的に言えば、大部分のT A 
K−Dに相当する重合度の’rAK−Nが微生物の培養
によっても生成されうる。
そして’I’AK−NとTAK−Dとは、平均重合度が
同じである限り、両者の間に実質的な相違がない。
以下’I’AK−NからTAK−Dを製造する態様を実
験例によって説明する。
実験例1(硫酸による加水分解) TAK−N(平均重合度540.マナーズらの方法によ
り測定した。以下特に記載しない限り同方法により測定
)60yを4N硫酸6eに懸濁し、60’Cの恒温水槽
中で攪拌しながら加水分解反応を行った。30分後およ
び1時間後iこ、それぞれ21宛反応液を採取しく各反
応液を順に51sS2とする)、残りをさらに1時間反
応させて反応液S8を得た。Sle S2* saから
それぞれ以下の操作により分解物標品を調製した。
先ず遠心分離により沈澱を集め、1.64の蒸溜水によ
る洗滌と遠心分離を2回くり返してからふたたび1.2
4の蒸溜水に懸濁し、8N水酸化ナトリウム溶液を加え
て中和したのち、凍結乾燥して粉末229.20gおよ
び19gを得た。次いでこれらの粉末それぞれ7ノを蒸
溜水700txlに懸濁し、8N水酸化ナトリウム溶液
でpH12,5に調整し、溶液Sl’s S2’s 8
8’を得た。Sl’t 82’にエタノールを終濃度6
0%となるように加え、生ずる沈澱を除いたあとエタノ
ールをさらに70%まで加え稀塩酸で中和して沈澱を生
成させ、これらの沈澱を蒸溜水250 mlでくり返し
4回洗浄したのち凍結乾燥したところ、Sl′からは1
.8 f 、 S2’からは1.5gの白色粉末(それ
ぞれs−1,s−■とする)が得られた。Sa′にはエ
タノールを終濃度70%となるように加え、遠心分離に
より沈澱を集めたのちふたたび蒸溜水約500 yxl
に懸濁し、エタノールを70%となるように加えて少量
の塩酸で中和することにより沈澱を生成させた。
この沈澱を遠心分離により集め、蒸溜水250 mlに
よる洗浄を4回くり返したのち凍結乾燥したところ、白
色粉末−(s−1)s、syが得られた。SLs  I
IおよびS−1の物理化学的特性値は第1表に示す通り
であった。
第  1  表 平均重合度”   125   82   68元素分
析値 0    40.13  40.65  40.94H
6,746,776,76 純     度(%)′″  91.1    91.
1    93.8☆ 上記マナーズらの方法により測
定 顛 フェノール硫酸法により求めたグルコース量から換
算 嫡ガス・クロマトグラフィーにより測定実験例2(ギ酸
による加水分解) (1)  TAK−N(平均重合度540)6gを85
%ギ酸150g/に溶解し、88°Cで20分間加水分
解反応を行なった。冷却後反応液を濃縮乾固し濃縮物を
水に懸濁したのち5N水酸化ナトリウム溶液でpH12
,5として溶解し、ふたたび5N塩酸でpHを7.0に
補正したのち遠心分離により沈澱を採取した。沈澱を蒸
溜水で充分洗浄したのち凍結乾燥して白色粉末(F−1
)5.tfを得た。
(ii)  (1)で用いたTAK−N12flを90
%ギ酸800 ysl中95°Cで20分間加水分解し
た反応液から、(1)と同様の操作により白色粉末(F
−1)10.3Nを得た。
(lii)  (1)で用いたTAK−N12fを90
%ギ酸400、wl中95°Cで40分間加水分解した
反応液から、(1)と同様の操作により白色粉末5.4
gを得た。この粉末を0.05 N水酸化ナトリウム溶
液に終濃度1.0%となるように溶解し、エタノールを
57.5%まで加えて沈澱を生成させた。この沈澱を遠
心分離により集め、蒸溜水に懸濁して稀塩酸で中和し、
70%エタノール水で充分洗浄したのち凍結乾燥して白
色粉末(F−V)2.2fを得た。
また、エタノール沈澱を採取したあとの上清液にさらに
エタノールを70%になるように加え塩酸で中和して沈
澱を生成させ、遠心分離、70%エタノール水洗浄、凍
結乾燥の操作を経て白色粉末(F−M)2.8fを得た
。さらに、加水分解反応液から最初の沈澱5.4gを採
取した残りの上清液中にはかなりの量の部分氷解物が溶
解した状態で存在していたので、この上清液を濃縮し、
遠心分離により沈澱と上清部とに分け、前者を凍結乾燥
して白色粉末(F−■)2.9fを、また後者をセファ
デックスG−25カラムを用いたゲル濾過(溶媒0.1
 M重炭酸アンモニウム)により分画後凍結乾燥して白
色粉末(F−■)o、’tyを得た。
(IV)  (1)テ用イ?=T AK  N 18 
f ヲ90 %ギ酸450 m1995°Cで40分間
加水分解した反応液に(iiDと同様の濃縮、アルコー
ル沈澱、ゲル瀘過などの操作を適用し、4種の白色粉末
(It’−N21f、F−V[2,8gなど)を得た。
ここで得られたF−1,F−1,F−1,F −N、F
−V* F−IT、r−VIおよびF−■の物理化学的
特性値は第2表に示す通りであった。また、これらのう
ちの重合度の小さいF−1以下の6種品を0.02 N
水酸化ナトリウム溶液に溶解し、あらかじめ同一溶液で
処理しておいたセファデックスG−200カラムを用い
て同一条件でそれぞれゲル濾過したところ、平均重合度
の大きい標品から大きさの順(F−1からF−■へ)に
それぞれ対称性を持った溶出像を形成して溶出し、各標
品ともに平均重合度を中心として重合度が正規分布して
いることを示した。
以下余白 第  2  表 OH F−129940,786,4692J <0.03F
−111841,716,9198,4<0.08F−
15041,986,77915<0.03F−ff 
4442.856.5090.8 <0.08F−V3
941.446.71 !lJ8.3 <0.01F−
■24  42.62  6.99  92.5   
<0.03F−■1642.466.9991.8 <
0.08F−■  7  39.84  6.37  
94.1   <0.03☆、飴、奮涜第1表脚註参照 本発明者らは、TAK−NおよびTAK−Dをカルボキ
シメチル化することによりそれらの水酸基がカルボキシ
メチル化された新規な誘導体(CMTAK)の生成する
ことを発見した。
本発明はこの発見に基くもので、一般式(式中Rの少な
くとも1ケは一0ff2000H基、残余があればHを
示し、nは整数を示す。該化合物の平均重合度は2ない
し1000である)のβ−1,3−グルカン誘導体およ
びその塩である。
CM’I’AKはTAK−NおよびTAK−Dを公知の
方法でカルボキシメチル化することによって得られる。
そのカルボキシメチル化は、たとえば、アルカリの存在
下にTAK−NまたはTAK−Dをモノクロル酢酸と反
応させることによって行いうる。
そのほか、通常糖類をカルボキシメチル化するために用
いる方法がすべて用いられうる。
その反応混合物からOMTAKを採取するには、有機溶
媒の添加による沈澱など、糖類の精製に用いられる一般
的手法を用いうるのみならず、CIMTAK中のカルボ
キシメチル基の含量もしくはCMTAKの水溶性の程度
に応じて、イオン交換クロマトグラフィーもしくはゲル
濾過などの手法を適宜使用することができる。
このようにして得られるC!M’I’AKはその分子中
にカルボキシメチル基を含んでいるが、その基の含量は
カルボキシメチル化反応の条件によって大巾に変動する
。中和滴定によって定量した場合、通常のカルボキシメ
チル化反応で得られるCM’l’AK中のカルボキシメ
チル基含量は一般にOMTAKの分子中のグルコース残
基1個当り3個以内である。本発明にいうCM’rAK
とは’l’AK−NもしくはTAK−Dをカルボキシメ
チル化して得られる分子中にカルボキシメチル基を検出
しうるちの全てを含んでおり、カルボキシメチル化の程
度にかかわりない。
なお、C!MTAKは遊離酸として示された前記一般式
からも明らかなように、容易に各種の塩基と反応してそ
れらの塩、たとえばナトリウム、カリウム、カルシウム
、アルミニウム、マグネシウム、アミン塩などを形成す
る。本発明のC!MTAKは遊離酸の形態のほかその塩
、殊に無毒性塩を包含する。
第3表に、本発明者らがTAK−NおよびTAK−Dか
ら上記の手法で調製したCM’l’AKのうちの代表的
なものについてその物性値を示す。これらの物性の測定
は全て、試料をあらかじめ微量検体乾燥装置を用いて五
酸化リン上減圧下に60°Cで10時間乾燥したのち行
なった。同表中CM’f’AKNcil−11はそれぞ
れ順に実施例12−22で得られる製品に対応している
以下余白 第  3  表 OMTAK 出発材料 −0H2000(3山 元素分
析値   粘度71  TAK−N  540  0.
54  40.97. 6.57  2.7  2.5
72    //   540  0.75  88.
51  5.45  5.7  2.718    /
/   540  1.07  87.89  4.7
7  10.0  2.604    //   25
5  0.30  40.82  6.05  2.7
  2.105、   //   255  0.86
  89.82  6.06  8.9  2.276
  Ta−D  299  0.59  88.84 
 5.71  4.8  2.257    //  
 299  1.15  87.9B   4.86 
 9.0  2.298    //    118 
 0.51  40.22  5.74  4.7  
1.969    //    11B   1.22
   B7.01  4.78  9.9  1.49
10    //    68  0J6  40.4
6  5.96   B、5  1.68☆ マナーズ
らの方法により測定 顛 1グルコース残基当りのカルボキシメチル基数を示
す。中和滴定により測定 轍同軸二重円筒型回転粘度計により、下記条件下で測定 (溶媒) 0. I N水酸化ナトリウム溶液(濃度)
0.2%、(温度)30’C。
(すり速度)1046.7(秒 ) また、第1図、第2図はそれぞれ上表N12、隆11の
OMTAKの赤外部吸収スペクトルを示す。
上記のようにして得られるC!M’l’AKはすべての
平均重合度たとえば565以上のものから約7のものに
至るまでいずれもが温血動物、たとえば人、家畜、家禽
、犬、猫、ウサギ、ラット、マウスなどの各種の腫瘍特
に治療の困難性が指摘されている固型腫瘍に対してすぐ
れた抑制作用を示す。
OMTAKの投与量は、対象腫瘍を有効に阻止しうる量
であればよく、たとえば、投与剤の種類、対象動物、腫
瘍の症状、投与経路、剤型などにより変動しうる。
一般に、−回の投与量は約0.2−2,000ダ/kq
体重で、その上限は好ましくは約500W/kV、さら
に好ましくは約2001119/kQ程度の場合が多く
、注射剤の場合、その上限は約100#/#程度の場合
が多い。投与回数は、1日1回−6回の範囲で適宜選択
されうる。
マウスに移植したザルコーマ180腫瘍、5N−36腫
瘍、MM−46腫瘍、00M腺癌、NTF細網肉腫、エ
ールリッヒ腫瘍などの発育は、CMTAKを腫瘍細胞移
植前、移植後あるいは移植と同時に腹腔内、静脈内も、
シ<は皮下に、あるいは経口的に1回もしくはくり返し
て、1回当りの投与量が約t−i、oooη/ktiと
なるように投与することにより顕著に抑制された。
OMTAKの毒性はきわめて低く、たとえば急性毒性試
験においてマウスあるいはラットに経口投与および腹腔
内投与した時のLD5.値はそれぞれ5g/kg以上、
29/に9以上であり、人に対しても安全に反復投与す
ることができる。
投与方法としては腫瘍治療における一般的な方法を適用
できる。それは皮下、筋肉内もしくは必要に応じて静脈
内への注射、経口投与、直腸内への投与および外用剤と
して塗布、点滴などが可能である。投与量および投与ス
ケジュールは患者および腫瘍の種類、症状などを勘案し
て適宜選択できる。たとえば、注射剤の場合、1日当り
l−2、000’f/kQ程度、好ましくは、3−50
01q/kq程度がよい。
CMTAKは他の抗腫瘍剤と併用することもできる。免
疫学的効果の増強を肩らすような併用は特に効果的であ
る。
次に本発明の実施例を示す。これらの例の幾つかは、動
物をモデルとして本発明の抗腫瘍剤の効果を示している
。そしてこれらの動物における効果が他の温血動物にお
いても再現することはよく知られている。また他の例に
おいてはCM’rAKの製造法とその物性、ならびに本
発明の抗腫瘍剤の投与形態の一部が示される。
もちろん、本発明はこれらの例によって制限されるもの
ではない。
実施例1 平均体重289のl0R−JOLマウスの右鼠径部皮下
に6×10個のザルコーマ180腫瘍細胞を移植し、移
植後24時間目から実施例12で製造したOM’I’A
Kの種々の量を1日1回すつ10日間連続して腹腔内に
投与した。
移植後35日口の腫瘍を摘出しその重量を測定し、無投
与対照群のそれと比較して腫瘍阻止率を算出した。
なお、試料は乳鉢ですりつぶしたのち注射用蒸溜水に溶
解し、オート・クレープ(120’C。
25分)で完全に滅菌して投与した。第4表に示す通り
、OMTAK1回投与量1−401119/kQで腫瘍
発育は抑制され、原体のTAK−Nよりも低投与量で抑
制効果が顕著であることが認められた。
以下余白 第  4  表 (ダAり)  (f)  (%) 実験1 0M’I’AK   lXl0  (L77  78.
9  1/6//    8X10 0.08  99
.2  5/6//    5X10 0.2:Im 
  98.7  4/6実験2 −  2.17     0/6 0MTAK   5X10 0  100  6/6/
/   l0XIOO,0796,85/6/l   
15X10 0.08  96.8  5/6//  
 20X10 0.21  90.3  8/6/I 
  40X10 0.18  91.7  1/6実施
例2 実施例12で得たCM’I’AKを注射用蒸溜水に溶解
して試料としたものと、これをオート・クレープを用い
て、120 ’Cで25分間加圧加熱して完全滅菌した
ものとを実施例1の方法により試験した結果、第5表に
示す通りいずれの試料においでも著明な抗腫瘍効果が認
められた。
第  5  表 実験1 −7.2      0/2 * CM’f’AK  10 X 10 0.05  99
  2/8//  **10xlOO,18982/8
実験2 −5.44     0/6 * OMTAK  l0XIOO,5989,28/7〃 
**l0X10 0.71  86.9  877* 
注射用蒸溜水に溶解 **注射用蒸溜水に溶解後オート・クレープ中で120
°C925分間加熱 実施例3 実施例12で得たOMTAKを注射用蒸溜水に溶解し、
オート・クレープ中で完全滅菌したのち1日1回8II
g、 5ダ、IOq、20q、40mgまたは8011
97に’jずつ連続5日間平均体重289のl0R−J
OLマウスの腹腔内に投与した。最終投与時から数えて
24時時間区6XIO個のザルコーマ180腫瘍細胞を
右鼠径部皮下に移植して移植後35日口の腫瘍重量を測
定した結果、第6表に示す通り、いずれの場合にも腫瘍
発育が顕著に抑制された。
第  6  表 (Mf//に9) (f)  (%) 実験1 −  6.41     0/6 0MTAK   8X5 1.44  77.6  8
75  ’//    5X5  B、55  44.
8  1/6//    10X5 0.19  97
.1  8/6//    20X5 0.05  9
9.2  4/6実験2 −  5.08     015 C!MTAK  40X5 0.11  97.8  
4/6//    80X5 0.15  97.0 
 4/6実施例4 体重20−249のIC几−JOLマウスの腋窩部皮下
に4×10個のザルコーマ180腫瘍細胞を移植し、腫
瘍が完全に生着した移植後7日目からOMTAKを1日
おきに9回、1回10q/kQずつ腹腔内に投与した。
移植後26日目の腫瘍重量を測定し、無投与対照群のそ
れと比較して腫瘍阻止率を算出した。
なお、C!M’I’AKとしては実施例12,15゜1
6で得たものを用い、それぞれ生理食塩水に溶解して投
与した。第7表に示す通り、いずれの試料も顕著な腫瘍
発育抑制効果を示した。
第  7  表 (Illlkg) (f)  (%) −2,870/7 * OM’I’AK 10X90 100 7/7//  
#10X9  0.28  90.2  4/7// 
 ”’ 10X9  0.01  99.7  6/7
*、**、林*はそれぞれ実施例12,15.16で製
造したOMTAK 実施例5 平均体重28fのl0R−JOLマウスの右鼠径部皮下
に8. I X 10個のエールリッヒ・カルシノーマ
腫瘍細胞を移植し、実施例12で得たCMTAKを注射
用蒸溜水に溶解してオート・クレープ中で完全に滅菌し
たのち、移植後24時間目から1日1回2089/kq
または4011f//kQずつ連続lO日間腹腔内に投
与した。移植後35日目の腫瘍を摘出してその重量を測
定し、腫瘍阻止率を算出した。その結果は第8表の通り
で、CM’l’AK1回投与量20−411f/kIj
で腫瘍発育は抑制された。
第  8  表 CWg/に9) CI>  (%) −1,981/6 CMTAK 20X100.8058.53/6// 
 40X100.6068.92/6実施例6 平均体重23gのl0R−JOLマウスの右鼠径部皮下
にl。I×10個の00M腺癌細胞を移植し、実施例1
2で得たC!MTAKを注射用蒸溜水に溶解してオート
・クレープ中で滅菌したのち、移植後24時間目から1
日1回ずつ10日間、毎回2owylkyとなるように
腹腔内に投与した。移植後35日目の腫瘍を摘出してそ
の重量を測定し、腫瘍阻止率を算出した結果、第9表に
示す通り、腫瘍発育が顕著に抑制された。
第  9  表 (’Rfllklj) (1)  (%)−8,421
/6 CMTAK 20X101.0869.9 1/6実施
例7 実施例14,18.20および22で得た4種のOMT
AKをそれぞれ生理食塩水に溶解し、実施例1の方法に
したがってザルコーマ180腫瘍に対する作用を試験し
た結果、いずれも1回投与量5q/#、to日日間連続
投与で顕著な発育抑制効果を示した。
実施例8 CM’L’AK              1501
q乳    糖                  
48■ステアリン酸マグネシウム       2■計
200q 以上を1カプセル当りの量とする。
上記の割合で、OMTAKと乳糖とを混合し打錠したの
ち粉砕し、ステアリン酸マグネシウムを混ぜる。混合物
を各2号カプセルに充填する。
実施例9 CM’l’AK             400’I
g乳    糖                  
 95ダHPO−L(オキシプロピルセルローズ)  
 5ダ計500mg 以上を1用量単位とする。
上記の割合で、王者を混合したのち少量の水を加えて練
合機で練合、整粒し、乾燥して再び整粒し、篩過し、上
記の単位毎に分包する。
実施例10 OMTAK (実施例20の製品)2Fを注射用蒸溜水
(もしくは生理食塩水)100g/に溶解、濾過し、p
液を20gZずつアンプルに分注、溶閉後常法により加
熱滅菌する。
実施例11 CM’l’AK             160w!
gソルビット            20011II
カルボキシメチルセルローズ・ナトリウム   10g
Igポリソルベート80          8.2ダ
パラオキシ安息香酸メチル       4qパラオキ
シ安息香酸プロピル     0.4 q以上を注射用
蒸溜水に混合しくOMTAKを用いた場合は、要すれば
N/10水酸化ナトリウム溶液で中和する)全量を4 
mlとする。
実施例12 TAK−N(平均重合度540 >81をイソプロパツ
ール80 titに懸濁し、室温で80分間攪拌したの
ち、攪拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液8III
/を約60分にわたってゆっくりと添加し、さらにゲル
状物質の形成を妨げる目的で約90分間室温で強く攪拌
した。次いでモノクロロ酢酸3.6fを加え、60−7
0℃で5時間攪拌してカルボキシル化反応を行なった。
生成物を枦取し、メタノール−酢酸混液(7:3(V/
V))で充分洗浄してから沈澱物を濾過して集め、80
%メタノール水、メタノール、アセトンの順にそれぞれ
でくり返し充分洗浄したのち減圧下に乾燥してOMTA
K2.9Fを得た。カルボキシメチル基含量(グルコー
ス1残基当たりのカルボキシメチル基の数、以下同じ)
0.54゜ 実施例13 TAK−N(平均重合度540)1.1Mをイソプロパ
ツール40m1に懸濁し、室温で30分間攪拌したのち
攪拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液2 mlを1
5分おきに1回に0.5 yxlずつ4回に分けて添加
し、さらに90分間室温で攪拌した。
次いでモノクロロ酢酸0.9りを10分おきに0.3f
ずつ3回に分けて加え、50℃で150分間撹拌してカ
ルボキシメチル化反応を行なった。生成物を遠心分離に
より集め、水50耐に溶解して酢酸で中和した。この中
和液にメタノールL20mlを加えて、生じた沈澱物を
遠心分離により集め、まず80%メタノール水800+
wj!とエタノール100 wtlにより、次いで80
%エタノール水30ON/とエーテル200 telの
混液によりそれぞれ充分洗浄したのち凍結乾燥してOM
TAKl、7Fを得た。カルボキシメチル基含量0.7
5゜実施例14 TAK−N(平均重合度540)1.5Fをイソプロパ
ツール40m1に懸濁し、室温で30分間攪拌したのち
攪拌しながら30%水酸化ナトリウム溶液4 mlを1
5分おきに1回に1 mlずつ4回に分けて添加し、さ
らに90分間室温で攪拌した。次いでモノクロロ酢酸1
.8Fを10分おきに0.6fずつ3回に分けて加え、
50°Cで150分間攪拌してカルボキシメチル化反応
を行なった。生成物を遠心分離により集め、水40m1
に溶解して酢酸で中和した。この中和液にメタノール9
0m1を加えて、生じた沈澱物を遠心分離により集め、
まず80%メタノール水200 mlとエタノール10
0M/の混液により、次いで80%エタノール水200
m1とエーテル200g/の混液によりそれぞれ充分洗
浄したのち凍結乾燥してCM’l’AK2.Ofを得た
。カルボキシメチル基含量1.07゜実施例15 TAK−N(平均重合度255)8.2gを水33耐に
懸濁し、室温で攪拌しながら水酸化ナトリウムtyを加
えたのち、モノクロロ酢酸ナトリウム2.4fを添加し
、室温で2時間攪拌してカルボキシメチル化反応を行な
った。その後ふたたび水酸化ナトリウム1fとモノクロ
ロ酢酸ナトリウム2.41を添加し、室温で3時間攪拌
して反応を行なったのち、さらに水酸化ナトリウム1ダ
とモノクロロ酢酸ナトリウム2.41を添加し、室温で
2時間攪拌して反応を継続した。反応液にエタノール1
1を加え、生じた沈澱物をグラスフィルター上でエタノ
ールを用いてP液がフェノールフタレンで赤色を呈しな
くなるまで充分洗浄したのち、減圧下に50°Cで乾燥
した。得られた粉末8.7gを水90耐に溶解し、酢酸
で中和したのちエタノール210g/を加えた。生じた
沈澱物を遠心分離により集め、さらに80%エタノール
水で洗浄後凍結乾燥してOMTAK2.61を得た。カ
ルボキシメチル基含量0.80゜ 実施例16 TAK−N(平均重合度255)6.4gを水66yx
lに懸濁し、水冷下で攪拌しながら水酸化ナトリウム4
gを加えたのち、モノクロロ酢酸ナトリウム9.6gを
添加し、水冷下で2時間攪拌してカルボキシメチル化反
応を行なった。その後ふたたび水酸化ナトリウム4fと
モノクロロ酢酸ナトリウム9.6gを添加し、水冷下で
3時間攪拌して反応を行なったのち、さらに水酸化ナト
リウム4fとモノクロロ酢酸ナトリウム9.61を添加
し、水冷下で3時間攪拌して反応を継続した。反応液に
エタノール1gを加え、生じた沈澱物をグラスフィルタ
ー上でエタノールを用いて炉液がフェノールフタレンで
赤色を呈しなくなるまで充分洗浄したのち、減圧下50
°Cで乾燥した。得られた粉末8.6f!を水172g
/に溶解し、酢酸で中和したのち、エタノール480m
1を加えた。生じた沈澱物を遠心分離により集め、さら
に80%エタノール水で洗浄後凍結乾燥してOMTAK
5.6Fを得た。
カルボキシメチル基含量0.36゜ 実施例17 TAK−I)(F−1,平均重合度299)1.5fを
イソプロパツール40耐に懸濁し、実施例13の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なったのち、実
施例13′の場合と同様に反応生成物を洗浄してOMT
AKl、91を得た。カルボキシメチル基含量0.59
゜ 実施例18 ’I”AK−D(F−I、平均重合度299)1.51
をイソプロパツール40g/に懸濁し、実施例14の場
合と同様にしてカルボキシメチル化反応を行なったのち
、実施例14の場合と同様に反応生成物を洗浄してOM
TAK2.2fを得た。カルボキシメチル基含量1.1
5゜ 実施例19 ’I’AK−D(F−II、平均重合度11g)1.5
fをイソプロパツール40m1に懸濁し、実施例13の
場合と同様にしてカルボキシメチル化反応を行なった。
生成物を遠心分離により集め、水40g/に溶解して、
酢酸で中和した。この中和液にメタノール90tttl
を加え、生じた沈澱物を遠心分離により集め、まず80
%メタノール水200 mlにより、次いで80%エタ
ノール水200 mlによりそれぞれ充分洗浄したのち
凍結乾燥してOMTAKl、4りを得た。カルボキシメ
チル基含量0.51゜実施例20 TAK−D(F−1,平均重合度113)1.51をイ
ソプロパツール40xlに懸濁し、実施例14の場合と
同様にしてカルボキシメチル化反応を行なった。反応生
成物を実施例19の場合と同様に洗浄してOMTAK2
.3fを得た。カルボキシメチル基含量1.22゜ 実施例21 ’I”AK −D (S −1、平均重合度68)1.
5fをイソプロパツール40m1に懸濁し、実施例13
の場合と同様にしてカルボキシメチル化反応を行なった
。反応生成物を実施例19の場合と同様に洗浄してOM
TAKl、4gを得た。カルボキシメチル基含量0.3
6゜ 実施例22 ’I’AK−D(S−1,平均重合度68)1.5Fを
イソプロパツール40tstに懸濁し、実施例14の場
合と同様にしてカルボキシメチル化反応を行なった。反
応生成物を実施例19の場合と同様に洗浄してC!MT
AK1.4Fを得た。カルボキシメチル基含量0.45
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ第3表中CM’l’AK1’
l&12.Na1lの赤外部吸収スペクトル曲線を示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rの少くとも1ケは−OH_2COOH基、残余
    があればHを示し、nは整数を示す。該化合物の平均重
    合度は2ないし1000である)のβ−1,3−グルカ
    ン誘導体およびその塩。
JP1417486A 1986-01-24 1986-01-24 抗腫瘍剤 Granted JPS61241301A (ja)

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JPH0680103U (ja) * 1993-04-26 1994-11-08 正 伊藤 マグネット付スコヤ

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