JPS61239596A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食品などの被加熱物を電波を用いて高周波加熱
するところの高周波加熱装置に関するものである。

従来の技術 一般に高周波加熱装置は、第４図に示す様に食品を収納
し加熱する加熱室１及び加熱装置に必要な電気部品等を
収納する部品収納室２及び、加熱室内に高周波を放射す
る高周波発振器３を備えている。部品収納室２内の高周
波発振器３や電源トランス（図示せず）は動作中発熱し
、これを冷却する為のファン４が設けられている。又、
加熱室１内の食品は加熱され、水蒸気、臭い等を発生し
。

換気が必要となる為、ファン４の風の一部を加熱室１に
搬入し、しかる後、本体外に搬出している。

又、加熱室１前面には食品の出し入れの為の扉５が設け
られている。この様に高周波が充満する加熱室内は完全
な密閉がなされておらず、通風の為の吸気孔群６．及び
排気孔群７、及び加執室内を見る為の扉５の覗き孔群８
より、高周波が本体外に漏れる。従来のこの種の加熱室
壁の孔よりの゛電波漏洩を防止する方法としては孔の開
［」寸法（丸穴の場合は直仔、角穴の場合は対角寸法）
を小さくするかあるいは孔の開けられる加熱室壁の累月
厚みを大きくする。又、前記方法を併用したハニカム状
の孔等［なっていた。（例えば実公昭５４−３５３８６
号公報） 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、」−記の様な構成では、累月の厚みを大
きくし、小さな孔を開ける事は加工性の悪化、］Ａ料損
失の増大、換気風の空気抵抗の増大を招キ、又、ハニカ
ト状の孔にあっては強度的に積層方向に弱く補強溝造が
必要、風が乱流となる１１′　　　　　ロベフファン等
では厚みがあるため極めて空気抵抗が増大する等の問題
点を有していた。

本発明はとの様な従来の問題点を解消するものであり、
簡！−１な構成で、換気、冷却能力を低下させることな
く、本体外への電波漏洩を防１にすることを目的とする
。

問題点を解決するための手段 本発明の高周波７Ｊｌｌ熱装置は加〃（室壁に設けられ
た孔の加熱室外壁面１１１１に当接する周縁部を有する
略装状で周縁部以外にｄ：多孔群を有する通風ガイドを
設けるＦ：／＋成としたものである。

作　　　用 本発明の高周波加熱装置は加熱室壁の孔の外側に周縁部
を当接さぜ、彼伏せる様に略装状の多孔群を持つエアー
ガイドを設けることにより、加熱室壁孔より漏洩（７た
′電波を加熱室に対し比較的小さな共振器をこのエアー
ガイドで形成し、ここで更に漏洩電波が減衰され、又風
の流れを整流出来るため、換気、冷却能力を損わず、高
い雷波渡蔽効果を得るものである。

実施例 以下本発明の一実施例の高周波加熱装置を図面を参照し
て説明する。第１図において、９は加熱室、１０回二部
品収納室、１１は高周波発振器、１２ｄ：ファン、１３
は扉である。１４は加熱室壁に設けられた吸気孔群１５
ｖＣファン１２の空気を導く５”’ エアーガイドであり、１６は同じく排気孔群１７の為の
エアーガイドである。器体外の空気は外殻に設けられた
開ｌＴ１１ａよりファン１２によって部品収納室内ｉＣ
’０２スされ高周波発振器１１等の電気部品を冷却し、
次いでエアーガイド１４により加熱室９に搬入される。

加熱室内の被加熱物（図示せず）より発生した水蒸気及
び臭い等と共に空気はエアーガイド１７をへて外殻に設
けられた開口１９より器体外に搬出される。第２図は本
発明に係わるエアーガイド部を拡大したものであり、以
下第２図によって説明する。

２０ば７Ｊｌｌ　ｍｙ室壁であり、通風の為に孔１５が
多数あけられている。１４ａはエアーガイドの周縁部で
前記通風孔群１５を取り囲む様に形成され加熱室壁２０
に当接している。Ｉ４ｂはエアーガイ゛゛　　　　　ド
に設けられた多孔群であり通風孔群１５に対向′ミ している。１４　ｃは前記多孔群Ｌ４ｂに風の流れを導
く案内板である。ここで加熱室壁の通風孔群を通・じて
漏れる電波が減衰（遮蔽）されているかは孔の径をＤ、
加熱室壁の厚みをｔ、孔の開口率６・・− （孔のおいている域の総面積に対する孔の面積の比）を
Ｒ１電波の自由空間の波長をン、０とするとで表わされ
る。

これに一般的な高周波加熱装置である電子レンジに用い
られている数値をあてはめて、波長λ０：１２２．５ｍ
ｍ（周波数２４５０Ｍ）（ｚ）、板厚ｔ：ｏ、、５ｍｍ
、孔径Ｄ：４龍、開口率Ｒ４０％（０，４）　　とすれ
ば基本周波数２４５０　ＭＨｚで、約３３ｄＢとなり実
測とも良く一致する。しかしながら加熱室内は数百Ｗと
言う強い高周波電力が供給されるため３３ｄＢ（約１７
２０００　）の遮蔽効果では数百ｍＷの電力が而れ出す
。仮に他の条件を変えずに板厚ｔを０．５龍より１．０
＋ＩＩＩＩ＋と倍にした場合でも遮蔽能力は４ｄＢＬか
向上せず、又孔径りを半分にしたところで同じく１０ｄ
Ｂである。

本発明の構成にすれば加熱室壁２０の通風孔群１５より
の漏洩電波はエアーガイド１４と加熱室壁２０で形成さ
れた空間２１に放射され、その後７へ− 多孔群１４ｂを経て伝搬されるので、通風孔群１５によ
る減衰とエアーガイドの多孔群（１４ｂ）と２つの減衰
をり−、えることが出来、通風孔群１５と全く同じ形状
をエアーガイドの多孔群１４ｂＫ屯記空間を持って設け
れば約２倍（約３０ｄＢの向上）の遮蔽効果があり単に
板厚を２倍にした場合の４ｄＢの向−Ｌと比べて極めて
大きな改善効果がある。尚、加熱室壁２０とエアーガイ
ド周縁部１４ａは機械的に当接しておればほぼ同等のバ
蔽効果が得られる。

又、通風の際に空気抵抗を減少させる為にはエアーガイ
ドの多孔群の開口率もしくは孔径を大きくする小により
解決出来る。

次に本発明の他の実施例を第３図を用いて説明する。前
記実施例とイ・目顔する点はエアーガイド周縁部１４ａ
に連続した溝２２を設ける溝戎としたことにあり、この
構成によれば周縁部１４ａを機械的に加熱室壁２０に当
接させずにある空隙を設は前記溝をチョークとし空隙よ
り洩れ出る電波を減衰させる。これにより周縁部を均一
に加熱室壁に当接させること無く高い遮蔽効果を発揮出
来る。

尚、前記孔より電波の減衰効果の式でも解かる様に高い
周波数になるにつれ減衰計は指数函数的に減少するがこ
の溝を設ければ比較的高い周波数まで遮蔽能力を向上さ
せることが出来る。

発明の効果 以」−の様に本発明の高周波加熱装置によれば次の効果
が得られる。

（１）加熱室の吸、排気孔群にエアーガイドによる空間
を設けて多孔群を配しているので電波遮蔽能力を大きく
向上させることが出来る。

（２）電波１度蔽構Ｊ告がエアーガイドを用いてなされ
ているので筒中なＩ’ｆ／＋成であり、新しいＷ１造物
を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図（ｄ本発明の第１の実施例における高周波加熱装
置の平面断面図、第２図は同盟部拡大断面図、第３図は
本発明の第２の実施例における高層９　′＼−７ 波加熱装置の要部拡大断面図、第４図は従来の高周波加
熱装置の平面断面図である。 ９・・・・・・加熱室、１０・・・・・・部品収納室、
１１・・・・・・高周波発振器、１４．１７・・・・・
・エアーガイド、１５・・・・・・吸気孔群、１６・・
・・・・排気孔群、１４　ａ・・・・・・周縁部、１４
ｂ・・・・・・多孔群、２０・・・・・・加熱室壁、２
１・・・・・・空間、２２・・・・・・溝。 代坤人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名□ １１、　　゛ ｑ、加熱室　　　　　　　１゜ １５、ｂ及帆孔詳 ｉ１’、、、Ｊり卜りし才し右手 ′　　灯　〜 叉　１　Ｎ 寸　　　　　　じ 憾

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体内に被加熱物を収納する加熱室と加熱装置に
   必要な電気部品等を収納する部品収納室と加熱室内に高
   周波を放射する高周波発振器と、本体内及び加熱室内の
   雰囲気を換気するファンと加熱室壁には加熱室内に空気
   を搬入させる吸気孔群と加熱室外に空気を搬出させる、
   排気孔群とを備え、開放面に周縁部を有する、略装状で
   周縁部以外には多孔群を有する通風ガイドを、前記加熱
   室壁吸、排気孔群の周囲に周縁部を当接させる構成とし
   た高周波加熱装置。
2. （２）通風ガイドの多孔群の孔径を加熱室壁吸排気孔群
   の孔径より大きくする構成とした特許請求の範囲第１項
   記載の高周波加熱装置。
3. （３）通風ガイドの加熱室壁に当接する周縁部に連続的
   に溝を設ける構成とした特許請求の範囲第１項記載の高
   周波加熱装置。