JPS6240398Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6240398Y2
JPS6240398Y2 JP4890582U JP4890582U JPS6240398Y2 JP S6240398 Y2 JPS6240398 Y2 JP S6240398Y2 JP 4890582 U JP4890582 U JP 4890582U JP 4890582 U JP4890582 U JP 4890582U JP S6240398 Y2 JPS6240398 Y2 JP S6240398Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holes
microwave oven
cabinet
ventilation
cavity
Prior art date
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Expired
Application number
JP4890582U
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English (en)
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JPS58154593U (ja
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Publication date
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は一般家庭用あるいは工業用マイクロ波
加熱装置として知られる電子レンジの改良に関す
る。
背景技術 電子レンジは一般に第1図に示すように、導電
体板からなるキヤビネツト11の内側に同じくオ
ーブンキヤビテイ12が設けられ、図示しないマ
グネトロンから発生される電磁波が導入されるよ
うになつている。キヤビネツト11の一面にはド
ア13および制御用ダイアル14等が設けられ、
またこのキヤビネツトとオーブンキヤビテイとの
間の空間には図示しない電源トランスやその他の
電源機器が収納されている。そしてキヤビネツト
11あるいはキヤビテイ12には冷却用あるいは
蒸気等の排出用のための複数個の通風孔15,1
6が形成されてなる。これら通風孔は電波を透過
しないようになるべく小さい寸法にしなければな
らない反面、空気抵抗を少なくする目的のために
は逆になるべく大きくする必要があり、相矛盾し
ている。従来一般には孔15のように一定方向に
並んだ矩形状のものや、孔16のように円形の小
孔を多数整列して設けている。
背景技術の問題点 第1図の一定方向に並んだ矩形の長孔15によ
ると、風量は多くできるが、キヤビネツトの内部
に少なからず生ずる種々の周波数およびモードの
電磁波のうち特定のモードのエネルギーに対して
一種のスロツトアンテナの作用を呈し、この高周
波エネルギーが外部へ漏洩してしまう。一方、こ
の電子レンジの周辺に置かれる電子機器は、通風
孔15から出る特定の偏波面をもつ高周波エネル
ギーに対して高感度を示すある特定の方向をもつ
て置かれることがある。たとえばポータブルラジ
オの内蔵アンテナの方向が、前記の電子レンジの
通風孔15から出る特定の偏波面をもつ高周波エ
ネルギーに対して高感度を示す方向に置かれる場
合がある。また逆にほとんど感度のない方向に置
かれることもある。いずれにしても一定の方向に
並んだ長孔をもつ電子レンジでは、この長孔から
出る特定モードの電磁波が他の電子機器に強い防
害を与える確率は無視できない。第1図の円形の
小孔16は、孔径を小さくすれば内部からの電波
の漏れは皆無に近くしうるが、通風量を多くする
ことができない。
考案の目的 本考案は以上のような従来技術の問題点を解決
し、特定モードの高周波エネルギーが強く漏洩す
るのを抑制するとともに、通風量を比較的多くす
ることができる通風孔をもつ電子レンジを提供す
るものである。
考案の概要 本考案は複数個の細長い矩形長孔を、その長手
方向が一定の方向に整列しないように、放射状の
ような不揃いとなるように形成したことを特徴と
している。これによつてこの通風孔から出る高周
波エネルギーは特定のモードに合成されることが
ないため、電子レンジの周辺に置かれる電子機器
に入感するレベルは実質的に小さいレベルに抑え
られる一方、通風量は大きくできる。
考案の実施例 本考案は電子レンジの導電体製のキヤビネツト
およびオーブンキヤビテイのいずれか一方、もし
くは両方に形成する通風孔に適用しうるが、以下
はキヤビネツト11に形成した例を述べる。
第2図に示す実施例は、通風孔21を催長い複
数個の孔を放射状に形成したものである。また第
3図に示す例は同じ寸法の孔20を交互に位置を
ずらして放射状に形成したものである。さらにま
た第4図に示す例は長孔21のほとんどすべてが
一定の方向を向かないように、実質的に放射方向
を向くように形成したものである。なお各孔21
は第5図に一部を示すように長さの異なる孔21
a,21bを縦列に並べるとともに交互に長さが
異なるように配列したものである。
考案の効果 本考案によれば、細長い通風孔が放射状のよう
な長手方向を不揃いに形成しており、したがつて
近接して同じ長さで同じ方向に並らぶ長孔がせい
ぜい2個程度で、各々の孔は異なる方向を向いて
いるので、万一、この通風孔から電磁波が漏洩し
ても特定の偏波面をもつモードのエネルギーが強
いレベルとなることがなく、電子レンジの周辺に
置かれる電子機器に対して入感するエネルギーレ
ベルはいかなる場合でも低レベルに抑えられる。
つまり電波機器の特定の設置方向の場合に強力に
妨害を与えることがない。とくに第5図の如く形
成すればこの効果は一層確実に得られる。そして
通風量は長孔の集合であるため充分多く得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の電子レンジを示す一部切断斜視
図、第2図は本考案の一実施例を示す要部側面
図、第3図、第4図、第5図は各々本考案の他の
実施例を示す要部側面図である。 11……キヤビネツト、12……オーブンキヤ
ビテイ、15,16……通風孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加熱物が収納されるとともにマグネトロンか
    ら発生される電磁波が導入されるオーブンキヤビ
    テイ、およびこのキヤビテイの外側に配設される
    電源機器を収納する導電体製キヤビネツトを具備
    する電子レンジにおいて、上記キヤビテイまたは
    キヤビネツトに形成される通風孔は、複数の細長
    い孔であつて、この孔の長手方向が不揃いとなる
    ように形成したことを特徴とする電子レンジ。
JP4890582U 1982-04-06 1982-04-06 電子レンジ Granted JPS58154593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4890582U JPS58154593U (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4890582U JPS58154593U (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子レンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58154593U JPS58154593U (ja) 1983-10-15
JPS6240398Y2 true JPS6240398Y2 (ja) 1987-10-15

Family

ID=30059803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4890582U Granted JPS58154593U (ja) 1982-04-06 1982-04-06 電子レンジ

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JP (1) JPS58154593U (ja)

Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0110879Y2 (ja) * 1985-03-15 1989-03-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58154593U (ja) 1983-10-15

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