JPH0963762A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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Publication number
JPH0963762A
JPH0963762A JP22018195A JP22018195A JPH0963762A JP H0963762 A JPH0963762 A JP H0963762A JP 22018195 A JP22018195 A JP 22018195A JP 22018195 A JP22018195 A JP 22018195A JP H0963762 A JPH0963762 A JP H0963762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
microwave oven
ventilation part
cabinet
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22018195A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Kubo
晋康 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP22018195A priority Critical patent/JPH0963762A/ja
Publication of JPH0963762A publication Critical patent/JPH0963762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通風効果を損なうことなく通風部からの不要
輻射の漏洩をより一層軽減する。 【解決手段】 外装キャビネットに通風部を有する電子
レンジにおいて、前記通風部が外装キャビネットの底面
に対し斜め方向の複数の平行なスリット列で構成され
る。前記スリット列の傾斜角度が外装キャビネットの底
面に対し約45度で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジに関し、
更に詳しくは、電子レンジに内装されている電装品から
の発熱を外部へ放散させるための通風孔の構造改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】通常、電子レンジには、その外装キャビ
ネットの背壁にスリット群からなる通風部が設けられて
いる。この外装キャビネットは加熱室及びそれと隣接し
た電装室を内包している。電装室には高周波を発生する
マグネトロン、このマグネトロンを駆動するための高周
波トランス、冷却ファン等の電装部品が収納され、前記
通風部は電装室内のそれらの各電装部品からの発熱を放
散し電装室内の温度上昇を防止するものである。一方、
通風部のスリット群から漏洩する不要輻射(雑音電波)
は微弱であり、今まで支障のないものであったが、電子
レンジから発生する高調波が、最近開始された衛星放送
の受信帯域に入るため、この通風部からの不要輻射の漏
洩抑止の改善が要求されている。
【0003】また、電子レンジのような高周波利用機器
にあっては、不要輻射の雑音電界強度の許容値(dB)
が測定周波数帯域によってJISで規定されている。例
えば、通風部からの不要輻射の雑音電界強度測定は外装
キャビネット背壁の後方より所定位置(3m、10m、
30m)に測定周波数帯域に同調する測定用アンテナ
(ループアンテナ、ダイポールアンテナ、ホーンアンテ
ナ)を設置し、30MHz以下の電波に対しては、測定
用アンテナの垂直偏波面について、また、30MHz以
上の電波に対しては、測定用アンテナの水平偏波面及び
垂直偏波面の双方について測定が行われ、漏洩電波の強
度が許容値以内かどうかが判定される。
【0004】従って、通風部を構成するスリット群の開
口を小さくすれば、通風部からの雑音電波の漏洩は少な
くなるが、それでは通風部における冷却効果も減少し好
ましくない。そこで、通風部の形状を図2に示すように
して、漏洩電波を制御し且つ冷却効果を損なわないよう
にすることが提案されている。図2は従来例の電子レン
ジを背面側から示す斜視図である。図2に示す電子レン
ジでは、通風部14を平行な複数の一直線状スリットよ
りなる水平スリット群14aと、この水平スリット群1
4aの長手方向と互いに異なる方向の垂直スリット群1
4bで構成した通風部14を外装キャビネット11に設
けている(実開昭61−153994号公報参照)。こ
こで、11aは外装キャビネットの背壁、12は加熱
室、13は電装室を示す。スリット群14aでは、水平
偏波の漏洩を抑制し、スリット群14bでは、垂直偏波
の漏洩を抑制している。通風部14を互いに異なる方向
のスリット群で構成することにより、垂直偏波あるいは
水平偏波の何れか一方での突出漏洩がなくなり、両偏波
面の電波漏洩強度を均等に小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
通風部は、水平スリット群と垂直スリット群を組み合わ
せて設けているので不要輻射の漏洩が均等的に少なくな
るものの、垂直偏波や水平偏波が漏洩する可能性は無く
ならない。このため、不要輻射の漏洩強度が非常に大き
い場合は、不要輻射の漏洩強度を軽減する効果が減少す
る。また、スリット群が互いに直交しているので、送風
の流れが一定方向にならず空気流が互いに干渉し合い、
結局通風性が悪くなり、冷却効果も低下するという問題
がある。
【0006】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、例えば、電子レンジの金属製外装キャビネットの
背壁に斜め方向に平行なスリット列からなる通風部を設
けることによって、通風効果を損なうことなく通風部か
らの不要輻射の漏洩をより一層軽減する電子レンジを提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外装キャビネ
ットに通風部を有する電子レンジにおいて、前記通風部
を外装キャビネットの底面に対し斜め方向の複数の平行
なスリット列で構成したことを特徴とする電子レンジで
ある。前記スリット列の傾斜角度が外装キャビネットの
底面に対し約45度で構成されることが好ましい。
【0008】本発明によれば、電子レンジの通風部を斜
め方向の平行なスリット列で構成したことにより、不要
輻射に含まれる水平偏波および垂直偏波の漏洩がより一
層軽減することができる。さらに、スリット列が一定方
向に平行であるため冷却ファンからの送風が一定方向に
なり通風効果を損なうことがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものでない。
【0010】図1は本発明の一実施例である電子レンジ
を背面側から示す斜視図である。図1において、1は金
属製外装キャビネットであり、金属製外装キャビネット
1内には加熱室2及びそれと隣接した電装室3を内包し
ている。電装室3には、高周波を発生するマグネトロ
ン、このマグネトロンを駆動するための高周波トラン
ス、コンデンサ、ダイオード、インバータ回路を搭載し
た制御基板、冷却ファン等が収納されている。4は通風
部であり、電装室3の壁ともなる金属製外装キャビネッ
ト1の背壁1aに通風部4が設けられている。
【0011】金属製外装キャビネット1は、通常、鋼
板、ステンレス板等で構成され、電子レンジ内で発生す
る熱を放熱するための通風部4として、金属製外装キャ
ビネット1の背壁1aに斜めスリット4aがプレス成形
される。本発明の通風部4の斜めスリット4aの寸法と
しては、例えば、傾斜角度:45度、スリット幅:5m
m、スリットピッチ:5mmが好ましい。また、スリッ
トの長手方向の長さは、通風部のサイズによって決定さ
れる。また、スリット列の開口部には防塵のためメッシ
ュ材を張り付けてもよい。
【0012】例えば、金属製外装キャビネット1の底面
に対しスリット群が水平方向にあいているときは、垂直
偏波が漏れやすくなり、また、金属製外装キャビネット
1の底面に対しスリット群が垂直方向にあいているとき
は、水平偏波が漏れやすくなる傾向にある。これに対し
て、図1に示すように通風部4を45度の斜めスリット
4aで構成することによって、不要輻射に含まれる垂直
偏波面、水平偏波面の両方に対して漏洩を極力抑えるこ
とができる。また、この斜めスリット列を一定方向に構
成しているので、送風の流れがスムーズとなり冷却効果
も向上する。また、不要輻射の漏洩強度が抑制されるこ
とにより、斜めスリット列の開口率を大きくすることが
できるので、さらに冷却効果が大きくなり電装室3に収
納される電装部品の耐久性が向上する。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、電子レンジの金属製外
装キャビネットの背壁に斜め方向に平行なスリット列か
らなる通風部を設けることによって、通風効果も向上し
且つ通風部からの不要輻射の漏洩をより一層軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子レンジを背面側か
ら示す斜視図である。
【図2】従来例の電子レンジを背面側から示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 金属製外装キャビネット 1a 背壁 2 加熱室 3 電装室 4 通風部 4a 斜めスリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装キャビネットに内部の電装品の放熱
    用通風部を設けた電子レンジにおいて、前記通風部を外
    装キャビネットの底面に対し斜め方向の複数の平行なス
    リット列で構成したことを特徴とする電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記スリット列の傾斜角度が外装キャビ
    ネットの底面に対し約45度であることを特徴とする請
    求項1記載の電子レンジ。
JP22018195A 1995-08-29 1995-08-29 電子レンジ Pending JPH0963762A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22018195A JPH0963762A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 電子レンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22018195A JPH0963762A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 電子レンジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0963762A true JPH0963762A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16747160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22018195A Pending JPH0963762A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 電子レンジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0963762A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6664928B2 (en) 2001-08-28 2003-12-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna apparatus for performing wireless communication or broadcasting by selecting one of two types of linearly polarized waves

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6664928B2 (en) 2001-08-28 2003-12-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Antenna apparatus for performing wireless communication or broadcasting by selecting one of two types of linearly polarized waves

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