JPH05159875A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH05159875A
JPH05159875A JP3341695A JP34169591A JPH05159875A JP H05159875 A JPH05159875 A JP H05159875A JP 3341695 A JP3341695 A JP 3341695A JP 34169591 A JP34169591 A JP 34169591A JP H05159875 A JPH05159875 A JP H05159875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetron
food
frequency heating
cooling
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3341695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kinoshita
博司 木下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3341695A priority Critical patent/JPH05159875A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネトロンの冷却効率を高めるとともに、
食品の加熱効率を向上させた高周波加熱装置を提供する
こと。 【構成】 マグネトロン2から発生するマイクロ波を食
品に照射して加熱調理する高周波加熱装置において、マ
グネトロン2のアノード12に冷媒を通した冷却パイプ
13を密着して配設するとともに、この冷却パイプ13
をオーブンキャビティ4内に引き込み、冷却パイプ13
の放熱部を食品の近傍に位置するように配置したもので
ある。また、冷却パイプ13に代えてヒートパイプ20
を用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネトロンから発生す
るマイクロ波を食品に照射して加熱調理する高周波加熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高周波加熱装置は図8お
よび図9に示すようなものがある。図8は高周波加熱装
置の冷却システムの概略を、図9はマグネトロンの外観
をそれぞれ示している。図8において、高周波加熱装置
1はマグネトロン2から発生したマイクロ波が導波管3
を通ってオーブンキャビティ4内に放射され食品を加熱
する。また、マグネトロン2はオーブンからの反射波、
高周波電流損失などにより温度上昇し、冷却しなければ
数分の内に400℃を越えマグネトロン故障に至る。そ
のため、一般に高周波加熱装置に用いられるマグネトロ
ン2は強制空冷方式で冷却されている。
【0003】すなわち、図8に示すようにマグネトロン
2を冷却するには、冷却ファン5および冷却モータ6が
設けられ、吸気口7を通して冷却ファン5により取り入
れられた空気はマグネトロン2および高圧トランス8に
冷却風として供給する。そして、マグネトロン2および
高圧トランス8を冷却した冷却風は排気口9,10から
装置外に排気される。この排気は高温になっており、エ
ネルギーのロスであり装置の効率を低下させる原因にな
っている。そこで、マグネトロン2を冷却した冷却風を
オーブンキャビティ4内に導き、このキャビティ4内に
熱エネルギーを還元している高周波加熱装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記高
周波加熱装置はオーブンキャビティ4からの電波漏洩を
防ぐため、冷却風の導入口をパンチング構造にする必要
がある。したがって、このパンチング構造の導入口によ
って冷却風に対する抵抗が増加し、マグネトロン2を通
る冷却風の量が減少し、マグネトロン2の冷却効果が低
減する問題点がある。そのため、図9に示すようにマグ
ネトロン2の真空管部であるアノード(図示せず)に熱
伝導性および耐熱性の良好なアルミニウムなどの金属か
らなる冷却フィン11を密着して設け、アノードを冷却
する装置が案出されているが、この装置では十分な冷却
効果が得られないという問題点があった。そこで、本発
明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的とす
るところは、マグネトロンの冷却効率を高めるととも
に、食品の加熱効率を向上させた高周波加熱装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る高周波加熱装置にあっては、マグネ
トロンから発生するマイクロ波を食品に照射して加熱調
理する高周波加熱装置において、上記マグネトロンのア
ノードに冷媒を通した冷却パイプを密着して配設すると
ともに、この冷却パイプをオーブンキャビティ内に引き
込み、同冷却パイプの放熱部を食品の近傍に位置するよ
うに配置したものである。また、上記冷却パイプに代え
てヒートパイプを用いてもよい。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、冷却パ
イプの中を循環している冷媒によりマグネトロンのアノ
ードで発生している熱を吸収することでマグネトロンが
冷却される。次いで、冷媒で吸収した熱は冷却パイプ中
を循環し、オーブンキャビティ内にて放熱する。さら
に、オーブンキャビティ内にて放熱された熱は食品に伝
達して加熱される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本発明に係る高周波加熱装置の第1
実施例を示す。なお、従来の構成と同一または対応する
部分には図8および図9と同一の符号を用いて説明す
る。図4は本実施例の高周波加熱装置1の外観を示して
おり、この高周波加熱装置1は図1に示すようにマグネ
トロン2から発生したマイクロ波が導波管3を通ってオ
ーブンキャビティ4内に放射され食品を加熱する。ま
た、図2に示すようにマグネトロン2の真空管部である
アノード12には熱伝導性および耐熱性の良好な金属製
冷却パイプ13が溶接などにより密着して配設され、こ
の冷却パイプ13内に冷媒(水などの液体)が封入され
ている。マグネトロン2は取付板14により装置本体に
取り付けられ、マグネット15および出力アンテナ16
を有している。
【0008】また、冷却パイプ13は循環ポンプ17と
接続され上記冷媒が冷却パイプ13内を循環する。冷却
パイプ13はオーブンキャビティ4内に環状に引き込ま
れ、その放熱部を食品載置台18に下側から密着するよ
うに配置することで、食品の下方に位置するようになっ
ている。そして、冷却パイプ13はマグネトロン2から
オーブンキャビティ4までの間が断熱材19で被覆さ
れ、放熱を防止している。
【0009】次に、本実施例の作用について説明する。
マグネトロン2から発生したマイクロ波は導波管3を通
してオーブンキャビティ4内に照射される。このオーブ
ンキャビティ4内の食品載置台18に置かれた食品はマ
イクロ波を受けて加熱される。マグネトロン2はオーブ
ンキャビティ4からの反射波、高周波電流による損失に
て加熱し、そのエネルギーは大きく800W出力のマグ
ネトロンで300〜400Wにもなる。マグネトロン2
で発生した熱は冷却パイプ13を通してパイプ中の冷媒
に吸収される。この冷媒は水などの液体とすれば、冷却
パイプ13の中間に設けた循環ポンプ17により、冷却
パイプ13内を循環するようになっている。
【0010】また、マグネトロン2で吸収した熱エネル
ギーは、冷媒の循環とともにオーブンキャビティ4内ま
で運ばれ、食品の下方で放熱し食品に熱を与える。これ
と同時に、食品はオーブンキャビティ4上方から照射さ
れるマイクロ波によって加熱されるため、加熱効率が増
大する。
【0011】図5〜図7は本発明に係る高周波加熱装置
の第2実施例を示し、前記第1実施例と同一の部分には
同一の符号を用いて説明する。本実施例ではマグネトロ
ン2のアノード12の周囲にヒートパイプ20の蒸発部
が密接して設けられ、その放熱部がオーブンキャビティ
4内に波状に引き込まれ、食品載置台18に下側から密
着するように配置されている。
【0012】上記の構成において、アノード12で発生
した熱によりヒートパイプ20の蒸発部で冷媒が蒸発
し、その時、気化熱としてアノード12で発生した熱を
奪い、気体になった冷媒は膨脹圧により放熱部に移動す
る。この放熱部で気体は放熱し再び液体に戻るが、その
時の放熱により食品載置台18上の食品は加熱される。
【0013】したがって、本実施例ではヒートパイプ2
0の放熱部がオーブンキャビティ4内に引き込まれてい
るため、食品に直接熱が伝達され効率改善度が大きい。
また、本実施例ではヒートパイプ20を用いたので、第
1実施例のような循環ポンプ17が不要になり、装置の
簡略化および低価格化が図れる。その他の構成および作
用は前記第1実施例と同一であるのでその説明を省略す
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高周
波加熱装置によれば、従来、廃熱として装置外に排出し
ていた熱エネルギーが冷媒を介してオーブンキャビティ
内に取り入れられ、食品に加熱エネルギーとして与えら
れるため、マイクロ波による加熱のみの場合と比較して
加熱効率が増大する。また、本発明によれば、冷却風を
オーブンキャビティ内に取り入れる装置に比べ、マグネ
トロンの冷却効率が向上する。さらに、冷却風に混じっ
てほこりなどがオーブンキャビティ内に入り不衛生とな
ることがなくなるとともに、食品が冷却風に当たって乾
燥してしまうことがなくなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波加熱装置の第1実施例を示
す概略図である。
【図2】図1の実施例におけるマグネトロンを示す概略
正面図である。
【図3】図1の実施例における冷却パイプを示す説明図
である。
【図4】図1の実施例に係る高周波加熱装置の外観を示
す斜視図である。
【図5】本発明に係る高周波加熱装置の第2実施例を示
す概略図である。
【図6】図5の実施例におけるマグネトロンを示す概略
正面図である。
【図7】図5の実施例におけるヒートパイプを示す説明
図である。
【図8】従来の高周波加熱装置を示す概略図である。
【図9】図8におけるマグネトロンを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 高周波加熱装置 2 マグネトロン 3 導波管 4 オーブンキャビティ 12 アノード 13 金属製冷却パイプ 17 循環ポンプ 18 食品載置台 19 断熱材 20 ヒートパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロンから発生するマイクロ波を
    食品に照射して加熱調理する高周波加熱装置において、
    上記マグネトロンのアノードに冷媒を通した冷却パイプ
    を密着して配設するとともに、この冷却パイプをオーブ
    ンキャビティ内に引き込み、同冷却パイプの放熱部を食
    品の近傍に位置するように配置したことを特徴とする高
    周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波加熱装置におい
    て、冷却パイプに代えてヒートパイプを備えた高周波加
    熱装置。
JP3341695A 1991-12-02 1991-12-02 高周波加熱装置 Pending JPH05159875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341695A JPH05159875A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3341695A JPH05159875A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高周波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05159875A true JPH05159875A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18348062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3341695A Pending JPH05159875A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 高周波加熱装置

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JP (1) JPH05159875A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6351087B1 (en) 1998-07-15 2002-02-26 Matsushita Electronics Corporation Microwave electrodeless discharge lamp apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6351087B1 (en) 1998-07-15 2002-02-26 Matsushita Electronics Corporation Microwave electrodeless discharge lamp apparatus

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