JP3279521B2 - 放熱構造を有する電子レンジの高圧トランスフォ−マ - Google Patents
放熱構造を有する電子レンジの高圧トランスフォ−マInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/08—Cooling; Ventilating
- H01F27/085—Cooling by ambient air
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Transformer Cooling (AREA)
- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧トランスフォ−
マに係り、さらに詳しくは高圧トランスフォーマ自体の
放熱効果をさらに向上させた放熱構造を有する電子レン
ジの高圧トランスフォ−マに関する。
マに係り、さらに詳しくは高圧トランスフォーマ自体の
放熱効果をさらに向上させた放熱構造を有する電子レン
ジの高圧トランスフォ−マに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に高圧トランスフォ−マは、110
Vないし220Vほどの常用電圧を入力して所定の高電
圧を発生させる装置であって、最近ではマイクロウェ−
ブを用いて食べ物を調理する電子レンジなどの家電製品
に高電圧を供給するために必須的に適用されている。
Vないし220Vほどの常用電圧を入力して所定の高電
圧を発生させる装置であって、最近ではマイクロウェ−
ブを用いて食べ物を調理する電子レンジなどの家電製品
に高電圧を供給するために必須的に適用されている。
【0003】図1は従来の高圧トランスフォ−マを示し
た斜視図である。同図によれば、従来の高圧トランスフ
ォ−マは通常E、I構造でなった鉄片1aが多数個積層
/固定され、矩形の積層コア1を形成し、その中心部に
コイル2が多数回巻かれる。
た斜視図である。同図によれば、従来の高圧トランスフ
ォ−マは通常E、I構造でなった鉄片1aが多数個積層
/固定され、矩形の積層コア1を形成し、その中心部に
コイル2が多数回巻かれる。
【0004】前記コイル2の一端には入力端子3が連結
され、その他端には出力端子4がそれぞれ電気的に連結
される。したがって、高圧トランスフォ−マは、前記入
力端子3を介して常用交流電圧(AC110または22
0V)を入力した後、巻線比により所定の高電圧に変換
させ、この高電圧を出力端子4を介して出力させるよう
構成される。
され、その他端には出力端子4がそれぞれ電気的に連結
される。したがって、高圧トランスフォ−マは、前記入
力端子3を介して常用交流電圧(AC110または22
0V)を入力した後、巻線比により所定の高電圧に変換
させ、この高電圧を出力端子4を介して出力させるよう
構成される。
【0005】ここで、前記高圧トランスフォ−マから出
力される高電圧は、通常AC2100〜2400V程で
あり、図示されていない電子レンジの構成部品としてマ
グネトロン、高圧コンデンサ及び高圧ダイオ−ドなどに
供給され、所定周波数のマイクロウェ−ブを発生させる
機能を行う。
力される高電圧は、通常AC2100〜2400V程で
あり、図示されていない電子レンジの構成部品としてマ
グネトロン、高圧コンデンサ及び高圧ダイオ−ドなどに
供給され、所定周波数のマイクロウェ−ブを発生させる
機能を行う。
【0006】このように構成された従来の高圧トランス
フォ−マは、動作時その内部抵抗により高熱が発生し、
この熱は積層コア1の表面を通して空気中に放出され
る。
フォ−マは、動作時その内部抵抗により高熱が発生し、
この熱は積層コア1の表面を通して空気中に放出され
る。
【0007】ここで、前記高圧トランスフォ−マの内部
抵抗は、通常その長さに比例し、その断面積と反比例関
係を有するので、高電圧を発生させるほど前記コイルの
長さは長くなり、よって内部抵抗が増加して前記高圧ト
ランスフォ−マに極めて高い熱が発生する。
抵抗は、通常その長さに比例し、その断面積と反比例関
係を有するので、高電圧を発生させるほど前記コイルの
長さは長くなり、よって内部抵抗が増加して前記高圧ト
ランスフォ−マに極めて高い熱が発生する。
【0008】従って、前記積層コア1の表面積は、空気
との接触面積をできるだけ大きく形成して、その表面か
ら円滑な放熱作用がなされるようにし、その表面温度が
安全規格の限界値である150℃を越えないようにする
のが望ましい。
との接触面積をできるだけ大きく形成して、その表面か
ら円滑な放熱作用がなされるようにし、その表面温度が
安全規格の限界値である150℃を越えないようにする
のが望ましい。
【0009】かつ、通常前記高圧トランスフォ−マの放
熱を助けるため、その近傍に送風ファン(図示せず)を
設け、これを通して外部空気を強制的に送風させること
により前記高圧トランスフォ−マを放熱させるようにし
ている。
熱を助けるため、その近傍に送風ファン(図示せず)を
設け、これを通して外部空気を強制的に送風させること
により前記高圧トランスフォ−マを放熱させるようにし
ている。
【0010】しかし、このような従来の高圧トランスフ
ォ−マは、それ自体の熱を外部に放出するためにその表
面積が所定大きさ以上に確保されるべきなので、その体
積、重さなどが増えて取扱が極めて不便になり、かつ温
度上安全規格に適した大きさの積層コアを形成するため
に、その重さが通常3.5〜5.5Kgほどになった高
圧トランスフォ−マを製作するので、部品増加により製
造コスト高を招いた。従って、この取扱上の問題点及び
コスト高などの要因を解消するために高圧トランスフォ
−マの小型・軽量化方策が多角度で講じられている現状
である。
ォ−マは、それ自体の熱を外部に放出するためにその表
面積が所定大きさ以上に確保されるべきなので、その体
積、重さなどが増えて取扱が極めて不便になり、かつ温
度上安全規格に適した大きさの積層コアを形成するため
に、その重さが通常3.5〜5.5Kgほどになった高
圧トランスフォ−マを製作するので、部品増加により製
造コスト高を招いた。従って、この取扱上の問題点及び
コスト高などの要因を解消するために高圧トランスフォ
−マの小型・軽量化方策が多角度で講じられている現状
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は前述
した問題点を解決するために案出されたもので、その目
的は高圧トランスフォーマ自体の放熱効果を高めて小型
・軽量化を可能にした放熱構造を有する電子レンジの高
圧トランスフォ−マを提供することである。
した問題点を解決するために案出されたもので、その目
的は高圧トランスフォーマ自体の放熱効果を高めて小型
・軽量化を可能にした放熱構造を有する電子レンジの高
圧トランスフォ−マを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明による放熱構造を有する電子レンジの高
圧トランスフォ−マは、多数個の鉄片が積層/固定され
た積層コアと、前記積層コアに多数回巻回され所定の高
電圧を発生させるコイルと、前記多数個の鉄片の間に介
在し、その縁のフランジ部が前記積層コアの外周面に露
出されるよう形成された少なくとも一つ以上の放熱フィ
ンを備える。
ために、本発明による放熱構造を有する電子レンジの高
圧トランスフォ−マは、多数個の鉄片が積層/固定され
た積層コアと、前記積層コアに多数回巻回され所定の高
電圧を発生させるコイルと、前記多数個の鉄片の間に介
在し、その縁のフランジ部が前記積層コアの外周面に露
出されるよう形成された少なくとも一つ以上の放熱フィ
ンを備える。
【0013】ここで、前記各放熱フィンは、前記多数個
の鉄片の間で互いに接触することなく所定距離の間隔を
おいて介在し、熱伝導率の高いアルミニウムで形成され
ることが望ましい。また、前記放熱フィンは、前記フラ
ンジ部に多数個の開放部が形成されるよう一側に折り曲
げられた多数の折曲部を備える。
の鉄片の間で互いに接触することなく所定距離の間隔を
おいて介在し、熱伝導率の高いアルミニウムで形成され
ることが望ましい。また、前記放熱フィンは、前記フラ
ンジ部に多数個の開放部が形成されるよう一側に折り曲
げられた多数の折曲部を備える。
【0014】従って、放熱効果が向上し体積及び重さを
減らせるので、高圧トランスフォ−マの小型・軽量化が
可能であり、よってその取扱が容易になり、部品減少に
よる製造コスト節減が可能になる。
減らせるので、高圧トランスフォ−マの小型・軽量化が
可能であり、よってその取扱が容易になり、部品減少に
よる製造コスト節減が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の望ましい実施の形態を詳述する。図2は本発明によ
る高圧トランスフォ−マを適用した電子レンジの一部切
開斜視図であり、図3は図2の高圧側回路の構成を示し
た回路図である。
明の望ましい実施の形態を詳述する。図2は本発明によ
る高圧トランスフォ−マを適用した電子レンジの一部切
開斜視図であり、図3は図2の高圧側回路の構成を示し
た回路図である。
【0016】図2によれば、左右空間に区画され電子レ
ンジの外形をなすキャビネット10は、前方の開放され
た調理室11が一側に備えられ、その他側には各種の回
路装置が設けられる装置室15が備えられる。
ンジの外形をなすキャビネット10は、前方の開放され
た調理室11が一側に備えられ、その他側には各種の回
路装置が設けられる装置室15が備えられる。
【0017】また、調理室11の開放部分を開閉するド
ア12と、その底面に調理する食べ物が置かれる回転ト
レ−13とが回転自在に設けられる。前記回転トレ−1
3の底面には、モ−タ(図示せず)及び各種のギヤが
(図示せず)備えられ、調理時前記回転トレ−13を回
転させる。
ア12と、その底面に調理する食べ物が置かれる回転ト
レ−13とが回転自在に設けられる。前記回転トレ−1
3の底面には、モ−タ(図示せず)及び各種のギヤが
(図示せず)備えられ、調理時前記回転トレ−13を回
転させる。
【0018】装置室15には、マイクロウェ−ブを発生
させるマグネトロンMGT、高圧トランスフォ−マH.
V.T、低圧トランスフォ−マL.V.T、高圧コンデ
ンサH.V.C、高圧ダイオ−ドH.V.D、及び送風
ファン17が電気的に連結され設けられる。
させるマグネトロンMGT、高圧トランスフォ−マH.
V.T、低圧トランスフォ−マL.V.T、高圧コンデ
ンサH.V.C、高圧ダイオ−ドH.V.D、及び送風
ファン17が電気的に連結され設けられる。
【0019】前記送風ファン17は、空気を強制的に送
風させ前記マグネトロンMGTを放熱させる。かつ、こ
のようなマグネトロンMGTの放熱作用を通して加熱さ
れた空気は、キャビネット10の一側に備えられた空気
ガイド16を介して調理室11に誘導される。
風させ前記マグネトロンMGTを放熱させる。かつ、こ
のようなマグネトロンMGTの放熱作用を通して加熱さ
れた空気は、キャビネット10の一側に備えられた空気
ガイド16を介して調理室11に誘導される。
【0020】同時に、前記送風ファン17から送風され
る空気により装置室15に設けられたその他の電装品、
例えば高圧トランスフォ−マH.V.T、低圧トランス
フォ−マL.V.T、高圧コンデンサH.V.C、高圧
ダイオ−ドH.V.Dも共に放熱させる。
る空気により装置室15に設けられたその他の電装品、
例えば高圧トランスフォ−マH.V.T、低圧トランス
フォ−マL.V.T、高圧コンデンサH.V.C、高圧
ダイオ−ドH.V.Dも共に放熱させる。
【0021】図3によれば、前述した高圧トランスフォ
−マH.V.Tは、一次側のコイルを介して常用交流電
源(AC)が入力され、2次側のコイルを介して所定の
高電圧を出力する。前記高圧トランスフォ−マH.V.
Tから出力される高電圧は、高圧コンデンサH.V.C
及び高圧ダイオ−ドH.V.Dにより再び倍電圧され、
マグネトロンMGTに供給される。マグネトロンMGT
では2450MHzのマイクロウェ−ブを発生させ調理
室11の内部に供給する。
−マH.V.Tは、一次側のコイルを介して常用交流電
源(AC)が入力され、2次側のコイルを介して所定の
高電圧を出力する。前記高圧トランスフォ−マH.V.
Tから出力される高電圧は、高圧コンデンサH.V.C
及び高圧ダイオ−ドH.V.Dにより再び倍電圧され、
マグネトロンMGTに供給される。マグネトロンMGT
では2450MHzのマイクロウェ−ブを発生させ調理
室11の内部に供給する。
【0022】図4及び図5は本発明による放熱構造を有
する電子レンジの高圧トランスフォ−マの望ましい一実
施の形態を示す。同図によれば、本発明の高圧トランス
フォ−マH.V.Tは、通常E、I構造でなる鉄片21
が多数個積層/固定され矩形の積層コア20を形成し、
ここにコイル22が多数回巻かれる。また、放熱フィン
25は、前記多数個の鉄片21の間に少なくとも一枚以
上介在される。
する電子レンジの高圧トランスフォ−マの望ましい一実
施の形態を示す。同図によれば、本発明の高圧トランス
フォ−マH.V.Tは、通常E、I構造でなる鉄片21
が多数個積層/固定され矩形の積層コア20を形成し、
ここにコイル22が多数回巻かれる。また、放熱フィン
25は、前記多数個の鉄片21の間に少なくとも一枚以
上介在される。
【0023】この際、前記放熱フィン25の縁のフラン
ジ部26が、前記積層コア20の外周面に露出される。
従って、積層コア20の断面積、すなわち空気と接触す
る面積が広まり、その後方の送風ファン17から供給さ
れる空気によりその放熱効率がさらに向上される。
ジ部26が、前記積層コア20の外周面に露出される。
従って、積層コア20の断面積、すなわち空気と接触す
る面積が広まり、その後方の送風ファン17から供給さ
れる空気によりその放熱効率がさらに向上される。
【0024】かつ、前記放熱フィン25は、前記多数個
の鉄片21の間で互いに接触されなく所定距離の間隔に
介在され、その材質は鉄片21のように通常の珪素鋼板
で形成したり、または熱伝導率の高いアルミニウムで形
成するのが望ましい。
の鉄片21の間で互いに接触されなく所定距離の間隔に
介在され、その材質は鉄片21のように通常の珪素鋼板
で形成したり、または熱伝導率の高いアルミニウムで形
成するのが望ましい。
【0025】前記コイル22の一端には入力端子23が
連結され、その他端には出力端子24がそれぞれ電気的
に連結され、この構成及び作用は従来の技術で説明した
通りである。
連結され、その他端には出力端子24がそれぞれ電気的
に連結され、この構成及び作用は従来の技術で説明した
通りである。
【0026】図6及び図7は本発明による放熱構造を有
する電子レンジの高圧トランスフォ−マの他の実施の形
態を示す。図示した通り、本発明の他の実施の形態によ
る高圧トランスフォ−マH.V.Tは、本発明の一実施
の形態による放熱フィン25の上側のフランジ部26に
多数個の開放部28が形成されるよう一側に折り曲げら
れた多数の折曲部27が追加された構成を有する。ま
た、前記折曲部27は、空気が送風されてくる側に折曲
/形成される。
する電子レンジの高圧トランスフォ−マの他の実施の形
態を示す。図示した通り、本発明の他の実施の形態によ
る高圧トランスフォ−マH.V.Tは、本発明の一実施
の形態による放熱フィン25の上側のフランジ部26に
多数個の開放部28が形成されるよう一側に折り曲げら
れた多数の折曲部27が追加された構成を有する。ま
た、前記折曲部27は、空気が送風されてくる側に折曲
/形成される。
【0027】このように構成された本発明の実施の形態
は、図2に示した通り、キャビネット10からドア12
が開くことにより、このキャビネット10の前方を通し
て食べ物が入っている調理容器が調理室11の内部に出
入りし、前記調理容器は、回転トレ−13の上部に置か
れる。
は、図2に示した通り、キャビネット10からドア12
が開くことにより、このキャビネット10の前方を通し
て食べ物が入っている調理容器が調理室11の内部に出
入りし、前記調理容器は、回転トレ−13の上部に置か
れる。
【0028】その後、ドア12が閉まった状態で電子レ
ンジが作動されれば、常用交流電源(AC)が高圧トラ
ンスフォ−マH.V.Tを経て昇圧されると共に、高圧
コンデンサH.V.C及び高圧ダイオ−ドH.V.Dを
通して再び倍電圧される。このように昇圧された高電圧
(通常AC2100〜2400Vほど)はマグネトロン
MGTに供給され、このマグネトロンMGTから245
0MHzのマイクロウェ−ブが発生され調理室11の内
部に放出される。
ンジが作動されれば、常用交流電源(AC)が高圧トラ
ンスフォ−マH.V.Tを経て昇圧されると共に、高圧
コンデンサH.V.C及び高圧ダイオ−ドH.V.Dを
通して再び倍電圧される。このように昇圧された高電圧
(通常AC2100〜2400Vほど)はマグネトロン
MGTに供給され、このマグネトロンMGTから245
0MHzのマイクロウェ−ブが発生され調理室11の内
部に放出される。
【0029】また、前記常用交流電圧(AC)は、低圧
トランスフォ−マL.V.Tを経て各種の負荷回路(図
示せず)に供給される。従って、調理室11の内部にマ
イクロウェ−ブが供給されると共に、負荷回路により回
転トレ−13などが回転することにより所定の調理過程
が進む。
トランスフォ−マL.V.Tを経て各種の負荷回路(図
示せず)に供給される。従って、調理室11の内部にマ
イクロウェ−ブが供給されると共に、負荷回路により回
転トレ−13などが回転することにより所定の調理過程
が進む。
【0030】ここで、前記高圧トランスフォ−マH.
V.Tの内部抵抗は、図3に示した通り、1次側及び2
次側コイル22の長さに比例し、その断面積と反比例す
る関係を有しているので、高い電圧を発生させるほど前
記コイル22の長さは長くなり、よって内部抵抗が増加
して前記高圧トランスフォ−マH.V.Tは極めて高い
熱を発生する。
V.Tの内部抵抗は、図3に示した通り、1次側及び2
次側コイル22の長さに比例し、その断面積と反比例す
る関係を有しているので、高い電圧を発生させるほど前
記コイル22の長さは長くなり、よって内部抵抗が増加
して前記高圧トランスフォ−マH.V.Tは極めて高い
熱を発生する。
【0031】従って、本発明は空気と接触される積層コ
ア20の表面と、図4及び図5に示した通り、前記積層
コア20の外周面から露出された放熱フィン25のフラ
ンジ部26により空気中の接触面積がさらに広まり、よ
って放熱効果が向上される。
ア20の表面と、図4及び図5に示した通り、前記積層
コア20の外周面から露出された放熱フィン25のフラ
ンジ部26により空気中の接触面積がさらに広まり、よ
って放熱効果が向上される。
【0032】また、送風ファン17は、前記高圧トラン
スフォ−マH.V.Tを放熱させるために外部空気を前
記高圧トランスフォ−マH.V.T側に強制的に送風さ
せているので、これにより前記フランジ部26の間に空
気が送風され、その放熱効率がさらに向上される。
スフォ−マH.V.Tを放熱させるために外部空気を前
記高圧トランスフォ−マH.V.T側に強制的に送風さ
せているので、これにより前記フランジ部26の間に空
気が送風され、その放熱効率がさらに向上される。
【0033】そして、前記送風ファン17が、外部空気
を前記高圧トランスフォ−マH.V.T側へ強制的に送
風させる際、図6及び図7に示した本発明の他の実施の
形態のように、前記フランジ部26の間に送風される空
気の流れ方向を変更させるのがさらに望ましい。すなわ
ち、フランジ部26の多数の折曲部27及び多数の開放
部28を通してさらに多量の空気が積層コア20の表面
に接触されるので、その放熱効果がさらに向上される。
を前記高圧トランスフォ−マH.V.T側へ強制的に送
風させる際、図6及び図7に示した本発明の他の実施の
形態のように、前記フランジ部26の間に送風される空
気の流れ方向を変更させるのがさらに望ましい。すなわ
ち、フランジ部26の多数の折曲部27及び多数の開放
部28を通してさらに多量の空気が積層コア20の表面
に接触されるので、その放熱効果がさらに向上される。
【0034】
【発明の効果】前述したような本発明による放熱構造を
有する電子レンジの高圧トランスフォ−マによれば、そ
れ自体の放熱効果がさらに向上し体積及び重さを軽減で
きることにより、同一な放熱量を有する高圧トランスフ
ォ−マに比べて小型・軽量化が可能である。また、これ
によりその取扱が容易であり、部品減少による製造コス
トの節減が可能になる。
有する電子レンジの高圧トランスフォ−マによれば、そ
れ自体の放熱効果がさらに向上し体積及び重さを軽減で
きることにより、同一な放熱量を有する高圧トランスフ
ォ−マに比べて小型・軽量化が可能である。また、これ
によりその取扱が容易であり、部品減少による製造コス
トの節減が可能になる。
【0035】以上では本発明の特定の望ましい実施の形
態について示し、かつ説明したが、本発明は前述した実
施の形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発
明の要旨を逸脱することなく当該発明の属する分野にお
いて通常の知識を持つ者ならだれでも多様な変形実施が
可能であろう。
態について示し、かつ説明したが、本発明は前述した実
施の形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発
明の要旨を逸脱することなく当該発明の属する分野にお
いて通常の知識を持つ者ならだれでも多様な変形実施が
可能であろう。
【図1】 従来の高圧トランスフォ−マを示した斜視図
である。
である。
【図2】 本発明による高圧トランスフォ−マを適用し
た電子レンジを一部切開した斜視図である。
た電子レンジを一部切開した斜視図である。
【図3】 図2の高圧側回路の構成を示した回路図であ
る。
る。
【図4】 本発明による放熱構造を有する電子レンジの
高圧トランスフォ−マの望ましい一実施の形態を示した
斜視図である。
高圧トランスフォ−マの望ましい一実施の形態を示した
斜視図である。
【図5】 図4の側面図である。
【図6】 本発明による放熱構造を有する電子レンジの
高圧トランスフォ−マの他の実施の形態を示した斜視図
である。
高圧トランスフォ−マの他の実施の形態を示した斜視図
である。
【図7】 図6の平面図である。
20 積層コア 21 鉄片 22 コイル 24 出力端子 25 放熱フィン 26 フランジ部 27 折曲部 28 開放部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−31660(JP,A) 特開 平9−18178(JP,A) 特開 昭62−159499(JP,A) 特開 平5−251883(JP,A) 実開 平3−28712(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】 多数個の鉄片が積層固定された積層コア
と、 前記積層コアに多数回巻回され所定の高電圧を発生させ
るコイルと、 前記多数個の鉄片の間に介在し、その縁のフランジ部が
前記積層コアの外周面に露出されるよう形成された少な
くとも一枚以上の放熱フィンと、を備えてなり、 前記放熱フィンは、前記フランジ部に多数個の開放部が
形成されるよう一側に折り曲げられた多数の折曲部が備
えられ、 前記折曲部は、空気が送風されてくる側に折曲形成され
ることを特徴とする放熱構造を有する電子レンジの高圧
トランスフォ−マ。 - 【請求項2】 前記各放熱フィンは、前記多数個の鉄片
の間で互いに接触することなく所定距離の間隔をおいて
介在することを特徴とする請求項1に記載の放熱構造を
有する電子レンジの高圧トランスフォ−マ。 - 【請求項3】 前記放熱フィンは、熱伝導率の高いアル
ミニウムで形成されることを特徴とする請求項1に記載
の放熱構造を有する電子レンジの高圧トランスフォ−
マ。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019980006654A KR19990071294A (ko) | 1998-02-28 | 1998-02-28 | 방열 기능을 갖는 고압 트랜스포머 |
KR2019980002817U KR200211344Y1 (ko) | 1998-02-28 | 1998-02-28 | 방열 기능을 갖는 고압 트랜스포머(High voltage transformer having an ability of radiation) |
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