JPS61238770A - Dl―アミノ酸アミドの製造法 - Google Patents
Dl―アミノ酸アミドの製造法Info
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- JPS61238770A JPS61238770A JP61081252A JP8125286A JPS61238770A JP S61238770 A JPS61238770 A JP S61238770A JP 61081252 A JP61081252 A JP 61081252A JP 8125286 A JP8125286 A JP 8125286A JP S61238770 A JPS61238770 A JP S61238770A
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- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
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- C12P41/006—Processes using enzymes or microorganisms to separate optical isomers from a racemic mixture by reactions involving C-N bonds, e.g. nitriles, amides, hydantoins, carbamates, lactames, transamination reactions, or keto group formation from racemic mixtures
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野:
本発明は、光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドを
ラセミ化する方法に関する。このような方法は、知られ
ていない。また、本発明は、光学活性アミノ酸アミドを
ラセミ化する方法に関する。
ラセミ化する方法に関する。このような方法は、知られ
ていない。また、本発明は、光学活性アミノ酸アミドを
ラセミ化する方法に関する。
本発明による方法を正確に洞察するために、第1に若干
の定義を記載することにする。このことに関連して、光
学活性アミノ酸、光学活性アミノ酸アミド、光学活性N
−ベンジリデンアミノ酸アミド及びアミノ酸アミドの光
学活性シップ塩基は、それぞれアミノ酸、アミノ酸アミ
ド、N−ベンジリデンアミノ酸アミド、α−位に不斉炭
素原子を有するアミノ酸アミドのシップ塩基を意味する
ものと理解され、この場合互いに光学対掌体の1つは過
剰量で存在する。前記及び後記のアミノ酸アミドのシッ
フ塩基の用語を使用する場合には、それは、N−ベンジ
リデンアミノ酸アミドど同じ化合物を表わすことを意味
する。
の定義を記載することにする。このことに関連して、光
学活性アミノ酸、光学活性アミノ酸アミド、光学活性N
−ベンジリデンアミノ酸アミド及びアミノ酸アミドの光
学活性シップ塩基は、それぞれアミノ酸、アミノ酸アミ
ド、N−ベンジリデンアミノ酸アミド、α−位に不斉炭
素原子を有するアミノ酸アミドのシップ塩基を意味する
ものと理解され、この場合互いに光学対掌体の1つは過
剰量で存在する。前記及び後記のアミノ酸アミドのシッ
フ塩基の用語を使用する場合には、それは、N−ベンジ
リデンアミノ酸アミドど同じ化合物を表わすことを意味
する。
従来技術:
首記し念ような方法は強く望まれている。実際に、米国
特許第3971700号明細書及び同第4080259
号明細書の記載からL−フェニルグリシンをDL−フェ
ニルクリシンアミドから選択的酵素加水分解により如何
に製造するかは知られている。しかし、この方法の場合
変換されていないDLフェニルグリシンアミドは、氷解
物中にも残留する。
特許第3971700号明細書及び同第4080259
号明細書の記載からL−フェニルグリシンをDL−フェ
ニルクリシンアミドから選択的酵素加水分解により如何
に製造するかは知られている。しかし、この方法の場合
変換されていないDLフェニルグリシンアミドは、氷解
物中にも残留する。
従って、酵素加水分解のための出発物質の半分を回収す
ることができるようにするためにアミノ酸アミドの望ま
しくない光学的対掌体(前記のDLフェニルグリシンア
ミドの場合に)をラセミ化することができる方法が経済
的に必要である。
ることができるようにするためにアミノ酸アミドの望ま
しくない光学的対掌体(前記のDLフェニルグリシンア
ミドの場合に)をラセミ化することができる方法が経済
的に必要である。
発明を達成するための手段:
ところで、このラセミ化は、シッフ塩基を形成させるこ
とによって極めて有利に行なうことができることが見い
出され念。更に、主として有利なのは、例えば米国特許
第417284(5号明細書に記載の方法により、L−
フェニルグリシン及びDLフェニルグリシンアミドをま
ずラセミ化なしにシッフ塩基の形成により分離すること
ができ、次に同じDLフェニルグリシンアミドのシッフ
塩基をラセミ化することができることである。
とによって極めて有利に行なうことができることが見い
出され念。更に、主として有利なのは、例えば米国特許
第417284(5号明細書に記載の方法により、L−
フェニルグリシン及びDLフェニルグリシンアミドをま
ずラセミ化なしにシッフ塩基の形成により分離すること
ができ、次に同じDLフェニルグリシンアミドのシッフ
塩基をラセミ化することができることである。
本発明によれば、光学活性N−ベンジリデンアミノ酸ア
ミドはラセミ化され、このことは1水混和性有機溶剤中
のN−ベンジリデンアミノ酸アミドの溶液を溶液1)あ
たり強塩基少な(とも0.05モルと混合することに特
徴づけられている。
ミドはラセミ化され、このことは1水混和性有機溶剤中
のN−ベンジリデンアミノ酸アミドの溶液を溶液1)あ
たり強塩基少な(とも0.05モルと混合することに特
徴づけられている。
本発明を実現する詳細な方法によれば、光学活性アミノ
酸アミドは、それを光学活性N−ベンジリデンアミノ酸
アミドに変換し、この光学活性N−ベンジリデンアミノ
酸アミドを前記のようにラセミ化し、生じるラセミ混合
物をDL−アミノ酸アミドに変換することによってラセ
ミ化される。
酸アミドは、それを光学活性N−ベンジリデンアミノ酸
アミドに変換し、この光学活性N−ベンジリデンアミノ
酸アミドを前記のようにラセミ化し、生じるラセミ混合
物をDL−アミノ酸アミドに変換することによってラセ
ミ化される。
DL−アミノ酸アミドを光学活性アミノ酸アミドから製
造するのに好ましい方法は、光学活性アミノ酸アミドを
相当する光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドに変
換し、水混和性有機溶剤中のN−ベンジリデンアミノ酸
アミドの溶液を溶液1)あたり強塩基少なくとも0.0
5モルと混合し、その後にこの溶液を酸の添加にヨッて
pH3〜7にし、最後にDIJ−アミノ酸アミドの生じ
る塩を水性系中でpH8〜10でIIL−アミノ酸アミ
「に変換することにある。従って、光学活性N−ベンジ
リデンアミノ酸アξ「のラセミ化及びこのアミノ酸アミ
ドのその後の相当するDL−アミノ酸アミドへの変換は
、比較的穏やかな反応条件下で極めて順調に達成するこ
とができる。
造するのに好ましい方法は、光学活性アミノ酸アミドを
相当する光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドに変
換し、水混和性有機溶剤中のN−ベンジリデンアミノ酸
アミドの溶液を溶液1)あたり強塩基少なくとも0.0
5モルと混合し、その後にこの溶液を酸の添加にヨッて
pH3〜7にし、最後にDIJ−アミノ酸アミドの生じ
る塩を水性系中でpH8〜10でIIL−アミノ酸アミ
「に変換することにある。従って、光学活性N−ベンジ
リデンアミノ酸アξ「のラセミ化及びこのアミノ酸アミ
ドのその後の相当するDL−アミノ酸アミドへの変換は
、比較的穏やかな反応条件下で極めて順調に達成するこ
とができる。
本発明による方法は、原理的に全ての光学活性N−ベン
ジリデンアミノ酸アミドに適用する゛ ことができ
る。
ジリデンアミノ酸アミドに適用する゛ ことができ
る。
一般に、光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドは、
ベンズアルデヒドを光学活性アミノ酸アミドで変換する
ことによって得られる。このような化合物は、米国特許
第4172846号明細書の記載と同様にして製造する
ことができる。米国特許第4172846号明細書の記
載によれば、ベンでアルデヒドは、例えばヒドロキシル
基、ニトロ基、ハロゲノ、1〜6個の炭素原子を有する
アルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基
及び1〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基
で置き換えることができる。米国特許!4172846
号明細書には、原理的にベンズアルデヒド以外にアルデ
ヒド及びケトンもイミン形成剤として使用することがで
きるが、好ましいのはベンズアルデヒドであることが述
べられている。従って、前記及び後記のN−ベンジリデ
ンの用語を使用する場合には、常に置換N−ベンジリデ
ン化合物を包含するものと理解され、この場合この化合
物の置換基は、米国特許第4172846号明細書に記
載されたものと同じものであることができる。しかしな
がら、他の置換基を使用することもできる。しかし、ア
ミノ酸アミドの広範な変形も可能である。従って、例え
ば光学活性フェニルアラニン1.5.4−ジヒドロキン
7エニルアラニン、ホモフェニルアラニン、チロシン、
ヒスチジン、メチオニン、バリン、ロイシン、アラニン
、フェニルグリシン、4−ヒドロキシフェニルグリシン
、4−アルコキシフェニルグリシン及び他の置換フェニ
ルグリシンのN−ベンジリデン誘導体を使用することが
できる。
ベンズアルデヒドを光学活性アミノ酸アミドで変換する
ことによって得られる。このような化合物は、米国特許
第4172846号明細書の記載と同様にして製造する
ことができる。米国特許第4172846号明細書の記
載によれば、ベンでアルデヒドは、例えばヒドロキシル
基、ニトロ基、ハロゲノ、1〜6個の炭素原子を有する
アルキル基、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基
及び1〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基
で置き換えることができる。米国特許!4172846
号明細書には、原理的にベンズアルデヒド以外にアルデ
ヒド及びケトンもイミン形成剤として使用することがで
きるが、好ましいのはベンズアルデヒドであることが述
べられている。従って、前記及び後記のN−ベンジリデ
ンの用語を使用する場合には、常に置換N−ベンジリデ
ン化合物を包含するものと理解され、この場合この化合
物の置換基は、米国特許第4172846号明細書に記
載されたものと同じものであることができる。しかしな
がら、他の置換基を使用することもできる。しかし、ア
ミノ酸アミドの広範な変形も可能である。従って、例え
ば光学活性フェニルアラニン1.5.4−ジヒドロキン
7エニルアラニン、ホモフェニルアラニン、チロシン、
ヒスチジン、メチオニン、バリン、ロイシン、アラニン
、フェニルグリシン、4−ヒドロキシフェニルグリシン
、4−アルコキシフェニルグリシン及び他の置換フェニ
ルグリシンのN−ベンジリデン誘導体を使用することが
できる。
アミノ酸アミドの光学的シップ塩基を形成させた方法は
、本発明による方法には重要でない。
、本発明による方法には重要でない。
前記のD1.+−アミノ酸アミドの酵素分離に加えて、
例えば米国特許第4036852号明細書の記載から、
DL−フェニルグリシンアミドを光学活性2−ピロリー
ン−5−カルヴン酸を用いるジアステレオ異性体塩形成
を介して光学的対掌体に如何に分離するかは、公知であ
る。1友、この方法で得られた望ましくない対掌体は、
本発明による方法でラセミ化することができる。
例えば米国特許第4036852号明細書の記載から、
DL−フェニルグリシンアミドを光学活性2−ピロリー
ン−5−カルヴン酸を用いるジアステレオ異性体塩形成
を介して光学的対掌体に如何に分離するかは、公知であ
る。1友、この方法で得られた望ましくない対掌体は、
本発明による方法でラセミ化することができる。
シップ塩基がL−形を有するかDL形を有するかは重要
でない。
でない。
本発明による方法の第1工程において、アミノ酸アミド
の光学活性シップ塩基は、水混和性有機溶剤中、例えば
アセトン、メタノール又はエタノール中に溶解される。
の光学活性シップ塩基は、水混和性有機溶剤中、例えば
アセトン、メタノール又はエタノール中に溶解される。
また、同時にか又は後に溶液1ノあたり強塩基少なくと
も0.05モル、好ましく 0.08〜1.0モル/l
も添加され、その後にこの溶液は、例えば10分間ない
し24時間撹拌される。使用した強塩基は、例えばNa
OH、KOH、LiOH1ca(OH)g又はテトラア
ルキルアンモニウムヒドロキシドであることができ、こ
の場合アルキル基は、それぞれ互いに独立に1〜4個の
炭素原子を有することができる。このテトラアルキルア
ンモニウムヒドロキシドは、遊離OH基を有する強塩基
性イオン交換体の形で使用することもできる。
も0.05モル、好ましく 0.08〜1.0モル/l
も添加され、その後にこの溶液は、例えば10分間ない
し24時間撹拌される。使用した強塩基は、例えばNa
OH、KOH、LiOH1ca(OH)g又はテトラア
ルキルアンモニウムヒドロキシドであることができ、こ
の場合アルキル基は、それぞれ互いに独立に1〜4個の
炭素原子を有することができる。このテトラアルキルア
ンモニウムヒドロキシドは、遊離OH基を有する強塩基
性イオン交換体の形で使用することもできる。
塩基での処理は、例えば10分間ないし24時間の時間
内で変動することができる。シッフ塩基のラセミ化を行
なうには、屡々15〜100分間で十分である。
内で変動することができる。シッフ塩基のラセミ化を行
なうには、屡々15〜100分間で十分である。
ラセミ化を行なう際の温度は、一般に20℃〜60℃で
ある。より高い温度を使用すると、加水分解及びジケト
ピペラジンの形成によって幾らかの副生成物が形成され
る。
ある。より高い温度を使用すると、加水分解及びジケト
ピペラジンの形成によって幾らかの副生成物が形成され
る。
引続く工程において、DL−アミノ酸アミドへの後処理
が望まれる場合には、多量の酸が添加される。酸を添加
することは、−面で添加した強塩基を中和するのに役立
ち、他面でシップ塩基を加水分解し、アミノ酸アミドの
相当する塩及び芳香族アルデヒドを形成させるのに役立
つ。使用した酸は、有利に塩酸又は硫酸であることがで
きる。−は、酸を添加することによって3〜7、好まし
く約5にもたらされる・酸の量は、一般に溶液中の塩基
の全体量、すなわちシッフ塩基の量と添加した強塩基の
量との和に等しい。
が望まれる場合には、多量の酸が添加される。酸を添加
することは、−面で添加した強塩基を中和するのに役立
ち、他面でシップ塩基を加水分解し、アミノ酸アミドの
相当する塩及び芳香族アルデヒドを形成させるのに役立
つ。使用した酸は、有利に塩酸又は硫酸であることがで
きる。−は、酸を添加することによって3〜7、好まし
く約5にもたらされる・酸の量は、一般に溶液中の塩基
の全体量、すなわちシッフ塩基の量と添加した強塩基の
量との和に等しい。
この工程における温度は、先行する工程の場合と同じ2
0 ’C〜60°Cであるのが好ましい。
0 ’C〜60°Cであるのが好ましい。
温度が高く上昇しすぎた場合、例えば100°Cの場合
及び溶液が強酸性である場合には、ベンズアルデヒド化
合物は分離され得、ならびにアミドの望ましくない鹸化
が起こり得る。
及び溶液が強酸性である場合には、ベンズアルデヒド化
合物は分離され得、ならびにアミドの望ましくない鹸化
が起こり得る。
この工程において、形成されたDL−アミノ酸アミドの
塩は溶液から沈殿する。その後にこの塩は、当業界で知
られた方法、例えば濾過によって分離される。
塩は溶液から沈殿する。その後にこの塩は、当業界で知
られた方法、例えば濾過によって分離される。
最後に、この塩は水中に溶解され、P)(は、塩基を使
用することにより8〜10にもたらされる。生じる溶液
は、DL−アミノ酸アミドの酵素分離に使用するのに適
当である。
用することにより8〜10にもたらされる。生じる溶液
は、DL−アミノ酸アミドの酵素分離に使用するのに適
当である。
シュードモナス・ビュチダ(Pseudomonasp
uticla )からの酵素調製剤を用いるDL−アミ
ノ酸アミドの酵素分離をラセミ化後に適用する場合には
、KOHを塩基として使用しかつ硫酸を酸として使用す
るのが好ましい。それというのも、この調製物の酵素活
性はカリウムイオン及び硫酸イオンによって刺激される
からである。
uticla )からの酵素調製剤を用いるDL−アミ
ノ酸アミドの酵素分離をラセミ化後に適用する場合には
、KOHを塩基として使用しかつ硫酸を酸として使用す
るのが好ましい。それというのも、この調製物の酵素活
性はカリウムイオン及び硫酸イオンによって刺激される
からである。
本発明による方法は、実際の特殊な方法において相当す
るDL−アミノ酸アミドから出発するL−アミノ酸の製
造に組み込まれる。DL−アミノ酸アミドの水溶液は、
シュードモナス・ビエチダ(Fseudomonas
putida )からの酵素調製剤を使用することによ
り20℃〜60°C及びpH8〜10で立体特異加水分
解され、L−アミノ酸、アンモニア及びDL・アミノ酸
アミドを形成する。L−アミノ酸、アンモニア及びDL
アミノ酸アミドを含有するこの溶液にベンズアルデヒド
は添加され、その添加の間にDLN−ベンジリデンアミ
ノ酸アミドの沈殿物は形成される。濾過又は抽出による
分離後、このシッフ塩基は、アセトン−水混合物中に溶
解され、この溶液に溶液11あた’7 KOHO,08
〜1.0モルは添加される。更に、この溶液は20°0
−60℃で1〜20時間撹拌される。pHが5に達する
葦で多量のa、SO,を添加した後、DIJ−アミノ酸
アミドの硫酸塩の沈殿物が形成される。この塩を分離し
かつ水中に溶解した後、再び酵素加水分解に使用するこ
とができるDL−アミノ酸アミドは、−8〜10で形成
される。
るDL−アミノ酸アミドから出発するL−アミノ酸の製
造に組み込まれる。DL−アミノ酸アミドの水溶液は、
シュードモナス・ビエチダ(Fseudomonas
putida )からの酵素調製剤を使用することによ
り20℃〜60°C及びpH8〜10で立体特異加水分
解され、L−アミノ酸、アンモニア及びDL・アミノ酸
アミドを形成する。L−アミノ酸、アンモニア及びDL
アミノ酸アミドを含有するこの溶液にベンズアルデヒド
は添加され、その添加の間にDLN−ベンジリデンアミ
ノ酸アミドの沈殿物は形成される。濾過又は抽出による
分離後、このシッフ塩基は、アセトン−水混合物中に溶
解され、この溶液に溶液11あた’7 KOHO,08
〜1.0モルは添加される。更に、この溶液は20°0
−60℃で1〜20時間撹拌される。pHが5に達する
葦で多量のa、SO,を添加した後、DIJ−アミノ酸
アミドの硫酸塩の沈殿物が形成される。この塩を分離し
かつ水中に溶解した後、再び酵素加水分解に使用するこ
とができるDL−アミノ酸アミドは、−8〜10で形成
される。
光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドをラセミ化す
ることは、’ D L−アミノ酸アミドを相当するDL
−アミノニトリル、(水混和性)ケトン及び強塩基(p
H11A−14)から製造する方法に組み込むこともで
きる。このような方法は、英国特許第1548032号
明細書に記載されている。実際に、この英国特許明細書
に記載された、DL−アミノニトリルから相当するDL
−アミノ酸アミドを製造するための反応条件は、本発明
によりシッフ塩基のラセミ化が行なわれる場合の反応条
件とほぼ同じである。
ることは、’ D L−アミノ酸アミドを相当するDL
−アミノニトリル、(水混和性)ケトン及び強塩基(p
H11A−14)から製造する方法に組み込むこともで
きる。このような方法は、英国特許第1548032号
明細書に記載されている。実際に、この英国特許明細書
に記載された、DL−アミノニトリルから相当するDL
−アミノ酸アミドを製造するための反応条件は、本発明
によりシッフ塩基のラセミ化が行なわれる場合の反応条
件とほぼ同じである。
従って、アミノ酸アミタの望ましくない光学的対掌体は
、有利にシッフ塩基に変換することができ、このシッフ
塩基は、Dl、+−アミノニトリルをDL−アミノ酸ア
ミドに変換する工程に戻すことができる。この工程にお
いて光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドのラセミ
化は行なわれる。更に、強酸、例えば硫酸での処理は、
DTJ−アミノ酸アミド(DL−アミノニトリルから形
成され九〕からのDL−アミノ酸アミドの(硫酸)塩の
形成ならびにDI+−N−ベンジリデンアミノ酸アミド
(本明細書中に記載され九本発明を実現する方法により
形成された)からのDL−アミノ酸アミドの(硫酸)塩
の形成を生じる。更に、−8〜10でKOHを用いる処
理によりDL−アミノ酸アミドが生じる。
、有利にシッフ塩基に変換することができ、このシッフ
塩基は、Dl、+−アミノニトリルをDL−アミノ酸ア
ミドに変換する工程に戻すことができる。この工程にお
いて光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドのラセミ
化は行なわれる。更に、強酸、例えば硫酸での処理は、
DTJ−アミノ酸アミド(DL−アミノニトリルから形
成され九〕からのDL−アミノ酸アミドの(硫酸)塩の
形成ならびにDI+−N−ベンジリデンアミノ酸アミド
(本明細書中に記載され九本発明を実現する方法により
形成された)からのDL−アミノ酸アミドの(硫酸)塩
の形成を生じる。更に、−8〜10でKOHを用いる処
理によりDL−アミノ酸アミドが生じる。
実施例:
次に、本発明を実施例につきさらに詳説する。
製造
DLN−ベンジリデンバリンアミドの製造を実施例によ
り下記に記載する。同様に、本発明による方法に使用す
べき他の出発化合物も製造することができる。
り下記に記載する。同様に、本発明による方法に使用す
べき他の出発化合物も製造することができる。
撹拌機、温度計、冷却器、滴下漏斗及び加熱ジャケット
を備えた11の反応フラスコ中で硫酸アンモニウム66
g(0,5モル)を室温で水150ゴに溶解し、この
溶液に撹拌の間(25重量−の)アンモニア250づを
添加した。その後に、シアン化カリウム65g(1,0
モル)及び水110Mを添加した。その後にアンモニア
ガスを装入しながらイノブチルアルデヒド9!MJ(1
,0モル)を滴下漏斗を介して緩徐に液加し、この場合
温度は、40℃を越えなかったO このシュドレッカー反応を終結させる次めに、この反応
混合物を得られた温度で2.5時間撹拌した。イソブチ
ルアルデヒドに対して計算したDL−α−パリノニトリ
ルの収率は、HPT、+C分析によれば93チであっ九
。
を備えた11の反応フラスコ中で硫酸アンモニウム66
g(0,5モル)を室温で水150ゴに溶解し、この
溶液に撹拌の間(25重量−の)アンモニア250づを
添加した。その後に、シアン化カリウム65g(1,0
モル)及び水110Mを添加した。その後にアンモニア
ガスを装入しながらイノブチルアルデヒド9!MJ(1
,0モル)を滴下漏斗を介して緩徐に液加し、この場合
温度は、40℃を越えなかったO このシュドレッカー反応を終結させる次めに、この反応
混合物を得られた温度で2.5時間撹拌した。イソブチ
ルアルデヒドに対して計算したDL−α−パリノニトリ
ルの収率は、HPT、+C分析によれば93チであっ九
。
その後に、この反応混合物にアセトン75ゴ及び水10
0Mの混合物を添加し、−を8モルの水酸化カリウム溶
液10Mを使用することにより13.3にした。更に、
温度は0.5時間で33℃から41℃に上昇した。
0Mの混合物を添加し、−を8モルの水酸化カリウム溶
液10Mを使用することにより13.3にした。更に、
温度は0.5時間で33℃から41℃に上昇した。
この温度を6時間維持し、その後に濃硫酸3、OrnJ
を添加し、水酸化カリウム溶液を中和した。次に、蒸留
を行なった。水−アンモニア−アセトン混合物110M
を1時間で頭頂部を介して蒸留し、この場合この底部の
温度は102°Cに上昇した。
を添加し、水酸化カリウム溶液を中和した。次に、蒸留
を行なった。水−アンモニア−アセトン混合物110M
を1時間で頭頂部を介して蒸留し、この場合この底部の
温度は102°Cに上昇した。
HPLC分析によりDL−α−バリンアミドの収車を測
定し念。これは、ブチルアルデヒドに基づいて計算して
88.4 %に達した。溶液の−t! 9.5であった
。硫酸カリウムを濾過によって除去し念後、この溶液を
40℃にもたらし、その後にシュードモナス骨ビュチダ
(Paeudomonasputiaa ) ATCC
12633の菌株から得られた、α−7ミノアシルアミ
ダーゼを含有する調製剤15Iiをこの溶液に添加した
。その後に、この溶液を40℃で20時間撹拌した。
定し念。これは、ブチルアルデヒドに基づいて計算して
88.4 %に達した。溶液の−t! 9.5であった
。硫酸カリウムを濾過によって除去し念後、この溶液を
40℃にもたらし、その後にシュードモナス骨ビュチダ
(Paeudomonasputiaa ) ATCC
12633の菌株から得られた、α−7ミノアシルアミ
ダーゼを含有する調製剤15Iiをこの溶液に添加した
。その後に、この溶液を40℃で20時間撹拌した。
その後にベンズアルデヒド45mjをこの溶液に緩徐に
滴加し、撹拌を40℃で0.5時間連続させた。
滴加し、撹拌を40℃で0.5時間連続させた。
沈殿したDLN−ベンジリデンバリンアミドを濾別し、
フィルター上で水4X75atJで洗浄し、かつ45℃
及び16ミリバールで16時間乾燥した。(濾液からL
−バリンを回収することができる)。
フィルター上で水4X75atJで洗浄し、かつ45℃
及び16ミリバールで16時間乾燥した。(濾液からL
−バリンを回収することができる)。
乾elた(薄層クロマトグラフィーにより測定し友)純
粋なり−N−ベンジリデンバリンアミドの収量は82.
6 gに達した。イソブチルアルデヒドに基づいて計算
した効率は40.5 %であり、バリンアミドに基づい
て計算した効率は91.6チであつ九。
粋なり−N−ベンジリデンバリンアミドの収量は82.
6 gに達した。イソブチルアルデヒドに基づいて計算
した効率は40.5 %であり、バリンアミドに基づい
て計算した効率は91.6チであつ九。
比旋光度[α]fio=−12,7(CH30H:C=
2−0)から99.6%の選択率を計算することができ
た。
2−0)から99.6%の選択率を計算することができ
た。
これら2つのパラメーターは例1に定義されている。
実施例1
光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドをアセトン−
水混合物に第1表に記載の量で溶解し、その後に生じる
溶液を塩基の添加後に第1表に記載の時間の間撹拌した
。その後に、撹拌を連続させ、酸(H,go、又#:t
Hct )の量をpHが5に達するまで滴加した。室温
への冷却後、形成されたDL−アミノ酸アミドをガラス
製フィルターを介して濾過することによって単離したそ
の後に、洗浄をアセトン(形成されたDL−アミノ酸ア
ミド塩の重量の約3倍の量)で行なった。TLC(薄層
クロマトグラフィー)によって純粋なアミノ酸アミド塩
の収率及びラセミ化の程度も第1表に記載されている。
水混合物に第1表に記載の量で溶解し、その後に生じる
溶液を塩基の添加後に第1表に記載の時間の間撹拌した
。その後に、撹拌を連続させ、酸(H,go、又#:t
Hct )の量をpHが5に達するまで滴加した。室温
への冷却後、形成されたDL−アミノ酸アミドをガラス
製フィルターを介して濾過することによって単離したそ
の後に、洗浄をアセトン(形成されたDL−アミノ酸ア
ミド塩の重量の約3倍の量)で行なった。TLC(薄層
クロマトグラフィー)によって純粋なアミノ酸アミド塩
の収率及びラセミ化の程度も第1表に記載されている。
収率は、出発量の百分率としてモルで計算した。比旋光
度は、管状旋光計の長さくdm)であり、Cは、容量1
004あたりの生成物のグラム数である。
度は、管状旋光計の長さくdm)であり、Cは、容量1
004あたりの生成物のグラム数である。
選択率は次のように表わされる:
純粋なりL−アミノ酸アミドの場合、選択率は51m1
である。
である。
光学活性アミノ酸アミドの複数の塩の最大〔α〕LOは
、グリーンスタイン・アンド・ウイニツツ(Green
atein & Winitz ) 、第2巻、第11
96頁〜第1200頁、ならびにパイルスタイン(Be
1lstein ) 14 m %第1489頁に述べ
られている。次のアミノ酸アミド塩の最大〔α凡0値は
、それ自体を観察することによって見い出された: DLメチオニンアミド、HO2ニ ー18.2°(0=1.0、!(20)DLホモフェニ
ルアラニンアミド、硫酸塩ニー15.7°(0=1.Q
、EI20 )L−フェニルアラニンアミド、硫酸塩:
+17.8°(c=1.0、H,O) 実施例2 実施例1に記載した方法で複数の光学活性N−ベンジリ
デンアミノ酸アミドを、この化合物を有機溶剤中に配合
し、水と混合するか又は混合せず、その後に塩基水溶液
で処理することによってラセミ化した。第2表は、これ
らのシッフ塩基の量、ラセミ化条件、旋光度及び選択率
を示す。実施例1とは異なり、それぞれのシップ塩基の
塩は実施例2の場合には単離されないが、シッフ塩基そ
れ自体のラセミ化速度は検査され九。所定の時間後、薄
層クロマトグラフィーによって、アミノ酸に対する加水
分解は全く存在せずかつさらに例えばジケトピペラジン
のような他の生成物は全く形成されなかったことが判明
し念。
、グリーンスタイン・アンド・ウイニツツ(Green
atein & Winitz ) 、第2巻、第11
96頁〜第1200頁、ならびにパイルスタイン(Be
1lstein ) 14 m %第1489頁に述べ
られている。次のアミノ酸アミド塩の最大〔α凡0値は
、それ自体を観察することによって見い出された: DLメチオニンアミド、HO2ニ ー18.2°(0=1.0、!(20)DLホモフェニ
ルアラニンアミド、硫酸塩ニー15.7°(0=1.Q
、EI20 )L−フェニルアラニンアミド、硫酸塩:
+17.8°(c=1.0、H,O) 実施例2 実施例1に記載した方法で複数の光学活性N−ベンジリ
デンアミノ酸アミドを、この化合物を有機溶剤中に配合
し、水と混合するか又は混合せず、その後に塩基水溶液
で処理することによってラセミ化した。第2表は、これ
らのシッフ塩基の量、ラセミ化条件、旋光度及び選択率
を示す。実施例1とは異なり、それぞれのシップ塩基の
塩は実施例2の場合には単離されないが、シッフ塩基そ
れ自体のラセミ化速度は検査され九。所定の時間後、薄
層クロマトグラフィーによって、アミノ酸に対する加水
分解は全く存在せずかつさらに例えばジケトピペラジン
のような他の生成物は全く形成されなかったことが判明
し念。
比較例1
DLN−ベンジリチンホモフェニルアラニンアミド50
ミリモルに水50m及びKOH5ミリモルを添加した。
ミリモルに水50m及びKOH5ミリモルを添加した。
水中のこの光学活性化合物の懸濁液を形成させた。この
懸濁液を25℃で24時間撹拌した。濾過及び乾燥の後
、ラセミ化は全く存在しなかったことが判明した。シッ
フ塩基がラセミ化されうるために可溶性でなげればなら
ないことは明らかである。
懸濁液を25℃で24時間撹拌した。濾過及び乾燥の後
、ラセミ化は全く存在しなかったことが判明した。シッ
フ塩基がラセミ化されうるために可溶性でなげればなら
ないことは明らかである。
比較例2〜3
フラスコ中でL−フェニルグリシンアミド2゜2ミリモ
ルをメタノール10M中ならびにアセトン8ゴ及び水2
プ中にそれぞれ溶解した。
ルをメタノール10M中ならびにアセトン8ゴ及び水2
プ中にそれぞれ溶解した。
実施例2に記載の方法で塩基を添加し、旋光度を断続的
に測定した。結果は第3表に記載されている。第3表は
、シッフ塩基の形なしに光学活性フェニルグリシンアミ
ドのラセミ化が全く存在しないことを示す。また、第3
表は、有用なイミン形成剤としてアセトンがラセミ化を
誘発しないか又は殆んど誘発しないこと、換言すればア
セトンのみが溶剤として役立つことを示す。
に測定した。結果は第3表に記載されている。第3表は
、シッフ塩基の形なしに光学活性フェニルグリシンアミ
ドのラセミ化が全く存在しないことを示す。また、第3
表は、有用なイミン形成剤としてアセトンがラセミ化を
誘発しないか又は殆んど誘発しないこと、換言すればア
セトンのみが溶剤として役立つことを示す。
比較例4
メタノール10m中のDLN−ベンジリデンフェニルグ
リシンアミド2.2ミリモルの溶液の旋光度を、塩基の
添加なしに0分後、10分後及び50分後に測定した。
リシンアミド2.2ミリモルの溶液の旋光度を、塩基の
添加なしに0分後、10分後及び50分後に測定した。
この旋光度は、それぞれ−0,401°、−0,400
’及び−0,410゜であることが判明した。従って、
ラセミ化は存在しなかった。この実験は、塩基を添加す
ることがラセミ化にとって本質的なことであることを示
す。
’及び−0,410゜であることが判明した。従って、
ラセミ化は存在しなかった。この実験は、塩基を添加す
ることがラセミ化にとって本質的なことであることを示
す。
比較例5〜6
比較例4に記載した方法でDLN−ペンゾリデンーフェ
ニルアラニンアミドのラセミ化をそれぞれアンモニア及
びトリエチルアミンの弱塩基の存在で実施した。第4表
は、これらの塩基がラセミ化を行なうのに十分な強さで
ないことを示す。
ニルアラニンアミドのラセミ化をそれぞれアンモニア及
びトリエチルアミンの弱塩基の存在で実施した。第4表
は、これらの塩基がラセミ化を行なうのに十分な強さで
ないことを示す。
比較例7
トルエン400ゴ中のDLN−ベンジリデン−フェニル
グリシンアミド4.0yの溶液を連続的に撹拌しながら
20時間沸騰させた(112℃、大気圧)。試料を第5
表に記載の時間で取り出し、旋光度を測定した。これら
の測定したα−値は第5表に示されている。第5表は、
熱によるラセミ化が起こらなかつ念ことを示す。
グリシンアミド4.0yの溶液を連続的に撹拌しながら
20時間沸騰させた(112℃、大気圧)。試料を第5
表に記載の時間で取り出し、旋光度を測定した。これら
の測定したα−値は第5表に示されている。第5表は、
熱によるラセミ化が起こらなかつ念ことを示す。
第5表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、光学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドをラセミ
化する方法において、N−ベンジリデンアミノ酸アミド
の溶液を水混和性有機溶剤中で溶液1lあたり強塩基少
なくとも0.05モルと混合することを特徴とする、光
学活性N−ベンジリデンアミノ酸アミドのラセミ化法。 2、使用した強塩基はNaOH、KOH、LiOH、C
a(OH)_2又はテトラアルキルアンモニウムヒドロ
キシドであり、この場合アルキル基はそれぞれ互いに独
立に1〜4個の炭素原子を有する、特許請求の範囲第1
項記載の方法。 3、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドを遊離O
H^−基を有する塩基性イオン交換体の形で使用する、
特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、使用した有機溶剤はアセトン、メタノール又はエタ
ノールである、特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、強塩基の添加後に溶液を10分間ないし24時間撹
拌する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、DL−アミノ酸アミドを光学活性アミノ酸アミドか
ら製造する方法において、光学活性アミノ酸アミドを相
当するN−ベンジリデンアミノ酸アミドに変換し、その
後に水混和性有機溶剤中のN−ベンジリデンアミノ酸ア
ミドの溶液を溶液1lあたり強塩基少なくとも0.05
モルと混合し、生じるDL−N−ベンジリデンアミノ酸
アミドをDL−アミノ酸アミドに変換することを特徴と
する、DL−アミノ酸アミドの製造法。 7、DL−N−ベンジリデンアミド酸アミドを、DL−
N−ベンジリデンアミノ酸アミドを含有する溶液を酸で
pH3〜7にしかつその後に形成されたDL−アミノ酸
アミド塩を水性媒体中でpH8〜10でDL−アミノ酸
アミドに変換することによつてDL−アミノ酸アミドに
変換する、特許請求の範囲第6項記載の方法。 8、ラセミ化を溶液1lあたり強塩基0.08〜1.0
モルで実施する、特許請求の範囲第6項又は第7項に記
載の方法。 9、使用した強塩基はNaOH、KOH、LiOH、C
a(OH)_2又はテトラアルキルアンモニウムヒドロ
キシドであり、この場合アルキル基はそれぞれ互いに独
立に1〜4個の炭素原子を有する、特許請求の範囲第6
項記載の方法。 10、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシドを遊離
OH^−基を有する塩基性イオン交換体の形で使用する
、特許請求の範囲第9項記載の方法。 11、使用した有機溶剤はアセトン、メタノール又はエ
タノールである、特許請求の範囲第6項記載の方法。 12、使用した酸は塩酸又は硫酸である、特許請求の範
囲第7項から第11項までのいずれか1項に記載の方法
。 13、酸を塩基の全体量(シッフ塩基+強塩基)と等し
い量で使用する、特許請求の範囲第7項から第12項ま
でのいずれか1項に記載の方法。 14、DL−アミノ酸アミドをKOHを使用しながら相
当する塩から得る、特許請求の範囲第7項から第13項
までのいずれか1項に記載の方法。 15、強塩基の添加後に溶液を10分間ないし24時間
撹拌する、特許請求の範囲第6項から第14項までのい
ずれか1項に記載の方法。 16、L−アミノ酸を、シュードモナス・ピュチダから
の酵素調製剤を用いて相当するDL−アミノ酸アミドを
酵素分離することによつて未変換のD−アミノ酸アミド
を溶液中に残留させたまま製造する方法において、ベン
ズアルデヒドを溶液に添加し、その添加の間にD−N−
ベンジリデンアミノ酸アミドの沈殿物を形成させ、その
後にこの沈殿物を分離後にアセトン−水混和物中に溶解
し、その後に溶液1lあたりKOH0.08〜0.15
モルを添加し、生じる溶液を20℃〜60℃で1〜20
時間撹拌し、次に硫酸を溶液のpHが5になるまで添加
し、最後にDL−アミノ酸アミドの生じる硫酸塩をpH
8〜10での単離後にDL−アミノ酸アミドに変換し、
このDL−アミノ酸アミドを再び使用することを特徴と
する、L−アミノ酸の製造法。 17、DL−アミノ酸アミドを相当するDL−アミノニ
トリルから水、水混和性ケトン及び強塩基の存在で製造
する方法において、同じ工程で相当するN−ベンジリデ
ンアミノ酸アミドをもラセミ化することを特徴とする、
DL−アミノ酸アミドの製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8501093A NL8501093A (nl) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | Werkwijze voor het racemiseren van een optisch aktief n- benzylideenaminozuuramide. |
NL8501093 | 1985-04-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61238770A true JPS61238770A (ja) | 1986-10-24 |
JPH0655702B2 JPH0655702B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=19845833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61081252A Expired - Fee Related JPH0655702B2 (ja) | 1985-04-12 | 1986-04-10 | Dl―アミノ酸アミドの製造法 |
Country Status (13)
Country | Link |
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US (2) | US4847412A (ja) |
EP (1) | EP0199407B1 (ja) |
JP (1) | JPH0655702B2 (ja) |
AT (1) | ATE50241T1 (ja) |
BR (1) | BR8601656A (ja) |
CA (1) | CA1292434C (ja) |
DE (1) | DE3668883D1 (ja) |
DK (1) | DK166986A (ja) |
ES (1) | ES8706837A1 (ja) |
IL (1) | IL78462A0 (ja) |
NL (1) | NL8501093A (ja) |
PT (1) | PT82379B (ja) |
ZA (1) | ZA862746B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002529462A (ja) * | 1998-11-09 | 2002-09-10 | サノフイ−サンテラボ | ラセミ化方法 |
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DE3875953T2 (de) * | 1987-08-17 | 1993-06-03 | Novo Industri As | Verfahren zur herstellung von organischen chemischen verbindungen. |
NL8800260A (nl) * | 1988-02-04 | 1989-09-01 | Stamicarbon | Alpha-n-hydroxyaminozuren, amiden en andere derivaten daarvan. |
DE3816063A1 (de) * | 1988-05-06 | 1989-11-23 | Schering Ag | Verfahren zur herstellung von l-aminosaeuren und aminosaeure-amiden |
EP0383403A1 (en) * | 1989-02-16 | 1990-08-22 | Stamicarbon B.V. | Process for preparation of organic chemicals |
FR2655660B1 (fr) * | 1989-12-11 | 1992-03-20 | Rhone Poulenc Sante | Nouveaux polypeptides, sequences d'adn permettant leur expression, procede de preparation et leur utilisation. |
NL9000387A (nl) | 1990-02-16 | 1991-09-16 | Stamicarbon | Werkwijze voor het racemiseren van een optisch aktief aminozuuramide. |
FR2661909B1 (fr) * | 1990-05-09 | 1997-08-14 | Inst Nat Sante Rech Med | Nouveaux composes agonistes du recepteur h3 de l'histamine a usage therapeutique, compositions pharmaceutiques agissant comme agonistes dudit recepteur et procede de preparation. |
NL9201230A (nl) * | 1992-07-09 | 1994-02-01 | Dsm Nv | Werkwijze voor de bereiding van optisch aktief methionineamide. |
JPH08157437A (ja) * | 1994-12-08 | 1996-06-18 | Ajinomoto Co Inc | D−アミノ酸−N−(S)−α−アルキルベンジルアミドの製造法 |
DE19529293A1 (de) * | 1995-08-09 | 1997-02-13 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von racemischen Amino-Derivaten |
NL1015495C2 (nl) * | 2000-06-22 | 2001-12-28 | Dsm Nv | Werkwijze voor het racemiseren van een enantiomeer verrijkte schiffse base van een aminozuuramide. |
NL1015715C2 (nl) * | 2000-07-14 | 2002-01-17 | Dsm Nv | Werkwijze voor de bereiding van (schiffse basen van) alfa-alkyl-alfa-aminozuuramiden. |
JP4879896B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2012-02-22 | 長瀬産業株式会社 | アルジミンまたはその誘導体を用いる一置換アルキル化化合物の製造方法 |
CN101723773B (zh) * | 2009-11-27 | 2011-09-21 | 天津大学 | 高纯度n-乙酰-dl-氨基酸的制备方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US2945883A (en) * | 1953-05-20 | 1960-07-19 | Farmaceutici Italia | Process for converting optically active aminodiols into racemic aminodiols by oxidation followed by racemization |
BE795874A (fr) * | 1972-02-25 | 1973-08-23 | Glaxo Lab Ltd | Procede de preparation d'esters optiquement actifs d'alpha-amino-acides |
NL182954C (nl) * | 1975-08-20 | 1988-06-16 | Stamicarbon | Werkwijze voor het bereiden van alfa-aminozuuramide. |
NL7514300A (nl) * | 1975-12-09 | 1977-06-13 | Stamicarbon | Werkwijze voor de bereiding van optisch actief fenylglycineamide. |
NL187110C (nl) * | 1976-11-10 | 1991-06-03 | Stamicarbon | Werkwijze voor het scheiden van een mengsel van een optisch aktief fenylglycine-amide en een optisch aktief fenylglycine. |
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FR2430413A1 (fr) * | 1978-07-07 | 1980-02-01 | Anvar | Procede de preparation d'alpha-aminoacides optiquement actifs, et leurs derives |
US4401820A (en) * | 1981-01-23 | 1983-08-30 | Tanabe Seiyaku Co., Ltd. | Process for racemizing optically active α-amino acids or a salt thereof |
FR2523961B1 (fr) * | 1982-03-23 | 1985-08-30 | Centre Nat Rech Scient | Procede de preparation d'un alpha-amino-acide libre l |
NL8501093A (nl) * | 1985-04-12 | 1986-11-03 | Stamicarbon | Werkwijze voor het racemiseren van een optisch aktief n- benzylideenaminozuuramide. |
US4713470A (en) * | 1985-05-22 | 1987-12-15 | Stauffer Chemical Company | Racemization of amino acids |
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1985
- 1985-04-12 NL NL8501093A patent/NL8501093A/nl not_active Application Discontinuation
-
1986
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- 1986-04-10 AT AT86200603T patent/ATE50241T1/de not_active IP Right Cessation
- 1986-04-10 US US06/850,157 patent/US4847412A/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-10 DE DE8686200603T patent/DE3668883D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-04-10 CA CA000506281A patent/CA1292434C/en not_active Expired - Lifetime
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1989
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