JPS6123722A - 熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

熱延鋼板の製造方法

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Publication number
JPS6123722A
JPS6123722A JP27708084A JP27708084A JPS6123722A JP S6123722 A JPS6123722 A JP S6123722A JP 27708084 A JP27708084 A JP 27708084A JP 27708084 A JP27708084 A JP 27708084A JP S6123722 A JPS6123722 A JP S6123722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
strip
steel sheet
point
rolled steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP27708084A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoo Nishi
西 知男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP27708084A priority Critical patent/JPS6123722A/ja
Publication of JPS6123722A publication Critical patent/JPS6123722A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Metal Rolling (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は平坦度の良好な熱延鋼板の製造方法に関する
ものである。
従来から高能率にフェライト相とマルテンサイト相との
二相組織よりなる熱延鋼板、即ち二相高張力熱延鋼板を
得るため熱間仕上圧延後の鋼板をオンラインのホットラ
ンテーブル上で、鋼帯の材質、寸法等により異なるが約
30’C/see 以上の冷却速度でスプレー等で急冷
して巻取る方法、すなわちオンライン上で行なう加工熱
処理方法は実施されている。しかしこの方法は、急冷後
の鋼板をそのまま巻取るため熱応力、熱歪がおこり平坦
度が著しく悪化する。そのため次工程でレベラーやスキ
ンパスミルにより平坦度修正を施している。
例えば、スキンバスの場合は圧下率0.1〜3%の軽圧
下を行ない所定の平坦度を得るものであるが、平坦度不
良は、急冷後の鋼板に比べ改善されるが、必ずしも平坦
とはならず急峻度で2〜3チの端波が残存する。更1こ
冷間加工が加わるため鋼板の機械的性質が変化する。特
に降伏比が上昇し伸びが低下して鋼板の冷間加工性が悪
化するという欠点がある。
この発明はこのような観点から加工熱処理後の鋼帯を、
スキンパスミル等にて平坦度修正を施す必要のない平坦
度の良好な熱延鋼板を製造する目的でなされたもので、
その要旨は、熱間仕上圧延後の鋼帯をホットランスプレ
ーゾーンで所定の冷却速度でMs点以上に冷却し、フェ
ライト相とマルチンサイト相との二相組織よりなる熱延
鋼板を製造する方法において、ホットランスプレーゾー
ンと巻取機関に加熱ゾーンを設け、冷却後の鋼板を、前
記加熱ゾーンでMs点以上、550℃以下の温度範囲内
で再加熱したのち巻取ることを特徴とする熱延鋼板の製
造方法である。
この発明者等は、加工熱処理後の鋼板に残留した熱応力
、熱歪の除去について種々検討した結果このような熱応
力、熱歪は再加熱することによって除去できるという知
見にもとづき、ホットランスプレーゾーンに引きつづ゛
いて加熱ゾーンを設けることによって、熱間圧延しつつ
いて所定の冷却速度でMS点以上まで冷却する加工熱処
理を行ない、更に再加熱1−て熱応力を除去して巻取る
ことにより解決したものである。
以下、図面にもとづいて説明する。第1図はこの発明の
一実施態様を示す概略図である。(1)は熱間仕上圧延
機であり、(2)はホットランスプレーゾーンである。
熱間圧延を終った鋼帯(3)は、細帯温度通常800℃
前後でスプレーゾーン(2)に導かれる。
スプレーゾーン(2)では、水スプレーによって鋼帯は
所定の冷却速度で冷却される。冷却は鋼板の材質、寸法
等により異なるが一般に30℃/ 8 e c以上の冷
却速度でM8点以下まで急冷され、鋼帯は、フェライト
相とマルテンサイト相の二相組織となす。この冷却速度
はスプレーの水量によって調節 ′し、その冷却時間は
鋼帯の走行速度とスプレーの数によって調節される。
このようにして急冷された鋼帯は、引きつづきこの発明
の特徴である加熱ゾーン(4)に導かれ、MS点以上、
550℃以下の温度範囲内にて再加熱を行なう。この加
熱ゾーン(4)は重油あるいはガス加熱炉が用いられる
が、高周波加熱炉でも同様の結果が得られる。加熱温度
をMs点以上、550℃以下とした理由は、MS点未満
ては材質改善による平坦度の改善が小さく、一方550
℃超えては、鋼帯が軟化されすぎ所望の強度が得られな
いからである。mJ記湿温度範囲て加熱された鋼帯は、
そのま    ′まコイラー(5)により巻取り放冷す
るものである。
このように、この発明は鋼の性質その他その使用目的に
よってスプレーゾーンの冷却速度と冷却時間を調整して
加工熱処理されたフェライト相とマルテンサイト相の二
相組織の鋼帯を、引きつづき加熱ゾーンで加熱温度と加
熱時間を調整して再加熱を行ない巻取ることによって熱
応力、熱歪のない平坦度の良好な鋼板を製造することが
できるのである。
次に、実施例についてのべる。
例えば自動車のバンパー等に使用されるプレス成形性が
すぐれているフェライトとマルテンサイト組織の二相高
張力鋼板を直接急冷によるこの発明製造法と、従来製造
法について実施した、使用した鋼の成分を第1表に示す
第   1   表 第1表に示す成分の鋼片を熱間圧延し厚さ2.6酊、巾
121911114の鋼板を仕上圧延出口温度770〜
790℃て圧延し、つづいてスプレーゾーンで急冷した
。第2図は、この発明方法と従来方法の鋼帯温度曲線と
CCT曲線を示す図である。横軸は時間であり、縦軸は
鋼帯温度である。曲線(f)は従来方法の温度曲線であ
り、曲線(g’)はこの発明方法の温度曲線である。又
(F)はフェライト領域、(B)はベーナイト領域、(
MS)はマルテンサイI・領域である。従来方法の温度
曲線(f)では仕上出口温度770〜790℃のものを
冷却速度50℃/秒で6秒間冷却して450〜500℃
の温度となし、この温度で5〜6秒保持したのち50℃
/秒以上の冷却速度で冷却して室温となして巻取り、そ
の後スキンパスミルを通し圧下率2〜3%で平坦度修正
を行ないシャーリングして鋼板を製造した。
これに対しこの発明製造法は温度曲線(g)に示すよう
に、仕上圧延出口温度は従来方法と同じ770〜790
℃で仕上圧延したものをスプレーゾーンて200℃まで
従来方法と同様の冷却を行なったのち、加熱ゾーンでM
S点以上の450〜500℃に加熱して巻取り放冷した
のちンヤーリングしたものである。このようにして得ら
れたこの発明製造法による鋼板と、従来方法による鋼板
番こついてその平坦度ならびに機械的性質について調査
した結果を第2表に示す。なお、平坦度は急峻度で表わ
したものであり、急峻度とは第3図に示すように平坦度
不良部の長さくL)と該部位における最高波高さくH’
)との比(H/L係)である。
第   2   表 第2表であきらかなように、この発明法で製造された鋼
板は、従来法で平坦度修正を行なったものに比べ平坦度
がすぐれているとともに、スキンパス等の平坦度修正を
行なわないため機械的性質は飛躍的に向上し、すぐれた
冷間加工性をもつ二相高張力鋼板が製造できるものであ
る。
以上のようにこの発明は、従来二相組織の熱延鋼板を製
造するlこ際し熱間仕上圧延後の鋼帯をスプレーゾーン
で冷却し加工熱処理して巻取って製造していたため、冷
却により発生する熱応力、熱歪により平坦度は悪化し、
このためスキンパスミル等で平坦度修正を行なわねばな
らなかったが、この発明ではスプレーゾーンの後に加熱
ゾーンを設け、加工熱処理後の鋼帯を再加熱して巻取る
ことにより、従来にまして平坦度の良好な鋼板が得られ
るのでスキンパスミル等による平坦度修正を施す必要も
なく、したがって機械的性質の劣化がなくなりすぐれた
品質の鋼板を高能率に製造できる等、すぐれた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施態様を示す概略図、    
(第2図はこの発明方法と従来方法の鋼帯温度曲線とC
CT曲線を示す図、第3図は平坦度の急峻度を示す図で
ある。 1・・・熱間仕上圧延機、2・・・スプレーゾーン、3
・・・鋼帯、4・・・加熱ゾーン、5・・・コイラー。 第1図 第2図 時間(SeC) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱間仕上圧延後の鋼帯をホットランスプレーゾーンで所
    定の冷却速度でMs点以下に冷却し、フェライト相とマ
    ルテンサイト相との二相組織よりなる熱延鋼板を製造す
    る方法において、ホットランスプレーゾーンと巻取機関
    に加熱ゾーンを設け、冷却後の鋼板を、前記加熱ゾーン
    でMs点以上、550℃以下の温度範囲内で再加熱した
    のち巻取ることを特徴とする熱延鋼板の製造方法。
JP27708084A 1984-12-25 1984-12-25 熱延鋼板の製造方法 Pending JPS6123722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530807A (ja) * 2007-06-22 2010-09-16 エス・エム・エス・ジーマーク・アクチエンゲゼルシャフト 鋼鉄製ストリップの熱間圧延及び熱処理法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5772702A (en) * 1980-10-22 1982-05-07 Sumitomo Metal Ind Ltd Manufacture of hot rolled steel strp

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