JPS6123658B2 - - Google Patents

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JPS6123658B2
JPS6123658B2 JP51100929A JP10092976A JPS6123658B2 JP S6123658 B2 JPS6123658 B2 JP S6123658B2 JP 51100929 A JP51100929 A JP 51100929A JP 10092976 A JP10092976 A JP 10092976A JP S6123658 B2 JPS6123658 B2 JP S6123658B2
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JP
Japan
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impurity concentration
region
layer
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emitter
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Expired
Application number
JP51100929A
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English (en)
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JPS5326583A (en
Inventor
Tetsuya Iizuka
Fujio Masuoka
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP10092976A priority Critical patent/JPS5326583A/ja
Publication of JPS5326583A publication Critical patent/JPS5326583A/ja
Publication of JPS6123658B2 publication Critical patent/JPS6123658B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、バイポーラ・トランジスタを集積
した半導体装置に係り、特に高密度化が可能で低
消費電力で動作する半導体装置に関する。
従来のバイポーラ集積回路では、分離層の必要
性から工程が複雑となり、高密度化が困難であつ
た。この問題を解決する論理集積回路として従来
のプレーナ型バイポーラ・トランジスタのエミツ
タとコレクタを逆に用いることにより、素子間分
離層を必要とせず高密度化が可能で、かつ低消費
電力で動作するIIL(InteqratedInjection
Logie)が開発された。
これは、第1図に示すように、接地端子GND
となるn+基板1の上にn型エピタキシヤル層2
を形成し、そこに互いに近接して、信号入力端
(IN)領域となるP層3、直流供給端(E)領域とな
るP+層4を形成し、更にP層3の表面に信号出
力端(OUT1,OUT2)領域となるn+層5,5
を形成して得られる。n層2−P層3−n+層5
,5の領域は、それぞれエミツタ、ベース、
コレクタとして逆型のNPNトランジスタを構成
し、P+層4−n層2−P層3の領域は、横型の
PNPトランジスタを構成する。前者はインバータ
動作を行い、後者は電流供給源となる。このよう
にIILはPNP,NPNのトランジスタを巧みに組合
せて形成され素子間分離層が不要となり、高集積
度が可能である。
しかしながら、従来のIILには、次のような欠
点がある。即ち、スイツチング速度は、供給電力
の小さい範囲では供給電力に比例して速くなる
が、供給電力を増してゆくとある点で飽和する。
このスイツチング時間の飽和値は10nsec程度
で、バイポーラ素子としては、かなり遅い。この
ことはインバータであるNPNトランジスタが逆
型構造となつており、エミツタに蓄積された電荷
の充放電に要する時間が長いことによる。
本発明はこうした点に鑑みなされたものでIIL
の高集積度、低消費電力という特性を生かしなが
ら、さらに高速動作を可能にした半導体装置を提
供するものである。
本発明においては、一導電型半導体基板にこれ
と逆導電型の高不純物濃度の半導体層が設けら
れ、逆構造のインバータ用トランジスタは、前記
半導体層をエミツタ領域としてこれに接してその
上に低不純物濃度の活性ベース領域および高不純
物濃度の外部ベース領域が設けられ、前記活性ベ
ース領域上にコレクタ領域が設けられ、前記エミ
ツタ領域の幅をWE、その不純物濃度をNE、少数
キヤリアの拡散長をLE、前記活性ベース領域の
幅をWB、前記外部ベース領域の不純物濃度をNB
としたとき、次式 NE/NB≧WE/WB又はNE/NB≧LE/WB
……(1) を満たすように構成される。一方ラテラル型のイ
ンジエクタ用トランジスタは、前記インバータ用
トランジスタの外部ベース領域をコレクタ領域と
してこれに近接しかつ前記半導体層に接して高不
純物濃度のエミツタ領域が設けられ、これらエミ
ツタ、コレクタ領域間に前記半導体層より低不純
物濃度のベース領域が設けられて構成される。
以下詳細なデータをもとに条件式(1)を設定した
根拠およびその効果を説明する。第2図はコレク
タ濃度をNC=1×1019cm-3とし、エミツタ濃度
としてNE=5×1018cm-3(これをAとする)、N
E=5×1016cm-3(これをaとする)ベース濃度
としてNE=4×1018cm-3(これをBとする)、N
B=4×1016cm- 3(これをbとする)選定し、こ
れらの組合せAB,Ab,aB,abの不純物分布に対
してガンメルの方法(H・K・GUMMEL・
IEEE Trans・EIectron Dev・,ED―11,455
(1964)参照)を用いて、拡散容量CE=dQ/dV
の ベース・エミツタ電圧VBE依存性を計算したもの
である。拡散容量CEは主にベースおよびエミツ
タ領域に注入されたキヤリアの電荷QB,QEによ
る拡散容量からなる。第2図ではQE+QBによる
Eを実線で、QBによるCEを破線で示してあ
る。また、この計算例では、WE/WB=54.3、L
E(この場合エミツタに注入されたホールの拡散
長)NEに依存するがLE/WB〓10〜20である。
第2図から分るようにベース領域よりも、エミ
ツタ領域の電荷の寄与が支配的である。特に従来
のIILの不純物分布はaBに近く、この傾向が著し
い。したがつて、IILの高速化の手段の一つとし
てエミツタの電荷の寄与をベースのそれと同程度
かそれ以下に下げることが必要であるが、先に示
した条件式(1)を満たすならばよいことが分る。即
ち、NE/NB〓10〜20であれば、拡散容量CE
は、空間電荷効果の顕著でない低電流レベルでは
E〓CBとなる。高電流レベルでの空間電荷効果
も考慮すれば、条件(1)は1〜2桁ほど余裕をもた
せる必要がある。
第3図は、同じくAB,Ab,aB,abの不純物分
布についての時定数rEEのVBE依存性である。
エミツタ抵抗rEは、dVBE/dIから求めたもの
であ る。IILの場合、NPNトランジスタのカツトオフ
周波数Tは、ほとんどrEEで決まつている。
したがつてWE,WBを一定とした場合、(1)を満足
するAbの不純物分布が最もTが大きい。
IILは飽和論理素子であるから、Tが大きいこ
とは、コレクタ電流ICの立ち上りがよいこと
で、高速動作に必要な条件であるが、それと同時
に、このICにより後段のインバータのベース端
子から蓄積電荷QSを引き出すのに要するのがス
イツチング時間であるから、QS2/IC1が小さい
ことが必要である(添字1,2は前後して結合さ
れたインバータ1,2に関する量を意味する)。
第4図は、飽和状態VCE2=0でのエミツタ・
ベースの蓄積電荷を各々QS2E,QS2Bとして、
これを非飽和状態VCE1=0.9Vのコレクタ電流IC
で割つた値QS2E/IC1,QS2B/I31をVBE
対して図示したものである。QS2E/IC1を実線
で、QS2B/IC1を破線で示してある。やはり、
従来のIIL(aB)ではエミツタの蓄積電荷が非常
に大きい。NE/NB=125となるAbの場合はQS2
E/IC1,QS2B/IC1はほぼ同程度の値とな
り、合計の(QS2E+QS2B)/IC1が最も小さ
くなつている。
第5図a,bは、本発明の一実施例で、aがエ
ピキタシヤルウエハの段階、bが最終段階の断面
である。即ち、aに示すようにP型シリコン単結
晶基板11上に、1029cm- 3程度の高不純物濃度の
n+型層12をAS等の拡散長の小さい不純物によ
り、深さWE〓5μm程度に拡散形成し、この上
に5×1016cm-3程度のP型エピタキシアル層13
を形成する。このエピキタシアルウエハに5×
1017cm-3程度の不純物濃度のP+型層14を、また
高不純物濃度のn+型層15をそれぞれn+型層1
2に到達する深さに拡散形成する。次に、1017cm
-3程度の不純物濃度のn型層16を拡散し、同一
の窓から1019cm-3程度の不純物濃度のP+型層17
を拡散する。さらに、P+型層14で囲まれたP
型層13に、1017〜1018cm-3程度のn層18
18を拡散する。最後に直流供給端E、信号入
力端(IN)、信号出力端(OUT1,OUT2)、接地
端(GND)等の電極付けを行う。ここで、n+
層12をエミツタ領域、P型層13を活性ベース
領域、P+型層14を外部ベース領域n型層18
,18をコレクタ領域として逆構造のインバ
ータ用NPNトランジスタが構成され、またP+
層17をエミツタ領域、n型層16をベース領
域、P+型層14をゴレクタ領域としてラテラル
型のインジエクタ用PNPトンジスタが構成されて
いる。いま、インバータ用トランジスタの活性ベ
ース領域の部分についてみると、NE=1020cm
-3,NB=5×1016cm-3,WE=5μm,WB=0.5
μmとなり、NE/NB=2000,WE/WB=10、で
E/NBE/WBを充分に満足している。ここ
で注意しなければならないのは、ベース抵抗を下
げる為に形成したP+型層14の外部ベース領域
の不純物濃度を用いても条件式(1)が満足されなけ
ればならないことである。P+型層14はNB=5
×1017cm-3であるから、NE/NB=200となり、
やはり条件式(1)を満足している。本実施例によれ
ば、エミツタ領域の注入電荷がベースのそれに比
して充分無視でき、蓄積電荷は、コレクタ直下の
ベース領域のそれが主なものとなり、スイツチン
グ時間が大巾に改善される。また条件(1)を満足す
ることは、エミツタ・ベースの注入効率も大幅に
改善されることを意味する。更に本実施例によれ
ば、インジエクタ用トランジスタ部においても、
ベース領域となるn型層16が低不純物濃度であ
りエミツタ領域となるP+型層17が高不純物濃
度でn+型層12に接しているため、無効電流が
少なく、大きなエミツタ注入効率が得られ、しか
もn+型層12が外部ベース領域となつてベース
直列抵抗は小さいものとなつている。従つて、
IILとして極めて消費電力が小さく高速の論理動
作が可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでは
なく、例えばインバータ動作する逆型トランジス
タをPNP、インジエクタとしての横型トランジス
タをNPNとする場合にも勿論適用することがで
き、その他本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はIILの基本的構造を示す図、第2図〜
第4図は本発明に係るIILの特徴を説明するため
の各種不純物濃度分布に対するCE−VBE特性、
EE−VBE特性、QS2/IC1−VBE特性をそれ
ぞれ計算により求めたデータを示す図、第5図
a,bは本発明の一実施例のIILについてそれぞ
れエピタキシヤルウエハの段階および最終段階の
断面構造を示す図である。 11……P型シリコン単結晶基板、12……
n+型層(エミツタ領域)、13……P型エピタキ
シヤル層(ベース領域)、14……P+型層(ベー
ス領域)、15……n+型層、16……n型層、1
7……P+型層、18,18……n型層(コ
レクタ領域)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一導電型半導体基板にこれと逆導電型の高不
    純物濃度の半導体層が設けられ、この半導体層を
    エミツタ領域としてこれに接してその上に低不純
    物濃度の活性ベース領域および高不純物濃度の外
    部ベース領域が設けられ、前記活性ベース領域領
    域上にコレクタ領域が設けられ、前記エミツタ領
    域の幅をWE、その不純物濃度をNE、少数キヤリ
    アの拡散長をLE、前記活性ベース領域の幅をW
    B、前記外部ベース領域の不純物濃度をNBとした
    とき、NE/NB≧LE/WBまたはNE/NB
    E/WBの少くとも一方を満たすインバータ用トラ
    ンジスタを有し、前記外部ベース領域をコレクタ
    領域としてこれに近接しかつ前記半導体層に接し
    て高不純物濃度のエミツタ領域が設けられ、これ
    らエミツタ、コレクタ領域間に前記半導体層より
    低不純物濃度のベース領域が設けられたインジエ
    クタ用トランジスタを有することを特徴とする半
    導体装置。
JP10092976A 1976-08-24 1976-08-24 Semiconductor device Granted JPS5326583A (en)

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JP10092976A JPS5326583A (en) 1976-08-24 1976-08-24 Semiconductor device

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JP10092976A JPS5326583A (en) 1976-08-24 1976-08-24 Semiconductor device

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JPS5326583A JPS5326583A (en) 1978-03-11
JPS6123658B2 true JPS6123658B2 (ja) 1986-06-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821635A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Sunpot Co Ltd 暖房機の補給タンク装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0821635A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Sunpot Co Ltd 暖房機の補給タンク装置

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JPS5326583A (en) 1978-03-11

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