JPS6123617A - N−置換マレイミド系共重合体の製造法 - Google Patents

N−置換マレイミド系共重合体の製造法

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JPS6123617A
JPS6123617A JP14504784A JP14504784A JPS6123617A JP S6123617 A JPS6123617 A JP S6123617A JP 14504784 A JP14504784 A JP 14504784A JP 14504784 A JP14504784 A JP 14504784A JP S6123617 A JPS6123617 A JP S6123617A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は成形材料に適した熱可塑性樹脂の製造法に関す
る。
(従来技術) ゴムにアクリロニトリル、スチレンをグラフト重合せし
めたゴム変性熱可塑性樹脂には、いわゆるABS樹脂、
AAS樹脂として知られているものがある。これらは加
工性9機械的強度9表面光沢、耐薬品性などのすぐれた
性能を有しているため、今日広く用いられているが使用
分野においては十分なる耐熱性を有しているとは言い難
い。そこでα−メチルスチレンを導入することにょシ。
耐熱性を改良できることが古くから知られておシ。
α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体やα−
メチルスチレン−アクリロニトリル−メチルメタクリレ
ート共重合体をアクリロニトリル及びスチレンをゴム質
重合体にグラフトしたグラフト共重合体と混合する方法
等が提案されているが。
この方法によっても耐熱性の向上には限界があシ。
昨今の自動車部品など耐熱性を必要とする分野には必ず
しも満足できるものでない。
一方、スチレンなどのビニル系単量体にN−置換アルキ
ルマレイミドを共重合せしめた共重合体は高い熱変形温
度と熱分解温度を有しているが(高分子論文集、第36
巻、第7号、第447頁。
1979年発行)耐衝撃性に代表される機械的性質が劣
る( L−B−Coleman et al、J−Po
lymerSc++第38巻、第241頁、1959年
発行)ことが知られている。そこで米国特許3,721
,724号明細書では、ゴム成分にマレイミド、オレフ
ィン系不飽和二) IJル及び芳香族ビニルを反応せし
める事によって得た衝撃強さと耐熱性にすぐれる共重合
体が記載されている。しかし、ゴム成分存在下でマレイ
ミドなどの重合反応を行なうことは著しく重合速度の低
下を誘起し、又、ゴム成分との結合に関与しない共重合
体の量が増加するばかりでなく、その分子量も低いもの
となり易いため。
所望の耐熱性を付与せんとしてマレイミドの量を増せば
9重合時間を長くしなければならなくなると共に衝撃強
さの低いものしか得られない。
又、米国特許第3,642,949号明細書にはマレイ
ミドとしてN−置換アルキルマレイミドトスチレンの共
重合体にゴム状重合体をベースとするグラフト共重合体
を配合した組成物が提案されている。このものはマレイ
ミド系共重合体とグラフト共重合体との相溶性を高めて
、前者の耐熱性と後者の耐衝撃性を両立せんとしている
が、未だ。
十分な耐衝撃性を有しているとは言い難い。
そこで、N−置換マレイミド、芳香族ビニル並びにアク
リロニトリル又はメタクリル酸エステルの混合物を共重
合させて得られる共重合体とゴム状重合体をベースとす
るグラフト共重合体とをプレンドしてなる熱可塑性樹脂
組成物が提案され。
優れた耐熱性と耐衝撃性を示すことが知られている(特
開昭57−167341号公報にはゴム状重合体として
ブタジェンゴムについて、特開昭58−129043号
公報にはゴム状重合体として特に、ブタジェンゴム及び
エチレン−プロピレン共重合体ゴムについて詳細に述べ
られる)ここに提案される熱可塑性樹脂組成物は、優れ
た耐衝撃性及び耐熱性を示すものであるが、耐熱性及び
耐衝撃性成形材料としては、これらの両特性がさらに優
れたものであることが必要とされる場合がある。すなわ
ち、上記提案においても耐衝撃性及び耐熱性の改善は不
充分である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記問題点を解決するものである。
すなわち、ゴム状重合体をベースとするグラフト共重合
体とブレンドしたときに、得られるプレ製造法を提供す
るものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、芳香族ビニルとN−置換マレイミドの二成分
共重合体の存在下に。
+al  該共重合体中のN−ft換ママレイミド成分
1モル対して、N−置換マレイミド単量体0.5〜4モ
ル。
該N−置換マレイミド単量体1モルに対して。
(bl  芳香族ビニル単量体3〜42モル。
(C1シアン化ビニル単量体2〜46モル及び (di  メタクリル酸エステル単量体0〜4モルを共
重合させ、かつ該共重合に際し、上記N−置換マレイミ
ド単量体のうち、0〜50モルチは。
上記共重合体と共に予め存在させ、残りのN−置換マレ
イミド単量体は滴下しつつ共重合反応を行なうことを%
徴とするN−置換マレイミド系共重合体の製造法に関す
る。
上記二成分共重合体は、N−置換マレイミド単量体と芳
香族ビニル単量体の実質的に交互共重合体であるのが好
ましい。
液重合、塊状重合、懸濁重合、乳化重合等任意の重合法
により重合させて得られる。
この場合、N−置換マレイミド単量体同士又は芳香族ビ
ニル単量体同士の反応よりも、N−置換マレイミド単量
体と芳香族ビニル単量体との反応の方が速く、従ってこ
の重合によって、N−置換マレイミド単量体と芳香族ビ
ニル単量体の交互共重合体が生成する。
特に、芳香族ビニル単量体のうち、α−メチル−スチレ
ン又はその核置換体は、単独重合せず。
従って、上記重合によって、N−置換マレイミド単量体
と芳香族ビニル単量体の交互共重合体が生成する。
その他の芳香族ビニル単量体9例えば、スチレン等は、
単独重合可能であるがN−置換マレイミド単量体との反
応が速く、交互共重合体が生成されるが、N−置換マレ
イミド単量体がすべて反応したのち、芳香族ビニル単量
体のみの重合が起こるため、N−置換マレイミド単量体
の消費が終了した時点で速やかに反応を停止するのが好
ましい。
このように、上記二成分系共重合体は、交互共重合体で
あるが、実質的に交互共重合体であれば。
他のモノマーが微量、好ましくは1モルチ以下共重合さ
れていてもよい。
上記N−置換マレイミド単量体としては、N−フェニル
マレイミド、N−メチルフェニルマレイミド、N−ジメ
チルフェニルマレイミド、N−トリメチルフェニルマレ
イミド、N−メトキシフェニルマレイミド、N−フェニ
ルエチルマレイミド。
N−ピフェニルマレイミド、N−クロルフェニルマレイ
ミド等のN−置換フェニルマレイミド単量体、N−メチ
ルマレイミド、N−エチルマレイミド等のN−置換アル
キルマレイミド単量体等があり、これらの中で、N−フ
ェニルマレイミドが最も好ましい。
上記芳香族ビニル単量体としてはスチレン、α−メチル
スチレン、核置換メチルスチレン、核置換ジメチルスチ
レン、核置換トリメチルスチレン。
チレンが特に好ましい。
上記二成分共重合体の存在下に、N−置換マレイミド単
量体、芳香族ビニル単葉体、シアン化ビニル単量体及び
必要に応じてメタクリル酸エステルが重合させられる。
この時の重合は、溶液重合。
塊状重合、懸濁重合、乳化重合等任意の重合法が採用で
きる。
この重合においては、N−置換マレイミド単量体が生成
重合体の分子鎖の繰り返し単位として。
分散した分布を示すように、すなわち、N−&換マレイ
ミド単量体を他の単量体が交互共重合しないように重合
させられる。そのために、N−置換マレイミド単量体は
1重合系に滴下しつつ反応させられる。他の単量体、す
なわち、芳香族ビニル系単量体、シアン化ビニル単量体
及び必要に応じてメタクリル酸エステルは、上記二成分
共重合体と共に重合系に存在させても、N−置換マレイ
ミド単量体と共に滴下されてもよい。これは、N−置換
マレイミド単量体は、他の単量体との反応速度が速く、
その反応速度を調整して、この重合によって得られる重
合体の分子鎖内におけるN−置換マレイミド単量体成分
の分布を適度に分散させるためである。
また、このために、上記N−置換マレイミド単量体1モ
ルに対して、芳香族ビニル単量体3〜42モルチ、シア
ン化ビニル単量体2〜46モル及びメタクリル酸エステ
ル0〜4モルの割合で使用されるのが好ましい。このよ
うな配合により、得られる共重合体の分子鎖中に、N−
置換算レイミド単量体が適度に分散するためでなく、耐
熱性と共に、耐衝撃性、加工流動性等の改善のために必
要である。すなわち、芳香族ビニル単量体が少なすざる
と加工流動性が低下しやすくなり、多すぎると耐熱性、
衝撃強さが低下しやすくなる。アクリロニトリルが少な
すぎると引張強度1曲げ強度。
衝撃強さ等の機械的強度、耐薬品性が低下しやす   
   ′〈なり、多すぎると耐熱性、加工流動性が低下
しやすくなる。
また、メタクリル酸エステルは使用してもよいが、多す
ぎると重合速度が著しく低下し、また最終重合率も低下
する。さらに得られた共重合体は。
ゴムをベースとするグラフト共重合体との相溶性が悪く
なり、衝撃強さが低下しやすくなる。
この重合に際し、N−置換マレイミド単量体のうち0〜
50モルチ好ましくは、0〜25モルチは、予め、上記
二成分共重合体と共に存在させてもよい。この場合1重
合初期には、N−置換マレイミド単量体と他の単量体と
の交互共重合体が生成しやすいが1重合後期には上記し
たようにN−置換マレイミド単量体成分が適度に分子鎖
中に分散された共重合体が得られ、初期に生成する交互
共重合体の生成は1本発明の効果を低下させることはな
い。
また、この重合に際し、好ましくは、N−置換マレイミ
ド単量体は、他の単量体に溶解させて使用される。これ
は、N−置換マレイミド単量体は常温で固形であり9反
応を円滑に行なわせるためである。従って、N−置換マ
レイミド単量体を適当な有機溶剤に溶解させて使用して
もよい。
また9重合法としては、乳化重合が好ましい。
これは、他の重合法に比べて乳化重合法によれば高分子
黛の共重合体が得られやすいためである。
なお、上記二成分共重合体とその存在下に反応させる単
量体は、該共重合体を構成するN−置換マレイミド成分
1モルに対して、単量体のうちN−置換マレイミド単量
体が0,5〜4モルになるように配合される。このよう
な配合をはずすと1本発明の効果である耐熱性及び耐衝
撃性が低下しやすくなる。
本発明に係る熱可塑性樹脂の製造法として好ましい方法
は、上記二成分共重合体の製造にひきつづいて、上記重
合を行なうことである。これについて次に詳述する。
まず、N−置換マレイミド単量体1モルに対し合及び重
合のさせ方としては、N−置換マレイミド単量体と芳香
族ビニル単量体を予め混合してから重合してもよ<、N
−置換マレイミド単量体に芳香族ビニル単量体を滴下し
つつ重合してもよく。
場合によりN−置換マレイミド単量体を芳香族ビニル単
量体に滴下しつつ重合きせてもよい。
このようにして製造される二成分共重合体は。
実質的に交互共重合体である。このような共重合体を製
造するに際し、N−置換マレイミド単量体と反応させる
芳香族ビニル単量体としてα−メチルスチレン又はその
核置換誘導体を用いた場合は。
該単量体は単独重合しないので、上記のうち、いずれも
の方法でも交互共重合体のみが生成する。
しかし、芳香族ビニル単量体として、スチレン等の単独
重合可能な単量体を使用するときは、N−置換マレイミ
ド単量体がすべて反応した後、芳香族ビニル単量体が過
剰に存在する場合は、該単量体の重合が起こるので、速
やかに次の重合反応が50〜100モルチ、好ましくは
100モルモル係させられる。この時に、未反応のN−
置換マレイミド単量体及び/又は芳香族ビニル単量体は
ひきつづいて行なわれる重合の原料として使用される。
この場合、N−置換マレイミド単量体は。
上記未反応N−置換マレイミド単量体が0〜50モルチ
、好ましくは0モル係であって、上記反応N−置換マレ
イミド単量体1モルに対して、0.5〜4モルになるよ
うに追加配合される。芳香族ビニル単量体は、上記未反
応N−置置換マレイミド単記配合れ、場合(より、上記
未反応分のみを使用し、追加配合されない。また、シア
ン化ビニルれ、2〜46モル及び0〜4モルになるよう
に配合される。
新だに追加配合さ1″N−置換″イ9F゛単量    
    1体、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単
量体及びメタクリル酸エステル単量体は、これらを均一
な溶液として使用し、第1の重合にひきつづき。
滴下しつつ重合させるのが好ましい。
以上のような重合法により、上記二成分共重合体の製造
工程を1分離された別工程とする必要がないため、工程
が簡略化されるので好ましい。
以上の重合法において1重合触媒としては、乳化重合で
は、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム。
過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、キュメンハイドロパ
ーオキサイド、ジインプロピルベンゼンハイドロパーオ
キザイド等の水溶性過酸化物等、これらとレドックス系
触媒を形成する化合物との組合せなどがあり、他の重合
法では、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパーオ
キサイド等の油溶性過酸化物、アゾビスイソブチロニト
リル等のアゾ系触媒を用いることができる。これらは1
通常、単量体に対して0.05〜5重量%使用される。
また、乳化重合を行なう時、乳化剤としては。
アニオン系、カチオン系又はノニオン系界面活性剤が使
用でき、特に、アニオン系界面活性剤が好ましく、具体
的には、ラウリル硫酸ナトリウム。
オレイン酸カリウム、不均化ロジン酸カリウム。
ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム等がある。これらは、単針体に
対して0.5〜7重量%使用される。
連鎖移動剤として、n−ドデシルメルカプタン。
t−ドデシルメルカプタン、キサントゲンジスルフィド
、テルペン、テトラヒドロナフタレン等を重合系に添加
してもよい。これらは、単量体に対して0.01〜3重
量%使用されるのが好ましい。
乳化重合によシ共重合を終了したのち、共重合体を単離
するには、ラテックスと塩化カルシウム。
硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム等の塩析剤を混合
し、塩析したのち、濾過等によシ行なうのが好ましい。
上記混合は、塩析剤の温水水溶液に。
上記ラテックスを滴下して行なうのが好ましい。
塩析剤は、ラテックス固形分に対して、1〜15重量%
使用されるのが好ましい。
重合に際し、温度は40〜90℃が好ましい。
また、溶液重合及び単量体又は二成分共重合体を溶解さ
せる場合に使用される有機溶媒としては。
メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、N−メチルピロリドン、テトラヒドロフ
ラン等がある。
本発明により得られ九N−置換マレイミド系共重合体は
、ゴムをベースとするグラフト共重合体とブレンドした
時に、優れた耐衝撃性及び耐熱性を示す。
ここで、ゴムをベースとするグラフト共重合体とは、ゴ
ノ、状重合体の存在下に、芳香族ビニル単量体、シアン
化ビニル単量体及び必要に応じてメタクリル酸エステル
単量体をグラフト共重合させて得られたものである。
ゴム状重合体としては、ポリブタジェンゴム。
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体ゴム(NBR)
スチレン−ブタジェン共重合体ゴム(SBR)等のジエ
ン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリ2−エチルへ
キシルアクリレート等のアクリル系ゴム、およびエチレ
ン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)等を用いる
ことができる。
アクリルゴムは、トリアリルイソシアヌレート。
トリアリルシアヌレート、ジビニルベンゼン、エチレン
グリコールジメタクリレート等の多官能不飽和化合物、
過酸化物によって架橋されているのが好ましい。
芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及びメタク
リル酸エステル単量体としては、上記に例示したものと
同じものが使用できる。
上記グラフト共重合体は、公知方法によって行なうこと
ができる。例えば乳化重合法、塊状重合法、溶液重合法
、塊状−懸濁重合法等により行なうことができる。
ゴム状重合体とグラフトさせる単量体の割合は。
ゴム状重合体20〜80重量部に対し、単量体総量が8
0〜20重量部となるようにするのが好ましく、単量体
は、芳香族ビニル単量体50〜90重量%、シアン化ビ
ニル単量体10〜50重量%及びメタクリル酸エステル
0〜20重量%で全体が100重量%になるように配合
されるのが好ましい。このような配合割合の時に、特に
、上記N−置換イミド系共重合体との相溶性が優れ、し
たがって、ブレンド物は衝撃強さが優れる。
合体のブレンドは、各粉末又はベレットをロール。
スクリュー、バンバリーミキサ−、ニーダ−などで溶融
混練する方法、各々がラテックス状で存在するときけ1
両ラテックスを混合後、塩析、脱水。
乾燥を行なう方法、共に溶液状で存在するときは内溶液
を混合後揮発分を除去する方法などによって杓なうこと
ができる。このような混線又は混合に際して必要ならば
酸化防止剤、紫外線吸収剤。
難燃剤、顔料、ガラス繊維、可塑剤力どを添加できる事
は勿論である。更に押出し成形、射出成形などによって
所望の成形品を作る事が可能で、そのすぐれた耐熱性1
機械的特性などを特徴として自動車部品、工業部品、家
電部品など広い用途への展開ができる。
は、N−置換マレイミド単量体と芳香族ビニル単量体の
二成分共重合体を核として、N−置換マレイミド、芳香
族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体及び場合により
メタクリル酸エステル単量体の共重合体が生成されてお
り、従って、耐熱性に優れた核とそれを取シまく、ゴム
をベースとするグラフト共重合体との相溶性の良好な共
重合体からなる。核を取シま〈共重合体は、N−置換マ
レイミド単量体成分が適当に分散されているため。
下させない。また、場合により、上記二成分共重合体に
、これを取りまく共重合体がブロック共重合しCいるも
のが一部生成し、これは9本発明の効果をさらに高める
作用を有する。
(実施例) 次に本発明の実施例及び比較例を示す。
参考例1 グラフト共重合体(B−1)の重合 窒素置換した反応器に脱イオン水240重量部。
オレイン酸カリウム0.4重量部、ナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート0.16重量部、硫酸第一鉄
0.004重量部、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナト
リウム0.016重量部、固形分換算でポリブタジェン
60重量部を加え60℃に加熱攪拌した後アクリロニト
リル10重量部、スチレン30重量部をキュメンハイド
ロパーオキサイド0.16重量部、t−ドデシルメルカ
プタン0.28重量部と共に4時間に亘シ連続的に添加
した。添加終了後、更に2時間重合を継続した。重合終
了後のラテックスの固形分から重合率を計算したところ
98チであった。
参考例2〜を 参考例1のグラフト共重合体(B−1)の重合において
表βに示すように配合を変える以外同様の方法でグラフ
ト共重合体(B−2)〜(B−7)を合成し、実施例2
と同様に熱可塑性樹脂(A−2)を配合し、物性を測定
した結果を表6に示した。
なお、参考例6及び7で使用したアクリルゴムは次のよ
うにして製造されたものである。
参考例8 アクリルゴムC−1の重合 窒素置換した反応器に脱イオン水200重量部。
オンイン酸ナトリウム2重量部、過硫酸カリウム0.1
重量部、亜硫酸ナトリウム0.02重量部を加え、60
℃に加熱攪拌した後、アクリル酸ブチル98重量部、ト
リアリルイソシアヌレート2重量部からなる単量体混合
物を加え4時間反応させ。
その後さらに、80℃に昇温し3時間反応させてアクリ
ルゴムC−2の重合 窒素置換した反応器に脱イオン水140重量部。
ポリブクジエンラテックスを固形分換算で30重量部、
過硫酸カリウム0.04重量部、亜硫酸ナトリウム0.
004重量部、オレイン酸ナトリウム1重量部を加え6
0℃に加熱攪拌した後、アクリル酸フチルア0重量部、
トリアリルイソシアヌレート1,4重量部からなる単量
体混合物を加え4時間反応させ、アクリルゴムラテック
スを得た。
比較例1 熱可塑性樹脂(A−1)の重合 窒素置換した反応器に脱イオン水300重量部。
ラウリル硫酸ナトリウム1.5重量部、過硫酸カリウム
0.15重量部、亜硫酸ナトリウム0.015重量部を
加え60℃に加熱攪拌した後、α−メチルスチレン62
重量部、アクリロニトリル23重量部、N−フェニルマ
レイミド15重量部及び1−ドデシルメルカプタン1重
量部からなる単量体及び連鎖移動剤混合物を2時間に亘
り、連続的に添加した。添加終了後さらに3時間重合を
継続した。
重合終了後のラテックスの固形分から重合率を計算した
ところ97%であった。
このラテックスを95℃に加温した4%硫酸マグネシウ
ム水溶液中へ滴下して塩析し、脱水、乾燥後酸化防止剤
を加え、スクリュー押出機でベレットとした後射出成形
機にて試験片を作り、各物性とガラス転移点(動的損失
率の温度分散のピークより求めた。周波数10Hz)を
求め結果を表2に示した。
また、熱可塑性樹脂(A−1’)のラテックスとグラフ
ト共重合体(B−1)のラテックスをそれぞれ固形分換
算で67重量部、33重量部の比率で混合した後、比較
例1と同様に塩析、脱水、乾燥後、押出し、射出成形に
より試験片を作り、各物性全測定した。結果を表2に示
した。
実施例1 熱可塑性樹脂(A−2)の重合 窒素置換した反応器に脱イオン水300重量部。
ラウリル硫酸ナトリウム1.5重量部、過硫酸カリウム
0.15重量部、亜硫酸す) IJウム0.015重量
部を加え、60℃に加熱攪拌した後、a−メチルスチレ
ン50n量部にN−フェニルマレイミド5重量部を溶解
した単量体混合物を加え、30分間重合を行なう。この
時、ラテックスの固形分から重合率を計算したところ1
5重量%であり、また、N−フェニルマレイミドは10
0チ反応していた。以上を前段重合という。また、これ
より後の重合を後段重合という。前段重合にひきつづき
α−メチルスチレン12重量部、アクリロニトリル23
重Ji部、N−フェニルマレイミド10itJl’部及
びt−ドデシルメルカプタン1重量部からなる単量体及
び連鎖移動剤混合物を2時間に亘り連続的に添加した。
添加終了後さらに3時間重合を継続した。重合終了後の
ラテックスの固形分から重合率を計算したところ97チ
であった。以下比較例1と同様に塩析、脱水、乾燥後、
スクリュー押出機にてベレットとした後、射出成形機に
て試験片を作り各物性とガラス転移点(動的損失率の温
度分散のピークより求めた。周波数10H2)を求め結
果を表2に示した。
上記配合において、前段重合におけるN−フェニルマレ
イミド1モルに対して、α−メチルスチレンは前段重合
時14.7モル、後段重合時添加分3.52モル、アク
リロニトリル15.0モル、N−フェニルマレイミド(
後段重合時添加分)2モルの割合になる。
熱可塑性樹脂(A−2>の喪テックスとグラフト共重合
体(B−1)のラテックスをそれぞれ固形分換算で67
重量部及び33重量部の比率で混合した後、比較例1と
同様に塩析、脱水、乾燥後押出し、射出成形により試験
片を作り、各物性を測定した。結果を表2に示した。ま
た、グラフト共重合体(B−1)の代わりにグラフト共
重合体(B−2)〜(B−7)を使用して同様に行なっ
た結果を表3に示す。
実施例2〜4 実施例1においてN−フェニルマレイミドに替えて、N
−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド及びN−メ
チルフェニルマレイミドを同重量使用した以外、同様の
方法で熱可塑性樹脂A−3〜A−5を合成した。さらに
、実施例1と同様に。
これらとグラフト共重合体(B−1>を配合し。
物性を測定した結果を表4に示した。
実施例5〜10及び比較例2〜10 実施例1において、前段重合及び後段重合における単量
体及び連鎖移動剤の組成を表5に示すように換えて、他
は実施例1に順じて熱可塑性樹脂(A−6)〜(A〜2
0)を合成した。
これらの熱可塑性樹脂(A〜6)〜(A〜20)とグラ
フト共重合体(B−1)を実施例1と同様にして配合し
、物性を測定した結果を表6に示す。
址だ、実施例7で得られた熱可塑性樹脂(A−8)80
重量部と参考例5で得られたグラフト共重合体(B−5
)20重量部を並びに実施例8で得られた熱可塑性樹脂
(A−10)35重量部と参考例4で得られたグラフト
共重合体(B−4)65重量部を、実施例1と同様にし
て配合し、物性を測定した結果を表7に示す。
表7 測定結果 (発明の効果) 本発明により、ゴムをベースとするグラフト共重合体と
の相溶性が優れ、該グラフト共重合体ととができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芳香族ビニルとN−置換マレイミドの二成分共重合
    体の存在下に、 (a)該共重合体中のN−置換マレイミド成分1モルに
    対して、N−置換マレイミド単量体0.5〜4モル、 該N−置換マレイミド単量体1モルに対して、(b)芳
    香族ビニル単量体3〜42モル、 (c)シアン化ビニル単量体2〜46モル 及び (d)メタクリル酸エステル単量体0〜4モルを共重合
    させ、かつ該共重合に際し、 上記N−置換マレイミド単量体のうち、0〜50モル%
    は、上記共重合体と共に予め存在させ、残ヤのN−置換
    マレイミド単量体は滴下しつつ共重合反応を行なうこと
    を特徴とするN−置換マレイミド系共重合体の製造法。 2、上記二成分共重合体が、実質的に芳香族ビニルとN
    −置換マレイミドの交互共重合体 である特許請求の範囲第1項記載のN−置換マレイミド
    系共重合体の製造法。 3、N−置換マレイミド単量体を他の単量体に溶解させ
    て使用する特許請求の範囲第1項又は第2項記載のN−
    置換マレイミド系共重合体の製造法。 4、共重合を乳化重合法によつて行なう第1項、第2項
    又は第3項記載のN−置換マレイミド系共重合体の製造
    法。 5、N−置換マレイミド単量体1モルに対して、芳香族
    ビニル単量体1/3モル以上を配合して共重合させて芳
    香族ビニルとN−置換マレイミドの二成分共重合体を生
    成せしめ、該共重合においてN−置換マレイミド単量体
    の1/3モル以上が反応した時点で、 (a)反応したN−置換マレイミド単量体1モルに対し
    て上記共重合反応における未反応N−置換マレイミド単
    量体が50モル%以下になり、該未反応分を含めてN−
    置換マレイミド単量体が0.5〜4モルになるように、 (b)該N−置換マレイミド単量体総量1モルに対して
    、上記共重合反応における未反応分を含めて芳香族ビニ
    ル単量体が3〜42モルになるように、 (c)該N−置換マレイミド単量体総量1モルに対して
    シアン化ビニル単量体が2〜46モルになるように、 及び (d)該N−置換マレイミド単量体総量1モルに対して
    メタクリル酸エステルが0〜4モルになるように 調整し、上記共重合にひきつづいて、これらを共重合さ
    せる特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項
    記載のN−置換マレイミド系共重合体の製造法。 6、新たに追加して反応させる芳香族ビニル単量体、N
    −置換マレイミド単量体、シアン化ビニル単量体及びメ
    タクリル酸エステル単量体は、これらを均一な溶液とし
    て、重合系に滴下しつつ共重合させる特許請求の範囲第
    5項記載のN−置換マレイミド系共重合体の製造法。 7、芳香族ビニル単量体がα−メチルスチレン又はその
    核置換体である特許請求の範囲第1項、第2項、第3項
    、第4項、第5項又は第6項記載のN−置換マレイミド
    系共重合体の製造法。
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