JPS6123540A

JPS6123540A - 線材送り装置

Info

Publication number: JPS6123540A
Application number: JP14465684A
Authority: JP
Inventors: Masahiro Mori; 正広森
Original assignee: NipponDenso Co Ltd
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 1984-07-12
Filing date: 1984-07-12
Publication date: 1986-02-01
Anticipated expiration: 2009-10-26
Also published as: JPH0683870B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、プレス加工における線材の送り装置に関する
。

〔従来の技術〕

従来の、プレス加工における線材送り装置は、一本の線
材を３つのボールで挾持する構成となっており、複数本
の線材を同時に送ることはできなかった。たとえば、リ
ベット加工をする時など、近接した複数箇所にリベット
加工をする必要のある製品はよくある。このような場合
、送り装置を２台並設してリベット材である線材を同時
送りすることは、リベット材投入箇所が近接しているた
め不可能である。このため、製品を移動させ、１箇所ず
つ線材を送る必要があり、作業能率が非常に悪いという
問題点があった。

また、線材送り装置は線材を確実に保持して、いつも一
定寸法だけ送る必要があり、線材を送った後は線材を引
戻すことなく、送りホルダのみが元の位置まで戻り、次
の送りに備えなければならない。従来の送り装置は、線
材送り完了後、線材が母材に溶接など固着されることを
想定しており、線材が固着されない数め作業では、送ら
れた線材が僅かに引戻され、送り寸法が一定にならない
という問題が生じる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上述のような、近接して配設された複数の線
材を一定寸法ずつ同時に確実に送ることが困難であると
いう問題点を解決せんとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕このため本発明では、〃イドボストに上下動自在に保持
された送りホルダと、送りホルダを上下往復動させる駆
動機構と、送りホルダ内に上下動自在に嵌挿され、台形
形状を有し、中央部に線材が挿通される複数個の小孔を
有し、小孔毎に分割された中子と、中子を上方向に付勢
するスプリングと、中子に保持され線材を挾持する線材
毎に分割されたローラとからなり、中子は、その台形形
状のテーパ一部と線材の嵌挿される中央部とに開口窓を
有するローラ室があり、そのローラ室には、分割された
ローラが遊動自在に保持されており、ローラが送りホル
ダ内面のテーパー面と衝合することにより、それぞれの
ローラが中子中央部に移動し、嵌挿された線材を挾持す
るようにしている。

〔作用〕

本発明の構成によれば、送りホルダが下降すると、線材
毎に分割されたローラがそれぞれホルダ内面のテーパー
面に衝合し、テーパー面がローラを押圧し、線材毎に分
割されたローラがそれぞれの線材を同時に押圧挾持する
と共に、中子をスプリングの圧縮力に抗して押し下げよ
うとする。こ　　　　　　　　）の時、中子が分割され
ているため、複数の線材の僅かな直径のばらつきに応じ
て、分割された中子の高さ位置が僅かにずれ、直径のば
らつきを吸収し、それぞれのローラはそれぞれの線材を
確実に押圧挾持することができる。従って送りホルダの
下降と共に複数の線材が確実に下に送られる。送りホル
ダが上昇すると、テーパー面は逃げる方向であり、ロー
ラには押圧力が働らがずローラ室で遊動する状態となり
、線材はそのまま残される。

送りホルダが上昇下降を繰返す毎に、線材が定寸ずつ送
られる。

〔実施例〕

以下図面に従って、本発明の実施例を具体的に説明する
。第１図に本発明を適用した線材の定寸送り切断装置の
構成を例式的に示す。本装置は、リベット加工に用いら
れる装置であり、素材である線材を一定寸法づつ送り、
切断し、リベット材として次工程に提供するための装置
である。本装置は各機能に従って、線材送り部１、ブレ
ーキ部２、線材切断部３に分けられる。

線材送り部１は、上下に移動自在なカム１３と、カム１
３のカム面１３ａと衝合するカム面４ａを有し、左右に
移動自在な部材４と、部材４の左右移動に従って回動す
るレバー５と、ガイドポスト６に上下動自在に保持され
、レバー５に押圧され上下に移動自在な送りホルダ７と
、送りホルダ７を上方向に付勢するスプリング８と、送
りホルダ７内に嵌挿され上下に移動自在な台形形状をし
た分割された中子９と、中子９に保持されている分割さ
れた４本のローラ１０と、中子９を上方向に付勢するス
プリング１１とからなる。送りホルダ７の内面にはテー
パー面７Ａを有する。中子９にはリベット材となる線材
１２が挿通されている。

第２図を参照し、中子９は線材毎に左右２つに分割され
ており、その台形形状のテーパ一部９Ａに開口窓を有す
るローラ室９Ｃがあり、そのローフ室９Ｃには分割され
た２組４本のローラ１０が遊動自在に保持されている。

分割された中子９の中央部には、それぞれ線材１２が挿
通される小孔があり、挿通された線材１２がローラ室９
Ｃの中央部を通過するようになっている。ローラ室９Ｃ
に遊動自在に保持されたロー２１０が、送りホルグアの
内面のテーパー面７Ａと衝合することにより、２組のロ
ーラー０が中央部に移動し、挿通された線材１２をそれ
ぞれ挾持するようになっている。

カム１３が、第１図矢印方向に下降すると、カム１３の
カム面１３ａと部材４のカム面４ａが衝合して、部材４
は図面矢印右方向に移動し、レバ＝５を図面矢印方向に
回動させる。レバー５は送すホルグ７を押し下げる。送
りホルダ７が下降すると、送りホルダ７のテーパー面７
Ａが４本のローラー０とそれぞれ衝合し、２組のローラ
ー０が、挿通されてＶ）る２本の線材１２をそれぞれ確
実に押圧挾持針る。従って、送りホルダ７の下降と共に
、＃ｉ相１２も丁に送られる。

カム１３が上方向に移動すると、上記各部材は図面矢印
と逆方向に動き、送りホルダ７は上昇する。上昇時には
、テーパー面７Ａが逃げる方向であり、ローラー゛０に
押圧力が働らかず、線材１２はそのまま残される。つま
り、送りホルダ７の上下動により線材１２は下方向に送
られる。

第３図を参照し、ブレーキ部２は、上下に移動自在なカ
ム２１と、カム２１のカム面２１ａに衝合するカム面２
２ａを有し、左右に移動自在な部材２２と、固定された
ブロック２５に左右移動自在に嵌挿され、部材２２に押
圧されるピン２３と、ブロック２５に嵌着され線材１２
が上下に挿通される複数（２個）の小孔を有する切断グ
イ２６と、切断グイ２６に左右移動自在に遊嵌され、ピ
ン２３に押圧されるブレーキピン２４とからなる。

線材１２が挿通される切断グイ２６の複数の小孔は、ブ
レーキピン２４が遊嵌される穴と連らなり、挿通された
線材１２の側面をブレーキピン２４が押圧できるように
なっている。また、ピン２３の両端の受圧面は球面状の
形状をしている。

カム２１が、第１図矢印方向に下降すると、カム２１の
カム面２１ａと部材２２のカム面２２ａが衝合し、部材
２２を図面左方向に移動させ、ピン２３を押圧する。ピ
ン２３に押圧されたプレー　　　　　　　　１キピン２
４が、切断グイ２６に挿通された複数の線材１２を押圧
固定する。この時、複数の線材１２が僅かに線径が異な
っていても、ピン２３の球面形状の端面で押圧されるブ
レーキピン２３は、僅かにその軸方向を変えて複数の線
材１２にＷｊ着し、複数の線材１２をそれぞれ同じ押圧
力で押して確実に固定する。ブレーキ部２は、前記線材
送り部１の送りホルダ７が上昇する時に、線材１２が引
き戻されないよう線材１２を押圧固定するものである。

線材切断部３は、上下に移動自在なカム３１と、カム３
１のカム面３１ｎと衝合するカム面３２ａを有し、左右
に移動自在な切断カム３２とからなる。切断カム３２は
、線材１２が挿入される小孔３３を有し、小孔３３の上
端は線材１２を切断すべく切断エッヂ３４を有している
。

前記線材送り部１で下方に送られた線材１２は、切断カ
ム３２の小孔３３に挿入される。次に、カム３１が、第
１図矢印方向に下降すると、カム面３１ａ、３２ａの衝
合により切断カム３２は右方向に移動し、線材１２は、
小孔３３上端の切断エッヂ３４と切断グイ２６とで切断
される。切断された線材１２は、小孔３３に入ったまま
図面右方に運ばれ、リベット材として図示しない次工程
である欽め工程に提供される。

線材送り部１、ブレーキ部２、線材切断部３がそれぞれ
作動するタイミングは、これらを駆動するカム１３．２
１．および３１によりそれぞれ調整され、プレス機械に
同期するようになっている。

本実施例では、分割された中子に保持されている２組の
ローラにより線材を挾持し搬送する構成としでいるので
、近接して配設された複数の線材を、片動トすることな
く同時に確実に挾持し、搬送することができる。また、
線材送り部の動作タイミングに合わせて作動するブレー
キ部により、線材の戻りを確実に防止し、線材の送り寸
法を更に確実に一定にすることができる。ブレーキ部で
線材を押圧するピンを、線材に接触する比較的寸法の短
かいブレーキピンと、ブレーキピンを押圧する球面形状
の端面を有するピンとに分割す′る構成としているので
、僅かに線径の異なる複数の線材を同じ様な押圧力で確
実に押圧固定することがで詐る。

上記実施例では、２本の線材を同時送りする装置につい
て説明したが、３本以上の線材を同時送りする装置につ
いても、本発明が適用できることはいうまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、近接して配設された複
数の線材を同時に一定寸法ずつ確実に送ることができ、
プレス加工の作業能率を大巾に高めることができるとい
う優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

＠１図は一実施例を示す構成図、第２図は第１図の中子
を示す分解斜視図、第３図（、）、（ｂ）は第１図のブ
レーキ部を示す平面図及び正面断面図である。１・・・線材送り部、２・・・ブレーキ部、３・・・線
材切断部、６・・・ガイドポスト、７・・・送りホルダ
、８・・・スプリング、９・・・中子、１０・・・ロー
ラ、１１・・・スプリング、１２・・・線材、２４・・
・ブレーキピン、２５・・・ブロンク、２６・・・切断
グイ、３２・・・切断カ第１０、ｉ３第２図

Claims

【特許請求の範囲】１　ガイドポストに上下動自在に保持された送りホルダ
（７）と、送りホルダ（７）を上下往復動させる駆動機
構と、送りホルダ（７）内に上下動自在に嵌挿され、台
形形状を有し、中央部に線材（１２）が挿通される複数
個の小孔を有し、小孔毎に分割された中子（９）と、中
子（９）を上方向に付勢するスプリング（１１）と、中
子（９）に保持され線材（１２）を挾持する線材毎に分
割されたローラ（１０）とを備え、中子（９）は、その
台形形状のテーパー部（９Ａ）に開口窓を有するローラ
室（９Ｃ）があり、そのローラ室（９Ｃ）には、線材毎
に分割されたローラ（１０）が遊動自在に保持されてお
り、ローラ（１０）が送りホルダ（７）内面のテーパー
面（７Ａ）と衝合するようになっていることを特徴とす
る線材送り装置。２　上記送りホルダ（７）の下に配設され、送りホルダ
（７）で送られた線材（１２）を押圧固定するブレーキ
ピン（２４）と、ブレーキピン（２４）を押圧するピン
（２３）と、送りホルダ（７）の上下動に同期して上記
ピン（２３）を押圧する押圧機構とを備えるブレーキ装
置を有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の線材送り装置。