JPS61233759A - 複写機のトナ−供給率調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は現像時、現像ロールより感光体へトナーが転
移することによって生じる微弱電流を検出して、この検
出電流に応じてトナーの補給量を制御する複写機のトナ
ー供給率調整装置に関する。

従来の技術 従来電子複写機においては、露光工程により感光体の表
面に形成された静電潜像を、現像工程でトナー像に現像
し、転写工程でこのトナー像を用紙へ転写している。ま
′ｆｉ−現像工程では、現像バイアスの印加された現像
ロールにより感光体の表面を現像しているが、現像時現
像ロールよシ感光体へトナーが転移する際、現像バイア
ス印加回路に微弱電流が発生する。この微弱電流は現像
ロールよシ感九体へ転移したトナー量、すなわち現像時
のドナー消費量に比例するため、この電流値を検出して
、この電流値に見合ったトナーを新たに現像装置へ補給
すれば、現像装置内における現像剤のトナー濃度は常に
一定となシ、これＫより安定した濃度の複写画像が得ら
れるようになる。

また上記方法を利用し次「複写機の自動画像濃度制御方
法」もすでに特願＠　５９−２７４１７５号、％願昭５
９−２７４１７６号、特願昭５９−２７４１７７号、％
願昭５９−２７４１７８号などで出願されている。

発明が解決しようとする問題点 しかし何れ゛の出願も「複写機の自動画像濃度制御方法
」に関する出願であって、具体的な制御装置については
開示されていなかった。

この発明は画像濃度を自動的に制御する複写機において
、最適なトナー供給率が簡単に調整できるようにしたト
ナー供給率調整装置を提供しようとするものである。

問題点を解決するための手段及び作用 現像時消費されたトナー量を現像バイアス印加回路に設
けた電流検出手段により検出して、この電流値に応じて
トナー供給モータを回転制御することにより、トナー消
費量に見合った量のトナーを現像装置へ供給するものに
おいて、上記トナー供給モータの回転時間を制御する制
御装置に、最適なトナー供給率を設定するための手段と
、最適なトナー供給率となったのを表示する手段とを設
けることにより、最適なトナー供給率の調整が測定器な
どを必要としないで短時間で行なえるようにした複写機
のトナー供給率調整装置。

実施例 この発明の一実施例を図面を参照して詳述する。図にお
いて１は複写機の感光体、２は該感光体１の表面を帯電
する帯電器、３は原稿像を感光体１の表面に導ひいて感
光体！の表面に静電潜像を形成するセルホックレンズな
どの光学系を示す。露光工程によって感光体１の表面に
形成された静電潜像は現像装置４によりトナー像に現像
された後転写器５の部分で図示しない給紙装置により給
紙された用紙６に転写され、さらに搬送手段７により図
示しない定着装置へ送られて用紙６上のトナー像が用紙
６の表面に定着される。また用紙６に転写されずに感光
体１の表面に残留する未転写トナーはクリーニング装置
８により除去される。

一方上記現像装置４はハウジング４α内に感光体１と近
接して現像ロール１０が設けられている。上記現像ロー
ル１０は第２図に示すように磁極を配置した磁石ロール
１０αの周囲に、図示しない駆動系により矢印方向へ回
転されるスリーブ１ＯＡｔ−設けた構造で、現像バイア
ス印加口面１１により現像バイアス電源１２が印加され
ていると共に、磁石ロール１０８の磁気作用でスリーブ
１０αの表面にはハウジング４α内の現像剤がプツシ状
に吸着されている。またスリーブＩＯＡの表面に吸着さ
れ出現像剤はトリミングパー１３により穂立ち高さが一
定となるようトリミングされた後感光体１に達して、感
光体１の表面に形成された静電潜像を現像するようにな
っておシ、現像ロール１０より感光体１ヘトナーが転写
する際、現像バイアス印加回路１１に次のように微弱電
流が流れる。

すなわち感光体］と現像ロール１０の間には第２図に示
すように通常１．０〜１．５■程度の隙間があり、現像
時この隙間は十分に絶縁性を有するキャリアと、該キャ
リアとの摩擦帯電によりキャリアに静電的に吸着された
十分に絶縁性を有するトナーによって埋められる。

このとき摩擦帯電によりある電荷を有するトナーとキャ
リアは電気的にバランスしているが、静電潜像の形成さ
れ念感光体１０表面と接触した際静電潜像が有している
電荷量に見合う分だけ現像剤中のトナーが感光体１側へ
転移する。

その結果トナー粒子が帯びていた電荷量、現像ロール１
０上よシミ荷が消失し、これを補充するため現像ロール
１０へ微弱電流が流れる。

この微弱電流は現像時現像ロール１ｏよυ感光体１へ転
移したトナー量、すなわち現像により消費されたトナー
消費量と比例するもので、現像バイアス印加回路１１に
設けられた電流検出器１４により検出されて、マイクロ
コンピュータよシなる制御装置１５へと取込まれる。制
御装置１５には第３図に示すようにトナー供給率を調整
するための可変抵抗器１６と、トナー供給率が最適値と
なったときに点滅する発光ダイオード１７及びトナー供
給率調整時オンにしてトナー供給率調整モードとする切
換えスイッチ１８が設けられていて、次のようにトナー
供給率が調整できるようになっている。

トナー供給率の調整に当っては、第４図に示すようなト
ナー濃度調整用原稿２０を用意する。

この原稿２０は前半分が白紙、すなわち画像占有率が０
チ、そして後半分が画像占有率１５％となっており、こ
の原稿２０を原稿台に載置して切換えスイッチ１ｇをオ
ンにした状態で複写を行うと、原稿２０の前半分を現像
した際に消費されたトナー量と、後半分を現像した際の
トナー消費量が電流値として現像バイアス印加回路１１
に設けられた電流検出器１４により検出されて制御装置
１５へ取込まれる。制御装置１５はこれらトナー消費量
に見合う電流値の差から最適なトナー供給率を算出し、
トナー供給率調整用の可変抵抗器１６で設定され九値と
比較し、その結果を発光ダイオード１７へ出力する。も
し可変抵抗器１６で設定され次トナー供給率が、制御装
置１５が算出した最適トナー供給率よシ限度以上に高い
場合は発光ダイオード＋７Ｆｉ消灯し、また逆に低い場
合は点灯するので、可変抵抗器１６により設定したトナ
ー供給率が最適値よシ高いか、低いかが容易に判別でき
る。高い場合はトナー供給率が低くなるよう、そして低
い場合は高くなるよう可変抵抗器１６を調整する。調整
によって可変抵抗器１６による設定値が最適トナー供給
率の許容範囲に入ると、発光ダイオード１７に「Ｈ」と
「Ｌ」の信号が交互に出力されて発光ダイオード１７が
点滅するため、最適トナー供給率の調整が容易に行なえ
る。

調整後は切換えスイッチ１δをオフにしてトナー供給率
調整モードを解除すると、以後は可変抵抗器１６で設定
された最適トナー供給率により補正された制御信号が制
御装置１５よシトナー供給モータ１９へ出力されてトナ
ー供給モータ１９の動作時間が制御される。トナー供給
モータＩ９はトナー供給用オーガ２１に接続されていて
、動作時間に応じてトナー供給用オーガ２１を駆動し、
現像時消費されたトナー量に見合った量のトナーを現像
装置４へと供給するようになっている。

なおトナー供給率調整用に使用した原稿２０の後半分の
画像占有率を１５％としたが、これは一般原稿のもつと
も画像占有率の高い原稿が通常１５−程度であるためこ
の値としたが、こ　４の値に限定されるものではない。

発明の効果 この発明は以上詳述し九ように、現像時消費されたトナ
ー量を現像バイアス印加回路に設けた電流検出手段によ
り検出して、この電流値に応じてトナー供給モータを回
転することにより、現像時消費されたトナー量に見合っ
た量のトナーを現像装置へ供給するようにした複写機に
おいて、画像濃度を制御する制御装置にトナー供給率を
調整する手段と、トナー供給率が最適値となったのを表
示する手段を設けたことから、複写機毎にトナー供給率
にバラツキがあっても簡単に最適値に調整することが可
能である。また従来では複写機毎にトナー消費量を測定
して、これらデータにより最適なトナー供給率を算出し
、得られた値によりトナー供給率を設定する等の複雑な
手順が必要であったが、これら手順を全く必要としない
ため、最適トナー供給率の調整が短時間で能率よく行な
えるようになる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は全体の構成
図、第２図は現像装置及び制御系の説明図、第３図はこ
の発明装置のブロック図、第４図はトナー濃度調整用原
稿の説明図である。 １１は現像バイアス印加回路、１５は制御装置、１９は
トナー供給モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像時消費されたトナー量を現像バイアス印加回路１１
   に設けた電流検出手段により検出して、この電流値に応
   じてトナー供給モータ１９を回転制御することにより、
   トナー消費量に見合つた量のトナーを現像装置４へ供給
   するものにおいて、上記トナー供給モータ１９を制御す
   る制御装置１５に、最適トナー供給率を設定するトナー
   供給率調整手段と、最適トナー供給率となつたのを表示
   する表示手段を設けてなる複写機のトナー供給率調整装
   置。