JPS61233045A - 摺動材 - Google Patents

摺動材

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Publication number
JPS61233045A
JPS61233045A JP7438785A JP7438785A JPS61233045A JP S61233045 A JPS61233045 A JP S61233045A JP 7438785 A JP7438785 A JP 7438785A JP 7438785 A JP7438785 A JP 7438785A JP S61233045 A JPS61233045 A JP S61233045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coefficient
sliding material
fiber
silane
dynamic friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7438785A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Murakami
保夫 村上
Kyosaburo Furumura
恭三郎 古村
Akira Goto
後藤 昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7438785A priority Critical patent/JPS61233045A/ja
Publication of JPS61233045A publication Critical patent/JPS61233045A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明はシラン架橋超高分子ポリエチレン摺動材の改
良に関するものである。
〔従来技術〕
シラン架橋超高分子ポリエチレンは、優れた耐摩耗性、
低い動摩擦係数と自己潤滑性とにより、摺動材として軸
受、ローラ、歯車等に使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この摺動材は、限界Pv値が低いために、長時
間使用していると動摩擦係数が徐々に大きくなり、一定
の幅をもった高いレベルの値を示すようになり、初期値
に近い低レベルの動摩擦係数を維持できなくなるという
欠点があった。
表1の試料No、18は、このような傾向を実際のデー
タとして確認したものであり、第1〜4図はこれを対応
番号で図示したものである。
同表から明らかなように、摩耗深さWは摺動材としての
使用条件によって異なるが、特に摩耗し易いといった値
を示していない、しかし、動摩擦係数JJ−には特徴的
である。すなわち、1時間後で0.21であったものが
、50時間後では、破線で示すように、0.31〜0.
47と幅をもった高いレベルの値を示すようになり、初
期値の0.21に近い0.31程度までの比較的低いレ
ベルの動摩擦係数ルにを維持できなくなることが判る。
この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、動摩擦係数
の初期値を低くすることができ。
かつ長時間使用しても、その初期値に近い低レベルの動
摩擦係数を維持できるとともに摩耗しにくい摺動材を提
供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明による摺動材は、シラン架橋超高分子ポリエチ
レンに、無機質繊維を15〜30重量%、潤滑油を5〜
15重量%含有させたものである。
上記潤滑油は、その潤滑性を利用してシラン架橋超高分
子ポリエチレンの動摩擦係数を下げるために添加したも
のである。無機質繊維は、摺動面の温度を逃がし、シラ
ン架橋超高分子ポリエチレンの温度上昇を抑えるととも
に、特に、その動摩擦係数が大きくなるのを抑えるため
に添加したものである。無機質繊維としては、素材自体
の摩擦係数の小さいものを使用すればよく1例えば、炭
素繊維、チタン酸カリウム繊維を挙げることができる。
無機質繊維の量を15〜30重量%としたのは、1・5
重量%では、長時間使用した場合、初期値に近い低レベ
ルの摩擦係数を維持できず、50時間後には初期値の3
〜5倍悪化してしまうためであり、 30重量%を越え
ると、混練しにくくなってペレット作製が難しく、仮に
成形しても、製品の機械的強度が著しく低下するからで
ある。
潤滑油の量を5〜15%としたのは、5重量%未満では
、シラン架橋超高分子ポリエチレンの動摩擦係数を下げ
る効果が小さく、潤滑油を添加しないものと殆んど変わ
らないからであり、15重量%を越えると、射出成形機
において、ペレットのスクリューへの噛み込みが悪く、
スクリューによる送りがうまくいかなくなったり、ある
いは、型内で潤滑油が分離し易くなって、製品表面がま
だらになって品質が悪くなるためである。
なお、PTFE、黒鉛、二硫化モリブデン等の固体潤滑
材を潤滑補助材として混合することは。
実質的に摺動材としての特性、特に、動摩擦係数を大き
くしない範囲、あるいは、摺動材の成形性、品質を悪化
させない範囲で可能である。この補助材は、動摩耗係数
を低レベル状態で安定化させる目的で、必要に応じ添加
するものである。
〔実施例〕
表1は、この発明の実施例の組成とその特性、すなわち
、動摩耗係数トにと摩耗深さWとを比較例とともに示し
たものである。
試料N001〜15は無機質繊維として炭素繊維を使用
した実施例、同No、 19〜21は無機質繊維として
チタン酸カリウム繊維を使用した実施例、同No。
1.8.11とNo、1B−18は比較例である。実施
例のうち、試料No、4.9,14.15は潤滑補助材
を添加した例であり、比較例のうちNo、 18は前述
した従来のシラン架橋超高分子ポリエチレンのみから成
る摺動材である。
動摩耗係数トには、表1の組成から成る試験片ニラいて
行った2Kg/crn’ X 10m/winの1時間
後と50時間後の値である。摩耗深さWは、スリーブ状
の試験片を用いて、下記のA条件とB条件の下で300
時間のラジアル回転試験をしたときの最大摩耗深さくm
m)である、上記A条件は3Kgf/crrf X 1
0m/winである。B条件は15Kgf/c m’ 
X IQ+i/+min テある。第1〜4図は潤滑油
の量および5411質繊維の量と動摩擦係数および摩耗
深さとの関係がそれぞれ対比できるように表1t−II
示したものである。
つぎに、上記実施例の特性を、その組成との関連で、比
較例と対比しながら考察する。
まず、動摩擦係数ルにについてみると、第1゜3図のよ
うに、潤滑油が5〜15重量%、無機質繊維が15〜3
0重量%の範囲にある試料N002〜5.No、7〜1
0.No、12〜15.No、19〜21が一様に低レ
ベルの値を示している。すなわち、50時間後において
も、初期値(1時間後)に近い値を示し、それ以上は大
きくなっていない、これは、試料No、18が、前述の
ように、50時間後に0.31〜0.47と幅をもった
高いレベルの値を示すようになるのと特徴的に異なると
ころであり、この実施例において最も改良されている点
である。
第1図と第3図において、試料No、18が同No。
16と同様の傾向を示すのは、3重量%程度の潤滑油の
量では、シラン架橋超高分子ポリエチレンの動摩擦係数
を効果的に下げることができないためと考えられる。
試料No、17は、潤滑油の量が5〜15重量%の範囲
にある。しかし、それに拘わらず、50時間後の動摩擦
係数トには、一定の幅をもった高いレベルの値を示して
いる。これは、無機質m維を全く添加していないためと
考えられる。すなわち、全く添加しないと、試料の摺動
面の温度上昇と動摩擦係数ルにの上昇を抑えられないた
めと推察される。
また、実施例である試料No、2〜5.No、7〜10
.No。
12〜15の動摩擦係数用にの初期値(1時間後)は、
はぼ0.1前後である。従来例である試料No、18は
それがほぼ0.2であるのと較べれば、絶対値にして約
0.1小さくなっている。このことは、実施例における
50時間後の動摩擦係数用にが、試料No。
1Bの初期値に近い0.2前後であることから明らかな
ように、その係数ルにを低レベルに抑えるのに寄与して
いる。これが実施例における第2の改良点である。
試料No、l、8.11の動摩擦係数ルにの初期値はほ
ぼ0.1前後で問題はないが、50時間後では0.3と
従来例である試料No、18の初期値を越え目立って大
きくなっている。無機質繊維の含量が不足しているため
と考えられる。この実験に関する限り、15重量%は含
有させなければ動摩擦係数JLKを低レベルに抑えるこ
とができないと言える。
一方、摩耗深さWについてみると、第2,4図から明ら
かなように、潤滑油と無機質繊維を添加する場合と、し
ない場合とで差異がか認められる。すなわち、従来例で
ある無添加の試料No、1Bの摩耗深さWは、A条件で
0.04mmであったものがB条件下で0.25mmで
あるが、実施例である試料No、2〜4.No、7〜1
0.No、12〜15.No、19〜21は殆んどQ、
05mmから0.2mmの範囲にあり、中には半減して
いるものもある。これに対し、比較例であるNo。
17.18 と試料No、1.6.11は、従来例であ
る試料No、18とほぼ同等の値を示している。これは
、前述の動摩擦係数ルにの場合と対応して、無機質繊維
の含有量が少ないためと考えられる。したがって、潤滑
油と無機質繊維を実施例の範囲において添加することは
、耐摩耗性の改良に顕著な効果をもつものと言える。こ
れが実施例における第3の改良点である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、シラン架橋超
高分子ポリエチレンに、sja質繊維を15〜30重量
%、潤滑油を5〜15重量%含有させたから、動摩擦係
数の初期値を低くすることができ、かつ、長時間使用し
ても、その初期値に近い低レベルの動摩擦係数を維持で
きるとともに、摩耗しにくい摺動材を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、この発明の実施例の組成分の量と特性の
関係を、従来例等の比較例とともに示すグラフである。 第2図 −j酉り崎i速め量 (t!”/、) B$lデ二15に9f/cmxIQm/m1nXX)フ
h「ロニ[コ 第4図 □偲轡尊銑信を量(重蔓−)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シラン架橋超高分子ポリエチレンに、無機質繊維
    を15〜30重量%、潤滑油を5〜15重量%含有させ
    て成る摺動材。
  2. (2)無機質繊維が炭素繊維であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の摺動材。
  3. (3)無機質繊維がチタン酸カリウム繊維であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の摺動材。
JP7438785A 1985-04-10 1985-04-10 摺動材 Pending JPS61233045A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6392660A (ja) * 1986-10-07 1988-04-23 Otsuka Chem Co Ltd 超高分子量ポリエチレン樹脂組成物
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JPH10246234A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Oshitani Felt Kasei Kk 空調機用室内機

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