JPS61231563A - 電子写真粉体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子写真法などに用いられる電子写真粉体に関
し、特に画像流れ防ｆトを目的とした電子写真粉体に関
する。

従来の技術 従来電子写真法において、第５図に示すプロセスで画像
を得ていた。

すなわち帯電→露光→現像→転写→クリーニングとなっ
ている。

ここで問題は，用紙に含まれている白色向上剤（タルク
）が、紙粉とともにドラム６側に付着するとクリーナー
ブレード１１のエツジ部に集められる。

これらの一部はドラム６上にくい込んだり、クリーナー
ブレード１ｌをすり抜けてしまうなどによりドラム６の
表面にタルク、紙粉が付着してしまい，これらに水分が
付着するとドラム６の表面抵抗を下げ，ドラム６上に形
成された電荷が不均一となり、現像器７でドラム６上に
画を出しても筋の入った流れ画像となってしまう欠点が
ある。

特に高湿においては、その現象が顕著に現われてくる。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、前述したような画像流れに結びつく不純物つ
まりタルク、紙粉をクリーナーブレード部でとれ易く，
又は転写部での紙粉のドラム側への付着を少なくするよ
うにした電子写真粉体（トナー）を提供するものである
。

問題点を解決するための手段、作用 本発明は、バインダーにより形成された粉体において、
ドラム表面のクリーニング性を向上させ、粉体表面に潤
滑性をもたせる材料を表面に付着させることを特徴とす
る電子写真粉体から構成され、特に、ドラム表面のクリ
ーニング性を向上させ、粉体表面に潤滑性をもたせる材
料がパラフィン、ワックス系の材料を使用することから
なる。

本発明に用いる潤滑剤はパラフィンまたはワックス系の
材料を使用する。

例えば、ローソク材のパラフィン、ワックスとして用い
られるカルナウバがある。

潤滑剤として、固体ロウの植物ロウとしてカルナウバ、
綿、石油ロウとしてパラフィン、微晶ロウ、ペトロラタ
ム、天然のモンタロウなどがあるが、ここでカルナウバ
、パラフィンを例としたのは、一般的物質であり、しか
も入手し易いものであるからである。

本発明の一例としては、第１図に示すように従来トナー
第３図、第４図に示すものに潤滑剤ｌを付着させたもの
である。

これにより、複写プロセスにおいて紙粉、タルクなどが
ドラム６表面に付着してクリーナーブレード１１に運ば
れてもクリーナーブレード１１のエツジ部で一旦ストー
／プされるため、そこには潤滑剤、紙粉、タルク、トナ
ーが凝集されることになる。

しかし潤滑剤は、ドラム６の表面にクリーナーブレード
１１のエツジによりこすり付けられ、クリーナーブレー
ド１１をすり抜けてしまう。

この鰻り返しを行なううちにドラム６の表面には潤滑剤
がぬりたくられた形となり、常にドラム３の表面は離型
性を呈し、転写部での紙粉、タルクなどが付着し難くな
る。

仮に紙粉、タルクなどが付いてもクリーナーブレード１
１で簡単にかき落されてしまうことになるのである。

第３図は従来のトナーについてに構成を示し。

バインダー３はポリアクリルやポリスチレンが用いられ
、その中にマグネタイト４が入っているものでこれを基
本とする。

第４図はカラートナーと称されているものであり、第３
図における基本体において、染料５を入れたもので・あ
る。

第１図は本発明の構成を示す態様であり、前記基本のト
ナーに潤滑剤を付着させたものである。

この潤滑剤の粒径は、トナーの基本体よりも小さく、熱
により付着させるのは、基本トナー２の表面積の半分以
下でなければ基本トナーのトリポに悪影響（ｉｎ度低下
など）を与えてしまう。

よって潤滑剤の粒径は基本トナー２が６〜１５ル程度で
あるところからみて、５ＩＬ以下であることがψましい
。

この潤滑剤の添加量は全重量に対して０．０１〜１％の
範囲が適当であり、０．０１％以下では効果なく、１％
以上ではドラム６の表面抵抗が低くなるため、濃度ウス
、カブリなどに悪影響が生じてしまう。

本発明において基本トナーに潤滑剤を付着させるには、
従来の基本トナー２に対し潤滑剤ｌを熱加工で付着させ
る。

第２図に、従来トナーの製造工程中に本発明の要件であ
る潤滑剤を添加混合して加熱する工程を記載したフロー
チャー゛トを示す。

次に実施例を記載してさらに具体的に本発明を説明する
が、本発明は該実施例によって同等制限されるものでは
ない。

実施例 スチレン−アクリル樹脂バインダー１００部、ポリエチ
レンｌＯ部、ニグロシン５部、マグネタイト９０部を１
４０℃で２時間攬件混合、混練した後、粉砕機を用いて
粒径が１Ｏ−１５１Ｌになるまで粉砕した。

その後、カルナウバろう０．７部を混合した。

これを７０　’０で３時間攬坤し、電子写真粉体を得た
。

この電子写真粉体を、複写ＪａＮＰ−１５０２（キャノ
ン（株）製）に入れて、３０”０１８０％で５０００枚
通紙した後も良好な画像を得た。

これに対しカルナウバろうを含まない対照の電子写真粉
体は同条件下で画像流れを起した。

発明の詳細 な説明したように本発明は、潤滑剤を添加することによ
りドラム表面に離型性を持たせ、ドラム表面への紙粉な
どの不純物付着を防止し、画像流れを少なくする効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示し、第２図は従来のトナーの
製造工程中で本発明の潤滑剤を混合加熱する工程を示し
たフローチャート、第３図は従来のトナー、第４図は従
来のカラートナー、第５図は従来の複写機の概略図であ
る。 符号ｌは潤滑剤、２は基本のトナー、３はバインダー、
４はマグネタイト、５は染料、６はドラム、７は現像器
、８は転写器、９は露光、ｌＯは帯電器、１１はクリー
ナーブレード、１２は用紙を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）バインダーにより形成された粉体において、ドラ
   ム表面のクリーニング性を向上させ、粉体表面に潤滑性
   をもたせる材料を表面に付着させることを特徴とする電
   子写真粉体。
2. （２）ドラム表面のクリーニング性を向上させ、粉体表
   面に潤滑性をもたせる材料がパラフィン、ワックス系の
   材料である特許請求の範囲第１項記載の電子写真粉体。