JPS5891462A - 正荷電性圧力定着用磁性トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真法或いは、静電印刷法などに於て、負
電荷静電潜像を現像するのに用いる正荷電性の圧力定着
用磁性トナーに関する。

従来、電子写真法としては米国特許第２，２９７，６９
１号明細書、嚢公昭４２−２３９１０号公報及び特公昭
４３−２４７４８号公報等に記載されている如く、多数
の方法が知られているが、一般には光導電性物質を利用
し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、
次いで該潜像をトナーを用・いて現偉し、必要に応じて
紙岬の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、圧力或
いは溶剤蒸気などによシ定着し複写物を得るものである
。

まえ、電気的潜像をトナーを用いて可視化する方法も種
々知られている。

例えば米国特許第２８７４．０６３号明細書に記載され
°ている磁気ブラシ法、同２，６１８，５５２号明細書
に記載されているカスケード現俸法及び同２．２２１，
７７６号明細書に記載されている粉末雲法及びファーブ
ラシ現像法、液体現像法等多数の現像法が知られている
。これらの現像法などに用いられるトナーとしては、従
来、天然或いは合成樹脂中に染料、顔料を分散させた微
粉末が使用されている。更に、第３物質を種々の目的で
添加した現像微粉末を使用することも知られている。

現像されたトナー画°像は、必要に応じて紙などの転写
材に転写され定着される。

トナー画像の定着方法としては、トナーをヒーター或い
は拳ローラーなどによシ加熱熔融して支持体に融着固化
させる方法、有機溶剤によりトナーのバインダー樹脂を
軟化或いは溶解し支持体に定着する方法、加圧によりト
ナーを支持体に定着する方法などが知られている。

トナーは夫々の定着法に適するように材料を選択され、
特定の定着法に使用されるトナーは他の定着法に測用で
きないのが一般的である。特に、従来広く行われている
ヒーターによる熱融着定着法に用いるトナーを熱ローラ
一定着法、溶剤定着法、圧力定着法などに転用すること
はほとんど不可能である。従って、夫々の定着法に適し
たトナーが研究開発されている。

トナーを加圧によシ定着する方法は米国特許第３．２６
９，６２６号明細書などに記載されておシ、省エネルギ
ー、無公害、複写機の電源を入れれば待時間なしで複写
が行えること、コピーの焼は焦げの危険本ないこと、高
速定着が可能なこと及び定着装置が簡単であることなど
利点が多い。

しかし、トナーの定着性、加圧ローラーへのオフセット
現象など問題点もあシ、加圧定着性の改善の為に種々の
研究開発が行われている。

更に、最近では本出願人が出願した％開昭５４−４２１
４１及び特開昭５５−１８６５６の如きトナー中に磁性
微粒子を含有せしめてキャリヤー粒子を用いない一成分
系現俸剤で静電潜像を現像する方法が行われているがこ
の場合にはトナー結着樹脂は磁性微粒子との分散性、密
着性及びトナーの耐術撃゛性、流動性などが要求される
。

ところで、顔料、樹脂又はワックスバインダー系のトナ
ーに関しては従来より定着性向上と、耐熱性、現像耐久
性の向上の間には相反する要素があ夛、特に圧力定着性
４トナーにおいては定着性向上のため、粘着物質を増加
させると、トナーの耐熱性（耐ブロッキング性）、現像
スリーブの汚染等に悪影養が出てしまい耐久性のあるト
ナーは得がたいのが現状である。

これらの欠点を回避するため、従来より、磁性体、パイ
ンメー以外の微粒子をトナー中に内添する方法が提案さ
れておシ、内添することによｊ９）ナー抵抗を下けず、
トナーの帯電性を損わない微粒子の代表的なものとして
、コロイグルシリカが従来より使用されてきたが、この
コロイダルシリカ粒子は、負帯電性が強く負荷電性トナ
ーには適。

しているが、正荷電性トナーには使用できないのが現状
である。

本発明は、上記の欠点を克服した、正荷電性圧力定着用
磁性トナーを提供するものである。即ち本発明の目的は
、良好な正の摩擦帯電性をもち、しかも良好な流動性を
もつ正荷電性圧力定着用磁性トナーを得ることにある。

又、本発明の他の目的は、金属スリーブ表面、感光体表
面への融着をおこさず耐久性の優れた正荷電性圧力定着
用磁性トナー・を得ることにある。

さらに本発明の他の目的は、定着性の優れた正荷電性圧
力定着用磁性トナーを得ることにある。

上記の如き除目的を達成する本発明の正荷電性圧力定着
用磁性トナーは、静電潜像に対しトナーの摩擦帯電を利
用して、顕像化する方法に使用するトナーとして、粒径
１μ以下の〜硫酸バリウム微粉末を含有する正荷電性圧
力定着用磁性トナーであシ、好ましくは硫酸バリウム微
粒子を、トナー結着用樹脂１００重量部に対し１〜２０
重量部含有する正荷電性圧力定着用磁性トナーである。

本発明における硫酸バリウム微粒子社、一般の沈降性硫
酸バリウム微粒子を使用することができる。この硫酸バ
リウム微粒子は粒子自体が正の帯電性を持っておシ、電
気抵抗も高いため、トナー中に添加してもトナーの帯電
性を阻害することはない。又トナー中に添加してもトナ
ーの圧力定着性を阻害することなくトナーの流動性を向
上させることができる等の特徴がある。

本発明に使用される硫酸バリウム微粒子は、トナー中へ
の均一分散を行うため、粒径は、１μ以下のものとし、
好ましくは０，５μ以下のものが良い。又、トナー中へ
の添加量は、少量では流動性向上、摩擦帯電性の効果が
小さく、又、大量に添加すると、硫酸バリウムの白色が
強くなり、トナーの着色性を阻害する傾向があることか
ら、トナー結着用樹脂又はワックスに対し１〜２０重量
部が適当である。

本発明で適用される圧力定着性成分は、例えば天然もし
くは合成ワックス、低分子量ポリアミド、高級脂肪酸及
びその金属塩、又は、脂肪酸ア電ド類等従来より知られ
ているものが適宜に使用できる。又、圧力定着性に悪影
醤を与えない範囲であれば、荷電性、転写性、クリーニ
ング性などの改善の目的で他の樹脂尋を混合しても良い
。

磁性粉としては、強磁性の元素及びこれらを含む合金、
化合物などであシ、マグネタイト、フエ？（）等Ｏ鉄、
コバルト、ニッケル、マンガン等の合金や化合物がある
。この磁性粉を着色剤と兼用させてもよい。

更に、本発明のトナーに荷電制御、着色勢の目的で、各
種染顔料等を添加又は混合することができる。

以下実施例によって本発明を具体的に観測するが、本発
明がどれによって限定されるものではない。

実施例１ スチレン、１−ブチルアクリレート、カスターワックス
、エチレン−エチルアクリレ−）　（３０：２０：３０
：２０重量比分子量３５０００）の共重合体１００重量
部、磁性体５０重量部、正荷電制御剤にグロシン染料）
２重量部、硫酸バリウム（ｓｓ−ｓｏ、粒径０．１μ堺
化学製）５重量部を２本ロールミルグ溶融混練し、冷却
抜粗粉砕し、ジェットミルにて微粉砕した後、周知の風
力分級機で分級し、５〜２５μの磁性トナーを得た。同
時に、比較例として上記組成中硫酸バリウムだけを除い
て実施例１と同様にしてトナーを作製し〔比較例１〕と
した。両者のトナーにコロイダルシリカ（Ｅ−１５０Ｋ
、日本シリカ類）を、トナー１００重量部に対し、２重
量部をヘンシルミキサーを用いて外添し、負帯電性のＰ
ＶＫドラムを装置し、負の静電荷像を、現像できる様に
改造したＮＰ−１２０（キャノン製電子複写機）を使用
し作儂した処、比較例１では、画像濃度０．５程度の薄
い画像しか得られず・、連続コピーにおいても画像劣化
がいちじるしかったが、実□施例１では、１．３程度の
濃度の良好な画像が得られ１０００枚の連続コピーでも
画像の変化は蛯められ危かった。

又、定着性も比較例１と差は認められなかった。

実施例２ 実施例１の組成中の硫酸バリウムを堺化学製φ１００（
粒径０，６μ）１０重量部に変えた以外は全て実施例１
と同様にしてトナーを作製し、実施例１と同様にしてコ
ピー画像を得た結果画像濃度は１．２程度であり、定着
性にも差は見られず、１０００枚の連続コピーでも画像
の変化は認められなかった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、静電潜像に対し、トナーの車線帯電を利用して、ｓ
   ｇＩＩ化する方法に使用するトナーとして、粒ｌｌｌμ
   以下の硫酸バリウム微粒子を含有することを％微とする
   正荷電性圧力定着用磁性トナー。