JPS61231304A - ボイラの蒸気温度制御装置 - Google Patents
ボイラの蒸気温度制御装置Info
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- JPS61231304A JPS61231304A JP7118485A JP7118485A JPS61231304A JP S61231304 A JPS61231304 A JP S61231304A JP 7118485 A JP7118485 A JP 7118485A JP 7118485 A JP7118485 A JP 7118485A JP S61231304 A JPS61231304 A JP S61231304A
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- Japan
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- temperature
- water separator
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- adder
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は□、ウェット運転時とドライ運転時とで燃料流
量制御方法の異なるボイラの蒸気温度制御装置に関する
。
量制御方法の異なるボイラの蒸気温度制御装置に関する
。
従・来の技術
従来のボイラの蒸気温度制御装置は、第7図に示したよ
うに、タービンへ導かれる最終過熱器の出口の蒸気圧力
より、ボイラ負荷指令に応じて修正演算を行なって、燃
料流量指令を発するようにしている。
うに、タービンへ導かれる最終過熱器の出口の蒸気圧力
より、ボイラ負荷指令に応じて修正演算を行なって、燃
料流量指令を発するようにしている。
すなわち、ボイラ負荷指+01に応じて関数発生器02
で与えられるその設定値と主蒸気圧力CP)03との偏
差をとり、それをPI (比例−積分)コントローラ
040入力とする。PIコントローラ04の出力とボイ
ラ負荷指+01とを加算器5で加算し、関数発生器06
の入力とする。
で与えられるその設定値と主蒸気圧力CP)03との偏
差をとり、それをPI (比例−積分)コントローラ
040入力とする。PIコントローラ04の出力とボイ
ラ負荷指+01とを加算器5で加算し、関数発生器06
の入力とする。
一方、主蒸気温度(TF) 07とボイラ負荷指◆01
に応じて関数発生器08で与えられるその設定値との偏
差をとり、 PI コントローラ090入力とする。
に応じて関数発生器08で与えられるその設定値との偏
差をとり、 PI コントローラ090入力とする。
また、過熱器スプレィ018前後の温度差、すなわち過
熱器010の出口蒸気温度(T4) 012と最終過熱
器0110入口蒸気温度(T、) 013との差と、ボ
イラ負荷指◆01に応じて関数発生器014で与えられ
るその設定値との偏差をとる。この偏差をPIコントロ
ーラ09の出力と加算器015にて刃口算する。
熱器010の出口蒸気温度(T4) 012と最終過熱
器0110入口蒸気温度(T、) 013との差と、ボ
イラ負荷指◆01に応じて関数発生器014で与えられ
るその設定値との偏差をとる。この偏差をPIコントロ
ーラ09の出力と加算器015にて刃口算する。
スイッチ016はドライ運転モードの時ON 、ウェッ
ト運転モードの時OFFになる。したがって、ドライ運
転モードの時は関数発生器06の出力と加算器015の
出力とを加算器017にて加算した値が燃料流量指命と
なる。また、ウェット運転時にはスイッチ016がOF
Fとなるので、関数発生器06の出力がそのまま燃料流
量指令となる。
ト運転モードの時OFFになる。したがって、ドライ運
転モードの時は関数発生器06の出力と加算器015の
出力とを加算器017にて加算した値が燃料流量指命と
なる。また、ウェット運転時にはスイッチ016がOF
Fとなるので、関数発生器06の出力がそのまま燃料流
量指令となる。
発明が解決しようとする問題点
第7図の制御装置において、スイッチ016の0N10
FFはあらかじめ設定された負荷によってボイラの状態
−に関係なく無条件に行なわれる。すなわち、ボイラの
状態がウェットであるかドライであるかに関係な(、設
定負荷以上になるとONに、設定負荷以下になるとOF
Fに無条件に切替わるように構成されている。
FFはあらかじめ設定された負荷によってボイラの状態
−に関係なく無条件に行なわれる。すなわち、ボイラの
状態がウェットであるかドライであるかに関係な(、設
定負荷以上になるとONに、設定負荷以下になるとOF
Fに無条件に切替わるように構成されている。
このため、ボイラが実際にはまだドライの状態にあるに
も拘らず、負荷が設定以下になったためにウェット運転
モード(スイッチ016がOFF )に切替わり、過熱
器の蒸気温度偏差が燃料流量指令にフィードバックされ
ず、その結果、蒸気温度が急激に変化し、蒸気温度特性
に悪影響を与える。
も拘らず、負荷が設定以下になったためにウェット運転
モード(スイッチ016がOFF )に切替わり、過熱
器の蒸気温度偏差が燃料流量指令にフィードバックされ
ず、その結果、蒸気温度が急激に変化し、蒸気温度特性
に悪影響を与える。
また、ボイラがウェットの状態にある時にドライ運転モ
ードに切替わったときも、上記と同じことが発生する。
ードに切替わったときも、上記と同じことが発生する。
本発明は上記事情にかんがみてなされたもので、ウェッ
ト運転時およびドライ運転時に燃料流量制御方法の異な
るボイラにおいて、制御方法の切替えに起因してボイラ
出口蒸気温度が変化するのを防止し、蒸気温度制御特性
を改善し、かつウェット/ドライの切替えをスムーズに
行なえるようにした蒸気温度制御装置を目的とする。
ト運転時およびドライ運転時に燃料流量制御方法の異な
るボイラにおいて、制御方法の切替えに起因してボイラ
出口蒸気温度が変化するのを防止し、蒸気温度制御特性
を改善し、かつウェット/ドライの切替えをスムーズに
行なえるようにした蒸気温度制御装置を目的とする。
問題点を解決するための手段
本発明によれば、ウォータセパレータと、これに接続さ
れる過熱器、過熱器スプレィおよびタービンとを備え、
このタービンへ導かれる最終過熱器の出口の蒸気圧力よ
り、ボイラ負荷指令に応じて修正演算を行なって、燃料
流量指令を発するボイラの蒸気温度制御装置において、
前記過熱器スプレィの入口側と出口側の夫々の蒸気温度
差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器で与えられる温
度差の設定値との偏差を算出する装置と、この装置で得
られた偏差の補正値と前記ウォータセパレータの出口蒸
気圧力に応じて関数発生器により出力された飽和温度と
を加算する第1の加算器と、前記ウォータセパレータの
出口蒸気温度と前記第1の加算器により得られた温度と
の偏差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器によって与
えられる値とをかげ合わせる乗算器と、同乗算器の出力
を入力とする積分器と、前記ウォータセパレータの出口
温度と前記第1の加算器により得られた温度との偏差を
入力するPDコントローラと、同PDコントローラの出
力と前記積分器の出力とを加算する第2の加算器と、同
第2の加算器で得られた値を燃料流量の補正値として前
記燃料流量指令に付加する第3の加算器と、を備えてな
るボイラの蒸気温度制御装置が提供される。
れる過熱器、過熱器スプレィおよびタービンとを備え、
このタービンへ導かれる最終過熱器の出口の蒸気圧力よ
り、ボイラ負荷指令に応じて修正演算を行なって、燃料
流量指令を発するボイラの蒸気温度制御装置において、
前記過熱器スプレィの入口側と出口側の夫々の蒸気温度
差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器で与えられる温
度差の設定値との偏差を算出する装置と、この装置で得
られた偏差の補正値と前記ウォータセパレータの出口蒸
気圧力に応じて関数発生器により出力された飽和温度と
を加算する第1の加算器と、前記ウォータセパレータの
出口蒸気温度と前記第1の加算器により得られた温度と
の偏差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器によって与
えられる値とをかげ合わせる乗算器と、同乗算器の出力
を入力とする積分器と、前記ウォータセパレータの出口
温度と前記第1の加算器により得られた温度との偏差を
入力するPDコントローラと、同PDコントローラの出
力と前記積分器の出力とを加算する第2の加算器と、同
第2の加算器で得られた値を燃料流量の補正値として前
記燃料流量指令に付加する第3の加算器と、を備えてな
るボイラの蒸気温度制御装置が提供される。
実施例■
第1図は本発明による蒸気温度制御装置の第1の実施例
を示すもので、図中の符号1はウォータセパレータ、2
および3は過熱器、4は過熱器スプレィ、5はボイラ負
荷指令、6は過熱器2の出口蒸気温度(T2)、7は過
熱器3の入口蒸気温度(T3)、8は関数発生器、9は
定数、10は加算器、11は関数発生器、12は比較器
、13は関数発生器、14は比較器、15はウォータセ
パレータ1の出口圧力、16は関数発生器、17はウォ
ータセパレータ1の出口蒸気温度(T□)、18は加算
器、19は関数発生器、20は乗算器、21は積分器、
22はPD (比例−微分)コントローラ、23は加算
器をそれぞれ示している。
を示すもので、図中の符号1はウォータセパレータ、2
および3は過熱器、4は過熱器スプレィ、5はボイラ負
荷指令、6は過熱器2の出口蒸気温度(T2)、7は過
熱器3の入口蒸気温度(T3)、8は関数発生器、9は
定数、10は加算器、11は関数発生器、12は比較器
、13は関数発生器、14は比較器、15はウォータセ
パレータ1の出口圧力、16は関数発生器、17はウォ
ータセパレータ1の出口蒸気温度(T□)、18は加算
器、19は関数発生器、20は乗算器、21は積分器、
22はPD (比例−微分)コントローラ、23は加算
器をそれぞれ示している。
ウォータセパレータlの後に設置された過熱器2と過熱
器3との間に過熱器スプレィ4が注入される場合の例を
示した第1図の制御装置において、過熱器スプレィ4の
入口と出口との蒸気温度差、すなわち過熱器2の出口蒸
気温度(T2)6と過熱器3の入口蒸気温度(T3)7
との温度差とボイラ負荷指令5に応じて関数発生器8に
よって与えられる設定値との偏差をとる。この偏差が負
になることを防止するために、定数9を加算器lOによ
ってこの偏差に加算する。加算器10の出力とボイラ負
荷指令に応じて関数発生器11によって発生される最小
温度差との最大値を比較器12で検出し、さらにボイラ
負荷指令に応じて関数発生器13で発生される最大温度
差との最小値を比較器14で検出する。
器3との間に過熱器スプレィ4が注入される場合の例を
示した第1図の制御装置において、過熱器スプレィ4の
入口と出口との蒸気温度差、すなわち過熱器2の出口蒸
気温度(T2)6と過熱器3の入口蒸気温度(T3)7
との温度差とボイラ負荷指令5に応じて関数発生器8に
よって与えられる設定値との偏差をとる。この偏差が負
になることを防止するために、定数9を加算器lOによ
ってこの偏差に加算する。加算器10の出力とボイラ負
荷指令に応じて関数発生器11によって発生される最小
温度差との最大値を比較器12で検出し、さらにボイラ
負荷指令に応じて関数発生器13で発生される最大温度
差との最小値を比較器14で検出する。
ウォータセパレータ1の出口圧力15に応じて関数発生
器16によって与えられる飽和温度と比較器14の出力
とを加算器18によって加算するOこの和とウォータセ
パレータ1の出口蒸気温度(T□)17との偏差をとる
。この偏差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器19に
よって与えられる値とを乗算器20でかけ合わせ、乗算
器20の出力を積分器21に入れる。一方、この偏差は
PDコントローラ22に入力される。このPDコントロ
ーラ22の出力と積分器21の出力とを加算器23で加
算したものを燃料流量の補正値とする。
器16によって与えられる飽和温度と比較器14の出力
とを加算器18によって加算するOこの和とウォータセ
パレータ1の出口蒸気温度(T□)17との偏差をとる
。この偏差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器19に
よって与えられる値とを乗算器20でかけ合わせ、乗算
器20の出力を積分器21に入れる。一方、この偏差は
PDコントローラ22に入力される。このPDコントロ
ーラ22の出力と積分器21の出力とを加算器23で加
算したものを燃料流量の補正値とする。
ウォータセパレータ1の出口圧力15に応じた飽和温度
を発生する関数発生器16では、蒸気の性質上、超臨界
圧域では、飽和温度が定義されないのでこの領域での飽
和温度は、適当な式を用いて外挿して与える。
を発生する関数発生器16では、蒸気の性質上、超臨界
圧域では、飽和温度が定義されないのでこの領域での飽
和温度は、適当な式を用いて外挿して与える。
また、関数発生器11,13は各々ウォータセパレータ
出口蒸気の過熱度の最小値と最大値とを与えるものであ
る。
出口蒸気の過熱度の最小値と最大値とを与えるものであ
る。
更に、関数発生器19は、ウェット運転中に積分動作を
なくすためのもので、第2図に示すような関数、すなわ
ち、ウェット/ドライ切替負荷前後の適当な幅をもった
領域で0から1に変化する関数を発生する。
なくすためのもので、第2図に示すような関数、すなわ
ち、ウェット/ドライ切替負荷前後の適当な幅をもった
領域で0から1に変化する関数を発生する。
ここで、関数発生器11が第3図に示すような出力を与
え、関数発生器13が第4図に示すような出力を与え、
定数9の値が+15℃とした場合についての作用を説明
する。
え、関数発生器13が第4図に示すような出力を与え、
定数9の値が+15℃とした場合についての作用を説明
する。
(1)ドライ運転中
過熱器スプレィ40前後の温度差の偏差が±10℃以内
の時は、比較器14の出力は±10℃+15°Cとなり
、ウォータセパレータ出口蒸気温度が過熱度(=±10
℃+15℃)となるように燃料流量が制御される。偏差
が一1θ℃以下になると5℃、+10℃以上になると2
5℃の過熱度をもつように制御される。
の時は、比較器14の出力は±10℃+15°Cとなり
、ウォータセパレータ出口蒸気温度が過熱度(=±10
℃+15℃)となるように燃料流量が制御される。偏差
が一1θ℃以下になると5℃、+10℃以上になると2
5℃の過熱度をもつように制御される。
(2)ウェット運転中
過熱器スプレィ4の前後の温度差かい(らであろうと、
比較器14の出力はゼロである。したがって、ウォータ
セパレータ出口蒸気温度が飽和温度に等しくなるように
、燃料流量が制御される。
比較器14の出力はゼロである。したがって、ウォータ
セパレータ出口蒸気温度が飽和温度に等しくなるように
、燃料流量が制御される。
(3)ドライからウェットに移行するときドライからウ
ェットに移行する際は、比較器14の出力分だけウォー
タセパレータ出口蒸気が過熱されていたものが、序々に
比較器14の出力がOになることによって、ウォータセ
パレータ出口蒸気温度が飽和温度になるように、燃料流
量が制御される。
ェットに移行する際は、比較器14の出力分だけウォー
タセパレータ出口蒸気が過熱されていたものが、序々に
比較器14の出力がOになることによって、ウォータセ
パレータ出口蒸気温度が飽和温度になるように、燃料流
量が制御される。
ウェットからドライへの移行時は上記と逆の作 。
用をする。
以上のように、ウェット/ドライ切替えに伴なう制御系
の切替えがスイッチによるON / OFFではなく、
ボイラの状態をみながらスムーズに行なえるため、その
制御系切替えに伴なう蒸気温度の急変を防止することが
できる。
の切替えがスイッチによるON / OFFではなく、
ボイラの状態をみながらスムーズに行なえるため、その
制御系切替えに伴なう蒸気温度の急変を防止することが
できる。
実施例■ ″第5
図は本発明による制御装置の第2の実施例を示すもので
、図中第1図と同一の要素は同一の符号で示しである。
図は本発明による制御装置の第2の実施例を示すもので
、図中第1図と同一の要素は同一の符号で示しである。
符号24は関数発生器、25はPI コントローラ、2
6は加算器、27は比較器をそれぞれ示す。
6は加算器、27は比較器をそれぞれ示す。
この第5図の制御装置において、過熱器スプレィ4の注
入前後の蒸気温度、すなわち過熱器2の出口蒸気温度(
T2)6と過熱器30入口蒸気温度(T3)7との差を
とり、これをボイラ負荷指令5に応じて関数発生器25
で与えられる温度差の設定値との偏差を求める。この偏
差なP1コントローラ25に入力して得られた値と、ウ
オータセノ(レータlの出口圧力15に応じて関数発生
器16によって与えられる飽和温度とを加算器26によ
って刃口算し、この値と飽和温度との大きい方の値を比
較器27によって取り出す。ここで、比較器27によっ
て取り出された値と飽和温度との偏差をΔTsate比
較器26によって取り出された値とウォータセパレータ
出口蒸気温度との偏差をΔTwsとする。
入前後の蒸気温度、すなわち過熱器2の出口蒸気温度(
T2)6と過熱器30入口蒸気温度(T3)7との差を
とり、これをボイラ負荷指令5に応じて関数発生器25
で与えられる温度差の設定値との偏差を求める。この偏
差なP1コントローラ25に入力して得られた値と、ウ
オータセノ(レータlの出口圧力15に応じて関数発生
器16によって与えられる飽和温度とを加算器26によ
って刃口算し、この値と飽和温度との大きい方の値を比
較器27によって取り出す。ここで、比較器27によっ
て取り出された値と飽和温度との偏差をΔTsate比
較器26によって取り出された値とウォータセパレータ
出口蒸気温度との偏差をΔTwsとする。
次に、偏差Δ’rsatとΔT’wsとを乗算器20で
かけ合わせ、その出力を積分器21に入力する。積分器
21の出力と偏差ΔTsatをPDコントローラ22に
入力して得られた出力とを加算器23によって一加算し
、この値を燃料流量の補正値としている。
かけ合わせ、その出力を積分器21に入力する。積分器
21の出力と偏差ΔTsatをPDコントローラ22に
入力して得られた出力とを加算器23によって一加算し
、この値を燃料流量の補正値としている。
ここで、関数発生器24の出力を第6図に示すような関
数に設定する。すなわち、ウェット/ド渉 ライ切替負荷時に±α\の幅(pl−p2)をもた・せ
てウェット運転時には温度差が0になるような設定値を
与える。これをもとに、各運転時の作用について説明す
る。
数に設定する。すなわち、ウェット/ド渉 ライ切替負荷時に±α\の幅(pl−p2)をもた・せ
てウェット運転時には温度差が0になるような設定値を
与える。これをもとに、各運転時の作用について説明す
る。
(1]ドライ運転中
過熱器スプレィ水流量が多い場合は、過熱器スプレィ4
の入口と出口との温度差ΔT&’!、0より大であるの
で、 PIコントローラ25の出力は正であり、比較
器27の出力は飽和温度より犬である。
の入口と出口との温度差ΔT&’!、0より大であるの
で、 PIコントローラ25の出力は正であり、比較
器27の出力は飽和温度より犬である。
したがって、ウォータセパレータ出口蒸気温度が高げれ
ば、PID動作によって燃料を減らすようになり、逆に
低ければ燃料を増加することになる。
ば、PID動作によって燃料を減らすようになり、逆に
低ければ燃料を増加することになる。
過熱器スプレィ水流量が少ない場合は上記の逆の作用を
する。
する。
+21ドライからウェットに移行するとき温度差の設定
がOになってくるため、温度差ΔTは負になり、 P
Iコントローラ25の出力も負となる。したがって、比
較器27の出力は飽和温度となる。このため、乗算器2
0の一方の入力が0になるので積分動作はな(なる。そ
のため、この時は、ウォータセパレータ出口温度と飽和
温度との偏差のPD動作によって燃料流量の補正値が求
められるから、ウォータセパレータが湿ってしまうとウ
ォータセパレータ出口温度は飽和温度に等しくなり、燃
料流量に対する補正値は0となる。
がOになってくるため、温度差ΔTは負になり、 P
Iコントローラ25の出力も負となる。したがって、比
較器27の出力は飽和温度となる。このため、乗算器2
0の一方の入力が0になるので積分動作はな(なる。そ
のため、この時は、ウォータセパレータ出口温度と飽和
温度との偏差のPD動作によって燃料流量の補正値が求
められるから、ウォータセパレータが湿ってしまうとウ
ォータセパレータ出口温度は飽和温度に等しくなり、燃
料流量に対する補正値は0となる。
(3)ウェットからドライに移行するとき上記(21の
逆で、温度差ΔTは正、 PIコントローラ25の出力
は正、比較器27の出力は飽和温度より高(、ウォータ
セパレータ出口蒸気温度を上昇すべく PID動作によ
って燃料流量を補正する。
逆で、温度差ΔTは正、 PIコントローラ25の出力
は正、比較器27の出力は飽和温度より高(、ウォータ
セパレータ出口蒸気温度を上昇すべく PID動作によ
って燃料流量を補正する。
ウェット時には、ウォータセパレータ出口蒸気温度は飽
和温度に等しくなっている。
和温度に等しくなっている。
〔4)ウェット運転中
上記(2)で説明したとおり、ウェット運転中は、比較
器27の出力は飽和温度、ウォータセパレータ出口蒸気
温度も飽和温度であり、燃料流量の補正値は0である。
器27の出力は飽和温度、ウォータセパレータ出口蒸気
温度も飽和温度であり、燃料流量の補正値は0である。
以上のように、ウェット/ドライ切替えのためのいかな
るスイッチング動作も行なわずに、ボイラの状態をみな
がら、スムーズにウェット/ドライ切替えが行なえるた
め、制御系の切替えに伴なう蒸気温度の急変を防止する
ことができる。
るスイッチング動作も行なわずに、ボイラの状態をみな
がら、スムーズにウェット/ドライ切替えが行なえるた
め、制御系の切替えに伴なう蒸気温度の急変を防止する
ことができる。
第1図は本発明による蒸気温度制御装置の一例を示す構
成図、第2図、第3図および第4図はそれぞれ関数発生
器の出力特性を示す図、第5図は本発明による蒸気温度
制御装置の別な実施例を示す図、第6図は関数発生器の
出力特性を示す図、第7図は蒸気温度制御装置の従来例
を示す図である。 1・・ウォータセパレータ、2,3−・過熱器、4・・
過熱器スプレィ、5・・ボイラ負荷指令、6.7・・蒸
気温度、8・・関数発生器、9・・定数、10・・加算
器、11・・関数発生器、12・・比較器、13・・関
数発生器、14・・比較器、15・会ウォータセパレー
タの出口圧力、16・・関数発生器、17・・ウォータ
セパレータの出口蒸気温度、18−・加算器、19・・
関数発生器、20・・乗算器、21・・積分器。 22・・ PDコントローラ、23・・加算器、24・
・関数発生器、25・・PIコントローラ、26・拳加
算器、27・・比較器。 (ほか1名) 第2図 切V憂荷
成図、第2図、第3図および第4図はそれぞれ関数発生
器の出力特性を示す図、第5図は本発明による蒸気温度
制御装置の別な実施例を示す図、第6図は関数発生器の
出力特性を示す図、第7図は蒸気温度制御装置の従来例
を示す図である。 1・・ウォータセパレータ、2,3−・過熱器、4・・
過熱器スプレィ、5・・ボイラ負荷指令、6.7・・蒸
気温度、8・・関数発生器、9・・定数、10・・加算
器、11・・関数発生器、12・・比較器、13・・関
数発生器、14・・比較器、15・会ウォータセパレー
タの出口圧力、16・・関数発生器、17・・ウォータ
セパレータの出口蒸気温度、18−・加算器、19・・
関数発生器、20・・乗算器、21・・積分器。 22・・ PDコントローラ、23・・加算器、24・
・関数発生器、25・・PIコントローラ、26・拳加
算器、27・・比較器。 (ほか1名) 第2図 切V憂荷
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ウォータセパレータと、これに接続される過熱器、過熱
器スプレイおよびタービンとを備え、このタービンへ導
かれる最終過熱器の出口の蒸気圧力より、ボイラ負荷指
令に応じて修正演算を行なつて、燃料流量指令を発する
ボイラの蒸気温度制御装置において、 前記過熱器スプレイの入口側と出口側の夫々の蒸気温度
差とボイラ負荷指令に応じて関数発生器で与えられる温
度差の設定値との偏差を算出する装置と、 この装置で得られた偏差の補正値と前記ウォータセパレ
ータの出口蒸気圧力に応じて関数発生器により出力され
た飽和温度とを加算する第1の加算器と、 前記ウォータセパレータの出口蒸気温度と前記第1の加
算器により得られた温度との偏差とボイラ負荷指令に応
じて関数発生器によつて与えられる値とをかけ合わせる
乗算器と、 同乗算器の出力を入力とする積分器と、 前記ウォータセパレータの出口温度と前記第1の加算器
により得られた温度との偏差を入力するPDコントロー
ラと、 同PDコントローラの出力と前記積分器の出力とを加算
する第2の加算器と、 同第2の加算器で得られた値を燃料流量の補正値として
前記燃料流量指令に付加する第3の加算器と、 を備えてなるボイラの蒸気温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118485A JPS61231304A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | ボイラの蒸気温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7118485A JPS61231304A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | ボイラの蒸気温度制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61231304A true JPS61231304A (ja) | 1986-10-15 |
Family
ID=13453312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7118485A Pending JPS61231304A (ja) | 1985-04-05 | 1985-04-05 | ボイラの蒸気温度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61231304A (ja) |
-
1985
- 1985-04-05 JP JP7118485A patent/JPS61231304A/ja active Pending
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