JPS61229233A - 円盤状磁気記録媒体 - Google Patents

円盤状磁気記録媒体

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JPS61229233A
JPS61229233A JP60072211A JP7221185A JPS61229233A JP S61229233 A JPS61229233 A JP S61229233A JP 60072211 A JP60072211 A JP 60072211A JP 7221185 A JP7221185 A JP 7221185A JP S61229233 A JPS61229233 A JP S61229233A
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JP
Japan
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magnetic
recording medium
magnetic recording
disk
alloy powder
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JP60072211A
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English (en)
Inventor
Kiyomi Ejiri
清美 江尻
Shigeo Komine
茂雄 小峯
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層よりなる円盤状の形状
を有する磁気記録媒体に関する。
[発明の背景1 近年コンピュータ用あるいはワードプロセッサ用の記録
媒体として円盤状の磁気記録媒体が使用されている。
特に最近電子カメラが実用化されるに至り、この記録媒
体として小型の円盤状磁気シートディスクが規格化され
使用されてきている。
円盤状の磁気記録媒体は、基本的には非磁性支持体とそ
の表面に設けられた磁性層とからなり。
オーディオテープ、ビデオテープなどのテープ状の磁気
記録媒体と類似の層構成を有している。ただし、円盤状
の磁気記録媒体は通常は支持体の両面に磁性層を有する
層構成をとっている点でテープ状の磁気記録媒体と相違
している。しかしながら、円盤状の磁気記録媒体とテー
プ状の磁気記録媒体とは、その形状および層構成におい
て相違するのみでなく、その使用の態様が大きく異なる
ため、それぞれに要求される性能に相当な相違がある。
すなわち、円盤状磁気記録媒体は、同一面上を磁気ヘッ
ドが繰返し接触下に走行して情報の記録再生を行ない、
さらにこのような過酷な使用条件においても記録された
情報の欠落が許容されない点において、テープ状の磁気
記録媒体よりもはるかに優れた走行耐久性が要求される
また、記録密度は日々高密度化する傾向にあり、この傾
向は円盤状磁気記録媒体においても例外ではない、すな
わち、円盤状磁気記録媒体の電磁変換特性を更に高度化
することが要求される。
なかでも電子カメラ用の磁気シートディスクの場合には
従来の銀塩を使用した写真に近い解像力が要求されるこ
とから、その電磁変換特性の高度化が特に要求され、ま
た記録・再生画像の欠落。
すなわちドロップアウトに対する許容度は著しく、厳し
い、たとえば、直径約5cmの磁気シートディスクに写
真にして50枚分もの画像情報を記録することが要求さ
れるため、従来の円盤状の磁気記録媒体と比較してもさ
らに高密度の記録能力が要求される。
[従来技術およびその問題点] 円盤状磁気記録媒体の電磁変換特性の改善策として、特
開昭58−122623号公報には、保磁力が約100
00e以上で、かつBET比表面積が約25乃至70ゴ
/gの強磁性粉末(強磁性金属粉末)を用いる発明が開
示されている。
磁気記録媒体の強磁性粉末として強磁性合金粉末は、優
れた電磁変換特性を示すため、好ましいものであるが、
一方では、硬度が低く、ヘッドとの接触下の走行によっ
て容易に摩耗しやすいとの欠点がある。
特に電子カメラ用の磁気シートディスクは、通常360
0 r pm程度の高速度で回転しながら同一周回が磁
気ヘッドと接触し続けるとの過酷な条件で使用されるに
もかかわらず、最低1500万回の走行に耐えるだけの
走行耐久性が要求され、そして、この条件下でドロップ
アウトが全く許容されないとの従来の磁気記録媒体から
は側底想像し得ない特性が要求される。
[発明の目的] 本発明は、電磁変換特性と走行耐久性(耐JI!擦性)
の両者が共に優れた円盤状磁気記録媒体を提供すること
を特徴とする 特に本発明は、電子カメラ用の磁気シートディスクとし
て好適な電磁変換特性および走行耐久性を有する円盤状
磁気記録媒体を提供することを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体と、該支持体上に設けられた強
磁性粉末を含有する磁性層よりなる円盤状磁気記録媒体
において−1 強磁性粉末が、比表面積35〜65rrf/gを有し、
かつl O5e m u / g以上の飽和磁気モーメ
ントを示す強磁性合金粉末であって、 該磁性層が、モース硬度6以上の非磁性無機粉末5〜1
5重量%、固体潤滑剤0.2〜5重量%および脂肪酸エ
ステル5〜15重量%(いずれも強磁性合金粉末の含有
量に対して)を含むことを特徴とする円盤状磁気記録媒
体にある。
[発明の効果] 本発明の円盤状磁気記録媒体は、特定の強磁性合金粉末
と特定の潤滑剤系が組合せて用いられたことによって、
電磁変換特性と走行耐久性(耐摩擦性)との両者につい
て共に優れた性能を示す。
特に本発明の円盤状磁気記録媒体は、電子カメラの磁気
シートディスクとしての用途に好適な走行耐久性と電磁
変換特性を示す。
[発明の詳細な記述] 本発明の円盤状磁気記録媒体は、非磁性支持体と、強磁
性合金粉末を含有する磁性層がこの非磁性支持体の表面
に設けられた基本構造を有するものである。
非磁性支持体は1通常使用されているものを用いること
ができる。非磁性支持体を形成する素材の例としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカ
ーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、
ポリアミドイミドおよびポリイミドなどの各種の合成樹
脂からなるフィルム並びにアルミ箔およびステンレス箔
などの金属箔を挙げることができる。非磁性支持体の厚
さは一般には12〜52JLm、好ましくは20〜50
μmである。
本発明の円盤状磁気記録媒体は、上述したような非磁性
支持体上に特定の強磁性合金粉末を含む磁性層が設けら
れたものである。な8ai性層は、通常は非磁性支持体
の両面に設けられている。
本発明の円盤状磁気記録媒体の磁性層に含有される強磁
性合金粉末は、その比表面積(S BET)が35〜6
5rn”/gの範囲にあるものであることが必要である
。さらに、強磁性合金粉末の飽和磁気モーメント(σa
)が10105e/g以上であることが必要であり、さ
らに110〜155e m u / Hの範囲内にある
ものであることが好ましい、ここで、飽和磁気モーメン
トとは、パイプレイテング・サンプル・マグネットメー
タによる外部磁場(Hm) 10kOeでの測定値を言
う。
強磁性合金粉末の比表面積が35m″/gに満たない場
合には得られる円盤状磁気記録媒体の電磁変換特性が充
分に向上せず、また85m″/gを越える場合には磁性
層の走行耐久性が低下する。飽和磁気モーメントが10
105e/gに満たない場合には得られる円盤状磁気記
録媒体の電磁変換特性が改善されない、なお、150 
e m u / gを謔える強磁性合金粉末を使用した
としても、飽和磁気モーメントの値の向上に伴なう再生
出力などの緒特性の向上が望めなくなる。
強磁性合金粉末の例としては、強磁性合金粉末中の金属
分が75重量%以上であり、そして金属分の80重量%
以上が少なくとも一種類の強磁性金属あるいは合金(例
、Fe、Co、Nf、Fe−Go、Fe−Nf、Co−
Nf、Go−Ni−Fe)であり、この金属分の20重
量%以下の範囲内で他の成分(例、A文、Si、S、S
c、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、Mo、R
h、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、
Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、N
d、B、P)を含むことのある合金を挙げることができ
る。また、上記強磁性金属分が少量の水、水酸化物また
は酸化物を含むものなどであってもよい、これらの強磁
性金属粉末の製造方法は既に公知であり、本発明で用い
る強磁性合金粉末についてもこれら公知の方法に従って
製造したものを公知の方法に従って強磁性合金粉末の粒
子の表面の酸化状態を調整することによりあるいは合金
の組成を変えることにより飽和磁気モーメントを調整し
、さらに粒子サイズにより分級することにより得ること
ができる。
強磁性合金粉末を使用する場合に、その形状にとくに制
限はないが通常は針状、粒状、サイコロ状、米粒状およ
び板状のものなどが使用される。
本発明の円盤状磁気記録媒体の磁性層には、モース硬度
6以上の非磁性無機粉末が強磁性合金粉末の含有量に対
して5〜15重量%含まれていることが必要である。
モース硬度6以上の非磁性無機粉末の例としては、酸化
クロム(CrzOz)、α−アルミナ、およびα−酸化
鉄(F e 20 s )を挙げることができる。#に
本発明では、酸化クロムあるいはα−アルミナなどのモ
ース硬度8以上の非磁性無機粉末を使用することが好ま
しい。
また、非磁性無機粉末は、0.2〜0.8gmの範囲の
平均粒子径を有するものあることが好ましく、0.3〜
0.5Bmの範囲の平均粒子径を有するものであること
が特に好ましい。
本発明の円盤状磁気記録媒体の磁性層は、その潤滑剤系
として特定量の固体潤滑剤と脂肪酸エステルとの組合せ
を利用する。
固体潤滑剤の含有量は、強磁性合金粉末の含有量に対し
て0.02〜5重量%の範囲内で適宜選択する。カーボ
ンブラックを含有するものであることが好ましい、固体
潤滑剤の例としては、カーボンブラック、グラファイト
およびタルクを挙げることができる。これらの中でも、
優れた潤滑作用のみならず、良好な帯電防止作用を示す
カーボンブラックが好ましい。
固体潤滑剤は平均粒子径が0.015〜0.2pmの範
囲にあるものが好適である。
脂肪酸エステルは、主として液体潤滑剤として作用し、
その例としては炭素数14〜24の脂肪酸と炭素数1〜
6のアルコールとのエステルを挙げることができる。エ
ステルを形成する脂肪酸は不飽和、飽和を問わない、ま
た、アルコールは直鎖状であるか、側鎖を有するもので
あるかを問わない。
脂肪酸エステルの例としては、ラウリル酸、カプリン酸
、エルカ酸、セトレイン酸、エライジン酸、オレイン酸
、ミリスチン酸、゛ペンタデシル酸、ヘプタデシル酸、
ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘン酸お
よびリグノセリン酸などの飽和脂肪酸もしくは不飽和脂
肪酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエス
テル、ブチルエステルおよびアミルエステルを挙げるこ
とができる。脂肪酸エステルは、単独であるいは混合し
て使用することができる。
なお、脂肪酸エステルに他の液体潤滑剤、たとえば脂肪
族アルコールなどを併用することもできる。
上記の強磁性合金粉末、非磁性無機粉末、固体潤滑剤お
よび脂肪酸エステルは、以下に示すような結合剤中に分
散されて磁性層を形成する。
磁性層の形成用の結合剤としては、通常磁気記録媒体の
結合剤として使用されている熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂および反応硬化性樹脂等の樹脂を使用することができ
、これらの樹脂を単独であるいは混合して使用すること
ができる。
熱可塑性樹脂としては、一般には平均分子量が1万〜2
0万1重合度が約200〜2000程度のものが使用さ
れる。このような熱可塑性樹脂の例としては、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化塩化ビニル/アクリ
ル樹脂、セルロース誘導体、各種の合成ゴム系の熱可塑
性樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリア
ミド樹脂、ポリビニルブチレート、スチレン/ブタジェ
ン共重合体およびポリスチレン樹脂などを挙げることが
でき、これらを単独であるいは混合して使用することが
できる。
熱硬化性樹脂または反応硬化性樹脂としては、一般に塗
布液の状態で平均分子量が20万以下の樹脂であり、塗
布後に、縮合反応あるいは付加反応などにより分子量が
ほぼ無限大になる樹脂が使用される。ただし、これらの
樹脂が加熱硬化樹脂である場合、硬化に至る過程におけ
る加熱により樹脂が軟化または溶解しないものであるこ
とが好ましい、このような樹脂の例としては、フェノー
ル/ホルマリン/ノボラック樹脂、フェノール/ホルマ
リン/レゾール樹脂、フェノール/フルフラール樹脂、
キシレン/ホルマリン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、
乾性油変性アルキッド樹脂、フェノール樹脂変性アルキ
ッド樹脂、マレイン酸樹脂変性アルキッド樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂と硬化剤との組合せ、
末端インシアネートポリエーテル湿気硬化型樹脂、ポリ
イソシアネートとポリウレタン樹脂との組合わせ、ポリ
イソシアネートプレポリマーと活性水素を有する樹脂の
組合わせを挙げることができ、これらを単独であるいは
混合して使用することができる。結合剤としては、塩化
ビニル・酢酸ビニル共重合体およびポリウレタン樹脂を
混合してさらにポリイソシアネート化合物などを加えた
ものを用いることが好ましい。
結合剤の使用量は、強磁性合金粉末100重量部に対し
て、一般には10〜100重量部、好ましくは15〜5
0重量部使用される。
次に本発明の円盤状磁気記録媒体を製造する方法につい
て説明する。
本発明の円盤状磁気記録媒体の磁性層の製造に際しては
1強磁性合金粉末、非磁性無機粉末、固体潤滑剤、脂肪
酸エステル、および結合剤を通常は溶剤と共に混練し磁
性塗料とする。
混線の際に使用する溶剤は、通常磁性塗料の調製に使用
されているメチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど
の溶剤を使用することができる。
混線の方法は、通常磁性塗料の調製に利用されている方
法および装置を使用して行なうことができる。また各成
分の添加順序などは適宜設定することができる。
磁性塗料を調製する際には、分散剤および帯電防止剤等
の公知の添加剤を併せて使用することもできることは勿
論である。
このようにして調製された磁性塗料は、前述の非磁性支
持体の表面に塗布される。塗布は前記非磁性支持体上に
直接性なうことも可能であるが、また、接着剤層などを
介して非磁性支持体上に塗布することもできる。
塗布操作は従来の方法に従って行なうことができる。
非磁性支持体の両面に設けられた磁性層は、それぞれの
乾NI!後の厚さが一般には約0.5〜104mの範囲
になるように、好ましくは1.5〜7.0JLmの範囲
になるように塗布される。
非磁性支持体上に塗布された磁性層は、通常、磁性層中
の強磁性合金粉末をランダム配向させる処理した後、あ
るいは配向処理を施さずに乾燥される。また必要により
表面平滑化処理を施す0表面平滑化処理などが施された
磁気記録媒体は1次に円盤状の形状に裁断される。
次に、本発明に実施例および比較例を示す、なお、実施
例および比較例中の「部」との表示は、「重量部」を示
すものである。
[実施例1] 磁性塗料組成 強磁性合金粉末           100部(Fe
eNi系、Nf比率lO重量%)(飽和磁気モーメント
(cr s) : 135gmu/g )(比表面積[
5−BE丁] :35ば7g)塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体    10部ポリウレタン樹脂      
      5部α−アルミナ           
 12部(粒子径二0.3〜0.5鉢m) カーボンブラック(平均粒径:94mp)  2部ステ
アリン酸ブチル          12部メチルエチ
ルケトン         150部シクロヘキサノン
          150部上記の組成物をポールミ
ルデ10時間混合攪拌した後、ポリイソシアネート化合
物(日本ポリウレタン■製:コロネー)L)7部を加え
て更に30分間攪拌して磁性塗料を調製した。この磁性
塗料を乾燥後の磁性層の厚さがそれぞれ4ルmになるよ
うに、厚さ34部mのポリエチレンテレフタレート非磁
性支持体の両面に塗布した。
塗布後、乾燥およびカレンダー処理を行ない、直径4.
7cmの円盤状に打抜き、所定のプラスチックケースに
収納して電子カメラ用の磁気シートディスクを製造した
記録用磁気ヘッドとしてセンダストヘッド、再生用磁気
ヘッドとしてフェライトヘッドを装着した試作のディス
クレコーダを使用して、回転数360Orpmの回転速
度で得られた磁気シートディスクを回転させ、記録電流
40 m Aにて記録周波数4 M Hzの信号を記録
した後、再生を行ないS/N比を基準磁気シートディス
クと比較した。トラック幅は60ILmである。
上記のディスクレコーダを使用し、記録電流40mAに
て記録波長7 M Hzの信号を記録した後、連続して
再生を行ないドロップアウトが発生するまでの走行回数
を測定した。
結果を第1表に記載する。
なお、以下に示す実施例および比較例で測定したドロッ
プアウトが発生するまでの走行回数はおよびS/N比は
上記と同様の装置および条件で測定したものである。
[実施例2〜4] 実施例1において、比表面積が35m″/gの強磁性合
金粉末に代えて、比表面積が45rr1′/gの強磁性
合金粉末(実施例2)、比表面積が50m′/gの強磁
性合金粉末(実施例3)、比表面積が60rr1′/g
の強磁性合金粉末(実施例4)を使用した以外は同様に
して磁気シートディスクを製造した。
得られた磁気シートディスクのS/N比および走行回数
を第1表に記載する。
[比較例1〜3] 実施例1において、比表面積が35rrf/gの強磁性
合金粉末に代えて、比表面積が30rr1′/gの強磁
性合金粉末(比較例1)、比表面積が68rn’ / 
gの強磁性合金粉末(比較例2)、比表面積が73m″
/gの強磁性合金粉末(比較例3)を使用した以外は同
様に操作して磁気シートディスクを製造した。
得られた磁気シートディスクの再生出力および走行回数
を第1表に記載する。
なお、第1表においてS/N比は、比較例1において製
造した磁気シートディスクのS/N比(S/N比の絶対
値41dB)をOdBとした時の相対値である。
第1表 5−BET   走行回数 S/N比 No、     (rn”/g)   、(方図>  
 (dB)比較例1  30    3500    
0実施例1  35    3780    ◆0.5
同  2   45      388G     $
0.7同  3   50      29i30  
    +o、s同  4   80      28
10      +1.2比較例2  88    1
140    令1.1同  3   73     
  820      +o、a第1表から1強磁性合
金粉末の比表面積が低いと得られた磁気シートディスク
のS/N比が低く、電磁変換特性の改善が不充分であり
(比較例1)、また高すぎると得られた磁気シートディ
スク(比較例7および8)の走行回数が低く走行耐久性
が改善されないことがわかる。
なお、電磁変換特性が低い比較例1で得られた磁気シー
トディスクは具体的には実施例1で得られた磁気シート
ディスクと比較すると色むらおよび色にじみが多く見ら
れた。
[実施例5〜7] 実施例2において飽和磁気モーメント(σS)135 
e m u / gの強磁性合金粉末に代えて、飽和磁
気モーメン)110emu/gの強磁性合金粉末(実施
例5)、飽和磁気モーメン)110e m u / g
の強磁性合金粉末(実施例6)、飽和磁気モーメン)1
55emu/gの強磁性合金粉末(実施例7)を使用し
た以外は同様にして磁気シートディスクを製造した。
実施例1と同様の装置を使用して、記録電流40mAに
て記録周波数4MHzの信号を記録した後、再生を行な
い再生出力を基準磁気シートディスクと比較した。なお
、以下に示す実施例および比較例で測定した再生出力は
上記の方法により測定したものである・ 得られた磁気シートディスクの再生出力および走行回数
を第2表に記載する。
[比較例4] 実施例1において飽和磁気モーメント(σS)135e
mu/gの強磁性合金粉末に代えて、飽和磁気モーメン
ト103.emu/gの強磁性合金粉末(比較例5)を
使用した以外は同様に操作して磁気シートディスクを製
造した。
得られた磁気シートディスクの再生出力および走行回数
を第2表に記載する。
なお、第2表において再生出力は、比較例4において製
造した磁気シートディスクの再生出力をOdBとした時
の相対値である。
以下余白 第2表 σS   走行回数 再生出力 No、     (esu/g)    (刃口)  
 (dB)比較例4  103   3220    
0実施例5  110   3510    ÷1.2
同  2    135     388G     
 +2.0同  6   150     3080 
    ◆4.0同  7   255     28
90     +3.7第2表から強磁性合金粉末のσ
S(飽和磁気モーメント)の値が低いと得られた磁気シ
ートディスクの電磁変換特性の改善が不充分であること
がわかる。
また実施例6と7との比較において、σS(飽和磁気モ
ーメント)の値の向上に対応する電磁変換特性の向上は
、本発明の実施例においては得ることができなかった。
[実施例8〜113 実施例2において、ブチルステアレート(第3表におい
てrBsJと記載する)およびα−アルミナ(第3表に
おいて「アルミナ」と記載する)の強磁性合金粉末に対
する配合率を第3表に記載する値とした以外は同様にし
て磁気シートディスクを製造した。
得られた磁気シートディスクの再生出力および走行回数
を第3表に記載する。
[比較例5〜71 実施例2において、ステアリン酸ブチル(第3表に於「
BS」と記載する)およびα−アルミナ(第3表におい
て「アルミナ」と記載する)の強磁性合金粉末に対する
配合率を第3表に記載する値とした以外は同様にして磁
気シートディスクを製造した。
得られた磁気シートディスクの再生出力および走行回数
を第3表に記載する。
なお、第3表において再生出力は、実施例10において
製造した磁気シートディスクの再生出力をOdBとした
時の相対値である。
第3表 BS  アルミナ 走行回数 再生出力陽、  (重量
%)(重量%)(刃口)   (dB)実施例8 5 
  5    1510    +4.0同 9 5 
  10    2500    +2.0同  10
5     15      3070       
 G同  11  15     10      3
400     −0.5比較例53   3    
870+4.5同  620     15     
 3100     −4.1同  715     
20      3340     −5.8第3表か
ら、α−アルミナとステアリン酸ブチルの配合量が共に
本発明の範囲に満たない場合には得られた磁気シートデ
ィスクの走行耐久性が劣ることがわかる。また、α−ア
ルミナとステアリン酸ブチルの配合量の一方でも本発明
の範囲を越える場合には、電磁変換特性が低下すること
がわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体と、該支持体上に設けられた強磁性粉
    末を含有する磁性層よりなる円盤状磁気記録媒体におい
    て、 強磁性粉末が、比表面積35〜65m^2/gを有し、
    かつ105emu/g以上の飽和磁気モーメントを示す
    強磁性合金粉末であって、 該磁性層が、モース硬度6以上の非磁性無機粉末5〜1
    5重量%、固体潤滑剤0.2〜5重量%および脂肪酸エ
    ステル5〜15重量%(いずれも強磁性合金粉末の含有
    量に対して)を含むことを特徴とする円盤状磁気記録媒
    体。 2、強磁性合金粉末の比表面積が40〜55m^2/g
    の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の円盤状磁気記録媒体。 3、上記強磁性合金粉末の飽和磁気モーメントが110
    〜155emu/gの範囲にあることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の円盤状磁気記録媒体。 4、非磁性無機粉末がα−アルミナ、酸化クロムおよび
    α−酸化鉄からなる群より選ばれる物質からなる粉末で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項
    のいずれかの項記載の円盤状磁気記録媒体。 5、固体潤滑剤がカーボンブラックであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項記
    載の円盤状磁気記録媒体。 6、脂肪酸エステルが、炭素数14〜24の脂肪酸と炭
    素数1〜6のアルコールとのエステルであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかの項
    記載の円盤状磁気記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63241720A (ja) * 1987-03-30 1988-10-07 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
JPH02189712A (ja) * 1989-01-18 1990-07-25 Kao Corp 磁気記録媒体
JPH02276019A (ja) * 1989-01-19 1990-11-09 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

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