JPS61228944A - 積層構造体 - Google Patents
積層構造体Info
- Publication number
- JPS61228944A JPS61228944A JP7045685A JP7045685A JPS61228944A JP S61228944 A JPS61228944 A JP S61228944A JP 7045685 A JP7045685 A JP 7045685A JP 7045685 A JP7045685 A JP 7045685A JP S61228944 A JPS61228944 A JP S61228944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft
- laminated structure
- present
- inner portion
- peripheral portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、積層構造体に係り、特に免振装置。
防振装置、制振装置、除振装置等に用いるに好適な積層
構造体に関するものである。
構造体に関するものである。
[従来の技術1
複数個の鋼板等の剛性を有した硬質板と、粘弾塑性的性
質を有したゴム等の軟質板とを交互に貼り合せた複合積
層体は、免振装置等のゴム支承片として広く用いられて
いる。
質を有したゴム等の軟質板とを交互に貼り合せた複合積
層体は、免振装置等のゴム支承片として広く用いられて
いる。
このような積層構造体においては、圧縮や剪断変形を受
けた場合に、軟質板の周縁部は大きな局部的な歪を受け
、内側部分よりも劣化が進行し易い、これに対処するた
めに、特公昭58−30818には、鋼板の周縁部に傾
斜面を形成すると共に、ゴム弾性体の側面に凹曲面を形
成したゴム支承片が開示されている。
けた場合に、軟質板の周縁部は大きな局部的な歪を受け
、内側部分よりも劣化が進行し易い、これに対処するた
めに、特公昭58−30818には、鋼板の周縁部に傾
斜面を形成すると共に、ゴム弾性体の側面に凹曲面を形
成したゴム支承片が開示されている。
従来、積層構造体が圧縮や剪断変形を受けると、軟質板
の周縁部は大きな局部歪を受けることは分っていたが、
その影響が中心部のどの程度の深さまで及んでいるか必
ずしも明確ではなかったこと、更に、軟質材がゴム材料
の場合、異なった軟質材の加硫条件を合せることの難し
さ、及び形成加工時の面倒さのために、軟質板は、一種
類の軟質材で一層全体を形成するように製造されていた
。そのため、特公昭58−30818のように、軟質板
の周縁部に加えられる局部的な歪を減少させることは可
能ではあっても1例えば耐オゾン性の優れた軟質材を用
いた場合には積層構造体の屈曲耐久性が乏しくなったり
、屈曲耐久性の優れた天然ゴムなどを軟質材として用い
た場合にはオゾンクラックの発生を避けられないなどの
問題があった。同様に、高ダンピング性と低クリープ性
、低熱伝導性と加硫安定性など、相反する特性を軟質材
に具備させることができないとう問題があった。
の周縁部は大きな局部歪を受けることは分っていたが、
その影響が中心部のどの程度の深さまで及んでいるか必
ずしも明確ではなかったこと、更に、軟質材がゴム材料
の場合、異なった軟質材の加硫条件を合せることの難し
さ、及び形成加工時の面倒さのために、軟質板は、一種
類の軟質材で一層全体を形成するように製造されていた
。そのため、特公昭58−30818のように、軟質板
の周縁部に加えられる局部的な歪を減少させることは可
能ではあっても1例えば耐オゾン性の優れた軟質材を用
いた場合には積層構造体の屈曲耐久性が乏しくなったり
、屈曲耐久性の優れた天然ゴムなどを軟質材として用い
た場合にはオゾンクラックの発生を避けられないなどの
問題があった。同様に、高ダンピング性と低クリープ性
、低熱伝導性と加硫安定性など、相反する特性を軟質材
に具備させることができないとう問題があった。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するために1本発明は、複数個の剛性
を有した硬質板と、粘弾塑性的性質を有した軟質板を貼
り合せた積層構造体において、軟質板として、特性の異
なる材質から成る内側部分と周縁部分とを有するものを
用いるようにしたものである。
を有した硬質板と、粘弾塑性的性質を有した軟質板を貼
り合せた積層構造体において、軟質板として、特性の異
なる材質から成る内側部分と周縁部分とを有するものを
用いるようにしたものである。
[作用]
本発明においては、特性の異なる周縁部分と内側部分と
を有する軟質材を用いるようにしたので、例えば内側部
分を高ダンピング性を有する材質のものとし、周縁部分
をクリープ性の小さい材質のものから成る軟質板とした
り、内側部分を耐久性の優れた材質のものとし1周縁部
分を耐候性の優れた材質のものとするなど、同一の材質
では発現させがたい性質を有する軟質板を用いることが
できる。そのため、優れた二以上の特性を有する積層構
造体を得ることができた。
を有する軟質材を用いるようにしたので、例えば内側部
分を高ダンピング性を有する材質のものとし、周縁部分
をクリープ性の小さい材質のものから成る軟質板とした
り、内側部分を耐久性の優れた材質のものとし1周縁部
分を耐候性の優れた材質のものとするなど、同一の材質
では発現させがたい性質を有する軟質板を用いることが
できる。そのため、優れた二以上の特性を有する積層構
造体を得ることができた。
[実施例]
以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例に係る積層構造体の側面図、第
2図は第1図の■−■線に沿う断面図である。
2図は第1図の■−■線に沿う断面図である。
本発明の積層構造体は、複数個の剛性を有した硬質板l
と粘弾性的性質を有した軟質板2とをそれぞれ複数個積
層して成る。この軟質板2は、互いに特性の異なる周縁
部分2aと内側部分2bとを貼り合せて構成されている
。
と粘弾性的性質を有した軟質板2とをそれぞれ複数個積
層して成る。この軟質板2は、互いに特性の異なる周縁
部分2aと内側部分2bとを貼り合せて構成されている
。
周縁部分2aと内側部分2bの特性の組み合せとしては
1例えば次のa −fのようなものが挙げられる。即ち
、 a、(内側)ダンピング性が高い、(周縁)クリープ性
が小さい。
1例えば次のa −fのようなものが挙げられる。即ち
、 a、(内側)ダンピング性が高い、(周縁)クリープ性
が小さい。
b、(内側)耐久性が高い、(周縁)耐候性が高い。
c、(内側)耐薬品性や耐油性及び耐久性が高い、(周
縁)耐湿性が高い。
縁)耐湿性が高い。
d、(内側)硬質板との接着性がよい、(周縁)耐候性
がよい。
がよい。
e、(内側)耐久性が高い、(周縁)外観性に優れる。
f、(内側)耐久性が高い、(周縁)導電性を有する。
などである。
また、本発明において、
g、 高ヒステリシスロス材料を中心部分2bに配し、
低ヒステリシスロス材料を周縁部分2aに配設した場合
には、耐久性の際めて優れた免振材料を得ることができ
る。
低ヒステリシスロス材料を周縁部分2aに配設した場合
には、耐久性の際めて優れた免振材料を得ることができ
る。
このように、一種類の材質から成るものでは発現させる
ことができない複数の機能を有した軟質板を得ることが
できる。
ことができない複数の機能を有した軟質板を得ることが
できる。
本発明においては1周縁部分2aと内側部分2bとの境
界部分に、一層又は二層以上の中間層を設けてもよい、
この中間層としては1周縁部分2aと内側部分2bとの
接合性を高めるための薄い層状のものであってもよく、
周縁部分2aと内側部分2bとは更に特性の異なる層厚
の大きい第3の部分としてもよい。
界部分に、一層又は二層以上の中間層を設けてもよい、
この中間層としては1周縁部分2aと内側部分2bとの
接合性を高めるための薄い層状のものであってもよく、
周縁部分2aと内側部分2bとは更に特性の異なる層厚
の大きい第3の部分としてもよい。
本発明においては、硬質板1及び軟質板2の形状は、第
2図に示す円形のものに限られず、第3図に示す方形の
ものであってもよい、また1図示はしないが、五角形、
六角形等の多角形としてもよいことは明らかである。
2図に示す円形のものに限られず、第3図に示す方形の
ものであってもよい、また1図示はしないが、五角形、
六角形等の多角形としてもよいことは明らかである。
本発明において、円形軟質板の直径又は正方形状軟質板
の一辺の長さhとの関係をそれぞれ次のようにするのが
好ましい、即ち、 本発明において、硬質板lを構成する材質としては、金
属、セラミックス、プラスチックス。
の一辺の長さhとの関係をそれぞれ次のようにするのが
好ましい、即ち、 本発明において、硬質板lを構成する材質としては、金
属、セラミックス、プラスチックス。
FRP、ポリウレタン、木材1紙板、スレート板、化粧
板など所要の剛性を有する各種の材質のものを用いるこ
とができる。
板など所要の剛性を有する各種の材質のものを用いるこ
とができる。
また、軟質板としては、各種の加硫ゴム、未加硫ゴム、
プラスチックスなどの有機材料、これらの発泡体、アス
ファルト、粘土等の無機材質、これらの混合材料など各
種のものを用いることができる。
プラスチックスなどの有機材料、これらの発泡体、アス
ファルト、粘土等の無機材質、これらの混合材料など各
種のものを用いることができる。
本発明においては、軟質板としては、25℃における動
的剪断貯蔵弾性率G゛が5XIO’〜I X I O9
d 7 n / Cm″のものを用いるが好ましい、よ
り好ましくはtxto’〜3X10’d y n /
c m″、特に好ましくは5X10’ 〜2X10’d
yn/crn’とする。
的剪断貯蔵弾性率G゛が5XIO’〜I X I O9
d 7 n / Cm″のものを用いるが好ましい、よ
り好ましくはtxto’〜3X10’d y n /
c m″、特に好ましくは5X10’ 〜2X10’d
yn/crn’とする。
本発明の積層構造体は1例えば次のようにして製造する
ことができる。
ことができる。
(イ)内側部分2bと周縁部分2aとを未加硫の状態で
貼り合せて軟質板を一体物として成形した後、これを硬
質材lと貼り合せて一体加硫(加工)する。
貼り合せて軟質板を一体物として成形した後、これを硬
質材lと貼り合せて一体加硫(加工)する。
(ロ)軟質材2のうち内側部分2bのみを硬質材lと貼
り合せて一体加硫(加工)した後、軟質材の内側部分2
bの周囲に周縁部分2aを加えて一体加硫(加工)する
。
り合せて一体加硫(加工)した後、軟質材の内側部分2
bの周囲に周縁部分2aを加えて一体加硫(加工)する
。
(ハ)軟質材2の内側部分2bと周縁部分2aを別々に
又は予め一体にして加硫した後、接着剤によって硬質板
lと貼り合せる。
又は予め一体にして加硫した後、接着剤によって硬質板
lと貼り合せる。
勿論1本発明の積層構造体は、その他の製造方法によっ
て製造したものであってもよい。
て製造したものであってもよい。
本発明の積層構造体に圧縮変形成いは剪断変形を加えた
場合の軟質板の受ける局部歪を測定したところ、最大局
部歪は極めて限られた周縁部に表れ、内側部分へ移行す
るにつれ局部歪が急激に低下することが見い出された。
場合の軟質板の受ける局部歪を測定したところ、最大局
部歪は極めて限られた周縁部に表れ、内側部分へ移行す
るにつれ局部歪が急激に低下することが見い出された。
即ち1本発明の積層構造体は、軟質板のある特定の周縁
部分のみが過酷な使用条件に晒されるものであり、内側
部分は周縁部に比べかなり穏やかな使用条件下に置かれ
ることを示している。このことは、従来、不可能視され
ていた、相反する特性を軟質板に具備せしめることが可
能であることを示しており、周縁部分と内側部分との構
成材質を、各々の目的と使用条件に適する組成とするこ
とにより、優れた多機能積層構造体を提供することが可
能である。
部分のみが過酷な使用条件に晒されるものであり、内側
部分は周縁部に比べかなり穏やかな使用条件下に置かれ
ることを示している。このことは、従来、不可能視され
ていた、相反する特性を軟質板に具備せしめることが可
能であることを示しており、周縁部分と内側部分との構
成材質を、各々の目的と使用条件に適する組成とするこ
とにより、優れた多機能積層構造体を提供することが可
能である。
[効果]
以上詳述した通り1本発明の積層構造体は、軟質板の周
縁部分と内側部分とで特性の異なる材質を用いるように
したものであり、優れた複数の機能を具備させることが
できる。そのため、本発明の積層構造体は、免振装置、
防振装置、制振装置、除振装置等に適用するに極めて好
適である。
縁部分と内側部分とで特性の異なる材質を用いるように
したものであり、優れた複数の機能を具備させることが
できる。そのため、本発明の積層構造体は、免振装置、
防振装置、制振装置、除振装置等に適用するに極めて好
適である。
第1図は本発明の実施例に係る積層構造体の断面図、第
2図は第1図■−■線に沿う断面図、第3図は異なる実
施例に係る積層構造体の軟質板の断面図である。 l・・・硬質板、 2・・・軟質板。 2a・・・周縁部分、 2b・・・内側部分。 代理人 弁理士 重 野 剛 第1図 第3図
2図は第1図■−■線に沿う断面図、第3図は異なる実
施例に係る積層構造体の軟質板の断面図である。 l・・・硬質板、 2・・・軟質板。 2a・・・周縁部分、 2b・・・内側部分。 代理人 弁理士 重 野 剛 第1図 第3図
Claims (1)
- (1)剛性を有した硬質板と、粘弾塑性的性質を有した
軟質板とを、それぞれ複数個、交互に貼り合せた複合積
層体において、軟質板の周縁部分と内側部分とは、互い
に特性の異なる材質から成っていることを特徴とする積
層構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045685A JPH0622958B2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 積層構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7045685A JPH0622958B2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 積層構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61228944A true JPS61228944A (ja) | 1986-10-13 |
JPH0622958B2 JPH0622958B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=13432027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7045685A Expired - Fee Related JPH0622958B2 (ja) | 1985-04-03 | 1985-04-03 | 積層構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622958B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63319129A (ja) * | 1987-06-24 | 1988-12-27 | Bridgestone Corp | ダンパ− |
JP2000301657A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム積層体 |
JP2012145196A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Bridgestone Corp | 免震装置 |
-
1985
- 1985-04-03 JP JP7045685A patent/JPH0622958B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63319129A (ja) * | 1987-06-24 | 1988-12-27 | Bridgestone Corp | ダンパ− |
JP2000301657A (ja) * | 1999-04-23 | 2000-10-31 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム積層体 |
JP2012145196A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Bridgestone Corp | 免震装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622958B2 (ja) | 1994-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |