JPS61228486A

JPS61228486A - 車両の現在走行位置教示システム

Info

Publication number: JPS61228486A
Application number: JP6876185A
Authority: JP
Inventors: 福原　裕成
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1985-04-01
Filing date: 1985-04-01
Publication date: 1986-10-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の分野）本発明は、車両の現在走行位置を運転者や乗員に対して
教示できるシステムに関するものである。

（発明の背景）この種のシステムに関しては実開昭５９−３７５７２な
どが知られており、その種の従来システムにおいては車
両の現在走行位置が緯度と経度で表示器に表示されてい
た。

この場合にはその表示から経度、緯度を読取り、地図上
に三角定規などを用いてその位置をプロットする作業が
必要となるが、そのような作業は極めて煩わしいもので
あり、利用上極めて不都合であった。

特にこのようなシステムに不慣れな運転者もしくは乗員
にとっては、通常の通路地図などに記載のない緯度、経
度は馴染みが薄く、また６０進法による座標の表現は１
０進法のときより理解が困難であった。

そこで特開昭５９−１６１６１．特開昭５５−１４６０
０６、特開昭５７−６３１３などのようにＸ−Ｙプロッ
タを利用して地図上に現在走行位置をプロットし、ある
いはＣＲＴディスプレイ上に地図とともに現在走行位置
を表示するシステムが従来において提案されている。

しかしながらこの種のシステムにあっては、その価格が
極めて高いものとなるとともに、Ｘ−ＹプロッタやＣＲ
Ｔディスプレイなどの大型の装置が必要となるという問
題があった。

またその操作が複雑であり、このためそのシステムを利
用する運転者や乗員に対して操作上の習熟が要求される
という問題もあった。

（発明の目的）本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、大型な装置を必要とせず容易に車両の現在
走行位置を確認できるシステムを安価に提供することに
ある。

（発明の構成）上記目的を達成するために本発明では、車両の現在走行
位置が含まれる紙葉地図および、これに重ね合わされ少
なくとも一対の交差座標線が設定された透明の位置確認
用補助具が予め用意されており、磁力航法、＠性航法、あるいは電波航法などにより車両
の現在走行位置が検出されてその検出現在走行位置に対
応する前記補助具上の座標位置が自動釣に求められ、表示されたその座標位置で示される補助具上の位置が紙
葉地図上における車両の現在走行位置として透視確認さ
れる。

（実施例の説明）以下図面に基づいて本発明に係るシステムの好適な実施
例を説明する。

第１図において、アンテナ１０で得られた受信信号は位
置検出回路１２に供給されており、位置検出回路１２て
はその受信信号から車両の現在走行位置が検出されてい
る。

なおこの位置検出回路１２にはロランＣ，オメガ、ＮＮ
５Ｓ、ＧＰＳ受信機などを使用することが可能である。

ここで、この位置検出回路１２で検出された車両の現在
走行位置は地図帳１４のいずれかの頁に印刷された地図
上から読取られており、その読取りには現在走行位置確
認用の補助具として透明板１６が利用されている。

この透明板１６には方眼状に複数の座標線（目盛線）が
形成されており、それら座標線のうち一対の基本座標線
（座標軸Ｘ、Ｙ）には目盛表示（０，５，１ｏ、１５，
２０＞が付されている。

そして透明板１６は車両の現在走行位置が含まれる頁に
印刷された地図表示上に同図に示されるように重ね合わ
される。

このとき地図帳１４の各頁における地図表示領域に対し
て透明板１６の座標線形成領域は同−範囲寸法及び縮尺
とされており、この重ね合わせの際においては両者の座
標軸が一致される。

従って、透明板１６の原点＜ｘ＝ｏ、ｙ＝ｏ＞から現在
走行位置までのＸ軸方向距離、Ｙ軸方向距離が与えられ
ることにより透明板１６上において現在走行位置を確認
でき、その位置は透明板１６を介して透視される地図上
において確認できる。

このような現在走行位置の確認を行なうために表示器１
８においては車両の現在走行位置が含まれる地図の記載
された頁が地図ナンバーとして表示されており、またそ
の透明板１６における原点（０，Ｏ）からのＸ軸方向距
離、Ｙ軸方向距離がその座標位置として表示されている
。

なお、地図帳１４の８頁における上隅部には地図ナンバ
二に対応する頁番号が付されている。

これら地図ナンバー、Ｘ、Ｙ軸方向距離は座標位置演算
回路２０において求められており、座標位置演算回路２
０では前記位置検出回路１２で求められた車両の現在走
行位置からそれら表示情報が地図メモリ２２の記憶内容
を用いて求められている。

なお、地図メモリ２２は不揮発性メモリなどにより構成
されており、これには地図帳１４の８頁に対応する地図
ナンバー、各地図の範囲、縮尺。

Ｘ−Ｙ原点の経度、緯度座標などに関するデータが格納
されている。また、本実施例では位置検出回路１２で求
められた車両の現在走行位置は緯度。

経度で示されている。

本実施例は以上のように構成されており、車両の現在走
行位置は以下のようにして確認される。

位置検出回路１２において電波航法により車両の現在走
行位置が緯度、経度として求められ、座標位置演算回路
２０ではその緯度、経度の属する地図ナンバーが自動検
索される。

そしてその地図ナンバーに対応する地図の縮尺データ、
Ｘ−Ｙ原点データを用いてその原点から緯度、経度で表
わされる現在走行位置までのＸ。

Ｙ軸方向距離が求められ、それら距離は地図ナンバーと
ともに同図に示されるように表示される。

このとき表示器１８で表示された地図ナンバーに相当す
る頁が同図のように開かれる。

そして透明板１６がその地図上に座標軸を一致させた状
態で重ね合わされ、表示器１８で表示されたＸ、Ｙ軸方
向距離から透明板１６上における車両の現在走行位置が
視認される。

さらに当該地図は透視されるので、その視認位置はその
まま地図上における車両の現在走行位置として確認され
る。

以上説明したように本実施例によれば、表示器１８の表
示に従い透明板１６を用いて紙葉地図（１４〉から車両
の現在位置が確認されるので、Ｘ−ＹプロッタやＣＲＴ
ディスプレイなどの大型な装置を使用する必要がなく、
このためシステムを小型かつ安価なものとすることが可
能となる。

またその確認のために複雑な操作が必要とされないので
、この種のシステムに小部れな一般の運転者や乗員であ
っても容易に車両の現在走行位置の確認が可能となり、
従ってシステムの操作性および商品性が著しく向上され
る。

なお、透明板１６のＸ軸上、Ｙ軸上にＬＥＤなどの発光
素子を並べ、座標位置演算回路２０の出力で表示器１８
の表示距離に対応する素子が点灯するようにシステムを
構成することも可能であり、このようにすれば車両の・
現在走行位置をより容易にかつ確実に確認することが可
能となる。

また、透明板１６を地図帳１４に挟んで下アポケラトな
どに収納することが好適である。

ざらにその地図帳１４の８頁に透明板１６を予め貼り付
け、あるいは地図とともに方眼状の座標線を印刷してこ
れらを位置確認用の補助具として用いることもできる。

・そして透明板１６の座標線は所定の目盛間隔て色を変え
るようにすれば、目盛を読み違える虞れが減少するとと
もに現在走行位置の確認がさらに容易化される。

また、Ｘ、Ｙ軸の座標単位は任意に設定でき、目盛間隔
も任意に設定できる。

次に本発明に係るシステムの好適な第２実施例について
説明する。

本実施例では第２図の正面図、第３図の下面図。

第４図の側断面図で示されるカーソル尺２４が前記第１
図の透明板１６に代えて現在走行位置確認用の補助具と
して使用される。

このカーソル尺２４の目盛板２６には透明のものが使用
されており、なおり−ソル板２８にも透明のものが使用
されている。

そして第４図から理解されるようにカーソル板２８は断
面口字状に形成されており、その両脚内側に形成された
凸状の摺動部が目盛板２６の両側に形成された案内溝内
を案内されることにより目盛板２６の長手方向へスライ
ド可能とされている。

ざらに目盛板２６には第２図に示されるようにＸ軸方向
についての座標線２００が形成されており、その座標線
２００には位置確認用の目盛表示（０，５，１０，１５
，２０＞が付されている。

またカーソル板２８にはその座標線２００と直交するＹ
軸方向についてのカーソル座標線２０２が形成されてい
る。

そして目盛板２６の第２図、第３図における右端部分に
はその取扱い容易化のために把手３０が設けられており
、この把手３０にはクリップ３２が取り付けられている
。

一方第５図に示されるように地図帳１４の各員において
地図の両側にはＹ軸方向に関する目盛表示が付されてい
る。

本実施例は以上の構成からなり、本実施例では以下のよ
うにして車両の現在走行位置が確認される。

まず表示器１８で教示された地図ナンバーに相当する頁
が開かれる。

そして表示器１８で表示されたＹ軸方向距離に相当する
位置の目盛に目盛板２６の座標線２００が合わされる。

なおその操作は把手３０を把持して行なわれる。

さらにクリップ３２でその頁が把持されることにより目
盛板２６がその位置姿勢とされる。

また表示器１８で表示されたＸ方向距離に相当する目盛
位置と座標４Ｓｉ！２０２が一致するようにカーソル板
２８が操作され、それら座標線２００゜２０２が交差す
る地図上の位置が車両の現在走行位置として確認される
。

本実施例によれば、カーソル尺２４が第１図の透明板１
６に単に代えて使用されるのみであるので、第１図実施
例と同様な効果を得ることが可能となる。

次に本発明に係るシステムの好適な第３実施例を説明す
る。

本実施例においては前記第２実施例と同様にカーソル尺
２４が用いられており、第６図、第７図。

第８図にはその正面、下面、側断面が各々示されている
。

本実施例ではこれらの図から理解されるように第２図に
おける目盛板２６の座標線２００形成位置に打１友き溝
３００が設けられており、またカーソル板２８において
はその打抜き溝３００と座標線２０２との交差位置に現
在位置プロット用の小穴３０２が形成されている。

本実施例によれば、これら打抜き溝３００．小穴３０２
により鉛筆やペンなどで地図上に車両の現在走行位置を
プロットでき、従って車両の走行軌跡を描くことが可能
となる。

（発明の効果）以上説明したように本発明によれば、座標線が設定され
た位置確認用補助具とこれが重ねられる紙葉地図とが予
め２用意され、その紙葉地図上における車両の現在走行
位置がこの補助具における座標位置として検出位置から
求められ、その座標位置がシステム利用者に教示される
ので、Ｘ−ＹプロッタやＣＲＴディスプレイなどの大型
の装置が不要となってシステムの小形化や価格低減か可
能となる。

また位置確認が容易化されるとともに複雑な装置操作も
不要であるので、不慣れな一般の運転者や乗員でおって
も容易にかつ間違いなくシステムを利用することが可能
となり、その操作性や商品性が著しく向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の好適な第１実施例のシステ
ム、構成説明図、第２図は第２実施例におけるカーソル
尺の正面図、第３図は第２実施例におけるカーソル尺の
下面図、第４図は第２実施例カーソル尺の側断面図、第
５図は第２実施例における地図帳の説明図、第６図は第
３実施例におけるカーソル尺の正面図、第７図は第３実
施例におけるカーソル尺の下面図、第８図は第３実施例
におけるカーソル尺の側断面図である。１２・・・位置検出回路１４・・・地図帳１６・・・透明板１８・・・表示器２０・・・座標位置検出回路２２・・・地図メモリ２４・・・カー７１１尺２６・・・目盛板２８・・・カーソル板３２・・・クリップ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）車両の現在走行位置が含まれる紙葉地図と、少な
くとも一対の交差座標線が設定され紙葉地図に重ね合わ
される透明部を有する位置確認用補助具と、車両の現在走行位置を検出する位置検出手段と、検出位
置に対応する前記補助具上の座標位置を求める座標位置
演算手段と、座標位置を表示する座標位置表示手段と、を備えたことを特徴とする車両の現在走行位置教示シス
テム。
（２）特許請求の範囲第（１）項記載のシステムにおい
て、前記補助具は、方眼状に複数の座標線が形成された１枚の透明板からな
り、座標線のうち一対の基準座標線には位置確認用の目盛表
示が付された、ことを特徴とする車両の現在走行位置教示システム。
（３）特許請求の範囲第（１）項記載のシステムにおい
て、前記補助具は、一方の座標方向についての座標線が設定されるとともに
該設定座標線に位置確認用の目盛表示が付された透明の
目盛板と、他方の座標方向についてのカーソル座標線が形成され目
盛板上を設定座標線に沿って移動操作される透明のカー
ソル板と、目盛板の一端部に設けられ前記紙葉地図を把持するクリ
ップと、を有し、前記紙葉地図には他方の座標方向に関する位置確認用の
目盛表示が付された、ことを特徴とする車両の現在走行位置教示システム。
（４）特許請求の範囲第（３）項記載のシステムにおい
て、前記目盛板の設定座標線は打抜き溝からなり、前記カー
ソル板には該打抜き溝とカーソル座標線との交差位置に
現在位置プロット用の小穴が形成された、ことを特徴とする車両の現在走行位置教示システム。