JPS61228112A - コントロ−ルケ−ブル - Google Patents
コントロ−ルケ−ブルInfo
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- JPS61228112A JPS61228112A JP6811085A JP6811085A JPS61228112A JP S61228112 A JPS61228112 A JP S61228112A JP 6811085 A JP6811085 A JP 6811085A JP 6811085 A JP6811085 A JP 6811085A JP S61228112 A JPS61228112 A JP S61228112A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conduit
- cable
- inner tube
- resin
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C1/00—Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
- F16C1/26—Construction of guiding-sheathings or guiding-tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコントロールケーブルに関する。さらに詳しく
は、自動車のエンジンルームなど比較的高温の環境下に
おいても、正確な遠隔操作を行ないうるコントロールケ
ーブルに関する。
は、自動車のエンジンルームなど比較的高温の環境下に
おいても、正確な遠隔操作を行ないうるコントロールケ
ーブルに関する。
受動機器をリモートコントロールする手段の一つとして
コントロールケーブルが各種分野で使用されている。た
とえば自動車やオートバイなどにおいては、ブレーキ、
クラッチ、アクセル、スピードメータなどの操作を行な
うためにブツシュ−プルケーブル、プルケーブル、回転
ケーブルなどの各種のコントロールケーブルが使用され
ている。このようなコントロールケーブルは一般的に可
撓性の導管と、該導管内に挿通された1本の金属線また
は数本の金属素線を撚り合わせた内索とからなり、内索
の一端を引き操作、押し引き操作、回転操作またはそれ
らの組み合わせ操作をすることにより、内索の他端に取
りつけられた受動機器をリモートコントロールする機能
を有するものである。
コントロールケーブルが各種分野で使用されている。た
とえば自動車やオートバイなどにおいては、ブレーキ、
クラッチ、アクセル、スピードメータなどの操作を行な
うためにブツシュ−プルケーブル、プルケーブル、回転
ケーブルなどの各種のコントロールケーブルが使用され
ている。このようなコントロールケーブルは一般的に可
撓性の導管と、該導管内に挿通された1本の金属線また
は数本の金属素線を撚り合わせた内索とからなり、内索
の一端を引き操作、押し引き操作、回転操作またはそれ
らの組み合わせ操作をすることにより、内索の他端に取
りつけられた受動機器をリモートコントロールする機能
を有するものである。
かかるコントロールケーブルの導管は、配索作業が行な
いやすいように、また任意の配索状態をうるために可撓
性を有し、かつ内索に付与される張力、圧縮力などの反
力を支えるために長手方向の剛性を有することが要求さ
れる。かかる要求を満足するものとして平鋼線または丸
鋼線をコイル状に巻回した螺旋管に合成樹脂の被覆を設
けたものが一般的に使用されている。
いやすいように、また任意の配索状態をうるために可撓
性を有し、かつ内索に付与される張力、圧縮力などの反
力を支えるために長手方向の剛性を有することが要求さ
れる。かかる要求を満足するものとして平鋼線または丸
鋼線をコイル状に巻回した螺旋管に合成樹脂の被覆を設
けたものが一般的に使用されている。
しかしながら鋼製の螺旋管を導管として、採用したコン
トロールケーブルは、その内部に挿通されている内索を
摺動させるとき、とくに急激に内索に張力または圧縮力
をかけるときに耳ぎわすな金属音を発生する欠点がある
。さらにこのものは騒音の発生源となるだけでなく、た
とえば一方の端部がエンジンルームに、他方の端部が乗
客室に配索されるばあいなどにおいて騒音や振動を伝達
しやすいという欠点がある。
トロールケーブルは、その内部に挿通されている内索を
摺動させるとき、とくに急激に内索に張力または圧縮力
をかけるときに耳ぎわすな金属音を発生する欠点がある
。さらにこのものは騒音の発生源となるだけでなく、た
とえば一方の端部がエンジンルームに、他方の端部が乗
客室に配索されるばあいなどにおいて騒音や振動を伝達
しやすいという欠点がある。
かかる欠点を排除するため、および発錆の問題を根本的
に解決するため、またとくに自動車業界における部品の
軽量化の課題にこたえるべく、近時導管を合成樹脂で製
造することが試みられている。
に解決するため、またとくに自動車業界における部品の
軽量化の課題にこたえるべく、近時導管を合成樹脂で製
造することが試みられている。
ところが導管には前述のごとく可撓性と長手方向の剛性
という相反する2つの機能を同時に満たさなければなら
ないという困難な課題が課せられており、そのような課
題を充分に満足する合成樹脂製の導管はいまだに提供さ
れていない。
という相反する2つの機能を同時に満たさなければなら
ないという困難な課題が課せられており、そのような課
題を充分に満足する合成樹脂製の導管はいまだに提供さ
れていない。
たとえば柔軟性を有する樹脂チューブと剛性を有する樹
脂チューブとを組み合わせてなる多層チューブは、適切
な可撓性を付与したばあいには軸方向の剛性が低く、い
わゆるストロークロス(所定の条件のもとで内索に張力
を付与するばあいの導管の縮みしろ)が鋼製螺旋管の導
管の2〜3倍に達する。また軸方向の剛性を高めると可
撓性を失なうため、配索作業が困難となる。しかもとく
に高温域における寸法安定性が低い(線膨張係数が高い
)ため適用範囲が限定されるという問題があり、実用的
でない。
脂チューブとを組み合わせてなる多層チューブは、適切
な可撓性を付与したばあいには軸方向の剛性が低く、い
わゆるストロークロス(所定の条件のもとで内索に張力
を付与するばあいの導管の縮みしろ)が鋼製螺旋管の導
管の2〜3倍に達する。また軸方向の剛性を高めると可
撓性を失なうため、配索作業が困難となる。しかもとく
に高温域における寸法安定性が低い(線膨張係数が高い
)ため適用範囲が限定されるという問題があり、実用的
でない。
本発明のコントロールケーブルは、可撓性の内索と、該
内索を摺動自在に案内するための導管とからなるコント
ロールケーブルであって、前記導管が合成樹脂製の可撓
性を有する内管と、該内管の外周にたがいに密接するよ
うにコイル状に螺旋巻きされた繊維強化樹脂製の線材か
ら構成されたよろい層と、該よろい層の外周に被覆され
た合成樹脂製の被覆層とからなることを構成上の特徴と
している。
内索を摺動自在に案内するための導管とからなるコント
ロールケーブルであって、前記導管が合成樹脂製の可撓
性を有する内管と、該内管の外周にたがいに密接するよ
うにコイル状に螺旋巻きされた繊維強化樹脂製の線材か
ら構成されたよろい層と、該よろい層の外周に被覆され
た合成樹脂製の被覆層とからなることを構成上の特徴と
している。
つぎに図面を参照しながら本発明のコントロールケーブ
ルを説明する。
ルを説明する。
第1図は本発明のコントロールケーブルの一実施例を示
す一部切欠斜視図、第2図は本発明における導管の一実
施例を示す横断面図である。
す一部切欠斜視図、第2図は本発明における導管の一実
施例を示す横断面図である。
第1図および第2図において(1)は内索であり、(2
)は導管である。内索(1)は複数本の金属素線を撚り
合わされることにより構成され、通常はその外周にグリ
スなどのWi涜剤が塗布されている。
)は導管である。内索(1)は複数本の金属素線を撚り
合わされることにより構成され、通常はその外周にグリ
スなどのWi涜剤が塗布されている。
さらに第1図の(3)は導管(2の内管であり、内管(
3)の外周にはsea強化樹脂製の線材(4a)をたが
いに密接するように、かつ内管(3)の長手方向に沿っ
てコイル状に螺旋巻きしてなるよろい層(4)が設けら
れている。よろい層(4)の外周には合成樹脂製の被覆
層(5が形成されている。なお第2図の(4b)は後述
する溶着防止層である。
3)の外周にはsea強化樹脂製の線材(4a)をたが
いに密接するように、かつ内管(3)の長手方向に沿っ
てコイル状に螺旋巻きしてなるよろい層(4)が設けら
れている。よろい層(4)の外周には合成樹脂製の被覆
層(5が形成されている。なお第2図の(4b)は後述
する溶着防止層である。
内管(3)はその内面が直接内索(1)と摺接するもの
であるため、耐摩耗性が高く摩擦係数の小さいものが好
ましい。さらに内管(3)には適度な柔軟性が必要であ
るため、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂などからなるパイプ状成形材が採用
される。
であるため、耐摩耗性が高く摩擦係数の小さいものが好
ましい。さらに内管(3)には適度な柔軟性が必要であ
るため、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリエチレン
などの熱可塑性樹脂などからなるパイプ状成形材が採用
される。
本発明におけるよろい層(4)を構成する線材(4a)
は後述する繊維で補強された合成樹脂(いわゆるFRP
)からなる。線材(4a)に用いられる合成樹脂として
は不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、ポリアミノビスマレイミド、ポリト
リアジン樹脂、ポリビニルエステルなどの硬化性樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン
、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ボリアリレート、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリイミド、ポリアミド、ポリア
ミドイミド、ポリサルフオン、ポリアセタール、ポリフ
ェニレンオキサイドなどの熱可塑性樹脂があげられる。
は後述する繊維で補強された合成樹脂(いわゆるFRP
)からなる。線材(4a)に用いられる合成樹脂として
は不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフ
タレート樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、ポリアミノビスマレイミド、ポリト
リアジン樹脂、ポリビニルエステルなどの硬化性樹脂、
ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン
、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ボリアリレート、ポリフェ
ニレンサルファイド、ポリイミド、ポリアミド、ポリア
ミドイミド、ポリサルフオン、ポリアセタール、ポリフ
ェニレンオキサイドなどの熱可塑性樹脂があげられる。
補強材と組み合せたばあいの曲げ弾性率、引張強度、寸
法安定性、耐クリープ性、耐疲労性、成形性などの諸性
質が平均してすぐれている点から、前記硬化性樹脂のな
かでは不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およびウ
レタン樹脂が好ましく、熱可塑性樹脂のなかではポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタ
レート、ボリアリレート、ポリフェニレンサルファイド
およびポリイミドが好ましい。
法安定性、耐クリープ性、耐疲労性、成形性などの諸性
質が平均してすぐれている点から、前記硬化性樹脂のな
かでは不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およびウ
レタン樹脂が好ましく、熱可塑性樹脂のなかではポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリ
カーボネート、ポリアセタール、ポリエチレンテレフタ
レート、ボリアリレート、ポリフェニレンサルファイド
およびポリイミドが好ましい。
不飽和ポリエステル樹脂における不飽和ポリエステルと
しては、たとえば無水マレイン酸。
しては、たとえば無水マレイン酸。
フマル酸などの不飽和多塩基酸、さらにはこれらとフタ
ル酸、イソフタル酸などの飽和多塩基酸との混合物とエ
チレングリコール、プロピレングリコールなどの多価ア
ルコールとを縮重合したものがあげられ、架橋用モノマ
ーとじてはスチレン、ジアリルフタレートなどがあげら
れる。硬化剤としてはメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイドなどがあげられる。その
他ナフテン酸コバルト、オクトエ酸コバルトなどの硬化
促進剤などを適宜配合してもよい。
ル酸、イソフタル酸などの飽和多塩基酸との混合物とエ
チレングリコール、プロピレングリコールなどの多価ア
ルコールとを縮重合したものがあげられ、架橋用モノマ
ーとじてはスチレン、ジアリルフタレートなどがあげら
れる。硬化剤としてはメチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ベンゾイルパーオキサイドなどがあげられる。その
他ナフテン酸コバルト、オクトエ酸コバルトなどの硬化
促進剤などを適宜配合してもよい。
エポキシ樹脂としては、たとえばビスフェノールへ−エ
ビクロロヒドリン樹脂、エポキシノボラック樹脂、脂環
式エポキシ樹脂などがあげられ、硬化剤としては一フェ
ニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフ
工二ルサル7オンなどのアミン類、メチルナジック酸無
水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、無水フタル酸など
の酸無水物などがあげられる・補強材としては、繊維系
のフィラー類またはその他のフィラー類がそれぞれ単独
で、または組み合わされて使用される。
ビクロロヒドリン樹脂、エポキシノボラック樹脂、脂環
式エポキシ樹脂などがあげられ、硬化剤としては一フェ
ニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジエチレ
ントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジアミノジフ
工二ルサル7オンなどのアミン類、メチルナジック酸無
水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、無水フタル酸など
の酸無水物などがあげられる・補強材としては、繊維系
のフィラー類またはその他のフィラー類がそれぞれ単独
で、または組み合わされて使用される。
繊維系のフィラー類としては、ガラス繊維、炭素繊維、
タングステン、鋼などの金属繊維、石英繊維、ホウ素!
l維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ、酸化
ベリリウム、炭化ホウ素、炭化ケイ素、チツ化ケイ素、
炭素、鉄などのウィスカーなどの無機繊維、芳香族ポリ
アミド繊維(アラミド繊維)、ポリエチレンテレフタレ
ート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維などの有機
繊維があげられる。補強効果が充分でかつ安価な点から
、ガラス繊維、炭素繊維および芳香族ポリアミド繊維が
好ましく用いられる。前記強化繊維は単独で使用しても
よく、2種以上を組合せて用いてもよい。好ましい組合
せとしては炭素繊維と芳香族ポリアミド繊維との組合せ
、炭素繊維とガラス繊維との組合せなどがあげられる。
タングステン、鋼などの金属繊維、石英繊維、ホウ素!
l維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ、酸化
ベリリウム、炭化ホウ素、炭化ケイ素、チツ化ケイ素、
炭素、鉄などのウィスカーなどの無機繊維、芳香族ポリ
アミド繊維(アラミド繊維)、ポリエチレンテレフタレ
ート繊維、ポリブチレンテレフタレート繊維などの有機
繊維があげられる。補強効果が充分でかつ安価な点から
、ガラス繊維、炭素繊維および芳香族ポリアミド繊維が
好ましく用いられる。前記強化繊維は単独で使用しても
よく、2種以上を組合せて用いてもよい。好ましい組合
せとしては炭素繊維と芳香族ポリアミド繊維との組合せ
、炭素繊維とガラス繊維との組合せなどがあげられる。
繊維系以外のフィラー類としては炭酸カルシウム、ケイ
ソウ土、シリカ粉末、炭素粉末、アルミ粉末、鉄粉末、
ガラス粉末、炭化ケイ素粉末などの無機材料またはプラ
スチック粉末などの有機材料などからなるものがあげら
れる。
ソウ土、シリカ粉末、炭素粉末、アルミ粉末、鉄粉末、
ガラス粉末、炭化ケイ素粉末などの無機材料またはプラ
スチック粉末などの有機材料などからなるものがあげら
れる。
本発明においては、よろい層(4)を構成する複合材料
中における補強材の含有率は60〜80%(重量%、以
下同じ)、なかんづり75〜80%であるのが好ましい
。補強材の含有率が前記範囲未満では補強効果が充分で
ないため、目的とする剛性などが達成されがたく、一方
前記範囲を超えると各種物性値のバランスがくずれる。
中における補強材の含有率は60〜80%(重量%、以
下同じ)、なかんづり75〜80%であるのが好ましい
。補強材の含有率が前記範囲未満では補強効果が充分で
ないため、目的とする剛性などが達成されがたく、一方
前記範囲を超えると各種物性値のバランスがくずれる。
本発明におけるよろい層(4)は、たとえばつぎのよう
にして製造される。
にして製造される。
補強材を含有する合成樹脂を押し出し成型機で断面矩形
または円形などの線材(4a)となるように押し出す。
または円形などの線材(4a)となるように押し出す。
押し出された線材(4a)が半硬化状態のときに線材(
4a)の外周に、隣接する線材同士が溶着するのを妨げ
るための溶着防止剤を塗布またはコーティングして溶着
防止m (4b)を形成し一内管(5)の上に巻きつけ
る。通常は隙間なく密に巻きつけるが、線材(4a)同
士の間にわずかの隙間があってもよい。ついで線材(4
a)および内管(5)を熱処理して線材(4a)を硬化
させ、よろい層(4)を形成する。
4a)の外周に、隣接する線材同士が溶着するのを妨げ
るための溶着防止剤を塗布またはコーティングして溶着
防止m (4b)を形成し一内管(5)の上に巻きつけ
る。通常は隙間なく密に巻きつけるが、線材(4a)同
士の間にわずかの隙間があってもよい。ついで線材(4
a)および内管(5)を熱処理して線材(4a)を硬化
させ、よろい層(4)を形成する。
押し出された線材(4a)は硬化してしまうともはや巻
回は不可能なので、半硬化状態で巻回する。しかし半硬
化状態でコイル状に内管(3)上に巻回すると隣接する
線材同士が溶着してしまい、一体化するおそれがある。
回は不可能なので、半硬化状態で巻回する。しかし半硬
化状態でコイル状に内管(3)上に巻回すると隣接する
線材同士が溶着してしまい、一体化するおそれがある。
それを防止するためには前記溶着防止剤を巻回前に線材
に塗布すればよい。したがって溶着防止剤としては半硬
化状態の線材がたがいに溶着するのを防ぐことができる
ものであればとくに制限されず、たとえばシリコーンオ
イルなどの離型剤や、たとえば塩化ビニル樹脂などを含
む速乾性樹脂組成物や光硬化型のアクリル樹脂などがあ
げられる。また熱可塑性樹脂を線材の押し出しと同時に
線材の周囲に押し出して溶着防止層を形成してもよい。
に塗布すればよい。したがって溶着防止剤としては半硬
化状態の線材がたがいに溶着するのを防ぐことができる
ものであればとくに制限されず、たとえばシリコーンオ
イルなどの離型剤や、たとえば塩化ビニル樹脂などを含
む速乾性樹脂組成物や光硬化型のアクリル樹脂などがあ
げられる。また熱可塑性樹脂を線材の押し出しと同時に
線材の周囲に押し出して溶着防止層を形成してもよい。
巻回後の硬化法は熱硬化法のほか、たとえば光硬化法や
放射線硬化法が採用でき、また線材の原料として常温硬
化型の樹脂を用いるときは常温で放置していてもよい。
放射線硬化法が採用でき、また線材の原料として常温硬
化型の樹脂を用いるときは常温で放置していてもよい。
よろい層(4)を構成する線材(4a)の本数は通常1
、本でよいが複数本を用いてもよい。螺旋巻きの角度は
10〜50”程度が好ましい。また線材(4a)の断面
形状は矩形や円形のほか、種々の形状を採用しうる。線
材(4a)の太さはコントロールケーブルの直径などに
応じて種々選択しうるが、たとえば内管(3)の直径の
1/6〜1/2程度が好ましい。
、本でよいが複数本を用いてもよい。螺旋巻きの角度は
10〜50”程度が好ましい。また線材(4a)の断面
形状は矩形や円形のほか、種々の形状を採用しうる。線
材(4a)の太さはコントロールケーブルの直径などに
応じて種々選択しうるが、たとえば内管(3)の直径の
1/6〜1/2程度が好ましい。
被覆層(Sとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエ
チレンなどのポリオレフィン系樹脂またはナイロンなど
のポリアミド系樹脂などを使用しうる。またコントロー
ルケーブルが使用される外部環境に応じて耐油性、耐水
性、耐候性を有する樹脂を採用しうるが、被覆層(5の
外周にそのような特性を有する外層をコーティングして
もよい。
チレンなどのポリオレフィン系樹脂またはナイロンなど
のポリアミド系樹脂などを使用しうる。またコントロー
ルケーブルが使用される外部環境に応じて耐油性、耐水
性、耐候性を有する樹脂を採用しうるが、被覆層(5の
外周にそのような特性を有する外層をコーティングして
もよい。
なお内管(3)・よろい層(4)および被覆層(5)を
索端部材を構成する樹脂と同系統の熱可塑性樹脂から形
成するときは、索端部材の導管との熱融着が容易であり
、ざらに索端部材をインサート成形などの方法で導管の
端部に成形しうるという利点がある。
索端部材を構成する樹脂と同系統の熱可塑性樹脂から形
成するときは、索端部材の導管との熱融着が容易であり
、ざらに索端部材をインサート成形などの方法で導管の
端部に成形しうるという利点がある。
つぎに実施例および比較例をあげて本発明のコントロー
ルケーブルの効果を説明する。
ルケーブルの効果を説明する。
実施例1
内管として内径3.811+1.外径5.7mmのポリ
ブチレンテレフタレート樹脂の押出し成形チューブを採
用した。よろい層として不飽和ポリエステル樹脂30%
、ガラス短繊維10%からなるFRP樹脂を幅2.51
11厚さ1mmとなるように押し出し、シリコーンオイ
ルを押し出し直後に塗布し、45°の巻き角度で内管上
に巻回した。
ブチレンテレフタレート樹脂の押出し成形チューブを採
用した。よろい層として不飽和ポリエステル樹脂30%
、ガラス短繊維10%からなるFRP樹脂を幅2.51
11厚さ1mmとなるように押し出し、シリコーンオイ
ルを押し出し直後に塗布し、45°の巻き角度で内管上
に巻回した。
さらにこのものにポリプロピレン樹脂を押し出し成形で
被覆することにより実施例1の導管をえた。
被覆することにより実施例1の導管をえた。
実施例2
線材(4a)の樹脂としてガラス粉末のフィラー10%
および炭素m維を70%含有する不飽和ポリエステル樹
脂を用い、シリコーンオイルに代えてポリ塩化ビニルの
メチルエチルケトン溶液を用いたほかは実施例1と同じ
ものを用いて実施例2とした。
および炭素m維を70%含有する不飽和ポリエステル樹
脂を用い、シリコーンオイルに代えてポリ塩化ビニルの
メチルエチルケトン溶液を用いたほかは実施例1と同じ
ものを用いて実施例2とした。
比較例1
断面形状が一辺14111のほぼ正方形の鋼線を内径5
.2+ei、外径8■のコイル状に成形し、このものに
厚さ11IIのポリプロピレン樹脂被覆を設けて比較例
1の導管をえた。
.2+ei、外径8■のコイル状に成形し、このものに
厚さ11IIのポリプロピレン樹脂被覆を設けて比較例
1の導管をえた。
実施例および比較例の諸特定の測定結果を第1表に、測
定効果に基づく判定を第2表にそれぞれ示す。
定効果に基づく判定を第2表にそれぞれ示す。
(以下余白)
なお第1表におけるストロークロスは、1000Iの導
管を曲率半径200mm程度に曲げ、内索に50に9の
張力を付与したばあいの導管の縮み量であり、曲げ剛性
は長さ200gvの導管の一端を支持し、他端に69m
mの撓み量を生ぜしめる荷重である。
管を曲率半径200mm程度に曲げ、内索に50に9の
張力を付与したばあいの導管の縮み量であり、曲げ剛性
は長さ200gvの導管の一端を支持し、他端に69m
mの撓み量を生ぜしめる荷重である。
第 2 表
第1表からあきらかなように実施例は比較例1に比して
きわめて軽く、かつ騒音の点でも改善されており、曲げ
剛性も優るとも劣らない。
きわめて軽く、かつ騒音の点でも改善されており、曲げ
剛性も優るとも劣らない。
また第2表に示されるように実施例の導管は種々の特性
において欠点がない。
において欠点がない。
叙上のごとく構成される本発明の導管は、その全体が合
成樹脂からなるものであるため、内索との摺接に基づく
騒音の発生が低く、しかも外部からの騒音や撮動を伝達
しにくい。ざらに軽量であり、発錆の問題がないという
すぐれた効果を有する。
成樹脂からなるものであるため、内索との摺接に基づく
騒音の発生が低く、しかも外部からの騒音や撮動を伝達
しにくい。ざらに軽量であり、発錆の問題がないという
すぐれた効果を有する。
しかも本発明の導管においては、内管(3)と被覆層(
5)の間にそれ自体剛性が高いよろい層(4)が密に整
列されているため、導管全体の軸方向の剛性が高い。し
たがって前記ストロークロスがきわめて少ないという顕
著な効果を奏しつる。
5)の間にそれ自体剛性が高いよろい層(4)が密に整
列されているため、導管全体の軸方向の剛性が高い。し
たがって前記ストロークロスがきわめて少ないという顕
著な効果を奏しつる。
さらに導管(4)の線膨張係数が小さいため、高温環境
下においても精度の高い遠隔操作を行なうという利点を
有する。
下においても精度の高い遠隔操作を行なうという利点を
有する。
第1図は本発明のコントロールケーブルの一実施例を示
す一部切欠斜視図、第2図は本発明における導管の一実
施例を示す横断面図である。 (図面の主要符号) (1):内索 (2):導管 (3):内管 (4):よろい層 (4a) 、 II材 (5):被覆層 才1図 ;t′2図 手続ネ甫正書(方式) %式% 1事件の表示 昭和60年特許願第68110号 2発明の名称 コントロールケーブル 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 ほか1名 5補正の対象 (1)明細− 6補正の内容 (1)明細書の浄I(内容に変更なし)7添付書類の目
録
す一部切欠斜視図、第2図は本発明における導管の一実
施例を示す横断面図である。 (図面の主要符号) (1):内索 (2):導管 (3):内管 (4):よろい層 (4a) 、 II材 (5):被覆層 才1図 ;t′2図 手続ネ甫正書(方式) %式% 1事件の表示 昭和60年特許願第68110号 2発明の名称 コントロールケーブル 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 ほか1名 5補正の対象 (1)明細− 6補正の内容 (1)明細書の浄I(内容に変更なし)7添付書類の目
録
Claims (1)
- 1 可撓性の内索と、該内索を摺動自在に案内するため
の可撓性の導管とからなるコントロールケーブルであっ
て、前記導管が合成樹脂製の可撓性を有する内管と、該
内管の外周にたがいに密接するようにコイル状に螺旋巻
きされた繊維強化樹脂製の線材から構成されたよろい層
と、該よろい層の外周に被覆された合成樹脂製の被覆層
とを有するコントロールケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6811085A JPS61228112A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | コントロ−ルケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6811085A JPS61228112A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | コントロ−ルケ−ブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61228112A true JPS61228112A (ja) | 1986-10-11 |
Family
ID=13364268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6811085A Pending JPS61228112A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | コントロ−ルケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61228112A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5195393A (en) * | 1990-06-04 | 1993-03-23 | Cherokee Cable Company, Inc. | Braided mechanical control cable |
JPH0872169A (ja) * | 1994-09-06 | 1996-03-19 | M A Shii Sanko Kk | 可撓材,可撓材の製造方法及び肩叩き |
US5636551A (en) * | 1992-05-04 | 1997-06-10 | W. L. Gore & Associates, Inc. | Method of making a mechanical cable |
JP2008164100A (ja) * | 2006-12-28 | 2008-07-17 | Hi-Lex Corporation | アウターケーシングおよびそれを用いたコントロールケーブル |
US7631855B2 (en) * | 2004-07-20 | 2009-12-15 | Scambia Industrial Developments Ag | Vibration isolator |
JP2010235800A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Nhk Spring Co Ltd | 自動車用ケーブル用耐熱プロテクター及び自動車用ケーブル |
WO2012144646A1 (ja) * | 2011-04-22 | 2012-10-26 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | コントロールケーブル |
JP2013096492A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Hi-Lex Corporation | プロテクター、複合筒状体、コントロールケーブル、車両用ホース、プロテクターの製造方法および複合筒状体の製造方法。 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4419441Y1 (ja) * | 1968-06-10 | 1969-08-20 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6811085A patent/JPS61228112A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4419441Y1 (ja) * | 1968-06-10 | 1969-08-20 |
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JP2013096492A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Hi-Lex Corporation | プロテクター、複合筒状体、コントロールケーブル、車両用ホース、プロテクターの製造方法および複合筒状体の製造方法。 |
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