JPH05505228A - 側壁に隣接した軸線方向の繊維を有する複合管状部材 - Google Patents
側壁に隣接した軸線方向の繊維を有する複合管状部材Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
側壁に隣接した軸線方向の繊維を有する複合管状部材主班二!l
コイル巻きされた鋼製の管材料には油井作業に多くの用途がある。
例えば、それは、検層用工具や穴あけ用工具といったような坑井道具類を用いて
ワイヤラインケーブルダウンホールをあけるのに使用される。そのような管材料
はまた、坑井の改修において、種々の化学薬品を送り出し、また他の機能を果す
のにも使用される。
鋼製のコイル巻きした管材料は、該製品に用いられた鋼が高い延性(すなわち破
壊なしに塑性変形する能力)を示すため、スプールに巻くことができる。スプー
ルに巻く作業は、一般に、管を複合負荷効果をもたらす高い内部圧力の作用下に
おきながら行われる。あいにくなことに、反復してスプール巻きを行いそして使
用することは疲労破壊の原因となり、鋼製のコイル巻きした管材料は突然破壊し
て役に立たなくなることがある。探査作業における作業の危険及び手待ち時間の
高い人的及び経済的費用は、該製品を坑井へ比較的少ない回数挿入してから廃棄
することを余儀なくさせる。鋼製管材料の断面は繰り返して使用する間に拡大し
、壁の厚みを減少させ、そしてその結果として圧力許容値を低下させ且つ曲げひ
ずみを大きくする。
スプール巻きすることができて鋼製管材料の欠点に悩まされない非鋼製のコイル
管材料を提供することが望ましいことである。
丈米■茨歪
Nystromの米国特許第3554284号明細書は、繊維の二つの内層が二
18°で巻きつけられそして二つの外層が:35°で巻きつけられる検層用ケー
ブルの利用を教示する。
Rothermelろの米国特許第4255820号明細書は、人工補綴物のた
めに軸線方間の剛性を与える田に織られた円筒状のコアーを用いて形成された人
工補綴じん帯を開示する。
Po1icelliの米国特許第4530379号明細書は、金属製のコネクタ
への遷移のある複合繊維管材料を教示する。これらの嵐維はグラファイト、炭素
、アラミド又はガラスでよい。これらの繊維は、一つのL!i様では、長手方向
の軸線に対して土15°の向きに交互に配置される。第4図の態様においては、
「層におけるフィラメントの軸線角のより広い選択」が許容されている。更に、
「この態様は内圧負荷のほかに曲げ負荷がある流体輸送管で、また曲げ及び軸線
方向の剛性必要条件のある構造部材で使用することができる」。
Po1icelliは、繊維の角度は軸線から測って56〜75″の範囲内で選
ぶことができることを示唆する。
M o r t o nの米国特許第4556340号明細書は、たわみ管で外
側から取付けたストリップを用いることを開示する。このストリップは、軸線方
向の引張剛性が高くて軸線方向の圧縮剛性が低い任意の材料のものでよい。この
ストリップは「ブラスト(brased)曲げ」 (又は曲げのより好ましい軸
)を提供する。
Salamaの米国特許第4728224号明細書は、炭素繊維及びアラミド繊
維の散在層による複合係留テンドンを開示し、これらの繊維は軸線方間又は小角
度のらせん状ラップである。90°のラップ繊維の層を外側ジャケットとして備
えることができる。
主1j一
本発明によれば、坑井の検層や油井での改修作業で使用するための複合管材料が
提供される。好ましくはスプール巻き可能であるこの管材料は、外側の円筒状部
材と二つのより小さな内側の部材とを有する複合管状部材を含んでなり、外側の
円筒状部材は内圧に耐え且つ曲げ剛性を低くするように配向された繊維を含有し
てなり、また内側の部材は外側の複合円筒状部材の直径方間に相対する内壁に隣
接したそれらの支持部(base)に配置された、該複合管状部材の中立軸の近
くに位置する一般に正弦波形状のものであり、これらの内側の部材は、高い軸線
方向剛性、大きな引張強さ及び低い曲げ岡寸性を与えるように配向された繊維を
含有し、且つ剪断応力に耐えるように配向された繊維を含有する。
区血二囚車星説■
第1図は相対して配置された内側部材を有する複合管状部材の模式断面図である
。
第2図はひずみの比の低下を高強度グラファイト繊維でできた積層体についての
クロスプライ角の増加の関数として示すグラフである。
第3図は異なる底角(angularity)の繊維の内部配列を示す複合管状
部材の模式断面図である。
第4.5.6図は繊維の択一的な内部配列を示す複合管状部材の内側部材の模式
断面図である。
主五Ω詳支とに皿
複合繊維(グラファイト、ケブラー(Keylar、商標)、ガラス繊維、ホウ
素等)は高強度、高剛性、軽量等を含めた多くの長所を有するが、とは言え、複
合繊維の応力ひずみ応答は破壊に対して線形関係にあり、それゆえに不延性であ
る。従って、複合コイル管材料は別のやり方で、すなわち弾性応答に近い必要条
件を満たす設計を行うことによって、ひずみの制限を処理しなくてはなるない。
そのような複合設計は、曲げ応力と内圧に対する耐性が高くなければならない。
それはまた、軸線方向剛性が高く、引張強さが大きく、且つ剪断応力に耐えなく
てはならない。これらの性質の全てが本発明の複合管状部材で組み合わされて、
合理的寸法のスプールに合致する半径に曲げることができるコイル巻きされた管
材料を提供する。
本発明は、図面を参照して最もよく説明される。第1図は、複合円筒状部材2と
二つの複合内側部材4とから構成される複合管状部材の断面図を示す。複合円筒
状部材2は、クロスプライされて当該管状部材の軸に対して±55°に配向され
た繊維を含有する。この±符号は、指示された角度で相対する繊維の配向を意味
する。繊維のこの配向は、外側の円筒状部材2が曲げにさらされそして内圧負荷
の作用下にある際にこの部材にとって高い構造的効率を得るのに −最適である
。外側の円筒状部材2は通常、およそ90°に配向した、すなわち当該複合管状
部材の軸に対しておおよそ垂直である繊維を約5〜約10パーセント含有する。
この90°の繊維を含むことは、複合管状部材のポアソン比を0.5に向けて低
下させ、そしてそのような部材における剪断応力に耐える能力を増加させる。
向かい合う内側の複合部材4は、高い軸線方向剛性、大きな引張強さ及び低い曲
げ剛性のための必要条件を満たすよう当該管状部材の軸に対して0°に配向され
る繊維を含有する。軸線方向の負荷と熱膨張は部材4に割れを生じさせることが
あり、従ってこれらの部材には、クロスプライされて当該管状部材の軸に対して
±45°に配向された繊維をいくらか備えることが望ましい。この、剪断負荷に
耐える45°配向した材料は、一方向織物もしくは織物か又は編組み材料の形で
備えることができ、通常は内側のコア一部材4に約5〜約25パーセントの量で
存在する。
内側のコア一部材4は、管状部材2の内側で、第1図に示されるように一般に正
弦曲線様に形作られる突起を形成する。管状部材2を曲げる際のO′に配向した
材料におけるひずみを低減するため、この材料を当該管状部材断面の小さい方の
慣性モーメントの軸に近づけることが望ましい。これは、当該0°材料が正弦曲
線形状の支持部からの高さくamp l i t ud e)が示された正弦波
形状の支持部の約0.5〜3倍である正弦波形状で管状部材の正反対の側に集中
されるように内側のコア一部材4を配Iすることによってなされる。0°配向材
料の外側の複合円筒状部材2への取付は部での当該O°配向材料の良好な剪断強
さと横張力は、0°配同材料を±45°クロスブライ材料で包み込みそしてその
=45°材料を外側のルエステル、エポキシといったようなプラスチ・ツク結合
側、又は熱可塑性もしくは熱硬化性の樹脂で一緒に保持される。
経済的な構造損傷公差と製造上の検討は、複合管状部材の二つの構成部材のため
に異なる材料の繊維と異なる樹脂を用いることを有利にしよう0例えば、内側の
コア一部材の高剛性及び高強度の要件は0°のグラファイト繊維を使用すること
により最もよく満たされよう、他方で、ガラス繊維の経費がより安くそして破損
に至るひずみがより大きいことは、ガラス繊維を外側の円筒状部材にとってより
抜きの材料にしよう、同様に使用することができる他の繊維は、セラミック繊維
、ポリマー繊維、例えば、Du Pont Companyの製品であるケブラ
ー(Keylar、商標)ポリマーからの繊維やThe Goodyear C
orporationの製品であるエクステン(Exten)ポリマーからの繊
維である。
数ある中でも、上述のプラス千ツク結合剤は、これらの材料から複合管状部材の
構成部材を調製するのに使用することができる。
複合管状部材における種々の構成部材の寸法は、この複合部材の寸法に依存する
。複合管状部材がコイル巻きされた管材料として使われる場合には、その直径は
通常約2インチ以下であろう。コイル巻きされた管材料の外側の複合円筒状部材
の厚さは約0.15インチと約0.40インチの間であろう。そのようなコイル
巻きされた管材料の内側のコアー材料の支持部からの高さは約0.25インチと
約15.0インチの間、そして支持部は約0.5インチと約5゜0インチの間で
あろう。
再び第1図を参照すれば、複合管状部材の内側を耐摩耗性且つ耐化学薬品性の材
料8でライニングして圧力式チャンバーを提供することが望ましいことがある。
この目的のために、テフロン(TefJon、商N)、ケブラー(Kevlar
、商標)、ナイロン、ATo Chem社により市販されるリルサン(Ri l
s a n、商標)、Du Pont社の販売するハイトレル(Hytrel
、商標)、又はケブラー()(6vlar、商標)フリットを使用してもよい。
使用時には、複合管状部材は座屈することができ、そして座屈の点においてケー
シング又は開放穴の壁に法線力を課すことができる。
この力は、管状部材が穴を下方へ進む時に摩擦を生じさせる。複合管状部材の外
側は、そのような摩耗や摩擦に耐えるため耐摩耗性保護被覆6で覆ってもよい、
ここでも、この保護被覆を形成するためにケブラー()(evlar、商標)、
テフロン(Teflon、商標)、ナイロン、リルサン(Rilsan、商標)
、ノ\イトレル(Hytrel、商標)、又はケブラー(Kevlar、商標)
フリットといったような材料を使用することができる。
複合管状部材の外側の円筒状部材におけるクロスプライされた繊維の曲げによる
軸線方向のひずみは、同様に配置された0°配向繊維よりも有意に小さい。クロ
スプライされた積層体についての課された軸線方向ひずみに対する繊維のひずみ
の比の典型的な低下をクロスプライ角変の関数として示したものを、高強度グラ
ファイト繊維の代表的な特性を使って第2図のグラフに提示する。およそ土25
°より大きい角度について言えば、繊維のひずみは積層体に9荷された軸線方向
ひずみの半分より小さく、更に大きなりロスプライ角度については急速に小さく
なる、ということが注目される。外側の円筒状部材で繊維をここに記載されたよ
うに配向することは、複合管状部材が課された負荷の残留ひずみに耐える能力を
最大限に活用し、そして曲げによる繊維のひずみを最小限にする。繊維の曲げひ
ずみを最小限にすることは、複合管状部材の外側の円筒状部材部分の直径がそう
でない場合に特定のスプール寸法について可能であるよりも大きくなることを可
能にする。逆に言えば、そのように製造された所定の直径の複合管状部材はより
小さな直径のスプールへ巻くことができる。複合管状部材の円筒形状はまた、そ
のような部材を管状部材を竪穴へ押し入れるのに標準的に用いられるベルト駆動
機構で坑井へ導入するのによく通している。本発明の複合管状部材の形状は、大
小の慣性モーメントを生じさせ、好ましい曲げ方向を引き出す。実際において、
これは複合管状部材に、小さい方の慣性モーメントに関して曲げることよりスプ
ールへ巻きつかせる。竪穴すなわち座屈パターンは、小さい方の慣性モーメント
に関連した一つの周期を有する混成様式と、大きい方の慣性モーメントに関連し
た、より長くより小さい曲率様式とになる。この形状の利点は、関連する曲げひ
ずみを有意に増加させず又はスプール巻きのために許容される最小の曲率半径を
犠牲にせずに、高剛性且つ高強度の材料を内側の複合コアーに配!することがで
きるということである。
第5.6.7図において、管材料本体内の破線は管材料の層における繊維の配向
を指示している。詳しく言えば、点線は管材料の軸に対しておおよそ0°に配向
した繊維を示す。交互の点と棒線で形成された線は管材料の軸に対しおよそ土4
0°〜土60°配向された繊維を示す、二つの短い棒線で分離された長い棒線か
ら構成された線は、管材料の軸に対しおよそ±40°〜±70°配向された繊維
を示す、最後に、全くの棒線は管材料の軸に対しおよそ90“配向された繊維を
示す、第3図は、第1図に示されたもののような複合管状部材について繊維の内
部配列を例示する。第3図を参照すれば、複合管状部材における種々の繊維の成
鶏は上記の説明に示されている単一の線により表されている。各線は多数の繊維
層又は多数の繊維プライを表している。第3図において、16は複合管状部材の
ための外側の摩耗被覆を示し、18は内側の耐摩耗性且つ耐化学薬品性ライナー
を示す、この図に示したように、内側の複合コアーは0°配閏材料と±45°の
クロスプライされた材料から構成される。クロスブライされた繊維は通常は、図
示されたようにコア一部材から伸びてそれらを複合管状部材の外側の円筒状部材
と結合することができる一方向織物又は織布に含まれている。構造上の連続性と
封止のために、±45°ウェブ材料の少なくとも一部を外側の円筒状部材の内側
部分の周囲に存続させる。0°配向の繊維も布又は織物の形でよいが、この材料
は通常は粗糸として、すなわち繊維の束として存在する。先に指摘したように、
外側の複合円筒状部材は主として±55°のクロスプライ繊維を少量のモ90°
配向繊維と共に含有する。先に指摘したように、複合管状部材における繊維は、
図面には示されていない適当なプラス千ツク結合則で一緒に保持され又は積層さ
れる。
第4.5.6図は、内側の複合コアーにおける繊維の種々の内部配列を示す。第
4図では、0°配向繊維と一、45°配向繊維が両方とも大体において長円形の
形状に示されている。第5図では、0゜配向繊維が20で指示されたコアーの内
部に集中されている。第6図では、0°配向繊維と±45°配向繊維の両方が複
合管状部材の小さい方の慣性モーメントの軸線に平行な線状の組織に配列されて
いる。第4.5.6図に示した配列のおのおのにおいて、コア一部材の正弦波の
部分も支持部の部分も、剪断応力と積層剥離とに耐えるため、コア一部材の周囲
全体にそして外側の円筒状複合部材の内面へ連続する±45″配向繊維により取
囲まれる。
内側の複合コア一部材で一部分利用される±45′繊維は好ましい配向のもので
あるが、とは言え±40°〜土60°配向した繊維をコア一部材において使用す
ることは本発明の範囲内である。更に、同し設計要件のために外側の円筒状複合
部材で使用するのに±55゜配向繊維が好ましいとは言うものの、±40°〜±
70°配間した繊維を本発明の範囲から逸脱することなしに使用することができ
る。
図面に示された繊維の順序あるいは±55°、0°、90°及び±45°の繊維
配向の積重ねの順序は、代表的なものであるに過ぎず、特定の設計要件を満たす
ように変えて差支えない。
坑井の検層又は坑井の改修に使用するほかに、本発明の複合管状部材は海中水圧
ラインで、又は管材料の長尺材がスプールに巻かれて恒久的な生産のために竪穴
を進む生産管材料として使用してもよい、生産管材料は、直径がコイル巻きされ
る管材料について必要とされるよりも標準的に大きくて、実用的な直径のスプー
ルへ曲げるのには大き過ぎるものになることがある。管材料の直径がスプール巻
きするのには大き過ぎるものになる場合には、複合管状部材を現場で、陸上で、
又は沖合で製造することがもっばら実行可能である。
より大きなスプール寸法は、複合管状部材をドック現場の近くで製造することが
できる沖合の場合に天川的である。
コイル巻きされた複合管状部材を使用することについて別の利益に注目すること
もできる。コイル巻きされた複合管材料にあっては、変形は弾性的であり、そし
てこの蓄えられたエネルギーを積極的にf11用して管材料を差し込まれた位置
又は高摩擦の束縛から解放するのを助けることができる。管材料における圧力を
脈打たせて、予見される機能を与えることができる。この技術は鋼製のコイル巻
きされた管材料にとってもコイル巻きされた複合管材料にとっても価値があるか
もしれないけれど、本発明の管状部材の剛性がより低いのに比べて鋼の剛性が高
いことは、圧力が脈打つ鋼製管材料に関係した局所的変位の大きさを複合管材料
を使って負わされる変位に比べて制限する。管材料の竪穴での封止を活性化する
ことは、複合管材料をその内側及び外側で課される、より低い圧力で、脈打たせ
ることを可能にする。圧力の脈動は、コイル巻きされた複合管材料が差し込まれ
た竪穴を解放するのを助けることもできる。
複合構造物を作製する際には、引抜成形、フィラメント巻き及び金型成形といっ
たようないくつかのよく知られている技術を利用することができる。引抜成形で
は、樹脂を含浸する装置を通してフィラメント又は繊維を引抜き、次いでダイを
通して引抜いて、所望の形状にするか、あるいはまた、樹脂をダイの中へ注入し
てもよい。
ダイと共に、熱による成形及び硬化用の手段が設けられる。最後に、連続して製
造される所望の製品をリール又はスプールへ巻き取ることができる0例として、
米国特許第4416329号明細書では引抜成形を利用して、熱可塑性樹脂で含
浸されたグラファイト繊維の束を含むリボン構造物をUR製する。このリボンの
両面はガラス織物のような織物材料のプライで被覆される。リボンのかどのトウ
はケブラー(Kevlar、商標)又はガラスで作られる。米国特許第4452
314号明細書は、引抜成形を利用して、熱硬化性樹脂中に配列されたガラスフ
ィラメント又は他の強化用材料から構成される弓形断面の形材を作製する。この
弓形断面の形材は組み合わされてす・ツカ−ロッドを形成する。
本発明の複合管状部材は、通常の引抜成形もしくは引張り巻きつけ装置を使用す
るか、あるいは引抜成形を&W&llもしくはフィラメントの巻きつけと組み合
わせて、製造することができる。一つの方法では、0°配向材料を予め引抜成形
し、引抜成形型の同様の形に作られたくぼみへ案内し、続いてクロスプライ材料
と一緒にして引抜成形する。引抜成形は、連続の又は不連続の複合管状部材を作
るのに使用することができる。引張り巻きつけ法では、0°配向材料を予め作製
された棒として処理工程へ供給するか、あるいはプレプレグテープ又は湿式レイ
アウトとして集成体へ供給する0次いで、クロスプライ材料を管へ巻きつけて、
この集成体を一体硬化させるためダイを通して引張る。引抜成形法は、繊維を織
り又は編組して調製される材料を利用することができる。織られ又は編組された
材料は供給原料として調製することができ、又は引抜成形作業の一部としてオン
ラインで作製することができる。
複合管状部材を引抜成形によって調製する場合には、外側の複合円筒状部材へい
くらかの、最高で約10パーセントまでのO°配向繊維を加えて、製造プロセス
を助けることが望ましいかもしれない。
本発明を例示するためにいくつかの態様と詳細を示したけれども、本発明の精神
又は範囲から逸脱することなしに種々の変更や改変を行うことができることは当
業者にとって明らかであろう。
Fig、I
Fig、 3
繊維のひずみ/軸線方向ひずみ
Fig、 4
Fig、 5
Fig、 6
要約書
外側の円筒状部材(6)と、より小さな二つの内側のコア一部材(4)とを有す
る複合管状部材であって、外側の円筒状部材(6)が内圧に耐え且つ曲げ剛性を
低くするように配向された繊維を含有し、そして内側のコア一部材(4)が当該
複合管状部材の中立軸の近くに位置じ、高い軸線方向剛性、大きな引張強さ及び
低い曲げ剛性を与えるように配向された繊維と、剪断応力に耐えるように配向さ
れた繊維とを含有していて、互いに反対の位置に上記外側の円筒状部材の内壁(
8)に隣接して配置されている複合管状部材。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8)
平成4年9月l1日
Claims (12)
- 1.外側の複合円筒状部材と、より小さな等しい大きさにされた二つの内側の複 合部材とを含んでなる複合管状部材であって、外側の複合円筒状部材が内圧に耐 え且つ曲げ剛性を低くするように配向された繊維を含有しており、また内側の複 合部材は上記外側の複合円筒状部材の直径方向に相対する内壁に隣接したそれら の支持部(base)に配置された、該複合管状部材の軸近くに位置する一般に 正弦波形状のものであり、これらの内側の部材が、高い軸線方向剛性、大きな引 張強さを与えるように配向され且つ低い曲げ剛性を与えるように記直された繊維 と、剪断応力に耐えるように配向された繊維とを含有している複合管状部材。
- 2.前記正弦波形状の内側部材の支持部からの高さ(amplitude)がそ のような部材の支持部の0.5〜3.0倍である、請求の範囲第1項記載の管状 部材。
- 3.前記内側部材の正弦波形状にされた部分が剪断応力と積層剥離とに耐えるよ うに配向されたクロスプライされた繊維で包み込まれている、請求の範囲第1項 記載の管状部材。
- 4.剪断応力と積層剥離とに耐えるように配向された前記クロスプライされた繊 維が前記外側の複合円筒状部材の内面の周囲に及んでいる、請求の範囲第3項記 載の管状部材。
- 5.外側の複合円筒状部材と、より小さな等しい大きさにされた二つの内側の複 合部材とを含んでなる複合管状部材であって、外側の複合円管状部材が、クロス プライされ且つ該管状部材の軸に対して±40°〜±70°に配向された繊維を 含有しており、そして内側の複合部材が上記外側の複合円筒状部材の直径方向に 相対する内壁に隣接したそれらの支持部に配置された一般に正弦波形状のもので あって、これらの内側部材が該管状部材の軸に対して0°に配向された繊維を含 有し、且つ該管状部材の軸に対して±40°〜±60°に配向されたより少量の 繊維を含有している複合管状部材。
- 6.前記外側の複合円筒状部材が該管状部材の軸に対しておよそ90°配向され た繊維を約5〜約10パーセント含有している、請求の範囲第5項記載の管状部 材。
- 7.前記内側の中実複合部材が該管状部材の軸に対して±45°配向された繊維 を約5〜約25パーセント含有している、請求の範囲第5項記載の管状部材。
- 8.該管状部材の内面が耐摩耗性の不透質材料でライニングされ、そして該管状 部材の外面が耐摩耗性であって且つ摩擦係数の小さい材料で被覆されている、請 求の範囲第5項記載の管状部材。
- 9.前記0°に配向された内側部材がグラファイト繊維から作られ、そして前記 外側の複合円筒状部材がガラス繊維から作られている、請求の範囲第5〜8項記 載の管状部材。
- 10.前記外側の複合円筒状部材が、クロスプライされ且つ該管状部材の軸に対 して±55°に配向された繊維を含有し、またこの円筒状部材が該管状部材の軸 に対して90°配向された繊維を約5〜約10パーセント含有していて、そして 前記内側の複合部材が該管状部材の軸に対して士45°に配向された繊維を約5 〜約25パーセント含有している、請求の範囲第5項記載の管状部材。
- 11.前記正弦波形状の内側部材の支持部からの高さがそのような部材の支持部 の0.5〜3.0倍である、請求の範囲第5項記載の管状部材。
- 12.前記内側部材の正弦波形状にされた部分が剪断応力と積層剥離とに耐える ように配向されたクロスプライされた繊維で包み込まれている、請求の範囲第5 項記載の管状部材。13.剪断応力と積層剥離とに耐えるように配向された前記 クロスプライされた繊維が前記外側の複合円筒状部材の内面の周囲に及んでいる 、請求の範囲第12項記載の管状部材。
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