JPS61227740A - 耐酸および耐塩性を有する乳蛋白質の製法 - Google Patents

耐酸および耐塩性を有する乳蛋白質の製法

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JPS61227740A
JPS61227740A JP60069625A JP6962585A JPS61227740A JP S61227740 A JPS61227740 A JP S61227740A JP 60069625 A JP60069625 A JP 60069625A JP 6962585 A JP6962585 A JP 6962585A JP S61227740 A JPS61227740 A JP S61227740A
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23JPROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/04Animal proteins
    • A23J3/08Dairy proteins
    • A23J3/10Casein

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は種々の食品の原料や添加剤として有用な耐酸お
よび耐塩性を有する乳蛋白質の製法に関する。
発明の背景 乳蛋白質の主成分であるカゼインは、pHが中性領域の
系や、食塩などの塩を含有しない系または塩濃度のあま
り高くない系では、すぐれた乳化力や増粘効果を発揮す
るので、そのような系の食品の原料や添加剤として広く
使用されている。しかしながら、カゼインはその等電点
であるpH4゜6付近以下のpH領域では凝集沈澱を起
こし、また、食塩等の塩類が多く存在する系では塩析さ
れたり、凝集を起こし、そのすぐれた機能が損なわれて
しまう。したがって、酸性領域の系や塩濃度の高い系の
食品にはカゼインを用いることは困難である。
この上うな事情にかんがみ、本発明者らは、塩類の存在
下でも塩析されることなく、充分な乳化力や増粘効果を
発揮し、かつ、酸性領域の系でも凝集せず、すぐれた乳
化力を発揮する加工カゼインを得るべく鋭意研究を重ね
た。その結果、カゼインと酸性多糖類を特定条件下で加
熱処理することにより、中性領域や塩濃度の低い系はも
ちろん、酸性領域の系や塩濃度の高い系の食品において
も、カゼインのすぐれた機能を発揮できる耐酸性、耐塩
性のカゼインが得られることを見出し、本発明を完成す
るにいたった。
褒胛Δ限4 本発明は、カゼインと、カゼイン100重量部当たり、
0.5〜30重量部あ割合の酸性多糖類を含有する水性
溶液もしくは分散液を、pH7,3〜1O65にて、7
0℃以上で3分間以上加熱することを特徴とする耐酸お
よび耐塩性を有する乳蛋白質の製法を提供するものであ
る。また、本発明の製法においては、該加熱処理をカル
シウムイオンまたはマグネシウムイオンの存在下に行な
うと、増粘効果がより向上する。
灸胛Δ1区 本発明の製法を実施するには、まず、カゼインと酸性多
糖類との水性溶液もしくは分散液を調製する。
用いるカゼインとしては、カゼインまたはカゼインナト
リウムが挙げられ、カゼインは水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、アンモニア水、炭酸ナトリウム、リン酸三
ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム等で溶解する。ただし、水酸化カルシウム
、水酸化マグネシウムのごとき、カルシ、ラムイオンや
マグネシウムイオン源となる化合物を用いる場合は、後
記のごとく、増粘効果の点から、カルシウム100重量
部当たり、1.4重量部以下の範囲の量とする。
カゼインナトリウムは温水に溶解して用いる。カゼイン
の量は、処理効率および取扱上の観点から、水性溶液も
しくは分散液全体に基づいて3重量%以上、通常、3〜
30重量%以上とすることが好ましい。
酸性多糖類としては、アルギン酸、アルギン酸ナトリウ
ム、アルギン酸プロピレングリコール、カラゲナン(カ
ッパ、ラムダ、イオタいずれでもよい)、ファーセレラ
ン、カラヤガム、ガッティガム、トラガントガム、メチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、低メトキ
シペクチン等が挙げられ、カゼイン100重量部当たり
、0゜5〜30重量部の割合で用いる。酸性多糖類のカ
ゼインに対する割合は、多すぎても、少なすぎても、所
望の耐酸性および耐塩性を付与することができない。
該水性溶液もしくは分散液は、常法に従い、カゼインと
酸性多糖類を同時または順次、温水または前記のアルカ
リ水溶液に溶解もしくは分散させて調製することができ
、予め、カゼインと酸性多糖類を個別に温水や前記アル
カリ水溶液に溶解もしくは分散させ、それらを混合して
もよい。
ついで、得られた水性溶液もしくは分散液をpH7,3
〜1O95にて、70℃以上で3分間以上加熱する。
該溶液もしくは分散液のpHは、カゼインの溶解にアル
カリを用いたときには調整を要しない場合もあるが、調
整を要する場合は、前記と同様なアルカリで行なう。特
に理論的に限定されるものではないが、本発明の加熱処
理により、カゼインと酸性多糖類が複合体を形成してす
ぐれた耐酸性および耐塩性が付与されるものと考えられ
、所望の複合体形成の観点からpH7,3〜10.5に
て加熱を行なう。pal 7 、3未満の加熱では複合
体形成に不充分であり、また、1)Hlo、5を超える
と、カゼインのジスルフィド結合が切断され、複合体が
不安定になると解され、る。加熱はこのpHで70℃以
上、3分間以上行なうことが必要で、加熱温度、時間の
上限は得られる製品に悪影響が及ばない限り、特に限定
されるものではないが、作業性や経済性の観点から、7
0〜130℃で90分程度までの加熱が望ましい。
本発明においては、該加熱処理をカルシウムイオンまた
はマグネシウムイオンの存在下に行なうと、カゼインの
増粘効果がより向上する。このために、カルシウムイオ
ン源またはマグネシウムイオン源を加熱前または加熱中
に添加することが好ましい。かかるカルシウムイオン源
またはマグネシウムイオン源としては、塩化カルシウム
、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム
、乳酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、乳酸マ
グネシウム等の化合物が挙げられる。
これらの化合物は、カルシウムイオンまたはマグネシウ
ムイオンとして、カゼイン100重量部当たり、0.1
−1.4重量部の割合で用いられる。
多すぎると、かえって、増粘効果が損なわれる。
かくして得られた加熱処理液は、冷却後、そのまま、あ
るいは、常法1ど従って、濃縮したり、粉末化して、耐
酸性および耐塩性を有する乳蛋白質として、各種の食品
原料や添加剤として用いることができる。例えば、耐酸
性を有するところから、酸性食品にも使用でき、サワー
クリームやドレッシング等の乳化剤として使用できる。
また、高濃度の食塩中でも塩析されることもなく、カル
シウムイオンやマグネシウムイオンの存在で高粘度にな
るので、ソース等の増粘剤や、食塩が3〜5%も含まれ
るハムやソーセージの乳化剤およびゲル化剤としても使
用できる。さらに、これらの特性を活かして種々の新規
な食品を開発することも可能となる。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 温水350Qにイオタ・カラゲナン5Kgを添加、溶解
し、ついでカゼイン100Kgを添加後、LN水酸化ナ
トリウム水溶液72Qを添加してカゼインを溶解した。
このときのpHは8.1であった。
得られた溶液を80℃で30分間保持した後、噴霧乾燥
して、所望の乳蛋白質粉末93Kgを得た。
この粉末を用い、つぎの処方により、常法に従ってクリ
ームを製造した。
ラード             350g得られた乳
蛋白質粉末       50g粉末水飴      
      100g水              
     650gホモゲナイザー圧力  150 K
g/cm’このクリーム10m+2を105食塩水10
0−に添加、分散した後、試験管に分注し、90℃まで
加熱してラードの凝集を観察したが、ラードの凝集は認
められず、蛋白の食塩による変性も認められなかった。
さらに、この加熱溶液を50倍に希釈後、顕微鏡でエマ
ルジョンを観察したところ、脂肪球の凝集は見られず、
1〜3μの脂肪球が均一に分散しているのが認められた
実施例2 温水900m12にキサンタンガム1gを溶解後、カゼ
インナトリウム100gおよびトリポリリン酸ナトリウ
ム2gを添加、溶解した。この時のpHは7.5であっ
た。この溶液を75℃に加熱し、この温度で5分間保持
し、室温まで冷却し、所望の乳蛋白質溶液を得た。
この溶液を用い、つぎの処方に従ってサワークリームを
製造した。
乳蛋白質溶液          600gバターオイ
ル          800g乳糖        
       100g水             
      480gポリグリセリン脂肪酸エステル 
  20g酵母エキス            0.5
gこの混合液を予備乳化後、80℃で5分間殺菌し、つ
いで、50 Kg/co+’で均質化し、滅菌した密閉
容器に入れた。冷却後、乳酸菌(ブルガリア菌)スター
ターを1%添加し、37℃で10時間乳酸発酵させた。
pHが4.5に達したら、80℃に加熱して発酵を停止
させ、45 Kg/cm”で均質化し、10℃以下まで
冷却した。得られたサワークリームはPH4,4であり
、蛋白質の凝集も見られず、良好な乳化状態であり、造
花性にもすぐれていた。
実施例3 温水370mQにキサンタンガム0.3gおよびカッパ
カラゲナン1.7gを添加し、80℃で加熱溶解後、塩
化カルシウム、二水和物2.Ogを添加、溶解した。こ
の溶液にカゼイン100gを分散後、10%水酸化ナト
リウム水溶液を3h12加え、カゼインを溶解した。こ
の時のpHは7.6であった。
この溶液を80℃で30分間加熱後、二等分し、一方に
、濃度5%となるように塩化ナトリウムを溶解した。両
者を一5℃に冷却し、レオメータ−によりゲル強度を測
定した。また、塩化カルシウム・二水和物を添加しない
以外は同様にして製造した溶液についても同様に試験し
た。さらに、対照として、同濃度のカゼインナトリウム
溶液についても同様に試験した。結果はつぎの第1表の
とおりである。
第1表 第1表に示すごとく、本発明による乳蛋白質溶液は食塩
の存在下でも高いゲル強度を示し、ことにカルシウムイ
オンを用いた場合は、より高いゲル強度を示す。
実施例4 温水900−にアルギン酸ナトリウム3gを溶解し、つ
いで、カゼインナトリウム301(を添加、溶解した。
この溶液にトリポリリン酸ナトリウム5gを添加、溶解
後、90℃で5分間反応させ、所望の乳蛋白質溶液を得
た。溶液のpHは8.1であった。
得られた乳蛋白質溶液に、ヤシ油(融点32℃)240
gおよびパインデックス(澱粉分解物)33θgを加え
、さらに、ポリグリセリン脂肪酸エステル10gを加え
、150 Kg/cli’で均質化してコーヒーホワイ
トナーを製造した。このコーヒーホワイトナーを、コー
ヒー(pH5,0)250d当たり、15mgの割合で
加え、缶に充填し、オートクレーブにて121’Cで3
0分間殺菌した。翌日、開缶して内容物を検査したとこ
ろ、コーヒーホワイトナーは均一に分散しており、蛋白
の凝集や油の分離は認められなかった。
比較例1 実施例1において、イオタ・カラゲナンの量を0.2K
gにして得られた乳蛋白質粉末および、実施例1におい
て溶液のI)Hを7゜0にして加熱して得られた乳蛋白
質粉末を用い、同様にしてクリームを製造した。得られ
たクリームを、105食塩水に添加して加熱すると、い
ずれも、40℃で脂肪の凝集が起こり、さらに、温度を
上昇させると、水層と油層に分離した。また、未加熱の
ものも、エマルジョンを顕微鏡で観察すると、脂肪球の
凝集が認められた。
比較例2 実施例2と同様に、ただし、キサンタンガムの使用量を
0.3gにして乳蛋白質溶液を得た。また同様にして、
pH7,0で加熱した溶液および加熱温度を65℃とし
て溶液を得た。
これらの溶液を用いてサワークリームを製造したが、い
ずれも、蛋白の凝集が起こり、クリーム状にすることが
困難であった。
褒乳Δ腹果 つぎに、加熱処理条件と、耐酸性、耐塩性の関係につい
て試験した結果を示す。
試験l 酸性多糖類の添加効果 112のビーカー6個(A−F)に、各々、温水320
meを入れ、各々、カラゲナンを0.0.4.0.5.
5.30および31gを添加し、80℃で溶解した。つ
いで、各ビーカーにカゼイン100gを添加し、分散さ
せた後、1N水酸化ナトリウム水溶液80m(!を加え
てカゼインを溶解させた。
得られた溶液を80℃に加熱し、15分間保持した後、
直ちに50℃まで冷却した。各溶液の試料を用いて、耐
酸性および耐塩性テストをつぎのとおり行なった。
(1)耐酸性テスト 各溶液の試料10gを90mQの温水に溶解し、1%酢
酸溶液でp)(を5.(lに低下させ、121℃で1分
間のオートクレーブ処理を行なった。ついで、l O0
0r、p、m、で5分間遠心分離を行ない、その沈澱1
i(mf2/ 50 mQ)を測定した。また、この沈
澱量が1.0m(150−になるまで、1%酢酸溶液で
pHを低下させ、そのときのpHを測定した。
(2)耐塩性テスト 各試料を用い、っぎの処方により、常法に従ってクリー
ムを製造した。
試料              200gラード  
            180g粉末水飴     
       150g水             
      470mQ70℃にて圧力200 Kg/
cがで均質化このクリーム15mNを3%および10%
食塩水100+n12中に分散させ、−夜放置後、クリ
ームの凝集をっぎの基準により、肉眼で評価した。
+十:完全に凝集し、液が上下に分離、+: 凝集有り
、 ±:゛ わずかに凝集らしきものが認められる。
−二 凝集無し。
結果を第2表に示す。
第2表 第1表に示すごとく、カゼイン100重量部当たり、0
.5〜30重量部の酸性多糖類を用いると耐酸性、耐塩
性のある乳蛋白質が得られる。
試験2 1)Hの影響 1012の容器に温水4Qを入れ、これに50gのカラ
ゲナンを添加し、80℃にて溶解した。ついで、カゼイ
ンナトリウムIKgを添加し、攪拌して溶解させた。こ
のときの溶液の温度は60℃であった。この溶液を六等
分し、各々のpHを水酸化ナトリウムで6.8.7.2
.7.3.8.2、■0.5および1O36に調整した
。この溶液を、各々、80℃にて15分間保持した後、
60℃まで冷却して、試験!と同様に耐酸性、耐塩性を
テストした。
結果を第3表に示す。
第3表 第3表に示すごとく、加熱処理のpHが7.3〜l09
5の範囲で耐酸性、耐塩性が付与される。
試験3 加熱温度および加熱時間の影響 試験2におけると同様にカラゲナン溶液を調製し、カゼ
インナトリウムを溶解した。このとき、液温を65℃以
下に保持した。水酸化ナトリウムでpHを8.0に調整
した後、各溶液を、68℃、70℃、80℃、90℃お
よび120℃にて、2分間、3分間、30分間および6
゛0分間(90℃および12o’cは到達後の時間)加
熱した。ついで、各溶液について、前記と同様に耐酸性
テストおよび耐塩性テストを行なった。結果を第4表お
よび第5表に示す。
第4表 耐塩性 *:90℃および120℃では昇温中に70”C13分
間以上の加熱処理が行なわれている。
第5表 耐酸性 *:90℃および120℃では昇温中に70℃、3分間
以上の加熱処理が行なわれている。
第4表および第5表に示すごとく、70℃で3分間以上
の加熱処理により、耐酸性、耐塩性が付与される。
試験4 カルシウムイオンの影響 カゼイン10Kg、カラゲナン0.5Kg、温水40K
gおよび水酸化ナトリウム0.33Kgからなる溶液(
pH8,0)を七等分し、塩化カルシウム・二水和物を
カゼインの重量に対して、0.0゜35.0.37.2
,5.5.1,5.2および8.0%となるごとく添加
した。各溶液を80℃で15分間加熱した後直ちに冷却
し、適宜希釈して噴霧乾燥した。得られた各粉末試料1
00gを温水または55食塩水4QQmQに溶解後、5
0m12のビーカーに分注し、5℃まで冷却した。その
ゲル強度をレオメータ−で測定した(各試料につきIO
検体、測定温度5℃、プランジャー径10111fl1
%速度5 cm7分、1cmの深度に達した時点での応
力をゲル強度とした)。
結果を第6表に示す。
第6表 *:カゼインナトリウム溶液 **:カルシウムイオンとして 第6表に示すごとく、カルシウムイオンをカゼイン10
0重量部に対して1.4重量部まで添加すると、増粘効
果が向上する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カゼインと、カゼイン100重量部当たり、0.
    5〜30重量部の割合の酸性多糖類を含有する水性溶液
    もしくは分散液を、pH7.3〜10.5にて、70℃
    以上で3分間以上加熱することを特徴とする耐酸および
    耐塩性を有する乳蛋白質の製法。
  2. (2)酸性多糖類が、アルギン酸、アルギン酸ナトリウ
    ム、アルギン酸プロピレングリコール、カラゲナン、フ
    ァーセレラン、カラヤガム、ガッティガム、トラガント
    ガム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
    および低メトキシペクチンからなる群から選ばれる前記
    第(1)項の製法。
  3. (3)カゼイン100重量部に対して0.1〜1.4重
    量部の、カルシウムイオンまたはマグネシウムイオンの
    存在下に加熱を行なう前記第(1)項の製法。
  4. (4)該カルシウムイオン源またはマグネシウムイオン
    源として、塩化カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カ
    ルシウム、硫酸カルシウム、乳酸カルシウム、水酸化カ
    ルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、クエ
    ン酸マグネシウムおよび乳酸マグネシウムからなる群か
    ら選ばれる化合物を存在させる前記第(3)項の製法。
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