JPS61227141A - NiTi系形状記憶合金線 - Google Patents

NiTi系形状記憶合金線

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JPS61227141A
JPS61227141A JP6620785A JP6620785A JPS61227141A JP S61227141 A JPS61227141 A JP S61227141A JP 6620785 A JP6620785 A JP 6620785A JP 6620785 A JP6620785 A JP 6620785A JP S61227141 A JPS61227141 A JP S61227141A
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JP
Japan
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shape memory
alloy wire
wire
niti
memory alloy
Prior art date
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Pending
Application number
JP6620785A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Suzuki
雄一 鈴木
Yuichi Tamura
裕一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はNi Ti系形状記憶合金線に関し、特にアク
チュエーター等に使用した場合の形状記憶効果による伸
縮特性の劣化を小さくしたものである。
(従来の技術) 一般に形状記憶合金は所定の形状に記憶処理すると、そ
の後低温で変形しても、所定の温度以上に加熱すると記
憶した形状に戻る形状回復特性を有し、温度作動素子と
して広範な応用が期待されている。特に金属間化合物N
i 7iを主成分とする形状記憶合金は繰返し特性が良
いためアクチュエーター等に用いられている。
形状記憶合金をアクチュエーターとして使用する場合は
、通常合金線をばねに成形するか又は直線状に配置し、
その伸縮動作を利用するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
金属間化合物Ni Tiを主成分とする形状記 ゛憶合
金線を直線又は略直線状に配置して形状記憶効果による
伸縮動作を繰返し行なうと、合金線が少しずつ伸びて緩
んでしまう欠点がある。
合金線が形状記憶効果による伸縮動作により初期の長さ
より伸びると、例えばアクチュエーターとして使用する
場合、初期の発生力が得られなくなったり、動作に遊び
が生ずるという好ましくない結果をもたらす。
(問題点を解決するための手段) 本発明はこれに極み種々検討の結果、形状記憶効果によ
る伸縮特性の劣化を大巾に減じたNi ii系形状記憶
合金線を開発したもので、金属間化合物Ni Tiを主
成分とする合金線材を直線又は略直線状に形状記憶熱処
理し、その長手方向に引張り加重を付加した状態でマル
テンサイト変態及び逆変態する熱サイクルを1回又は複
数回加えることを特徴とするものである。
即ち本発明は金属間化合物Ni 7iを主成分とする合
金線材、詳しくはN : 49.5〜51.Oat%、
残部Tiからなる合金、またはNi49,5〜51、O
at%とFe 、 Cu 、 Co 、 Cr 、 P
d 。
AUの何れか1種以上を合計1.Oat%以下を含み、
残部Tiからなる合金の線材を直線又は略直線状に形状
記憶熱処理する。
次に形状記憶熱処理した合金線材を、例えば第1図に示
すように合金線材(1)の一端に重り(2)を取付け、
他端を支持片に係止することにより、合金線材(1)の
長手方向に引張り荷重を負荷する。このようにして合金
線材(1)の両端に設けた電極(3)、(31を介して
電源(4)より電流を通じ、合金線材(1)を゛加熱し
てマルテンサイト変態を起させ、次に電流を遮断とて空
冷することにより逆変態させる熱サイクルを1回又は複
数回行なうものである尚図において(5)は温度を制御
するための電流計を示す、また大量の合金線材を処理す
るときは、第1図に示す処理に代り、第2図に示すよう
に合金線材(1)を左右に引張られた一対のドラム(6
)、(7)にかけ渡し、その下部を温水(8)により加
熱し、上部を空冷してマルテンサイト変態及び逆変態す
る熱サイクルを連続的に行なうこともできる。
〔作用〕
このように直線又は略直線状に形状記憶処理した合金線
材を引張り荷重下でマルテンサイト変態及び逆変態する
熱サイクルを与えて強制的に繰返し伸縮動作させること
により、アクチュエーター等に使用して繰返し伸縮動作
させる時の好ましくない伸びを生じさせ、その後の使用
における伸縮特性の劣化を大巾に減少せしめたものであ
る。
しかして形状記憶熱処理は350〜550℃の温度で数
十分加熱することが望ましく、温度が350℃未満では
その後の熱サイクルにおける荷重を大きくするか、又は
熱サイクルの回数を多くする必要があり、また550℃
を越えると荷重を小さくするか、又は熱サイクルの回数
を少なくすればよいが、何れも伸縮特性の劣化を大巾に
減少させることができない。
また熱サイクルにおける合金線材の負荷に応じてアクチ
ュエーター等に使用した場合の伸縮特性の劣化は減少す
るも、大巾に減少させるためには応力として5〜30K
gr / a 2を負荷することが望ましく、負荷が5
1gf /n+n+2未満では伸縮特性の劣化を大巾に
減少させることができず、30に9 f / m 2を
越えると合金線材の伸びが著しく、線径などの変化も大
きく、実用上望ましくない。
[実施例〕 Ti −49,6at%Niからなる合金を真空溶解し
て金型に鋳造し、得られた鋳塊を面削した後、熱間鋳造
、圧延加工により直径io、の線材とした、これを冷間
で伸線加工と中間焼鈍を繰返して直径0.75 amの
細線に仕上げた。上記細線を450℃で30分間形状記
憶熱処理により直線形状を記憶させた。この線材の形状
回復温度は約80℃であった。この線材を第1図に示す
ように下端に重りを取付け、上端を支持片に係止して通
電加熱と空冷によりマルテンサイト変態及び逆変態の熱
サイクルを施した。
熱サイクルとしては細線にかかる引張り応力が約1〜4
0KIf/jI!2となるように重りの重量を0 、5
 Kgから20 Kgとし、電流を約7Aとして10秒
間通電し、60秒間休止した。
このようにして得た形状記憶合金細線について、第3図
に示すように1字状に曲った杆(9)の曲り部(10)
を支持片(13)に軸着し、その一方に突出杆の中間を
ばね(11)により下方向に引張り、先端を指針として
目盛(12)に合せ、他方の突出杆先端と固定片(14
)問に形状記憶合金細線(1)を取付けるようにしたア
クチュエーターを用0、伸縮特性を測定した。その結果
を第1表に示す。
伸縮特性は形状記憶合金細線(1)に電源(4)をオン
、オフすることにより通電加熱と空冷により示針を上下
させ1000回動作後の目盛(12)を読み取って、そ
の変位により判定した。
第1表 第1表から明らかなように引張り応力が2.26 K’
lf /m2以下では熱サイクルを2000回加えても
、熱サイクルを加えないものとほとんど差が見られない
が、引張り応力がa、s2結r/J111+2では20
00回の熱サイクルにより伸縮特性は著しく改善され、
更に引張り応力を9.05Kgf/jlIII2と高く
して熱サイクルを加えたちのは、150回の熱サイクル
で伸縮特性の劣化はほとんど見られず、引張り応力が3
3.95 Kgt /llllR2以上では1回の熱サ
イクルにより伸縮特性の劣化がなくなるも、引張り応力
の増加と共に線材の伸びが著しくなり、線径等の変化が
大きくなる。このように本発明においては、熱サイクル
条件を引張り応力5〜30Kgf/I!llI2、回数
を1回以上、数百回程度とすることが望ましい。
〔発明の効果〕
このように本発明線材はアクチュエーター等に使用し、
繰返し動作における伸縮特性の劣化が小さく、ロボット
等のアクチュエーターとしての精度を高めることができ
る顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は形状記憶合金細線の熱サイクル付加の一例を示
す説明図、第2図は形状記憶合金細線の熱サイクル付加
の他の一例を示す説明図、第3図は伸縮特定判定用のア
クチュエーターの一例を示す説明図である。 1  ・・・形状記憶合金線  2 ・・・重り3.3
′・・・端子       4 ・・・電源5  ・・
・電流計     6.7・・・ドラム8  ・・・温
水       9 ・・・杆10  ・・・曲り部 
    11 ・・・ばね12  ・・・目盛    
  13 ・・・支持片14  ・・・固定片 第2図 第3図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属間化合物NiTiを主成分とする合金線材を
    、直線又は略直線状に形状記憶熱処理し、その長手方向
    に引張り荷重を負荷した状態で、マルテンサイト変態及
    び逆変態する熱サイクルを1回又は複数回加えることを
    特徴とするNiTi系形状記憶合金線。
  2. (2)金属間化合物NiTiを主成分とする合金線材に
    Ni49.5〜51.0at%又はNi49.5〜51
    .0at%とFe、Cu、Co、Cr、Pd、Auの内
    何れか1種以上を合計1.0at%以下含み、残部Ti
    からなる合金線材を用いる特許請求の範囲第1項記載の
    NiTi系形状記憶合金線。
  3. (3)形状記憶熱処理を350〜550℃の温度で行な
    う特許請求の範囲第1項又は第2項記載のNiTi系形
    状記憶合金線。
  4. (4)線材に負荷する引張り荷重を応力にして5〜30
    Kgf/mm^2とする特許請求の範囲第1項、第2項
    及び第3項記載のNiTi系形状記憶合金線。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007075618A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Sportswire Llc 疲労耐性を改善した器具を製造する際に使用するためのニチノールを準備する方法
CN109136806A (zh) * 2018-11-09 2019-01-04 中国石油大学(华东) 一种固态下NiTi单晶循环热处理制备方法

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