JPS61225640A - 断層撮影装置 - Google Patents

断層撮影装置

Info

Publication number
JPS61225640A
JPS61225640A JP60066946A JP6694685A JPS61225640A JP S61225640 A JPS61225640 A JP S61225640A JP 60066946 A JP60066946 A JP 60066946A JP 6694685 A JP6694685 A JP 6694685A JP S61225640 A JPS61225640 A JP S61225640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
radiation
weighting coefficient
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60066946A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Uyama
喜一郎 宇山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP60066946A priority Critical patent/JPS61225640A/ja
Publication of JPS61225640A publication Critical patent/JPS61225640A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N23/00Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
    • G01N23/02Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
    • G01N23/04Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material
    • G01N23/046Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material and forming images of the material using tomography, e.g. computed tomography [CT]
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2223/00Investigating materials by wave or particle radiation
    • G01N2223/40Imaging
    • G01N2223/419Imaging computed tomograph

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、工業製品およびその製品材料等の検査に好適
な断層撮影装置に係シ、特に画像作成手段を改良した断
層撮影装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
この種の装置は人体の断層像を撮影する医療診断用装置
として広く利用されている。第15図は、従来のかかる
医療診断用断層撮影装置であって、具体的には固定フレ
ーム1に対して回転可能に支持された筒形回転フレーム
2にX線管3および多数の検出器素子よシ麦るX線検出
器4とを対向配置させて固定し、・一方、基台または床
上にチーデル5を設置させてこれに被検体6を載置させ
た後、回転フレーム2の開口部7から挿入して所定位置
に設定する。
シカル後、制御コンソール8は、シーケンスプログラム
または人為的な操作に基づいて回転制御部9、放射線制
御部10および中央演算処理ユニヅト11(以下、CP
Uと相称する)にそれぞれ所定のタイミングで動作開始
信号を供給する。ここで、回転制御部9は、制御コンソ
ール8からの指令を受けて回転駆動機構部12に゛回転
1駆動制御信号を与え、これによシ回転フレーム2は連
続または間欠回転して走査が開始される。一方、放射線
制御部10は、制御コンソール8から動作指令が与えら
れかつ回転走査に伴なって回転位置検出器13から所定
角度回転するごとに発せられるパルス信号を受けて1.
X線管3に原動信号を供給する。従ってX線管3は前記
・々ルス信号に同期しながら回転フレーム2がほぼ一回
転するまでの間、被検体6に間欠的にファン状X線ビー
ム14を照射することになる。このファン状X線ビーム
14は被検体6の性質に応じて吸収されて被検体6から
透過X線量データとして出力され、X線検出器4によっ
て検出される。このとき、データ収集部15は、回転位
置検出器13から前記・ぐルス信号をデータ収集用タイ
ミング信号として受けているので、そのタイミング信号
を受けるごとにX線検出器4によって電気的に変換され
たX線吸収データを収集しCPUIIに送出する。この
CPU11は、第16図に示すようにデータ収集部15
からのデータを自身のディスクメモリに一時格納した後
、再構成処理時に画像再構成処理回路16に送出する。
この画像再構成処理回路16は、オフセット補正、各検
出器素子較正、水補正、LOG変換処理およびCO3−
掛は処理等を前処理回路16にで行なって投影データを
得、さらにコンゲルバー16Bおよびパ、クデロゾエク
タ16Cによってそれぞれコンビリューシ冒ン処理およ
びバックデロゾエクシ、ン処理を行なって再構成画像を
作成し、これを断面像として画像メモリ16Dに格納し
ている。そして、CPU J 1はパスライン16Fを
介して画像メモリ160より断面像データを読出し、C
RTディスプレイ17に画像表示するものである。18
はリファレンス検出器である。なお、従来の画像再構成
処理手段は、特開昭53−96689号公報等で公知で
ある。いわゆる第3世代直接法に示すように、ファン状
X線ビームデータを平行X線データに変換することなく
コンポリューシ震ン処理およびバックデロノエクション
処理を行なって断面像を再構成するアルゴリズムを用い
ている。
〔背景技術の問題点〕
ところで、以上のような構成を有する装置においては、
予め特定されている室にスキャナ本体を固定設置するも
のであるため、被検体6を検査するときにはその室に被
検体6を持込まなければならない。このため、検査対象
物の種類が限定され、特に非移動物(例えば構造物等)
の検査には不向きなものであり、また被検体6の大きさ
、重量等についても制限される。
また、従来の再構成アルプリズムは、X線管3とX線検
出器4とが少なくとも被検体6の周囲を、X線ビーム1
4のファン角グラス180’の角度だけ回転しなければ
断面像を作成できない。このため、被検体6が例えば構
造物等のような場合、構造物自体が邪魔になって上述し
た角度範囲にわたってX線管3およびX線検出器4等を
回転させることができず、結局、断面像を作成すること
ができない。
〔発明の目的〕
本発明は以上のような点に着目してなされたもので、被
検体の放射線吸収データを収集する際に回転角度制限が
ある場合でも高品位の断面像を作成し得る断層撮影装置
を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、角度制限される放射線検出系によって取得さ
れた被検体の吸収データから断面像を作成する断層撮影
装置において、特に被検体への放射線通路に対する評価
の重みとしてデータ収集区間外を零としかつデータ収集
区間内を該データ収集区間内より大きくして逐次近似法
によシ断面像を作成する断層撮影装置である。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例について第1図ないし第3図を
参照して説明する。第1図は放射線検出系の構成を示す
図、第2図は放射線検出系によって取得された被検体の
吸収データを用い−C被検体の断面像を作成する電気的
構成を示す図、第3図はデータ処理の流れを示す図であ
る前記放射線検出系は支持機構部2oおよび放射線発生
器、放射線検出器を持った走査部30を有し、支持機構
部20は固定パッド2ノ・・・忙よって床上に設置され
た内筒支持フレーム22の外側に外筒支持フレーム23
が外嵌され、この外筒支持フレーム22の上部に内側に
fイド部24aを持った彎曲状の固定フレーム24が固
定されている。この固定フレーム24の下部には外筒支
持フレーム23内を通って円筒支持フレーム22内に延
在する螺子体25が回転可能に吊下せられ、これは内筒
支持フレーム22上部に設けられたねじ保合部26と螺
合されている。また、外筒支持フレーム23の一側外部
に上下動駆動部27が設けられ、仁の上下動駆動部27
0回転がベルト、チェーン等の条体28を介して螺子体
25に固着するプーリ、イア等の回転受体29に伝達さ
れる。従って、上下動駆動部27の回転によって螺子体
25が回転し、これによシ内筒支持フレーム22に対し
魯 て外筒支持フレーム23を介して固定フレーム24
が上下動するようになっている。
一方、走査部30は、固定フレーム24のガイr部24
mと係合するC字型走査フレーム31を有し、このC字
型走査フレーム3ノ上にはX線管等の放射線発生器32
およびこの放射線発生器32からのファン状放射線ビー
ム33を受けて電気信号に変換する多数の検出器素子よ
シなる放射線検出器34がそれぞれ設置されている。な
お、放射線発生器32の前面側即ち放射線照射口近傍に
は多数のスリットを形成してなるコリメ〜り板35が配
置され、また、コリメータ板35の上側に放射線の強度
変化を測定する放射線強度測定用リファレンス検出器3
6が設けられている。、97は放射線検出器34によっ
て電気的に変換された放射線吸収データを検出器素子ご
とに吸収するデータ収集部であって、検出器34と同様
に走査フレーム31上に設けられている。38は走査フ
レーム3ノを回動する回転駆動部であって、これにはエ
ンコーダ39が取着されて走査位置を検出して出力する
ようになっている。また、走査フレーム3ノの両端には
それぞれ例えば複数の接触子を持った安全スイッチ40
,40が設けられ、走査時忙障害物41があればそれを
検出して走査を中止させる機能を持っている。42はス
ライス位置投光器、43は被検体、44はマニュアル操
作パネルを示すものである。
第2図は放射線検出系を含む装置全体の電気的構成を示
す図であって、放射線検出器34、リファレンス検出器
36および放射線発生器32の走査位置信号を・9ルス
信号として出力するエン;−ダ39がそれぞれデータ収
集部37を介してCPU 51に接続されている。この
CPU5Iは機構制御部52および放射線制御部53と
ともに制御コンソール54の指令の下に所定の動作を行
なうようになっている。この機構制御部52は、上下動
駆動部27に駆動制御信号を与える11か、エンコーダ
39から出力される走査位置を示す・母ルス信号を受け
て走査フレーム31を移動せしめる回転駆動部38を駆
動制御するように接続されている。さらに、この機構制
御部52にはスライス位置投光器42およびマニュアル
操作・々ネル44が接続されている。
放射線制御部53は放射線発生器32を間欠または連続
的に駆動制御する。前記CPU 51には画像再構成処
理回路55およびCRTディスプレイ56等が接続され
ている。
さらに、これらの各部の機能についてもう少し具体的に
説明する。先ず、制御コンソール54はオペレータの意
志を各部に伝えるスイッチおよび各部の動作状態をオペ
レータに伝える表示ランプ等を有し、またCPU 51
と各制御部52.53間のインターフェイスの役目を持
っている。CPU 51は、制御コンソール54からオ
ペレータの操作による指令(lit号を受け、予め定め
られ7’2 f oダラムに従って動作する役割を有し
、さらに制御コンソール54をインターフェイスとして
各制御部52.53へ指令信号を送ったり、逆に走査の
ためのステータス信号を受けたシする。また、 CPU
 51は、データ収集部37からデータを受は取って記
憶し、あるいは画像再構成処理回路ssKデータを送っ
て画像データを作成しCRTディスプレイ56に表示さ
せたシ、オペレータにメ、セーゾを伝えるために表示し
たシする。これらの一連の動作は内蔵するメモリのプロ
グラムにしたがって行なう。
前記機構制御部52は、制御コンソール54から指令信
号を受けて各駆動部27.38に電力を送って駆動制御
し、かつエンコーダ39がらパルスを受けてフィードパ
、り制御を行なう。
また、エンコーダ39からのパルスを計aして走査位置
をディノタル信号として制御コンソール54へ送る。こ
の信号は制御コンソール54をインターフェイスとして
CPU 5 J Kも送られる。また、安全スイッチ4
0から障害物検出信号を受けて走査フレーム31が障害
物41に衝突する前に走査を停止させ、またスライス位
置投光器42に電力を送ってファン状の可視光線を放射
線ビーム33と同一面内で放射し、被検体43のスライ
スを表示させるものである。
前記放射線制御部53は、制御コンソール54から指令
信号を受けて放射線発生器32へ高圧電流を送ってファ
ン状放射線ビーム33を発生させる機能を持っている。
なお、前記マニュアル操作/やネル44は、固定フレー
ム24に取付けられ、電気的には機構制御部52と接続
されている。そして、・9ネル上のスイッチによって各
駆動部27.38の手動操作とスライス位置投光器42
のオン・オフ動作を行なうものである。
次に、以上のように構成された装置の作用を説明する。
先ず、走査フレーム31の回転中心Oがおよそ被検体4
3の中央部に位置するように設定する。この場合、マニ
ュアル操作/やネル44のスイッチをオンして機構制御
部52からスライス位置投光器42に電力を供給し、こ
のスライス位置表示光を照射する。そして、この状態に
おいてマニュアル操作/4ネル44を操作して上下動駆
動部21を駆動して走査フレーム31等を上下動させ1
1人為的にスライス位置を設定する。さらに、マニュア
ル操作”ネJ’44を用いて回転駆動部38を駆動して
走査フレーム31を走査し、安全スイッチ40が確実に
動作するか確認する。
次に、被検体43の断面像を作成するための走査が行な
われる。この走査によって得られた収集データの処理等
は第3図で模式的に示すフローチャートに従って行なう
。即ち、動作開始指令を受けると、Aトラバース走査お
よびデータ収集、B収集データの前処理、C前処理後の
画像再構成処理、D被検体43の断面像表示等が行なわ
れる。
A トラバース走査およびデータ収集について、 先ず、制御コンソール54よシ動作開始指令信号を出力
すると、機構制御部52はその指令を受けて回転駆動部
38を駆動制御し、放射線発生器32および放射線検出
器34を走査始点位置イまで動かして安全スイッチ4o
で確認しながらプリセットする。制御コンソール54は
、エンコーダ39、データ収集部37おヨヒCPU51
を介して放射線発生器32が走査始点位置イにプリセッ
トされたことを知ると、引き続き、各部51〜53へ走
査開始のための指令を与える。制御コンソール54は放
射線発生器32がプリセットされたか否かを確認するこ
となく、所定時間後にプリセットされたと判断して自動
的に走査開始の指令を出力してもよい。
なお、制御コンソール54は、自身のシーケンスプログ
ラムに基づいて各部を制御することも可能であるが、通
常、オペレータがスイッチを操作して装置内部に伝える
ことおよび装置内部の動作状態を表示ランプ等によって
オペレータに伝達すること等が主な機能である。この場
合には制御コンソール54は、CPU 51と各制御部
52.53のインターフェイスとして機能する役目を果
す。従って、この場合の主導権は、オペレータの指示に
よって制御コンソール54が動作開始指令を発すること
を除けば、CPUS1が自身のシーケンスプログラムに
よって各部を所定のタイミングで制御するものとする。
以下、CPU 51が主導権を有するものとして説明す
る。
CPU 51は、自身のシーケンスプログラムに基づい
て走査開始指令を出力すると、制御コンソール54をイ
ンターフェイスとしてその指令が各制御部52.53に
与えられる。ここで、放射線制御部52は指令を受けて
放射線発生器32へ高圧電流を間欠的または連続的に供
給し、放射線発生器32から放射線ビーム33を被検体
43へ向けて照射する。一方、機構制御部52は、CP
U 51から制御コンソール54を介して指令を受ける
と、回転駆動部3Bへ電力を送って駆動制御し、所定方
向に所定の回転速度で回転せしめる。よって、放射線発
生器32は走査始点位置イより原則として等速度で移動
し、安全スイッチ40の動作によシ走査終点位置口に達
したところで停止する。この回転駆動部38が駆動する
と、エンコーダ39はその回転駆動部38の回転を検出
し放射線発生器32が所定距離移動するごとに/母ルス
信号を出力し、機構制御部52およびデータ収集部37
に供給する。この機構制御部52は、エンコーダ39か
らの・母ルス信号を計数することによシ放射線発生器3
2の走査位置を検出し、これをデイソタル化して制御コ
ンソール54をインターフェイスと゛してCPU S 
1 K送出する。
前記データ収集部32は、エンコーダ39から・Iルス
信号を受けるとこの・やルス入カタイミングによシ、放
射線検出器34の各検出器素子ごとの放射線吸収データ
を積分してCPU 51に送出する。仁の・ぐルス信号
は検出器素子出力の積分開始および積分終了の信号とさ
れる・CPU51は前記j41ルス信号の入力タイミン
グごとの放射線吸収データを順次自身のディスクメモリ
に記憶していく。
なお、前記エンコーダ39の出力・母ルス信号は放射線
発生器32が等距離移動するごとに発生するものである
ため、データ収集部37による積分データ信号は等間隔
に並べられた放射線発生点S、・・・の各々に対して収
集されたデータと見做すことができる。この発生点は積
分時間の間にXa発生点が描いた線分の中点にある。
第4図はデータ収集位置を示す図である。図示上側ライ
ンの各点1,2.3、・・・nは放射線発生点Sの軌跡
を示し、図示下側ライン1.2゜3、・・・mは放射線
検出器34の各検出器素子中央の検出点軌跡を示してい
る。即ち、各放射線発生点J 、 2 、3、・・・か
ら放射された放射線ビーム33は被検体43を透過して
放射線発生点、検出器素子検出点およびビーム33のフ
ァン角度に応じた検出器素子位置で検出されるが、その
放射線ビーム33の1つの放射線通路■(m、n)につ
いてみれば、かかる放射線通路のデータ”manは放射
線発生点nと検出器素子検出点mとで特定させることが
できる。従って、各放射線発生点1.2,3、・・・お
よび検出器素子検出点1.2、・・・相互間を結ぶ各放
射線通路の各収集データは放射線発生点1.2、・・・
ごとに特定されてCPU 51のディスクメモリにいっ
たん記憶されるとと忙なる。
B 前処理について、 次に、  CPU 51は、自身のディスクメモリから
データを読出して画像再構成処理回路55に送シ、ここ
で最初に前処理を行なう。なお、画像再構成処理回路5
5の内部的構成は後述する画像再構成処理の項に瞳シ、
ここでは専ら前処理について述べる。前処理としては、
各検出器素子ごとのオフセット補正、検出器素子の感度
補正、放射線強度の変化に伴なう補正およびLOG変換
などが行なわれる。なお、説明の便宜上、前記データI
。、nのみについて述べる。
(1)各検出器素子ごとのオフセット補正放射線が入射
されていないときの検出器素子検出点mの検出器素子出
力即ちオフセット出力を!。、とすると、オフセット補
正データ■糺□は ”me n = ■!L n −Iorn−・・ill
の計算式によって求めることができる。
(2)放射線強度の変化に伴なう補正 仁の補正にあっては、前記リファレンス検出器36の出
力データが使用される。例えば、放射線通路■(m、n
)に一番近いリファレンス検出器36の検出器素子にお
けるオフセット補正ずみ出力をI’1ilFとすると、
放射線強度変化補正データ”In + nは、 I記憶 = ”f!1m n / I’m gr   
       =−121となる。
(3)  各検出器素子の感度補正 この感度補正に際し、被検体43が無い状態で予め設定
された検出器素子mのオフセット・リファレンス補正演
出力を。I%とすると、感度補正データ”Ill * 
nは、 瑞* n = IIrn+ n / oI’m    
      −・= 131となる。
(41LOG変換処理 このLOG変換データτm(m、n)は、7m(me 
n ) =−6n(喘+11)        ・・・
・・・(4)によって求められる。
以上のように前処理されたLOG変換データτm(me
 n )即ち前処理済データτm(mr n )は再び
CPU 51のディスクメモリに記憶される。この前処
理済データτm(m * n )は各放射線発生点1゜
2.3、・・・K対する各検出器素子について行なわれ
CPU 51のディスクメモリにテーブル化されて記憶
される。
C画像再構成処理について、 前処理終了後、引き続き、画像再構成処理を行なう。即
ち、CPU 51は、自身のディスクメモリテーブルか
ら各画素ごとに前記前処理済データτm(m、n)を読
出して再び画像再構成処理回路55に送シ、ここで逐次
近似法を用いて画像再構成処理を行なう、この逐次近似
法は放射線通路■(m、n)々どによるデータの信頼度
に応じて重み係数を付して電子雑音の影響を抑えた再構
成画像を得るものであるが、特に本装置においては、デ
ータを収集しなかった放射線通路に対しては重み係数を
零とし、かつデータ収集区間に対しては広域重み係数を
用いることに特徴を有するものである。
以下、逐次近似法によシ再構成画像を得る場合について
、第5図に示すフローチャートに従って説明する一逐次
近似法にあっては、ディスクメモリテーブルの各画素ご
とにデータを取出して順次真値のCT値を求めるもので
あって、先ず、ステ、デS1において初期画像が物質の
性質に関係なく一様なCT値分布を有すると考えて適宜
な初期画像データμm(x*y冶μ0(eonat)を
設定し、これを評価関数Jの勾配gの計算ステップS2
に供給する。ここでは、初期画像データμm(X、Y)
とe価関数基進用初期値とを用いてどの方向にどの程度
の勾配(傾き)gをもっているかを調べ、さらにステラ
fs3において画像の修正方向81 Cx、 y)を定
め、その方向に適宜な値の初期値αを与え(ステ、7a
s4)、実際に修正画像データμi+1(x、 y)を
作成してみる(ステ、グs5)。そして、その修正画像
データμm+1 (X、 y)についてステップs6に
おいて評価関数J〔μ(χ、y)〕を用いて評価をして
みる。
以下、ステ、デS6の初期画像データKx、y)を評価
する関数Jを中心に各ステ、デs2〜s5のデータ処理
状態を説明する。初期画像データμm(x、y)に対す
る評価関数J〔μ(x s y ) )は、−τμ(X
* y) ;m、 n I 2   ・・・・・・(5
)で衣わすことは既に周知である。この式においてw 
(m + n )は放射線通路I(m、n)に対する評
価の重みであるが、この重みw(me n )としてw
(man)=”t(m、n)”’g(man)    
  H聞°(6)を用いる。゛但し、”l(me n)
は局rfrtみ係数、Wg (yl 、 n)は広域重
み係数である。wt(m * n )は測定された投影
データτm(m、n)の値によって決めていくが、7m
(m e n )のSN比が大きいときには大きな値、
小さなときには小さな値をとるように選択する。
W(mIn戸πユ=bコ=訂訂   ・・・・・・(7
)の式によって求めると、重みw(man)はおよそS
N比に比例して好ましい値となるが、この針具式によら
なくともよい。例えば”(mu n )””111 s
 nとすることも考えられる。
次に、広域重み係数Wg (mn n )としては、例
えば第6図に示すようにデータ収集区間外を零とし、デ
ータ収集区間内ではその両端を大きくし、データ収集区
間の内側に向って徐々に小さくなって中間で両端よシも
低い状態でほぼ一定値となる重み係数を用する。なお、
同図はnのみの関数と考えているが、Wg (m # 
n )から他方のmによって変化きせるととも可能であ
る。従って、(5)式は評価を重み付きの最小二乗法で
表わすことを意味している。
以上のような重み付けを施して評価関数Jの計算によシ
、初期画像データμ(X、y)が真値に近づくほど評価
関数Jは小さな値となるはずである。そこで、初期画像
データμm(よ、y)に対する評価関数J〔バX、7)
 ]がステ、7’S7において最小となるように収束す
るか否かを判断し、d=α十Δαによって(ステ、7”
S、li)により少しずつ変化させてステラfs5に入
力し、修正画像を作成し、評価関数Jを計算してみる。
そして、Jが最小の値に収束したとき、例えばテストフ
ァントム等で求めた基急用初期値J、と比較しくステ、
デS9)、小さければそれを真値のCT値とするもので
ある。
但し、(5)式においてτrn(man)は例えば1つ
の放射線通路I(m、n)について測定された放射線吸
収量に伴なう投影データである。
また、τバエ、y);。、nは放射線通路■(mu n
 )について初期画像データμ(x、y)から逆に求め
た放射線吸収量に伴なう投影データで6って、これは(
8)式に基づいて求められる。
この式においてψ(q−r)は各放射線通路を中心とし
、この通路からの距離(q−r)に対する放射線ビーム
の放射線検出強度の状態を式で表わしたものであって、
通常、第7図に示すような正規化分布をもって表わされ
る。実際の計算ではもう少し単純化したものを用いる。
従って、(q−r)は放射線通路と被検体43に対応す
る放射線通路に近い画素位置との距離を表わしている。
そこで、(8)式は初期画像データμm(工、ア)につ
いてF(q−r)に基づいて換算したときの投影データ
の値と考えられる。第8図は前記画素の初期画像データ
点(x、y)と放射線通路I(mu n )との関係を
示している。ここで、q−rはで表わせ、(q−r)す
なわちF(q−r)は1 m 7 erfl + Hの
関数と見做せる。結局、(8)式は初期画像データμm
(x、y)を放射線通路I(m、n)について投影した
ときのデータを意味する。従って、以上述べたように逐
次近似は、(5)式の評価関数式を用い、スカラ量Δα
を与えながら初期画像データμDx+y)について画像
修正を繰返しつつ、評価関数Jが小さな値になるよう制
御する・そこで、以下、初期画像データμmCxr y
)についてi回目の修正画像が評価を受け、その評価関
数Jt(x、y)がステ、デS7で収束したと判断され
たが、未だ評価関数基醜用初期値J、よりも大きいと判
断されたとき、ステ、デS2に返って再びi+1回目の
修正画像μm+1(x、y)を求める例について説明す
る。
i回目の評価関数J〔μm〔x、ア〕〕の一次変分は、
で表わされる。Jはμl(x、y)に対する汎関数とみ
る。上式においてg〔μl(:c、y):x+y〕は評
価関数Jのμl(x、y)における勾配と考えられる。
そこで、ステ、デS2においては(5)式の変分をとシ
、g〔μl(x、y)” y〕について求めると、イ(
μl(x、、y):m−n))町q−r)  ・・・・
・・α力で表わせる。即ち、0ツ式によって勾配を求め
ることができる。
ことで、μm(工、ア)からμl+1(工、y)を求め
るとき、g〔μl(x、y):!l)の方向忙変化量を
とると最も少ない変化量で評価関数Jを小さくできるが
、収束を早めるために共役傾斜法の1つであるF1@t
ch@r−R・・マ■のアルコ9リズムを採用する。
この共役傾剣法ではステップS3に示すように、μl(
x、y)の修正方向5i(x、y)として、5i(x、
y)=g(μs (x * y) :x#y ]を用い
る。そして、この式によ多画像修正方向が決定すると、
その修正方向に修正量(大きさ)α量を与えて修正画像
μt+1(x、y)について下式によシ求める。
μl+1(x、yγ千μi(x、y)”)’コ’iSi
 (x、y)           ”””α埠このよ
うにして修正画像を求めた後、−次元探索を行なって評
価関数Jの計算を行ない、かつ修正量αlを何回か変え
て繰返しJ〔μ汗1(x、ア)〕を求めて最小となるα
lを採用する。そして、μ汁1(x、ア)を求めた後、
次にとのμi+ 1(X # y )を用りてJ’i+
2(:t、 y)を求める。これを繰返し計算し、評価
関数Jが評価関数基漁値J0よシ小さくなったとき、デ
ータ処理を打ち切って最後の画像データμ(x、y)を
真値のCT値として記憶する。各画素の投影データにつ
いても同様の処理を行なって真値となるCT値・を求め
る。
次に、さらに画像再構成処理回路55の内部を具体化し
、実際の動作シーケンスにそって説明する。第9図はそ
の画像再構成処理回路55の内部を具体化した機能プロ
、り図である。図中61はメモリ、62は前処理回路、
63は勾配演算手段、64は1lsrtl12演算手段
、65は修正方向演算手段、66は修正方向演算手段、
67は評価関数演算手段、68は各演算手段等の動作シ
ーケンスを制御する制御部でありて、メモリ61、CP
U51、ディスク装置57およOCRTディスプレイ5
6等とはデータバス69で接続されている。
第10図は第9図の内容を更に具体化した構成図である
。即ち、メそり6ノは”g(n)−μl(!、ア)の各
データを記憶する記憶領域を分けて示したものであシ、
また勾配演算手段63と評価関数演算手段67は内部的
には相互にデータの授受を行なうので合体した状態で表
わしである。即ち、演算手段63.67は、glとJ1
+1を同時に両方計算する機能を持つものとして考えて
いる。
特に、これらの機能ブロック63.61内は投影データ
τm(m+n)等から演算によって局所重み係数”L 
(m * n )を求める局所重み係数演算手段71、
プロジェクタ−72−1およびパ、クグロジェクタ−7
2−2その他によって構成されている。また、CRTデ
ィスプレイ56は、μl(x*y)データを記憶する画
像メモリ56−1とCRT56−2等によって構成され
ている・ しかして、第9図および第1θ図に基づいて動作を説明
するにあた)、第3図および第5図を実際の動作に促し
て編集しなおすと、第11図(A) 、 (B)に示す
ようなフローチャートをもって表わすことができる。先
ず、ステップf311においてデータを収集してCPU
 51のディスクメモリに記憶される。CPU 51は
パスライン69を介して投影データ”rnmユをメモリ
6ノに転送する。ここで、制御部68はステ、デ812
に示すようにメモリ6111C記憶された投影データエ
。、nを次々に前処理回路62へ送シ、前述した前処理
を行なわせ、その前処理済データτ’m(m、n)を順
次取シ出してメモリ61に再度記憶する。
メモリテーブル上のすべての投影データ■。、nについ
て前処理が完了し、前処理済データτm(m+ n)が
揃うと、これらのデータτm(m、n)は制御部68の
制御のもとにパスライン69を通じてCPU 5 Jへ
転送される。なお、以上の前処理動作においてすべての
投影データImanがメそIJ 61 K入らない場合
があるので、この場合には分割して行なう。
次に、ステ、7” S 13において逐次近似を行なう
ために初期画像データμD!+y)を設定する。
この処理動作は、CPU51からメモリ61に対し、初
期値μ0を初期画像データとして転送し、メモリ61の
画像に初期値を設定する。メモリ61の他の値も初期設
定される。
この初期値設定後、CPU 51は勾配glを計算する
ために自身のディスクメモリから前処理済データτm(
m、n)を続出してメモリ61へ転送するCステ、ゾ5
14)。メモリ61にはナベてのデータτm(ms n
 )が入らないので、データτm(m + n )を入
れ替えながらステ、デS14〜S16の処理を繰返しな
がら勾配演算手段63によシ勾配g1を順次計算し、こ
れをメモリ61に記憶していく。そして、メモリ6ノに
入ったデータτ。(m、 n)に対応して、CPU 5
1は広域重み係数”g (n )を転送してメモリ61
に格納する。即ち、勾配giの計算は、メモリ61から
μm(x、y)、1m(m、n)および”g(n)を読
出して勾配演算手段63によ’) [1(=g(J’l
(x、y):!−y)をo9式に基づいて計算する。ス
テップ814〜f316を何回か繰返してすべてのデー
タτm(m、n) Kつhて計算を終えると勾配gtが
完成し、ステ、デS16゜817が終了し、メモリ61
に記憶される。同時にJiについても計算されるがこれ
は使用され     ゛る。この動作は画像再構成処理
回路55内のみの動作であl)、cpusxは該回路5
5にコマンドを送って回路55からの終了割込みが入る
まで他の作業を行なう。
次に、ステ、デBIBでは、制御部68がメモリ61か
ら勾配g1を読出してl Igs I l  演算子1
1srtl12を求めると、引き続き、ステップ819
に、移行し、ここでI1gtl12/l Igt−tl
12を求める。即ち、ここでの処理動作は、メモリ61
からl1g量112データを読出してCPU 51へ送
シ、CPU 51でl1gt112/l1gt−tl1
2を計算する。
11g1−1’l12はCPU 51自身のメモリにあ
るものを用いて計算し、この計算後、11gl−111
O代シに11g5l12を記憶する。そして、計算後の
データ11g112/l1gt−11ピはメモリ61に
送られて記憶される。
次に、ステップE320においてメモリ6ノにあるデー
タgt、f1gt112/11g5−11f2%51−
1を続出して修正方向演算手段65によシ、(ロ)式に
基づいて修正方向J(=Ss(z、y)を求める。この
修正方向データSlは5l−1に代えて再びメそり61
に記憶される。なお、5i−1はi=1のとき零である
修正方向データSiを求めた後、ステ、デ821に移行
し、ζこでCPU 51により修正量αが設定される。
このため、CPU51はαの増分Δαをメモリ61に転
送する。α冨α+Δα忙おいてαを変えてステ、デ82
1〜829を繰返してJ1+1の最小値を求める。
次に、ステ、デ822においては、αの繰返しの最初の
ループでメモリ61からμi、st=Δαが読出されて
修正画像演算手段66により最初の修正画像データμl
+1を(至)式により求める。このデータμs+1#:
1tiI K代えて再びメモリ61に記憶される。ルー
プの2回目以後は最初のμm+1゜Sl・Δαが送られ
、同様に計算して新しいμm+1=μi+1+Δαsl
を求める。これは、α1式においてα;α+Δαよ〕α
をΔαずつ増加させてμi+tを計算しなおしているの
と同値である。
次に、ステ、デ823において評価関数Ji+1を計算
するためにCP(J 51からデータτm(ms n)
を読出してメモリ61に転送する。すべてのデータτf
fl(ms n)がメモリ61に入らないので、ステ、
デS23〜825を繰返し行ない、かつデータτm(m
、n) t−入れ替え々がら評価関数51+1を計算す
る。更に、ステラ′f24においてCPU 5 Jはメ
モリ61に格納されているデータτrn(m * n 
)に対応させてCPU 51から広域重み係数Wヨ(n
)をメそり61に転送し入れ替えを行なうO 次に、ステ、グS25では、メモリ61からデータμi
+11τm(msn)および”g(n)を読出して評価
関数演算手段67によシ評価関数Ji+1を(51式に
基づいて計評する。すべてのデータτd1ユ)について
’It+tの計算を行なうとJi+1が完成する。
同時にgt+1も計算される。この計算結果のJi+1
+gi+tはJi I glの代シにメモリ61に記憶
される。
ギして、ステップ826ですべてのデータτm(nb 
n)についてJI+1・gi+1の計算を行なったか否
かを判断し、計算終了の場合にはステ、プ827に移行
してJi+1の評価を行なう。
このJl+1の評価は、メモリ61からJl+1を読出
してCPU 51に転送して行なう。J1+1が修正量
αの変化に対し最小値(極値)でない場合にはステップ
821にもどってd=α+Δαとして計算する。即ち、
ステラf821〜827では修正量を変えながら評価関
数Ji+1を計算し、かつJ1+1の評価を繰返しなが
らJ 1+1の最小値をみつけ出す。
そして、Ji+1が最小値となった場合、ステップ82
gVC移行し、Ji+1≦J0か否かを判断する。
(資)の場合にはステ、f829にょシ次のiについて
計算するためにステ、!BIBに戻ル。
YESの場合にはメモリ61にあるμi+1が真値のC
T値と考える。
ここで、CPU 51はメモリ6ノにある最終画像μi
+1を読込んで自身のディスクメモリに記憶するととも
に、CRTディスクプレイ5etD画像メモI)56−
1に転送する(ステ、デ530)。
CRTディスクプレイ56は自身の画像メモリ56−1
から最終画像μi++を続出して表示する。
次に1再構成画像の誤差要因となるはみ出し処理につい
て第12図および第13図を参照して説明する。第12
図(Nは被検体43がはみ出していない例を示している
。はみ出しとは各放射線発生点5(=1.2、・・・n
)と多数の検出器素子列とを結ぶ放射線ビーム33から
被検体43がはみ出すことをいう。75は放射線発生点
軌跡、76は再構成領域を示す。はみ出しがない場合に
は第12図(B)に示す再構成領域26全部を逐次近似
領域D0とする。この逐次近似領域Dcつまシ再構成領
域26は被検体43を内包するように定める必要がある
。従って、逐次近似領域Dcは被検体43に合せて設定
するが、仮に設定が悪くて被検体43がはみ出した場合
にはその分が再構成画像に誤差となって現われる。
第13図(支)は被検体43にはみ出しがあった場合の
例を示している。この場合、同図[F])のように再構
成領域7ダを38の領域D@ + Db・Dcに区分し
、D、はμ=O固定領域、Dbはμ=1固定領域、Dc
は逐次近似、領域とする。領域D@ # Dbは逐次近
似の際、データ値を変えずに固定したままとし、Dcの
データ値のみ変化させる。DlとDcの境界、D、とD
bの境界はそれぞれ被検体43の外周に出来るだけ一致
させるように設定する。
これは、装置のフレームを基富にしてスケールで実測し
てなるべく正しい値をCPU 51にインプットし、そ
れに基づいて前記境界部分のデータを設定する。Dbと
Dcの境界は第13図(B)のように作図されてCPU
 51で計算される・;は領域り、、Db、Dc段設定
後CPU 51が前処理済データτm (m *ユ)t
−用いて計算によって求める。即ち、放射線ビーム33
の放射による放射線通路の領域D0を通らずに領域り、
およびDbを通るような通路についてのデータを用い、 μ=τm(m、n)/j工、。         叩・
・aゆの式によシ、7を求めるものである。tmanは
放射線ビーム33が領域Dbを通過する長さを示す。
なお、α4式は放射線通路の全部について計算せず、と
びとびの通路について省略計算をしてもよい。データμ
(x、y)の先頭ピットは値の固定領域り、 # Db
と逐次近似領域Deの区別に用いる。@1”なら固定領
域、″O”なら逐次近似領域とし、画像再構成処理回路
55は先頭ビ、ト”1”の場合、μ(x、y)の値は変
えないようにする。
実際の被検体43においては、一般に領域Dbのμは一
定でないので、廓が一定として計算した分だけ矛盾が生
じ、領域Dcの再構成画像に偽像が生じてくる。しかし
、実質的には領域Dbに特に吸収の異なった部分がない
かぎシ影響が出ない。仮に、吸収の異々りた部分があっ
たとしても、偽像は領域Dbに近い部分に生じるだけで
ある。
従って、以上のような構成によれば、移動設置可能な構
成になっているので、移動不能な被検体43でも放射線
検出系をその近く例運び込んで被検体43の断面像を作
成することができる。しかも、マニュアル操作によって
スライス位置投光器42を投光させながら走査フレーム
3ノを上下動させるようにしたので、所定のスライス位
置に放射線発生器32および放射線検出器34を設定で
きる。
また、本装置は、従来の重み付き逐次近似法に、非デー
タ収集区間の重み係数を零とし、かつデータ収集区間の
両端の重み係数を大きくした広域重み係数を用いたため
に、次のような効果がある。即ち、非データ収集区間の
重み係数を零としたことによシ、角度制限があるデータ
の場合も角度制限のない完全表データの場合と全く同じ
計算手順で再構成処理を行なうことができる。ま九、デ
ータ収集角度が何度であろうとも全く同じ計算手順でよ
い。ディスク57には完全なデータ(全周からのデータ
)が収納できるだけの生データ領域がとられているが、
角度制限がある場合にはこのうちの一部だけに収集デー
タが納められることになる。なお、重み係数を零にする
には、実際にCPU 5 Jがwg=0を画像再構成処
理回路55に送る方法と、Ji+1とglの計算((5
)式、αη式〕のm、nに対する加算(Σ)を限る方法
とがあるが、後者の方が収集角度が狭いほど計算時間が
短かくなってよシ有効と言える。
一方、データ収集区間に広域重み係数を用いることによ
シ、広域重み係数のない場合にくらべて画像の流れの少
ない良質の断面像を得ることができる。第14図(A)
は従来の重み係数を用層たものの断面像であって、デー
タ収集方向に画像の分解能がおち、その方向に像が流れ
る。
これに対し、第14図(B)は、データ収集区間の両端
のデータの重みを大きくすることによシ、分解能の均質
な画像が得られる。
また、被検体43が放射線ビーム33からはみ出す場合
であっても、再構成領域76′を予め複数の領域Da 
+ Db I Dcに分けて逐次近似の際にデータ可変
部分およびデータ非可変部分に応じて画像再構成処理す
るようにすれば、例えば壁状被検体43であってもその
断面像を作成することができる。
なお、前述したはみ出し再構成の説明は、壁状被検体4
3の場合を例にとって説明したが、壁状被検体43以外
の種々の形状の被検体43であっても、領域D@ * 
Db I D6の設定が予測できれば再構成処理が可能
であシ、設定が正確であればあるほど忠実に再構成処理
を行なうことができる。また、上記実施例では、値の固
定領域り、 I D、を2段階に設定したが、2段階以
上に分けてもよい。また、データ収集区間内を第6図に
示すような広域重み係数としたが、例えばデータ収集区
間の両端と中間との間にそれほど差をつけなくても従来
よシ画像の分解能を上げ得るものである。
〔発明の効果〕
以上詳記したように本発明によれば、従来装置では検査
不能であった種々の対象物例えば構造物であるために周
囲に障害物があって走査が完全にできなかったシ、ある
いは移動不可能な被検体であっても容易にこれら被検体
の断面像を作成できる。また、広域重み係数を用いた逐
次近似再構成を行なうことによシ、データ収集に角度制
限がある被検体の場合も高品位な断面像を作成し得る断
層撮影装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明に係る断層撮影装置の一実
施例を説明するためのものであって、嬉1図(A)は放
射線検出系の平面図、同図の)は同図Cにの正面断面図
、第2図は装置の電気的構成をプロ、り化して示す図、
第3図は本発明装置の全体動作を説明する概略的なフロ
ーチャート、第4図は放・射線発生点と放射線検出点と
の関係を示す図、第5図は前処理済データを用いて逐次
近似法による画像再構成処理を行なう場合のフローチャ
ート、第6図は本発明装置の広域重み係数を示す説明図
、第7図および第8図は画像再構成を説明するための図
、第9図ないし第11図は更に逐次近似法の動作を具体
的に説明するためのもので、第9図は画像再構成処理回
路の機能ブロック図、第1θ図は第9図を更に尺体的に
したプロ、り図、第11図(2)、C刊は第9図および
第10図に基づいて画像再構成処理を具体的に説明する
フローチャート、第12図および第13図は被検体がは
み出している場合の画像再構成処理を説明するための図
であって、第12図(A)は非はみ出し状態にある場合
の説明図、第12図(Blは第11図(A)に示す関係
にある場合の再構成領域と逐次近似領域との関係図、第
13図(A)ははみ出し状態にある場合の説明図、第1
3図(B)は第13図面に示す関係にある場合の再構成
領域と逐次近似領域との関係図、第14図rAl、(B
)は従来装置の重み係数と本発明装置による広域重み係
数を用いた場合の断面像の説明図、第15図は従来OC
Tスキャナの概略構成図、第16図は従来OCTスキャ
ナにおける画像再構成処理を説明する模式図である。 20・・・支持機構部、22・・・内筒支持フレーム、
23・・・外筒支持フレーム、24・・・固定フレーム
、25・・・螺子体、26・・・ねじ保合部、21・・
・上下動駆動部、30・・・走査部、31・・・走査フ
レーム、′32・・・放射線発生器、34・・・放射線
検出器、36・・・リファレンス検出器、32・・・デ
ータ収集部、38・・・回転駆動部、39・・・エンコ
ーダ、40・・・安全スイッチ、41・・・障害物、4
2・・・スライス54・・・制御コンソール、55・・
・画像再構成処理回路、56・・・CRTディスプレイ
、57・・・ディスク装置。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦#!3図 第6図 第8図 第9図 第11図 (A) 第11図 CB) (B) 第13図 (A) CB) 第14図 (A) ■ CB) 第15図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)角度制限される放射線検出系によって取得された
    被検体の吸収データから断面像を作成する断層撮影装置
    において、少なくとも非データ収集区間を零とし、デー
    タ収集区間を所定の重み係数とする広域重み係数を用い
    て逐次近似法により被検体の断面像を作成する画像作成
    手段を備えたことを特徴とする断層撮影装置。
  2. (2)広域重み係数は、データ収集区間のうち両端の重
    みを大きくしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の断層撮影装置。
  3. (3)広域重み係数は、データ収集区間内の重みをほぼ
    同一の値としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の断層撮影装置。
JP60066946A 1985-03-30 1985-03-30 断層撮影装置 Pending JPS61225640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60066946A JPS61225640A (ja) 1985-03-30 1985-03-30 断層撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60066946A JPS61225640A (ja) 1985-03-30 1985-03-30 断層撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61225640A true JPS61225640A (ja) 1986-10-07

Family

ID=13330684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60066946A Pending JPS61225640A (ja) 1985-03-30 1985-03-30 断層撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61225640A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148076A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 General Electric Co <Ge> 多モードエッジ情報を用いる反復ct再構成方法
JP2006025868A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像処理装置及び画像処理方法並びにx線ctシステム
JP2014004359A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 General Electric Co <Ge> 反復式再構成の方法及び装置
JP2015500118A (ja) * 2011-12-13 2015-01-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 正則化及び/又は画像ノイズ除去を用いた反復画像再構成のための正則化係数の自動決定
WO2016002084A1 (ja) * 2014-07-04 2016-01-07 株式会社島津製作所 画像再構成処理方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005148076A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 General Electric Co <Ge> 多モードエッジ情報を用いる反復ct再構成方法
JP4711662B2 (ja) * 2003-11-17 2011-06-29 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 多モードエッジ情報を用いる反復ct再構成方法
JP2006025868A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc 画像処理装置及び画像処理方法並びにx線ctシステム
JP4535795B2 (ja) * 2004-07-12 2010-09-01 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 画像処理装置及びx線ctシステム
JP2015500118A (ja) * 2011-12-13 2015-01-05 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 正則化及び/又は画像ノイズ除去を用いた反復画像再構成のための正則化係数の自動決定
JP2014004359A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 General Electric Co <Ge> 反復式再構成の方法及び装置
WO2016002084A1 (ja) * 2014-07-04 2016-01-07 株式会社島津製作所 画像再構成処理方法
CN106471392A (zh) * 2014-07-04 2017-03-01 株式会社岛津制作所 图像重构处理方法
JPWO2016002084A1 (ja) * 2014-07-04 2017-04-27 株式会社島津製作所 画像再構成処理方法
CN106471392B (zh) * 2014-07-04 2019-02-15 株式会社岛津制作所 图像重构处理方法
US10304218B2 (en) 2014-07-04 2019-05-28 Shimadzu Corporation Image reconstruction processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4701029B2 (ja) 線量報告のための計算機式断層写真法線量指標測定用ファントムの選択
CN101772324B (zh) X射线ct装置
US4570264A (en) Tomographic X-ray apparatus for the production of transverse layer images
US4024403A (en) X-ray cardiovascular examination apparatus
US4409616A (en) Digital dental system and method
US5273043A (en) Medical imaging apparatus with accurate patient postioning
JP3732568B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2001212129A (ja) Ct装置による検査対象物の走査方法並びにct装置
US5473663A (en) Method for evaluating the performance of detectors in a computed tomography system
JPS6343097B2 (ja)
US6778628B2 (en) X-ray computed tomography apparatus
JPH02121067A (ja) スキャナの移動によるスキャナの画像不良の補正方法とシステム
JPH1052426A (ja) パノラマ断層撮影を実施するための放射線診断装置及びその作動方法
JPH09285462A (ja) 計算機式断層写真法システム用の計算機
EP0430506A2 (en) Reducing patient translation artifacts in tomographic imaging
JPS61225640A (ja) 断層撮影装置
GB1577641A (en) X-ray system having a driving mechanism for an x-ray sourc and an x-ray detector
JPS61155845A (ja) 断層撮影装置
JPS62284250A (ja) 産業用ctスキヤナ
JPH03114445A (ja) X線ct装置
JP2605048Y2 (ja) ヘリカルスキャン型x線ct装置
US5982848A (en) X-ray diagnosis machine having displaceable measurement field
JP2827425B2 (ja) 骨塩定量装置
JP2007167411A (ja) デジタル表示装置
JPS6348541B2 (ja)