JPS61225121A - 喘息予防剤及びその製剤法 - Google Patents

喘息予防剤及びその製剤法

Info

Publication number
JPS61225121A
JPS61225121A JP6332085A JP6332085A JPS61225121A JP S61225121 A JPS61225121 A JP S61225121A JP 6332085 A JP6332085 A JP 6332085A JP 6332085 A JP6332085 A JP 6332085A JP S61225121 A JPS61225121 A JP S61225121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mtb
asthma
test
drug
aqueous solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6332085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0672095B2 (ja
Inventor
Toru Abe
亨 阿部
Yukiyoshi Yanagihara
柳原 行義
Takao Shinoda
信太 隆夫
Shigekatsu Kono
茂勝 河野
Katsuya Ohata
大幡 勝也
Yoshiaki Ogasawara
由明 小笠原
Shinji Kageyama
景山 真二
Toru Oguma
徹 小熊
Masahiro Tsuritani
釣谷 昌敞
Toshio Kuroda
敏男 黒田
Mitsumasa Hashimoto
光正 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Wakamoto Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP6332085A priority Critical patent/JPH0672095B2/ja
Priority to CH3336/85A priority patent/CH665637A5/fr
Priority to GB8519474A priority patent/GB2170403B/en
Priority to DE3530780A priority patent/DE3530780C2/de
Priority to US06/776,771 priority patent/US4778816A/en
Publication of JPS61225121A publication Critical patent/JPS61225121A/ja
Publication of JPH0672095B2 publication Critical patent/JPH0672095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)  発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、喘息予防剤及びその製剤法に関するものであ
る。更に詳しくは2本発明は5R8−A遊離抑制効果を
奏する量の5−(3−n−ブチルオキサリルアミノフェ
ニル)テトラゾール(以下MTBという)を有効成分と
して含有することを特徴とする喘息予防剤を提供するも
のである。M’l”Bは非常に優れた5R8−A遊離抑
制作用とヒスタミン遊離抑制作用を兼備していることか
ら、これを喘息患者に投与すれば、喘息惹起の原因物質
である上記両成分の遊離が効果的に抑制され。
喘息予防剤としての優れた効果を奏するものである。
(従来の技術) 喘息は発作性の呼吸困難と喘鳴を示す疾患で、気道狭窄
によって起こるものである。
気道狭窄の原因としては、気道平滑筋の収縮、気道粘膜
の浮腫、気道分校の亢進、気道内の粘液栓の形成などが
挙げられるが、最も重要なのは、気道平滑筋の収縮であ
る。
喘息患者は一般的に気道が過敏であり、吸入アレルゲン
を含めて多くの抗原に対してigE抗体を産生じ易く2
体内にIgE抗体を多祉保有しているため、花粉その他
のアレルゲン(抗原)を吸入した場合、気道粘膜上組織
(二豊富に存在する肥満細胞の表面で抗原抗体反応が起
こり易く、その反応を引金として遊離されるヒスタミン
及び5R8−Aによって。
平滑筋収縮を始めとする喘息諸症状を引起こすものであ
る。〔■ライフ・サイエンス発行;プログレス・イン・
メディシン(Progressin Me(4icin
e )第3巻1655−666頁(1983年)、〕ヒ
スタミンによる気管支平滑筋の収縮は非常(二敏感、即
時的2強力であるが、その重篤な発作は通常    −
゛ 比較的短時間でおさまる。
(アレルギー第7巻93−104頁、 1958年)こ
れ(二対し、5R8−At=よる気管支平滑筋の収縮は
、ゆっくり起こるが強力且つ長時間持続し、喘息患者に
堪えられない多大の苦痛を与えるため、この5R8−A
の遊離を効果的(二抑制する薬剤の開発が待望されてい
るところである。〔プログレス・イン・メディシン第3
巻655−666頁(1983)、 〕S R8−A 
(Slow reacting 5ubstance 
of an −aphylaxis )はIgE抗体の
関与する抗原抗体反応により肥満細胞等より遊離される
が、ヒスタミy (preformed mediat
orに属する)と異なり。
その反応の刺激で合成されるもの(newlyge−n
erated mediator i:属する)であり
、アラキドン酸から5−リポキシゲナーゼ(二より開始
される一連の反応により生成されるロイコトリエンC,
,D4.  E4(LTC4,L’l’D4. LTE
4)がその本体であり、それらの化学構造も明らかにさ
れている。(免疫薬理第2巻第2号207−213頁、
1984年、) MTBは本出願人会社の研究部に於いて合成され、抗ア
レルギー作用を示すことが見出された化合物である。(
特開昭57−11975号)MTBがヒスタミンの遊離
を抑制し、抗アレルギー作用を有することはすで(−公
知であるが、5R8−Aの遊離抑制作用については全く
知られていなかった。しジャパニーズ・ジャーナル・オ
ブ・ファーマコロジー(Jap−anese Jour
nal of Pharmacology )第32巻
689−697頁、1982年〕 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は、抗喘息剤の開発を目的とし。
喘息症状を悪化させる最も重要な原因物質が5R8−A
であること(二着目し、5R8−Aの遊離を効果的C二
抑制する化合物の探索のため種々スクリーニング試験を
行ない、MTBがその目的に合致する化合物であること
を見出した。
次いで、MTBの医薬品としての製剤改良研究を行ない
、MTB原末が水に難溶性の化合物であり、製剤加工の
際非常に取扱いにくく、原末をそのまま通常の方法で製
剤化した場合は製剤の崩解性及び溶出性が悪く、有効成
分の生体内利用率も不充分であることが分ったので、そ
れらの問題点を解決するため種々検討を行なった結果、
このたび喘息予防剤及びその製剤法の発明を完成したも
のである。
(2)発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明は「5R8−A遊離抑制効果を奏する電のM T
 Bを有効成分として含有することを特徴とする喘息予
防剤(以下本薬剤という)及びその製剤法」に関するも
のである。
本薬剤は1通常7錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の
経口投与剤として使用されるが。
吸入剤、坐剤、パップ剤、注射剤等としても使用出来る
本薬剤は2通常、成人1回当り約10〜500”9 r
好ましくは50〜300m9の割合で、投与することに
より優れた喘息予防効果が期待されるものである。
本薬剤を製造するに当り、慣用の製剤処方を採用するこ
とも出来るが、生体内利用率(Bioavoilabj
lity )を高めるため、M’l’Bをポリソルベー
ト80.ポリビニルピロリドン(以下PVPという)、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコ
ール(以下PEGという)、ヒドロジメチルセルロース
、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピ
ルメチルセルロースの群から選ばれる成分(以下特定分
散剤ということがある)の1種又は2種以上と非水溶媒
の共存下均一に混合した後井水溶媒を除去するか、又は
液状PECN二溶解した状態で有効成分として含有させ
、必要に応じ医薬品として許容される不活性担体で稀釈
して製剤化するのが好ましい。
この方法(以下新製刑法という)に利用する不活性溶媒
はMTBと特定分散剤の両成分を同時に溶解又は分散す
るもので且つ蒸発除去の容易なものであれば特に限定し
ないが9通常メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、アセトン、ジクロルメタン等を単独又は混合
して使用する。
特定分散剤は水及び非水溶媒の両方に分散又は溶解する
比較的高分子の成分からなり。
その使用量は種類によりかなり相違するが。
MTB1重量部に対し9通常0.01〜10重量部の範
囲で適宜選択出来る。
PEGは平均分子量200〜6000程度のものが好適
に使用出来る。
不活性担体は医薬品として許容されるものであれば特に
限定されないが9通常結晶セルロース、コーンスターチ
、マンニット、軽vt無水ケイ酸、カオリン等が使用出
来る。
新製剤法によれば、有効成分NTBが特定分散剤と共に
非水溶媒に溶解又は分散された後、溶媒蒸発と共に固溶
体を形成するか又は共同沈殿を生じあるいは特定分散剤
が液状のPEGの場合はこれにMTBが溶解した状態の
製剤が提供され2分散性及び溶出性の著しく優れた生体
内利用率の高い本薬剤を製造することが出来る。
示差熱走査熱量測定装置(D8C30型、島津製作所製
)による測定で、MTBは結晶性を示す吸収のピークを
示したが、特定分散剤と共に非水溶媒共存下混合処理し
た物はピークを示さなかったことから、新製剤法に於け
る非水溶媒処理は単に混合効率を高めるのみでなく:、
MTBの結晶構造自体に変化を起こすことが認められた
又、この新製剣法C二於いて、担体を使用せず又は制限
して使用してMTBを高濃度に含むプレミックスを調製
し、このプレミックスな担体で稀釈して常法により任意
の形態の製剤にすることが出来るし、前記特定分散剤を
担体と兼用して多量に使用し製剤化することも出来る。
通常は、一般に用いられる担体、結合剤。
甘味料その他補助物質を特定分散剤と共に同時に混合し
て非水溶媒を用いる湿式造粒法で顆粒剤、散剤、粉剤等
を得、必要に応じこれらをカプセルに充填してカプセル
剤とするか又は打錠して錠剤にするのが簡便である。
この場合、MTB及び特定分散剤が非水溶媒によって完
全には溶解されなかった場合でも、MTB製剤の溶出性
は予想外(二高い値を示すものである。
実施例1゜ MTB5(1,結晶セルC7−ス44S’、  コーン
スターチ10f及び低置換ヒドロキシプロピルセルロー
ス1(lを混和し、これ(二PVP6fをイソプロピル
アルコール30−に溶解して添加し、均一に混合した後
造粒し、40℃、5時間乾燥後整粒して細粒剤を得る。
実施例2゜ PVP6Fの代りにPVP4?とポリソルベー)−80
29を使用した外は実施例1と同様にして細粒剤を得、
これをゼラチン硬カプセルに充填してカプセル剤を得る
実施例3゜ MTBloorをアセトン500づに溶解し、これにポ
リソルベー) −801(lを加えて攪拌混合後、この
溶液(二結晶セルロース400F、低置換度ヒドロキシ
グロビルセルロース509及びコーンスターチ440v
を添加し、均一に混合した後、50℃で5時間乾燥後整
粒して散剤を得る。
実施例4゜ MTBloor、結晶セルロース420F、  コーン
スターy−4002及び低置換度ヒドロキシプロピルセ
ルロース3(lを混合した後、PVP5(1をイソプロ
ピルアルコール5501Rtに溶解して加え、練合して
0.7mm Bスクリーンを使って押し出し顆粒状とし
、 50℃で5時間乾燥後整粒して500■中50■の
MTBを含有する顆粒剤を得る。
実施例5゜ MTBI(lとヒドロキシプロピルメチルセルロース2
(lをジクロルメタン・エタノール等量混液200−に
加え、溶解後軽質無水ケイ酸201を添加して均一(二
混合し、減圧下溶媒留去乾燥して40メツシユの篩を通
過させた後、マンニット50vを添加して均一(:混合
し散剤を得る。
実施例6゜ MTBlooFをジクロルメタン・エタノール等量混合
液300−に溶解し、これにポリソルベー ト−803
9を加えて溶解し2次いで結晶セルロース1672を添
加して均一に混合後、50℃で4時間乾燥して粉末化す
る。これにステアリン酸マグネシウム4fを加えて均一
に混合し。
この混合粉末を4号カプセルに137■宛充填して、1
力プセル中MTB50■を含む硬カプセル剤を得る。
実施例7゜ MTBloorを平均分子量400のPEG40(1に
溶解し、これ(二軽質無水ケイ酸200v及びカルボキ
シメチルセルロースカルシウム300vを混合して粉末
とする。これを42メソシーの篩を通過させて500〜
中MT850111P含有の散剤を得る。
実施例8゜ M’I’B100F、結晶セルロース802.コーンス
ターf20f及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス169を混合し、これ(二PVP16f及びポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油42をエタノール120mJl
二溶解して添加し、均一(二混線した後造粒を行い、こ
れを50℃4時間乾燥し、整粒後タルク4vを加えて均
一に混合し、120m1;宛4号カプセル(二充填して
1力プセル中MTB50Inyを含む硬カプセル剤を得
る。
実施例9 MTBlooF及び平均分子量600Cl)PEG80
f     。
をジクロルメタン・エタノール等量混合液500−に溶
解し、これに軽質無水ケイ酸209を加え混合後50℃
で4時間乾燥後粉砕し1次いで結晶セルロース882.
カルボキシメチルセルロース1(l及びステアリン酸マ
グネシウム21を加え。
常法により打錠して1錠中MTB約501n9含有する
錠剤を得る。
実施例10゜ MTBlooF、結晶セルロース80f、コーンスター
チ369及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロース1
02を混合し、これにPVPI(l及びポリソルベー)
−802rをエタノール120−に溶解して添加し、均
一に練合後、 0.7n+m (1)スクリーンで押し
出し顆粒状とし、50℃で5時間乾燥後整粒し、ステア
リン酸マグイ・シウム22を加えた後、常法により打錠
して直径7rtan、重量120m1;i’の錠剤を得
る。
実施例11 M ’I’ B 2 ?をアセトン10tl:溶解し、
これにポリソルベー) −800,25’を加えて攪拌
混合し。
この溶液なカオリン511.8 Fと均一に混和後乾燥
して乾燥粉末を得る。一方、グリセリン4407を10
0℃に加熱して水分を除き、これにホウ酸45りを加え
て溶解し、これに上記乾燥粉末を混和し、冷機チモール
0.!Mを0.5tのハツカ曲に溶解して添加し、よく
混和してパップ剤を得る。
(3)発明の効果 本薬剤は、喘息発作の引金となるヒスタミン及び5R8
−Aの遊離抑制作用が非常に尚く、又喘息発作時の気道
狭窄(呼吸口低下)の予防効果も非常に優れた喘息の予
防薬である。
以下2本薬剤の効果を試験例により詳細に説明する。
試験例1゜ 試験方法 八−トレイ(Hartley )系雄性モルモットに抗
BSAモルモット血清(0,5mJ/頭)を静脈内投与
して受動的に感作した。2日後、放血致死させて得られ
た肺を切片とした後、所定濃度の供試薬剤で処置し、5
分間経過後抗原を作用させて遊離したヒスタミン及び5
R8−Aの量を測定し、対照群(薬剤処質しなかった群
)の遊離量と比較して遊離抑制率((6)を算出した。
o−R 遊離抑制率−−X 100 ((社) R。
供試薬剤は本発明薬剤のMTBと比較薬剤のブロモグリ
フ酸ナトリウム(以下DSCGという)及びトラニラス
ト(以下N−5′という)を用い、濃度10−8〜10
−’ (タル)の範囲で試験した。なお、ヒスタミンの
測定はジャーナル・オブ・アレルギー(Journal
 of AIlergy )第46巻12〜20頁、 
 1970年に記載のメイ・シー・ディー等(May、
 C,D、 et al )の方法に準じ、螢光法によ
り行った。5R8−Aの測定は、薬物学実験(高木敬次
部、小澤光共著、南山堂発行)に記載のマグナス(Ma
gnus )法により行った。
試験結果 本試験の成績は第1表に示す通りである。
各測定直は3回の平均値で示した。
第1表 第1表の成績から明らがなように2本発明薬剤MTBは
公知のDSCG及びN−5′に比較してヒスタミン及び
S RS−Aの遊離抑制率が著しく高く、特に5R8−
A遊離抑制率は1o−6〜1o−’(?y賃)の濃度に
於いて49〜66係と高い直を示した。
試験例2゜ 試験方法 アカゲザルの肺を切片とした後、ヒト・アトピー性血清
で受動的に感作を行い、以後試験例1と同様な方法で試
験し9本発明薬剤 MTBのヒスタミン及び5R8−A
遊離抑制効果を公知の薬剤D8CGと比較した。
試験結果 第2表に示す通りである。各測定値は3回の試験例3゜ 試験方法 肺癌手術により切除されたヒト肺の、肉眼的正常部をア
カゲザルの場合に準じてヒト・アトピー性血清で受動的
に感作し、以後試験例1と同様にして、供試薬剤のヒス
タミン及びS RS−Aの遊離抑制効果を測定した。
試験結果 本試験の結果は第3表に示す通りである。
各測定倣は3回の平均直で示した。
第3表 試験例4.(実験的喘息の予防効果試験)試験方法 モルモット抗DNP−As血清で受動的に感作したモル
モットを気密性の箱(二人れ、無麻酔。
無拘束下、ネブライザーを介して2.5m9/mlのD
NP−BAAを15秒間吸入させ実験的喘息を惹起させ
た。モルモット胸郭部の変動を差圧トランデューサーを
介してレコーダーに記録し。
1回当りの呼気量(ticlal volume )を
経時的に測定し、喘息惹起前の直と比較して呼気量低下
率を求めた。
供試薬剤は、MTBとN−5′を使用し、それぞれ25
ow/Kyの割合で、喘息惹起の60分前に経口投与し
た。
試験結果 本試験の結果は1%4表に示す通りである。
各測定値は7回の平均直で示した。
第4表 第4表の成績から明らかなよう(二1本発明薬剤MTB
投与群は薬剤を投与しない対照群及び比較薬剤N−5′
投与群のいづれと比較しても。
1回呼気量の低下が非常に少なく、特に、喘息惹起直後
の急激な呼気量低下に対する抑制効果が優れていた。
MTBの温血動物に対する急性毒性は第5表に示す通り
である。
第5表 供試動物は次の通りである。
マウス: day、  体重 20〜23y、1群20
匹ラット: wistar、体重110〜130r、 
1群10匹犬 : beagle、体重約8Ky、  
 1群3匹次(二新製剤法による本薬剤が奢るしく高い
溶出率及び生体内利用率(血中濃度)を示すことを説明
するため、試験例を示す。
試験例5.(溶出試験) 試験方法 溶出液として人工胃液(日本薬局方第1液)500−を
用い、液温37±05℃に保ち容器の底に供試薬剤(M
TB含1150rn9)を入れパドルを1100rpで
回転し、所定時間ごとに液をサンプリングし、経時的に
液中に溶出されたMTB量を分光光度法により測定した
供試薬剤 本発明A・・・・・・実施例6の硬カプセル剤本発明B
 ・・・・・・実施例10の錠剤比 較A ・・・・・
・常法による硬カプセル剤比 較B ・・・・・・常法
(二よる錠剤試験結果 第6表1=示す通り本発明薬剤は著しく商い溶出率を示
した。
第6表 本試験C二使用した比較薬剤は下記の処方で調製した。
比較A MTB結晶粉末501を乳糖681及びステアリン酸マ
グネシウム2fと均一(−混合し、120■スつカプセ
ルに充填し、1力プセル中MTB50η含有する硬カプ
セル剤を得る。
比較B MTB結晶粉末50f、乳糖40?、  ニアーンスタ
ーテ151.結晶セルロース101.デンプンのり3t
を混合し、約40−の水を加えて練合し、直径7mのス
クリーンより押し出し、顆粒状として乾燥後、整粒して
ステアリン酸マグネシウム22を加えて打錠し、1錠中
M T B50り含有する錠剤を得る。
試験例6  (血中濃度測定試験) 試験方法 24時間絶食させた体重約10に4の雄性ピーグル大1
群5頭に供試薬剤を経口投与した。薬剤投与後所定時間
ごと(二採血して、MTBの血中濃度を液体クロマトグ
ラフィーにより測定した。
供試薬剤 試験例5と同じ。
試験結果 本試験の結果は第7表に示す通りである。
第7表 備考=1)  表中の成績は5頭の平均値で示した。
2)NDは検出できなかったことを示す。
以上の各試験例から明らかなように2本発明によれば、
非常に優れた5R8−A遊離抑制効果を奏する喘息予防
剤を製造し得るものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SRS−A遊離抑制効果を奏する量の5−(3−
    n−ブチルオキサリルアミノフェニル)テトラゾールを
    有効成分として含有することを特徴とする喘息予防剤。
  2. (2)SRS−A遊離抑制効果を奏する量の5−(3−
    n−ブチルオキサリルアミノフェニル)テトラゾールを
    ポリソルベート80、ポリビニルピロリドン、ポリオキ
    シエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール、ヒ
    ドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
    ース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースの群から
    選ばれる分散剤の1種又は2種以上と非水溶媒の共存下
    均一に混合した後非水溶媒を除去するか又は液状ポリエ
    チレングリコールに溶解した状態で有効成分として含有
    させることを特徴とする喘息予防剤の製剤法。
JP6332085A 1984-12-24 1985-03-29 喘息予防剤及びその製剤法 Expired - Lifetime JPH0672095B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332085A JPH0672095B2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 喘息予防剤及びその製剤法
CH3336/85A CH665637A5 (fr) 1984-12-24 1985-08-02 5-(3-n-butyloxalylaminophenyl)tetrazole comme agent antiasthmatique, composition le contenant et procede de preparation de la composition.
GB8519474A GB2170403B (en) 1984-12-24 1985-08-02 Medicament for treatment of asthma and preparation thereof
DE3530780A DE3530780C2 (de) 1984-12-24 1985-08-28 Neue pharmazeutische Verwendung von 5-(3-n-Butyloxalylaminophenyl)-tetrazol
US06/776,771 US4778816A (en) 1984-12-24 1985-09-17 Anti-asthmatic composition and process for preparing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6332085A JPH0672095B2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 喘息予防剤及びその製剤法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61225121A true JPS61225121A (ja) 1986-10-06
JPH0672095B2 JPH0672095B2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=13225855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6332085A Expired - Lifetime JPH0672095B2 (ja) 1984-12-24 1985-03-29 喘息予防剤及びその製剤法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0672095B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540140A (ja) * 1999-03-25 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 固体医薬剤形のための粉末形態の可溶化賦形剤
US7514552B2 (en) 2003-05-30 2009-04-07 Asahi Kasei Chemicals Corporation Cellulose powder

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540140A (ja) * 1999-03-25 2002-11-26 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 固体医薬剤形のための粉末形態の可溶化賦形剤
JP4926319B2 (ja) * 1999-03-25 2012-05-09 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 固体医薬剤形のための粉末形態の可溶化賦形剤
US7514552B2 (en) 2003-05-30 2009-04-07 Asahi Kasei Chemicals Corporation Cellulose powder

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0672095B2 (ja) 1994-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8753679B2 (en) Capsule formulation of pirfenidone and pharmaceutically acceptable excipients
JP2003503380A (ja) 無定形硝酸エステルおよびその製剤組成物
JP3967924B2 (ja) 溶出性の改善されたプランルカスト固体分散系及びその製造方法
JP2008536922A (ja) オランザピンの医薬用経口崩壊錠
JPH02268178A (ja) 3―ホルミルアミノ―7―メチルスルホニルアミノ―6―フェノキシ―4h―1―ベンゾピラン―4―オンまたはその塩を含有する抗炎症製剤
JP2004131393A (ja) 易溶出性製剤
JP5721093B2 (ja) 崩壊錠
TW202200123A (zh) 一種複合物的藥物組合物及其製備方法
WO2021053651A1 (en) Extract of cocculus hirsutus for treatment of covid-19
JP4152641B2 (ja) チアゾリジン誘導体の副作用軽減剤
US4778816A (en) Anti-asthmatic composition and process for preparing the same
JPS61225121A (ja) 喘息予防剤及びその製剤法
AU2013201986B2 (en) Capsule Formulation Of Pirfenidone And Pharmaceutically Acceptable Excipients
AU2014240300C1 (en) Capsule Formulation of Pirfenidone and Pharmaceutically Acceptable Excipients
JPS61151116A (ja) 5−(3−n−ブチルオキサリルアミノフエニル)テトラゾ−ル含有医薬品組成物の製造法
RU2391099C2 (ru) Лекарственное средство, предназначенное для перорального введения, содержащее ингибитор циклооксигеназы-2, и способ его получения
CN106668018A (zh) 一种右兰索拉唑钠的缓释胶囊及其制备方法
CN106890183A (zh) 一种高生物利用度的达比加群酯药物组合物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term