JPS6122471Y2 - - Google Patents

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JPS6122471Y2
JPS6122471Y2 JP10350879U JP10350879U JPS6122471Y2 JP S6122471 Y2 JPS6122471 Y2 JP S6122471Y2 JP 10350879 U JP10350879 U JP 10350879U JP 10350879 U JP10350879 U JP 10350879U JP S6122471 Y2 JPS6122471 Y2 JP S6122471Y2
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JP
Japan
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magnet
pole piece
magnetic pole
case
iron bowl
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JP10350879U
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JPS5622979U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関点火用磁石発電機の回転子に
関し、特に回転子に設けられる磁石を強固に接着
保持するための改良された磁石保持構造に関す
る。
第1図は従来の磁石発電機の磁石保持構造を示
している。同図に示す様に鉄椀1の内側に磁石ケ
ース2を配置し、磁石3及び磁極片4が前記鉄椀
1と磁石ケース2に挾込まれ、更に磁石3の磁石
ケースと反対側の端面にはケースカバー5が配置
され、図示されない脚部によつて磁石ケース2と
の間で嵌合状態となり、磁石3が保持される。こ
の構成で鉄椀1を例えば誘導加熱等の方法で加熱
した状態において矢印Aの如く接着剤を注入する
と接着剤は鉄椀1と磁石3の間の間隙6→鉄椀1
と磁石3の接触面7→磁石ケース2と磁石3の接
触面3へと流れ、更に毛細管現象により磁石3と
磁極片4の接触面9へと流れる。接着剤が注入さ
れた後、鉄椀1の端部10を巻締め等の加工で内
側へ曲げ、磁石ケース2、磁石3、磁極片4及び
ケースカバー5を固く保持する。
ところが、上述した従来の磁石保持構造では磁
石3と鉄椀1は接触面7に流れた接着剤の効果で
充分に固着されるが、磁石3と磁極片4は毛細管
現象を利用して磁石ケース2側から接着剤を吸い
上げて固着しようとするものであるので、その効
果を上げるためには磁石3と磁極片4との間に均
一で、且つ僅少な間隙を設ける必要がある。しか
しながら加工精度上の問題で均一で且つ僅少な間
隙が得られにくいため磁石3と磁極片4は接着剤
の回りが充分でないため固着されにくいという問
題がある。又、前記間隙を均一で且つ僅少にする
ため磁石3と磁極片4の加工精度を上げると非常
に高価になるという問題がある。
本考案の目的は上記従来技術の欠点を解決し、
接着剤が磁石と鉄椀間と共に磁石と磁極片間にも
充分に流れ込み、磁極片、磁石および鉄椀を強固
に固着する改良された磁石保持構造を有する内燃
機関点火用磁石発電機の回転子を提供することで
ある。
本考案に従う磁石発電機の回転子は、鉄椀と、
鉄椀の内周面に外周が当接するように配設された
磁石と、磁石の内周面に外周が当接する磁極片
と、磁石および磁極片の一端面を覆うケースカバ
ーとを有している。ケースカバーは、磁石および
磁極片との当接面の反対側の面が鉄椀内周側に傾
斜する面を形成し、この傾斜面と前記の当接面間
に延びる穴と、この穴から磁石−磁極片接触面に
通ずる溝とを有している。このように構成するこ
とにより、穴に流し込まれる接着剤は傾斜面に沿
つて鉄椀−磁石接触面に流れ込むと共に、穴から
溝を経て磁石−磁極片接触面に充分に流れ込み、
鉄椀、磁石および磁極片間の強固な固着を可能と
する。
以下本考案の実施例を添付の図面を参照してさ
らに説明する。図を通じて同一要素は同一参照数
字が付してある。第2図乃至第4図は本考案の一
実施例の内燃機関点火用磁石発電機の回転子を示
している。第2図乃至第4図において1は鉄板な
どの磁性板を椀状に成形してなる鉄椀で、その内
周に非磁性材料から成る磁石ケース2を配置し、
磁石3および磁極片4が鉄椀1と磁石ケース2に
挾み込まれ、更に磁石2とは反対側にケースカバ
ー11が配置され、ケースカバー11の脚部15
(第4図)と磁石ケース2の図示されない穴が嵌
合状態になり、磁石3が保持される。ケースカバ
ー11には磁石3との当接面と反対側に鉄椀内壁
側への傾斜面14を設け、傾斜面14より磁石3
の端面へほぼ直角方向に複数個の穴12と該穴1
2に通じて磁石端面に沿う溝13を設けるととも
に、磁石3と共に鉄椀1と磁石ケース2によつて
挾み込まれた磁極片4を磁石3よりケースカバー
11側へ突出させ、前記溝13を塞ぐ様に配置さ
れている。この構成で鉄椀1をえば誘導加熱等の
方法で加熱した状態において矢印Bの如く接着剤
を注入し、その後で巻き締め等の加工方法で鉄椀
1の端部10を内側へ曲げて磁石ケース2、磁石
3、磁極片4及びケースカバー11を保持する。
上記構成中で穴12は複数個設けられているが、
穴は1個でも溝13が複数個あればよい。
次に、上記構成においてその作動を説明する。
鉄椀1、磁石ケース2、磁石3、磁極片4及びケ
ースカバー11を第2図に示す如く構成し、鉄椀
1を例えば誘導加熱等の方法で加熱熱した状態に
おいて、矢印Bの如く接着剤を注入すると接着剤
はケースカバー11の傾斜面14を流れ、鉄椀1
と磁石3の間隙6から鉄椀1と磁石3の接触面7
を通り、磁石3と磁石ケース2の接触面8へ流れ
る。又、ケースカバー11の穴12、溝13へ流
れたものは磁石3と磁極片4の接触面9へと流れ
る。この場合、前記ケースカバー11の穴12、
溝13は複数個設けてあるので注入された接着剤
が一ケ所の流れ易い経路のみに集中することな
く、複数個の溝13から磁石3と磁極片4の間に
細分化されて、広範囲にわたつて流れ込む。
以上述べたよう本考案においては、ケースカバ
ー11には磁石3との当接面と反対側に鉄椀内壁
側への傾斜面14を設け、傾斜面14より磁石3
の端面へ直角方向の穴12と穴12に通じて磁石
端面に沿う複数個の溝13を設けているので、矢
印Bの如く接着剤を注入すると接着剤はケースカ
バー11の傾斜面14を流れ、鉄椀1と磁石3の
間の間隙6から鉄椀1と磁石3の接触面7を通り
磁石3と磁石ケース2の接触面8へ流れる。又、
ケースカバー11の穴12、13へ流れたもは磁
石3と磁極片4の接触面9へと流れる。この場
合、接着剤はケースカバー11の傾斜面14の効
果によつて磁極片4の表面(磁石3との接触面9
と反対側)へと流れ出すこともなく鉄椀内壁側及
び穴12へと良好に流れる。又、前記穴12へ流
れた接着剤は一ケ所の流れ易い経路のみに集中す
ることなく、複数個の溝13から磁石3と磁極片
4の間に細分化されて広範囲にわたつて流れ込
む。この時、接着剤は前記溝13を塞ぐように配
置された磁極片4の壁に遮られて更に良好に磁石
3と磁極片4の間の接触面羅9に流れ込むので、
接着剤が硬化した後は磁石3は鉄椀1、磁石ケー
ス2、磁極片4及びケースカバー11と共に極め
て良好に固着されるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁石発電機の回転子の断面図、
第2図は本考案の磁石発電機の回転子の一実施例
の断面図、第3図は第2図に示す本考案のケース
カバーの平面図、第4図は第3図に示す本考案の
ケースカバーの断面図である。 1……鉄椀、2……磁石ケース、3……磁石、
4……磁極片、11……ケースカバー、12……
穴、13……溝、14……傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鉄椀と、前記鉄椀の内周に設けられた磁石ケー
    スと、外周面が前記鉄椀の内周に接触するように
    前記磁石ケース上に配設される磁石と、外周面が
    前記磁石の内周面と接触するように前記磁石ケー
    ス上に配設される磁極片と、前記磁石ケースと反
    対側の前記磁石および前記磁極片の一端を覆うよ
    うに配設されたケースカバーとを有し、前記磁石
    と前記鉄椀、磁石ケース、磁極片およびケースカ
    バーとの各接触面を接着剤により固着する内燃機
    関点火用磁石発電機の回転子において、 前記ケースカバーは、その前記磁石および前記
    磁極片との当接面と反対側の面にて前記鉄椀の内
    壁側へ傾斜する傾斜面と、前記傾斜面から前記磁
    石の当接面に通じる直角方向の穴と、この穴から
    前記磁石の当接面に沿つて前記磁石と前記磁極片
    との接触面まで延びていて先端が前記磁極片によ
    つて塞がれた複数個の溝とを有することを特徴と
    する内燃機関点火用磁石発電機の回転子。
JP10350879U 1979-07-26 1979-07-26 Expired JPS6122471Y2 (ja)

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JP10350879U JPS6122471Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26

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JP10350879U JPS6122471Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26

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Publication Number Publication Date
JPS5622979U JPS5622979U (ja) 1981-02-28
JPS6122471Y2 true JPS6122471Y2 (ja) 1986-07-05

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ID=29336216

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JP10350879U Expired JPS6122471Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26

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JP2001238375A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Moric Co Ltd 永久磁石界磁モータおよび永久磁石の固着方法

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Publication number Publication date
JPS5622979U (ja) 1981-02-28

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